JP5136572B2 - 回路収納ユニット、および放電灯ユニット - Google Patents
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Description
さらに、上記回路収納ユニットにおいて、シールド用金属部材は、インサート成型されているとともに、電気的に接地されていてもよい(請求項3)。
次に、上記目的を達成するために成された放電灯ユニットは、ケース部材と支持部材とを組み付けて構成されており、ケース部材として、上記の何れかに記載の回路収納ユニットを備えている。
[本実施形態の回路構成]
図1は、放電灯ユニット1(回路収納ユニット)の回路構成を示す回路図である。
また、上記の構成要素のうち、Hブリッジ回路55、ドライバ58、昇圧回路65等については、後述するバラストモジュール13(集積回路)の内部に配置されており、これらの回路は、放電灯11に供給する電力を生成するパワー回路(図示省略)を構成する。また、パワー回路の作動を制御する制御回路70についても、バラストモジュール13の内部に配置されている。
次に、放電灯ユニット1における各構成要素の配置について、図2、図3を用いて説明する。図2は放電灯ユニット1の中央断面図、図3は放電灯ユニット1の側面図である。
また、蓋部材16は、例えばアルミニウム等の金属から構成されており、ヒートシンクおよび電磁波シールドとして機能する。
ここで、放電灯ユニット1の組立工程について簡単に説明しつつ、一部の構成要素の詳細配置について説明する(主に図2参照)。放電灯ユニット1を組み立てる際には、まず、ケース部材14の本体部材15の底部の所定位置に、バラストモジュール13およびDC/DCトランス46を接着する。この配置により、バラストモジュール13はケース部材14における放電灯支持部21とは反対側の比較的低温となる領域に配置され、ケース部材14がバラストモジュール13のヒートシンクとして機能する。
ここで、バスバーについて図4を用いて説明する。バスバーは、板状の金属材料31をプレス等によって打ち抜き、配線として利用する部材(図4ではハッチングがされていない部分)を必要に応じて折り曲げて形成されている。そして、これらの部材を成形樹脂30によってモールドすることによってバスバーが形成される。
ところで、成形樹脂30は、予めバラストモジュール13およびDC/DCトランス46とは干渉しない形状に形成されているとともに、後述する溶接工程の支障とならないように溶接の作業が可能なように部分的に刳り抜かれた形状となっている。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述した放電灯ユニット1において、ケース部材14には、このケース部材14の内部と外部とを連通する孔部26が形成されており、このケース部材14には、孔部26の近傍に配置され、複数の回路部品のうちの耐熱温度が相対的に低い回路部品を表す低耐熱部品(例えば、入力コンデンサ42、テイクオーバーコンデンサ54等の電解コンデンサ)と、低耐熱部品よりも孔部26側に配置され、孔部26の少なくとも一部を塞ぐように、ケース部材14と接することなく配置されたシールド用金属部材27と、が収納されている。そして、ケース部材14に形成された孔部26は、熱伝導率がケース部材14よりも低い物質(樹脂からなる充填材17)のみに接触している。
このような放電灯ユニット1によれば、低耐熱部品の大きさに応じて、低耐熱部品を収納するのに必要な低温領域の広さを確保することができる。
このような放電灯ユニット1によれば、シールド用金属部材27がインサート成型されていることで、確実に位置決めすることができる。また、シールド用金属部材27が電気的に接地されているので、シールド用金属部材27の電位を固定することができ、シールドの効果を向上させることができる。
このような回路収納ユニットによれば、孔部とシールド用金属部材との隙間から内部にノイズが侵入することを確実に防止することができる。
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
Claims (7)
- 発光体を発光させるための複数の回路部品を金属製の筐体の内部に収容して構成された回路収納ユニットであって、
前記筐体には、
該筐体の内部と外部とを連通する孔部が形成されているとともに、
前記孔部の近傍に配置され、前記複数の回路部品のうちの耐熱温度が相対的に低い回路部品を表す低耐熱部品と、
前記低耐熱部品よりも前記孔部側に配置され、前記孔部の少なくとも一部を塞ぐように、前記筐体と接することなく配置されたシールド用金属部材と、
が収納されており、
前記筐体の孔部は、熱伝導率が前記筐体よりも低い物質のみに接触していること
を特徴とする回路収納ユニット。 - 請求項1に記載の回路収納ユニットにおいて、
前記孔部は、該孔部が形成された筐体の面における前記低耐熱部品の投影面積よりも大きく設定されていること
を特徴とする回路収納ユニット。 - 請求項1または請求項2に記載の回路収納ユニットにおいて、
前記シールド用金属部材は、インサート成型されているとともに、電気的に接地されていること
を特徴とする回路収納ユニット。 - 請求項3に記載の回路収納ユニットにおいて、
前記シールド用金属部材は、前記発光体に電力を供給するために利用される導電性部材と共用されていること
を特徴とする回路収納ユニット。 - 請求項4に記載の回路収納ユニットにおいて、
前記シールド用金属部材は、板状の金属材料を折り曲げて形成されていること
を特徴とする回路収納ユニット。 - 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の回路収納ユニットにおいて、
前記孔部と前記シールド用金属部材との隙間は、路車間通信において使用される電波の波長の10分の1未満の大きさに設定されていること
を特徴とする回路収納ユニット。 - 放電灯を点灯させるための複数の回路部品を収納したケース部材と、該ケース部材に設けられた、放電灯を支持する支持部材と、を組み付けて構成された放電灯ユニットであって、
前記ケース部材として、請求項1〜請求項6の何れかに記載の回路収納ユニットを備えたこと
を特徴とする放電灯ユニット。
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