JP6826776B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトなどの像担持体に2次転写ベルトなどの搬送ベルトを当接させて転写部を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1における画像形成装置は、複数の感光体ドラムにそれぞれ形成されたトナー像が、中間転写ベルト(像担持体)の表面に1次転写される。そして、中間転写ベルトに担持されたトナー像は、2次転写ニップ(転写部)の位置に搬送される記録媒体に2次転写される。そして、トナー像が2次転写された記録媒体は、2次転写ベルト(搬送ベルト)によって搬送されて、分離ローラの位置で2次転写ベルトから分離された後に、定着装置に向けて搬送されることになる。
ここで、2次転写ニップは、2次転写ベルトを張架する2次転写ローラと、中間転写ベルトを張架する2次転写対向ローラと、の間に、2次転写ベルトと中間転写ベルトとが挟まれて形成されたものである。また、2次転写ベルトを介して2次転写ローラに当接するように2次転写ブレード(ブレード)が設置されていて、この2次転写ブレードによって2次転写ベルトに付着したトナーや紙粉などの異物が除去される。
一方、特許文献1には、2次転写ベルトに当接する2次転写ブレード(クリーニングブレード)のクリーニング性を経時においても良好に維持することを目的として、2次転写ベルトの表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を設置する技術が開示されている。
上述した従来の画像形成装置は、2次転写ベルトを用いて2次転写ニップを形成しているため、2次転写ローラを用いて2次転写ニップを形成したもの(例えば、特許第4524164号公報に開示されたものである。)に比べて、2次転写ニップから送出される記録媒体の搬送性を向上させる効果が大いに期待できる。
しかし、2次転写ベルトに2次転写ブレードを当接させてクリーニングをおこなう場合には、2次転写ローラに2次転写ブレードを当接させてクリーニングをおこなう場合に比べて、クリーニング不良が生じやすかった。そして、そのようにクリーニング不良が生じてしまうことにより、2次転写ニップに搬送される記録媒体の裏面が汚れてしまう不具合(「裏汚れ」という。)が生じてしまっていた。
このような不具合を防止するために、特許文献1に開示されているように、2次転写ベルトの表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置を設置する方策が考えられる。しかし、その場合には、装置が高コスト化、大型化してしまうことになる。
また、このような不具合は、像担持体として中間転写ベルトを用いて、搬送ベルトとして2次転写ベルトを用いた中間転写方式の画像形成装置に限らず、像担持体として感光体ドラムを用いて、搬送ベルトとして転写搬送ベルトを用いた直接転写方式の画像形成装置においても、同様に生じ得るものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置が高コスト化、大型化してしまうことなく、転写部から送出される記録媒体の搬送性が高くて、搬送ベルトに当接するブレードによるクリーニング不良が生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
この発明における画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体に当接して転写部を形成するとともに、前記転写部から送出された記録媒体を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの表面に当接するブレードと、前記転写部で、前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体へ転写するために、所定の極性の転写バイアスを出力する電源部と、前記所定の極性とは逆極性のバイアスが出力されるように前記電源部を制御する制御部と、前記ブレードの温度を直接的又は間接的に検知する温度検知手段と、を備え、前記制御部は、前記温度検知手段によって検知される温度が高い場合には、前記温度検知手段によって検知される温度が低い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御し、前記転写部に記録媒体が介在しない所定のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが出力されるように前記制御部によって制御して、前記像担持体に付着したトナーを前記搬送ベルトに供給するものである。
本発明によれば、装置が高コスト化、大型化してしまうことなく、転写部から送出される記録媒体の搬送性が高くて、搬送ベルトに当接するブレードによるクリーニング不良が生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部の一部を拡大して示す構成図である。 中間転写ベルトとその近傍とを示す概略図である。 2次転写バイアスを出力する電源部のバイアス制御を示すタイミングチャートである。 中間転写ベルトの表面に形成されるトナー像及びトナーパターン像と、2次転写ブレードと、の関係を示す概略図である。 2次転写ブレードに捲れが生じた状態を示す概略拡大図である。 2次転写ニップの近傍を示す概略図である。 非画像部バイアスを可変したときの、2次転写ベルトの表面に付着したトナーの帯電量分布の変化を示すグラフである。 2次転写ブレードに入力される単位長さ当りのトナー量と、2次転写ブレードの捲れ量と、クリーニング不良の有無と、の関係を示すグラフである。 変形例としての、2次転写バイアスを出力する電源部のバイアス制御を示すタイミングチャートである。 環境が変化したときに、2次転写ブレードの捲れを防止するために必要な入力トナー量の変化を示す表図である。 2次転写ブレードの摩耗量が変化したときに、2次転写ブレードのクリーニング不良を防止するために必要な非画像部バイアスの変化を示すグラフである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の中央には、像担持体としての中間転写ベルト8が設置されている。また、中間転写ベルト8(中間転写ベルト)に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像部5Y、クリーニング部2Y、感光体用潤滑剤供給装置としての潤滑剤供給装置3、除電部、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、モータによって反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での主走査方向(図1、図2の紙面垂直方向である。)の露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像部5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、像担持体としての中間転写ベルト8(ベルト部材)及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト8の表面に1次転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによってクリーニング部2Y内に回収される(クリーニング工程である。)。
ここで、クリーニング部2Yの内部には、潤滑剤供給ローラ3a、固形潤滑剤3b、圧縮スプリング3c(付勢部材)などからなる潤滑剤供給装置3(感光体用潤滑剤供給装置)が内設されている。そして、図2の時計方向に回転する潤滑剤供給ローラ3aによって、固形潤滑剤3bから潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラ3aによって感光体ドラム1Yの表面に潤滑剤が供給されることになる。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の上方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム1M、1C、1K上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ベルト装置は、図3を参照して、中間転写ベルト8(像担持体)、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、中間転写クリーニング部10、潤滑剤供給装置30(像担持体用潤滑剤供給装置)、2次転写対向ローラ80、2次転写装置70〜73、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材16〜22、80、によって張架・支持されるとともに、駆動モータによる1つのローラ部材(駆動ローラ16)の回転駆動によって図3中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の極性の転写電圧(1次転写バイアス)が印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8の表面に重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
その後、各色のトナー像が重ねて1次転写された中間転写ベルト8は、2次転写ベルト72(2次転写ローラ70)との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ80が、2次転写ローラ70との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを挟み込んで転写部としての2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップ(転写部)の位置に搬送された用紙等の記録媒体P上に2次転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に付着した未転写トナーなどの付着物が除去される。
さらに、中間転写ベルト8は、潤滑剤供給装置30(像担持体用潤滑剤供給装置)の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、2次転写ニップの位置に搬送される記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pが第1搬送経路K1を経由してレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、2次転写ベルト72(搬送ベルト)によって搬送されて、2次転写ベルト72から分離された後に、搬送ベルト装置60によって定着部50の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ベルト及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される(定着工程である。)。
その後、記録媒体Pは、第2搬送経路K2を経由して、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、記録媒体Pの両面(オモテ面とウラ面とである。)へのプリントをおこなう「両面プリントモード」が選択されている場合には、オモテ面への定着工程が終了した記録媒体Pは、上述した「片面プリントモード」が選択されているときのようにそのまま排紙されることなく、第3搬送経路K3に導かれて、その搬送方向が反転された後に、第4搬送経路K4を経由して再び2次転写ニップ(2次転写装置70〜73)の位置に向けて搬送される。そして、2次転写ニップの位置で先に説明したものと同様の画像形成プロセス(画像形成動作)によって記録媒体Pのウラ面への画像形成がおこなわれ、その後に定着部50での定着工程を経て、第2搬送経路K2を経由して、画像形成装置本体100から排出される。
次に、図2にて、作像部における現像部5Y(現像装置)の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像部5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Yと、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Yと、現像剤収容部内に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Yと、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像部5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。ここで、現像部5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。
その後、現像剤収容部内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、隔絶された2つの現像剤収容部を循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部の上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3等を用いて、本実施の形態における中間転写ベルト装置について詳述する。
図3を参照して、中間転写ベルト装置は、像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、中間転写クリーニング部10、潤滑剤供給装置30(像担持体用潤滑剤供給装置)、2次転写対向ローラ80、2次転写装置70〜73、等で構成される。
像担持体としての中間転写ベルト8(中間転写体)は、各色のトナー像をそれぞれ担持する4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接して1次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8は、主として8つのローラ部材(駆動ローラ16、従動ローラ17、転写前ローラ18、テンションローラ19、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、2次転写対向ローラ80、である。)によって張架され支持されている。
本実施の形態において、中間転写ベルト8は、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PI(ポリイミド)、PC(ポリカーボネート)、等を単層又は複数層に構成して、カーボンブラック等の導電性材料を分散させたものである。中間転写ベルト8は、体積抵抗率が106〜1013Ωcm、ベルト裏面側の表面抵抗率が107〜1013Ωcmの範囲となるように調整されている。また、中間転写ベルト8は、厚さが20〜200μmの範囲となるように設定されている。本実施の形態では、中間転写ベルト8の厚さが60μm程度に、体積抵抗率が109Ωcm程度に、設定されている。
なお、必要に応じて中間転写ベルト8の表面に離型層をコートすることもできる。その際、コートに用いる材料として、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)、PTFE(ポリ四フッ化エチレン)、PVDF(フッ化ビニルデン)、PEA(パーフルオロアルコキシフッ素樹脂)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)、PVF(フッ化ビニル)、等のフッ素樹脂を使用できるが、これに限定されるものではない。
1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を介して対応する感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに当接している。詳しくは、イエロー用の転写ローラ9Yは中間転写ベルト8を介してイエロー用の感光体ドラム1Yに当接して、マゼンタ用の転写ローラ9Mは中間転写ベルト8を介してマゼンタ用の感光体ドラム1Mに当接して、シアン用の転写ローラ9Cは中間転写ベルト8を介してシアン用の感光体ドラム1Cに当接して、ブラック用(黒色用)の転写ローラ9Kは中間転写ベルト8を介してブラック用(黒色用)の感光体ドラム1Kに当接している。1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、直径が10mm程度の芯金上に、外径が16mm程度の導電性スポンジ層が形成された弾性ローラであって、体積抵抗が106〜1012Ω(好ましくは、107〜109Ω)の範囲となるように調整されている。
駆動ローラ16は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルトの走行方向下流側の位置で、中間転写ベルト8が120度程度の巻付角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。駆動ローラ16は、制御部90によって制御される駆動モータによって図3の時計方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は所定の走行方向(図3の時計方向である。)に走行することになる。
従動ローラ17は、4つの感光体ドラムに対して中間転写ベルト8の走行方向上流側の位置で、中間転写ベルト8が180度程度の巻付角度で巻き付けられた状態で中間転写ベルト8の内周面に当接するように配置されている。中間転写ベルト8において、従動ローラ17から駆動ローラ16に至る部分は、ほぼ水平面になるように設定されている。従動ローラ17は、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
テンションローラ19は、中間転写ベルト8の外周面に当接している。転写前ローラ18、クリーニング対向ローラ20、潤滑剤対向ローラ21、バックアップローラ22、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8の内周面に当接している。
2次転写対向ローラ80と潤滑剤対向ローラ21との間には、中間転写ベルト8を介してクリーニング対向ローラ20に当接するように中間転写クリーニング部10(クリーニングブレード)が設置されている。
クリーニング対向ローラ20とテンションローラ19との間には、中間転写ベルト8を介して潤滑剤対向ローラ21に当接するように潤滑剤供給装置30が設置されている。潤滑剤供給装置30は、感光体ドラム用の潤滑剤供給装置3と同様に、潤滑剤供給ローラ、固形潤滑剤、圧縮スプリング(付勢部材)などからなる。そして、図3の反時計方向に回転する潤滑剤供給ローラによって、固形潤滑剤から潤滑剤が少量ずつ削られて、潤滑剤供給ローラによって中間転写ベルト8の表面に潤滑剤が供給されることになる。
駆動ローラ16を除くローラ部材17〜22、80は、いずれも、中間転写ベルト8の走行にともない図3の時計方向に従動回転する。
図3を参照して、2次転写対向ローラ80は、中間転写ベルト8(像担持体)と2次転写ベルト72(搬送ベルト)とを介して2次転写ローラ70に当接している。2次転写対向ローラ80は、ステンレス鋼等からなる円筒状の芯金の外周面に、体積抵抗が107〜108Ω程度で、硬度(JIS−A硬度)が48〜58度程度のNBRゴムからなる弾性層83(層厚は5mm程度である。)が形成されたものである。
また、本実施の形態において、2次転写対向ローラ80は、電源部91(バイアス出力手段)に電気的に接続されていて、その電源部91から−5kV程度の高圧電圧となる2次転写バイアス(転写バイアス)が印加される。この2次転写対向ローラ80に印加される2次転写バイアスは、転写部としての2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに、中間転写ベルト8の表面に1次転写されたトナー像を2次転写するためのものであって、トナーの極性と同じ極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)の2次転写バイアス(直流電圧)である。これにより、中間転写ベルト8のトナー担持面(外周面)に担持されたトナーが、2次転写電界によって2次転写対向ローラ80側から2次転写装置70〜73側に向かって静電移動することになる。
図3(又は、図7(A))を参照して、2次転写装置は、2次転写ベルト72(搬送ベルト)、2次転写ローラ70、分離ローラ71、2次転写ブレード73(ブレード)、等で構成される。本実施の形態における2次転写装置には、2次転写ベルト72の表面に直接的に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置が設置されていないため、装置が高コスト化、大型化、重量化する不具合を軽減することができる。
搬送ベルトとしての2次転写ベルト72は、2つのローラ(2次転写ローラ70と分離ローラ71とである。)に張架され支持された無端ベルトであって、中間転写ベルト8とほぼ同じ材料で形成されている。2次転写ベルト72(搬送ベルト)は、中間転写ベルト8(像担持体)に当接して転写部としての2次転写ニップ(図7(A)中、破線で囲んだ部分である。)を形成するとともに、2次転写ニップ(転写部)から送出された記録媒体Pを搬送するものである。
2次転写ローラ70は、2次転写対向ローラ80との間に中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを挟んで2次転写ニップ(転写部)を形成している。2次転写ローラ70は、ステンレス鋼、アルミニウム等からなる中空状の芯金上に、硬度(アスカーC硬度)が40〜50度程度の弾性層が形成(被覆)されたものである。2次転写ローラ70の弾性層は、ポリウレタン、EPDM、シリコーン等のゴム材料に、カーボン等の導電性フィラーを分散させたり、イオン性の導電材料を含有させたりして、ソリッド状又は発泡スポンジ状に形成することができる。本実施の形態において、弾性層は、転写電流の集中を抑えるために、その体積抵抗が106.5〜107.5Ω程度に設定されている。なお、本実施の形態において、2次転写ローラ70は、接地(アース)されている。
また、2次転写ローラ70は、駆動機構によって図3の反時計方向に回転駆動されて、2次転写ベルト72を図3の反時計方向に走行させるとともに、分離ローラ71を図3の反時計方向に従動回転させる。
分離ローラ71は、2次転写ニップに対して記録媒体Pの搬送方向下流側の位置に配置されている。2次転写ニップから送出された記録媒体Pは、図3の反時計方向に走行する2次転写ベルト72に沿うように搬送された後に、分離ローラ71の位置で、分離ローラ71の外周に沿うように曲面が形成された2次転写ベルト72によって、2次転写ベルト72から分離(曲率分離)されることになる。
なお、本実施の形態では、2次転写ローラ70と分離ローラ71との2つのローラによって2次転写ベルト72を張架するように構成したが、3つ以上のローラによって2次転写ベルト72を張架するように構成することもできる。
ブレードとしての2次転写ブレード73は、2次転写ベルト72の表面に当接して、2次転写ベルト72の表面に付着したトナーや紙粉などの異物を除去するものである。2次転写ブレード73は、2次転写ベルト72の走行方向に対してカウンタ方向に当接するように、2次転写ベルト72を介して2次転写ローラ70に圧接している。2次転写ブレード73は、ウレタンゴムなどのゴム材料からなる厚さが1〜5mm程度の板状部材が、板金ホルダに保持されたものである。
以下、図3〜図9等を用いて、本実施の形態において特徴的な、画像形成装置100の構成・動作について詳述する。
先に図3を用いて説明したように、画像形成装置100には、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに、中間転写ベルト8(像担持体)の表面に1次転写されたトナー像を2次転写するために、所定の極性(本実施の形態ではマイナス極性である。)の転写バイアスとしての2次転写バイアスを出力する電源部91(バイアス出力手段)が設けられている。本実施の形態における2次転写工程は斥力転写方式を用いたものであって、電源部91から2次転写対向ローラ80に、2次転写バイアス(画像部バイアス)や、後述する非画像部バイアス(異なるバイアス)が印加されることになる。
ここで、制御部90は、所定の極性(2次転写バイアスの極性)とは逆極性のバイアス(プラス極性のバイアスである。)、所定の極性(2次転写バイアスの極性)と同極性であって2次転写バイアスよりも絶対値が小さいバイアス、大きさがゼロのバイアス、のうちいずれかであって、2次転写バイアス(転写バイアス)とは異なるバイアス(以降、適宜に「非画像部バイアス」と呼ぶ。)が出力されるように、電源部91を制御するものである。本実施の形態では、電源部91から出力される非画像部バイアス(異なるバイアス)として、2次転写バイアス(画像部バイアス)の極性に対して逆極性のバイアス(+0.5kVのバイアスである。)が用いられている。
電源部91は、2次転写対向ローラ80に向けて出力する出力電圧(バイアス)を可変できるように構成されていて、その出力電圧が制御部90による制御によって可変されることになる。具体的に、制御部90による制御によって、電源部91から2次転写対向ローラ80に印加される電圧を、−5kVと+0.5kVとのいずれかに切り替えられるように構成されている。
そして、図4を参照して、本実施の形態では、2次転写ニップ(転写部)に記録媒体Pが介在しない所定のタイミングで、電源部91から非画像部バイアス(異なるバイアス)が出力されるように制御部90によって制御して、中間転写ベルト8(像担持体)に付着したトナーを2次転写ベルト72(搬送ベルト)に供給している。詳しくは、2次転写ニップに記録媒体Pが介在されることなく中間転写ベルト8に2次転写ベルト72が直接的に当接しているタイミングで、電源部91から非画像部バイアス(異なるバイアス)が出力されるように制御部90によって制御して、中間転写ベルト8に付着したトナーを2次転写ベルト72に供給している。
すなわち、図5を参照して、中間転写ベルト8における画像部が2次転写ニップの位置を通過する時間は、2次転写工程をおこなうために、電源部91から2次転写対向ローラ80に−5kVの2次転写バイアス(画像部バイアス)が印加される。これに対して、中間転写ベルト8における非画像部が2次転写ニップの位置を通過する時間は、中間転写ベルト8に2次転写ベルト72が直接的に当接した状態で、電源部91から2次転写対向ローラ80に+0.5kVの非画像部バイアスが印加される。
なお、「画像部」は、記録媒体Pに2次転写されるトナー像Tが形成された副走査方向(主走査方向に直交する方向であって、中間転写ベルト8の走行方向と同じ方向である。)の領域であって、「非画像部」は画像部以外の副走査方向の領域である。したがって、「非画像部」には、画像部の前後の領域や、連続通紙時における紙間に相当する領域や、画像部が形成されずに装置が空回しされる場合の全領域、などが含まれることになる。
このように、中間転写ベルト8における非画像部が2次転写ニップの位置を通過するときに、中間転写ベルト8に2次転写ベルト72が直接的に当接した状態で、電源部91から2次転写対向ローラ80に+5kVの非画像部バイアスを印加することで、中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に向けて、逆帯電トナーや弱帯電トナーが多く含まれたトナーを供給している。そして、それらのトナーを2次転写ブレード73のエッジ部(2次転写ベルト72に摺接する先端部である。)に入力させている。
ここで、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に供給されるトナーは、中間転写ベルト8の表面に付着した地汚れトナーもあれば、図5に示すように中間転写ベルト8の非画像部に積極的に形成したトナーパターン像TPなどもあり、さらには、トナー像の画像調整や4色のトナー像の色ズレを調整するためのパッチパターンなどもある。
さらに詳しくは、図8を参照して、中間転写ベルト8に担持されるトナーの帯電量分布は、正規分布状に幅をもっていて、正規にマイナス帯電したもののなかでも帯電量にはバラツキがあり、弱帯電したものもある。さらには、プラス極性に逆帯電したものもある。
そして、非画像部のタイミングで電源部91から出力される非画像部バイアスを2次転写バイアス(画像部バイアス)と同等に設定すると、静電気的にマイナス極性に正規に帯電したトナーが、中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に多く移行して、そのような特性のトナーが2次転写ブレード73のエッジ部に入力されることになる。そして、このようにマイナス極性に正規に帯電したトナーは、2次転写ベルト73に対して静電気的な吸着力が強くなるため、2次転写ブレード73のエッジ部からすり抜けやすい。そして、そのように2次転写ブレード73のエッジ部にトナーが留まらない状態になると、2次転写ベルト72に対する2次転写ブレード73の摺動抵抗が高まって、図6に示すように、2次転写ブレード73のエッジ部に捲れ(破線で囲んだ部分である。)が生じてしまう。そして、そのように捲れが生じた部分では2次転写ベルト72の表面に付着したトナーなどの異物が除去されずに、その除去されないトナーが再び2次転写ニップの位置に達して、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pの裏面(両面プリントモード時においてはオモテ面である。)に裏汚れとして付着することになる。
これに対して、非画像部のタイミングで電源部91から出力される非画像部バイアスを2次転写バイアス(画像部バイアス)に対して逆極性に設定すると、弱帯電したトナーや逆帯電したトナーが、中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に多く移行して、そのような特性のトナーが2次転写ブレード73のエッジ部に入力されることになる。そして、弱帯電トナーや逆帯電トナーは、正規に帯電したものに比べて、2次転写ベルト73に対して静電気的な吸着力が弱くなるため、2次転写ブレード73によって除去されて2次転写ブレード73のエッジ部に留まりやすい。そして、そのように2次転写ブレード73のエッジ部に留まったトナーが、潤滑剤のように作用して、図6に示すようなエッジ部の捲れが防止されることになる。そのため、2次転写ブレード73によるクリーニング性が良好に維持されて、2次転写ニップに搬送される記録媒体Pに裏汚れが生じる不具合も軽減されることになる。
本実施の形態における画像形成装置100は、2次転写ベルト72を用いて2次転写ニップを形成しているため、図7(B)に示すように、2次転写ローラ70を用いて2次転写ニップを形成したものに比べて、2次転写ニップから送出される記録媒体Pの搬送性を向上させることができる。これは、2次転写ベルト72が2次転写ニップから送出される記録媒体Pの搬送を案内するように機能するためである。
特に、2次転写ベルト72を用いて2次転写ニップを形成したものは、厚さが薄い記録媒体P(薄紙)が通紙されたときに、2次転写ニップから送出される記録媒体Pの分離性が向上する。これは、2次転写ローラ70とは異なり、分離ローラ71は、外径を比較的小さくしても2次転写工程における副作用がなくて、曲率分離をおこなうための外径を比較的自由に設定できるためである。
一方、本実施の形態のもののように、2次転写ベルト72に2次転写ブレード73を当接させてクリーニングをおこなう場合には、図7(B)に示すように、2次転写ローラ70に2次転写ブレード73を当接させてクリーニングをおこなう場合に比べて、クリーニング不良が生じやすくなる。これは、図7(A)に示すように、2次転写ベルト72を用いて2次転写ニップを形成する場合に、2次転写ニップの下流側で中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とによって形成される空間の角度θ1と、図7(B)に示すように、2次転写ローラ70を用いて2次転写ニップを形成する場合に、2次転写ニップの下流側で中間転写ベルト8と2次転写ローラ70とによって形成される空間の角度θ2と、を比較すると、前者の方が後者に比べて小さくなるためであると考えられる(θ1<θ2)。すなわち、図7(A)に示す角度θ1の位置で2次転写バイアスによって形成される電界は、図7(B)に示す角度θ2の位置で2次転写バイアスによって形成される電界に比べて強くなるため、マイナス極性に正規に帯電したトナーが2次転写ベルト72に移行しやすくなる。したがって、先に説明したように、2次転写ベルト73に対して静電気的な吸着力が強いトナーが多く付着して、2次転写ブレード73のエッジ部からすり抜けるトナーが多くなり、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良が生じやすくなる。
これに対して、本実施の形態では、非画像部のタイミングで電源部91から出力される非画像部バイアスを2次転写バイアス(画像部バイアス)に対して逆極性に設定しているため、多くの弱帯電トナーや逆帯電トナーが2次転写ベルト72に供給されて、2次転写ブレード73のエッジ部に蓄えられることになる。したがって、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
図8は、2次転写対向ローラ80に印加される非画像部バイアスを可変したときの、2次転写ベルト72の表面に付着したトナーの帯電量分布の変化を示すグラフであって、横軸が帯電量を示し、縦軸が頻度(トナー量)を示すものである。図8に示す結果からも、非画像部バイアスとして2次転写バイアス(画像部バイアス)と同極性の−0.5kVを印加するよりも、非画像部バイアスとして2次転写バイアス(画像部バイアス)とは逆極性の+0.5kVを印加する方が、2次転写ベルト72の表面に付着する弱帯電トナーや逆帯電トナーの割合が多くなることがわかる。
なお、本実施の形態では、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に供給されるトナーの帯電量の総和が+8.7μC/g程度になるように設定されている。
なお、本実施の形態では、2次転写対向ローラ80に印加される非画像部バイアス(異なるバイアス)として、2次転写バイアス(画像部バイアス)の極性に対して逆極性のバイアスを用いたが、図8の結果から、非画像部バイアスとして、2次転写バイアス(画像部バイアス)の極性に対して同極性であって2次転写バイアスよりも絶対値が小さいバイアスや、大きさがゼロ(0kV)のバイアス、を用いた場合であっても、2次転写ベルト72の表面に付着する弱帯電トナーや逆帯電トナーの割合が多くなる傾向であることがわかる。したがって、そのような場合であっても、逆極性のバイアスを用いる場合に比べて、効果は小さくなるものの、類似した効果が得られることがわかる。
ここで、図4を参照して、本実施の形態において、制御部90は、連続通紙時における紙間のタイミングで、電源部91から非画像部バイアス(異なるバイアス)が常に出力されるように制御している。したがって、連続通紙時において紙間のタイミングで、少なくとも、中間転写ベルト8の非画像部に付着した地汚れトナー(特に、弱帯電、逆帯電した地汚れトナーである。)が頻繁に2次転写ベルト72(2次転写ブレード73)に供給されることになる。したがって、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
また、図5を参照して、本実施の形態では、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に向けてより多くのトナーが積極的に供給されるように、トナー像T(画像部)が形成されるタイミングとは別のタイミングで感光体ドラムの表面にトナーパターン像が形成されて、トナーパターン像TPが中間転写ベルト8の表面に1次転写されるように構成している。
すなわち、先に図1、図2等を用いて説明した作像プロセスによって、中間転写ベルト8の非画像部に、略帯状のトナーパターン像TPを形成して、非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に向けてより多くのトナーを積極的に供給するようにしている。具体的に、本実施の形態では、連続通紙において10枚に1回程度の頻度で、紙間にブラック色によるハーフトーンのトナーパターン像TPを形成している。
これにより、2次転写ブレード73のエッジ部に、より多くの弱帯電トナーや逆帯電トナーが供給されることになり、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、1色のみのトナーパターン像TPを形成したが、2色〜4色のトナーパターン像TPを形成することもできる。
また、図5を参照して、本実施の形態では、トナーパターン像TPは、その主走査方向(図5の上下方向である。)の範囲が、2次転写ブレード73の当接幅(図3の紙面垂直方向の範囲であって、図5の上下方向の範囲である。)に対して同等となるように形成されている。
これにより、2次転写ブレード73のエッジ部に、当接幅の全域にわたって、万遍なく弱帯電トナーや逆帯電トナーが供給されることになり、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
また、本実施の形態では、非画像部のタイミングでトナーパターン像TPが形成されるときに、中間転写ベルト8から2次転写ベルト72に向けて、当接幅方向の単位長さ当りのトナー量が0.6mg/m以上のトナーが供給されるように構成している。
図9は、2次転写ブレード73に入力される単位長さ当りのトナー量(横軸に示している。)と、2次転写ブレード73の捲れ量(縦軸に示している。)と、クリーニング不良の有無(○、△、×で示している。)と、の関係を示すグラフである。図9中の、「○」はクリーニング不良が生じなかった結果を示すものであり、「△」は許容できる程度のクリーニング不良が生じた結果を示すものであり、「×」は許容できない程度のクリーニング不良が生じた結果を示すものである。
図9の結果からも、単位長さ当りのトナー量が0.6mg/m以上のトナーが2次転写ブレード73に入力されるように、非画像部のタイミングでトナーパターン像TPや、非画像部バイアスを設定することで、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れ量を低減して、クリーニング不良を生じにくくすることができることがわかる。
また、本実施の形態における画像形成装置100には、中間転写ベルト8の表面に潤滑剤を直接的に供給する潤滑剤供給装置30(像担持体用潤滑剤供給装置)が設置されている。
そのため、中間転写ベルト8に供給(塗布)された潤滑剤の一部は、非画像部のタイミングで、中間転写ベルト8から2次転写ベルト72の表面に移行することになる。したがって、2次転写ベルト72の表面に供給された潤滑剤によって、2次転写ベルト72と2次転写ブレード73との摺動抵抗が減ぜられて、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、2次転写ブレード73は、新品時であるときに、2次転写ベルト72との摺動抵抗が最も高くなるため、2次転写装置70〜73が新品であったり、2次転写ブレード73の交換がおこなわれたりしたときには、記録媒体Pの通紙はおこなわずに、中間転写ベルト8と2次転写ベルト72とを6分間ほど空駆動する制御をおこなっている。
また、本実施の形態における画像形成装置100には、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面に潤滑剤を直接的に供給する潤滑剤供給装置3(感光体用潤滑剤供給装置)が設置されている。
そのため、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに供給(塗布)された潤滑剤の一部は、中間転写ベルト8の表面に移行して、さらに非画像部のタイミングで中間転写ベルト8から2次転写ベルト72の表面に移行することになる。したがって、2次転写ベルト72の表面に供給された潤滑剤によって、2次転写ベルト72と2次転写ブレード73との摺動抵抗が減ぜられて、2次転写ブレード73のエッジ部の捲れによるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、上述した中間転写ベルト8と2次転写ベルト72との空駆動をおこなうときに、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの空駆動をもおこなうことで、上述した効果がさらに発揮されることになる。
<変形例>
図10は、変形例としての2次転写バイアスを出力する電源部91のバイアス制御を示すタイミングチャートであって、本実施の形態における図4に相当する図である。また、図11は、環境(特に、温度である。)が変化したときに、2次転写ブレード73の捲れを防止するために必要な入力トナー量の変化を示す表図である。さらに、図12は、2次転写ブレード73の摩耗量が経時で変化したときに、2次転写ブレード73のクリーニング不良を防止するために必要な非画像部バイアスの変化を示すグラフである。図11、図12において、「○」はクリーニング不良が生じなかった結果を示すものであり、「×」はクリーニング不良が生じた結果を示すものである。
図10に示すように、変形例では、所定条件に基いて、非画像部バイアス(異なるバイアス)の値を可変している。
詳しくは、図3を参照して、2次転写ブレード73の温度を間接的に検知する温度検知手段としての温度センサ92が、2次転写ブレード73の近傍に設置されている。そして、制御部90は、温度センサ92(温度検知手段)によって検知される温度が高い場合には、温度センサ92によって検知される温度が低い場合に比べて、非画像部バイアス(異なるバイアス)が逆極性の側に向けて大きく変化するように、電源部91を制御している。具体的に、図10を参照して、温度センサ92による検知温度が所定値A以下である場合には、非画像部バイアスが+0.5kVに設定されて、温度センサ92による検知温度が所定値Aを超える場合には、非画像部バイアスが+0.7kVに設定される。このような制御をおこなうのは、高温時には2次転写ブレード73がやわらかくなって捲れが生じやすくなるためであって、そのような現象は図11に示す結果からもわかる。また、非画像部バイアスがプラス側に変化すると、2次転写ベルト72に供給される弱帯電トナーや逆帯電トナーが多くなることは先に図8を用いて説明した通りである。なお、温度検知手段として、2次転写ブレード73の温度を直接的に検知するものを用いることもできる。
また、変形例では、図3を参照して、2次転写ブレード73が新品状態から2次転写ベルト72に摺接した累積時間を直接的又は間接的に検知する時間検知手段としてのカウンタ93(又は、タイマー)が設置されている。そして、制御部90は、カウンタ93(時間検知手段)によって検知される時間が長い場合には、カウンタ93によって検知される時間が短い場合に比べて、非画像部バイアス(異なるバイアス)が逆極性の側に向けて大きく変化するように、電源部91を制御している。具体的に、図10を参照して、カウンタ93によって検知される累積時間が所定値B以下である場合には、非画像部バイアスが+0.5kVに設定されて、カウンタ93によって検知される累積時間が所定値Bを超える場合には、非画像部バイアスが+0.7kVに設定される。このような制御をおこなうのは、経時には2次転写ブレード73の摩耗が進んで捲れが生じやすくなるためであって、そのような現象は図12に示す結果からもわかる。また、非画像部バイアスがプラス側に変化すると、2次転写ベルト72に供給される弱帯電トナーや逆帯電トナーが多くなることは上述した通りである。
以上説明したように、本実施の形態における画像形成装置100は、中間転写ベルト8(像担持体)や、2次転写ベルト72(搬送ベルト)や、2次転写ブレード73(ブレード)や、所定の極性の2次転写バイアス(転写バイアス)を出力する電源部91や、所定の極性とは逆極性のバイアスであって2次転写バイアスとは異なるバイアスが出力されるように電源部91を制御する制御部90、が設けられている。そして、2次転写ニップ(転写部)に記録媒体Pが介在しない所定のタイミングで、電源部91から非画像部バイアス(異なるバイアス)が出力されるように制御部90によって制御して、中間転写ベルト8に付着したトナーを2次転写ベルト72に供給している。
これにより、装置が高コスト化、大型化してしまうことなく、2次転写ニップから送出される記録媒体Pの搬送性が高くて、2次転写ベルト72に当接する2次転写ブレード73によるクリーニング不良を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、2次転写対向ローラ80に2次転写バイアス(画像部バイアス)や非画像部バイアス(異なるバイアス)を印加するように電源部91が構成された、斥力転写方式の画像形成装置100に対して、本発明を適用した。
これに対して、2次転写ローラ70に2次転写バイアス(画像部バイアス)や非画像部バイアス(異なるバイアス)を印加するように電源部が構成された、引力転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。その場合、2次転写バイアス(画像部バイアス)は、斥力転写方式のものに対して逆の極性になる。また、斥力転写方式と引力転写方式とが併用された画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、像担持体としての感光体ドラムと、搬送ベルトとしての転写搬送ベルトと、の転写ニップにおいて、感光体ドラム上のトナー像を記録媒体へ転写する直接転写方式の画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、中間転写体としての中間転写ベルトにかえて、中間転写体としてドラム形状の中間転写ドラムを用いた画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、非画像部(紙間)において2次転写ベルト72を中間転写ベルト8から離間させる構成においても、本発明を適用することができる。非画像部(紙間)において2次転写ベルト72が中間転写ベルト8から離間する場合、非画像部(紙間)において2次転写ベルト72と中間転写ベルト8とが当接したままとする場合に比べて、トナーパターン像TPが2次転写ベルト72に移動する量は減少する。しかしながら、2次転写部に非画像部バイアスによって電界が形成されることにより、トナーパターン像TPのうちの少なくとも一部のトナーを2次転写部において2次転写ベルト72へ転移させることができるので、2次転写ブレード73によるクリーニング不良を生じにくくすることができる。非画像部(紙間)における2次転写ベルト72と中間転写ベルト8との離間量、すなわち2次転写ベルト72と中間転写ベルト8との間の空隙は、トナーパターン像TPを2次転写ベルト72に転移させやすくするため、3mm以内が好ましく、1mm以内がより好ましい。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム、
3 潤滑剤供給装置(感光体用潤滑剤供給装置)、
8 中間転写ベルト(像担持体)、
30 潤滑剤供給装置(像担持体用潤滑剤供給装置)、
70 2次転写ローラ(ローラ)、
71 分離ローラ(ローラ)、
72 2次転写ベルト(搬送ベルト)、
73 2次転写ブレード(ブレード)、
80 2次転写対向ローラ(ローラ部材)、
90 制御部、
91 電源部(2次転写電源)、
92 温度センサ(温度検知手段)、
93 カウンタ(時間検知手段)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、 P 記録媒体。
特開2015−161941号公報

Claims (11)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体に当接して転写部を形成するとともに、前記転写部から送出された記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの表面に当接するブレードと、
    前記転写部で、前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体へ転写するために、所定の極性の転写バイアスを出力する電源部と、
    前記所定の極性とは逆極性のバイアスが出力されるように前記電源部を制御する制御部と、
    前記ブレードの温度を直接的又は間接的に検知する温度検知手段と、
    を備え、
    前記制御部は、前記温度検知手段によって検知される温度が高い場合には、前記温度検知手段によって検知される温度が低い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御し、
    前記転写部に記録媒体が介在しない所定のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが出力されるように前記制御部によって制御して、前記像担持体に付着したトナーを前記搬送ベルトに供給することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像担持体と、
    前記像担持体に当接して転写部を形成するとともに、前記転写部から送出された記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの表面に当接するブレードと、
    前記転写部で、前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体へ転写するために、所定の極性の転写バイアスを出力する電源部と、
    前記所定の極性とは逆極性のバイアスが出力されるように前記電源部を制御する制御部と、
    前記ブレードの前記搬送ベルトに摺接した累積時間を直接的又は間接的に検知する時間検知手段と、
    を備え、
    前記制御部は、前記時間検知手段によって検知される時間が長い場合には、前記時間検知手段によって検知される時間が短い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御し、
    前記転写部に記録媒体が介在しない所定のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが出力されるように前記制御部によって制御して、前記像担持体に付着したトナーを前記搬送ベルトに供給することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記ブレードの温度を直接的又は間接的に検知する温度検知手段を備え、
    前記制御部は、前記温度検知手段によって検知される温度が高い場合には、前記温度検知手段によって検知される温度が低い場合に比べて、前記逆極性のバイアスの絶対値が大きくなるように前記電源部を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定のタイミングで前記像担持体から前記搬送ベルトに向けてトナーが供給されるように、前記トナー像が形成されるタイミングとは別のタイミングで前記像担持体の表面にトナーパターン像が形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記トナーパターン像は、その主走査方向の範囲が、前記ブレードの当接幅に対して同等となるように形成されることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定のタイミングで前記トナーパターン像が形成されるときに、前記像担持体から前記搬送ベルトに向けて、単位長さ当りのトナー量が0.6mg/m以上のトナーが供給されることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、連続通紙時における紙間のタイミングで、前記電源部から前記逆極性のバイアスが常に出力されるように制御することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記所定のタイミングは、前記転写部に記録媒体が介在しないで前記像担持体に前記搬送ベルトが直接的に当接しているタイミングであることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体は、複数のローラ部材に張架されて、複数の感光体ドラムが当接する中間転写ベルトであって、
    前記搬送ベルトは、複数のローラに張架されて、前記中間転写ベルトに当接して前記転写部としての2次転写ニップを形成するとともに、前記2次転写ニップから送出された記録媒体を搬送する2次転写ベルトであって、
    前記複数のローラは、
    前記複数のローラ部材のうちの1つとしての2次転写対向ローラとの間に、前記中間転写ベルトと前記2次転写ベルトとを挟んで前記2次転写ニップを形成する2次転写ローラと、
    前記2次転写ニップに対して記録媒体の搬送方向下流側の位置に配置された分離ローラと、
    を少なくとも具備し、
    前記電源部は、前記2次転写対向ローラ、又は/及び、前記2次転写ローラに、前記転写バイアスとしての2次転写バイアス、又は、前記逆極性のバイアスを印加し、
    前記ブレードは、前記2次転写ベルトの走行方向に対してカウンタ方向に当接するように、前記2次転写ベルトを介して前記2次転写ローラに圧接する2次転写ブレードであることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記感光体ドラムの表面に潤滑剤を供給する感光体用潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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