JP5104256B2 - インクカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、インク供給装置に装着されるインクカートリッジに関する。
インクジェット記録方式の記録装置は、画像記録に使用されるインクを供給するインク供給装置を備えている。このインク供給装置には、インクカートリッジが装着される。インクカートリッジは、その本体の内部にインクを収容するインク室が設けられている。インクカートリッジがインク供給装置に装着されることにより、インク室内のインクが記録装置の記録ヘッドへ供給可能となる。記録ヘッドは、インクカートリッジから供給されたインクを記録用紙へ向けて選択的に噴出する。これにより、記録用紙に画像が記録される。従来のインクカートリッジには、上記本体の側面にインク室内のインクを外部へ導出するためのインク導出部が設けられている(例えば特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のインクカートリッジは、その本体の側面にインク供給体が形成されている。インク供給体は、上記側面から本体の外側へ突出する筒状のものである。このインク供給体の先端には、弾性シール部材が配置される。弾性シール部材は、インク供給装置のインク供給管が挿入されるインク供給孔を有しており、弾性変形可能な樹脂材料で構成されている。弾性シール部材は、インク供給体の内部にインク供給管が挿入された状態で、インク供給管の外周面とインク供給管の先端との隙間を密閉するためのものである。インク供給体には、その先端に弾性シール部材を押し付けるようにキャップが装着される。キャップは、インク供給体の外周面及び弾性シール部材を覆うように略円筒形状に形成され、上記インク供給管が挿通される開口を有している。インク供給体の外周面には、径方向外側へ突出した突起が設けられている。キャップは、その外周面の一部が切り欠かれるように形成された係合孔を有している。上記係合孔に上記突起が嵌め込まれることにより、インク供給体にキャップが固定される。キャップの外周面には、キャップの軸線方向に延びるスリットが設けられている。インク供給体に設けられた突起が径方向外側へ突出しているので、キャップは、径方向外側へ拡径しながらインク供給体に取り付けられる。
特開2007−144808号公報
特許文献1に記載のインクカートリッジは、上述のようにキャップの外周面に係合孔が設けられている。このため、インク供給体にキャップが装着された状態では、弾性シール部材の一部が係合孔からはみ出すように弾性変形する。すなわち、弾性シール部材が不均一に弾性変形して、弾性シール部材が上記隙間を密閉するシール性能が低下するおそれがあった。また、キャップには上述のようにスリットが設けられているので、インク供給体に対する装着時にキャップが変形することがあった。この場合にも弾性シール部材が不均一に弾性変形することが考えられ、弾性シール部材のシール性能が低下するおそれがあった。弾性シール部材のシール性能が著しく低下した場合、インク供給体の先端からのインク漏れが生じることとなる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、弾性シール部材のシール性能が低下してインク漏れが生じることを防止することができるインクカートリッジを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るインクカートリッジは、インクが収容される本体と、上記本体の壁面から外側へ突出する先端が開口した筒形状に設けられ、当該開口と連続する孔により上記本体の内部と外部とを連通するキャップ取付部と、上記キャップ取付部の開口に配設された筒形状の弾性シール部材と、上記弾性シール部材を上記キャップ取付部の開口周縁に液密に密着させ、且つ該弾性シール部材の外周面に密着した状態で上記壁面に係合されたキャップと、を備える。上記キャップは、少なくとも上記弾性シール部材の外周面全域及び上記キャップ取付部を覆う筒状のキャップ本体と、当該キャップ本体の筒状の側壁の中心を挟んで設けられて、上記キャップ本体において上記本体側となる後端側から上記本体側へ向けて延出し、かつ上記キャップ本体から前記キャップ本体の径方向に弾性変形可能に突出された係止具とを備える。上記本体の壁面に、上記係止具と係合可能な被係止部が設けられている。
インクジェット記録方式の記録装置は、インク供給装置を備えている。インク供給装置は、インクカートリッジに収容されているインクを記録装置の記録ヘッドへ供給するものである。本発明のインクカートリッジは、このインク供給装置の収容部に装着される。インクカートリッジのキャップ取付部には、キャップによって弾性シール部材が取り付けられる。この弾性シール部材は、バルブやボールなどの蓋体と密着してキャップ取付部の孔を閉塞する。弾性シール部材を固定するキャップが本体の壁面と係合するので、キャップが弾性シール部材及びキャップ取付部を覆う箇所に開口を設ける必要がない。したがって、弾性シール部材がキャップ取付部に押し付けられた際に、弾性シール部材がキャップ取付部及びキャップの内壁面に密着して均一に弾性変形する。
キャップは、キャップ本体から突出された係止具が弾性変形して被係止部に係合される。これにより、キャップの取り付け時にキャップ本体が変形して弾性シール部材のシール性が低下することが防止される。
(2) 上記係止具は、上記キャップ本体において上記本体側となる後端側から上記本体側へ向けて延出されたものであってもよい。
(3) 上記本体の壁面に、上記係止具を上記被係止部へ案内するガイド部材が設けられていてもよい。
(4) 上記壁面は、当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着される装着姿勢における上記本体の側面であって、上記係止具は、上記装着姿勢における上記キャップ本体の上部及び下部に設けられていてもよい。
(5) 本発明は、インクが収容される本体と、当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着される装着姿勢における上記本体の側面から外側へ突出する先端が開口した筒形状に設けられ、当該開口と連続する孔により上記本体の内部と外部とを連通するキャップ取付部と、上記キャップ取付部の開口の外側に配設された筒形状の弾性シール部材と、上記弾性シール部材を上記キャップ取付部の開口周縁に液密に密着させ、且つ該弾性シール部材の外周面に密着した状態で上記本体の側面に係合されたキャップと、を備える。上記キャップは、少なくとも上記弾性シール部材の外周面全域及び上記キャップ取付部を覆う筒状のキャップ本体と、上記装着姿勢における上記キャップ本体の上部及び下部に設けられ、当該キャップ本体の筒状の側壁の中心を挟んで設けられて、上記キャップ本体において上記本体側となる後端側から上記本体側へ向けて延出し、かつ上記キャップ本体から前記キャップ本体の径方向に弾性変形可能に突出された係止具とを備える。上記本体の側面に、上記係止具と係合可能な被係止部、及び上記係止具を該被係止部へ案内するガイド部材が設けられている。
本発明によれば、弾性シール部材がキャップ取付部の外側及びキャップの内壁面に密着して均一に弾性変形するので、弾性シール部材のシール性能が低下してインク漏れが生じることが防止される。
以下、適宜図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
まず、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の構成について説明する。
[図面の説明]
図1は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図である。図2は、カートリッジ本体20の内部構造を示す側面図である。図3は、カートリッジ本体20の分解斜視図である。図4は、バルブ収容室54付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が閉塞された状態を示す。図5は、弁体31の斜視図である。図6は、バルブ収容室54付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が開放された状態を示す。図7は、キャップ95の斜視図であり、(A)はキャップ95の外側を示し、(B)はキャップ95の内側を示す。図8は、キャップ95の縦断面図である。図9は、カートリッジ本体20の背面図であり、キャップ95付近の構造を示す。なお、図3ではアーム150(図2参照)が省略されている。
インクジェット方式のプリンタに代表される記録装置には、インク供給装置が設けられている。インク供給装置は、記録装置の記録ヘッドへインクを供給するものである。インクカートリッジ10(本発明のインクカートリッジの一例)は、このインク供給装置に装着されて使用される。詳細については省略するが、インクカートリッジ10は、インク供給装置が備える不図示の収容部に着脱可能に構成されている。この収容部には、インクニードル49(図6参照)が設けられている。インクニードル49は、記録装置の記録ヘッドから導出されたインク管の先端に設けられた針状の樹脂管である。収容部にインクカートリッジ10が装着されると、後述するインク供給孔91(図4参照)にインクニードル49が挿入される。これにより、インクカートリッジ10に収容されたインクが記録装置の記録ヘッドへ供給可能となる。
図1に示されるように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略六面体として構成されている。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印51の方向)に細く、高さ方向(矢印52の方向)及び奥行き方向(矢印57の方向)が上記幅方向よりも長い略直方体形状に形成されている。
図1に示されるように、インクカートリッジ10は、大別して、カートリッジ本体20(本発明の本体の一例、図2参照)と、第1カバー21と、第2カバー22とを備えている。インクカートリッジ10の外装は、第1カバー21及び第2カバー22で構成されている。カートリッジ本体20は、内部にインクが収容されるインク室100(図2参照)が形成されている。このカートリッジ本体20は、各カバー21,22で覆い隠されている。なお、本実施形態では、カートリッジ本体20、第1カバー21及び第2カバー22は樹脂材料により構成されている。樹脂材料としては、例えばナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。
インクカートリッジ10は、図1に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面122とし、図中の上側の面を上面123として上記収容部に対して矢印56で示される方向(以下「挿入方向56」と称する。)へ挿入される。カートリッジ本体20は、背面102(本発明の所定の壁面の一例、図2及び図3参照)が第1カバー21の前壁161の裏面と対向するようにカバー21,22に保持されている。したがって、背面102は、インクカートリッジ10がインク供給装置の収容部に装着された装着姿勢(上記起立状態)においてカートリッジ本体20の側面を構成する。
第1カバー21は、カートリッジ本体20の挿入方向56の前方側の部分(以下「前方部」と称する。)を収容可能な容器形状に形成されている。第2カバー22は、カートリッジ本体20の挿入方向56の後方側の部分(以下「後方部」と称する。)を収容可能な容器形状に形成されている。これにより、カートリッジ本体20の前方側が第1カバー21によって保護され、カートリッジ本体20の後方側が第2カバー22によって保護される。
第1カバー21は、カバー本体18と挿通孔19とを有する。カバー本体18は、カートリッジ本体20の上記前方部を覆う。図には示されていないが、カートリッジ本体20は、その背面102側がカバー本体18の内部に収容される。カートリッジ本体20の背面102に対応する前壁161の下部に挿通孔19が形成されている。挿通孔19には、キャップ95(本発明のキャップの一例)が挿通される。このため、挿通孔19は、キャップ95に対応する位置及び大きさに形成されている。
この第1カバー21は、カートリッジ本体20を保持する第2カバー22に対して奥行き方向(矢印57の方向)へスライド可能に構成されている。図1(A)には、第1カバー21がカートリッジ本体20の背面102に最も近付いた第2位置にスライドされた状態が示されている。図1(B)には、第1カバー21がカートリッジ本体20の背面102から最も離隔された第1位置へスライドされた状態が示されている。第1カバー21が上記第2位置へスライドされることによって、後述の大気連通バルブ80のロッド84が押圧される。これに伴い、キャップ95が第1カバー21の外側へ露出される(図1(A)参照)。また、第1カバー21が上記第1位置へスライドされることによって、大気連通バルブ80のロッド84が元の状態(待機状態)に復帰する。これに伴い、キャップ95が第1カバー21内に没入する。図には示されていないが、前壁161の裏面とカートリッジ本体20の背面102との間には、圧縮コイルバネが圧縮された状態で配置されている。このため、第1カバー21は、第2位置から第1位置へ移動する方向へ弾性的に付勢されている。
[カートリッジ本体20]
カートリッジ本体20は、図2及び図3に示されるように、大別して、フレーム110と、大気連通バルブ80と、インク供給バルブ90と、アーム150とを備える。フレーム110は、カートリッジ本体20の筐体を構成する部材であり、カートリッジ本体20の六面101〜106を形成する。したがって、カートリッジ本体20の各面101〜106は、フレーム110の六面に一致する。以下において、カートリッジ本体20の各面に付された符号(101〜106)を用いてフレーム110の各面を示す。
フレーム110は、透光性のある樹脂材料で構成されており、例えば、樹脂材料を射出成形することにより得られる。フレーム110は、透光性を有するものであれば如何なる樹脂で構成されていてもよく、例えば、透明或いは半透明の樹脂で構成することも可能である。樹脂材料としては、ポリアセタールやナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。フレーム110は、正面101、上面103、背面102、底面104に概ね沿って環状に形成されている。これにより、フレーム110の左面105及び右面106に開口が形成されている。
フレーム110の左面105、右面106それぞれに、透明な樹脂で構成された薄肉状のフィルム(不図示)が貼り付けられている。具体的には、フィルムは、フレーム110の左面105、右面106の外縁部分に超音波溶着されている。このフィルムによって左面105及び右面106の開口が閉塞される。これにより、フレーム110とフィルムとによって囲まれた空間がインク室100として区画される。このように区画されたインク室100にインクが収容される。なお、本実施形態では、フレーム110とフィルムとによってインク室100を形成することとしたが、例えば、フレーム110自体を直方体の容器状に形成することによってその内部にインク室100が形成してもかまわない。
図2及び図3に示されるように、フレーム110の正面101にインク注入部15が形成されている。インク注入部15は、背面102からインク室100側に穿設された略円筒状の孔である。インク注入部15は、インク室100に連通している。このインク注入部15は、インクをインク室100に注入するためのものであり、インク注入部15を通じてインクがインク室100へ流入する。
図2及び図3に示されるように、フレーム110の背面102の中段付近に検知窓140が形成されている。検知窓140は、インク室100に収容されているインクの量を視覚的或いは光学的に検知するためのものである。検知窓140は、フレーム110と同じ材質、つまり、外部からの光を透過することができる透明の樹脂材料で構成される。なお、検知窓140には、インク供給装置に取り付けられたフォトインタラプタなどの発光素子及び受光素子からなる光センサによって検出光が照射される。そして、検知窓140を透過した検出光が上記受光素子に受光される。
図2に示されるように、検知窓140の内部には空間142が形成されている。検知窓140のインク室100側には壁は設けられていない。このため、空間142はインク室100に連続して通じている。この空間142に、アーム150のインジケータ部152が進入或いは退出する。なお、図2には、インジケータ部152が空間142に進入した姿勢が示されている。
アーム150(図2参照)は、インク室100に収容されたインクの液量を検知するための部材である。アーム150の一方端に、空間142に進入或いは退出されるインジケータ部152が設けられている。アーム150の他方端に、フロート部153が設けられている。このアーム150は、カートリッジ本体20に矢印61の方向へ回動可能に支持されている。フロート部153は、例えば、内部が中空状に形成されており、インクなどの液体に対して浮力を有する浮力体の役割を担っている。したがって、フロート部153は、インク量の増減に応じて上下に変位する。これにより、フロート部153の変位に応じてアーム150が回動して、インジケータ部152が空間142に進入或いは退出する。空間142におけるインジケータ部152の有無を検知窓140の外部からフォトインタラプタなどの光センサで監視することで、インク室100内のインクの液量が一定量あるかどうかを検知することができる。
図3に示されるように、フレーム110の背面102の上部、言い換えれば、検知窓140の上方に、円形の開口82が設けられている。開口82に連続してフレーム110の内部側に円筒状のバルブ収容室55が形成されている。バルブ収容室55は、カートリッジ本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ延設されている。バルブ収容室55は、その奥部においてインク室100に連通している。バルブ収容室55に、大気連通バルブ80が収容されている。
大気連通バルブ80は、開口82からインク室100の空気層に至る経路を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。図3に示されるように、大気連通バルブ80は、圧縮コイルバネ86と、バルブ本体87と、シール部材83と、キャップ85とを有している。これらの各部材は、ポリアセタールやシリコンゴムなどの樹脂で構成されている。
大気連通バルブ80は、上記各要素(圧縮コイルバネ86、バルブ本体87、シール部材83、キャップ85)がそのその順序で係合されることによって構成される。上記各要素のうち、圧縮コイルバネ86、バルブ本体87がバルブ収容室55に収容される。また、シール部材83、キャップ85は、開口82の周縁に装着される。
バルブ本体87は、バルブ収容室55において、カートリッジ本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へスライド可能に設けられている。バルブ本体87は、蓋体88とロッド84とを有する。ロッド84は、蓋体88の中心軸から開口82の中心を通って外側へ突出している。開口82の外縁部分にシール部材83を介してキャップ85が取り付けられている。キャップ85及びシール部材83には貫通孔が設けられている。ロッド84は、この貫通孔を通じてバルブ収容室55の外側へ突出されている。
圧縮コイルバネ86は、蓋体88をシール部材83に近づける方向へバルブ本体87を押圧している。このため、蓋体88がシール部材83に密着している。したがって、大気連通バルブ80は、常時は、バルブ収容室55から外部に至る通路を閉塞している。上記収容部に対してインクカートリッジ10が装着される過程で、ロッド84がバルブ収容室55の奥部側へ向けて押圧される。これにより、圧縮コイルバネ86の付勢力に抗してバルブ本体87の蓋体88がシール部材83から離隔する。その結果、バルブ収容室55から外部に至る通路が開放される。この状態では、開口82を通じてインク室100内に大気が流入するので、インク室100内の空気層が大気圧と同圧になる。
[インク流通部99]
図3に示されるように、カートリッジ本体20の背面102の下部にインク流通部99(本発明のキャップ取付部の一例)が設けられている。インク流通部99は、カートリッジ本体20の外側へ突出する円筒状に形成されており、カートリッジ本体20と一体成形されている。このインク流通部99によってバルブ収容室54(図4参照)が構成されている。バルブ収容室54は、図4に示されるように、カートリッジ本体20の奥行き方向(矢印57の方向)へ延設されている。バルブ収容室54の奥壁53に貫通孔28が形成されている。バルブ収容室54は、この貫通孔28を通じてインク室100に連通している。このバルブ収容室54にインク供給バルブ90(図4参照)が収容されている。
図4に示されるように、インク流通部99の先端155に開口92(本発明の孔の一例)が形成されている。この開口92を通じてカートリッジ本体20の内部(インク室100)とカートリッジ本体20の外部とが連通している。インク供給バルブ90は、この開口92からバルブ収容室54を通じてインク室100に至る経路を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。インク供給バルブ90は、弁体31と、弁座37と、圧縮コイルバネ96と、バルブ本体97と、シール部材93(本発明の弾性シール部材の一例)と、キャップ95とを有している。これらの各部材は、ポリアセタールやシリコンゴムなどの樹脂で構成されている。
インク供給バルブ90は、上記各要素(弁体31、弁座37、圧縮コイルバネ96、バルブ本体97、シール部材93、キャップ95)がその順序で係合されることによって構成される。上記各要素のうち、弁体31、弁座37、圧縮コイルバネ96、バルブ本体97がバルブ収容室54に収容される。また、シール部材93とキャップ95は、インク流通部99の開口92の周縁に装着される。
図4に示されるように、バルブ収容室54の奥部に弁体31が設けられている。具体的には、弁体31は、第2端44(図5参照)が弁座37に保持された状態で、第1端43(図5参照)が奥壁53に密着するように配置されている。弁体31は、奥壁53の貫通孔28を開閉する逆止弁であり、例えばシリコンゴムを射出成形することにより得られる。
図5に示されるように、弁体31は、筒体33、内壁34、蓋体35、及び貫通孔41を備える。筒体33は、外径寸法がインク流通部99の内径寸法と略等しい筒状に形成されている。筒体33は、弁座37を介して圧縮コイルバネ96からの押圧力を受ける。この押圧力によって筒体33が奥壁53に密着する。内壁34は、筒体33の内部に筒体33の中心線46(図5参照)と交差する方向に延設されている。内壁34は、断面視で屈曲形状に形成されている(図4参照)。この内壁34は、本実施形態ではシリコンゴムが薄肉に形成されたものであるので、可撓性を有している。このため、内壁34は、インクからの動圧を受けて容易に変形する。なお、内壁34には、その表裏面方向(図5における上下方向)に貫通する貫通孔41が形成されている。貫通孔41は、インクの流路を形成するものである。すなわち、この貫通孔41を通じてインクが流れる。内壁34の中央に蓋体35が配設されている。蓋体35は、奥壁53の貫通孔28を開閉するものであり、貫通孔28を閉塞可能な球状に形成されている。
弁座37(図4参照)は、弁体31を保持するものであり、例えばポリプロピレン樹脂を射出成形することにより得られる。弁座37は、弁座基部38と弁体受け部39とを備えて構成されている。弁座基部38は、弁体受け部39の裏面の中心部から突出された棒状の部材で構成されている。弁座基部38の外径寸法は、圧縮コイルバネ96の内径寸法よりも若干小さく設定されている。インク供給バルブ90の組み付け時には、バルブ収容室54に弁座37が収容されてから圧縮コイルバネ96が収容される。その際、弁座基部38が圧縮コイルバネ96の内孔に挿通される。これにより、圧縮コイルバネ96が弁体受け部39の裏面及び弁座基部38に支持される。これにより、圧縮コイルバネ96の伸縮方向がバルブ収容室54の延出方向に規制される。
弁座基部38の基端に連続して弁体受け部39が設けられている。弁体受け部39は、弁体31を保持するものである。弁体受け部39は、インク流通部99の内面形状に合わせて概ね円柱状に形成されている。弁体受け部39は、弁体31が嵌め入れられる凹陥部36を有している。凹陥部36の内径寸法は、弁体31の外径寸法よりも若干大きく設定されている。また、凹陥部36の深さは、筒体33の軸線方向の厚みとほぼ等しく設定されている。この凹陥部36の底面には、インクが流通する貫通孔(不図示)が設けられている。弁座37は、凹陥部36に弁体31が嵌め込まれた状態で、圧縮コイルバネ96の押圧力を受けて弁体31の筒体33を奥壁53へ向けて押圧する。
このように弁体31及び弁座37が構成されているので、バルブ収容室54内のインクが貫通孔28を通じてインク室100へ逆流すると、逆流したインクが内壁34を押圧する。この押圧力により、内壁34が伸張して蓋体35が貫通孔28へ向けて移動する。蓋体35が貫通孔28に当接すると、蓋体35が奥壁53に密着して貫通孔28を閉塞する。これにより、バルブ収容室54からインク室100へのインクの逆流が防止される。また、インク室100内のインクがバルブ収容室54へ流れる場合は、貫通孔28を通じてバルブ収容室54に流入したインクが内壁34を押圧する。この押圧力により、内壁34が収縮して蓋体35が貫通孔28から離隔する。これにより、貫通孔28が開放される。上述のように、内壁34に貫通孔41が形成され、弁体受け部39の凹陥部36の底面に貫通孔(不図示)が形成されている。このため、貫通孔28、貫通孔41、及び凹陥部36の底面の貫通孔を通じてインクが流れる。
図4に示されるように、バルブ収容室54に圧縮コイルバネ96が設けられている。圧縮コイルバネ96は、弁座37の弁体受け部39とバルブ本体97の壁78との間に収縮された状態で配置されている。このため、圧縮コイルバネ96は、弁体31の筒体33が奥壁53に密着するように弁体受け部39を弾性的に付勢している。また、圧縮コイルバネ96は、インク経路を形成するインク供給孔91を閉塞する方向(図4における右方向)へバルブ本体97を弾性的に付勢している。つまり、圧縮コイルバネ96は、バルブ本体97をシール部材93へ近付ける方向へ弾性的に付勢している。したがって、インク供給バルブ90は、常時は、バルブ本体97でインク供給孔91を閉塞している。一方、インク供給孔91にインクニードル49(図6参照)が挿入されると、圧縮コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97がシール部材93から離隔される。これにより、インク供給孔91が開放される。
[シール部材93]
シール部材93は、カートリッジ本体20の外部からバルブ収容室54にインクニードル49を挿通するものである。シール部材93は、密封性を高めるべく、弾性変形可能なゴムなどの樹脂で構成されている。シール部材93は、インク流通部99の内径、開口92の形状、及びキャップ95の内径に合わせて、円筒形状に形成されている。シール部材93は、シール部材本体75とインク供給孔91とを有する。シール部材本体75は、図4に示されるように、インク流通部99の内周面に嵌め入れられる第1円柱部72と、開口92の周縁(先端155)に当接される第2円柱部73とを有する。第1円柱部72の外径寸法は、インク流通部99の内径寸法とほぼ等しく設定されている。第2円柱部73の外径寸法は、キャップ95の内径寸法とほぼ等しく設定されている。インク流通部99の先端155にシール部材93が配置された状態でキャップ95が装着されると、シール部材本体75は、インク流通部99の開口92の周縁に押し付けられる。これにより、シール部材本体75は、インク流通部99の先端155に液密的に密着する。また、第2円柱部73がキャップ95とインク流通部99の先端155とによって挟み込まれるよう押圧力を受けるので、第2円柱部73が拡径するように弾性変形する。これにより、第2円柱部73の外周面がキャップ95の内面112(図4参照)に液密的に密着する。シール部材93は、このようにしてキャップ取付部99の外側(先端155)に配設されている。
シール部材本体75には、第1円柱部72及び第2円柱部73の中心を貫通するインク供給孔91が形成されている。上述のように、このインク供給孔91にインクニードル49が挿通される。インク供給孔91は、インクニードル49の外径よりもやや小さく形成されている。したがって、インク供給孔91にインクニードル49が挿通されると、インクニードル49の外周面48(図6参照)がインク供給孔91の内面を押圧して密着する。言い換えれば、シール部材本体75の第1円柱部72がインクニードル49の外周面48に液密的に密着する。これにより、インクニードル49は、バルブ収容室54と外部との密封状態を維持したまま、バルブ収容室54へ挿通される。
バルブ収容室54内に配置されたバルブ本体97は、上述のように、圧縮コイルバネ96によってシール部材93へ近付くように付勢されている。このため、インクカートリッジ10が収容部に装着されていない状態では、シール部材93は、バルブ本体97と密着してインク流通部99の開口92を閉塞する。
[キャップ95]
開口92の外縁部分にシール部材93を介してキャップ95が取り付けられている。キャップ95は、シール部材93をインク流通部99の先端155に固定するとともにインクニードル49をバルブ収容室54へ導くものである。図7〜図9に示されるように、キャップ95は、キャップ本体113(本発明のキャップ本体の一例)、及び保持具115(本発明の係止具の一例)を有して構成されている。
図7及び図8に示されるように、キャップ本体113は、概ね筒状に形成されており、壁125と、挿通孔111と、第1側壁126と、第2側壁127とを有する。壁125は、キャップ95の奥面を構成する円盤状のものである。この壁125の中央に挿通孔111が形成されている。インクニードル49は、この挿通孔111を通じてインク供給孔91に対して挿抜される。このため、挿通孔111は、インクニードル49の外径寸法よりも大きく形成されている。上記収容部にインクカートリッジ10が装着されると、挿通孔111、及びインク流通孔91を通じてインク流通部99にインクニードル49が挿入される。インク流通部99にキャップ95が装着された状態では、インク流通部99内に形成されるインク流路と外部とがこの挿通孔111を通じて連通する。
壁125の周縁に連続して円筒形状の第1側壁126が設けられている。第1側壁126は、キャップ95の側面を形成するものである。第1側壁126の外径寸法は、第2側壁127の外径寸法よりも小さく設定されている(図7及び図9参照)。また、第1側壁126の内径寸法は、インク流通部99の内径寸法よりもやや小さく設定されている(図4参照)。また、第1側壁126は、第2側壁127に比べて径方向に厚く形成されている。第1側壁126の外周面には複数のリブ124が設けられている。リブ124は、第1側壁126の外周面において周方向に所定の間隔で複数(本実施形態では10個)設けられている。これらのリブ124は、第1側壁126の外周面から径方向外側へ突出するとともに、第1側壁126の軸線方向(図9における紙面に垂直な方向)に延出されている。また、図7(A)に示されるように、リブ124は、その突出端が第2側壁127の外周面と同一平面を形成し、且つ、第2側壁127と連続するように設けられている。これらのリブ124によって、キャップ95の先端側、すなわち、壁125、第1側壁126、及び第2側壁127が補強されている。
第1側壁126に連続して、円筒形状の第2側壁127が設けられている。第2側壁127は、第1側壁126とともにキャップ95の側面を形成するものである。第2側壁127の内面112は、インク流通部99の外周面63(図4参照)の形状と対応するように形成されている。第2側壁127の内径寸法は、インク流通部99の外径寸法、及びシール部材93の第2円柱部73(図4参照)の外径寸法とほぼ等しく設定されている。このため、インク流通部99にキャップ95が装着されると、インク流通部99の外周面63及びシール部材93の第2円柱部73の外周面76(図4参照)が第2側壁127で覆われる。すなわち、シール部材93及びインク流通部99がキャップ本体113で覆われる。その際、シール部材93は、キャップ95の第1側壁126からの押圧力を受けてインク流通部99の先端155に押し付けられる。これにより、シール部材93がインク流通部155の先端に密着する。また、シール部材93は、第1側壁126からの押圧力によって第2円柱部73が拡径するように弾性変形する。これにより、シール部材93の第2円柱部73の外周面76がキャップ95の内面112に密着する。その結果、インク流通部99の外周面63とキャップ95の第2側面127の内周面との隙間が密閉される。このように、キャップ95の第1側壁126は、シール部材93をインク流通部99の先端155に押圧させる。
図7〜図9に示されるように、第2側壁127の外周面に保持具115が設けられている。本実施形態では、保持具115は、第2側壁127の中心を挟んで第2側壁127の外周面の2箇所に設けられている。保持具115は、図8に示されるように、弾性変形部135及び鉤部136を有して構成されている。弾性変形部135は、第2側壁127の外周面から径方向外側へ突出されてからキャップ95の後端138へ向けて延出された概ねL字形状に形成されている。鉤部136は、後述する被係止部107,109(図4及び図9参照)に係合されるものであり、弾性変形部135の先端から第2側壁127の径方向の外側へ突出されている。図9には、鉤部136が被係止部107,109に係合した状態が示されている。弾性変形部135は、鉤部136が第2側壁127の径方向の外側及び内側(図8における左右方向)へ変位するように、第2側壁127の外周面に対して弾性変形可能に構成されている。このように、保持具115は、キャップ本体113の外周面から弾性変形可能に突出されている。
図4及び図9に示されるように、カートリッジ本体20の背面102には、キャップ95の2つの鉤部136と対応する位置に被係止部107,109が設けられている。被係止部107は、インク流通部99の上部148に設けられている。被係止部109は、インク流通部99の下部149に設けられている。被係止部107は、背面102に立設された壁108からインク流通部99の外周面63へ向けて下方へ突出されている(図5及び図9参照)。被係止部109は、筒体129の外周面からインク流通部99の外周面63へ向けて上方へ突出されている(図5及び図9参照)。このように、保持具115の鉤部136が弾性変形部135からキャップ95の径方向外側へ突出され、被係止部107,109がインク流通部99の外周面63へ向けて突出されている。このため、キャップ95がインク流通部99に装着されることにより、被係止部107,109が保持具115と係合可能である。
図9に示されるように、カートリッジ本体20の背面102には、被係止部107,109と近接する位置にガイド部材67,69(本発明のガイド部材の一例)が設けられている。ガイド部材67,69は、保持具115を被係止部107,109へ案内するものであり、被係止部107,109よりも背面102から外側へ突出するように設けられている。ガイド部材67,69は、弾性変形部135及び鉤部136の側面121(図7参照)が当接するガイド面68,70(図9参照)を有している。キャップ95の装着過程では、2つの保持具115の側面121がガイド面121に沿って摺動する。これにより、鉤部136が被係止部107,109へ案内されるので、キャップ95の取り付けが容易に行われる。
キャップ95は、後端138(図7(B)参照)側からシール部材93及びインク流通部99を覆うように装着される。キャップ95が装着される過程では、保持具115の側面121がガイド面68,70に案内されて鉤部136が背面102へ向けて移動する。これにより、鉤部136が被係止部107,109に当接する。この状態からキャップ95がカートリッジ本体20の背面102側へ押し込まれると、2つの鉤部136が被係止部107,109に押圧される。保持具115は、鉤部136が被係止部107,109から受ける押圧力によって弾性変形部135がキャップ本体113に対して弾性変形する。すなわち、図4に示されるように、被係止部107,109には傾斜面134が設けられているので、鉤部136が傾斜面134に沿って移動するように弾性変形部135が弾性変形する。これにより、鉤部136がインク流通部99の外周面63に近付くように変位する。キャップ95がさらに押し込まれると、上記押圧力が除かれて弾性変形部135の弾性力により鉤部136が元の位置に復帰する。これにより、鉤部136と被係止部107,109とが係合する(図4参照)。その結果、図4及び図9に示されるように、保持具115が上記装着姿勢におけるインク流通部99の上部148及び下部149に配置される。このように、キャップ95は、保持具115によってカートリッジ本体20の背面102に係合される。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、シール部材93を固定するキャップ95が背面102と係合するので、キャップ95がシール部材93及びインク流通部99を覆う箇所に開口を設ける必要がない。したがって、キャップ95によってシール部材93がインク流通部99の先端155に押し付けられた際に、シール部材93がインク流通部99及びキャップの内面112に密着して均一に弾性変形する。これにより、シール部材93のシール性能が低下してインク漏れが生じることを防止することができる。
また、本実施形態では、弾性変形部135が弾性変形して鉤部136が被係止部107,109に係合される。このため、キャップ95の取り付け時にキャップ本体113が変形してシール部材93のシール性能が低下することを防止することができる。
なお、本実施形態では、カートリッジ本体20の背面102にガイド部材67,69が設けられている形態について説明した。ただし、キャップ95の取り付けを容易に行えるような場合には、ガイド部材67,69は必ずしも設ける必要はない。
また、本実施形態では、保持具115がインク流通部99の上部148及び下部149に設けられている形態について説明したが、保持具115は他の位置(例えばインク流通部99の中部)に設けられていてもよい。また、保持具115の数は2個に限定されるものではなく、3個以上であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図である。 図2は、カートリッジ本体20の内部構造を示す側面図である。 図3は、カートリッジ本体20の分解斜視図である。 図4は、バルブ収容室54付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が閉塞された状態を示す。 図5は、弁体31の斜視図である。 図6は、バルブ収容室54付近の構造を示す部分断面図であり、インク供給孔91が開放された状態を示す。 図7は、キャップ95の斜視図であり、(A)はキャップ95の外側を示し、(B)はキャップ95の内側を示す。 図8は、キャップ95の縦断面図である。 図9は、カートリッジ本体20の背面図であり、キャップ95付近の構造を示す。
10・・・インクカートリッジ(本発明のインクカートリッジの一例)
20・・・カートリッジ本体(本発明の本体の一例)
67,69・・・ガイド部材(本発明のガイド部材の一例)
92・・・開口(本発明の孔の一例)
93・・・シール部材(本発明の弾性シール部材の一例)
95・・・キャップ(本発明のキャップの一例)
99・・・インク流通部(本発明のキャップ取付部の一例)
102・・・背面(本発明の所定の壁面の一例)
107,109・・・被係止部(本発明の被係止部の一例)
113・・・キャップ本体
115・・・保持具(本発明の係止具の一例)
148・・・上部
149・・・下部

Claims (4)

  1. インクが収容される本体と、
    上記本体の壁面から外側へ突出する先端が開口した筒形状に設けられ、当該開口と連続する孔により上記本体の内部と外部とを連通するキャップ取付部と、
    上記キャップ取付部の開口に配設された筒形状の弾性シール部材と、
    上記弾性シール部材を上記キャップ取付部の開口周縁に液密に密着させ、且つ該弾性シール部材の外周面に密着した状態で上記壁面に係合されたキャップと、を備えており、
    上記キャップは、少なくとも上記弾性シール部材の外周面全域及び上記キャップ取付部を覆う筒状のキャップ本体と、当該キャップ本体の筒状の側壁の中心を挟んで設けられて、上記キャップ本体において上記本体側となる後端側から上記本体側へ向けて延出し、かつ上記キャップ本体から前記キャップ本体の径方向外側および内側に弾性変形可能に突出された係止具とを備えており、
    上記本体の壁面に、上記係止具と係合可能な被係止部が設けられているインクカートリッジ。
  2. 上記本体の壁面に、上記係止具を上記被係止部へ案内するガイド部材が設けられている請求項に記載のインクカートリッジ。
  3. 上記壁面は、当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着される装着姿勢における上記本体の側面であって、
    上記係止具は、上記装着姿勢における上記キャップ本体の上部及び下部に設けられている請求項に記載のインクカートリッジ。
  4. インクが収容される本体と、
    当該インクカートリッジがインク供給装置の収容部に装着される装着姿勢における上記本体の側面から外側へ突出する先端が開口した筒形状に設けられ、当該開口と連続する孔により上記本体の内部と外部とを連通するキャップ取付部と、
    上記キャップ取付部の開口の外側に配設された筒形状の弾性シール部材と、
    上記弾性シール部材を上記キャップ取付部の開口周縁に液密に密着させ、且つ該弾性シール部材の外周面に密着した状態で上記本体の側面に係合されたキャップと、を備えており、
    上記キャップは、少なくとも上記弾性シール部材の外周面全域及び上記キャップ取付部を覆う筒状のキャップ本体と、上記装着姿勢における上記キャップ本体の上部及び下部に設けられ、当該キャップ本体の筒状の側壁の中心を挟んで設けられて、上記キャップ本体において上記本体側となる後端側から上記本体側へ向けて延出し、かつ上記キャップ本体から前記キャップ本体の径方向に弾性変形可能に突出された係止具とを備え、
    上記本体の側面に、上記係止具と係合可能な被係止部、及び上記係止具を該被係止部へ案内するガイド部材が設けられているインクカートリッジ。
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