JP5102722B2 - プリテンショナ装置 - Google Patents

プリテンショナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5102722B2
JP5102722B2 JP2008227478A JP2008227478A JP5102722B2 JP 5102722 B2 JP5102722 B2 JP 5102722B2 JP 2008227478 A JP2008227478 A JP 2008227478A JP 2008227478 A JP2008227478 A JP 2008227478A JP 5102722 B2 JP5102722 B2 JP 5102722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
webbing
end side
insertion hole
long member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008227478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010058703A (ja
Inventor
靖徳 秦
敏一 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2008227478A priority Critical patent/JP5102722B2/ja
Priority to US12/552,791 priority patent/US7900965B2/en
Priority to DE102009040065.6A priority patent/DE102009040065B4/de
Publication of JP2010058703A publication Critical patent/JP2010058703A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102722B2 publication Critical patent/JP5102722B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/195Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
    • B60R22/1951Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type characterised by arrangements in vehicle or relative to seat belt
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/195Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
    • B60R22/1952Transmission of tensioning power by cable; Return motion locking means therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining
    • Y10T29/49908Joining by deforming

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

本発明は、ウエビングによって乗員を拘束するシートベルト装置に適用されるプリテンショナ装置に関する。
従来、シートベルト装置では、ウエビングの先端側(ウエビング巻取装置に係止される側と反対側)がワイヤを介してプリテンショナに連結された構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献に示されたシートベルト装置では、ワイヤが筒状のブーツによって覆われており、これにより、見栄えが良好になっている。
特開2005−81883号公報
ところで、上述の如きシートベルト装置では、ブーツがウエビングに対して位置ズレすることを防止するために、ブーツをウエビングの先端側に縫製する場合がある。しかしながら、このようなブーツの縫製作業は、ウエビングの先端側を縫製によってワイヤに連結した後で行う必要があるため、縫製の工程を2回設ける必要があり、製造工程が煩雑になっている。また、ウエビングの先端側をワイヤ(長尺部材)に連結する前に、ブーツの内側にウエビングを通しておく必要があるため、これによっても製造工程が煩雑になっている。
本発明は上記事実を考慮し、ウエビングに対するブーツの位置ズレを防止することができると共に、製造工程を容易なものにすることができるプリテンショナ装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るプリテンショナ装置は、長尺状に形成されると共に、乗員拘束用のウエビングの先端側が挿通される挿通孔が長手方向一端側に設けられ、前記挿通孔に挿通された前記ウエビングの先端側が挿通前後の部分で縫製されることで前記ウエビングに連結される長尺部材と、車体又は車両用シートに取り付けられると共に、前記長尺部材の長手方向他端部が係止され、作動することで前記長尺部材を引き込む装置本体と、可撓性を有する材料により筒状に形成され、前記長尺部材の周囲を覆うと共に、前記挿通孔を外側へ露出させる露出孔が先端側に設けられ、前記露出孔を介して前記挿通孔に挿通された前記ウエビングの先端側が前記縫製されることで前記長尺部材に係止されるブーツと、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載のプリテンショナ装置では、装置本体が作動すると、この装置本体に長手方向他端部が係止された長尺部材が装置本体に引き込まれる。長尺部材の長手方向一端部は乗員拘束用のウエビングの先端側に連結されており、上述の引き込みによってウエビングによる乗員の拘束性が向上する。
ここで、このプリテンショナ装置では、可撓性を有する材料によって筒状に形成されたブーツが長尺部材の周囲を覆っており、ブーツの先端側に形成された露出孔を介して長尺部材の挿通孔に挿通されたウエビングが挿通前後の部分で縫製されることで、ブーツが長尺部材に係止されている。このため、長尺部材及びこれに連結されたウエビングに対してブーツが位置ズレすることを防止できる。
しかも、長尺部材がブーツによって覆われた状態でも、ブーツの露出孔を介して長尺部材の挿通孔にウエビングの先端側を挿通させることができるため、長尺部材にブーツを被せた後で、ウエビングの縫製作業を行うことができる。したがって、ブーツの内側にウエビングを通す作業を省略することができ、これにより、製造工程を容易なものにすることができる。また、長尺部材へのウエビングの連結と、長尺部材へのブーツの係止とを一回の縫製作業により完了させることができるので、これによっても製造工程を容易なものにすることができる。
請求項2に記載の発明に係るプリテンショナ装置は、請求項1に記載のプリテンショナ装置において、前記ブーツの先端部は、塞がれていることを特徴としている。
請求項2に記載のプリテンショナ装置では、筒状に形成されたブーツの先端部(軸線方向一端部)が塞がれているため、ブーツの先端側においては露出孔以外から長尺部材がブーツの外側へ露出することがない。したがって、見栄えを良好にすることができる。
請求項3に記載の発明に係るプリテンショナ装置は、請求項2に記載のプリテンショナ装置において、前記ブーツは、先端部に前記長尺部材の長手方向一端部が当接することで前記露出孔が前記挿通孔に対向することを特徴としている。
請求項3に記載のプリテンショナ装置では、長尺部材の長手方向一端部が前記ブーツの先端部に当接することで、ブーツの露出孔が長尺部材の挿通孔に対向する。すなわち、長尺部材の長手方向一端部をブーツの先端部に当接させることで、露出孔と挿通孔とを位置決めすることができるため、露出孔を介して挿通孔へウエビングの先端側を容易に挿通させることができる。
請求項4に記載の発明に係るプリテンショナ装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のプリテンショナ装置において、前記ブーツの先端部は、前記ウエビングの前記連結状態における前記ウエビングの先端側の幅方向に配置される角部が省略されることで、前記ウエビングの先端側の前記ブーツに対する前記挿通孔周りの相対回転が許容されることを特徴としている。
請求項4に記載のプリテンショナ装置では、ブーツの先端部は、ウエビングの先端側が長尺部材に連結された状態におけるウエビングの先端側の幅方向に配置される角部が省略されており、これにより、ウエビングの先端側のブーツに対する挿通孔周りの相対回転が許容される。したがって、乗員を拘束するウエビングが乗員の動きなどによって動いた場合でも、ウエビングの先端側がブーツに対して挿通孔周りに相対回転することで、ブーツの折れ曲りや皺の発生などを抑制することができ、見栄えを良好にすることができる。
以上説明したように、本発明に係るプリテンショナ装置では、ウエビングに対するブーツの位置ズレを防止することができると共に、製造工程を容易なものにすることができる。
<第1の実施形態>
図1には、本発明の第1の実施形態に係る車両用シートベルト装置10が搭載された車両の部分的な構成が概略的な側面図にて示されている。なお、図中矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示している。
シートベルト装置10は、所謂3点式シートベルト装置であり、長尺帯状に形成された乗員拘束用のウエビング12を備えている。ウエビング12の基端部(長手方向一端部)は、車両14のセンターピラー16の下端部に固定されたリトラクタ18の巻取軸(図示省略)に係止されており、巻取軸は付勢部材(図示省略)の付勢力によって常にウエビング12の巻取回転方向に付勢されている。
ウエビング12の中間部(長手方向中間部)は、センターピラー16の上部に設けられたスリップジョイント20に巻き掛けられて折り返されており、ウエビング12の先端部(長手方向他端部)は、センターピラー16の下端部付近に設けられたプリテンショナ装置22に連結されている。
また、ウエビング12の中間部には、スリップジョイント20とプリテンショナ装置22との間において、タングプレート24が摺動可能に取り付けられている。タングプレート24は、座席26に対してリトラクタ18と反対側で車体に取り付けられたバックル装置28に連結されるようになっている。
座席26に着座した乗員30がタングプレート24をバックル装置28に連結させると、ウエビング12のうちタングプレート24とプリテンショナ装置22との間の部位が乗員30の腰部を拘束するラップウエビング12Aとなり、ウエビング12のうちスリップジョイント20とタングプレート24との間の部位が乗員30の上体を拘束するショルダウエビング12Bとなる。
次に、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22の構成について説明する。
図2に示されるように、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22は、長尺部材32を備えている。長尺部材32は、長尺なワイヤ34と、このワイヤ34の長手方向一端部(図2では上端部)に固定されたジョイントアンカ36とを有している。ジョイントアンカ36は、長円形のリング状に形成された本体部36Aと、この本体部36Aの短軸方向一側へ突出する係止部36Bとを備えており、この係止部36Bがワイヤ34の長手方向一端部に係止(固定)されている。
ジョイントアンカ36の本体部36Aの中央部には、長孔状の挿通孔36Cが形成されており、この挿通孔36Cには、ウエビング12の先端側が挿通されている。挿通孔36Cに挿通されたウエビング12の先端側は、挿通前後の部分が重ね合わされて糸37により縫製されている。これにより、ウエビング12の先端側がジョイントアンカ36を介してワイヤ34の長手方向一端部に連結されている。
ワイヤ34の長手方向一端側は、ジョイントアンカ36から車両後方下側へ向けて延出されており、ワイヤ34の長手方向他端側は、プリテンショナ装置22の装置本体38を構成するベースカートリッジ40内に挿入されている。ベースカートリッジ40は、軸線方向が車両前後方向に沿った略円筒状に形成されており、車両14のセンターピラー16の下端部付近に固定されている。
ベースカートリッジ40の後端側(軸線方向一端側)には、円弧状のワイヤ巻掛部40Aが設けられており、ベースカートリッジ40の後端側からベースカートリッジ40内に挿入されたワイヤ34の長手方向他端側は、ワイヤ巻掛部40Aに巻き掛けられた後にベースカートリッジ40の前端側へ向けて延出されている。
ベースカートリッジ40の前端側には、長尺な円筒状に形成されたシリンダ42が設けられている。シリンダ42は、ベースカートリッジ40と同軸的に配置されており、軸線方向一端部(後端部)がベースカートリッジ40に固定されている。シリンダ42の内部には、ピストン44が設けられている。このピストン44は、通常はシリンダ42の後端側(図2では左側)に配置されており、このピストン44には、ワイヤ34の長手方向他端部が係止されている。
また、ベースカートリッジ40の上部には、ガスジェネレータ46が取り付けられている。このガスジェネレータ46は、図示しない着火装置が作動することでシリンダ42内に高圧のガスを送り込むようになっており、このガスの圧力によってピストン44がシリンダ42の前端側へと移動される。これにより、長尺部材32のワイヤ34が装置本体38内へ引き込まれる構成になっている。
なお、上述した着火装置は、車両14に搭載された制御装置48(図2参照)に電気的に接続されている。この制御装置48は、車両14に搭載された加速度センサ50に電気的に接続されており、この加速度センサ50が所定の加速度(減速度)を検知した際に、着火装置を作動させるようになっている。
さらに、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22は、長尺部材32の長手方向一端側(装置本体38の外側に配置された部分)を覆うブーツ52を備えている。ブーツ52は、樹脂材料、合皮などにより薄肉かつ長尺な角筒状に形成されており、可撓性を備えている。
ブーツ52の長さ寸法は、ガスジェネレータ46が作動する前の通常状態(図2図示状態)において装置本体38の外側に配置される長尺部材32の長手方向一端側の長さ寸法に対応して設定されている。長尺部材32の長手方向一端側は、ブーツ52の基端側(軸線方向一端側、本第1の実施形態では下端側)の開口部からブーツ52の内側に挿入され、周囲をブーツ52に覆われる構成になっている。
なお、ブーツ52の幅寸法W(図3参照)は、ジョイントアンカ36の本体部36Aの長軸方向(長手方向)の長さ寸法よりも若干大きく設定されており、ブーツ52の厚さ寸法T(図3参照)は、挿通孔36Cの中心軸線方向(図2では紙面に垂直な方向)に沿ったジョイントアンカ36の厚さ寸法よりも若干大きく設定されている。
図3に示されるように、ブーツ52の先端側(軸線方向他端側、本第1の実施形態では上端側)の開口部は、閉塞部52Aによって塞がれており、ブーツ52の内側へ挿入された長尺部材32は、ジョイントアンカ36の上端部が閉塞部52Aに当接する構成になっている。
また、ブーツ52の上端側には、露出孔としての一対の貫通孔52Bが形成されている。これらの貫通孔52Bは、ブーツ52の厚さ方向に対向して配置されており、ジョイントアンカ36の上端部が閉塞部52Aに当接した状態では、ジョイントアンカ36の挿通孔36Cに対向するようになっている。この状態では、挿通孔36Cが一対の貫通孔52Bを介してブーツ52の外側へ露出する構成になっている。
ここで、本プリテンショナ装置22では、ウエビング12の先端側を長尺部材32(ジョイントアンカ36)に連結する際には、長尺部材32の長手方向一端側にブーツ52を被せてから、一対の貫通孔52Bを介して挿通孔36Cにウエビング12の先端側を挿通し、挿通前後の部分を重ね合わせて縫製する構成になっている。
また、ブーツ52の上端部は、ウエビング12の先端側が長尺部材32に連結された状態において、ウエビング12の先端側の幅方向(図3では矢印W方向)に配置される角部が省略されており、ブーツ52の上端部には、一対の曲面部52Cが設けられている(ブーツ52の上端部にラウンドカットが施されている)。これにより、ウエビング12の先端側のブーツ52に対する一対の貫通孔52B周り(挿通孔36C周り)の相対回転(図4の中心S周りの相対回転。図4の矢印A及び矢印B参照)が許容される構成になっている。
次に、本第1の実施形態の作用について説明する。
上記構成のシートベルト装置10では、乗員30がウエビング12を装着し、車両14が走行している状態で、加速度センサ50が所定の加速度を検知すると、制御装置48がプリテンショナ装置22のガスジェネレータ46を作動させる。ガスジェネレータ46が作動すると、シリンダ42内に高圧のガスが送り込まれ、このガスの圧力によってピストン44がシリンダ42の前端側へと移動される。これにより、長尺部材32のワイヤ34が装置本体38内へ引き込まれると共に、ジョイントアンカ36に連結されたウエビング12の先端側(ラップウエビング12A)が装置本体38側(車両後方下側)へ引き込まれる。これにより、ラップウエビング12による乗員30の拘束性が向上する。
ここで、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22では、可撓性を有する材料によって筒状に形成されたブーツ52が長尺部材32の周囲を覆っており、ブーツ52の上端側に形成された一対の貫通孔52Bを介してジョイントアンカ36の挿通孔36Cに挿通されたウエビング12が挿通前後の部分で縫製されることで、ブーツ52が長尺部材32に係止されている。このため、長尺部材32及びこれに連結されたウエビング12に対してブーツ52が位置ズレすることを防止できる。
しかも、長尺部材32がブーツ52によって覆われた状態でも、ブーツ52の一対の貫通孔52Bを介してジョイントアンカ36の挿通孔36Cがブーツ52の外側に露出するため、本シートベルト装置10の製造時においては、長尺部材32にブーツ52を被せた後で、ジョイントアンカ36の挿通孔36Cにウエビング12の先端側を挿通し、ウエビング12の縫製作業を行うことができる。したがって、ウエビング12の縫製作業の前に、ブーツ52の内側にウエビング12を通しておく必要がなく、これにより、製造工程を容易なものにすることができる。また、長尺部材32へのウエビング12の連結と、長尺部材32へのブーツ52の係止とを一回の縫製作業により完了させることができるので、これによっても製造工程を容易なものにすることができる。
また、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22では、筒状に形成されたブーツ52の上端部が閉塞部52Aによって塞がれているため、ブーツ52の上端側においては一対の貫通孔52B以外から長尺部材32がブーツ52の外側へ露出することがない。したがって、見栄えを良好にすることができる。
さらに、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22では、ジョイントアンカ36の上端部(長尺部材32の長手方向一端部)がブーツ52の閉塞部52Aに当接することで、ブーツ52の一対の貫通孔52Bがジョイントアンカ36の挿通孔36Cに対向する。すなわち、ジョイントアンカ36の上端部をブーツ52の閉塞部52Aに当接させることで、一対の貫通孔52Bと挿通孔36Cとを位置決めすることができるため、一対の貫通孔52Bを介して挿通孔36Cへウエビング12の先端側を容易に挿通させることができる。
また、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22では、ブーツ52の上端部には、一対の曲面部52Cが設けられており、これにより、ウエビング12の先端側のブーツ52に対する一対の貫通孔52B周り(挿通孔36C周り)の相対回転が許容される。したがって、乗員30を拘束するウエビング12が乗員の動きなどによって動いた場合でも、ウエビング12の先端側がブーツ52に対して相対回転することで、ブーツ52の折れ曲りや皺の発生などを抑制することができ、見栄えを良好にすることができる。
さらに、本第1の実施形態に係るプリテンショナ装置22では、ブーツ52の内側にウエビング12を挿入する構成ではないため、ブーツ52の幅寸法Wを、ジョイントアンカ36の寸法に対応して設定することができる。これにより、例えば、ブーツ52の幅寸法Wを、ウエビング12の幅寸法の3分の2程度に細幅化することができるため、装置の全体構成を小型化することができる。
なお、上記第1の実施形態では、長尺部材32がワイヤ34及びジョイントアンカ36を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、ジョイントアンカ36を省略すると共に、ワイヤ34の長手方向一端側をループ状に丸めて係止し、当該ループの内側を挿通孔とする構成にしてもよい。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図5には、本発明の第2の実施形態に係るプリテンショナ装置の構成部材であるブーツ60の部分的な構成が斜視図にて示されている。このブーツ60は、前記第1の実施形態に係るブーツ52と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施形態に係る一対の曲面部52Cの代わりに、一対の斜面部60Aを備えている(ブーツ52の上端部に斜めカットが施されている)。この実施形態においても、ウエビング12の先端側をブーツ52に対して一対の貫通孔52B周りに相対回転させることができ、前記第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
<第3の実施形態>
図6には、本発明の第3の実施形態に係るプリテンショナ装置の構成部材であるブーツ70の部分的な構成が斜視図にて示されている。このブーツ70は、前記第1の実施形態に係るブーツ52と基本的に同様の構成とされているが、ブーツ70の上端側には、前記第1の実施形態に係る一対の貫通孔52Bの代わりに、露出孔70Aが設けられている。この露出孔70Aは、前記第1の実施形態に係るブーツ52において、一対の貫通孔52Bがブーツ52の先端側で連続されることで形成されたものである。この実施形態においても、露出孔70Aを介してジョイントアンカ36の挿通孔36Cへウエビング12の先端側を挿通させることができ、前記第1の実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
<第4の実施形態>
図7には、本発明の第4の実施形態に係るプリテンショナ装置の構成部材であるブーツ80の部分的な構成が斜視図にて示されている。このブーツ80は、前記第1の実施形態に係るブーツ52と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施形態に係る閉塞部52A及び曲面部52Cが省略されている。このため、ブーツ80の上端開口部は開口している。この実施形態では、長尺な角筒状の部材を形成すると共に、それを所定の長さに切断して一対の貫通孔52Bを形成するだけで、ブーツ80を製造することができるため、ブーツ80の製造を容易なものにすることができる。
本発明の第1の実施形態に係るシートベルト装置の構成を示す概略的な側面図である。 図1に示されるシートベルト装置の構成部材であるプリテンショナ装置の構成を示す概略的な側面図である。 図2に示されるプリテンショナ装置の構成部材であるブーツの部分的な構成を示す斜視図である。 図3に示されるブーツに対するウエビングの相対回転を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリテンショナ装置の構成部材であるブーツの部分的な構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るプリテンショナ装置の構成部材であるブーツの部分的な構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るプリテンショナ装置の構成部材であるブーツの部分的な構成を示す斜視図である。
符号の説明
12 ウエビング
22 プリテンショナ装置
32 長尺部材
36C 挿通孔
38 装置本体
52 ブーツ
52A 閉塞部
52B 貫通孔(露出孔)
52C 曲面部
60 ブーツ
60A 傾斜部
70 ブーツ
72 露出孔
80 ブーツ

Claims (4)

  1. 長尺状に形成されると共に、乗員拘束用のウエビングの先端側が挿通される挿通孔が長手方向一端側に設けられ、前記挿通孔に挿通された前記ウエビングの先端側が挿通前後の部分で縫製されることで前記ウエビングに連結される長尺部材と、
    車体又は車両用シートに取り付けられると共に、前記長尺部材の長手方向他端部が係止され、作動することで前記長尺部材を引き込む装置本体と、
    可撓性を有する材料により筒状に形成され、前記長尺部材の周囲を覆うと共に、前記挿通孔を外側へ露出させる露出孔が先端側に設けられ、前記露出孔を介して前記挿通孔に挿通された前記ウエビングの先端側が前記縫製されることで前記長尺部材に係止されるブーツと、
    を備えたプリテンショナ装置。
  2. 前記ブーツの先端部は、塞がれていることを特徴とする請求項1に記載のプリテンショナ装置。
  3. 前記ブーツは、先端部に前記長尺部材の長手方向一端部が当接することで前記露出孔が前記挿通孔に対向することを特徴とする請求項2に記載のプリテンショナ装置。
  4. 前記ブーツの先端部は、前記ウエビングの前記連結状態における前記ウエビングの先端側の幅方向に配置される角部が省略されることで、前記ウエビングの先端側の前記ブーツに対する前記挿通孔周りの相対回転が許容されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のプリテンショナ装置。
JP2008227478A 2008-09-04 2008-09-04 プリテンショナ装置 Active JP5102722B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008227478A JP5102722B2 (ja) 2008-09-04 2008-09-04 プリテンショナ装置
US12/552,791 US7900965B2 (en) 2008-09-04 2009-09-02 Pretensioner device and method of manufacturing the same
DE102009040065.6A DE102009040065B4 (de) 2008-09-04 2009-09-03 Vorspannungsvorrichtung und Verfahren zur Herstellung derselben

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008227478A JP5102722B2 (ja) 2008-09-04 2008-09-04 プリテンショナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010058703A JP2010058703A (ja) 2010-03-18
JP5102722B2 true JP5102722B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=41724177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008227478A Active JP5102722B2 (ja) 2008-09-04 2008-09-04 プリテンショナ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7900965B2 (ja)
JP (1) JP5102722B2 (ja)
DE (1) DE102009040065B4 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101209960B1 (ko) * 2010-03-08 2012-12-07 현대자동차주식회사 시트 높이 조절장치와 연동하는 차량의 쉴드 커버 어셈블리
US20140217787A1 (en) * 2011-08-29 2014-08-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat structure
JP2013163502A (ja) 2012-02-13 2013-08-22 Takata Corp プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置
JP2014028601A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Takata Corp ラッププリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置
JP2014148270A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Autoliv Development Ab シートベルト装置
JP6200226B2 (ja) * 2013-07-04 2017-09-20 タカタ株式会社 バックル装置及びシートベルト装置
JP2016539860A (ja) * 2013-12-09 2016-12-22 アムセイフ インコーポレイテッド 航空機乗員拘束プリテンショニング装置、システム及び方法
DE102020216205A1 (de) * 2020-12-17 2022-06-23 Psa Automobiles Sa Gurtbefestigungsanordnung für ein Fahrzeug, Fahrzeug mit der Gurtbefestigungsanordnung, Abdeckeinrichtung und Verfahren zur Anordnung einer Abdeckeinrichtung einer Gurtbefestigungsanordnung in einer Abdeckposition

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054360A (ja) * 2001-06-06 2003-02-26 Takata Corp シートベルト装置
US7100944B2 (en) * 2002-07-10 2006-09-05 Automotive Systems Laboratory, Inc. Method of attaching a seat belt to a seat belt tension sensor
US7118132B2 (en) * 2003-04-22 2006-10-10 Honda Motor Co., Ltd. Cover structure of seat belt pretensioner
JP2004352141A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Nissan Motor Co Ltd シートベルト装置のリトラクタ取付け構造
JP4210185B2 (ja) 2003-09-05 2009-01-14 スズキ株式会社 シートベルト装置
JP4771211B2 (ja) * 2005-08-05 2011-09-14 スズキ株式会社 プリテンショナ機構を備えたシートベルト装置の取付け構造
JP2007091040A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Takata Corp シートベルト装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102009040065B4 (de) 2021-03-25
US20100052303A1 (en) 2010-03-04
US7900965B2 (en) 2011-03-08
DE102009040065A1 (de) 2010-06-10
JP2010058703A (ja) 2010-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5102722B2 (ja) プリテンショナ装置
JP6269619B2 (ja) 車両用シートベルト装置及び乗員保護装置
EP2246223B1 (en) Pretensioner, seat belt retractor having the same, and seat belt apparatus provided therewith
EP1640223B1 (en) Occupant protection system
CN110997424B (zh) 安全带收卷装置
JP6126969B2 (ja) シートベルト装置
US7938447B2 (en) Seat belt apparatus
WO2017213187A1 (ja) ウェビング巻取装置
JP4658859B2 (ja) 車両のシートベルト装置
JP2011173554A (ja) プリテンショナ
EP2455262A1 (en) Seat belt retractor and method for assembling spindle of seat belt retractor
CN114364580A (zh) 安全带卷绕装置
JP2017100683A (ja) ウェビング巻取装置
WO2012090329A1 (ja) シートベルト装置
JP5307749B2 (ja) プリテンショナ
JP2005186633A (ja) シートベルト装置およびその作動方法
JP6694766B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2014043233A (ja) シートベルト装置用タング及びシートベルト装置
JP2019051796A (ja) 3点式シートベルト装置
WO2021162031A1 (ja) ウェビング巻取装置
JP6438310B2 (ja) エアベルト装置
JP2009113723A (ja) プリテンショナ及びシートベルト装置
JP2007253732A (ja) シートベルト装置
JP6752630B2 (ja) ウェビング巻取装置
JP2017100684A (ja) ウェビング巻取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5102722

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150