JP5137711B2 - ワイヤ放電加工機用電源装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ワイヤ放電加工機用電源装置に関し、特に、放電加工時の極間平均電圧を0Vに制御するワイヤ放電加工機用電源装置に関するものである。
ワイヤ放電加工機では、加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電源装置から、一方の電極が正極となり他方の電極が負極となる所定の極性を有するパルス状の放電電圧が所定の周期で印加される。そのため、ワイヤ電極側または被加工物電極側に電荷が偏って蓄積されるので、加工液が水系である場合は、休止時間などの非放電時に電解電流が流れて電気分解作用が起こり、被加工物(電極)に電食が発生する。
そこで、加工液に水系を用いるワイヤ放電加工機では、電食の発生を防止するため、従来から、放電加工時の極間平均電圧を0Vに制御することが行われている(例えば特許文献1など)。
具体例を示す。例えば特許文献1に示されるワイヤ放電加工機用電源装置では、次のようにして0V制御を行っている。特許文献1(第1図)に示される符号を用いると、この公報に開示される電源装置では、電源(3)の電圧E1をたすきがけのスイッチ回路で切り替えて、極間(1,2)に所定極性の電圧(+E1)を印加する経路と、各休止期間において極間(1,2)に逆極性の電圧(−E1)を印加する経路とを実現することで、極間(1,2)の平均電圧が0Vになるように逆極性の電圧(−E1)の印加時間を調整する。
そして、例えば、電圧(+E1)の印加によって極間(1,2)に放電が発生すると、電源(3)と同極性の電圧を出力する電源(7)の電圧E2(E2>E1)を極間(1,2)に生じた放電を持続させて放電電流を供給する電圧として印加する経路を実現することで、放電加工が行われるようにしている。
したがって、0V制御を行うワイヤ放電加工機での加工速度は、放電電流を供給する電圧E2を極間(1,2)に印加する投入周波数の影響を受ける、つまり、0V制御周期の影響を受ける。
特開昭61−4620号公報(第1図)
しかし、上記した従来の0V制御では、常に、逆極性の電圧(−E1)の印加時間を調整する方式であるので、極間(1,2)の平均電圧が|+E1|>|−E1|である場合に、0V制御の周期が長くなってしまい、放電電流を供給する電圧E2を極間(1,2)の印加する投入周波数が低下する。つまり、従来の0V制御では、加工速度の向上が図れないという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電食の発生を防止する0V制御を行いつつ加工速度の向上が図れるワイヤ放電加工機用電源装置を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源を備え、前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧である正極性電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧である負極性電圧とを指定の印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧印加時間を前記平均電圧検出回路が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて増減し、前記放電制御回路に与える前記指定の印加時間の1つとして、定めた大きい方の極性の電圧印加時間を通知する0V制御回路とを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、電食の発生を防止する0V制御を行いつつ加工速度の向上が図れるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかるワイヤ放電加工機用電源装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。図1において、符号1は、ワイヤ放電加工機のワイヤ電極である。符号2は、ワイヤ放電加工機の加工用テーブルに載置されている被加工物電極である。ワイヤ電極1と被加工物電極2とは、水系の加工液中に浸されている。
ワイヤ電極1と被加工物電極2との極間に電圧を印加する電源として、メイン電源3の他に、0V制御に用いる2つのサブ電源5,7を備えている。0V制御に2つのサブ電源を用いる電源構成は、特許文献1に示された構成と類似であるが、この発明で実現する0V制御は、特許文献1に示されていないものである。
メイン電源3は、第1のサブ電源5または第2のサブ電源7からの電圧印加により、ワイヤ電極1と被加工物電極2との極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の加工用電圧を印加するための放電加工用電源である。図1に示す例では、メイン電源3は、負極側が被加工物電極2に接続され、正極側がスイッチ4を介してワイヤ電極1に接続されている。
第1のサブ電源5と第2のサブ電源7は、それぞれ、可変電源である。但し、この実施の形態1では、第1のサブ電源5と第2のサブ電源7は、それぞれ所定値の電圧を出力するように設定されている。
第1のサブ電源5は、ワイヤ電極1と被加工物電極2のいずれか一方の電極が正極となり他方の電極が負極となるように、出力電圧を極間に印加できる配置になっている。図1に示す例では、第1のサブ電源5は、メイン電源3と同様に、負極側が被加工物電極2に接続され、正極側がスイッチ6を介してワイヤ電極1に接続されている。この場合の極間への印加電圧を「正極性電圧V+」と表記することにする。
第2のサブ電源7は、第1のサブ電源5とは逆に、ワイヤ電極1と被加工物電極2のいずれか一方の電極が負極となり他方の電極が正極となるように、出力電圧を極間に印加できる配置になっている。図1に示す例では、第2のサブ電源7は、正極側が被加工物電極2に接続され、負極側がスイッチ8を介してワイヤ電極1に接続されている。この場合の極間への印加電圧を「負極性電圧V−」と表記することにする。
スイッチ4,6,8は、それぞれ放電制御回路9aによってオン・オフ制御される。すなわち、放電制御回路9aは、スイッチ6,8を交互にオン・オフ制御してワイヤ電極1と被加工物電極2との極間に、第1のサブ電源5の出力電圧(正極性電圧V+)と第2のサブ電源7の出力電圧(負極性電圧V−)とを交互に印加する制御を行い、そのときの極間への正極性電圧V+と負極性電圧V−の各印加タイミングを平均電圧検出回路10に通知する構成を有している。
極間に放電が発生していないときのスイッチ6,8のオン時間幅、つまり、第1のサブ電源5が出力する正極性電圧V+の最大印加時間及び第2のサブ電源7が出力する負極性電圧V−の最大印加時間は、運用開始直後の最初の1制御周期では予め定めた所定時間であるが、2回目以降の各制御周期では、0V制御回路11aからの指示に従って定められる。なお、負極性電圧V−の最大印加時間は、いわゆる休止時間に対応している。
そして、放電制御回路9aは、上記のように、極間に正極性電圧V+と負極性電圧V−とを交互に印加する制御を行う過程で、正極性電圧V+の印加または負極性電圧V−の印加により放電が発生すると、その放電を発生させた第1のサブ電源5に対するスイッチ6または第2のサブ電源7に対応するスイッチ8の該当する方をオフにして、その放電を発生させた第1のサブ電源5または第2のサブ電源7からの電圧印加を停止すると同時に、スイッチ4をオン制御してメイン電源3から加工用電圧を所定時間内印加させる制御を行う構成を有している。
平均電圧検出回路10は、例えば、正極性電圧用のサンプルホールド回路と、負極性電圧用のサンプルホールド回路とを備え、所定の制御周期(例えば1ms)の期間内における前記極間での正極性電圧V+の平均値と負極性電圧V−の平均値とを求め、それぞれを0V制御回路11aに与える構成を有している。
0V制御回路11aは、平均電圧検出回路10が求めた正極性電圧V+の平均値の絶対値と負極性電圧V−の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧印加時間を、平均電圧検出回路10が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて、初期値または前回値から単位時間だけ増減する。そして、放電制御回路9に対して、定めた大きい方の極性の電圧印加時間「初期値または前回値±単位時間」を、小さい方の極性の電圧印加に適用した前回制御周期での印加時間とともに通知する構成を有している。
以下、図2と図3を参照して、0V制御回路11aが行うこの実施の形態1による0V制御の内容を具体的に説明する。図2は、0V制御回路11aが行うこの実施の形態1による0V制御の原理を説明する図であり、(a)は|V+|>|V−|の場合を示し、(b)は|V+|<|V−|の場合を示す。図3は、図1に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。
図2では、理解を容易にするため、所定の制御周期(例えば1ms)15毎における正極性電圧V+の平均値と負極性電圧V−の平均値とが同じ時間軸上に示されている。0V制御回路11aは、図3に示す手順で、所定の制御周期15において、(a)|V+|>|V−|の場合は、正極性電圧V+の印加時間幅16を初期値または前回値から単位時間だけ増減調整する。また(b)|V+|<|V−|の場合は、負極性電圧V−の印加時間幅17を初期値または前回値から単位時間だけ増減調整する。各制御周期においてこれを繰り返すことで極間電圧が0Vになるようにする。なお、初期値は、運用開始直後の最初の1制御周期用に予め定めた所定時間(例えば24μs)である。また、前回値は、制御周期が2回目以降である場合の前周期で用いた印加時間である。単位時間は、例えば2μsである。
次に、図3では、処理手順を示すステップは、STと略記して示してある。また、第1のサブ電源5と第2のサブ電源7は、所定値の電圧を出力するように設定されている。なお、第1のサブ電源5の出力電圧は、メイン電源3の出力電圧よりも所定値だけ低い電圧である。
図3において、0V制御回路11aは、1制御周期の終了時において、平均電圧検出回路10から、1制御周期での正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧と、その平均電圧を求めた1制御周期終了時の極間電圧Vとを取得すると(ST1)、正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧の絶対値|V+|,|V−|を求め、それらの大小関係を比較する(ST2)。
0V制御回路11aは、ST2での比較結果、|V+|>|V−|でない場合(ST2:No)は、極間電圧Vが正極性であると(ST3:No)負極性電圧V−の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ長くし(ST4)、また、極間電圧Vが負極性であると(ST3:Yes)負極性電圧V−の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ短くし(ST5)、それぞれで決定した電圧印加時間「初期値または前回値±単位時間」と電圧極性「負極性」とを放電制御回路9aに通知し(ST9)、ST1に戻る。今の例では、0V制御回路11aは、決定した第2のサブ電源7からの負極性電圧V−の印加時間を、第1のサブ電源5からの正極性電圧V+の印加に適用した前回制御周期での印加時間とともに、放電制御回路9aに通知する。
また、0V制御回路11aは、ST2での比較結果、|V+|>|V−|である場合(ST2:Yes)は、極間電圧Vが正極性であると(ST6:No)正極性電圧V+の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ短くし(ST7)、また、極間電圧Vが負極性であると(ST6:Yes)正極性電圧V+の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ長くし(ST8)、それぞれで決定した電圧印加時間「初期値または前回値±単位時間」と電圧極性「正極性」とを放電制御回路9aに通知し(ST9)、ST1に戻る。今の例では、0V制御回路11aは、決定した第1のサブ電源5からの正極性電圧V+の印加時間を、第2のサブ電源7からの負極性電圧V−の印加に適用した前回制御周期での印加時間とともに放電制御回路9aに通知する。
次回の1制御周期(例えば1ms)では、放電制御回路9aは、以上のように0V制御回路11aが定めた印加時間によってスイッチ6,8をオン・オフ制御する。これの繰り返しによって、極間の平均電圧が0Vになるように制御され、電食の発生が防止される。
このように、|V+|<|V−|である場合は、従来と同様に負極性電圧V−の印加時間を増減調整するが、|V+|>|V−|である場合は、従来とは逆に、正極性電圧V+の印加時間を増減調整するので、0V制御の周期を従来よりも短くすることができる。
メイン電源3の投入は、極間に放電が発生したときに行われるので、メイン電源3を投入できるタイミングは、正極性電圧V+と負極性電圧V−の交互印加の1周期において、正極性電圧V+の印加時と負極性電圧V−の印加時とでそれぞれ1回、あるいは、正極性電圧V+の印加時と負極性電圧V−の印加時とのいずれかで1回ある。そして、単位時間当たりに極間に印加する正極性電圧V+、負極性電圧V−の印加回数の多い方がメイン電源3の投入回数も増加し、加工速度が向上する。
すなわち、この実施の形態1によれば、0V制御の周期を短くすることができるので、単位時間当たりに極間に印加する正極性電圧V+、負極性電圧V−の印加回数を増やすことができ、加工速度の向上が図れる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。なお、図4では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図4に示すように、この実施の形態2によるワイヤ放電加工機用電源装置では、図1(実施の形態1)に示した構成において、放電制御回路9aに代えて放電制御回路9bが設けられ、0V制御回路11aに代えて0V制御回路11bが設けられている。
放電制御回路9bは、極間に放電が発生していないときのスイッチ6,8のオン時間幅に、つまり、第1のサブ電源5が出力する正極性電圧V+の最大印加時間および第2のサブ電源7が出力する負極性電圧V−の最大印加時間に、予め定められた固定時間を適用する点が実施の形態1と異なる。その他は、実施の形態1と同様である。
0V制御回路11bは、平均電圧検出回路10が求めた正極性電圧V+の平均値の絶対値と負極性電圧V−の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧値を平均電圧検出回路10が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて、初期値または前回値から単位電圧値だけ増減すべく、第1のサブ電源5と第2のサブ電源7のうち該当するサブ電源の出力電圧を増減調整する構成を有している。なお、初期値は、運用開始直後の最初の1制御周期用に予め定めた印加電圧である。また、前回値は、制御周期が2回目以降である場合の前周期で用いた印加電圧である。
以下、図5を参照して、この実施の形態2による0V制御ついて説明する。なお、図5は、図4に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。図5では、図3に示した処理手順と同一ないしは同等である手順には、同一の符号を付してある。ここでは、この実施の形態2に関わる部分を中心に説明する。
図5において、0V制御回路11bは、ST2での比較結果、|V+|>|V−|でない場合(ST2:No)は、極間電圧Vが正極性であると(ST3:No)負極性電圧V−の電圧値を初期値または前回値から単位電圧値だけ小さくし(ST14)、また、極間電圧Vが負極性であると(ST3:Yes)負極性電圧V−の電圧値を初期値または前回値から単位電圧値だけ大きくし(ST15)、ST1に戻る。
また、0V制御回路11bは、ST2での比較結果、|V+|>|V−|である場合(ST2:Yes)は、極間電圧Vが正極性であると(ST6:No)正極性電圧V+の電圧値を初期値または前回値から単位電圧値だけ大きくし(ST17)、また、極間電圧Vが負極性であると(ST6:Yes)正極性電圧V+の電圧値を初期値または前回値から単位電圧値だけ小さくし(ST18)、ST1に戻る。
次回の1制御周期(例えば1ms)では、放電制御回路9bが、予め定められた印加時間によってスイッチ6,8をオン・オフ制御すると、極間には、正極性電圧V+と負極性電圧V−のいずれか一方が以上のようにして変更された電圧値で印加され、正極性電圧V+と負極性電圧V−のいずれか他方が前回制御周期で用いた電圧値で印加される。これの繰り返しによって、極間の平均電圧が0Vになるように制御され、電食の発生が防止される。
この実施の形態2では、極間に印加する正極性電圧と負極性電圧の各電圧値を変更するので、メイン電源の投入タイミングを増やすことができ、実施の形態1と同様に、加工速度の向上が図れる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。なお、図6では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図6に示すように、この実施の形態3によるワイヤ放電加工機用電源装置では、図1(実施の形態1)に示した構成において、0V制御回路11aに代えて0V制御回路11cが設けられている。第1のサブ電源5と第2のサブ電源7は、実施の形態1と同様に、所定値の電圧を出力するように設定されている。0V制御回路11cは、極間への電圧印加時間を実施の形態1とは異なる方法で増減調整する。
すなわち、0V制御回路11cは、平均電圧検出回路10が求めた正極性電圧V+の平均値の絶対値と負極性電圧V−の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧印加時間を、当該大きい方の極性の電圧値と正極性電圧V+の平均値及び負極性電圧V−の平均値の各絶対値の和との比に応じて増減し、放電制御回路9aに、定めた大きい方の極性の電圧印加時間を、小さい方の極性の電圧印加に適用した前回制御周期での印加時間とともに通知する構成を有している。
以下、図7を参照して、この実施の形態3による0V制御について説明する。なお、図7は、図6に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。図7では、図3に示した処理手順と同一ないしは同等である手順には、同一の符号を付してある。ここでは、この実施の形態3に関わる部分を中心に説明する。
図7において、0V制御回路11cは、1制御周期の終了時において、平均電圧検出回路10から、1制御周期での正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧を取得する(ST21)と、正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧の絶対値|V+|,|V−|を求め、それらの大小関係を比較する(ST2)。
0V制御回路11cは、ST2での比較結果、|V+|>|V−|でない場合(ST2:No)では、比{|V−|/(|V+|+|V−|}が予め定めた判定閾値Aよりも小さいか否かを判定する(ST22)。
0V制御回路11cは、ST22での判定結果が否定(No)である場合は、負極性電圧V−の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ短くし(ST23)、また、ST22での判定結果が肯定(Yes)である場合は、負極性電圧V−の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ長くし(ST24)、それぞれで決定した電圧印加時間「初期値または前回値±単位時間」と電圧極性「負極性」とを放電制御回路9aに通知し(ST9)、ST21に戻る。
また、0V制御回路11cは、ST2での比較結果、|V+|>|V−|である場合(ST2:Yes)は、比{|V+|/(|V+|+|V−|}が予め定めた判定閾値Aよりも小さいか否かを判定する(ST25)。
0V制御回路11cは、ST25での判定結果が否定(No)である場合は、正極性電圧V+の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ長くし(ST26)、また、ST25での判定結果が肯定(Yes)である場合は、正極性電圧V+の印加時間を初期値または前回値から単位時間だけ短くし(ST27)、それぞれで決定した電圧印加時間「初期値または前回値±単位時間」と電圧極性「正極性」とを放電制御回路9aに通知し(ST9)、ST21に戻る。
次回の1制御周期(例えば1ms)では、放電制御回路9aは、以上のように0V制御回路11cが定めた印加時間によってスイッチ6,8をオン・オフ制御する。これの繰り返しによって、極間の平均電圧が0Vになるように制御され、電食の発生が防止される。
この実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、0V制御の周期を短くすることができるので、単位時間当たりに極間に印加する正極性電圧V+、負極性電圧V−の印加回数を増やすことができ、加工速度の向上が図れる。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。なお、図8では、図1(実施の形態1)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態4に関わる部分を中心に説明する。
図8に示すように、この実施の形態4によるワイヤ放電加工機用電源装置では、図1(実施の形態1)に示した構成において、電源構成として、第3の電源20が追加されている。そして、第1のサブ電源5と第2のサブ電源7は、実施の形態1,3と同様に、所定値の電圧を出力するように設定されているが、第1のサブ電源5と第2のサブ電源7のいずれか一方の出力電圧に、第3の電源20の出力電圧V3を加算する形で、極間に、正極性電圧V+と負極性電圧V−とを切り替えて印加できるように、スイッチ21〜スイッチ26が設けられている。
第3の電源20の正極側は、スイッチ21を介して第1のサブ電源5の負極側に接続され、また、スイッチ24を介して被加工物電極2に接続されている。そして、第1のサブ電源5の負極側と被加工物電極2との間にスイッチ22が追加されている。
第3の電源20の負極側は、スイッチ25を介して第2のサブ電源7の正極側に接続され、また、スイッチ23を介して被加工物電極2に接続されている。そして、第2のサブ電源7の正極側と被加工物電極2との間にスイッチ26が追加されている。
放電制御回路9cは、次の5つの制御動作を行う構成を有している。
(1)運用開始直後の最初の1制御周期では、極間に、第1のサブ電源5の出力電圧V1である正極性電圧V+と第2のサブ電源7の出力電圧V2である負極性電圧V−とを、予め定められた印加時間でもって交互に印加する制御を行う。この場合、放電制御回路9cは、スイッチ6,22,8,26をそれぞれオン制御し、スイッチ21,23,24,25をそれぞれオフ制御している。
(2)運用開始直後の2回目以降の各1制御周期では、極間に、第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加算した正極性電圧V+と、第2のサブ電源7の出力電圧V2である負極性電圧V−とを交互に印加する制御を行う。この場合、放電制御回路9cは、スイッチ6,21,23,8,26をそれぞれオン制御し、スイッチ22,24,25をそれぞれオフ制御している。なお、第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加算した正極性電圧V+の印加時間は、0V制御回路11dから指示された印加時間であり、第2のサブ電源7の出力電圧V2である負極性電圧V−の印加時間は、前回の制御周期で用いた印加時間である。
(3)または、運用開始直後の2回目以降の各1制御周期では、極間に、第1のサブ電源5の出力電圧V1である正極性電圧V+と、第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加算した負極性電圧V−とを交互に印加する制御を行う。この場合、放電制御回路9cは、スイッチ6,22,8,25,24をそれぞれオン制御し、スイッチ21,23,26をそれぞれオフ制御している。なお、第1のサブ電源5の出力電圧V1である正極性電圧V+の印加時間は、前回の制御周期で用いた印加時間であり、第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加算した負極性電圧V−の印加時間は、0V制御回路11dから指示された印加時間である。
(4)そして、(1)〜(3)の制御過程で放電が発生すると、その放電を発生させた第1のサブ電源5または第2のサブ電源7からの電圧印加及び第3のサブ電源20からの電圧印加を停止してメイン電源3から所定極性の電圧を印加させる制御を行う。この場合、放電制御回路9cは、例えば、スイッチ6またはスイッチ8をオフ制御している。
(5)並行して、放電制御回路9cは、平均電圧検出回路10に対して、極間への正極性電圧V+の印加タイミングと、負極性電圧V−の印加タイミングとを通知する。
0V制御回路11dは、平均電圧検出回路10が求めた正極性電圧V+の平均値の絶対値と負極性電圧V−の平均値の絶対値との大小関係を比較し、小さい方の極性の電圧(V1またはV2)に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧(正極性電圧V+または負極性電圧V−)での電圧印加時間を、平均電圧検出回路10が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて、初期値または前回値から単位時間だけ増減し、放電制御回路9cに、印加する第3のサブ電源30の電圧極性と、定めた小さい方の極性の電圧(V1またはV2)に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧(正極性電圧V+または負極性電圧V−)での電圧印加時間「初期値または前回値±単位時間」とを通知する構成を有している。
以下、図9を参照して、この実施の形態4による0V制御について説明する。なお、図9は、図8に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。
図9において、0V制御回路11dは、平均電圧検出回路10から、1制御周期での正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧と、その平均電圧を求めた1制御周期時の極間電圧Vとを取得する(ST30)と、正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧の絶対値|V+|,|V−|を求め、それらの大小関係を比較する(ST31)。
ここで、ST30にて取得される正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均値は、その平均値を取得するタイミングが、運用開始直後の最初の1制御周期終了時であるか、運用開始直後の2回目以降の各1制御周期終了時であるか、によって内容が異なっている。
すなわち、(イ)運用開始直後の最初の1制御周期終了時であれば、正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均値は、第1のサブ電源5の出力電圧V1及び第2のサブ電源7の出力電圧V2の平均値である。このときに用いる印加時間が前記した「初期値」である。そして、運用開始直後の2回目以降の各1制御周期終了時であれば、次の2つのケース(ロ)(ハ)のいずれかである。(ロ)正極性電圧V+の平均値は、第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧の平均値であり、負極性電圧V−の平均値は、第2のサブ電源7の出力電圧V2の平均値である。(ハ)正極性電圧V+の平均値は、第1のサブ電源5の出力電圧V1の平均値であり、負極性電圧V−の平均値は、第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧の平均値である。この(ロ)(ハ)で用いる印加時間が前記した「前回値」である。
以下では、理解を容易にするため、0V制御回路11dが平均電圧検出回路10から「正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧」を取得するタイミングは、運用開始直後の最初の1制御周期終了時であるとして説明する。この点は、次に示す実施の形態5,6においても同様である。
0V制御回路11dは、ST31での比較結果、|V+|>|V−|でない場合(ST31:No)は、極間電圧Vが正極性であると(ST32:No)第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の電圧V3を加えた正極性電圧V+の印加時間を初期値から単位時間だけ短くし(ST33)、また、極間電圧Vが負極性であると(ST32:Yes)第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の電圧V3を加えた正極性電圧V+の印加時間を初期値から単位時間だけ長くし(ST34)、それぞれで決定した正極性電圧V+の印加時間「初期値±単位時間」と、加算する第3のサブ電源20の出力電圧極性「正極性」とを放電制御回路9cに通知し(ST38)、ST30に戻る。
また、0V制御回路11dは、ST31での比較結果、|V+|>|V−|である場合(ST31:Yes)は、極間電圧Vが正極性であると(ST35:No)第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた負極性電圧V−の印加時間を初期値から単位時間だけ長くし(ST36)、また、極間電圧Vが負極性であると(ST35:Yes)第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた負極性電圧V−の印加時間を初期値から単位時間だけ短くし(ST37)、それぞれで決定した負極性電圧V−の印加時間「初期値±単位時間」と、加算する第3のサブ電源20の出力電圧極性「負極性」とを放電制御回路9cに通知し(ST38)、ST30に戻る。
次回の1制御周期(例えば1ms)では、放電制御回路9cは、以上のように0V制御回路11dが定めた電圧印加時間と第3のサブ電源20の出力電圧極性とによって、上記の(2)に示したように、スイッチ6,21,23,8,26をそれぞれオン制御し、スイッチ22,24,25をそれぞれオフ制御する、或いは、上記の(3)に示したように、スイッチ6,22,8,25,24をそれぞれオン制御し、スイッチ21,23,26をそれぞれオフ制御する。これの繰り返しによって、極間の平均電圧が0Vになるように制御され、電食の発生が防止される。
この実施の形態4においても、実施の形態1と同様に、0V制御の周期を短くすることができるので、単位時間当たりに極間に印加する正極性電圧V+、負極性電圧V−の印加回数を増やすことができ、加工速度の向上が図れる。
実施の形態5.
図10は、この発明の実施の形態5によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。なお、図10では、図8(実施の形態4)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
図10に示すように、この実施の形態5によるワイヤ放電加工機用電源装置では、図8(実施の形態4)に示した構成において、放電制御回路9cに代えて放電制御回路9dが設けられ、0V制御回路11dに代えて、0V制御回路11eが設けられている。
放電制御回路9dは、スイッチ6,8,21〜26のオン・オフ制御態様は、実施の形態4にて示した(1)〜(4)と同じであるが、実施の形態4にて示した(2)(3)での電圧印加時間が全て、実施の形態4にて示した(1)で用いた予め定められた印加時間である点が実施の形態4とは異なる。
すなわち、放電制御回路9dは、実施の形態4にて示した(2)の動作では、第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加算した正極性電圧V+の印加時間と、第2のサブ電源7の出力電圧V2である負極性電圧V−の印加時間とに、実施の形態4にて示した(1)にて用いた予め定められた印加時間を適用する。
また、放電制御回路9dは、実施の形態4にて示した(3)の動作では、第1のサブ電源5の出力電圧である正極性電圧V+の印加時間と、第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加算した負極性電圧V−の印加時間とに、実施の形態4にて示した(1)にて用いた予め定められた印加時間を適用する。
0V制御回路11eは、平均電圧検出回路10が求めた正極性電圧V+の平均値の絶対値と負極性電圧V−の平均値の絶対値との大小関係を比較し、小さい方の極性の電圧(V1またはV2)に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧値を、平均電圧検出回路10が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて、初期値または前回値から単位電圧値だけ増減すべく、第1のサブ電源5と第2のサブ電源7のうち該当するサブ電源の出力電圧(V1またはV2)を調整し、放電制御回路9dに、印加する第3のサブ電源20の電圧極性を通知する構成を有している。なお、初期値は、運用開始直後の最初の1制御周期用に予め定めた第1のサブ電源5の出力電圧V1と第2のサブ電源7の出力電圧V2である。また、前回値は、制御周期が2回目以降である場合の前周期で用いた印加電圧である。この場合には、V1+V3、または、V2+V3となる。
以下、図11を参照して、この実施の形態5による0V制御について説明する。なお、図11は、図10に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。図11では、図9に示した手順と同一ないしは同等である手順には、同一の符号を付してある。ここでは、この実施の形態5に関わる部分を中心に説明する。
図11において、0V制御回路11eは、ST31での比較結果、|V+|>|V−|でない場合(ST31:No)は、極間電圧Vが正極性であると(ST32:No)第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた正極性電圧V+の電圧値を初期値から単位電圧値だけ小さくする、つまり、第1のサブ電源5の出力電圧V1を初期値から単位電圧値だけ小さくする(ST41)。また、極間電圧Vが負極性であると(ST32:Yes)第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた正極性電圧V+の電圧値を初期値から単位電圧値だけ大きする、つまり、第1のサブ電源5の出力電圧V1を初期値から単位電圧値だけ大きくする(ST42)。そして、印加する第3のサブ電源20の電圧極性「正極性」を放電制御回路9dに通知し(ST45)、ST30に戻る。
また、0V制御回路11eは、ST31での比較結果、|V+|>|V−|である場合(ST31:Yes)は、極間電圧Vが正極性であると(ST35:No)第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた負極性電圧V−の電圧値を初期値から単位電圧値だけ大きくする、つまり、第2のサブ電源7の出力電圧V2を初期値から単位電圧値だけ大きくする(ST43)。また、極間電圧Vが負極性であると(ST35:Yes)第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた負極性電圧V−の電圧値を初期値から単位電圧値だけ小さくする、つまり、第2のサブ電源7の出力電圧V2を初期値から単位電圧値だけ小さくする(ST44)。そして、印加する第3のサブ電源20の電圧極性を放電制御回路9dに通知し(ST45)、ST30に戻る。
次回の1制御周期(例えば1ms)では、放電制御回路9dが、予め定められた印加時間と第3のサブ電源20の電圧極性とによって、スイッチ6,8,21〜26をオン・オフ制御すると、極間には、正極性電圧V+と負極性電圧V−のいずれか一方が以上のようにして変更された電圧値で印加され、正極性電圧V+と負極性電圧V−のいずれか他方が前回制御周期で用いた電圧値で印加される。これの繰り返しによって、極間の平均電圧が0Vになるように制御され、電食の発生が防止される。
この実施の形態5では、実施の形態2と同様に、極間に印加する正極性電圧と負極性電圧の電圧値を変更するので、メイン電源の投入タイミングを増やすことができ、実施の形態1と同様に、加工速度の向上が図れる。
実施の形態6.
図12は、この発明の実施の形態6によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。なお、図12では、図8(実施の形態4)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態6に関わる部分を中心に説明する。
図12に示すように、この実施の形態6によるワイヤ放電加工機用電源装置では、図8(実施の形態4)に示した構成において、0V制御回路11dに代えて、0V制御回路11fが設けられている。
0V制御回路11fは、平均電圧検出回路10が求めた正極性電圧V+の平均値の絶対値と負極性電圧V−の平均値の絶対値との大小関係を比較し、小さい方の極性の電圧(V1またはV2)に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧(正極性電圧V+または負極性電圧V−)での電圧印加時間を、正極性電圧V+の平均値及び負極性電圧V−の平均値の各絶対値の比に応じて初期値または前回値から単位時間だけ増減する。そして、放電制御回路9cに、印加する第3のサブ電源20の出力電圧極性と、定めた小さい方の極性の電圧(V1またはV2)に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた電圧(正極性電圧V+または負極性電圧V−)での電圧印加時間とを通知する構成を有している。
以下、図13を参照して、この実施の形態6による0V制御について説明する。なお、13は、図12に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。
図13において、0V制御回路11fは、平均電圧検出回路10から、1制御周期での正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧を取得する(ST50)と、正極性電圧V+及び負極性電圧V−の平均電圧の絶対値|V+|,|V−|を求め、それらの大小関係を比較する(ST51)。
0V制御回路11fは、ST51での比較結果、|V+|>|V−|でない場合(ST51:No)では、比{|V−|/|V+|}が予め定めた判定閾値Bよりも小さいか否かを判定する(ST52)。
0V制御回路11fは、ST52での判定結果が否定(No)である場合は、第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた負極性電圧V−の印加時間を初期値から単位時間だけ短くし(ST53)、また、ST52での判定結果が肯定(Yes)である場合は、第2のサブ電源7の出力電圧V2に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた負極性電圧V−の印加時間を初期値から単位時間だけ長くし(ST54)、それぞれで決定した負極性電圧V−の印加時間「初期値±単位時間」と、加算する第3のサブ電源20の出力電圧極性「負極性」とを放電制御回路9cに通知し(ST58)、ST50に戻る。
また、0V制御回路11fは、ST51での比較結果、|V+|>|V−|である場合(ST51:Yes)は、比{|V+|/|V−|}が予め定めた判定閾値Bよりも小さいか否かを判定する(ST55)。
0V制御回路11fは、ST55での判定結果が否定(No)である場合は、第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた正極性電圧V+の印加時間を初期値から単位時間だけ長くし(ST56)、また、ST55での判定結果が肯定(Yes)である場合は、第1のサブ電源5の出力電圧V1に第3のサブ電源20の出力電圧V3を加えた正極性電圧V+の印加時間を初期値から単位時間だけ短くし(ST57)、それぞれで決定した正極性電圧V+の印加時間「初期値±単位時間」と、加算する第3のサブ電源20の電圧極性「正極性」とを放電制御回路9cに通知し(ST58)、ST50に戻る。
次回の1制御周期(例えば1ms)では、放電制御回路9cは、実施の形態4と同様に
0V制御回路11fが定めた電圧印加時間と第3のサブ電源20の出力電圧極性とによって、上記の(2)に示したように、スイッチ6,21,23,8,26をそれぞれオン制御し、スイッチ22,24,25をそれぞれオフ制御する、或いは、上記の(3)に示したように、スイッチ6,22,8,25,24をそれぞれオン制御し、スイッチ21,23,26をそれぞれオフ制御する。これの繰り返しによって、極間の平均電圧が0Vになるように制御され、電食の発生が防止される。
この実施の形態6においても、実施の形態1と同様に、0V制御の周期を短くすることができるので、単位時間当たりに極間に印加する正極性電圧V+、負極性電圧V−の印加回数を増やすことができ、加工速度の向上が図れる。
以上のように、この発明にかかるワイヤ放電加工機用電源装置は、電食の発生を防止する0V制御を行いつつ加工速度の向上が図れるワイヤ放電加工機用電源装置として有用である。
この発明の実施の形態1によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。 図1に示す0V制御回路が行うこの実施の形態1による0V制御の原理を説明する図であり、(a)は|V+|>|V−|の場合を示し、(b)は|V+|<|V−|の場合を示す図である。 図1に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態2によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。 図4に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態3によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。 図6に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態4によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。 図8に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態5によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。 図10に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態6によるワイヤ放電加工機用電源装置の構成を示す回路図である。 図12に示す0V制御回路の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 ワイヤ電極
2 被加工物電極
3 メイン電源
4,6,8 スイッチ
5 第1のサブ電源
7 第2のサブ電源
9a,9b,9c,9d 放電制御回路
10 平均電圧検出回路
11a,11b,11c,11d,11e,11f 0V制御回路
20 第3のサブ電源
21,22,23,24,25,26 スイッチ

Claims (6)

  1. 水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源を備え、
    前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧である正極性電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧である負極性電圧とを指定の印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、
    所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、
    前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧印加時間を、前記平均電圧検出回路が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて増減し、前記放電制御回路に与える前記指定の印加時間の1つとして、定めた大きい方の極性の電圧印加時間を通知する0V制御回路と、
    を備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用電源装置。
  2. 水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源を備え、
    前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧である正極性電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧である負極性電圧とを予め定めた印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、
    所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、
    前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧値を前記平均電圧検出回路が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて増減すべく、前記第1のサブ電源と前記第2のサブ電源のうち該当するサブ電源の出力電圧を増減調整する0V制御回路と、
    を備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用電源装置。
  3. 水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源を備え、
    前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧である正極性電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧である負極性電圧とを指定の印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、
    所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、
    前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、大きい方の極性の電圧印加時間を、当該大きい方の極性の電圧値と前記正極性電圧の平均値及び前記負極性電圧の平均値の各絶対値の和との比に応じて増減し、前記放電制御回路に与える前記指定の印加時間の1つとして、定めた大きい方の極性の電圧印加時間を通知する0V制御回路と、
    を備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用電源装置。
  4. 水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源、前記第1のサブ電源と前記第2のサブ電源のいずれか一方の出力電圧に加算する形で正極性電圧と負極性電圧とを切り替えて印加できるように配置された第3のサブ電源を備え、
    前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧とを、そのいずれか一方の電圧に前記第3のサブ電源の出力電圧を加算した形で、指定の印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、
    所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、
    前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、小さい方の極性の電圧に前記第3のサブ電源の電圧を加えた電圧での電圧印加時間を、前記平均電圧検出回路が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて増減し、前記放電制御回路に与える前記指定の印加時間の1つとして、印加する前記第3のサブ電源の電圧極性と、定めた小さい方の極性の電圧に前記第3のサブ電源の出力電圧を加えた電圧での電圧印加時間とを通知する0V制御回路と、
    を備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用電源装置。
  5. 水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源、前記第1のサブ電源と前記第2のサブ電源のいずれか一方の出力電圧に加算する形で正極性電圧と負極性電圧とを切り替えて印加できるように配置された第3のサブ電源を備え、
    前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧とを、そのいずれか一方の電圧に前記第3のサブ電源の出力電圧を加算した形で、予め定めた印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、
    所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、
    前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、小さい方の極性の電圧に前記第3のサブ電源の電圧を加えた電圧値を前記平均電圧検出回路が平均値を求めたときの極間電圧の極性に応じて増減すべく、前記第1のサブ電源と前記第2のサブ電源のうち該当する方のサブ電源の出力電圧を調整するとともに、前記放電制御回路に、印加する前記第3のサブ電源の出力電圧極性を通知する0V制御回路と、
    を備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用電源装置。
  6. 水系の加工液中に浸したワイヤ電極と被加工物電極との極間に電圧を印加する電源として、前記極間に生じた放電を所定時間維持する所定極性の電圧を印加できるように配置されたメイン電源の他に、前記極間にいずれか一方の電極を基準に、正極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第1のサブ電源、及び負極性電圧を印加できるように配置された可変電源である第2のサブ電源、前記第1のサブ電源と前記第2のサブ電源のいずれか一方の出力電圧に加算する形で正極性電圧と負極性電圧とを切り替えて印加できるように配置された第3のサブ電源を備え、
    前記極間に、前記第1のサブ電源の出力電圧と前記第2のサブ電源の出力電圧とを、そのいずれか一方の電圧に前記第3のサブ電源の出力電圧を加算した形で、指定の印加時間でもって交互に印加する制御を行い、その過程で放電が発生すると、前記メイン電源から所定極性の電圧を印加させる制御を行う放電制御回路と、
    所定の制御周期の期間内における前記極間での前記正極性電圧の平均値と前記負極性電圧の平均値とを求める平均電圧検出回路と、
    前記平均電圧検出回路が求めた前記正極性電圧の平均値の絶対値と前記負極性電圧の平均値の絶対値との大小関係を比較し、小さい方の極性の電圧に前記第3のサブ電源の出力電圧を加えた電圧での電圧印加時間を、前記正極性電圧の平均値及び前記負極性電圧の平均値の各絶対値の比に応じて増減し、前記放電制御回路に与える前記指定の印加時間の1つとして、印加する前記第3のサブ電源の出力電圧極性と、定めた小さい方の極性の電圧に前記第3のサブ電源の出力電圧を加えた電圧での電圧印加時間とを通知する0V制御回路と、
    を備えていることを特徴とするワイヤ放電加工機用電源装置。
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