JP5150671B2 - 給電回路 - Google Patents

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Description

本発明は、給電回路に係り、電源と、通常モード時に前記電源から通常電流の供給を受けて動作し、スリープモード時に前記電源から前記通常電流よりも小さい暗電流の供給を受けて動作する負荷と、前記電源と前記負荷との間に設けられた半導体スイッチと、を備えた給電回路に関するものである。
従来、車両においては、一般にバッテリやオルタネータ等の電源から、電線を介して各負荷に電源を供給するようになっている。上記電線には保護ヒューズが設けられ、この電線がショートして許容電流を超える過電流が流れたときに、電線が溶断される前に、保護ヒューズが溶断して電源供給を停止し、電線を保護するようになっている。
しかしながら、上記保護ヒューズは、大型で場所をとり、発熱量も高い、という問題があった。そこで、保護ヒューズに代えて、電線上に設けた半導体スイッチと、例えば電流センサにより過電流が検出されたときに半導体スイッチをオフするなど半導体スイッチのオンオフを制御する制御部と、から構成される半導体ヒューズを設けることが考えられている。
ところで、車両に搭載された負荷としての電子装置(例えばECU)には、イグニッションスイッチがオフして車両が停止しているスリープモードにおいても常に電力を供給する必要がある(例えば、時計機能の維持やメモリの保持のため)。このため、半導体ヒューズを設けると、スリープモードにおいても半導体スイッチをオンに維持する必要があり、上述した電流センサなどの周辺回路や制御部を通常通り動作させる必要がある。このため、スリープモード中に周辺回路や制御部での消費電力を抑えることができず、バッテリ上がりが生じてしまう恐れがある。
また、スリープモードにおける電子装置への電力供給を行う技術として図12に示す車両用暗電流測定回路が提案されている(特許文献1)。同図に示すように、車両用暗電流測定回路100は、バッテリ101と、バッテリ101から電源供給を受けて動作する負荷としてのECU102と、バッテリ101−ECU102間に設けられたリレー103と、リレー103と並列に接続された電流測定回路104と、電流測定回路104に接続された制御ユニット105と、を備えている。上記電流測定回路104は、互いに直列接続された電流検出手段としての電流センサ104aと、半導体スイッチ104bと、から構成されている。
上述した制御ユニット105は、通常モード時にはリレー103をオンすると共に半導体スイッチ104bをオフとするので、電流はリレー103を介してECU102に供給される。一方、スリープモード時にはリレー103をオフすると共に半導体スイッチ104bをオンとするので、電流は電流測定回路104を介してECU102に供給される。このため、電流センサ104aは、ECU102が通常モード時の電流は測定せずに、ECU102のスリープモード時における電流(暗電流)を測定する。暗電流の値は通常モードにおけるECU102に流れる電流の値に比べ小さいため、電流測定回路104を用いずにリレー103に流れる電流を測定するよりも電流センサ104aの測定範囲を狭くすることができる。
上述した車両用暗電流測定回路100では、ECU102のスリープモードにおいては電流測定回路104を通じてECU102に電流が供給される。このため、スリープモードにおいても電流センサ104aを動作させたり、半導体スイッチ104bをオンさせる必要があるので、この場合も、電流測定回路104での消費電力により、バッテリ上がりが生じてしまう恐れがある、という第1の問題点が生じていた。
また、リクライニングシートやスライドシートをスライドさせるモータなどの負荷は、イグニッションスイッチがオフして車両が停止しているスリープモードにおいてもリクライニングスイッチやスライドスイッチの操作に応じて電力を供給する必要がある。このため、半導体ヒューズを設けると、スリープモードにおいても半導体スイッチをオンに維持する必要があり、上述した電流センサなどの周辺回路や制御部を通常通り動作させる必要がある。このため、スリープモード中に周辺回路や制御部での消費電力を抑えることができず、バッテリ上がりが生じてしまう恐れがある。
そこで、リグライニングスイッチやスライドスイッチがオン操作されている間だけ半導体スイッチをオンさせて省電力を図る図13に示すような給電回路106が考えられる。同図に示すように、給電回路106は、電源としてのバッテリ101と、バッテリ101から電源供給を受けて動作する負荷としてのリクライニングシートモータ102a及びスライドモータ102bと、リクライニングシートモータ102a及びスライドモータ102bの両端にそれぞれ設けられた半導体スイッチ群107と、を備えている。
半導体スイッチ群107は各々、バッテリ101とグランドとの間に互いに直列接続された一対の半導体スイッチ107aから構成されていて、一対の半導体スイッチ107a間の接続点がリクライニングシートモータ102a及びスライドモータ102bの両端に接続されている。これにより、リクライニングシートモータ102a及びスライドモータ102bに流れる電流の向きを半導体スイッチ107aにより制御できる。
また、給電回路106は、リクライニングシートを駆動する際に操作されるリクライニングシートスイッチ106aと、シートをスライドさせる際に操作されるスライドスイッチ106bと、リクライニングシートスイッチ106a及びスライドスイッチ106bの操作に応じて半導体スイッチ107aのオンオフ制御を行う制御部108と、を備えている。
上述した従来の給電回路106によれば、各モータ102a及び102bに対してそれぞれ4つの半導体スイッチ107aが必要となり、その結果、制御する基板が設置されるリレーブロック(以下R/B)、ジャンクションブロック(J/B)の小型・軽量化が困難になる。また、各モータ102a及び102bに対して電源線L1が2本、リクライニングシートスイッチ106a及びスライドスイッチ106bと制御部108とを接続する信号線L2が2本となり、車両内のワイヤーハーネスが肥大化する、という第2の問題点が生じていた。
また、スリープモードに流れる暗電流は、上述したようにイグニッションがオンしている通常モード時に比べて非常に小さい電流である。しかしながら、船積み時など長期間車両が停止している場合、この暗電流でもバッテリ上がりを生じさせてしまう恐れがあった。
そこで、上記船積み時など長期間車両が停止しているときの暗電流カットを目的として、スリープモードになってから所定時間経過後に半導体ヒューズを構成する半導体スイッチをオフして暗電流を遮断する保護装置が考えられている(特許文献3)。しかしながら、この従来の保護装置では、スリープモードになってから一定時間経過するまで半導体スイッチのオンを維持する必要があり、上述した電流センサなどの周辺回路や制御部を通常通り動作させる必要がある。このため、スリープモード中に周辺回路や制御部での消費電力を抑えることができず、バッテリ上がりが生じてしまう恐れがある、という第3の問題点が生じていた。
特開2007−203929号公報 特開2002−78183号公報 特開平9−202195号公報
そこで、本発明は、スリープモードにおける消費電力を低減した給電回路を提供することを第1の課題とする。また、本発明は、半導体スイッチ、電源線、信号線の削減を図りつつ省電力化を図った給電回路を提供することを第2の課題とする。また、本発明は、スリープモードにおける消費電力を低減しつつ長期間保管時の暗電流をカットした給電回路を提供することを第3の課題とする。
上述した第1及び第2の課題を解決するための請求項1記載の発明は、電源と、通常モード時に前記電源から通常電流の供給を受けて動作し、スリープモード時に前記電源から前記通常電流よりも小さい暗電流の供給を受けて動作する負荷と、前記電源と前記負荷との間に設けられた半導体スイッチと、を備えた給電回路において、前記通常モード時に前記半導体スイッチをオン制御して前記半導体スイッチを介して前記負荷に前記通常電流を供給し、前記スリープモード時に前記半導体スイッチをオフ制御する半導体スイッチ制御手段と、前記半導体スイッチに並列接続されたバイパス抵抗と、前記電源と前記負荷との間に設けられたオンオフ操作が行われる第1スイッチ手段と、前記半導体スイッチがオフ制御されている間、前記第1スイッチ手段のオンオフ状態を示す前記半導体スイッチの下流側の電圧に基づいて前記第1スイッチ手段のオンオフを判定するオンオフ判定手段と、を備え、前記スリープモード時に前記バイパス抵抗を介して前記負荷に前記暗電流が供給でき、かつ、当該バイパス抵抗よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が前記電線に流れないような抵抗値に前記バイパス抵抗が設けられ、前記半導体スイッチ制御手段が、前記半導体スイッチをオフ制御しているときに前記オンオフ判定手段により前記第1スイッチ手段のオンが判定されると、前記半導体スイッチをオン制御することを特徴とする給電回路に存する。
請求項2記載の発明は、前記半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段をさらに備え、前記電流検出手段が、前記スリープモード時に電流検出を停止することを特徴とする請求項1に記載の給電回路に存する。
請求項記載の発明は、前記負荷が、モータであり、前記第1スイッチ手段が、前記モータの両端にそれぞれ設けられ、前記モータの両端の接続を前記電源及びグランドの間で切り替え可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給電回路に存する。
請求項記載の発明は、前記半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記オンオフ判定手段が、前記半導体スイッチがオン制御している間、前記電流検出手段により検出された電流に基づいて前記第1スイッチ手段のオンオフを判定し、前記半導体スイッチ制御手段が、前記半導体スイッチをオン制御しているときに前記オンオフ判定手段により前記第1スイッチ手段のオフが判定されると、前記半導体スイッチをオフ制御することを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の給電回路に存する。
請求項記載の発明は、前記半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、前記半導体スイッチ制御手段が、前記半導体スイッチをオン制御しているときに前記電流検出手段により所定電流を超えた電流が検出されてから第1所定時間経過後に前記半導体スイッチをオフ制御することを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の給電回路に存する。
請求項記載の発明は、前記半導体スイッチ制御手段が、前記電流検出手段により前記所定電流を超えた電流が前記第1所定時間より短い第2所定時間以上継続して検出されたときに、前記半導体スイッチをオフ制御することを特徴とする請求項に記載の給電回路に存する。
また、上述した第3の課題を解決するための請求項7記載の発明は、電源と、通常モード時に前記電源から通常電流の供給を受けて動作し、スリープモード時に前記電源から前記通常電流よりも小さい暗電流の供給を受けて動作する負荷と、前記電源と前記負荷との間に設けられた半導体スイッチと、を備えた給電回路において、前記通常モード時に前記半導体スイッチをオン制御して前記半導体スイッチを介して前記負荷に前記通常電流を供給し、前記スリープモード時に前記半導体スイッチをオフ制御する半導体スイッチ制御手段と、前記半導体スイッチに並列接続されたバイパス抵抗と、前記バイパス抵抗に直列接続され、かつ、前記半導体スイッチに並列接続された第2スイッチ手段と、前記スリープモードが第3所定時間以上継続したときに前記第2スイッチ手段をオフする第2スイッチ制御手段と、を備え、前記スリープモード時に前記バイパス抵抗を介して前記負荷に前記暗電流が供給でき、かつ、当該バイパス抵抗よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が前記電線に流れないような抵抗値に前記バイパス抵抗が設けられ、前記負荷が、複数設けられ、前記半導体スイッチが、各負荷に対応して複数設けられ、前記バイパス抵抗が、各半導体スイッチに対応して複数設けられ、前記第2スイッチ手段が、前記複数のバイパス抵抗に対して1つ設けられ、かつ、全ての前記バイパス抵抗に流れる電流の一括オンオフができるように設けられていることを特徴とする給電回路に存する。
請求項記載の発明は、前記第2スイッチ手段が、セットコイルに電流が流れるとオンするラッチリレーから構成され、前記セットコイルが、前記電源とグランドとの間に解除操作に応じてオンする解除スイッチと直列に接続されていることを特徴とする請求項に記載の給電回路に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、半導体スイッチ制御手段が、スリープモード時に半導体スイッチをオフ制御すると、バイパス抵抗を介して暗電流が負荷に供給される。このため、スリープモードにおいては半導体スイッチの駆動が不要となる。即ち、半導体スイッチの周辺回路や半導体スイッチ制御手段を通常通り動作させる必要がなくなり、周辺回路や半導体スイッチ制御手段を省電力モードに遷移させることができるため消費電力を低減できる。また、バイパス抵抗は、バイパス抵抗よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が電線に流れないような抵抗値に設けられているので、バイパス抵抗によって電流値が制限されて電線に許容電流を越えた過電流が流れることがない。このため、スリープモードにおいては電流センサやスイッチの駆動が不要となり周辺回路やスイッチ制御手段を省電力モードに遷移させて消費電力を低減して、バッテリ上がりを防止できる。また、電源と負荷との間にオンオフ操作が行われる第1スイッチ手段を設け、半導体スイッチにバイパス抵抗を並列接続させる。このように、半導体スイッチにバイパス抵抗を並列接続させると、半導体スイッチがオフの場合、半導体スイッチの下流側の電圧は、スイッチ手段のオンオフに応じて変動して第1スイッチ手段のオンオフ状態を示す。そして、オンオフ判定手段が、半導体スイッチがオフ制御されている間、第1スイッチ手段のオンオフ状態を示す半導体スイッチの下流側の電圧に基づいて第1スイッチ手段のオンオフを判定し、半導体スイッチ制御手段が、半導体スイッチをオフ制御しているときにオンオフ判定手段により第1スイッチ手段のオンが判定されると、半導体スイッチをオン制御する。従って、半導体スイッチの下流側の電圧に基づいて第1スイッチ手段のオンオフを判定するため、半導体スイッチ制御手段と第1スイッチ手段とを結ぶ信号線が必要なくなり、信号線の削減を図ることができる。しかも、第1スイッチ手段がオフのとき半導体スイッチをオフにするため、半導体スイッチの周辺回路や半導体スイッチ制御手段(制御部)を通常通り動作させる必要がなくなり、スリープモードに遷移させることができるため省電力化を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段が、スリープモード時に電流検出を停止するので、スリープモードにおいて電流検出手段の駆動が不要となり、より一層消費電力を低減して、バッテリ上がりを防止できる。
請求項記載の発明によれば、第1スイッチ手段が、モータの両端にそれぞれ設けられ、モータの両端の接続を電源及びグランドの間で切り替え可能に設けられているので、第1スイッチ手段によりモータに流れる電流の向きの切り換えを行うことができる。よって、半導体スイッチでモータに流れる電流の向きの切り換えを行う必要がなく、半導体スイッチでモータに流れる電流の向きの切り換えを行う場合に比べて半導体スイッチを4つから1つに削減できると共に電源線を4本から1本に削減することができる。
請求項記載の発明によれば、オンオフ判定手段が、半導体スイッチがオン制御している間、電流検出手段により検出された電流に基づいて第1スイッチ手段のオンオフを判定し、半導体スイッチ制御手段が、半導体スイッチをオン制御しているときにオンオフ判定手段により第1スイッチ手段のオフが判定されると、半導体スイッチをオフ制御する。従って、第1スイッチ手段がオフのとき半導体スイッチをオフにすることができ、半導体スイッチの周辺回路や半導体スイッチ制御手段(制御部)を通常通り動作させる必要がなくなり、スリープモードに遷移させることができるため省電力化を図ることができる。
請求項記載の発明によれば、半導体スイッチ制御手段が、電流検出手段により所定電流を超えた電流が検出されてから第1所定時間経過後に半導体スイッチをオフするので、半導体スイッチに流れる電流に基づいて第1スイッチ手段のオフを検出することが困難であっても、確実に第1スイッチ手段のオフに応じて半導体スイッチをオフすることができる。
請求項記載の発明によれば、半導体スイッチ制御手段が、電流検出手段により所定電流を超えた電流が第1所定時間より短い第2所定時間以上継続して検出されたときに、半導体スイッチをオフ制御するので、過電流を防止することができる。
請求項記載の発明によれば、半導体スイッチ制御手段が、スリープモード時に半導体スイッチをオフ制御すると、バイパス抵抗を介して暗電流が負荷に供給される。このため、スリープモードにおいては半導体スイッチの駆動が不要となり消費電力を低減できる。また、スリープモードが第3所定時間以上継続すると、第2スイッチ制御手段が、第2スイッチ手段をオフしてバイパス抵抗を介して流れる暗電流を遮断するので、長期間保管時の暗電流をカットすることができる。第2スイッチ手段が、複数のバイパス抵抗に対して1つ設けられ、かつ、全てのバイパス抵抗に流れる電流の一括オンオフができるように設けられているので、複数のバイパス抵抗毎に第2スイッチ手段を設ける必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
請求項記載の発明によれば、第2スイッチ手段を構成するラッチリレーのセットコイルが、電源とグランドとの間に解除スイッチと直列に接続されているので、解除操作が行われて解除スイッチがオンされるとセットコイルに電流が流れて、ラッチリレーがオンする。これにより、簡単な構成で解除操作に応じて自動的にラッチリレーをオンすることができる。
第1実施形態における本発明の給電回路を示す回路図である。 (A)は通常モードにおける電流の流れを示す回路図であり、(B)はスリープモードにおける電流の流れを示す回路図である。 第2及び第3実施形態における本発明の給電回路の一実施形態を示す回路図である。 第2実施形態における図3の給電回路を構成する制御部の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における図3に示す給電回路のスリープモードにおける動作を説明するための説明図である。 第3実施形態における図3の給電回路を構成する制御部の処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態における図3に示す給電回路のスリープモードにおける動作を説明するための説明図である。 第4実施形態における本発明の給電回路の一実施形態を示す回路図である。 図8の給電回路を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 (A)は通常モードにおける給電回路の動作を説明するための回路図であり、(B)はスリープモードにおける給電回路の動作を説明するための回路図であり、(C)は長期保管モードにおける給電回路の動作を説明するための回路図である。 他の実施形態における解除スイッチの一例を示す回路図である。 従来の給電装置としての車両用暗電流測定回路の一例を示す回路図である。 従来の給電回路の一例を示す回路図である。
第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態における給電回路を図面に基づいて説明する。図1に示すように、給電回路1は、電源としてのバッテリ2と、バッテリ2から電源供給を受けて動作する負荷としての電子装置3と、バッテリ2−電子装置3間に設けられた半導体ヒューズ4と、バイパス抵抗5と、を備えている。上記バッテリ2は、例えば車両に搭載される12Vバッテリである。電子装置3は、通常モード時にバッテリ2から通常電流IL1(図2参照)の供給を受けて動作し、スリープモード時にバッテリ2から通常電流IL1よりも小さい暗電流IL2(図2参照)の供給を受けて動作するECUなどの負荷である。
上記半導体ヒューズ4は、バッテリ2−電子装置3間に設けられた半導体スイッチ41と、半導体スイッチ41に流れる電流を検出して、半導体スイッチ41に過電流が流れたことを検出する電流検出手段としての過電流検出部42と、半導体スイッチ41のオンオフを制御する第1スイッチ制御手段としての制御部43と、を備えている。
上記半導体スイッチ41としては、例えば電界効果トランジスタが用いられている。上記過電流検出部42で用いられる電流センサは、電流を検出できるものであれば良く、例えば半導体スイッチ41に直列接続されたシャント抵抗の両端電圧を電流値として検出するものでも良いし、半導体スイッチ41に電流検出機能がある場合それを利用してもよい。制御部43は、スリープ信号が停止されている通常モード時に半導体スイッチ41をオン制御する。この通常モードにおいて制御部43は、過電流検出部42により過電流が検出されると半導体スイッチ41をオフして過電流を防止する。また、制御部43は、スリープ信号が出力されているスリープモード時に半導体スイッチ41をオフ制御する。
上記バイパス抵抗5は、半導体スイッチ41と並列に接続されている。また、上記バイパス抵抗5は、スリープモード時にバイパス抵抗5を介して電子装置3に暗電流IL2が供給でき、かつ、バイパス抵抗5よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が電線に流れないような大きな抵抗値に設けられている。
上述した構成の給電回路1の動作について図2を参照して説明する。例えば車両のイグニッションがオンしてスリープ信号が停止されると、通常モードとなり、制御部43は半導体スイッチ41をオンする。バイパス抵抗5>>半導体スイッチ41のオン抵抗であるため、半導体スイッチ41をオンすると、図2(A)に示すように、バイパス抵抗5に流れる電流IRはほぼ0となり、半導体スイッチ41を通じて電子装置3に通常電流IL1(≒Id)が供給される。また、スリープ信号が停止されて通常モードになると、過電流検出部42は過電流の検出を開始する。上記制御部43は、過電流検出部42により過電流が検出されると半導体スイッチ41をオフして電子装置3に流れる電流を遮断する。
また、車両のイグニッションがオフしてスリープ信号が供給されると、スリープモードとなり、制御部43は半導体スイッチ41をオフする。このため、図2(B)に示すように、バイパス抵抗5を通じて電子装置3に通常電流IL1よりも小さい例えば数100μA程度の暗電流IL2(≒IR)が供給される。また、スリープ信号が供給されると過電流検出部42は過電流検出を停止する。
上記バイパス抵抗5は、スリープモード時の電子装置3が必要な電流量が通常電流IL1よりもはるかに小さい暗電流IL2(例えば、数100μA)で良いため、大きな抵抗値(例えば数kΩ)に設定できる。この大きな抵抗値のバイパス抵抗5により電流値が制限されるためバイパス抵抗5よりも下流の電線が短絡しても電線に過電流が流れることはない。
上述した給電回路1によれば、制御部43が、スリープモード時に半導体スイッチ41をオフ制御すると、バイパス抵抗5を介して暗電流IL2が電子装置3に供給される。このため、スリープモードにおいては半導体スイッチ41の駆動が不要となり消費電力を低減できる。また、バイパス抵抗5は、バイパス抵抗5よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が電線に流れないような抵抗値に設けられているので、バイパス抵抗5によって電流値が制限されて電線に許容電流を越えた過電流が流れることがない。このため、スープモードにおいては過電流検出部42やスイッチの駆動が不要となり消費電力を低減して、バッテリ上がりを防止できる。
また、上述した給電回路1によれば、半導体スイッチ41に流れる電流を検出する過電流検出部42が、スリープモード時に電流検出を停止するので、スリープモードにおいて過電流検出部42の駆動が不要となり、より一層消費電力を低減して、バッテリ上がりを防止できる。
第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態における給電回路を図面に基づいて説明する。図3に示すように、給電回路1は、電源としてのバッテリ2と、バッテリ2から電源供給を受けて動作する負荷としてのリクライニングシートモータ31及びスライドモータ32と、バッテリ2−モータ31、32間に設けられたスイッチボックス6と、バッテリ2−モータ31、32間のスイッチボックス6より上流側に設けられた半導体ヒューズ4と、バイパス抵抗5と、を備えている。上記バッテリ2は、例えば車両に搭載される12Vバッテリである。
上記リクライニングシートモータ31は、車両のリクライニングシートを動かすためのモータであり、電流の流れる向きによってリグライニングシートを倒すように駆動したり、起すように駆動したりする。上記スライドモータ32は、車両のスライドシートを前後に動かすためのモータであり、電流の流れる向きによってスライドシートを前方に動かすように駆動したり、後方に動かすように駆動したりする。
上記スイッチボックス6は、各モータ31、32の両端に設けられた第1スイッチ手段としてのスイッチ61〜64を備えている。上記スイッチ61及び62は、ユーザの操作によってリクライニングシートモータ31の両端の接続をそれぞれバッテリ2及びグランドの間で切り替え可能に設けられている。また、上記スイッチ63及び64は、ユーザの操作によってスライドモータ32の両端の接続をそれぞれバッテリ2及びグランドの間で切り替え可能に設けられている。
半導体ヒューズ4は、バッテリ2−モータ31、32間に設けられた半導体スイッチ41と、この半導体スイッチ41に流れる電流を検出する電流検出手段としての過電流検出部42などの周辺回路と、半導体スイッチ41のオンオフを制御する第1スイッチ制御手段としての制御部43と、を備えている。上記半導体スイッチ41の下流側は制御部43に接続されていて、制御部43に半導体スイッチ41の下流側電圧Vsが供給されている。この下流側電圧Vsは、後述するように半導体スイッチ41がオフの間、スイッチ41〜44のオンオフ状態を示す電圧である。
上記半導体スイッチ41としては、例えば電界効果トランジスタが用いられている。上記過電流検出部42としては、電流を検出できるものであれば良く、例えば半導体スイッチ41に直列接続されたシャント抵抗の両端電圧を電流値として検出するものでも良いし、半導体スイッチ41に電流検出機能がある場合はそれを利用してもよい。制御部43は、過電流検出部42により検出された電流に基づいて過電流が検出されると半導体スイッチ41をオフして過電流を防止する。上記バイパス抵抗5は、半導体スイッチ41と並列に接続されている。このようにバイパス抵抗5を半導体スイッチ41と並列接続させると、半導体スイッチ41がオフの場合、半導体スイッチ41の下流側電圧Vsは、スイッチ61〜64のオンオフに応じて変動してスイッチ61〜64のオンオフ状態を示す。
上述した構成の給電回路1の動作について図4及び図5を参照して説明する。図4は給電回路1を構成する制御部43の動作を説明するためのフローチャートであり、図5は給電回路1の動作を説明するための説明図である。なお、図5においては、スライドモータ32や、過電流検出部42、制御部43については省略してある。まず、最初のステップS1において、制御部43は初期化処理を行う。このとき、スリープフラグをHiに設定する。次に、制御部43は、スリープフラグがLoか否かを判定する(ステップS2)。ステップS1からステップS2に進んだ場合、制御部43は、スリープフラグがHiであると判定して(ステップS2でN)、周辺回路及び制御部43自身をスリープモードに遷移させると共に半導体スイッチ41をオフする(ステップS5)。
このスリープモードにおいて、制御部43及び周辺回路は、通常モード時での通常消費電力よりも低い低消費電力で動作する。次に、制御部43は、オンオフ判定手段として働き、下流側電圧Vsが閾値を下回っているか否かを判定する(ステップS6)。
今、図5(A)に示すように、下流側のスイッチ61、62の接点がグランド側に接続されてオフされて、半導体スイッチ41がオフされているときは、半導体スイッチ41に流れる電流Isはほぼ0となり、バイパス抵抗5に流れる電流IRは0となる。また、半導体スイッチ41の下流側電圧Vsはバッテリ電圧とほぼ等しくなり、Hiレベルとなる。
次に、図5(B)に示すように、半導体スイッチ41がオフされている状態で、ユーザによりスイッチ61及び62の操作が行われて、スイッチ61の接点がグランド側に接続されスイッチ62の接点がバッテリ2側に接続されてオンされると、バッテリ2からバイパス抵抗5を介してリクライニングシートモータ31に電流が供給される。このとき、スイッチ62からスイッチ61に向かう電流がリクライニングシートモータ31に供給される。
上記バイパス抵抗5は非常に大きな抵抗値に設定されていて、このとき、リクライニングシートモータ31に供給される電流ILは非常に微弱であるため、リクライニングシートモータ31は駆動しない。上述したようにバイパス抵抗5が通電されるため、半導体スイッチ41の下流側電圧Vsは負荷抵抗分下がって、Loレベルとなる。以上のことから明らかなように、半導体スイッチ41がオフの場合、下流側電圧VsがHiレベルであればスイッチ61、62がオフであり、下流側電圧VsがLoレベルであればスイッチ61、62がオンしていると判定できる。
そして、制御部43は、図4に示すように、下流側電圧Vsが閾値以上である(Hiレベルである)と判定すると(ステップS6でN)、スイッチ61、62がオフであると判定して、スリープフラグをHiに設定した後(ステップS8)、再びステップS2に戻る。スイッチ61、62がオフの間は上記ステップS2、S5、S6、S8が繰り返し行われ、スリープモード、半導体スイッチ41のオフが維持される。
一方、制御部43は、下流側電圧Vsが閾値を下回っている(Loレベルである)と判定すると(ステップS6でY)、スイッチ61、62がオンしたと判定して、スリープフラグをLoに設定した後(ステップS7)、再びステップS2に戻る。ステップS7からステップS2に進んだ場合、制御部43は、スリープフラグがLoであると判定して(ステップS2でY)、周辺回路及び制御部43自身を通常モードに遷移させると共に半導体スイッチ41をオンする(ステップS3)。これにより、図5(C)に示すように、バッテリ2から半導体スイッチ41を介してリクライニングシートモータ31に駆動電流が供給され、リクライニングシートモータ31が駆動する。
その後、制御部43は、図4に示すように、過電流検出部42により検出された電流Isが0であるか否かを判定する(ステップS4)。図5(D)に示すように、半導体スイッチ41がオンされている状態で、ユーザによりスイッチ61及び62の操作が行われて、スイッチ61及び62の接点がグランド側に接続されてオフすると、バッテリ2からリクライニングシートモータ31に供給される駆動電流が遮断され、電流Isはほぼ0となる。制御部43は、図4に示すように、過電流検出部42により検出された電流Isが0であれば(ステップS4でN)、ステップ5に進んで上述したようにスリープモードに遷移すると共に半導体スイッチ41をオフする。一方、制御部43は、過電流検出部42により検出された電流Isが0でなければ(ステップS4でY)、ステップ2に戻る。スイッチ61、62がオンの間は上記S2、S3、S4が繰り返し行われ、通常モード、半導体スイッチ41のオンが維持される。
上述した給電回路1によれば、バッテリ2とモータ31、32との間にオンオフ操作が行われるスイッチ61〜64を設け、半導体スイッチ41にバイパス抵抗5を並列接続させる。このように、半導体スイッチ41にバイパス抵抗5を並列接続させると、半導体スイッチ41がオフの場合、半導体スイッチ41の下流側の電圧は、スイッチ61〜64のオンオフに応じて変動して、スイッチ61〜64のオンオフ状態を示す。そして、制御部43が、半導体スイッチ41がオフ制御されている間、スイッチ61〜64のオンオフ状態を示す半導体スイッチ41の下流側電圧Vsに基づいてスイッチ61〜64のオンオフを判定し、半導体スイッチ41をオフ制御しているときにスイッチ61〜64のオンが判定されると、半導体スイッチ41をオン制御する。従って、半導体スイッチ41の下流側電圧Vsに基づいてスイッチ61〜64のオンオフを判定するため、制御部43とスイッチボックス6内のスイッチ61〜64とを結ぶ信号線が必要なくなり、信号線の削減を図ることができる。しかも、スイッチ61〜64がオフのとき半導体スイッチ41をオフにするため、半導体スイッチ41の周辺回路や制御部43を通常通り動作させる必要がなくなり、スリープモードに遷移させることができるため省電力化を図ることができる。
また、上述した給電回路1によれば、スイッチ61〜64が、モータ31、32の両端にそれぞれ設けられ、モータ31、32の両端の接続をバッテリ2及びグランドの間で切り替え可能に設けられているので、スイッチ61〜64によりモータ31、32に流れる電流の向きの切り換えを行うことができる。よって、半導体スイッチ41でモータ31、32に流れる電流の向きの切り換えを行う必要がなく、半導体スイッチ41でモータ31、32に流れる電流の向きの切り換えを行う図13に示す場合に比べて半導体スイッチ41を4つから1つに削減できると共に電源線L1を4本から1本に削減することができる。
また、上述した給電回路1によれば、制御部43が、半導体スイッチ41がオン制御している間、過電流検出部42により検出された電流に基づいてスイッチ61〜64のオンオフを判定し、半導体スイッチ41をオン制御しているときにスイッチ61〜64のオフが判定されると、半導体スイッチ41をオフ制御する。従って、スイッチ61〜64がオフのとき半導体スイッチ41をオフにすることができ、半導体スイッチ41の周辺回路や制御部43を通常通り動作させる必要がなくなり、スリープモードに遷移させることができるため省電力化を図ることができる。
なお、上述した第2実施形態では、半導体スイッチ41に流れる電流Isが0になったときにスイッチ61〜64がオフであると判定していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、半導体スイッチ41に流れる電流Isが所定電流以下になったとき0になったとみなしてスイッチ61〜64がオフであると判定するようにしてもよい。
第3実施形態
以下、本発明の第3実施形態における給電回路1を説明する。第2実施形態と第3実施形態とでは給電回路1の構成は同じであるため、ここでは詳細な説明を省略する。第2実施形態と第3実施形態とで異なる点は、第2実施形態では制御部43は、半導体スイッチ41に流れる電流Isが0になったときにスイッチ61〜64がオフであると判定して半導体スイッチ41をオフしていた。
しかしながら、上記方法では、モータ31、32に供給される駆動電流ILがあまり大きくないとき、スイッチ61〜64がオンのときとオフのときとで半導体スイッチ41に流れる電流IRLYの差が小さく、スイッチ61〜64がオフになっていないにも拘わらずオフ判定するなど誤判定が生じる恐れがあった。
ところで、例えばリクライニングシートモータ31、スライドモータ32は動作範囲が限定されている。即ち、リクライニングシートモータ31、スライドモータ32は、リクライニングシートやスライドシートを端から端まで動かすのに必要な動作時間を越えてスイッチ61〜64のオン操作が継続されることがない。そこで、半導体スイッチ41をオンして半導体スイッチ41に所定電流を超える突入電流が流れたことを確認してから例えば上記動作時間以上に設定された第1所定時間T1経過したときに半導体スイッチ41をオフすることも考えられる。
次に、上記概略で説明した第3実施形態における給電回路1の動作を図6及び図7を参照して説明する。まず、図6に示すように、最初のステップS10において、制御部43は初期化処理を行う。このとき、スリープフラグをHiに設定する。次に、制御部43は、スリープフラグLoか否かを判定する(ステップS11)。ステップS10からS11に進んだ場合、制御部43は、スリープフラグがHiであると判定して(ステップS11でN)、周辺回路及び制御部43自身をスリープモードに遷移させると共に半導体スイッチ41をオフする(ステップS20)。
次に、制御部43は、下流側電圧Vsが閾値を下回っているか否かを判定する(ステップS21)。制御部43は、下流側電圧Vsが閾値以上である(Hiレベルである)と判定すると(ステップS21でN)、スイッチ61、62がオフであると判定して、スリープフラグをHiに設定して(ステップS24)、後述する駆動時間Ta、継続時間Tbを0に設定した後(ステップS23)、ステップS11に戻る。
一方、制御部43は、下流側電圧Vsが閾値を下回っている(Loレベルである)と判定すると(ステップS21でY)、スイッチ61、62がオンしたと判定して、スリープフラグをLoに設定した後(ステップS22)、駆動時間Ta、継続時間Tbを0に設定した後(ステップS23)、ステップS11に戻る。ステップS22からステップS11に進んだ場合、制御部43は、スリープフラグがLoであると判定して(ステップS11でY)、周辺回路及び制御部43自身を通常モードに遷移させると共に半導体スイッチ41をオンした後(ステップS12)、ステップS13に進む。これにより、バッテリ2から半導体スイッチ41を介してモータ31、32に駆動電流ILが供給され、リクライニングシートモータ31が駆動する。
ステップS13において、制御部43は、過電流検出部42により検出された電流Isが所定電流I1を下回っていれば(ステップS13でY)、モータ31、32に正常な駆動電流ILが供給されていると判定して、所定電流I1を越えた過電流が流れた場合の継続時間Tbを0に設定すると共にモータ31、32の駆動時間Taをカウントアップする(ステップS14)。
カウントアップした結果、駆動時間Taが第1所定時間T1よりも短ければ(ステップS15でY)、制御部43は、直ちにステップS11に戻る。一方、カウントアップした結果、駆動時間Taが第1所定時間T1以上であれば(ステップS15でN)、スリープフラグをHiに設定した後(ステップS16)、ステップS11に戻る。ステップS16からステップS11に進むと、制御部43は、スリープフラグがHiであると判定して(ステップS11でN)、周辺回路及び制御部43自身をスリープモードに遷移させると共に半導体スイッチ41をオフにする(ステップS20)。なお、第1所定時間T1は、リクライニングシートやスライドシートを端から端まで動かすのに必要な動作時間以上に設定されている。
これに対して、ステップS13において、制御部43は、過電流検出部42により電流Isが所定電流I1以上であれば(ステップS13でN)、半導体スイッチ41がオンされた直後でモータ31、32に突入電流が流れているか、リクライニングシートやスライドシートが端まで到達してロック電流が流れていると判定して、上記駆動時間Taを0に設定すると共に所定電流I1を越えた過電流が流れた場合の継続時間Tbをカウントアップする(ステップS17)。
カウントアップした結果、継続時間Tbが第2所定時間T2よりも短ければ(ステップS18でY)、制御部43は、直ちにステップS11に戻る。一方、カウントアップした結果、継続時間Tbが第2所定時間T2以上であれば(ステップS18でN)、スリープフラグをHiに設定した後(ステップS19)、ステップS11に戻る。ステップS19からステップS11に進むと、制御部43は、スリープフラグがHiであると判定して(ステップS11でN)、周辺回路及び制御部43自身をスリープモードに遷移さえると共に半導体スイッチ41をオフにする(ステップS20)。なお、第2所定時間T2は、所定電流I1を超える過電流が継続的に流れたときに電線が溶断されるまでの時間よりも短く設定されている。
上記説明した動作によれば、例えば、図7(A)に示すように、スライドシートが端に到達する前にスイッチ63、64をオフした場合、半導体スイッチ41をオンして所定電流I1以上の突入電流が流れてから第1所定時間T1経過すると、制御部43が半導体スイッチ41をオフする。また、図7(B)に示すように、スライドシートが端に到達してからスイッチ63、64をオフした場合、スライドシートが端に到達して所定電流I1以上のロック電流が流れてから第1所定時間T1経過すると、制御部43が半導体スイッチ41をオフする。
また、図7(C)に示すように、スライドシートが端に到達しているにもかかわらずスイッチ63、64がオンのまま維持された場合、所定電流I1以上のロック電流が第2所定時間T2を超えて継続的に流れると、制御部43が半導体スイッチ41をオフする。
上述した給電回路1によれば、制御部43が、過電流検出部42により所定電流I1を超えた電流が検出されてから第1所定時間T1経過後に半導体スイッチ41をオフするので、半導体スイッチ41に流れる電流に基づいてスイッチ61〜64のオフを検出することが困難であっても、確実にスイッチ61〜64のオフに応じて半導体スイッチ41をオフすることができる。
上述した給電回路1によれば、制御部43が、過電流検出部42により所定電流I1を超えた電流が第1所定時間T1より短い第2所定時間T2以上継続して検出されたときに、半導体スイッチ41をオフ制御するので、過電流を防止することができる。
第4実施形態
次に、第4実施形態における本発明の給電回路を図面に基づいて説明する。図8に示すように、給電回路1は、電源としてのバッテリ2と、バッテリ2から電源供給を受けて動作する負荷として例えば2つの電子装置3と、バッテリ2−電子装置3間に設けられた半導体ヒューズ4と、バイパス抵抗5と、CPU7と、第2スイッチ手段としてのラッチリレー8と、保護ヒューズ9と、を備えている。上記バッテリ2は、例えば車両に搭載される12Vバッテリである。2つの電子装置3は、互いに並列接続されている。また、電子装置3は、通常モード時にバッテリ2から通常電流の供給を受けて動作し、スリープモード時にバッテリ2から通常電流よりも小さい暗電流の供給を受けて動作するECUなどの負荷である。
上記半導体ヒューズ4は、各電子装置3に対応して2つ設けられている。これら2つの半導体ヒューズ4は各々、バッテリ2−電子装置3間に設けられた半導体スイッチ41と、半導体スイッチ41に流れる電流を検出して、半導体スイッチ41に過電流が流れたことを検出する過電流検出部42と、半導体スイッチ41のオンオフを制御する制御部43と、を備えている。
上記半導体スイッチ41としては、例えば電界効果トランジスタが用いられている。上記過電流検出部42で用いられる電流センサは、電流を検出できるものであれば良く、例えば半導体スイッチ41に直列接続されたシャント抵抗の両端電圧を電流値として検出するものでも良いし、半導体スイッチ41に電流検出機能がある場合それを利用してもよい。
制御部43は各々、後述するCPU7に接続されていて、CPU7からのスリープ信号が停止されると通常モードとなり半導体スイッチ41をオン制御する。この通常モードにおいて制御部43は、過電流検出部42により過電流が検出されると半導体スイッチ41をオフして過電流を防止する。また、制御部43は、後述するCPU7からスリープ信号が出力されるとスリープモードになり半導体スイッチ41をオフ制御する。
上記バイパス抵抗5は、2つの半導体スイッチ41各々に対応して2つ設けられ、各半導体スイッチ41と並列に接続されている。また、上記バイパス抵抗5は、スリープモード時にバイパス抵抗5を介して電子装置3に暗電流が供給でき、かつ、バイパス抵抗5よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が電線に流れないような大きな抵抗値に設けられている。上記半導体ヒューズ4及びバイパス抵抗5は、ジャンクションボックス(J/B)10内に収容されている。
上記CPU7は、図示しないイグニッションスイッチに接続されていて、イグニッションスイッチがオフすると半導体ヒューズ4に対してスリープ信号を出力し、イグニッションスイッチがオンすると半導体ヒューズ4に対してスリープ信号の出力を停止する。上記ラッチリレー8は、バイパス抵抗5に直列接続され、かつ、半導体スイッチ41に並列接続されている。これにより、ラッチリレー8の接点S2がオンするとバイパス抵抗5がバッテリ2に接続されて、バイパス抵抗5に電流が流れる。一方、ラッチリレー8の接点S2がオフすると、バイパス抵抗5とバッテリ2との接続が切り離されて、バイパス抵抗5に流れる電流が遮断される。
また、ラッチリレー8は、2つのバイパス抵抗5の上流側の接続点S1よりも上流側に設けられている。即ち、ラッチリレー8は、2つのバイパス抵抗5に対して1つ設けられ、かつ、2つのバイパス抵抗5に流れる電流の一括オンオフができるように設けられている。さらに、上記ラッチリレー8は、バッテリ2とCPU7との間に接続されている。これにより、ラッチリレー8の接点S2がオンするとCPU7に対してバッテリ2から電源が供給され、ラッチリレー8の接点S2がオフするとCPU7に対するバッテリ2からの電源が遮断される。
次に、ラッチリレー8の詳細な構成について説明する。上記ラッチリレー8は、接点S2と、セットコイル81と、リセットコイル82と、が設けられている。上記セットコイル81は、バッテリ2とグランドとの間に解除スイッチ11と直列に接続されている。解除スイッチ11は、例えばイグニッションスイッチがオン状態であることを示すIG信号が供給されるとオンされるスイッチである。これにより、イグニッションスイッチをオン操作(解除操作)すると、解除スイッチ11がオンして、セットコイル81に電流が流れて接点S2がオンする。上記リセットコイル82は、バッテリ2とCPU7との間に設けられている。これにより、CPU7からLレベルの信号が出力されると、リセットコイル82にセットコイル81に流れる電流とは逆向きの電流が流れて接点S2がオフする。また、上記保護ヒューズ9は、2つのバイパス抵抗5の上流側とラッチリレー8との間に設けられている。保護ヒューズ9は、下流側の電線が短絡して過電流が流れると溶断して電線を保護する。上述したCPU7、ラッチリレー8及び保護ヒューズ9は、電源管理コントローラ12内に収容されている。
上述した構成の給電回路1の動作について図9及び図10を参照して説明する。電源の供給に応じてCPU7は動作を開始する。そして、例えば車両のイグニッションスイッチがオンすると(ステップS31でN)、CPU7は、第1スイッチ制御手段として働き、スリープ信号の出力を停止する(ステップ32)。各半導体ヒューズ4の制御部43は、CPU7からのスリープ信号が停止されると、通常モードとなり、半導体スイッチ41をオンする。
バイパス抵抗5>>半導体スイッチ41のオン抵抗であるため、半導体スイッチ41をオンすると、図10(A)に示すように、バイパス抵抗5に流れる電流IRはほぼ0となり、半導体スイッチ41を通じて電子装置3に通常電流IL1(=Id:半導体スイッチ41に流れる電流)が供給される。また、スリープ信号が停止されて通常モードになると、過電流検出部42は過電流の検出を開始する。上記制御部43は、過電流検出部42により過電流が検出されると半導体スイッチ41をオフして電子装置3に流れる電流を遮断する。
また、車両のイグニッションスイッチがオフすると(ステップS31でY)、CPU7は、第1スイッチ制御手段として働き、スリープ信号を出力する(ステップS33)。各半導体ヒューズ4の制御部43は、CPU7からのスリープ信号が出力されると、スリープモードとなり、半導体スイッチ41をオフする。このため、図10(B)に示すように、半導体スイッチ41に流れる電流Idはほぼ0となり、バイパス抵抗5を通じて電子装置3に通常電流IL1よりも小さい例えば100μA程度の暗電流IL2(=IR)が供給される。また、スリープ信号が出力されると過電流検出部42は過電流検出を停止する。
上記バイパス抵抗5は、スリープモード時の電子装置3が必要な電流量が通常電流IL1よりもはるかに小さい暗電流IL2(例えば、数100μA)で良いため、大きな抵抗値(例えば数kΩ)に設定できる。この大きな抵抗値のバイパス抵抗5により電流値が制限されるためバイパス抵抗5よりも下流の電線が短絡しても電線に過電流が流れることはない。
その後、CPU7は、スリープモードに移行してからの経過時間をカウントするタイマを初期化した後(ステップS34)、タイマのカウントを行う(ステップS35)。スリープモードに移行してからの経過時間が第3所定時間を越えると(ステップS36でY)、CPU7は、第2スイッチ制御手段として働き、ラッチリレー8にLoレベルの信号を出力してラッチリレー8のリセットコイル82を通電して処理を終了する(ステップS37)。これにより、図10(C)に示すように、ラッチリレー8がオフしてバイパス抵抗5を通じて供給される暗電流IL2が遮断されると共に、CPU7への電源供給も遮断され、長期保管モードとなる。
その後、船積みによる長期保存期間が終わり、ユーザによりイグニッションスイッチのオン操作(解除操作)されると、IG信号が解除スイッチ11に供給されて解除スイッチ11がオンしてラッチリレー8のセットコイル81に電流が供給されて、ラッチリレー8がオンする。これにより、CPU7に電源が供給されて、CPU7は再び処理を開始する。
上述した給電回路1によれば、CPU7が、スリープモード時に半導体スイッチ41をオフ制御すると、バイパス抵抗5を介して暗電流IL2が電子装置3に供給される。このため、スリープモードにおいては半導体スイッチ41の駆動が不要となり消費電力を低減できる。また、スリープモードが第3所定時間以上継続すると、CPU7が、ラッチリレー8をオフしてバイパス抵抗5を介して流れる暗電流IL2を遮断するので、長期間保管時の暗電流をカットすることができる。
また、上述した給電回路1によれば、ラッチリレー8が、2つのバイパス抵抗5に対して1つ設けられ、かつ、全てのバイパス抵抗5に流れる電流の一括オンオフができるように設けられているので、複数のバイパス抵抗5毎にラッチリレー8を複数設ける必要がなくなり、コストダウンを図ることができる。
また、上述した給電回路1によれば、ラッチリレー8のセットコイル81が、バッテリ2とグランドとの間に解除スイッチ11と直列に接続されているので、長期保管モードの解除操作(例えばイグニッションスイッチのオン操作)が行われて解除スイッチ11がオンされるとセットコイル81に電流が流れて、ラッチリレー8がオンする。これにより、簡単な構成で解除操作に応じて自動的にラッチリレー8をオンすることができる。
なお、上述した第4実施形態によれば、電子装置3を2つ設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。電子装置3としては、1つであっても良いし、3つ以上であってもよい。
また、上述した第4実施形態では、第2スイッチ手段としてリレーを用いていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、トランジスタなどの半導体リレーであってもよい。
また、上述した第4実施形態では、イグニッションスイッチをオン操作してIG信号が出力されると解除スイッチ11をオンしていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、車両のドアのロック解除操作などに応じてセキュリティ信号など他の信号を流用して解除信号11をオンするようにしてもよい。
また、例えば図11に示すように解除スイッチ11をトランジスタなどの半導体スイッチで構成して、IG信号(セキュリティ信号でもよい)を半導体スイッチのベースに供給して、IG信号の供給に応じて解除スイッチ11がオンするようにしてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 給電回路
2 バッテリ(電源)
3 電子装置(負荷)
5 バイパス抵抗
31 リクライニングシートモータ(負荷)
32 スライドモータ(負荷)
41 半導体スイッチ
42 過電流検出部(電流検出手段)
43 制御部(第1スイッチ制御手段、第2スイッチ制御手段、オンオフ判定手段)
61 スイッチ(第1スイッチ手段)
62 スイッチ(第1スイッチ手段)
63 スイッチ(第1スイッチ手段)
64 スイッチ(第1スイッチ手段)
8 ラッチリレー(第2スイッチ手段)
81 セットコイル
IL1 通常電流
IL2 暗電流

Claims (8)

  1. 電源と、
    通常モード時に前記電源から通常電流の供給を受けて動作し、スリープモード時に前記電源から前記通常電流よりも小さい暗電流の供給を受けて動作する負荷と、
    前記電源と前記負荷との間に設けられた半導体スイッチと、
    を備えた給電回路において、
    前記通常モード時に前記半導体スイッチをオン制御して前記半導体スイッチを介して前記負荷に前記通常電流を供給し、前記スリープモード時に前記半導体スイッチをオフ制御する半導体スイッチ制御手段と、
    前記半導体スイッチに並列接続されたバイパス抵抗と、
    前記電源と前記負荷との間に設けられたオンオフ操作が行われる第1スイッチ手段と、
    前記半導体スイッチがオフ制御されている間、前記第1スイッチ手段のオンオフ状態を示す前記半導体スイッチの下流側の電圧に基づいて前記第1スイッチ手段のオンオフを判定するオンオフ判定手段と、を備え、
    前記スリープモード時に前記バイパス抵抗を介して前記負荷に前記暗電流が供給でき、かつ、当該バイパス抵抗よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が前記電線に流れないような抵抗値に前記バイパス抵抗が設けられ、
    前記半導体スイッチ制御手段が、前記半導体スイッチをオフ制御しているときに前記オンオフ判定手段により前記第1スイッチ手段のオンが判定されると、前記半導体スイッチをオン制御する
    ことを特徴とする給電回路。
  2. 前記半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記電流検出手段が、前記スリープモード時に電流検出を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電回路。
  3. 前記負荷が、モータであり、
    前記第1スイッチ手段が、前記モータの両端にそれぞれ設けられ、前記モータの両端の接続を前記電源及びグランドの間で切り替え可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給電回路。
  4. 前記半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記オンオフ判定手段が、前記半導体スイッチがオン制御している間、前記電流検出手段により検出された電流に基づいて前記第1スイッチ手段のオンオフを判定し、
    前記半導体スイッチ制御手段が、前記半導体スイッチをオン制御しているときに前記オンオフ判定手段により前記第1スイッチ手段のオフが判定されると、前記半導体スイッチをオフ制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の給電回路。
  5. 前記半導体スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段を備え、
    前記半導体スイッチ制御手段が、前記半導体スイッチをオン制御しているときに前記電流検出手段により所定電流を超えた電流が検出されてから第1所定時間経過後に前記半導体スイッチをオフ制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の給電回路。
  6. 前記半導体スイッチ制御手段が、前記電流検出手段により前記所定電流を超えた電流が前記第1所定時間より短い第2所定時間以上継続して検出されたときに、前記半導体スイッチをオフ制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の給電回路。
  7. 電源と、
    通常モード時に前記電源から通常電流の供給を受けて動作し、スリープモード時に前記電源から前記通常電流よりも小さい暗電流の供給を受けて動作する負荷と、
    前記電源と前記負荷との間に設けられた半導体スイッチと、
    を備えた給電回路において、
    前記通常モード時に前記半導体スイッチをオン制御して前記半導体スイッチを介して前記負荷に前記通常電流を供給し、前記スリープモード時に前記半導体スイッチをオフ制御する半導体スイッチ制御手段と、
    前記半導体スイッチに並列接続されたバイパス抵抗と、
    前記バイパス抵抗に直列接続され、かつ、前記半導体スイッチに並列接続された第2スイッチ手段と、
    前記スリープモードが第3所定時間以上継続したときに前記第2スイッチ手段をオフする第2スイッチ制御手段と、を備え、
    前記スリープモード時に前記バイパス抵抗を介して前記負荷に前記暗電流が供給でき、かつ、当該バイパス抵抗よりも下流側の電線が短絡しても許容電流を超えた電流が前記電線に流れないような抵抗値に前記バイパス抵抗が設けられ、
    前記負荷が、複数設けられ、
    前記半導体スイッチが、各負荷に対応して複数設けられ、
    前記バイパス抵抗が、各半導体スイッチに対応して複数設けられ、
    前記第2スイッチ手段が、前記複数のバイパス抵抗に対して1つ設けられ、かつ、全ての前記バイパス抵抗に流れる電流の一括オンオフができるように設けられている
    ことを特徴とする給電回路。
  8. 前記第2スイッチ手段が、セットコイルに電流が流れるとオンするラッチリレーから構成され、
    前記セットコイルが、前記電源とグランドとの間に解除操作に応じてオンする解除スイッチと直列に接続されている
    ことを特徴とする請求項に記載の給電回路。
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