JP2002365973A - 像担持体への潤滑剤塗布装置及びこれを具備するプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

像担持体への潤滑剤塗布装置及びこれを具備するプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2002365973A
JP2002365973A JP2001176831A JP2001176831A JP2002365973A JP 2002365973 A JP2002365973 A JP 2002365973A JP 2001176831 A JP2001176831 A JP 2001176831A JP 2001176831 A JP2001176831 A JP 2001176831A JP 2002365973 A JP2002365973 A JP 2002365973A
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Shinya Yamamoto
慎也 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、その使用初期において、像
担持体への塗布量が過多になることのない潤滑剤塗布装
置を提供することである。 【解決手段】 第1の目的を達成するために、感光ドラ
ム15と、固形の潤滑剤3と、潤滑剤3と感光ドラム15の
それぞれに接触して感光ドラム15へ潤滑剤3を塗布する
ブラシローラ4と、を有する画像形成装置における感光
ドラム15への潤滑剤塗布装置において、潤滑剤3の形状
を、ブラシローラ4に接触する側の面の面積が、感光ド
ラム15への潤滑剤3の塗布により変化するように形成す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置における像担持体への潤滑剤塗布装置、およ
びこれを搭載したプロセスカートリッジ、画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式の画像形成装置
に具備されるクリーニング手段として、簡易な構成で、
かつ、安価という観点から、図13に示すようなブレード
クリーニング方式が広く採用されている。図13におい
て、101は矢印の方向に回転駆動される像担持体として
の感光ドラム、102はクリーニング手段である。
【0003】このクリーニング手段102は、廃トナー回
収容器103、これに取り付けられる支持部材104、これに
保持される弾性ブレード105、トナー捕集シート106から
構成される。
【0004】弾性ブレード105はポリウレタンゴム等か
ら成り、感光ドラム101表面に対していわゆるカウンタ
方向に当接されている。これにより、感光ドラム101に
残存する転写残トナーを確実に掻き落とすことが可能と
なっている。
【0005】近年、より精細な出力画像を求める声が高
まり、これら要求を満たすための手段として、より均一
な荷電特性を得ることが出来る略球形状のトナーや、よ
り粒径を小さくした微粒子トナーが採用されつつある。
【0006】しかしながら、略球形トナーや微粒子トナ
ーを用いた場合、従来のトナーに比べ、これらのトナー
を感光ドラム101表面から除去することは非常に困難で
あることが知られている。
【0007】なぜなら、感光ドラム101が回転駆動され
る際に、感光ドラム101表面に当接する弾性ブレード105
が微小振動するため、この時に生じる感光ドラム101表
面と弾性ブレード105との僅かな間隙を、略球形トナー
や微粒子トナーが容易にすり抜けてしまうためである。
【0008】この間題を解決するために、感光ドラム10
1に対する弾性ブレード105の当接圧を高めるという手段
が用いられているが、その際、感光ドラム101と弾性ブ
レード105の間の摩擦力は当然高まるため、それぞれの
部材の損傷や摩耗を防止することが必要となる。
【0009】これに対して、例えば図13に示すように、
固定配置した固形の潤滑剤107と、前記潤滑剤107と感光
ドラム101のそれぞれに接触し、所定の方向に回転する
潤滑剤塗布部材である塗布ローラ108を備えた像担持体
への潤滑剤塗布装置を搭載することで、それぞれの部材
の損傷や摩耗を防止することが可能である。
【0010】この手段は、特に、感光ドラム101表面と
弾性ブレード105と間の摩擦力が高まり、弾性ブレード
が不規則な振幅運動を起こすことによって発生する『ブ
レード鳴き』と呼ばれる現象の抑制にも効果を示す。
【0011】また、固形状の潤滑剤としては、例えばス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金
属塩等が一般的に用いられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記潤
滑剤塗布装置のような構成においては、固定配置した固
形の滴滑剤を潤滑剤と像担持体のそれぞれに接触して像
担持体へ潤滑剤を塗布する塗布部材を用いて直接擦り取
るので、特に使用初期において像担持体への塗布量が多
くなる傾向にあった。
【0013】また、像担持体および塗布部材の支持方法
に関係して、特に像担持体の長手方向中央部において塗
布量が多くなる傾向にあった。
【0014】像担持体への塗布量が極めて多い場合に
は、逆に、潤滑剤の過多により感光ドラム表面と弾性ブ
レードと間の摩擦力が高まり、感光ドラムを回転駆動す
るために必要なトルクが上昇するという問題が発生し
た。
【0015】そこで本発明の第1の目的は、その使用初
期において、像担持体への塗布量が過多になることのな
い潤滑剤塗布装置を提供することである。
【0016】本発明の第2の目的は、像担持体の中央部
への塗布量が過多になることのない潤滑剤塗布装置を提
供することである。
【0017】本発明の第3の目的は、潤滑剤の塗布部材
に接触する側の面の面積および硬度を変化させること
で、像担持体への潤滑剤の塗布量が過多になることのな
い制御する潤滑剤塗布装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、像担持体と、固形の潤滑剤と、潤滑剤と像担
持体のそれぞれに接触して像担持体へ潤滑剤を塗布する
塗布部材と、を有する画像形成装置における像担持体へ
の潤滑剤塗布装置において、潤滑剤の形状を、塗布部材
に接触する側の面の面積が、像担持体への潤滑剤の塗布
により変化するように形成する。また、潤滑剤を、塗布
部材に接触する側の面の硬度が、像担持体への潤滑剤の
塗布により変化するように形成することでも達成でき
る。
【0019】上記第2の目的を達成するために、像担持
体と、固形の潤滑剤と、潤滑剤と像担持体のそれぞれに
接触して像担持体へ潤滑剤を塗布する塗布部材と、を有
する画像形成装置における像担持体への潤滑剤塗布装置
において、潤滑剤の形状を、塗布部材に接触する側の面
の面積が潤滑剤の長手方向で変化するように形成する。
また、潤滑剤を、塗布部材に接触する側の面の硬度が、
潤滑剤の長手方向で変化するように形成することでも達
成できる。
【0020】上記第3の目的は、上記形状および硬度の
潤滑剤を用いることで像担持体への潤滑剤の塗布量を制
御することが可能となり達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係る画
像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明す
る。図1は本実施形態に係る画像形成装置主要部の構成
図、図2、図3は潤滑剤の構成図、図4は潤滑剤塗布装
置による、像担持体への塗布量を示す図である。
【0022】電子写真方式の画像形成装置においては、
像担持体上に形成した静電潜像を、現像装置によりトナ
ー像として可視化することを行なっている。複数色のト
ナー像を重ねあわせ力ラー画像を形成する画像形成装置
においては、色ズレのないカラー画像を得ることを目的
として、図1に示すような中間転写体を用いた画像形成
装置11が提案され実用化されている。中間転写体を採用
することにより、シートサイズやシートの厚み等にこだ
わらないメディアフレキシビリティーの向上を図ること
ができる。
【0023】画像形成工程を説明する。
【0024】画像形成装置11はパーソナルコンピュータ
やワークステーション等のホスト12と接続されており、
ホスト12からのプリント要求によりビデオインターフェ
ースを介して画像データを受け取る。この画像データを
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に分解
し、順次、各色について帯電、露光、現像行程を行いト
ナー像を形成し、それらを中間転写体5に重ね合わせた
後(1次転写)、シート等のメディアに一括転写(2次
転写)し、フルカラー画像を得る。
【0025】1は所定の周速度をもって矢印方向に回転
駆動する第1の像担持体としての感光ドラムである。感
光ドラム15の表面は、帯電手段である帯電ローラ16によ
り一様に帯電される。帯電ローラ16は感光ドラム15表面
に所定の押圧力でもって圧接され、感光ドラム15の回転
に伴い従動回転する。次に第1色目(イエロー)の画像
データに応じてON/OFF制御された露光手段13によ
る走査が施され、第1色目の静電潜像が形成される。
【0026】この第1色目の静電潜像は、イエロートナ
ーを内包したイエロー現像器14aにより現像、可視化さ
れる。現像器14に関しては後述する。この可視化された
第1のトナー像は、第1の像担持体である感光ドラム15
に所定の押圧力で圧接され、感光ドラム15の周速度とほ
ぼ等速の周速度で矢印の方向に回転騒動する第2の像担
持体である中間転写体5の表面に転写(1次転写)され
る。1次転写の際に転写されずに感光ドラム15上に残っ
たトナーは、感光ドラム15に圧接されたクリーニング装
置7に設けられたクリーニングブレード6により掻き取
られ回収される。
【0027】続いて、上記工程を3回繰り返し、その都
度、マゼンタトナーにより現像された第2のトナー像、
シアントナーにより現像された第3のトナー像、ブラッ
クトナーにより現像された第4のトナー像を順次中間転
写体5表面に転写し、積層させてカラー画像を形成す
る。
【0028】中間転写体5上のフルカラートナー像は、
シート力セット8等から給送されたシートPに、転写ベ
ルト9により静電的に一括転写(2次転写)される。そ
の後、シートPに転写されたフルカラートナー像は定着
装置10において永久定着され、排出部より機外へ排出さ
れ、所望のプリント像を得る。
【0029】次に、トナーについて説明する。
【0030】トナーは非磁性一成分現像剤であるが、磁
性トナーおよび扮砕トナーにも応用可能である。本実施
形態においては、転写効率を大幅に向上させた略球形ト
ナーを用いている。具体的には形状係数として、SF−
1が100〜180であり、SF−2が100〜140であるものを
用いている。
【0031】このSF−1、SF−2は、日立製作所F
E−SEM(S−800)を用い、トナー像を無作為に
100個サンプリングし、その画像情報をインターフェ
ースを介してニコレ社製画像解析装置(Lusex3)
に導入し解析を行い、下式より算出し得られた値を定義
している。
【0032】SF−1={(MXLNG)2/ARE
A}*(π/4)*100 SF−2={(PERl)2/AREAl*(π/4)
*l00 (MXLNG:絶対最大長、AREA:トナー投影面
積、PERl:周長) このトナーの形状係数SF−1は球形度合を示し、100
から大きくなるにつれて球形から徐々に不定形になる。
SF−2は凹凸度合を示し、100から大きくなるにつれ
てトナー表面の凸凹が顕著になる。
【0033】トナーの製造方法としては、トナーが上記
形状係数の範囲内であればよく、例えば、従来の粉砕ト
ナー表面を熱的、機械的ストレスにより塑性球形化処理
することも可能である。また、混濁重合法により直接ト
ナーを製造する方法や、単量体には可溶で得られる重合
体が不溶な水系誘起溶剤を用い、直接トナーを背生成す
る分散重合方法、又は水溶性極性開始剤存在下で直接重
合しトナーを生成するソープフリー重合方法に代表され
る乳化重合法等を用いることも可能である。
【0034】本実施形態においては、重合トナーとして
は、比較的容易に球状係数球形SF−1を100〜180に、
SF−2を100〜140にコントロールでき、粒度分布がシ
ャープな4〜8μm粒径の微粒子トナーが得られる常圧
下での、または、加圧下での混濁重合方法を用い、モノ
マーとしてスチレンとn−ブチルアクリレート、荷電制
御剤としてサリチル酸金属化合物、極性レジンとして飽
和ポリエステル、さらに着色剤を加え、重量平均粒径約
7μmの着色混濁粒子を製造した。
【0035】次に、本実施形態で用いたクリーニングブ
レード6及び潤滑剤塗布機構を備えるプロセスカートリ
ッジであるクリーニング装置7について、図2を用いて
説明する。
【0036】図2において、6はクリーニングブレー
ド、1はトナー捕集シート、2は廃トナー回収容器であ
る。先に述べた様に、1次転写が終了した感光ドラム表
面に若干量残存するトナーは、クリーニング装置7を構
成するクリーニングブレード6によって感光ドラムから
除去され、廃トナー捕集シート1によってクリーニング
装置7の外部へ飛散すること無く廃トナー回収容器2に
格納される。
【0037】クリーニングブレード6は板金5の先端部
に一体的に保持されたポリウレタンゴムから成り、感光
ドラムに対して、前記略球形トナーを用いても十分な効
果を得ることができる所定の侵入量δ、設定角θの条件
で当接されている。
【0038】クリーニング装置7内部には、クリーニン
グブレード6の感光ドラム15の回転方向上流に固定配置
された固形の潤滑剤3と、潤滑剤3と感光ドラム15に接
触する様にブラシローラ4が回転可動に設置される。ブ
ラシローラ4は矢印方向に所定の速度で回転駆動され、
ブラシローラ4に掻き取られた潤滑剤3が感光ドラム15
上に塗布される。本実施形態ではブラシローラ4を用い
ているが、回転可能な弾性体であってもかまわない。
【0039】なお、本実施形態では固形の潤滑剤として
ステアリン酸亜鉛を用いている。その他にもステアリン
酸鉄、ステアリン酸銅、パルチミン酸マグネシウム、パ
ルチミン酸カルシウム、オレイン酸マンガン、オレイン
酸鉛等の比較的高次の脂肪酸を用いることが可能であ
る。
【0040】従来例に示したような固定配置した固形潤
滑剤では、特にその使用初期において、像担持体への塗
布量が多い傾向が強い。そこで、本実施形態において
は、図2に示すように、その使用初期において、塗布部
材であるブラシローラ4に接触する側の面の面積が狭
く、使用がかさむに従い、その像担持体への潤滑剤塗布
による潤滑剤の磨耗によって、ブラシローラ4に接触す
る側の面の面積が広くなる形状を有する固形潤滑剤3を
用いている。
【0041】このような形状とすることで、その使用初
期において、像担持体への塗布量が多い傾向を解消する
ことができ、かつ、略球形トナーを用い、クリーニング
ブレード当接圧を高めた際の感光ドラム15とクリーニン
グブレード6との間の摩擦力によるそれぞれの部材の損
傷や摩耗を防止することが可能である。
【0042】なお、上記形状の固形潤滑剤は、従来の潤
滑剤を切削により成形したものであるが、型により形成
したものであってもよい。
【0043】単位使用時間あたりの固形潤滑剤の重量の
減少を、単位時間当たりの像担持体への塗布量とした図
4に示すように、本実施形態の固形潤滑剤を用いること
により、使用初期の像担持体への塗布量が適度に減少し
ていることがわかる。
【0044】塗布部材に接触する側の面の面積を変化さ
せる形状としては、さらに図3にしめすような形状を遺
宜選択できる。
【0045】なお、本実施形態においては、像担持体と
して感光ドラム15を用いた例を示したが、例えば、現像
装置により可視化されたトナー像を担持する中間転写体
においても本発明の潤滑剤塗布装置は使用可能である。
【0046】上述のごとく構成したことにより、潤滑剤
塗布装置の使用初期において、像担持体への塗布量が過
多になることを防止することができる。
【0047】[第二実施形態]次に本発明に係る画像形
成装置の第二実施形態について図を用いて説明する。図
5は本実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図、図6は
潤滑剤塗布装置による、像担持体への塗布量を示す図で
ある。上記第一実施形態と説明の重複する部分について
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】本実施形態においては、その使用初期にお
ける像担持体への潤滑剤塗布量が過多になることのない
潤滑剤塗布装置の別の形態を示す。
【0049】ステアリン酸亜鉛等の固形の潤滑剤は、そ
の硬度を選択することが可能であり、一般にえんぴつ硬
度で表される。硬い潤滑剤の方が、その像担持体への潤
滑剤塗布のための塗布部材による潤滑剤の磨耗量は小さ
く、像担持体への塗布量は減少する。
【0050】図5に示すように、本実施形態は、潤滑剤
の硬度を塗布部材に接触する側の面に対して垂直方向に
複数変化させるものである。特に使用初期の像担持体へ
の塗布量が過多にならないようにするためには、使用初
期において硬い硬度の潤滑剤を選択すれば良い。ここで
は、硬度Bと硬度2Bの潤滑剤を用いているが、適宜選
択できることは言うまでもない。
【0051】このときの単位使用時間あたりの固形潤滑
剤の重量の減少を、単位時間当たりの像担持体への塗布
量とした図6に示す。本実施形態の固形潤滑剤を用いる
ことにより、使用初期の像担持体への塗布量が適度に減
少していることがわかる。
【0052】このような、硬度を複数有する潤滑剤は、
貼り合わせで作成することも可能であるし、型で作成す
ることも可能である。
【0053】上述のごとく構成したことにより、潤滑剤
塗布装置の使用初期において、像担持体への塗布量が過
多になることを防止することができる。
【0054】[第三実施形態]次に本発明に係る画像形
成装置の第三実施形態について図を用いて説明する。図
7は本実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図、図8は
潤滑剤の構成図、図9は潤滑剤塗布装置による、像担持
体への塗布量を示す図である。上記第一実施形態と説明
の重複する部分については、同一の符号を付して説明を
省略する。
【0055】本実施形態においては、像担持体長手方向
端部における潤滑剤塗布量が過多になることのない、潤
滑剤塗布装置の形態を示す。
【0056】図7に示すように、本実施形態は、長手方
向において潤滑剤の塗布部材に接触する側の面の面積を
変化させる。中央部においては広く、両端部においては
狭くする。
【0057】このときの単位使用時間あたりの固形潤滑
剤の重量の減少を、単位時間当たりの像担持体への塗布
量として図9に示す。本実施形態の固形潤滑剤を用いる
ことにより、両端部の像担持体への塗布量が適度に減少
していることがわかる。
【0058】塗布部材に接触する側の面の面積を変化さ
せる形状としては、さらに図8に示すような形状を適宜
選択できる。
【0059】上述のごとく構成したことにより、潤滑剤
塗布装置の使用初期において、像担持体への塗布且が過
多になることを防止することができる。
【0060】[第四実施形態]次に本発明に係る画像形
成装置の第四実施形態について図を用いて説明する。図
10は本実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図、図11は
潤滑剤塗布装置による、像担持体への塗布量を示す図で
ある。上記第一実施形態と説明の重複する部分について
は、同一の符号を付して説明を省略する。
【0061】本実施形態においては、像担持体長手方向
端部における潤滑剤塗布量が過多になることのない、潤
滑剤塗布装置の別の形態を示す。
【0062】図10に示すように、本実施形態は、長手方
向において潤滑剤の塗布部材に接触する側の面の硬度を
変化させる。中央部よりも、両端部においては硬い潤滑
剤を選択する。ここでは、中央部には硬度2B、両端部
においては硬度Bの潤滑剤を用いているが、適宜選択で
きることは言うまでもない。
【0063】このときの単位使用時間あたりの固形潤滑
剤の重量の減少を、単位時間当たりの像担持体への塗布
量として図11に示す。本実施形態の固形潤滑剤を用いる
ことにより、両端部の像担持体への塗布量が適度に減少
していることがわかる。
【0064】上述のごとく構成したことにより、潤滑剤
塗布装置の使用初期において、像担持体への塗布量が過
多になることを防止することができる。
【0065】[第五実施形態]次に本発明に係る画像形
成装置の第四実施形態について図を用いて説明する。図
12は本実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図である。
上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同
一の符号を付して説明を省略する。
【0066】本実施形態では、上記第一実施形態〜第四
実施形態に示したように、潤滑剤の塗布部材に接触する
側の面の面積、あるいは、硬度を潤滑剤の塗布部材に接
触する側の面の垂直方向、像担持体の長手方向で適宜選
択し、像担持体への塗布量を制御する。
【0067】例えば、その使用初期において、および、
両端部において、像担持体への塗布量が過多である場合
には、両端部の塗布部材に接触する側の面の面積を、中
央部よりも狭くし、かつ、その使用初期において、塗布
部材に接触する側の面の面積が狭く、使用がかさむに従
い、その像担持体への潤滑剤塗布による潤滑剤の磨耗に
よって、面積が広くなる形状にすればよい。
【0068】さらに、両端部の塗布部材に接触する側の
面の潤滑剤の硬度を、中央部よりも硬くし、かつ、その
使用初期よりも、使用がかさむに従い、その像担持体へ
の潤滑剤塗布による潤滑剤の磨耗によって、軟らかい硬
度の面が出現するような硬度を有する潤滑剤でもよい。
【0069】同様の効果は、潤滑剤の塗布部材に接触す
る側の面の面積、あるいは、硬度を組み合わせ、適宜選
択することで達成される。
【0070】上記形状および硬度を有する潤滑剤は、上
記第一実施形態〜第四実施形態に記載した方法において
作成することができる。また、図12に示すように、各種
硬度および各種面積の潤滑剤小片を、長手方向および塗
布部材に接触する側の面に対し垂直方向に組み合わせる
ことで、多種多様な潤滑剤を形成することができる。
【0071】上述のごとく構成したことにより、像担持
体への塗布量を制御することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、潤滑剤の形状を塗
布部材に接触する側の面の面積が、像担持体への潤滑剤
の塗布により変化するように形成する。また、潤滑剤を
塗布部材に接触する側の面の硬度が像担持体への潤滑剤
の塗布により変化するように形成する。これにより、そ
の使用初期において、像担持体への塗布量が過多になる
ことを防止することができる。
【0073】また、潤滑剤の形状を、塗布部材に接触す
る側の面の面積が潤滑剤の長手方向で変化するように形
成する。また、潤滑剤を、塗布部材に接触する側の面の
硬度が、潤滑剤の長手方向で変化するように形成する。
これにより、像担持体の中央部への塗布量が過多になる
ことを防止することができる。
【0074】さらに、潤滑剤の塗布部材に接触する側の
面の面積および硬度を変化させることにより、像担持体
への潤滑剤の塗布量が過多になることを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像形成装置主要部の構成
図である。
【図2】潤滑剤塗布装置の構成図である。
【図3】潤滑剤の構成図である。
【図4】潤滑剤塗布装置による、像担持体への塗布量を
示す図である。
【図5】第二実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図で
ある。
【図6】潤滑剤塗布装置による、像担持体への塗布量を
示す図である。
【図7】第三実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図で
ある。
【図8】潤滑剤の構成図である。
【図9】潤滑剤塗布装置による、像担持体への塗布量を
示す図である。
【図10】第四実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図
である。
【図11】潤滑剤塗布装置による、像担持体への塗布量
を示す図である。
【図12】第五実施形態に係る潤滑剤塗布装置の構成図
である。
【図13】従来のクリーニング装置および潤滑剤塗布装
置の構成図である。
【符号の説明】
δ …侵入量 θ …設定角 P …シート 1 …廃トナー捕集シート 2 …廃トナー回収容器 3 …潤滑剤 4 …ブラシローラ 4a …イエロー現像器 5 …中間転写体 6 …クリーニングブレード 7 …クリーニング装置 8 …シート力セット 9 …転写ベルト 10 …定着装置 11 …画像形成装置 12 …ホスト 13 …露光手段 14 …現像器 14a …イエロー現像器 15 …感光ドラム 16 …帯電ローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、固形の潤滑剤と、潤滑剤と
    像担持体のそれぞれに接触して像担持体へ潤滑剤を塗布
    する塗布部材と、を有する画像形成装置における像担持
    体への潤滑剤塗布装置において、 前記潤滑剤は、前記塗布部材に接触する側の面の面積が
    前記像担持体への潤滑剤の塗布により変化する形状であ
    ることを特徴とする画像形成装置における像担持体への
    潤滑剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、固形の潤滑剤と、潤滑剤と
    像担持体のそれぞれに接触して像担持体へ潤滑剤を塗布
    する塗布部材と、を有する画像形成装置における像担持
    体への潤滑剤塗布装置において、 前記潤滑剤は、前記塗布部材に接触する側の面の硬度が
    前記像担持体への潤滑剤の塗布により変化することを特
    徴とする画像形成装置における像担持体への潤滑剤塗布
    装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、固形の潤滑剤と、潤滑剤と
    像担持体のそれぞれに接触して像担持体へ潤滑剤を塗布
    する塗布部材と、を有する画像形成装置における像担持
    体への潤滑剤塗布装置において、 前記潤滑剤は、前記塗布部材に接触する側の面の面積が
    潤滑剤の長手方向で変化する形状であることを特徴とす
    る画像形成装置における像担持体への潤滑剤塗布装置。
  4. 【請求項4】 像担持体と、固形の潤滑剤と、潤滑剤と
    像担持体のそれぞれに接触して像担持体へ潤滑剤を塗布
    する塗布部材と、を有する画像形成装置における像担持
    体への潤滑剤塗布装置において、 前記潤滑剤は、前記塗布部材に接触する側の面の硬度が
    潤滑剤の長手方向で変化することを特徴とする画像形成
    装置における像担持体への潤滑剤塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体への潤滑剤の塗布量を制御
    することを特徴とする請求項1乃至4に記載の潤滑剤塗
    布装置。
  6. 【請求項6】 前記潤滑剤は、複数の硬度および塗布部
    材に接触する側の面の面積を有する潤滑剤の小片を組み
    合わせて形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    5に記載の潤滑剤塗布装置。
  7. 【請求項7】 前記塗布部材は、回転可能な弾性体ある
    いはブラシであることを特徴とする請求項1乃至6に記
    載の潤滑剤塗布装置。
  8. 【請求項8】 前記像担持体は、静電潜像担持体である
    ことを特徴とする請求項1乃至7に記載の潤滑剤塗布装
    置。
  9. 【請求項9】 前記像担持体は、現像装置により可視化
    されたトナー像担持体であることを特徴とする請求項1
    乃至8に記載の潤滑剤塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記潤滑剤は、型により形成されたこ
    とを特徴とする請求項1乃至9に記載の潤滑剤塗布装
    置。
  11. 【請求項11】 前記潤滑剤は、切削により形成された
    ことを特徴とする請求項1乃至9に記載の潤滑剤塗布装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11に記載の潤滑剤塗布装
    置を搭載したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至11に記載の潤滑剤塗布装
    置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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