JP5109705B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及びこれを備えた、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器に関し、特に、電気光学装置の熱の放散に係る技術分野に関する。
この種の電気光学装置の一例である液晶パネルを、液晶プロジェクタにおけるライトバルブとして用いる場合、スクリーン上に拡大投射を行うために、液晶パネルには、光源からの強力な光源光が集光された状態で入射する。このように強力な光源光が入射すると、液晶パネルの温度は上昇し、液晶パネル内において一対の透明基板間に挟持されている液晶の温度も上昇して、該液晶の特性劣化を招いてしまうおそれがある。また特に光源光にむらがあった場合には、部分的に液晶パネルが加熱され、液晶の透過率のムラができて投射画像の画質が劣化してしまうおそれがある。
また、ライトバルブの表面にごみや埃等(以下、単に「粉塵」という。)が付着すると、映写幕上にその粉塵の像もまた投影されてしまうことで、画像の品質を低下させる可能性がある。このため、液晶パネルを構成する基板の外側表面に防塵用基板が設けられることが多い。
例えば特許文献1には、液晶パネルを、表面にフィンが形成された金属製のケースに収納することで、液晶パネルの熱を放散する放熱効果を向上させる技術が提案されている。
特開2003−15104号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術によれば、液晶パネルにおける液晶層とケースとが比較的離れているため、液晶層の熱を十分には放散することができない可能性があるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、効率的に熱を放散することができる電気光学装置及びこれを備えた電子機器を提案することを課題とする。
本発明に係る電気光学装置は、上記課題を解決するために、電気光学物質を挟持する一対の基板と、該一対の基板の各々の前記電気光学物質側とは反対側に、前記一対の基板の各々の互いに対向する辺から張り出した張出部を有する防塵用基板と、前記一対の基板及び前記防塵用基板の張出部の各々の互いに対向する側面に少なくとも部分的に配置され、該一対の基板及び前記防塵用基板の各々と一体形成されたフィンを含む放熱用部材と、前記一対の基板、前記防塵用基板及び前記放熱用部材を収容すると共に、一の側面に第1導風口と第2導風口とを有する収容ケースとを備え、前記一対の基板及び前記防塵用基板の張出部の各々の一の側面に形成されたフィンは、前記第1導風口側から見て、当該第1導風口の内側に冷却風の流路の一部を構成するように配置されており、前記一対の基板及び前記防塵用基板の張出部の各々の他の側面に形成されたフィンは、前記第2導風口側から見て、当該第2導風口の内側に冷却風の流路の他部を構成するように配置されている
本発明に係る電気光学装置によれば、一対の基板は、例えば液晶等である電気光学物質を狭持している。尚、一対の基板は、例えば、少なくとも一方の基板上における、電気光学物質に対向する側に、例えばSiOやSiO等の無機材料からなる無機配向膜を有している。他方の基板上における、電気光学物質に面する側にも、同様に、無機配向膜が設けられていてもよい。
防塵用基板は、一対の基板の少なくとも一方の基板における電気光学物質に対向しない側に設けられている。例えばフィン、比較的熱伝導率の高い膜等である放熱用部材は、一対の基板及び防塵用基板のうち少なくとも一の基板の側面に、少なくとも部分的に配置され、一の基板の熱を放散する。
放熱用部材が、一対の基板のうち少なくとも一方の基板の側面に配置されている場合、少なくとも一方の基板の中心付近と側面との間に比較的大きな温度差(即ち、温度勾配)を生じさせることができるので、少なくとも一方の基板の熱を効率的に放散することができる。或いは、放熱用部材が、防塵用基板のうち少なくとも一方の防塵用基板の側面に配置されている場合、少なくとも一方の防塵用基板の中心付近と側面との間に比較的大きな温度勾配を生じさせることができので、少なくとも一方の防塵用基板の熱を効率的に放散することができる。この結果、一対の基板のうち一方の防塵用基板に接している基板の電気光学物質に対向する側と一方の防塵用基板に対向する側との間に比較的大きな温度勾配を生じさせることができるので、基板の熱を効率的に放散することができる。
いずれにせよ、電気光学物質に比較的近い一対の基板のうち少なくとも一方の基板の熱を効率的に放散することができ、結果として、電気光学物質の熱を効率的に放散することができる。
仮に、上述のような放熱用部材を備えていなければ、一対の基板における温度勾配が比較的緩やかになり、例えば電気光学物質の熱を十分には放散することができない可能性がある。すると、例えば、当該電気光学装置がプロジェクタ等の比較的強力な光源光に曝される場合に、熱によって、例えば表示画像の品質が劣化する可能性がある。
しかるに本発明では、上述の如く、電気光学物質の熱を効率的に放散することができるので、電気光学物質等の、例えば熱による劣化を抑制することができ、例えば高品質な画像を表示することができる。
本発明に係る電気光学装置の一態様では、前記放熱用部材は、フィンを含む。
この態様によれば、フィンにより、熱の放散に係る表面積を増加させることができるので、効率的に熱を放散することができる。尚、熱の放散は、例えば、フィンに冷却風が供給されることによって行われてもよいし、或いは、フィンと、当該電気光学装置を収容する収容ケースとを接着剤によって接着し、接着剤を介して収容ケースに熱を伝えることによって行われてもよい。
放熱用部材がフィンを含む態様では、前記フィンは、前記一の基板と一体として形成されていてよい。
このように構成すれば、当該電気光学装置を構成する部品数を削減することができ、実用上非常に有利である。加えて、例えば製造コスト等の増加を抑制することができる。
尚、フィンは、例えばエッチング、ハーフカットダイシング等により、一の基板の側面に、例えば溝を形成することによって形成すればよい。
放熱用部材がフィンを含む態様では、前記フィンは、当該電気光学装置に対して供給される冷却風の流路の少なくとも一部を構成してよい。
このように構成すれば、例えば当該電気光学装置を収容する収容ケースに熱を伝えて放散する場合に比べて、大きな温度勾配を電気光学パネルの中心付近と側面との間で生じさせることができるので、より効率的に熱を放散することができ、実用上非常に有利である。
本件の参考発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記放熱用部材は、前記一の基板より高い熱伝導率を有する熱伝導膜を含む。
この態様によれば、例えばアルミニウム等の金属等の比較的熱伝導率の高い物質を含んでなる熱伝導膜により、例えば当該電気光学装置を収容する収容ケースに効率的に熱を伝えることにより、効率的に熱を放散することができる。
本件の参考発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記放熱用部材は、前記一の基板より高い熱放射率を有する熱放射膜を含む。
この態様によれば、例えば黒色クロム、黒色ニッケル、セラミック等の比較的熱放射率の高い物質を含んでなる熱放射膜により、例えば放熱用部材に冷却風を供給する(即ち、空冷する)場合に、空冷による熱の放散(即ち、熱伝達)に加えて、熱放射による熱の放散を期待することができ、より効果的に熱を放散することができる。
本件の参考発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記放熱用部材は、前記側面に配置された本体部及び該本体部から前記一の基板の基板面の一部に延設された延設部を有する。
この態様によれば、延設部が、一の基板の基板面の一部に延設されているので、例えば一対の基板の一方と防塵用基板とが相互に対向している面等、比較的熱が放散され難い部分の熱を効率的に放散することができ、実用上非常に有利である。
尚、「基板面の一部」とは、典型的には、基板面のうち画素領域の周辺に位置する周辺領域の一部という意味である。ここに「画素領域」とは、個々の画素の領域を意味するのではなく、複数の画素が平面配列された領域全体を意味し、典型的には、「画像表示領域」或いは「表示領域」に相当する。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記防塵用基板は、その基板面上で平面的に見て、前記側面側の一辺において前記一対の基板よりも張り出した張出部を有する。
この態様によれば、防塵用基板が張出部を有しているため、防塵用基板と、例えば接着剤との接触面積が増加する、或いは、例えば空気との接触面積が増加するので、防塵用基板の熱が放散され易くなる。この結果、一対の基板の各々と防塵用基板と間に比較的大きな温度勾配が生じることとなり、一対の基板の熱を効率的に放散することができる。
本発明に係る電気光学装置の他の態様では、前記一対の基板、前記防塵用基板及び前記放熱用部材を収容すると共に、少なくとも前記放熱用部材に対して供給される冷却風の流路の少なくとも一部を構成する導風部を有する収容ケースを更に備える。
この態様によれば、収容ケースは、一対の基板、防塵用基板及び放熱用部材を収容すると共に、少なくとも放熱用部材に対して供給される冷却風の流路の少なくとも一部を構成する導風部を有している。収容ケースが、放熱用部材への冷却風の供給に適するように構成されているので、比較的容易にして、放熱用部材を空冷することができ、実用上非常に有利である。
本件の参考発明に係る電気光学装置は、上記課題を解決するために、電気光学物質を挟持する一対の基板と、該一対の基板のうち少なくとも一の基板の側面に少なくとも部分的に配置され、該一の基板の熱を放散する放熱用部材とを備える。
本件の参考発明に係る電気光学装置によれば、放熱用部材により、少なくとも一方の基板の中心付近と側面との間に比較的大きな温度勾配を生じさせることができるので、少なくとも一方の基板の熱を効率的に放散することができる。この結果、一対の基板に狭持されている電気光学物質の熱を効率的に放散することができる。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置を備えてなるので、電気光学パネルの熱を効率的に放散することができる。このため、熱暴走や熱破壊が起こりにくく信頼性の高い、投射型表示装置、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下、本発明に係る電気光学装置及び電子機器の各実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の図では、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。また、以下の実施形態では、電気光学装置の一例として、駆動回路内蔵型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリックス駆動方式の液晶装置を挙げる。
<第1実施形態>
本発明の電気光学装置に係る第1実施形態を、図1乃至図3を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1(a)は、本実施形態に係る液晶装置を後述する対向基板の側から見た平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A´線断面図である。
図1に示すように、液晶装置1は、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに一対の防塵ガラス201及び202を備えて構成されている。ここに、本実施形態に係る「TFTアレイ基板10」及び「対向基板20」は、本発明に係る「一対の基板」の一例であり、本実施形態に係る「防塵ガラス201」及び「防塵ガラス202」は、本発明に係る「防塵用基板」の一例である。尚、ここでは図示しないが、TFTアレイ基板10及び対向基板20間には、本発明に係る「電気光学物質」の一例としての液晶が狭持されている。
図1(b)に示すように、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202各々の側面には、本発明に係る「放熱用部材」の一例としてのフィン10f、20f、201f及び202fが夫々一体として形成されている。
例えば、液晶装置1の側面に接着剤を塗布して、液晶装置1と図示しない収容ケースとを相互に接着する場合、フィン10f、20f、201f及び202fにより、液晶装置1の接着剤との接触面積が増加するため、液晶装置1の熱を、接着剤を介して収容ケースに効率的に伝えることができる。従って、液晶装置1の熱を効率的に放散することができる。この場合は、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202各々の側面全てにフィンが形成されていることが望ましい。
或いは、例えば、液晶装置1に冷却風が供給される場合、フィン10f、20f、201f及び202fにより、液晶装置1の表面積が増加すると共に、液晶装置1の側面における風速が比較的速くなるため、液晶装置1の熱を効率的に放散することができる。この場合は、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202各々の側面のうち、少なくとも冷却風の流路上に配置される側面にフィンが形成されていることが望ましい。
次に、液晶パネル100の構成について、図2及び図3を参照して詳細に説明する。ここに図2は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図であり、図3は、図2のH−H´線断面図である。
図2及び図3において、液晶パネル100では、TFTアレイ基板10及び対向基板20が対向配置されている。TFTアレイ基板10は、例えば、石英基板、ガラス基板、シリコン基板等の基板からなり、対向基板20は、例えば、石英基板、ガラス基板等の基板からなる。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(即ち、ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。尚、ギャップ材を、シール材52に混入されるものに加えて若しくは代えて、画像表示領域10a又は画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域に、配置するようにしてもよい。
図2において、シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aを規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に沿ったシール領域よりも内側にサンプリング回路7が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿ったシール領域52aの内側の額縁領域に、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。
TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。更に、外部回路接続端子102と、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が形成されている。
図3において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成される。この積層構造の詳細な構成については図3では図示を省略してあるが、この積層構造の上に、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料からなる画素電極9aが、画素毎に所定のパターンで島状に形成されている。
画素電極9aは、後述する対向電極21に対向するように、TFTアレイ基板10上の画像表示領域10aに形成されている。TFTアレイ基板10における液晶層50の面する側の表面、即ち画素電極9a上には、配向膜16が画素電極9aを覆うように形成されている。
対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、遮光膜23が形成されている。遮光膜23は、例えば対向基板20における対向面上に平面的に見て、格子状に形成されている。対向基板20において、遮光膜23によって非開口領域が規定され、遮光膜23によって区切られた領域が、例えばプロジェクタ用のランプや直視用のバックライトから出射された光を透過させる開口領域となる。尚、遮光膜23をストライプ状に形成し、該遮光膜23と、TFTアレイ基板10側に設けられたデータ線等の各種構成要素とによって、非開口領域を規定するようにしてもよい。
遮光膜23上に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向して形成されている。遮光膜23上に、画像表示領域10aにおいてカラー表示を行うために、開口領域及び非開口領域の一部を含む領域に、図3には図示しないカラーフィルタが形成されるようにしてもよい。対向基板20の対向面上における、対向電極21上には、配向膜22が形成されている。
尚、図2及び図3に示したTFTアレイ基板10上には、これらのデータ線駆動回路101、走査線駆動回路104、サンプリング回路7等に加えて、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
(第1変形例)
次に、第1実施形態に係る液晶装置の第1変形例について、図4を参照して説明する。ここに、図4(a)は、図1(a)と同趣旨の、本変形例に係る液晶装置を対向基板の側から見た平面図であり、図4(b)は、図1(b)と同趣旨の、図4(a)のB−B´線断面図である。
図4(a)に示すように、本変形例に係る液晶装置2では、平面的に見て、各防塵ガラス201及び202内に、液晶パネル100が配置されている。言い換えれば、各防塵ガラス201及び202が、液晶パネル100の辺よりも側面側に張り出している。
これにより、液晶装置2全体として、熱の放散に係る面積が増加するので、液晶パネル100の熱を効率的に放散することができる。加えて、液晶装置2に冷却風を供給する場合は、図4(b)に示すように液晶パネル100の側面が防塵ガラス201及び201よりも凹んでいるため、液晶パネル100の側面における風速をより速くすることができる。
尚、各防塵ガラス201及び202のうち、液晶パネル100の側面から図4(b)中の左右方向に突出している部分(或いは、図4(a)中の点線で示した液晶パネル100の辺よりも外側の部分)が、本発明に係る「張出部」の一例である。
(第2変形例)
次に、第1実施形態に係る液晶装置の第2変形例について、図5を参照して説明する。ここに、図5は、図1(b)と同趣旨の、図1(a)のA−A´線断面図である。
図5に示すように、本変形例に係る液晶装置3では、フィン301〜304が、夫々、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202とは別部材により形成されている。このため、フィン301〜304を、例えば金属等の比較的熱伝達率の高い材料を用いて夫々形成することができる。尚、各フィン301〜304を、夫々対応するTFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202に接着する場合には、例えば金属粒子が混入されている接着剤等の熱伝導率の比較的高い接着剤を用いることが望ましい。
<第2実施形態>
次に、本発明の電気光学装置に係る第2実施形態を、図6を参照して説明する。第2実施形態では、フィンに代えて放熱膜を備えている以外は、第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図6を参照して説明する。ここに、図6は、図1(b)と同趣旨の、図1(a)のA−A´線断面図である。
図6に示すように、本実施形態に係る液晶装置4では、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202各々の側面に、例えばアルミニウム等の比較的熱伝導率の高い材料、或いは、例えば黒色クロム、黒色ニッケル、セラミック等の比較的熱の放射率の高い材料を含んでなる、本発明に係る「放熱用部材」の他の例としての放熱膜401が形成されている。
ここで、放熱膜401のうち、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202各々の側面に沿って配置された部分が、本発明に係る「本体部」の一例であり、TFTアレイ基板10、対向基板20、並びに防塵ガラス201及び202各々の上面又は下面に沿って配置された部分が、本発明に係る「延設部」の一例である。
尚、放熱膜401は、例えばインクジェット技術を用いて形成すればよい。また、放熱膜401の表面に例えばフィンが形成されていてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の電気光学装置に係る第3実施形態を、図7を参照して説明する。第3実施形態では、収容ケースを備える以外は、第1実施形態と同様である。よって、第3実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図7を参照して説明する。ここに、図7(a)は、図1(a)と同趣旨の、本実施形態に係る液晶装置を、対向基板の側から見た平面図であり、図7(b)は、第3実施形態に係る液晶装置を、図7(a)における矢印aの側から見た側面図である。
図7(a)に示すように、本実施形態に係る液晶装置5は、液晶パネル100と、防塵ガラス201及び202と、液晶パネル100並びに防塵ガラス201及び202を収容する収容ケース510と、液晶パネル100の外部回路接続端子102(図2参照)に接続された配線基板520とを備えて構成されている。
図7(b)に示すように、収容ケース510には、冷却風を液晶パネル100に導く、本発明に係る「導風部」の一例としての導風口511が形成されている。これにより、TFTアレイ基板10等に形成されているフィンに効率的に冷却風を導くことができる。
<電子機器>
次に、図8を参照しながら、上述した液晶装置を電子機器の一例であるプロジェクタに適用した場合を説明する。上述した液晶装置における液晶パネル100は、プロジェクタのライトバルブとして用いられている。図8は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
図8に示すように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等の構成を有しており、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像は、液晶パネル1110Gによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
尚、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
尚、図8を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピュータや、携帯電話、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置、及び該電気光学装置を備えた電子機器もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
(a)は、第1実施形態に係る液晶装置を対向基板の側から見た平面図であり、(b)は、図1(a)のA−A´線断面図である。 第1実施形態に係る液晶パネルを、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図である。 図2のH−H´線断面図である。 (a)は、第1実施形態の第1変形例に係る液晶装置を対向基板の側から見た平面図であり、(b)は、図4(a)のB−B´線断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係る液晶装置のA−A´線断面図である。 第2実施形態に係る液晶装置のA−A´線断面図である。 (a)は、第3実施形態に係る液晶装置を、対向基板の側から見た平面図であり、(b)は、第3実施形態に係る液晶装置を、図7(a)における矢印aの側から見た側面図である。 電気光学装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す平面図である。
符号の説明
1、2、3、4、5…液晶装置、10…TFTアレイ基板、10a…画像表示領域、20…対向基板、50…液晶層、100…液晶パネル、201、202…防塵ガラス、10f、20f、201f、202f、301、302、303、304…フィン、401…放熱膜、510…収容ケース、511…導風口、520…配線基板

Claims (2)

  1. 電気光学物質を挟持する一対の基板と、
    該一対の基板の各々の前記電気光学物質側とは反対側に、前記一対の基板の各々の互いに対向する辺から張り出した張出部を有する防塵用基板と、
    前記一対の基板及び前記防塵用基板の張出部の各々の互いに対向する側面に少なくとも部分的に配置され、該一対の基板及び前記防塵用基板の各々と一体形成されたフィンを含む放熱用部材と、
    前記一対の基板、前記防塵用基板及び前記放熱用部材を収容すると共に、一の側面に第1導風口と第2導風口とを有する収容ケースとを備え、
    前記一対の基板及び前記防塵用基板の張出部の各々の一の側面に形成されたフィンは、前記第1導風口側から見て、当該第1導風口の内側に冷却風の流路の一部を構成するように配置されており、
    前記一対の基板及び前記防塵用基板の張出部の各々の他の側面に形成されたフィンは、前記第2導風口側から見て、当該第2導風口の内側に冷却風の流路の他部を構成するように配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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