JP5034907B2 - インク供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、センサを有するカートリッジ装着部に、検出部を有する容器本体が挿入され、脱抜方向に対してロックされることにより、容器本体がカートリッジ装着部に装着されてセンサが検出部を検出可能となるインク供給装置に関する。
従来より、インクを用いて記録用紙(被記録媒体)に画像を記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に噴出する。このインク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。この画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯蔵するインク容器が設けられる。このインク容器は、カートリッジ形式が採用されて、画像記録装置に設けられたカートリッジ装着部に対して着脱可能とされることが多い。このようなカートリッジ形式のインク容器はインクカートリッジとも称される。
インクカートリッジ内のインクが無くなると、そのインクカートリッジが画像記録装置のカートリッジ装着部から取り外されて、インクを貯蔵する新たなインクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される。このようにインクカートリッジがカートリッジ装着部に対して着脱可能な画像記録装置においては、インクカートリッジを位置決めしたり、インクカートリッジの装着状態をロックしたりするための構造が採用されている。
特許文献1には、インクカートリッジ(14)がリフィルユニット(13)内に装着されて扉(41)が閉塞姿勢にされると、インクカートリッジ(14)の背面の一部である押圧部(200a)に押圧保持部材(61)が当接し、その押圧保持部材(61)のコイルバネ(66)の付勢力によってインクカートリッジ(14)が保持され、一方、扉(41)が開放姿勢にされると、扉(41)に設けられた引出部材(65)がインクカートリッジ(14)がリフィルユニット(13)から引き出される構成が開示されている。
インクカートリッジ(14)は、インクを貯留するインク貯留体(100)と、インク貯留体(100)の略全体を覆うケース(200)とを主要な構成とする。
インクカートリッジ(14)には検出部(140)が設けられており、検出部(140)内におけるセンサアーム(470)の姿勢変化がインク残量検出センサ(57)に検出されて、インクカートリッジ(14)のインク残量が監視される。
また、インクカートリッジ(14)には供給バルブ(620)が設けられている。この供給バルブ(620)は、多機能装置(1)に設けられたインクニードル(49)が挿入されることにより開放される。供給バルブ(620)が開放されると、インク貯留体(100)に貯留されたインクがインクニードル(49)を通じて多機能装置(1)へ流出される。
特開2007−196653号公報
特許文献1におけるインクカートリッジ(14)に例示されるように、インクカートリッジにおいては、容器本体とカバーとの二重構造が採用されることがある。そして、カートリッジ装着部に対するインクカートリッジの位置決めは、カバーをカートリッジ装着部の内壁や扉に対して当接させることによりなされる。カートリッジ装着部に対するインクカートリッジの位置決め精度は、センサがインクカートリッジの検出部を正確に検出するために重要である。特許文献1では、インク残量に応じて、検出部(140)内においてセンサアーム(470)が姿勢変化するが、検出部としては、その他にインクカートリッジの種類を判定するためのものなどがあげられる。
しかし、二重構造のインクカートリッジにおいては、カバー及び容器本体の公差が累積され、また、カバーと容器本体との組み付け誤差が生じうる。したがって、カバーをカートリッジ装着部の内壁や扉に対して当接させて、カートリッジ装着部に対してインク容器を位置決めしても、検出部とセンサとの位置決め精度には、前述された公差や組み付け誤差が関与する。その結果、必ずしも検出部とセンサとが精度良く位置決めされず、センサによる検出部の検出が困難となることも生じうる。
また、供給バルブにインクニードルが挿通されて、インクカートリッジが多機能装置などに接続される構成では、供給バルブにおいて弁がストローク可能な範囲であって供給バルブを開放する位置にインクニードルの先端を存在させる必要があるが、このインクニードルと供給バルブとの位置決め精度にも、前述された公差や組み付け誤差が関与しうる。その結果、必ずしもインクニードルの先端が所望の位置に位置決めされず、インクニードルが供給バルブに十分に挿入されないと供給バルブが開放されず、逆にインクニードルが供給バルブの最奥部よりさらに押し込まれると、インクニードルや供給バルブが破損するおそれが生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、容器本体の検出部がカートリッジ装着部のセンサとが検出可能な位置において、カートリッジ装着部に対してインクカートリッジが精度良く位置決めできる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、容器本体のポートとジョイントとが好適な接続状態となる位置において、カートリッジ装着部に対してインクカートリッジが精度良く位置決めできる手段を提供することにある。
(1) 本発明にかかるインク供給装置は、インクを貯留するインク室及び検出部を有し、かつその外壁に被係合部が設けられた容器本体と、上記容器本体が挿入可能なカートリッジ装着部と、上記カートリッジ装着部に挿入された容器本体を脱抜方向へ付勢する弾性部材と、上記カートリッジ装着部に設けられたセンサと、上記カートリッジ装着部に挿入された上記容器本体の検出部を上記センサが検出可能となる位置において、当該容器本体の被係合部と係合して、当該容器本体を上記弾性部材の付勢に抗して上記脱抜方向に対して制止するロック部材と、上記ロック部材が係合可能に上記被係合部を露出させる開口を有し、上記容器本体を覆うカバー部材と、を具備する。
容器本体は、インク室にインクを貯留する。容器本体には検出部が設けられており、この検出部は、カートリッジ装着部のセンサにより検出可能である。この検出部は、例えばインク室のインク残量に応じて状態変化する。容器本体の外壁にはロック部材と係合しうる被係合部が設けられている。
カートリッジ装着部は、容器本体を収容可能な空間を有する。カートリッジ装着部には、センサが設けられている。このセンサは、カートリッジ装着部に装着された容器本体の検出部を検出可能である。センサの検出信号に基づいて、容器本体のインク残量を判定可能である。
カートリッジ装着部へ挿入された容器本体は、弾性部材によって、カートリッジ装着部から脱抜される脱抜方向へ付勢される。これに対して、ロック部材が容器本体の被係合部と係合して、弾性部材の付勢に抗して容器本体が脱抜方向へ移動することを制止する。ロック部材により制止された位置において、容器本体の検出部がセンサにより検出可能となる。これにより、センサと容器本体の検出部との対応において、容器本体がカートリッジ装着部に対して精度良く位置決めされる。
容器本体がカバー部材で覆われているものの、カバー部材の開口から容器本体の被係合部が露出されているので、この被係合部にロック部材が係合することにより、カートリッジ装着部において容器本体が直接に位置決めされる。
(2) 上記容器本体に、上記インク室からインクを外部へ流出可能なポートが設けられ、上記カートリッジ装着部に、上記ポートに接続可能なジョイントが設けられ、上記ロック部材が上記容器本体の被係合部と係合した状態で、上記ポートと上記ジョイントとが接続されてもよい。
インク室内のインクは、ポートを通じて外部へ流出可能である。カートリッジ装着部にはジョイントが設けられており、カートリッジ装着部へ挿入された容器本体の被係合部がロック部材と係合した状態において、ポートとジョイントとが接続される。これにより、前述されたセンサと容器本体の検出部との対応と同様に、ポートとジョイントとが好適な接続状態となるように、容器本体がカートリッジ装着部に対して精度良く位置決めされる。
(3) 上記検出部に、上記インク室におけるインク量が所定量以下となるときに姿勢変化するインジケータが設けられてもよい。
インジケータは、例えばインクに対して所定の浮力を有してインク量に応じて検出部において姿勢変化する。また、インジケータとは別にインク室にフロートが設けられ、そのフロートの姿勢変化に連動してインジケータが検出部において姿勢変化してもよい。インク室におけるインク量が予め設定された所定量以下となると、インジケータが姿勢変化し始める。このインジケータの姿勢変化によって、例えば検出部に照射された光が遮断されるか否かが光学的に変化する。このようなインジケータの姿勢変化をセンサが検出し、センサの検出信号に基づいて、インク室におけるインク量が所定量以下になったと判断することができる。
(4) 上記ロック部材として、第1端に上記被係合部と係合するロック部が設けられ、第2端に操作レバーが設けられたロックアームと、当該ロックアームを、上記ロック部が上記被係合部から離脱する第1姿勢と、上記ロック部が上記被係合部と係合する第2姿勢との間で回動可能に支持する支持機構と、を具備するものがあげられる。
ロックアームは、例えばカートリッジ装着部に設けられた軸受けなどの支持機構に支持されて、第1姿勢と第2姿勢との間で回動可能である。ロックアームの第1端は、カートリッジ装着部において容器本体の被係合部と係合可能なロック部である。ロックアームの第2端は、ユーザによる操作が可能な操作レバーである。ロックアームが第2姿勢にされると、カートリッジ装着部に挿入された容器本体が脱抜方向に対してロックされる。操作レバーが回動されると、ロックアームが第1姿勢となり、カートリッジ装着部から容器本体が脱抜可能となる。
このように本発明にかかるインク供給装置によれば、カートリッジ装着部へ挿入されて脱抜方向へ付勢された容器本体が、その被係合部とロック部材との係合により脱抜方向に対して制止されるので、センサと容器本体の検出部との対応において、容器本体がカートリッジ装着部に対して精度良く位置決めされる。したがって、センサにより容器本体のインク残量が確実に検出される。
また、容器本体のポートとジョイントの接続において、容器本体がカートリッジ装着部に対して精度良く位置決めされる。したがって、容器本体のポートに対してジョイントが所望の接続状態とされる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施の形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[図面の説明]
図1は、本発明にかかるインク供給装置200の外観構成を示す斜視図である。なお、図2には、インク供給装置200にインクカートリッジ100が装着された状態(装着状態)が示されている。図2は、インクカートリッジ100の外観構成を示す斜視図であり、(A)には、スライダ41が第1位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が第2位置にある状態が示されている。図3は、インクカートリッジ100の側面図であり、(A)には、スライダ41が第1位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が第2位置にある状態が示されている。図4は、図2(A)における切断線IV−IVの断面図である。図5は、容器本体40の構成を示す斜視図であり、(A)には、容器本体40の背面34側から見た斜視図が示されており、(B)には、容器本体40の正面35側から見た斜視図が示されている。図6は、図5における切断線VI−VIの断面図である。図7は、カートリッジ装着部202の構成を示す斜視図である。図8は、カートリッジ装着部202の平面図である。図9は、図8における切断線IX-IXの断面図である。図10から図12は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着される過程を示す模式断面図である。図10には、インクカートリッジ100の装着過程が示されており、図11には、インクカートリッジ100が装着されてロックされた状態が示されており、図12には、ロック解除直後のインクカートリッジ100の状態が示されている。
[インク供給装置200の概略構成]
以下に、インク供給装置200の概略構成が説明される。インク供給装置200は、例えばインクジェットプリンタなどのインクが消費される装置(以下、「インク消費装置」とも称される。)に適用される。インク供給装置200は、インク消費装置に一体に構成されていてもよい。例えば、インク消費装置の筐体に扉によって開閉可能な開口が設けられ、この開口を通じて、インク供給装置200が外部へ露出される。
インク供給装置200は、主としてインクカートリッジ100及びカートリッジ装着部202から構成されている。インクカートリッジ100はカートリッジ方式であり、カートリッジ装着部202に対して着脱可能である。インク供給装置200は、4種類のインクカートリッジ100が着脱可能に構成されている。各インクカートリッジ100には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちのいずれかの色のインクが収容されている。インク供給装置200においてカートリッジ装着部202に装着された各インクカートリッジ100から、各々が収容する各インクがインクジェットプリンタの記録ヘッドなどへ供給される。
[インクカートリッジ100]
以下に、インクカートリッジ100の詳細な構成が説明される。図2及び図3に示されるように、インクカートリッジ100は、扁平形状の略六面体の外形、つまり扁平な直方体である。詳細には、インクカートリッジ100の外形は、幅方向(矢印31の方向)に対して細く、高さ方向(矢印32の方向)及び奥行き方向(矢印33の方向)に対して上記幅方向よりも長い略直方体形状である。このインクカートリッジ100は、図2及び図3に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面とし、図中の上側の面を上面として、カートリッジ装着部202に対して矢印30で示される方向(以下「挿入方向30」と称する。)に挿入される。なお、本明細書において、特に言及しない限りインクカートリッジ100の底面及び上面は、図2及び図3に示される起立状態におけるものを指す。
インクカートリッジ100は、大別して、インクが収容される容器本体40(図4参照)と、スライダ41と、本体カバー42と、コイルバネ48,49(図4参照)とを備えている。インクカートリッジ100の外装はスライダ41及び本体カバー42によって概ね構成されている。容器本体40は、スライダ41及び本体カバー42で概ね覆われている。本体カバー42が、本発明におけるカバー部材に相当する。コイルバネ48,49が、本発明における弾性部材に相当する。
本体カバー42は、容器本体40を概ね覆うが、容器本体40のストッパ125が本体カバー42から露出される。スライダ41は、本体カバー42の背面部分46を覆う。本体カバー42の背面部分46とは、挿入方向30に対して前側となる本体カバー42の一部である。
スライダ41は、インクカートリッジ100の奥行き方向(矢印33の方向)へスライド可能であり、容器本体40の背面34(図4参照)から最も離された第1位置(図2(A)参照)と、容器本体40の背面34に最も近づけられた第2位置(図2(B)参照)との間でスライドされる。スライダ41が第2位置となると、後述されるインク供給バルブ90のキャップ95(図4参照)がスライダ41から外部へ突出される。スライダ41が第1位置となると、キャップ95がスライダ41内に没入される。このような容器本体40、本体カバー42及びスライダ41の詳細な構成がそれぞれ後述される。
[容器本体40]
以下に、容器本体40の詳細な構成が説明される。図5及び図6に示されるように、容器本体40は、概ね扁平形状の略六面体の外形である。本実施形態では、図6に示されるように、容器本体40において、挿入方向30に対して前方となる面が背面34であり、挿入方向30に対して後方となる面が正面35であり、重力方向に対して上方側の面が上面36であり、重力方向に対して下方側の面が底面37である。
容器本体40は、大別して、フレーム50と、アーム70と、大気連通バルブ80と、インク供給バルブ90と、透明な樹脂からなるフィルム(不図示)とにより構成されている。図5及び図6には現れていないが、フレーム50の両側面にフィルムがそれぞれ溶着されて、このフィルムとフレーム50とによって一定の空間が液密に形成される。このフレーム50の内側の一定空間がインク室102である。インク室102には所定のインクが注入されて貯留される。
なお、本実施形態では、フレーム50及びフィルムによってインク室102が形成される態様が示されているが、例えば、フレーム50自体を直方体の容器形状として、その内部空間がインク室102とされてもよい。
フレーム50は、容器本体40の外壁を構成する部材である。フレーム50は、前述されたように、容器本体40の背面34、正面35、上面36、及び底面37を形成する。フレーム50は、透光性のある部材、例えば、透明又は半透明の樹脂材料で構成されており、例えば、樹脂材料を射出成形して得られる。このような樹脂材料として、例えばポリアセタールやナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどがあげられる。
フレーム50の背面34には、検出部140が形成されている。検出部140は、インク室102に貯留されているインクの量を視覚的或いは光学的に検出するためのものである。検出部140は、フレーム50に一体に形成されている。したがって、検出部140は、フレーム50と同じ材質、つまり、透光性のある透明又は半透明の樹脂材料からなり、外部からの光が透過しうる。検出部140の下部の照射領域144(図4において破線で囲まれた領域)に、カートリッジ装着部202に設けられた光センサ181(図9参照)から光が照射される。
検出部140は、容器本体40の背面34の中段付近から容器本体40の外側へ突出する。検出部140は、5つの壁面で区画された略直方体形状であり、その内部に中空の空間142を有する。空間142は、インク室102と連通されている。この空間142に、インク室102に配置されたアーム70のインジケータ72が進入可能である。
アーム70は、支持部材74によってインク室102において回動可能に支持されている。支持部材74は、フレーム50に一体に形成されており、アーム70を軸支するための支持軸77を有する。アーム70は、Z形状に曲折された棒状部材であり、一方端にインジケータ72が設けられている。インジケータ72は、空間142に進入しており、アーム70の回動に伴って空間142において上下方向に移動しうる。アーム70の他方端にフロート73が設けられている。フロート73は、インク室102に貯留されるインクに対して所定の浮力を有する。フロート73の浮力は、例えば、フロート73の内部に形成された中空部分の容積や素材などによって調整される。インク室102に収容されているインクが消費されると、インク室102におけるインクの液面が降下し、この液面の降下に伴ってフロート73が姿勢変化(変位)する。このフロート73の変位によってアーム70が回動しうる。
インク室102に所定量より多くのインクが存在するときは、フロート73が上昇する。フロート73の上昇に伴って、インジケータ72が空間142の下方へ移動して遮光姿勢(図6の実線で表された姿勢)となる。遮光姿勢のインジケータ72は、検出部140の下部の照射領域144において光センサ181の発光素子から照射された光を遮断する。インク室102のインクが所定量以下になると、インクの液面の降下に応じてフロート73が降下する、フロート73の降下に伴って、インジケータ72が空間142の上方へ移動して透光姿勢(図6の破線で表された姿勢)となる。透光姿勢のインジケータ72は、照射領域144に存在せず、照射領域144において光センサ181の発光素子から照射された光を遮断しない。
フレーム50の背面34の下部に、バルブ収容室54が形成されている。バルブ収容室54は、フレーム50の背面34からフレーム50の内側へ延出された円筒形状の空間である。バルブ収容室54は、フレーム50の背面34において開口する。バルブ収容室54は、その奥部においてインク室102と通ずる。バルブ収容室54に、インク供給バルブ90が収容されている。
インク供給バルブ90は、フレーム50の背面34からインク室102に至るインク経路を開放又は閉塞する弁である。このインク供給バルブ90は、主として、バルブ本体97、コイルバネ96、シール部材93、キャップ95から構成されている。 バルブ収容室54がフレーム50の背面34において開口する部分には、シール部材93を介在させてキャップ95が取り付けられている。キャップ95及びシール部材93には、各々貫通孔(不図示)が設けられている。これら貫通孔は連通している。各貫通孔によって、バルブ収容室54の内部と外部とを連通するインク供給口91が形成される。インク供給口91には、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着されたときに、管状のインクニードル209(図9参照)が挿入される。このインク供給口91が、本発明におけるポートに相当する。
コイルバネ96は、バルブ収容室54に設けられて、インク供給口91を閉塞する方向へバルブ本体97を付勢する。つまり、コイルバネ96は、バルブ本体97をシール部材93へ近づける方向へ付勢している。したがって、インク供給バルブ90は、外力が付与されなければ、コイルバネ96がバルブ本体97をシール部材93に密着させることによって、インク供給口91を閉塞する。一方、インク供給口91に外側からインクニードル209が挿入されると、インクニードル209の先端がバルブ本体97を押し込み、コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97がシール部材93から離間されるとともに、インク供給口91はインクニードル209の外周面により液密に封止される。そして、インク供給口91より内側へ進入したインクニードル209の先端へインク室102のインクが流れ込み、インクニードル209を通じてインク室102から外部へインクが流出可能となる。
フレーム50の背面34の上部には、大気連通バルブ80が設けられている。大気連通バルブ80は、フレーム50の外側からインク室102に至る空気経路を開放又は閉塞する弁である。大気連通バルブ80は、外力が付与されなければ空気経路を閉塞してインク室102を気密に保持する。一方、外力を受けて大気連通バルブ80が開放されると、インク室102の空気層が大気圧になる。このような大気連通バルブ80は任意の構成であり、例えば、大気連通バルブ80に代えてフレーム50にラビリンス構造の空気経路が形成されてもよい。
フレーム50の背面34における上端付近及び下端付近にバネ収容室110,111がそれぞれ形成されている。バネ収容室110,111は、いずれもフレーム50の背面34からインク室102側へ穿たれた略円筒状の孔である。バネ収容室110,111には、コイルバネ48,49がそれぞれ収容されている。このコイルバネ48,49は、スライダ41を挿入方向30へ付勢する。なお、バネ収容室110,111の位置や孔の内径寸法又は深さ寸法などは、収容されるバネの仕様に応じて適宜決定される要素であるが、容器本体40の高さ方向(矢印32の方向)に長尺なスライダ41を、容器本体40に対して安定姿勢を保持するように均等に付勢するには、本実施形態の如く、容器本体40の高さ方向に隔てられた上下位置に一対のバネ収容室110,111が配置されることが望ましい。このコイルバネ48,49が、本発明における弾性部材に相当する。
フレーム50の上面36における挿入方向30の前側に、支持部材115が設けられている。また、フレーム50の底面37における挿入方向30の前側に、支持部材116が設けられている。各支持部材115,116は、フレーム50に一体に形成されている。各支持部材115,116は、スライダ41に形成された突片192,193とそれぞれ係合して、容器本体40に対してスライダ41をスライド可能に支持する。また、支持部材115,116がスライダ41に係合することにより、容器本体40からスライダ41が脱抜することがない。
支持部材115は、フレーム50の上面36から垂直上方へ突出された基台118と、基台118の背面34側の端に形成された鉤部119とを有する。鉤部119は、挿入方向30から上向きに折れ曲がる鉤形状である。支持部材116は、フレーム50の底面37から垂直下方へ突出された基台121と、基台121の背面34側の端に形成された鉤部122を有する。鉤部122は、挿入方向30から下向きに折れ曲がる鉤形状である。
フレーム50の上面36に台部124が設けられている。台部124は、上面36から上方へ突出する概ね台形状をなしており、上面36において奥行き方向(矢印33の方向)の中間部分から挿入方向30の後側へ、つまり容器本体40の正面35側へ延出されている。台部124は、容器本体40が本体カバー42で覆われると、本体カバー42の上面に設けられた開口128(図2参照)を通じて外部へ露出される。
台部124には、ストッパ125が設けられている。ストッパ125は、台部124における挿入方向30の前側の端に設けられて、台部124の上面からさらに上方へ突出している。ストッパ125は、台部124の上面に対してほぼ垂直に起立する垂直壁126と、その上面が垂直壁126の上端から概ね45度の角度で挿入方向30の前側へ傾斜しながら降下するリブ127とを有する。ストッパ125は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着されたときに、カートリッジ装着部202からインクカートリッジ100が脱抜しないように装着状態をロックするためのものであり、このロックは、後述されるロックアーム230のロック部237(図9参照)との係合により達成される。ストッパ125が、本発明における被係合部に相当する。
フレーム50には、複数の貫通孔130が設けられている。各貫通孔130は、フレーム50において幅方向(図8の紙面に垂直な方向)へ貫通されており、フレーム50において上面36側及び底面37側にそれぞれ4つずつ形成されている。この貫通孔130に本体カバー42の係合爪132がそれぞれ係合して、容器本体40と本体カバー42とが組み付けられている。
[スライダ41、本体カバー42]
以下に、スライダ41及び本体カバー42の詳細な構成が説明される。図2及び図3に示されるように、本体カバー42は、容器本体40をほぼ収容可能な容器形状である。本体カバー42は、容器本体40の外形に対応して扁平な直方体の外形をなしている。
本体カバー42の側面には、奥行き方向(矢印33の方向)におけるほぼ中央付近に、段差43が形成されている。本体カバー42の側面は、段差43を介して、インクカートリッジ100の正面35側となる正面部分47と、背面34側となる背面部分46とに区分けされている。幅方向(矢印31の方向)に対して、背面部分46が正面部分47よりも狭く、これにより、本体カバー42の側面は二段の凹凸をなしている。この段差43は、スライダ41の左側壁165及び右側壁166の厚みに対応されている。
図2及び図4に示されるように、本体カバー42における正面部分47の上面には、開口128が設けられている。この開口128は、容器本体40の台部124及びストッパ125が露出可能な矩形の長孔である。本体カバー42が容器本体40に組み付けられると、開口128から台部124及びストッパ125が外部へ露出される。
図2に示されるように、本体カバー42は、幅方向(矢印31の方向)に対して対称形状をなす一対となる左カバー44と右カバー45とからなる。左カバー44及び右カバー45は、その内面からほぼ水平方向へ突出する複数の係合爪132(図4参照)を有する。これら係合爪132が容器本体40の貫通孔130にそれぞれ係合して、容器本体40を挟み込むようにして、容器本体40、左カバー44及び右カバー45が一体に組み付けられている。
スライダ41は、本体カバー42の背面部分46を収容可能な容器形状であり、扁平形状の外形をなす。詳細には、スライダ41は、容器本体40の背面34に対応する後壁161と、本体カバー42の背面部分46における上面に対応する上壁163と、背面部分46における下面に対応する下壁164と、背面部分46における両側面に対応する左側壁165及び右側壁166とを有する。これら各壁によって囲まれたスライダ41の内部空間に本体カバー42の背面部分46が収容されうる。
スライダ41の後壁161の中段付近には、幅方向(矢印31の方向)へ切り欠き187形成されている。切り欠き187は、容器本体40の検出部140を外部へ露出するための窓であり、側壁165及び側壁166が後壁161側の一部を残して幅方向(矢印31の方向)へ矩形に貫欠されたものである。この切り欠き187は、光センサ181(図9参照)の発光素子から照射される光を透過しうる。
図4に示されるように、スライダ41の内部には、ロッド168,169が設けられている。各ロッド168,169は、スライダ41の後壁161の内面から容器本体40の背面34へ向かってほぼ水平方向に突出する。ロッド168は、後壁161における上側に配置され、ロッド169は、後壁161における下側に配置されている。ロッド168には、容器本体40のバネ収容室110に配置されたコイルバネ48が外嵌され、ロッド169には、容器本体40のバネ収容室111に配置されたコイルバネ49が外嵌される。各コイルバネ48,49が収縮されると、各ロッド48,49は、それぞれバネ収容室110,111に挿入される。
スライダ41における上壁163の裏面側に、摺動溝171が形成されている。摺動溝171は、上壁163と、左側壁165の一部及び右側壁166の一部とで形成され、縦断面において下側が開放された逆U字形状をなす。また、摺動溝171の後壁161側は開口されている。この摺動溝171において、上壁163の裏面から突片192が垂下されている。この突片192に対して、支持部材115の大部分が摺動可能であるが、支持部材115の鉤部119が当接する。鉤部119は、突片192に対して後壁161側から当接する。この当接により、スライダ41が容器本体40から脱落することが防止される。鉤部119が突片192に当接しない範囲においては、基台118によって容器本体40に対するスライダ41のスライドが一定方向へ案内され、容器本体40に対してスライダ41がスライド自在である。
同様に、スライダ41における下壁164の裏面側に、摺動溝172が形成されている。摺動溝172は、下壁164と、左側壁165の一部及び右側壁166の一部とで形成され、縦断面において上側が開放されたU字形状をなす。また、摺動溝172の後壁161側は開口されている。この摺動溝172において、下壁164の裏面から突片193が起立されている。この突片193に対して、支持部材116の大部分が摺動可能であるが、支持部材116の鉤部122が当接する。鉤部122は、突片193に対して後壁161側から当接する。この当接により、スライダ41が容器本体40から脱落することが防止される。鉤部122が突片193に当接しない範囲においては、基台121によって容器本体40に対するスライダ41のスライドが一定方向へ案内され、容器本体40に対してスライダ41がスライド自在である。スライダ41の奥行き方向(矢印33の方向)に対して、各突片192,193は同位置である。したがって、鉤部119が突片192に当接するスライダ41のスライド位置と、鉤部122が突片193に当接するスライダ41のスライド位置は同じである。
スライダ41が容器本体40に装着されている状態において、スライダ41は、コイルバネ48,49によって容器本体40の背面34から離れる方向へ付勢されている。スライダ41に外力が加えられていない状態では、スライダ41は、突片192,193に鉤部119,122がそれぞれ当接して、図3(A)に示される第1位置で静止する。一方、スライダ41に対して後壁161側から押し込む外力が加えられると、スライダ41がコイルバネ48,49の付勢力に抗して図3(B)に示される第2位置へスライドしうる。
スライダ41には、後壁161における上側に開口177が形成されている。スライダ41が容器本体40に組み付けられた状態で、開口177の高さ位置は、大気連通バルブ80に対応する。開口177は、大気連通バルブ80を開放させるためのものであるが、本発明においては大気連通バルブ80は任意の構成であるので、大気連通バルブ80の開閉についての詳細な説明が省略される。
スライダ41には、後壁161における下側に開口178が形成されている。スライダ41が容器本体40に組み付けられた状態で、開口178の高さ位置は、インク供給バルブ90に対応する。開口178は、インク供給バルブ90のキャップ95が挿通可能な形状及びサイズである。スライダ41が第2位置にあるときに、キャップ95が開口178から露出される。
[カートリッジ装着部202]
以下に、カートリッジ装着部202の詳細な構成が説明される。図7に示されるように、カートリッジ装着部202は、前面に開口207を有する概ね直方体形状の外形をなすフレーム204によって主として形成されている。フレーム204の内部空間に、各インクカートリッジ100がそれぞれ収容される。本実施形態において、カートリッジ装着部202は、各インクカートリッジ100に対応する1つの空間である。つまり、4つのカートリッジ装着部202が幅方向(図7における左右方向)に並んで配置されており、各カートリッジ装着部202に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ100がそれぞれ収容可能である。なお、カートリッジ装着部202が並べられている幅方向は、インクカートリッジ100の挿入方向30と直交する水平方向である。
図7に示されるように、フレーム204には、内部空間を仕切り分ける3つのプレート223が設けられている。このプレート223によって仕切り分けられた4つの空間(カートリッジ装着部202)それぞれにインクカートリッジ100が収容される。プレート223は、フレーム204の奥面から前面側へ突出された薄板であり、その表裏面がフレーム204の内部空間において上下方向へ延出されている。各プレート223は、フレーム204の幅方向(図7における左右方向)に所定間隔で平行に配列されている。フレーム204の内面とプレート223との間、或いは隣り合う一対のプレート223の間は、その間に収容されるべきインクカートリッジ100の幅に対応されている。フレーム204及びプレート223により区画形成された各空間であるカートリッジ装着部202にインクカートリッジ100が収容される。インクカートリッジ100は、背面34側からカートリッジ装着部202へ挿入される。
フレーム204における内面の底に、4つのガイド溝206が設けられている。各ガイド溝206は、フレーム204の内面とプレート223との間、或いは隣り合う一対のプレート223の間に設けられて、フレーム204の前面から奥部に渡って直線形状に形成されている。フレーム204内の各空間に収容されるインクカートリッジ100は、各ガイド溝206に案内されて、フレーム204に対して所定の挿入方向で前面から奥部へ挿入される。この挿入方向は、インクカートリッジ100の説明において前述された挿入方向30と一致する。
フレーム204における内面の奥に、ジョイント208が設けられている。ジョイント208は、インクカートリッジ100のインク供給口91に接続されて、インク室102のインクを導出するためのものである。したがって、ジョイント208は、各カートリッジ装着部202に収容される4つのインクカートリッジ100に対応して4つが設けられている。フレーム204には、その幅方向に4つのインクカートリッジ100が収容されるので、4つのジョイント208もフレーム204の幅方向に配列されており、各ジョイント208の高さ位置は、カートリッジ装着部202に収容されたインクカートリッジ100におけるインク供給口91の高さ位置に対応されている。なお、図7においては、最も右側に配置されたジョイント208がフレーム204に隠れて現れていない。
各ジョイント208は、インクニードル209と保持部210とをそれぞれ有する。インクニードル209は、円筒形状の管であり、フレーム204の奥面から前面へ向かってほぼ水平方向へ突出されている。このインクニードル209の先端は開口しており、その先端がインクカートリッジ100のインク供給バルブ90へ挿入されて、インク供給バルブ90を開放する。インクニードル209の基端は、図9に示されるように、フレーム204の背面側においてインクチューブ212に接続されている。図9においては、インクチューブ212が途中で分断されているが、実際には、インクチューブ212はインクジェットプリンタの記録ヘッドなどへ延出されている。
保持部210は、フレーム204の奥面に設けられて、インクニードル209の基端側を囲繞する円筒形状である。保持部210の軸線とインクニードル209の軸線153とはほぼ一致する。インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着されると、キャップ95(図2(B)参照)が保持部210内に嵌合されるとともに、インクニードル209がインク供給バルブ90のインク供給口91へ挿入される。
フレーム204の内面における奥には、光センサ181が設けられている。各光センサ181の高さ位置は、カートリッジ装着部202に装着されたインクカートリッジ100の検出部140に対応する。光センサ181は、各カートリッジ装着部202に装着される4つのインクカートリッジ100に対応して、フレーム204の幅方向に4つが並べられている。なお、図4では、最も右側に配置された光センサ181がフレーム204に隠されて現れていない。光センサ181は、インクカートリッジ100のインク室102内のインク量が所定量以下になったかどうかを検出するための信号を出力する。
光センサ181は、いわゆるフォトインタラプタであり、発光素子から照射された光が受光素子に受光され、その受光強度に応じた電気信号を出力する。光センサ181の発光素子から出射された光がインクカートリッジ100の検出部140における照射領域144に照射され、照射領域144を通過する光が受光素子によって受光される。光センサ181は、受光素子が受光する光強度に応じた電気信号を出力するので、この光センサ181からの電気信号に基づいて、インク室102に残存するインクが所定量以下であるかどうかを判断しうる。
各光センサ181において発光素子及び受光素子は水平方向に対向して配置されており、この発光素子から受光素子への光路に、インクカートリッジ100の検出部140が進入可能である。光センサ181の光路に対応した位置へ、検出部140の照射領域144が位置決めされることによって、検出部140におけるインジケータ72の姿勢変化が光センサ181によって光学的に検出可能となる。
図7から図9に示されるように、フレーム204の上面にはロックアーム230が設けられている。ロックアーム230は、カートリッジ装着部202においてインクカートリッジ100を装着状態にロックするためのものであり、本発明におけるロック部材の一部をなす。フレーム204には、4つのインクカートリッジ100に対応して4つのロックアーム230が幅方向に並んで配置されている。
図9に示されるように、ロックアーム230は、フレーム204の前面から奥面へ延び、その延出方向に対してクランク形状に曲折されている。ロックアーム230の延出方向の中央付近に支持軸232が設けられている。この支持軸232は、ロックアーム230の両端から水平方向へ突出したピン形状である。図9には詳細に示されていないが、フレーム204の上面付近に、支持軸232を支持可能な一対の軸受けが形成されており、この一対の軸受けに支持軸232がそれぞれ回転自在に支持されて、フレーム204にロックアーム230が支持軸232周りに回動可能に支持されている。この支持軸232及びフレーム204の一対の軸受けが、本発明における支持機構に相当する。
ロックアーム230は、フレーム204の前面側となる第1端に操作レバー234を有し、フレーム204の奥面側となる第2端にロック部237を有する。操作レバー234は、フレーム204の前面から手前側へ突出しており、その上面が手の指の腹に沿った皿形状である。ロックアーム230は、その幅方向の厚み、換言すればインクカートリッジ100が挿入される挿入方向30と直交する水平方向の厚みが、インクカートリッジ100の厚みより小さい。これにより、各インクカートリッジ100が収容される幅の範囲内にロックアーム230が配置されている。ロック部237は、その下面が延出方向に対して円周面をなして、その先端が延出方向に対してほぼ直交する面となっている。
ロックアーム230がクランク形状に曲折する部分における下側の隅部243は、操作レバー234が下方へ押圧された際に、操作レバー234の下方において突出するフレーム204の突片236に当接して、ロックアーム230の回動範囲を制限する。一方、フレーム204の前面における上縁部205は、ロックアーム230の上面と当接して、ロックアーム230の回動範囲を制限する。つまり、ロックアーム230は、フレーム204の突片236及び上縁部205によって、その回動範囲が制限されている。
ロックアーム230とフレーム204との間には、コイルバネ219が設けられている。ロックアーム230がクランク形状に曲折する部分には、その上面から上方へ鈎形状に突出する掛け部241が設けられている。この掛け部241は、コイルバネ219の一端を掛止するためのものである。フレーム204の上面には、コイルバネ219の他端を掛止する掛け部239が水平方向へ突出されている。掛け部239は、4つのロックアーム230に対応してフレーム204に4つが形成されている。この掛け部239,241に両端がそれぞれ掛止されて、ロックアーム230とフレーム204との間にコイルバネ219が張られている。コイルバネ219は、ロックアーム230とフレーム204との間に張られた状態において収縮力を発生させる。このコイルバネ219の収縮力によって、ロックアーム230は、図9における時計回り方向(矢印245の方向)への回動力が付与される。
操作レバー234に外力が加えられていない状態では、ロックアーム230は、コイルバネ219により矢印245方向へ付勢されるとともに、上縁部205により回動が規制された状態で保持される。この姿勢が、本発明において第2姿勢と称される。第2姿勢において、操作レバー234の上面は、概ね水平方向であり、ロック部237は、フレーム204の内面から下方へ突出している。第2姿勢におけるロック部237の突出位置は、カートリッジ装着部202に収容されるインクカートリッジ100と当接しうる位置である。具体的には、第2姿勢におけるロック部237がインクカートリッジ100のストッパ125と係合して、カートリッジ装着部202に挿入されたインクカートリッジ100を脱抜方向(挿入方向30と反対方向)に対して制止する。コイルバネ219の収縮力に抗して、操作レバー234が下げられると、ロックアーム230が、矢印245と反対方向へ回動され、ロック部237がフレーム204の内面へ没入する(図12参照)。この姿勢が、本発明において第1姿勢と称される。第1姿勢において、ロック部237は、カートリッジ装着部202に収容されるインクカートリッジ100と当接しない位置にある。
[インクカートリッジ100の着脱動作]
以下に、カートリッジ装着部202に対してインクカートリッジ100を着脱する動作が説明される。図9に示されるように、カートリッジ装着部202にインクカートリッジ100が装着されておらず、かつロックアーム230の操作レバー234に外力が加えられていない状態では、コイルバネ219の収縮力によって、ロックアーム230が第2姿勢に維持される。この第2姿勢において、操作レバー234の上面は概ね水平方向であり、ロック部237はフレーム204の内面から下方へ突出している。したがって、カートリッジ装着部202にインクカートリッジ100が挿入されると、ロック部237付近がインクカートリッジ100に当接しうる。また、挿入前のインクカートリッジ100においては、コイルバネ48,49に弾性付勢されて、スライダ41が第1位置にある。
インクカートリッジ100の装着に際しては、図10に示されるように、インクカートリッジ100を、フレーム204の開口207からカートリッジ装着部202へ挿入する。インクカートリッジ100の挿入方向30は水平方向である。インクカートリッジ100の底面は、フレーム204に形成されたガイド溝206に嵌り込み、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202へ押し込むと、ガイド溝206によってインクカートリッジ100がカートリッジ装着部202の奧へ直線的に案内される。
一方、インクカートリッジ100の上面36においては、スライダ41の上壁163にロックアーム230のロック部237が当接する。ロック部237の下面が延出方向に対して円周面をなしているので、この円周面に案内されてロック部237がスライダ41の上壁163へ円滑に移動される。これにより、ロックアーム230が、コイルバネ219の収縮力に抗して矢印246へ回動する。
さらに、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202の奥へ押し込むと、スライダ41の後壁161がカートリッジ装着部202の奥面に当接する。このとき、ロック部237は、スライダ41のガイド面162から本体カバー42のガイド面129へ摺動する。また、スライダ41の切り欠き187が光センサ181の光路に進入する。
スライダ41がカートリッジ装着部202の奥面に当接してから、さらにインクカートリッジ100をカートリッジ装着部202の奧へ押し込むと、コイルバネ48,49が圧縮されて収縮する。コイルバネ48,49を収縮させる力は、インクカートリッジ100を押し込む力である。スライダ41は、カートリッジ装着部202の奥面に当接して静止しているので、本体カバー42がスライダ41に対して相対移動しながらカートリッジ装着部202へ押し込まれ、その結果、第1位置のスライダ41が第2位置へスライドされる。
本体カバー42の移動に伴って容器本体40も共に移動し、スライダ41の開口178からインク供給バルブ90のキャップ95が露出されてジョイント208の保持部210と嵌合し、かつ、コイルバネ96の付勢力に抗してインク供給口91にインクニードル209が挿入される。このコイルバネ96を収縮させる力は、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202へ押し込む力である。これにより、ジョイント208にインク供給バルブ90が接続され、インク室102のインクがインク供給口91及びインクニードル209を通じて外部へ流出しうる。
また、光センサ181の光路には、スライダ41の切り欠き187を介して検出部140が進入する。スライダ41が第2位置にあるとき、検出部140の照射領域144は、光センサ181の光路より挿入方向30の前側まで進入可能である。つまり、検出部140の照射領域144と光センサ181の光路との位置関係において、容器本体40がカートリッジ装着部202へオーバーシュート可能である。
容器本体40がカートリッジ装着部202へオーバーシュートされると、検出部140の照射領域144は、光センサ181の光路から外れうる。実際に、検出部140の照射領域144が光センサ181の光路から外れるか否かは、容器本体40、スライダ41及び本体カバー42の公差や、これらの組み付け誤差に依存する。したがって、公差の累積や組み付け誤差が大きい場合には、前述されたオーバーシュートによって、検出部140の照射領域144が光センサ181の光路から外れる。
また、容器本体40がカートリッジ装着部202に対してオーバーシュートされると、インクニードル209が、インク供給バルブ90のバルブ本体97を最も奥側まで押し込み、コイルバネ96が最大限に収縮される。
また、容器本体40がカートリッジ装着部202に対してオーバーシュートされると、ロックアーム230のロック部237は、本体カバー42の上面から容器本体40のリブ127へ到達し、さらに、リブ127の上面に案内されて垂直壁126を乗り越えて台部124へ至る。ロック部237が台部124へ到達すると、ロックアーム230が矢印245へ回動して第2姿勢に復帰する。
容器本体40がカートリッジ装着部202に対して完全にオーバーシュートされると、さらにインクカートリッジ100をカートリッジ装着部202の奧へ押し込むことはできない。そして、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202に対して押し込むことを止めると、コイルバネ48,49に弾性付勢されてスライダ41が第2位置から第1位置へ復帰しようとする。スライダ41は、カートリッジ装着部202の奥面に当接しているので、本体カバー42が、スライダ41に対して相対移動してカートリッジ装着部202から脱抜する方向(挿入方向30と反対方向)へ移動しようとする。つまり、容器本体40は、前述されたオーバーシュートされた状態から脱抜方向へ戻る。
本体カバー42がスライダ41に対して脱抜方向へ相対移動すると、第2姿勢のロックアーム230におけるロック部237が容器本体40の台部124を摺動して垂直壁126へ到達する。そして、ロック部237がストッパ125の垂直壁126と係合することにより、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202から脱抜する方向へ付勢するコイルバネ48,49の付勢力に抗して、容器本体40が脱抜方向に対して制止される。なお、前述されたように、ロック部237の先端面はほぼ垂直面なので、垂直壁126と当接すると、垂直壁126の上端側へ移動することがない。その結果、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着された状態にロックされる。
前述されたインクカートリッジ100のロックは、容器本体40のストッパ125とカートリッジ装着部202のロック部237との係合によってなされているので、カートリッジ装着部202に対して容器本体40が直接に位置決めされる。この位置決めにより、容器本体40に設けられた検出部140の照射領域144が、カートリッジ装着部202に設けられた光センサ181の光路へ進入する。この状態で、光センサ181は、検出部140を通じてアーム70のインジケータ72の動きを検出しうる。検出部140の照射領域144と光センサ181の光路との位置決めにおいて、スライダ41及び本体カバー42の公差や、これらと容器本体40との組み付け誤差が影響しないので、これら公差の累積や組み付け誤差の大小に拘わらず、検出部140の照射領域144が光センサ181の光路に対して精度よく位置決めされる。
また、インク供給バルブ90においては、インクニードル209に押圧されて最大限に収縮されたコイルバネ96が弾性復帰して、バルブ本体97がシール部材93側へ若干戻る。したがって、バルブ本体97やインクニードル209に対してコイルバネ96から過剰な付勢力が付加されず、かつインク供給バルブ90が開放されて、インク室102からインクニードル209へインクが流出可能となる。このようなインクニードル209の先端がインク供給口91から挿入される位置についても、スライダ41及び本体カバー42の公差や、これらと容器本体40との組み付け誤差が影響しないので、これら公差の累積や組み付け誤差の大小に拘わらず、インクニードル209がの先端がインク供給口91に対して精度よく位置決めされる。
インク供給装置200からインクジェットプリンタの記録ヘッドなどにインクが供給されて、インクカートリッジ100のインクが消費されると、インク室102においてインクの液面が徐々に降下する。そして、インク室102のインクが所定量以下になると、前述されたようにフロート73が降下し、その降下分だけアーム70が回動する。このアーム70の回動に伴って、検出部140においてインジケータ72が上方へ移動する。そして、インジケータ72が光センサ181の光路を外れるまで上方へ移動すると、光センサ181の出力信号が変化する。光センサ181の出力変化に基づいてインク室102のインク残量が所定量以下になったと判定することができる。例えば、インクジェットプリンタのディスプレイにインクカートリッジ100の交換を促す表示が行われることによって、ユーザは、インクカートリッジ100の交換が必要であること認知する。
インクカートリッジ100の交換に際しては、インクカートリッジ100のロックを解除するために、ロックアーム230の操作レバー234を押し下げる。これにより、ロックアーム230は支持軸232を中心にして矢印246の方向へ回動し、ロックアーム230が第2姿勢から第1姿勢へ姿勢変化する。ロックアーム230が第1姿勢になると、ロック部237が台部124から離れて垂直壁126より上側へ移動する。
ロック部237が垂直壁126より上側へ移動すると、容器本体40は脱抜方向に対して制止されない。したがって、前述されたコイルバネ48,49の付勢力を受けて容器本体40が脱抜方向へ移動し、スライダ41が相対的に第2位置から第1位置へスライドする。この容器本体40の移動に伴って、検出部144が光センサ181の光路から外れ、また、インク供給バルブ90においては、インク供給口91からインクニードル209が脱抜するとともにバルブ本体97がインク供給口91を閉塞する。さらに、ジョイント208の保持部210からキャップ95が外れる。
スライダ41が第1位置へスライドして、前述されたコイルバネ48,49の付勢力が容器本体40に作用しなくなっても、前述された容器本体40の移動による慣性力によって、インクカートリッジ100の一部がカートリッジ装着部202から脱抜方向へ飛び出す。そして、カートリッジ装着部202から飛び出したインクカートリッジ100を挟み持ってカートリッジ装着部202から引き出すことにより、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202から取り外される。
[本実施形態の作用効果]
前述されたように、インク供給装置200によれば、カートリッジ装着部202へ挿入されてコイルバネ48,49により脱抜方向へ付勢された容器本体40が、ストッパ125とロック部237との係合により脱抜方向に対して制止されるので、光センサ181の光路と検出部140の照射領域144との対応において、容器本体40がカートリッジ装着部202に対して精度良く位置決めされる。したがって、光センサ181によりインク室102のインク残量が確実に検出されうる。
また、インクカートリッジ100においては、ストッパ125を露出させる開口128を有する本体カバー42によって容器本体40が覆われているので、二重構造のインクカートリッジ100においても、スライダ41及び本体カバー42の公差や、これらと容器本体40との組み付け誤差が影響することなく、容器本体40がカートリッジ装着部202に対して精度よく位置決めされる。
また、容器本体40に、インク室102からインクを外部へ流出させるためのインク供給バルブ90が設けられ、カートリッジ装着部202に、インク供給バルブ90のインク供給口91に挿入されるインクニードル209が設けられているので、インク供給口91とインクニードル209の先端との対応において、容器本体40がカートリッジ装着部202に対して精度よく位置決めされる。したがって、バルブ本体97やインクニードル209に対してコイルバネ96から過剰な付勢力が付加されず、かつインク供給バルブ90が確実に開放されうる。
なお、本実施形態においては、インクカートリッジ100が容器本体40及びスライダ41を備え、これらの間に介在されたコイルバネ48,49が、本発明における弾性部材として作用することとしたが、本発明における弾性部材はカートリッジ装着部202に設けられてもよい。例えば、インクカートリッジ100がスライダ41の如き部材を有しないものとして、カートリッジ装着部202にインクカートリッジ100を脱抜方向へ弾性付勢するバネなどの弾性部材が設けられてもよい。また、カートリッジ装着部202に弾性部材を設けることなく、インク供給バルブ90におけるコイルバネ96などが本発明における弾性部材として作用するようにしてもよい。
図1は、本発明にかかるインク供給装置200の外観構成を示す斜視図である。 図2は、インクカートリッジ100の外観構成を示す斜視図であり、(A)には、スライダ41が第1位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が第2位置にある状態が示されている。 図3は、インクカートリッジ100の側面図であり、(A)には、スライダ41が第1位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が第2位置にある状態が示されている。 図4は、図2(A)における切断線IV−IVの断面図である。 図5は、容器本体40の構成を示す斜視図であり、(A)には、容器本体40の背面34側から見た斜視図が示されており、(B)には、容器本体40の正面35側から見た斜視図が示されている。 図6は、図5における切断線VI−VIの断面図である。 図7は、カートリッジ装着部202の構成を示す斜視図である。 図8は、カートリッジ装着部202の平面図である。 図9は、図8における切断線IX-IXの断面図である。 図10は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着される過程を示す模式断面図である。 図11は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着される過程を示す模式断面図である。 図12は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着される過程を示す模式断面図である。
40・・・容器本体
42・・・本体カバー(カバー部材)
48,49・・・コイルバネ(弾性部材)
50・・・フレーム(外壁)
72・・・インジケータ
91・・・インク供給口(ポート)
102・・・インク室
125・・・ストッパ(被係合部)
128・・・開口
140・・・検出部
181・・・光センサ
200・・・インク供給装置
202・・・カートリッジ装着部
208・・・ジョイント
230・・・ロックアーム
232・・・支持軸(支持機構)
234・・・操作レバー
237・・・ロック部

Claims (4)

  1. インクを貯留するインク室及び検出部を有し、かつその外壁に被係合部が設けられた容器本体と、
    上記容器本体が挿入可能なカートリッジ装着部と、
    上記カートリッジ装着部に挿入された容器本体を脱抜方向へ付勢する弾性部材と、
    上記カートリッジ装着部に設けられたセンサと、
    上記カートリッジ装着部に挿入された上記容器本体の検出部を上記センサが検出可能となる位置において、当該容器本体の被係合部と係合して、当該容器本体を上記弾性部材の付勢に抗して上記脱抜方向に対して制止するロック部材と、
    上記ロック部材が係合可能に上記被係合部を露出させる開口を有し、上記容器本体を覆うカバー部材と、を具備するインク供給装置。
  2. 上記容器本体に、上記インク室からインクを外部へ流出可能なポートが設けられ、
    上記カートリッジ装着部に、上記ポートに接続可能なジョイントが設けられ、
    上記ロック部材が上記容器本体の被係合部と係合した状態で、上記ポートと上記ジョイントとが接続される請求項1に記載のインク供給装置。
  3. 上記検出部に、上記インク室におけるインク量が所定量以下となるときに姿勢変化するインジケータが設けられた請求項1又は2に記載のインク供給装置。
  4. 上記ロック部材は、
    第1端に上記被係合部と係合するロック部が設けられ、第2端に操作レバーが設けられたロックアームと、
    当該ロックアームを、上記ロック部が上記被係合部から離脱する第1姿勢と、上記ロック部が上記被係合部と係合する第2姿勢との間で回動可能に支持する支持機構と、を具備する請求項1から3のいずれかに記載のインク供給装置。
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