JP5101797B2 - 潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5101797B2 JP5101797B2 JP2005016620A JP2005016620A JP5101797B2 JP 5101797 B2 JP5101797 B2 JP 5101797B2 JP 2005016620 A JP2005016620 A JP 2005016620A JP 2005016620 A JP2005016620 A JP 2005016620A JP 5101797 B2 JP5101797 B2 JP 5101797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image
- brush
- lubricant
- solid lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
また、請求項2の発明は、請求項1のプロセスカートリッジにおいて、上記ブラシの材質がポリエステルであることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のプロセスカートリッジにおいて、上記ブラシが絶縁性であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3のプロセスカートリッジにおいて、上記ブラシの上記像担持体に対する周速比が0.8〜1.2の範囲であることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、潜像を担持する像担持体と、該像担持体表面との間に微小間隙を維持して近接対向配置された帯電ローラと、該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体に形成された静電潜像をトナー像化する現像装置と、該トナー像を被転写体に転写する転写装置と、該像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置と、該像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えた画像形成装置において、上記潤滑剤塗布手段は、潤滑剤を固形状にした固形潤滑剤と、回転しながら該固形潤滑剤を摺擦して掻き取り該像担持体に塗布するローラ状ブラシと、該固形潤滑剤を該ブラシに押し付ける押圧手段とを備え、該ブラシが5〜15デニールのブラシ繊維を回転支持軸の周面に1平方インチ当り20000〜100000本の密度で設けたものであり、上記固形潤滑剤を上記ブラシに押し付ける力が2〜12N/mであり、該固形潤滑剤の硬さが測定試験力50mN、負荷所要時間30秒時で、負荷は0mNから30秒増加させて測定試験力になるようにしたときのマルテンス硬さで40〜70N/mm 2 であることを特徴とするものである。
また、請求6の発明は、請求項5の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは平均円形度が0.93以上であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項5または6の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは体積平均粒経が3〜8μmで、体積平均粒経(Dv)と個数平均粒経(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項5、6または7の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは形状係数SF−1が100〜180の範囲、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項5、6、7または8の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項5、6、7、8または9の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型材を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在かで架橋および、又は伸長反応させるトナーであることを特徴とするものである。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4) ・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される。トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π) ・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的には、走査型電子顕微鏡(S−800:日立製作所製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置(LUSEX3:ニレコ社製)に導入して解析して計算した。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。
多価アルコール(PO)と多価カルボン酸(PC)の重縮合反応は、テトラブトキシチタネート、ジブチルチンオキサイドなど公知のエステル化触媒の存在下、150〜280℃に加熱し、必要により減圧としながら生成する水を留去して、水酸基を有するポリエステルを得る。ポリエステルの水酸基価は5以上であることが好ましく、ポリエステルの酸価は通常1〜30、好ましくは5〜20である。酸価を持たせることで負帯電性となりやすく、さらには記録紙への定着時、記録紙とトナーの親和性がよく低温定着性が向上する。しかし、酸価が30を超えると帯電の安定性、特に環境変動に対し悪化傾向がある。また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が悪化するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が悪化するため好ましくない。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120℃の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2μmであることが好ましく、特に5×10−3〜0.5μmであることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500m2/gであることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5wt%であることが好ましく、特に0.01〜2.0wt%であることが好ましい。無機微粒子の具体例としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、酸化スズ、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素などを挙げることができる。中でも、流動性付与剤としては、疎水性シリカ微粒子と疎水性酸化チタン微粒子を併用するのが好ましい。
1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。
有機溶媒は、沸点が100℃未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
水系媒体は、水単独でも良いし、アルコール(メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコールなど)、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、セルソルブ類(メチルセルソルブなど)、低級ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)などの有機溶媒を含むものであってもよい。
トナー材料液100重量部に対する水系媒体の使用量は、通常50〜2000重量部、好ましくは100〜1000重量部である。50重量部未満ではトナー材料液の分散状態が悪く、所定の粒径のトナー粒子が得られない。20000重量部を超えると経済的でない。
これにより、小粒径であって、粒径分布のシャープなトナーを容易に得ることができる。さらに、有機溶媒を除去する工程で強い攪拌を与えることで、真球状からラクビーボール状の間の形状を制御することができ、さらに、表面のモフォロジーも滑らかなものから梅干形状の間で制御することができる。
また、ブラシローラ15の材質としてポリエステルを用いる。ポリエステルは毛倒れしにくく、経時でも安定して固形潤滑剤16を削り感光体5に塗布することができる。
また、ブラシの材質は絶縁性材料のものを用いる。これにより、コストを下げるとともに、クリーニング性をよくすることができる。
また、ブラシローラ15と感光体5との周速比(感光体周速/ブラシローラの周速)は、0.8〜1.2の範囲とする。周速比が0.8未満では潤滑剤の供給量が少なくなり、フィルミングやクリーニング不良が発生する。また、1.2を越えると衝撃で感光体5を傷つけることがあり、感光体5の寿命を短くすることがある。特に、本実施形態のプリンタのように、交流電圧が重畳された帯電ローラ14を用いたものでは、感光体5表面が荒らされるため、摩擦係数を下げるのに潤滑剤塗布量を多くする必要がある。このプリンタにおいて、ブラシローラ15と感光体5との周速比(感光体周速/ブラシローラの周速)を0.8〜1.2にすることで、感光体5の摩擦抵抗を十分に下げるのに適量な潤滑剤を塗布して、良好なクリーニング性能やフィルミングの低減をおこなうことができる。
また、感光体5と固形潤滑剤16と、潤滑剤塗布手段とクリーニング手段としてのブラシローラ15とが少なくとも一体に支持されてプリンタ本体1に着脱可能なプロセスカートリッジである感光体ユニット2とする。このような感光体ユニット2を用いることで、長期に渡って安定して適当な量の潤滑剤を感光体1に塗布することができ、感光体ユニット2を長寿命化することができる。
また、感光体1と、帯電ローラ14と、書込みユニット6と、現像装置10と、転写装置と、クリーニング装置とを備えたプリンタにおいて、上記潤滑剤塗布手段を用いる。このようなプリンタ1を用いることで、長期に渡って安定して適当な量の潤滑剤を感光体1に塗布することができる。よって、クリーニング不良、フィルミングを抑え、長期に渡って高画質な画像を得ることができる。
また、本実施形態のプリンタではトナーの平均円形度が0.93以上のものを用いる。平均円形度が0.93以上のトナー粒子の表面は滑らかであり、トナー粒子同士、トナー粒子と感光体との接触面積が小さいために転写性に優れる。しかし、従来の装置においてはクリーニング性に劣るが、本実施形態のプリンタでは、良好に感光体5表面へ潤滑剤を塗布することで、良好なクリーニング性を得ることができる。
また、本実施形態のプリンタでは、トナーの体積平均粒経が3〜8μmで、体積平均粒経(Dv)と個数平均粒経(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲ものを用いる。1.00〜1.40の範囲にある小粒径で粒径分布も狭いトナーを使用する場合であっても良好なクリーニング性が得られる。トナーは粒径分布を狭くすることで、帯電分布が均一になり、地肌かぶりの少ない高品位な画像ができ、また、転写率を高くすることができる。このような小粒径トナーは従来の装置では、感光体5との付着力にうち勝ってクリーニングすることが困難である。また、小粒径であるとトナーの外添剤微粒子等の含有率が相対的に高くなる傾向にあるため、これらがトナーから脱離して感光体5上にフィルミングが発生しやすい。しかしながら、本実施形態のプリンタでは、ブラシローラ15が良好に感光体5表面へ潤滑剤を塗布することで感光体5表面の摩擦係数を低減させてクリーニングブレード47のクリーニング性能を向上させることができる。
また、本実施形態のプリンタでは、トナーは形状係数SF−1が100〜180の範囲、形状係数SF−2が100〜180の範囲のものを用いる。トナーの形状が球形に近くなると、トナーとトナーあるいはトナーと感光体5との接触状態が点接触になるために、トナー同士の吸着力は弱くなり従って流動性が高くなり、また、トナーと感光体5との吸着力も弱くなって、転写率は高くなる。一方、球形トナーは従来の装置ではクリーニング不良を起こしやすいが、本実施形態のプリンタでは、ブラシローラ15が良好に感光体5表面へ潤滑剤を塗布することで感光体5表面の摩擦係数を低減させて良好なクリーニングを行うことができる。形状係数SF−1、SF−2のいずれかが180を超えると、転写率が低下するため好ましくない。
また、本実施形態のプリンタでは、トナーは長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足するものを用いる。長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5未満では、真球形状から離れるためにドット再現性及び転写効率が劣り、高品位な画質が得られなくなる。また、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7未満では、扁平形状に近くなり、球形トナーのような高転写率は得られなくなる。特に、厚さと短軸との比(r3/r2)が1.0では、長軸を回転軸とする回転体となり、トナーの流動性を向上させることができる。
また、本実施形態のプリンタでは、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型材を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在かで架橋および、又は伸長反応させるトナーを用いる。このような重合法によって作られたトナーはトナー1粒づつの対電荷質量比が揃っているので、転写効率を高くすることができ、高画質な画像が得られる。また、クリーニングブレード47に入力する転写残トナー量を少なくすることができるので、クリーニング性も向上する。
2A、2B、2C、2D 感光体ユニット
3 転写ベルト
5 感光体
6 書込みユニット
7 両面ユニット
8 反転ユニット
9 定着装置
10A、10B、10C、10D 現像装置
11、12 給紙カセット
13 手差しトレイ
14 帯電ローラ
15 ブラシローラ
16 固形潤滑剤
17 ギャップ管理部材
18 廃トナー廃トナー収納部
19 フリッカー装置
20 反転排紙路
25 ローラ対
26 排紙トレイ
45a、45b 搬送ガイド板
46 搬送ローラ
47 クリーニングブレード
48 トナー搬送オーガ
49 帯電クリーニングローラ
50 ブラケット
51 位置決め主基準部
52 手前側位置決め従基準部
53 奥側位置決め従基準部
55、56 分離給紙部
58 紙吸着ローラ
59 レジストローラ対
60 圧縮スプリング
P 転写紙
Claims (10)
- トナー像を担持する像担持体と、該像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、該像担持体表面をクリーニングするクリーニング手段と、該像担持体表面との間に微小間隙を維持して近接対向配置され直流に交流を重畳した電圧が印加される帯電ローラとが少なくとも一体に支持されて画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
上記潤滑剤塗布手段は、潤滑剤を固形状にした固形潤滑剤と、回転しながら該固形潤滑剤を摺擦して掻き取り該像担持体に塗布するローラ状ブラシと、該固形潤滑剤を該ブラシに押し付ける押圧手段とを備え、該ブラシが5〜15デニールのブラシ繊維を回転支持軸の周面に1平方インチ当り20000〜100000本の密度で設けたものであり、
上記固形潤滑剤を上記ブラシに押し付ける力が2〜12N/mであり、該固形潤滑剤の硬さが測定試験力50mN、負荷所要時間30秒時で、負荷は0mNから30秒増加させて測定試験力になるようにしたときのマルテンス硬さで40〜70N/mm2であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1のプロセスカートリッジにおいて、上記ブラシの材質がポリエステルであることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1または2のプロセスカートリッジにおいて、上記ブラシが絶縁性であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1、2または3のプロセスカートリッジにおいて、上記ブラシの上記像担持体に対する周速比が0.8〜1.2の範囲であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 潜像を担持する像担持体と、該像担持体表面との間に微小間隙を維持して近接対向配置され直流に交流を重畳した電圧が印加される帯電ローラと、該像担持体に静電潜像を形成する露光装置と、該像担持体に形成された静電潜像をトナー像化する現像装置と、該トナー像を被転写体に転写する転写装置と、該像担持体上に残留した転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置と、該像担持体表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段とを備えた画像形成装置において、
上記潤滑剤塗布手段は、潤滑剤を固形状にした固形潤滑剤と、回転しながら該固形潤滑剤を摺擦して掻き取り該像担持体に塗布するローラ状ブラシと、該固形潤滑剤を該ブラシに押し付ける押圧手段とを備え、該ブラシが5〜15デニールのブラシ繊維を回転支持軸の周面に1平方インチ当り20000〜100000本の密度で設けたものであり、
上記固形潤滑剤を上記ブラシに押し付ける力が2〜12N/mであり、該固形潤滑剤の硬さが測定試験力50mN、負荷所要時間30秒時で、負荷は0mNから30秒増加させて測定試験力になるようにしたときのマルテンス硬さで40〜70N/mm 2 であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは平均円形度が0.93以上であることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5または6の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは体積平均粒経が3〜8μmで、体積平均粒経(Dv)と個数平均粒経(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5、6または7の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは形状係数SF−1が100〜180の範囲、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5、6、7または8の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは、長軸と短軸との比(r2/r1)が0.5〜1.0の範囲で、厚さと短軸との比(r3/r2)が0.7〜1.0の範囲であって、長軸r1≧短軸r2≧厚さr3の関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項5、6、7、8または9の画像形成装置において、上記現像装置で用いられるトナーは、窒素原子を含む官能基を有するポリエステルプレポリマー、ポリエステル、着色剤、離型材を含むトナー組成物を水系媒体中で樹脂微粒子の存在かで架橋および、又は伸長反応させるトナーであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005016620A JP5101797B2 (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
US11/315,164 US7373101B2 (en) | 2004-12-28 | 2005-12-23 | Method and apparatus for image forming and effectively applying lubricant to an image bearing member |
US12/051,880 US7672635B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-03-20 | Method and apparatus for image forming and effectively applying lubricant to an image bearing member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005016620A JP5101797B2 (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | 潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006208437A JP2006208437A (ja) | 2006-08-10 |
JP5101797B2 true JP5101797B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=36965407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005016620A Expired - Fee Related JP5101797B2 (ja) | 2004-12-28 | 2005-01-25 | 潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5101797B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5003178B2 (ja) * | 2007-01-26 | 2012-08-15 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
EP2146253B1 (en) * | 2007-04-27 | 2018-10-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing roller, developing device, process cartridge, and electrophotographic imaging apparatus |
JP5013464B2 (ja) * | 2007-06-07 | 2012-08-29 | 株式会社リコー | 像担持体保護剤、保護層形成装置、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2009037197A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-02-19 | Ricoh Co Ltd | 保護剤塗布装置・プロセスカートリッジ・画像形成装置 |
JP2009109573A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP5397763B2 (ja) | 2008-09-30 | 2014-01-22 | 株式会社リコー | 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、転写ユニット、画像形成装置、並びに、潤滑剤塗布装置の組み付け方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001324907A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2002365973A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-20 | Canon Inc | 像担持体への潤滑剤塗布装置及びこれを具備するプロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2003057996A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 潤滑剤塗布装置 |
JP2003213052A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-07-30 | Mitsui Chemicals Inc | 熱可塑性樹脂組成物およびその成形体 |
JP2004029337A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Konica Minolta Holdings Inc | 画像形成装置 |
JP2004226685A (ja) * | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Ricoh Co Ltd | クリーニング装置、画像形成装置、及びこれらに使用されるトナー |
JP2004279518A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び画像形成方法 |
JP4029287B2 (ja) * | 2003-05-19 | 2008-01-09 | 隆之 宮本 | 簡易リフター |
-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005016620A patent/JP5101797B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006208437A (ja) | 2006-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4368702B2 (ja) | 帯電装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP2005070274A (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ、トナー | |
JP2008096948A (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ | |
JP2005171107A (ja) | 電子写真用潤滑剤、潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5101797B2 (ja) | 潤滑剤塗布手段を備えたプロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2010197712A (ja) | クリーニング装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2007292996A (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及びトナー | |
JP4322696B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5053767B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5257735B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置並びにこれを備えたクリーニング装置及び画像形成装置 | |
JP2006030417A (ja) | クリーニング装置及びこれを用いる画像形成装置 | |
JP5625713B2 (ja) | クリーニング装置及び画像形成装置 | |
JP2005181742A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2006235016A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4842729B2 (ja) | 画像形成装置の制御方法、画像形成装置 | |
JP2009134084A (ja) | 潤滑材塗布装置、転写装置及び画像形成装置 | |
JP2005099127A (ja) | クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及びこれらに用いられるトナー | |
JP2015041068A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008015435A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006106454A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007316256A (ja) | クリーニング装置、帯電装置、画像形成装置、プロセスカートリッジ、画像形成方法およびトナー | |
JP2006343379A (ja) | クリーニング装置および画像形成装置 | |
JP4606837B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP4863617B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4917476B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101029 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110311 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110509 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120907 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120927 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5101797 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |