JP6826776B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6826776B2 JP6826776B2 JP2016215864A JP2016215864A JP6826776B2 JP 6826776 B2 JP6826776 B2 JP 6826776B2 JP 2016215864 A JP2016215864 A JP 2016215864A JP 2016215864 A JP2016215864 A JP 2016215864A JP 6826776 B2 JP6826776 B2 JP 6826776B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary transfer
- bias
- image
- transfer belt
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
ここで、2次転写ニップは、2次転写ベルトを張架する2次転写ローラと、中間転写ベルトを張架する2次転写対向ローラと、の間に、2次転写ベルトと中間転写ベルトとが挟まれて形成されたものである。また、2次転写ベルトを介して2次転写ローラに当接するように2次転写ブレード(ブレード)が設置されていて、この2次転写ブレードによって2次転写ベルトに付着したトナーや紙粉などの異物が除去される。
しかし、2次転写ベルトに2次転写ブレードを当接させてクリーニングをおこなう場合には、2次転写ローラに2次転写ブレードを当接させてクリーニングをおこなう場合に比べて、クリーニング不良が生じやすかった。そして、そのようにクリーニング不良が生じてしまうことにより、2次転写ニップに搬送される記録媒体の裏面が汚れてしまう不具合(「裏汚れ」という。)が生じてしまっていた。
このような不具合を防止するために、特許文献1に開示されているように、2次転写ベルトの表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を設置する方策が考えられる。しかし、その場合には、装置が高コスト化、大型化してしまうことになる。
また、このような不具合は、像担持体として中間転写ベルトを用いて、搬送ベルトとして2次転写ベルトを用いた中間転写方式の画像形成装置に限らず、像担持体として感光体ドラムを用いて、搬送ベルトとして転写搬送ベルトを用いた直接転写方式の画像形成装置においても、同様に生じ得るものである。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、像担持体としての中間転写ベルト8が設置されている。また、中間転写ベルト8(中間転写ベルト)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での主走査方向(図1、図2の紙面垂直方向である。)の露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、像担持体としての中間転写ベルト8(ベルト部材)及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト8の表面に1次転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
ここで、クリーニング部2Yの内部には、潤滑剤供給ローラ3a、固形潤滑剤3b、圧縮スプリング3c(付勢部材)などからなる潤滑剤供給装置3(感光体用潤滑剤供給装置)が内設されている。そして、図2の時計方向に回転する潤滑剤供給ローラ3aによって、固形潤滑剤3bから潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラ3aによって感光体ドラム1Yの表面に潤滑剤が供給されることになる。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8の表面に重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
さらに、中間転写ベルト8は、潤滑剤供給装置30(像担持体用潤滑剤供給装置)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pが第1搬送経路K1を経由してレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、第2搬送経路K2を経由して、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像部5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
図3を参照して、中間転写ベルト装置は、像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、中間転写クリーニング部10、潤滑剤供給装置30(像担持体用潤滑剤供給装置)、2次転写対向ローラ80、2次転写装置70〜73、等で構成される。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
2次転写対向ローラ80と潤滑剤対向ローラ21との間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ20に当接するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
クリーニング対向ローラ20とテンションローラ19との間には、中間転写ベルト8を介して潤滑剤対向ローラ21に当接するように潤滑剤供給装置30が設置されている。潤滑剤供給装置30は、感光体ドラム用の潤滑剤供給装置3と同様に、潤滑剤供給ローラ、固形潤滑剤、圧縮スプリング(付勢部材)などからなる。そして、図3の反時計方向に回転する潤滑剤供給ローラによって、固形潤滑剤から潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラによって中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給されることになる。
駆動ローラ16を除くローラ部材17〜22、80は、いずれも、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
また、2次転写ローラ70は、駆動機構によって図3の反時計方向に回転駆動されて、2次転写ベルト72を図3の反時計方向に走行させるとともに、分離ローラ71を図3の反時計方向に従動回転させる。
なお、本実施の形態では、2次転写ローラ70と分離ローラ71との2つのローラによって2次転写ベルト72を張架するように構成したが、3つ以上のローラによって2次転写ベルト72を張架するように構成することもできる。
先に図3を用いて説明したように、画像形成装置100には、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに、中間転写ベルト8(像担持体)の表面に1次転写されたトナー像を2次転写するために、所定の極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)の転写バイアスとしての2次転写バイアスを出力する電源部91(バイアス出力手段)が設けられている。本実施の形態における2次転写工程は斥力転写方式を用いたものであって、電源部91から2次転写対向ローラ80に、2次転写バイアス(画像部バイアス)や、後述する非画像部バイアス(異なるバイアス)が印加されることになる。
電源部91は、2次転写対向ローラ80に向けて出力する出力電圧(バイアス)を可変できるように構成されていて、その出力電圧が制御部90による制御によって可変されることになる。具体的に、制御部90による制御によって、電源部91から2次転写対向ローラ80に印加される電圧を、−5kVと+0.5kVとのいずれかに切り替えられるように構成されている。
すなわち、図5を参照して、中間転写ベルト8における画像部が2次転写ニップの位置を通過する時間は、2次転写工程をおこなうために、電源部91から2次転写対向ローラ80に−5kVの2次転写バイアス(画像部バイアス)が印加される。これに対して、中間転写ベルト8における非画像部が2次転写ニップの位置を通過する時間は、中間転写ベルト8に2次転写ベルト72が直接的に当接した状態で、電源部91から2次転写対向ローラ80に+0.5kVの非画像部バイアスが印加される。
ここで、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に供給されるトナーは、中間転写ベルト8の表面に付着した地汚れトナーもあれば、図5に示すように中間転写ベルト8の非画像部に積極的に形成したトナーパターン像TPなどもあり、さらには、トナー像の画像調整や4色のトナー像の色ズレを調整するためのパッチパターンなどもある。
特に、2次転写ベルト72を用いて2次転写ニップを形成したものは、厚さが薄い記録媒体P(薄紙)が通紙されたときに、2次転写ニップから送出される記録媒体Pの分離性が向上する。これは、2次転写ローラ70とは異なり、分離ローラ71は、外径を比較的小さくしても2次転写工程における副作用がなくて、曲率分離をおこなうための外径を比較的自由に設定できるためである。
図8は、2次転写対向ローラ80に印加される非画像部バイアスを可変したときの、2次転写ベルト72の表面に付着したトナーの帯電量分布の変化を示すグラフであって、横軸が帯電量を示し、縦軸が頻度(トナー量)を示すものである。図8に示す結果からも、非画像部バイアスとして2次転写バイアス(画像部バイアス)と同極性の−0.5kVを印加するよりも、非画像部バイアスとして2次転写バイアス(画像部バイアス)とは逆極性の+0.5kVを印加する方が、2次転写ベルト72の表面に付着する弱帯電トナーや逆帯電トナーの割合が多くなることがわかる。
なお、本実施の形態では、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に供給されるトナーの帯電量の総和が+8.7μC/g程度になるように設定されている。
すなわち、先に図1、図2等を用いて説明した作像プロセスによって、中間転写ベルト8の非画像部に、略帯状のトナーパターン像TPを形成して、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に向けてより多くのトナーを積極的に供給するようにしている。具体的に、本実施の形態では、連続通紙において10枚に1回程度の頻度で、紙間にブラック色によるハーフトーンのトナーパターン像TPを形成している。
これにより、2次転写ブレード73のエッジ部に、より多くの弱帯電トナーや逆帯電トナーが供給されることになり、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、1色のみのトナーパターン像TPを形成したが、2色〜4色のトナーパターン像TPを形成することもできる。
これにより、2次転写ブレード73のエッジ部に、当接幅の全域にわたって、万遍なく弱帯電トナーや逆帯電トナーが供給されることになり、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
図9は、2次転写ブレード73に入力される単位長さ当りのトナー量(横軸に示している。)と、2次転写ブレード73の捲れ量(縦軸に示している。)と、クリーニング不良の有無(○、△、×で示している。)と、の関係を示すグラフである。図9中の、「○」はクリーニング不良が生じなかった結果を示すものであり、「△」は許容できる程度のクリーニング不良が生じた結果を示すものであり、「×」は許容できない程度のクリーニング不良が生じた結果を示すものである。
図9の結果からも、単位長さ当りのトナー量が0.6mg/m以上のトナーが2次転写ブレード73に入力されるように、非画像部のタイミングでトナーパターン像TPや、非画像部バイアスを設定することで、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れ量を低減して、クリーニング不良を生じにくくすることができることがわかる。
そのため、中間転写ベルト8に供給(塗布)された潤滑剤の一部は、非画像部のタイミングで、中間転写ベルト8から2次転写ベルト72の表面に移行することになる。したがって、2次転写ベルト72の表面に供給された潤滑剤によって、2次転写ベルト72と2次転写ブレード73との摺動抵抗が減ぜられて、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、2次転写ブレード73は、新品時であるときに、2次転写ベルト72との摺動抵抗が最も高くなるため、2次転写装置70〜73が新品であったり、2次転写ブレード73の交換がおこなわれたりしたときには、記録媒体Pの通紙はおこなわずに、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを6分間ほど空駆動する制御をおこなっている。
そのため、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに供給(塗布)された潤滑剤の一部は、中間転写ベルト8の表面に移行して、さらに非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72の表面に移行することになる。したがって、2次転写ベルト72の表面に供給された潤滑剤によって、2次転写ベルト72と2次転写ブレード73との摺動抵抗が減ぜられて、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、上述した中間転写ベルト8と2次転写ベルト72との空駆動をおこなうときに、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの空駆動をもおこなうことで、上述した効果がさらに発揮されることになる。
図10は、変形例としての2次転写バイアスを出力する電源部91のバイアス制御を示すタイミングチャートであって、本実施の形態における図4に相当する図である。また、図11は、環境(特に、温度である。)が変化したときに、2次転写ブレード73の捲れを防止するために必要な入力トナー量の変化を示す表図である。さらに、図12は、2次転写ブレード73の摩耗量が経時で変化したときに、2次転写ブレード73のクリーニング不良を防止するために必要な非画像部バイアスの変化を示すグラフである。図11、図12において、「○」はクリーニング不良が生じなかった結果を示すものであり、「×」はクリーニング不良が生じた結果を示すものである。
詳しくは、図3を参照して、2次転写ブレード73の温度を間接的に検知する温度検知手段としての温度センサ92が、2次転写ブレード73の近傍に設置されている。そして、制御部90は、温度センサ92(温度検知手段)によって検知される温度が高い場合には、温度センサ92によって検知される温度が低い場合に比べて、非画像部バイアス(異なるバイアス)が逆極性の側に向けて大きく変化するように、電源部91を制御している。具体的に、図10を参照して、温度センサ92による検知温度が所定値A以下である場合には、非画像部バイアスが+0.5kVに設定されて、温度センサ92による検知温度が所定値Aを超える場合には、非画像部バイアスが+0.7kVに設定される。このような制御をおこなうのは、高温時には2次転写ブレード73がやわらかくなって捲れが生じやすくなるためであって、そのような現象は図11に示す結果からもわかる。また、非画像部バイアスがプラス側に変化すると、2次転写ベルト72に供給される弱帯電トナーや逆帯電トナーが多くなることは先に図8を用いて説明した通りである。なお、温度検知手段として、2次転写ブレード73の温度を直接的に検知するものを用いることもできる。
これにより、装置が高コスト化、大型化してしまうことなく、2次転写ニップから送出される記録媒体Pの搬送性が高くて、2次転写ベルト72に当接する2次転写ブレード73によるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
これに対して、2次転写ローラ70に2次転写バイアス(画像部バイアス)や非画像部バイアス(異なるバイアス)を印加するように電源部が構成された、引力転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。その場合、2次転写バイアス(画像部バイアス)は、斥力転写方式のものに対して逆の極性になる。また、斥力転写方式と引力転写方式とが併用された画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、像担持体としての感光体ドラムと、搬送ベルトとしての転写搬送ベルトと、の転写ニップにおいて、感光体ドラム上のトナー像を記録媒体へ転写する直接転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、中間転写体としての中間転写ベルトにかえて、中間転写体としてドラム形状の中間転写ドラムを用いた画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、非画像部(紙間)において2次転写ベルト72を中間転写ベルト8から離間させる構成においても、本発明を適用することができる。非画像部(紙間)において2次転写ベルト72が中間転写ベルト8から離間する場合、非画像部(紙間)において2次転写ベルト72と中間転写ベルト8とが当接したままとする場合に比べて、トナーパターン像TPが2次転写ベルト72に移動する量は減少する。しかしながら、2次転写部に非画像部バイアスによって電界が形成されることにより、トナーパターン像TPのうちの少なくとも一部のトナーを2次転写部において2次転写ベルト72へ転移させることができるので、2次転写ブレード73によるクリーニング不良を生じにくくすることができる。非画像部(紙間)における2次転写ベルト72と中間転写ベルト8との離間量、すなわち2次転写ベルト72と中間転写ベルト8との間の空隙は、トナーパターン像TPを2次転写ベルト72に転移させやすくするため、3mm以内が好ましく、1mm以内がより好ましい。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
3 潤滑剤供給装置(感光体用潤滑剤供給装置)、
8 中間転写ベルト(像担持体)、
30 潤滑剤供給装置(像担持体用潤滑剤供給装置)、
70 2次転写ローラ(ローラ)、
71 分離ローラ(ローラ)、
72 2次転写ベルト(搬送ベルト)、
73 2次転写ブレード(ブレード)、
80 2次転写対向ローラ(ローラ部材)、
90 制御部、
91 電源部(2次転写電源)、
92 温度センサ(温度検知手段)、
93 カウンタ(時間検知手段)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、 P 記録媒体。
Claims (11)
- 像担持体と、
前記像担持体に当接して転写部を形成するとともに、前記転写部から送出された記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの表面に当接するブレードと、
前記転写部で、前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体へ転写するために、所定の極性の転写バイアスを出力する電源部と、
前記所定の極性とは逆極性のバイアスが出力されるように前記電源部を制御する制御部と、
前記ブレードの温度を直接的又は間接的に検知する温度検知手段と、
を備え、
前記制御部は、前記温度検知手段によって検知される温度が高い場合には、前記温度検知手段によって検知される温度が低い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御し、
前記転写部に記録媒体が介在しない所定のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが出力されるように前記制御部によって制御して、前記像担持体に付着したトナーを前記搬送ベルトに供給することを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、
前記像担持体に当接して転写部を形成するとともに、前記転写部から送出された記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトの表面に当接するブレードと、
前記転写部で、前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体へ転写するために、所定の極性の転写バイアスを出力する電源部と、
前記所定の極性とは逆極性のバイアスが出力されるように前記電源部を制御する制御部と、
前記ブレードの前記搬送ベルトに摺接した累積時間を直接的又は間接的に検知する時間検知手段と、
を備え、
前記制御部は、前記時間検知手段によって検知される時間が長い場合には、前記時間検知手段によって検知される時間が短い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御し、
前記転写部に記録媒体が介在しない所定のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが出力されるように前記制御部によって制御して、前記像担持体に付着したトナーを前記搬送ベルトに供給することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ブレードの温度を直接的又は間接的に検知する温度検知手段を備え、
前記制御部は、前記温度検知手段によって検知される温度が高い場合には、前記温度検知手段によって検知される温度が低い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記所定のタイミングで前記像担持体から前記搬送ベルトに向けてトナーが供給されるように、前記トナー像が形成されるタイミングとは別のタイミングで前記像担持体の表面にトナーパターン像が形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記トナーパターン像は、その主走査方向の範囲が、前記ブレードの当接幅に対して同等となるように形成されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記所定のタイミングで前記トナーパターン像が形成されるときに、前記像担持体から前記搬送ベルトに向けて、単位長さ当りのトナー量が0.6mg/m以上のトナーが供給されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、連続通紙時における紙間のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが常に出力されるように制御することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記所定のタイミングは、前記転写部に記録媒体が介在しないで前記像担持体に前記搬送ベルトが直接的に当接しているタイミングであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記像担持体は、複数のローラ部材に張架されて、複数の感光体ドラムが当接する中間転写ベルトであって、
前記搬送ベルトは、複数のローラに張架されて、前記中間転写ベルトに当接して前記転写部としての2次転写ニップを形成するとともに、前記2次転写ニップから送出された記録媒体を搬送する2次転写ベルトであって、
前記複数のローラは、
前記複数のローラ部材のうちの1つとしての2次転写対向ローラとの間に、前記中間転写ベルトと前記2次転写ベルトとを挟んで前記2次転写ニップを形成する2次転写ローラと、
前記2次転写ニップに対して記録媒体の搬送方向下流側の位置に配置された分離ローラと、
を少なくとも具備し、
前記電源部は、前記2次転写対向ローラ、又は/及び、前記2次転写ローラに、前記転写バイアスとしての2次転写バイアス、又は、前記逆極性のバイアスを印加し、
前記ブレードは、前記2次転写ベルトの走行方向に対してカウンタ方向に当接するように、前記2次転写ベルトを介して前記2次転写ローラに圧接する2次転写ブレードであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記感光体ドラムの表面に潤滑剤を供給する感光体用潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016215864A JP6826776B2 (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016215864A JP6826776B2 (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018072749A JP2018072749A (ja) | 2018-05-10 |
JP6826776B2 true JP6826776B2 (ja) | 2021-02-10 |
Family
ID=62114271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016215864A Active JP6826776B2 (ja) | 2016-11-04 | 2016-11-04 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6826776B2 (ja) |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06318013A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置における逆帯電トナー除去方法 |
JPH08160781A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-06-21 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2001083853A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-03-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP3943797B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2007-07-11 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2005106919A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
US8131178B2 (en) * | 2009-05-14 | 2012-03-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Image forming system cleaning station with waste toner collection |
JP5424106B2 (ja) * | 2009-09-10 | 2014-02-26 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5799773B2 (ja) * | 2011-11-25 | 2015-10-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP6035779B2 (ja) * | 2012-03-02 | 2016-11-30 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2016
- 2016-11-04 JP JP2016215864A patent/JP6826776B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018072749A (ja) | 2018-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8095032B2 (en) | Image forming apparatus with cleaning member | |
JP6780460B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009192917A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP6963724B2 (ja) | ベルト装置、及び、画像形成装置 | |
JP2002014515A (ja) | 画像形成装置及び該装置に用いるベルト装置 | |
JP5247018B2 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP2018120183A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5821280B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6836182B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008225253A (ja) | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 | |
JP6826776B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6752446B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5197066B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7011777B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4316207B2 (ja) | 転写装置及び画像形成装置 | |
JP7389951B2 (ja) | 搬送装置、及び、画像形成装置 | |
JP7207941B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN111965965B (zh) | 带装置及图像形成装置 | |
JP6897410B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7116906B2 (ja) | クリーニング装置、及び、画像形成装置 | |
JP6319629B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009048050A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007108562A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2023056196A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022060702A (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190903 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201231 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6826776 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |