JP5146833B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、詳細にはフェザリング、ブリーディング等の滲みを抑制し、高濃度で高彩度な画像形成を可能にするセット剤としての機能を有する泡状態になり得る液体又はゲル、あるいは液体及びゲルを微細な泡にして被記録媒体に均一塗布できる画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを用いて、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体を搬送しながら、液滴を媒体に付着させて画像形成を行うものがある。なお、画像形成装置は、媒体に液滴を着弾させて画像形成を行う装置であり、画像形成とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。また、記録液とは、インクに限るものではなく、上記画像形成を行うことができる、吐出時に液滴化するものであれば良い。
このような液体吐出方式の画像形成装置においては、色材を含む記録液(以下インクと称す)を液滴化して画像形成を行うために、液滴で形成されるドットがひげ状に乱れるフェザリング、異なる色のインク滴が隣接して用紙に打たれた場合に、各色が相互に混ざり合って色境界が不鮮明になるカラーブリード、発色(濃度)不足、裏写り、光沢性、定着性等の不具合が生じることがあり、また印字後の紙上の液滴が乾くまでに時間がかかるという初期品質の問題に加え、耐水性、耐光性、擦過性、耐オゾンといった堅牢性に関わる問題を抱えている。
そこで、従来から特許文献1に記載されているようにインクと反応して滲み防止を促す前処理液を塗布ローラで塗布したり、特許文献2に記載されているように前処理液を液体吐出ヘッドからミスト状に吐出させて塗布したりすることが行われている。また、特許文献3にはインクの定着性を向上させる処理液はインク印字の前又は後に付与することが記載されており、前処理に限定されるものでなく、後処理を行う場合もある。
特開2002−137378号公報 特開2005−138502号公報 特開2003−205673号公報
上記特許文献1〜3に記載のように、塗布ローラや液体吐出ヘッドで前処理液又は後処理液を吐布するのでは、塗布ムラが発生すると共に、液体が過剰に塗布されるために用紙の速乾性に問題があり、特に用紙にシワやカールが発生したり、撓んだりし易くなることから、ジャムが起こり易いという課題がある。
そこで、本出願人はこれらの課題を解決する手段として、処理液を泡状態にして被記録媒体に塗布することを提案している。
しかしながら、泡化した処理液を塗布する泡塗布装置においては、塗布量を安定化させるための貯留部を設けているが、この貯留部に残った泡は余剰泡となり、そのまま放置しておくと、塗布装置内でこの余剰泡が液化して次の処理液塗布時に泡状処理剤と混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまう問題があった。
本発明はこの問題点を解決するためのものであり、被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、被記録媒体に液体又はゲルの処理剤、あるいは両方が混在する処理剤を泡状にして塗布する泡塗布装置から泡状処理剤を除去し、次の処理液塗布時に前回までの処理塗布時の古い泡と新しい泡が混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまうことを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明の画像形成装置は、被記録媒体に液体又はゲルの処理剤、あるいは液体及びゲルが混在した処理剤を泡状にして塗布部材を介して塗布する泡塗布手段と、塗布部材上に設けられて泡状処理剤を貯留する貯留部と、貯留部に貯留された泡状処理剤を除去する泡除去手段とを具備することを特徴とする。これにより、次の処理液塗布時に前回の処理塗布時の古い泡と新しい泡が混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまうことを防止できる。
また、泡除去手段は、塗布部材の面に近接又は当接するブレードを有する。そして、ブレードのブレード面は、ローラで構成された塗布部材の回転軸に平行に近接又は当接し、ブレードが塗布部材の回転方向に相対的に移動して、塗布部材上の泡状処理剤を除去する。また、ブレードのブレード面は、ローラで構成された塗布部材の回転軸に直交方向に近接又は当接し、ブレードが塗布部材の回転軸方向に相対的に移動して、塗布部材上の泡状処理剤を除去する。更に、塗布部材を2つのローラで構成し、互いのローラで形成されるニップに泡状処理剤を集めて貯留部とし、ニップ近傍の各ローラの面に近接又は当接するブレードで泡除去手段を構成し、塗布部材の回転軸に直交方向に近接又は当接し、ブレードが塗布部材の回転軸方向に相対的に移動して、塗布部材上の泡状処理剤を除去する。よって、次の処理液塗布時に前回の処理塗布時の古い泡と新しい泡が混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまうことを防止できる。
更に、塗布部材を2つのローラで構成し、泡状処理剤を被記録媒体に塗布するためのローラの回転方向と逆方向に両方のローラを回転させて、互いのローラで形成されるニップに形成された貯留部に残った泡状処理剤を泡除去手段が設置された位置に各ローラに付着させて搬送する。よって、次の処理液塗布時に前回までの処理塗布時の古い泡と新しい泡が混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまうことを防止できる。
また、塗布部材を2つのローラで構成し、各ローラの加圧力を弱めて泡状処理剤を被記録媒体に塗布するためのローラの回転方向と逆方向に一方のローラを回転させて、互いのローラで形成されるニップに形成された貯留部に残った泡状処理剤を泡除去手段が設置された位置に一方のローラに付着させて搬送する。よって、一つのブレードだけで、次の処理液塗布時に前回までの処理塗布時の古い泡と新しい泡が混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまうことを防止することができる。
更に、泡除去手段によって塗布部材上から除去された泡状処理剤を一時貯留する保管器を具備し、除去して集められた泡状処理剤を保管器に集め、保管器に集められた泡状処理剤を回転体に設けた弾性体で保管器の壁面に沿って搬送し、所定の位置に圧縮して集め、泡状の処理剤を回収搬送する。よって、簡単な回転機構のみで、除去された泡を効率的に回収することができる。
また、泡除去手段によって塗布部材上から除去された泡状処理剤を一時貯留する保管器を具備し、除去して集められた泡状処理剤を閉空間の保管器に集め、吸引手段で保管器の内圧を下げ、かつ容積を縮小することで、泡状処理剤を回収搬送する。よって、除去された泡を遠距離まで効率的に回収搬送することができる。
更に、塗布部材上から除去された泡状処理剤を直接又は間接に加熱する加熱手段を具備し、泡除去手段によって塗布部材上から除去された泡状処理剤を加熱手段によって加熱し消泡することで、処理剤を回収搬送する。よって、特別な機構なしに除去された泡を効率的に回収することができる。
また、処理剤は定着剤であり、画像形成後の被記録媒体に泡塗布手段によって定着剤の泡状処理剤を塗布する。もしくは、処理剤は画質改善処理剤であり、画像形成前又は画像形成後の被記録媒体に泡塗布手段によって画質改善処理剤の泡状処理剤を塗布する。よって、泡状の定着剤又は画質改善処理剤は空気を大量に含むため、微量液塗布が可能であり、かつ固体に近いため、塗布してから削りとる等で塗布膜厚を容易に調整することができると共に、塗布手段から被記録媒体への塗布時に塗布手段からの剥離性が良いため、均一塗布が可能である。更には、泡状の定着液又は画質改善処理剤は被記録媒体である紙の繊維に水分が浸透しにくいため、紙にシワやカールが発生しにくい。
本発明の画像形成装置によれば、被記録媒体に液体又はゲルの処理剤、あるいは液体及びゲルが混在した処理剤を泡状にして塗布部材を介して塗布する泡塗布手段と、塗布部材上の泡状処理剤を除去する泡除去手段とを具備するので、次の処理液塗布時に前回までの処理塗布時の古い泡と新しい泡が混ざり合い、所望のかさ密度の泡が得られなくなってしまうことを防止できる。
図1は本発明の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。同図に示す本発明の画像形成装置100は、被記録媒体である用紙300に液滴を吐出して画像を形成する画像形成手段としての記録ヘッドユニット101と、用紙300を搬送する搬送ベルト102と、用紙300を収容する給紙トレイ103と、画像が形成された用紙300が排紙される排紙トレイ104と、記録ヘッドユニット101よりも用紙搬送方向上流側で被塗布部材である用紙100に泡状液体を塗布する泡塗布装置200とを有している。また、記録ヘッドユニット101は、液滴を吐出する複数のノズルを用紙幅相当分の長さに配列したノズル列を有するライン型液体吐出ヘッドから構成され、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を記録ヘッド101y、101m、101c、101kを備えている。なお、シリアル型画像形成装置として記録ヘッドをキャリッジに搭載する構成ともできる。
更に、搬送ベルト102は、無端状ベルトであり、搬送ローラ105とテンションローラ106との間に掛け渡されて周回するように構成している。この搬送ベルト102に対する用紙300の保持は、例えば静電吸着、空気の吸引による吸着などを行う構成とすることやその他の公知の搬送手段を用いることができる。給紙トレイ103に収容された用紙300はピックアップローラ107で1枚ずつ分離されて搬送ローラ対108によって給紙されて更に搬送ローラ対109、110による搬送路111を介して搬送され、泡塗布装置200によって泡塗布が行われた後、搬送ベルト102上に送り込まれて保持される。そして、搬送ベルト102で搬送されながらヘッドユニット101から各色の液滴が吐出されて、泡が塗布された用紙300上に画像が形成され、その後用紙300は排紙トレイ104に排出される。
一方、泡塗布装置200は、泡状態にすることが可能な液体又はゲル若しくは液体及びゲルの処理剤201を収容した容器202と、この容器202から処理剤201を圧送するポンプ203と、ポンプ203で供給路204を介して供給された処理剤201から大きな泡の泡状処理剤205を生成する第1の泡生成部206と、第1の泡生成部206から泡状処理剤205を送る経路である泡供給経路207と、泡供給経路207で搬送される泡状処理剤205を複数回せん断して小さな泡の泡状処理剤208を生成する第2の泡生成部209と、泡状処理剤208を用紙幅方向に延展する延展部材210と、泡状処理剤208を用紙300に塗布する泡塗布部211とを備えている。
ここで、泡状態になり得る処理剤201は、用紙300の表面に塗布することで用紙300の表面を改質する改質材である。例えば、処理剤201は、予め用紙300にムラなく塗布しておくことで、インクの水分を速やかに用紙300に浸透させると共に色成分を増粘させ、更には乾燥も早めることによってフェザリング、ブリーディング等の滲みや裏抜けを防止し、生産性(単位時間当たりの画像出力枚数)を上げることを可能にするセット剤である。
この処理剤201は、組成的には、例えば界面活性剤(アニオン系、カチオン系、ノニオン系のいずれか、若しくはこれらを2種類以上混合させたもの)に対して、水分の浸透を促進するセルロース類(ヒドロキシプロピルセルロース等)とタルク微粉体のような基剤を加えた溶液等を挙げることができる。更に、微粒子を含有することもできる。
第1の泡生成部206は、泡生成容器212内の処理剤201に対し、高圧空気供給部213から高圧空気214を、高圧空気供給路215を介して供給することによって、大きな泡の泡状処理剤205を生成する。この泡生成容器212内で泡状処理剤205が生成されて充満することにより、その圧力によって泡搬送経路207を介して泡塗布部211に向けて供給される。なお、泡生成中に処理剤201を供給する供給路204を通じて泡205や処理剤201が逆流しないようにポンプ203が供給路204を閉じるようにしている。
ここで、泡状態とは液体中に気泡が大量に分散し、液体が圧縮性を帯びた状態のことを指す。つまり、「泡」とは、液体がその中に空気などの気体を含んで丸くなったものであり、気体を包む液体の表面張力により形作られ、ある時間立体的形状を保持できるものをいう。このような形状保持性を有する泡としては、かさ密度0.05g/cm以下であり、泡径の分布範囲が10μm〜1mm、平均泡径が100μm以下であることが望ましい。なお、泡は単体では丸く形成されるが、複数結合すると表面張力により個々の泡の形状は多面体形状をとる。このような泡は液体ではなく半固体となり、流動性等において固体に近い物性を示す。
このように記録媒体の処理剤として泡状のものを用いることは、液体やミスト状の処理液と比べて、高速での記録・処理時に格別の効果を有する。例えば、連帳機のように連続紙に高速で印刷を行う場合、処理剤の塗布も記録動作に追いつくためにローラ等を高速に回転させて塗布を行う必要がある。このような記録が毎分100m程度を超えるスピードになると、ローラの高速回転により発生する遠心力も極めて大きくなり、液体の処理剤では処理剤がローラ表面から引き離され飛散してしまい、記録媒体に塗布される量が著しく低下してしまうという不具合がある。液体の処理剤でこのような不具合を解決するためには、液体の粘度を上げてローラ表面から飛散しにくくすることも考えられるが、このような高粘度液体は薄膜で塗布することが困難であり、また給液、排液動作の負荷が大きく搬送用のポンプの大型化や装置の複雑化を招く。
これに対して、泡状の処理剤は、搬送時は通常の低粘度を有し、搬送負荷が少ない上に、ローラ上では発泡させた状態で半固体の性質を示すため、ローラの高速回転にも追随し飛散することがない。また、記録媒体への薄膜塗布にも有利である。また、塗布後の残泡はヒータの加熱等で消泡することで容易に低粘度処理剤として再回収でき、上述の液体の処理剤塗布の高速塗布における問題点を全て解決することができる。
次に、図1の画像形成装置が有する泡塗布装置の構成について当該泡塗布装置の構成を示す図2を用いて説明する。
泡延展部材210の出口から供給された泡状処理剤208は、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217との間の泡貯留部218に貯留される。貯留される泡の量はセンサ219によって検出される。泡の量が一定量に達すると泡供給は停止される。塗布ローラ216と泡搬送ローラ217が図2に示す回転方向で回転することによって、貯留された泡状処理剤208は攪拌状態に置かれるため常に一定のセル径の泡となる。塗布ローラ216と泡搬送ローラ217との間を通過して泡塗布ローラ216上の微量の泡状処理剤208は、泡塗布ローラ216と加圧ローラ220の間を通過する用紙300に塗布される。そして、本発明の泡除去手段221は後述する図10に示す回収ブレード229及び回収泡保管器224に相当し、塗布動作時には塗布ローラ216と接触しない位置に待避させている。
次に、本発明の第1の実施の形態の泡除去手段の構成及び泡除去処理動作について、当該泡除去手段の構成を示す図3及び泡除去動作フローを示す図4を用いて説明する。
前回の印刷動作が終了して所定時間経過したとき図3の回収ブレード222がスライドして塗布ローラ216に接触し、また回収ブレード223がスライドして泡搬送ローラ217に接触する(ステップS101;YES、ステップS102)。その後、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217を逆回転させることで、泡貯留部218の余剰泡が塗布ローラ216と泡搬送ローラ217の表面に付着し搬送される(ステップS103)。泡貯留部218に余剰泡がなくなるまで塗布ローラ216と泡搬送ローラ217を逆回転させて、搬送された塗布ローラ216上の泡は回収ブレード222で除去され回収泡保管器224に回収される、また搬送された泡搬送ローラ217上の泡は回収ブレード223で除去され回収泡保管器225に回収される(ステップS104;NO)。泡貯留部218に余剰泡がなくなれば、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217の逆回転を停止し、回収ブレード222をスライドして塗布ローラ216から離間させ、また回収ブレード223をスライドして泡搬送ローラ217から離間させる(ステップS104;YES、ステップS105)。
次に、本発明の第2の実施の形態の泡除去手段の構成及び泡除去処理動作について、当該泡除去手段の構成を示す図5及び泡除去動作フローを示す図6を用いて説明する。
前回の印刷動作が終了して所定時間経過したとき塗布ローラ216に対する泡搬送ローラ217の加圧力を弱める(ステップS201;YES、ステップS202)。そして、図5の回収ブレード222がスライドして塗布ローラ216に接触し(ステップS203)、塗布ローラ216を逆回転させ、泡搬送ローラ217を正回転させることで、泡貯留部218の余剰泡のすべてを塗布ローラ216の表面に付着させて搬送する(ステップS204)。泡貯留部218に余剰泡がなくなるまで塗布ローラ216を逆回転させ、泡搬送ローラ217を正回転させて、搬送された塗布ローラ216上の泡は回収ブレード222で除去され回収される(ステップS205;NO)。その後、泡貯留部218に余剰泡がなくなれば、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217の回転を停止し、回収ブレード222をスライドして塗布ローラ216から離間させる(ステップS205;YES、ステップS206)。そして、塗布ローラ216に対する泡搬送ローラ217の加圧力を初期値に戻す(ステップS207)。なお、上記泡除去処理動作では塗布ローラ216を逆回転し泡搬送ローラ217を正回転させる例を示したが、逆の構成でも良い。その場合は、回収ブレード223を泡搬送ローラ217側に配置し、回収ブレード223によって泡を除去し回収することなる。
次に、本発明の第3の実施の形態の泡除去手段の構成及び泡除去処理動作について、当該泡除去手段の構成を示す図7及び図8、並びに泡除去動作フローを示す図9を用いて説明する。
本発明の第3の実施の形態の泡除去手段によれば、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217の外側に待避し、泡貯留部のローラ2本に接する2つのRで挟まれた形であって泡貯留部を含む形のくさび状のブレード226を、送りネジ227を回転させることで、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217に接触させた状態で、ローラ軸方向に移動させ、泡貯留部の余剰泡を掻き取り、ローラ幅外に設けられた泡回収部228に回収除去するものである。なお、ブレード226の位置を固定させて塗布ローラ216及び泡搬送ローラ217をローラ軸方向に移動させてもよい。つまり、塗布ローラ216及び泡搬送ローラ217と、ブレード226とが、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217にブレード226を接触させた状態でローラ軸方向に相対的に移動すればよいので、塗布ローラ216及び泡搬送ローラ217、ブレード226のいずれかがローラ軸方向に移動すればよい。
詳細に説明すると、前回の印刷動作が終了して所定時間経過したとき送りネジ227を回転させてホームポジションに待機している図7及び図8のくさび状のブレード226を塗布ローラ216と泡搬送ローラ217に接触させながらローラ軸方向に相対的に移動させる(ステップS301;YES、ステップS302)。そして、くさび状のブレード226がローラ幅外に設けられた泡回収部228に到達したら送りネジ227の回転を所定時間停止させてくさび状のブレード226で回収した余剰泡を泡回収部228に溜める(ステップS303;YES、ステップS304)。その後所定時間経過後送りネジ227を逆回転させ、ホームポジションに戻るまでくさび状のブレード226を逆方向に移動させる(ステップS305、ステップS306;NO)。くさび状のブレード226がホームポジションに到達したら送りネジ227の回転を停止する(ステップS306;YES、ステップS307)。
次に、本発明の第1の実施の形態の泡回収手段の構成及び泡回収処理動作について、当該泡回収手段の構成を示す図10及び泡回収動作フローを示す図11を用いて説明する。
前回の印刷動作が終了して所定時間経過したとき塗布ローラ216に対する泡搬送ローラ217の加圧力を弱める(ステップS401;YES、ステップS402)。そして、図10の回収ブレード222がスライドして塗布ローラ216に接触し(ステップS403)、塗布ローラ216を逆回転させ、泡搬送ローラ217を正回転させることで、泡貯留部218の余剰泡の全てを塗布ローラ216の表面に付着させて搬送する(ステップS404)。そして、回収手段の回転体である弾性部材のブレード229を回転させて除去して回収した泡状処理剤208を排出口まで送り出して排出する(ステップS405)。泡貯留部218に余剰泡がなくなるまで塗布ローラ216を逆回転させ、泡搬送ローラ217を正回転させ、搬送された塗布ローラ216上の泡は回収ブレード222で除去され回収される(ステップS406;NO)。その後、泡貯留部218に余剰泡がなくなれば、回収手段の回転体であるブレード229の回転を停止する(ステップS406;YES、ステップS407)。その後、塗布ローラ216と泡搬送ローラ217の回転を停止し、回収ブレード222をスライドして塗布ローラ216から離間させる(ステップS408)。そして、塗布ローラ216に対する泡搬送ローラ217の加圧力を初期値に戻す(ステップS409)。なお、回収泡保管器224に蓄積された泡状処理剤208は、ブレード229によって回収泡保管器224の壁面にそって搬送され、回収泡保管器224の突起(図示せず)によって、ブレード229の表面に付着した泡状処理剤208を拭い取る。このように、回転するブレード229が継続回転することで、再び上記の動作を繰り返し、泡状処理剤208を圧縮して所定位置に回収することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態の泡回収手段の構成及び泡回収処理動作について、当該泡回収手段の構成を示す図12及び泡回収動作フローを示す図13を用いて説明する。
上述したような泡除去手段を用いて泡回収処理動作が終了した後(ステップS501;YES)、回収泡保管器224に蓄積された泡状処理剤208は、図示していないポンプに接続された回収泡蓋230を下降させる(ステップS502)。よって、回収泡保管器224と回収泡蓋230の間に閉空間を作り(ステップS503;YES)、ポンプで閉空間の内圧を下げながら(ステップS504)、さらに回収泡蓋230を下降させることで閉空間の容積を縮小させながら(ステップS505)、回収泡搬送管231を介してポンプにより泡状処理剤208を回収搬送する(ステップS505;YES、ステップS506〜S508)。
次に、本発明の第3の実施の形態の泡回収手段の構成及び泡回収処理動作について、当該泡回収手段の構成を示す図14を用いて説明する。
本実施の形態の泡回収手段によれば、回収泡保管器224は下面に配置されたヒータ232により加熱される。回収泡保管器224に蓄積された泡状処理剤208は、数十℃に温められた回収泡保管器224の壁面と接触することで、消泡し液化する。液化した処理液は排出口から重力により下方に排出されて回収される。
なお、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換、応用が可能である。例えば、紙等の媒体上のトナー等の樹脂を含有する微粒子を乱すことなく、かつ当該樹脂微粒子を付着した媒体に泡状定着液を塗布後は素早く樹脂微粒子の媒体への定着が行われ、更に媒体に残油感が発生しない程度の微量塗布が可能な樹脂微粒子の定着液を用いた定着方法及び定着装置、並びに画像形成方法及び画像形成装置にも適用できる。
本発明の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 図1の画像形成装置が有する泡塗布装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の第1の実施の形態の泡除去手段の構成を示す図である。 第1の実施の形態の泡除去手段による泡除去動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の泡除去手段の構成を示す図である。 第2の実施の形態の泡除去手段による泡除去動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の泡除去手段の構成を示す図である。 第3の実施の形態の泡除去手段による泡除去動作の様子を示す部分拡大正面図である。 第3の実施の形態の泡除去手段による泡除去動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の泡回収手段の構成を示す図である。 第1の実施の形態よる泡回収動作フローを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の泡回収手段の構成を示す図である。 第2の実施の形態よる泡回収動作フローを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の泡回収手段の構成を示す図である。
符号の説明
100;画像形成装置、200;泡塗布装置、201;処理剤、
202;容器、203;ポンプ、204;供給路、
205,208;泡状処理剤、206;第1の泡生成部、
207;泡供給経路、209;第2の泡生成部、
210;延展部材、211;泡塗布部、212;泡生成容器、
213;高圧空気供給部、214;高圧空気、
215;高圧空気供給路、216;塗布ローラ、
217;泡搬送ローラ、218;泡貯留部、219;センサ、
220;加圧ローラ、221;泡除去手段、
222,223,229;回収ブレード、
224,225;回収泡保管器、226;ブレード、
227;送りネジ、228;泡回収部、230;回収泡蓋、
231;回収泡搬送管、232;ヒータ、300;用紙。

Claims (12)

  1. 被記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、
    被記録媒体に液体又はゲルの処理剤、あるいは液体及びゲルが混在した処理剤を泡状にして塗布部材を介して塗布する泡塗布手段と、
    前記塗布部材上に設けられて泡状処理剤を貯留する貯留部と、
    該貯留部に貯留された泡状処理剤を除去する泡除去手段と
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記泡除去手段は、前記塗布部材の面に近接又は当接するブレードを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ブレードのブレード面は、ローラで構成された前記塗布部材の回転軸に平行に近接又は当接し、前記ブレードが前記塗布部材の回転方向に相対的に移動して、前記塗布部材上の泡状処理剤を除去することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記ブレードのブレード面は、ローラで構成された前記塗布部材の回転軸に直交方向に近接又は当接し、前記ブレードが前記塗布部材の回転軸方向に相対的に移動して、前記塗布部材上の泡状処理剤を除去することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記塗布部材を2つのローラで構成し、互いのローラで形成されるニップに泡状処理を集めて前記貯留部とし、前記ニップ近傍の前記各ローラの面に近接又は当接するブレードで前記泡除去手段を構成し、前記塗布部材の回転軸に直交方向に近接又は当接し、前記ブレードが前記塗布部材の回転軸方向に相対的に移動して、前記塗布部材上の泡状処理剤を除去することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記塗布部材を2つのローラで構成し、泡状処理剤を被記録媒体に塗布するためのローラの回転方向と逆方向に回転させて、互いのローラで形成されるニップに形成された前記貯留部に残った泡状処理剤を前記泡除去手段が設置された位置に各ローラに付着させて搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記塗布部材を2つのローラで構成し、各ローラの加圧力を弱めて泡状処理剤を被記録媒体に塗布するためのローラの回転方向と逆方向に一方のローラを回転させて、互いのローラで形成されるニップに形成された前記貯留部に残った泡状処理剤を前記泡除去手段が設置された位置に一方のローラに付着させて搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記泡除去手段によって前記塗布部材上から除去された泡状処理剤を一時貯留する保管器を具備し、除去して集められた泡状処理剤を前記保管器に集め、前記保管器に集められた泡状処理剤を回転体に設けた弾性体で前記保管器の壁面に沿って搬送し、所定の位置に圧縮して集め、泡状の処理剤を回収搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記泡除去手段によって前記塗布部材上から除去された泡状処理剤を一時貯留する保管器を具備し、除去して集められた泡状処理剤を閉空間の前記保管器に集め、吸引手段で前記保管器の内圧を下げ、かつ容積を縮小することで、泡状処理剤を回収搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記塗布部材上から除去された泡状処理剤を直接又は間接に加熱する加熱手段を具備し、前記泡除去手段によって前記塗布部材上から除去された泡状処理剤を前記加熱手段によって加熱し消泡することで、処理剤を回収搬送することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 前記処理剤は定着剤であり、画像形成後の被記録媒体に前記泡塗布手段によって定着剤の泡状処理剤を塗布することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記処理剤は画質改善処理剤であり、画像形成前又は画像形成後の被記録媒体に前記泡塗布手段によって画質改善処理剤の泡状処理剤を塗布することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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