JP5099889B2 - 液塗布具 - Google Patents

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この発明は、液塗布具に関し、特にマスカラブラシや毛染め用ブラシのように塗布対象毛にマスカラや毛染め液などの塗布液を塗布する場合に適用して好適な液塗布具に関する。
従来、この種の液塗布具として、例えばマスカラブラシとして、特許文献1に開示されているように、ブラシに付着させたマスカラを、まつ毛に塗布するものが用いられている。このマスカラブラシとしての液塗布具100は、図20に示すように、塗布液容器102の取出口103から、キャップ104に固着されたシャフト105の先端に設けられたブラシ本体106を出し入れすることにより、ブラシ本体106のブラシ毛材106aを塗布液としてのマスカラに浸して外部に取り出すようになっている。
取出口103の内側には、柔軟性をもったゴム材でなる円筒状のしごき部材107が設けられ、ブラシ本体106を取出口103から引き抜くときに、ブラシ本体106の周囲に付着している余分な塗布液を、小さい内径を有するしごき部材107によってしごき落とすことにより、外部に取り出したブラシ本体106やシャフト105から塗布液をぼた落ちさせないように構成されている。
この図20の構成によれば、ブラシ毛材106aは、しごき部材107を通るとき一旦一斉に倒れるが、しごき部材107を通過した後は、その復元力によって起立するので、塗布液は当該起立したブラシ毛材106aの周囲に塗布液が付着したまま残る。
しかしながら、このブラシ毛材106aの表面に付着した塗布液は少量なので、まつ毛に塗布できる塗布液の量が不足するため、使用者は5回、6回と塗布操作を繰り返えさないと、まつ毛に濃い塗布液を塗布できない結果になる。
特開平5−228018号公報
ところで、近年まつ毛にマスカラ液を多量に塗布する傾向にあり、特に、若年層は1本ずつ濃くというより2本から5本のまつ毛が束になってマスカラ液で固まっている形態を求めるようになってきた。ところが、特許文献1のような一般のマスカラブラシは、線材を折り曲げて形成した2本間の芯材にブラシ毛材を挟み、この芯材を捻じることでブラシ毛材が中心の芯材より略直角に放射状となっており、ブラシ毛材にマスカラ液の溜まりがないため、まつ毛が複数本の束にならないことがある。
この発明は、以上の点を考慮してなされたもので、ブラシ毛材に塗布液の溜まりを残すことで、塗布対象毛に対して十分に多量の塗布液を塗布できるようにした液塗布具を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、芯材に植毛されたブラシ毛材によって塗布対象毛に塗布液を塗布する液塗布具であり、
前記ブラシ毛材は複数スパイラルの芯材に植毛され、
一方スパイラルにあるブラシ毛材と他方スパイラルにあるブラシ毛材の先端を、近接、接触、若しくは交差させるように互いに対向させたブラシ混合部を有することを特徴とする液塗布具である。
請求項2に記載の発明は、前記一方スパイラルにあるブラシ毛材と前記他方スパイラルにあるブラシ毛材が略同じ長さであることを特徴とする請求項1に記載の液塗布具である。
請求項3に記載の発明は、前記一方スパイラルにあるブラシ毛材と前記他方スパイラルにあるブラシ毛材が異なる長さであることを特徴とする請求項1に記載の液塗布具である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1乃至請求項3に記載の発明では、一方スパイラルにあるブラシ毛材と他方スパイラルにあるブラシ毛材の先端を近接、接触、若しくは交差させるように互いに対向させたブラシ混合部を有することで、塗布液容器から液塗布具を引き出すときにしごき残された塗布液を、ブラシ混合部、及びブラシ混合部とブラシ混合部の溝に多量に保持でき、塗布するときには塗布液の多くはまつ毛に残り、この残り塗布液が多いためにまつ毛が塗布液によって集束される結果となり、多量の塗布液を塗布対象毛に塗布できる。
以下、この発明の液塗布具の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
[第1の実施の形態]
この第1の実施の形態の液塗布具1を、図1に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1は、キャップ4に芯材2が取り付けられ、この芯材2に植毛されたブラシ毛材3によって塗布対象毛に塗布液を塗布するものである。ブラシ毛材3は2条スパイラルに芯材2に植毛され、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bが同じ長さで、かつ先端を近接、若しくは接触させるように互いに対向させたブラシ混合部30を有する。芯材2は、1本の線材を中央部で折曲げて形成し、保持芯部2a,2bを有するものであるが、一対の別々の線材でもよい。ブラシ毛材3は、繊維材料などで形成される。
この第1の実施の形態の液塗布具1の製造を、図2に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1を製造するには、図2(a),(b)に示すように、所定の長さに裁断した同じ長さの多数のブラシ毛材3を、毛先をおおむね揃えた状態で並列に整列させ、ブラシ毛の長さのほぼ中央部を芯材2の保持芯部2a,2bの間に通し、保持芯部2a,2bに対して多数のブラシ毛材3を所定角度θ1傾斜させて挟持する。この多数のブラシ毛材3を傾斜させる所定角度θ1は、特に限定されないが対向させる一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bの傾斜角度を決定する。
そして、図2(c)に示すように、芯材2の保持芯部2a,2bの両端部もって、例えば左方向に所定回数回転させて捩り合わせると、芯材2の保持芯部2a,2bの形成する螺旋パターンに従って、ブラシ毛材3は2条スパイラルに芯材2の保持芯部2a,2bに植毛される。すなわち、芯材2の保持芯部2a,2bが1回転する部分の複数本のブラシ毛材3は、図2(a)に示すように、A〜Iの区分に区分けされ、図2(a)において芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分が上向きの一方スパイラルにあるブラシ毛材3aを形成し、芯材2の保持芯部2a,2bより左側に位置する部分が下向きの他方スパイラルにあるブラシ毛材3bを形成することになる。
このブラシ毛材3は、芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分と、左側に位置する部分が同じ長さであるために、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bの先端が近接、若しくは接触させるように互いに対向するブラシ混合部30を形成している。
この一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bの先端が近接、若しくは接触するような長さに予め形成したブラシ毛材3を用いても良いが、ブラシ混合部30を形成して毛先を剪定して所要の形状に外形を整えるようにしてもよい。
この一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bによるブラシ毛のブラシ混合部30が山形状になり、熱や圧力とか二次的な加工をするのではなくブラシ造りの戻りだけでブラシ混合部30が山形状になるのであるから従来ブラシ製作の工程だけで通常のマスカラブラシ価格で製造であるという利点がある。
また、第1の実施の形態においては、図3に示すように、液塗布具1が略直線状に形成される場合は、図3の展開図に示すように、芯材2の保持芯部2a,2bの形成する螺旋パターンに従って、芯材2の保持芯部2a,2bに一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと、他方スパイラルにあるブラシ毛材3bが植毛され、ブラシ混合部30と、ブラシ混合部30とブラシ混合部30の間の溝31が形成される。
また、第1の実施の形態において、図4に示すように、液塗布具1が略曲線状に形成されることがあり、この場合の液塗布具1は、図4の展開図に示すように、芯材2の保持芯部2a,2bの形成する螺旋パターンに従って、芯材2の保持芯部2a,2bに一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと、他方スパイラルにあるブラシ毛材3bが植毛され、ブラシ混合部30と、ブラシ混合部30とブラシ混合部30の間の溝31が形成される。
この第1の実施の形態の液塗布具1の使用を、図5及び図6に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1を、マスカラ用ブラシとして使用する場合には、図20に示すように塗布液容器から液塗布具を引き出すときに、図5に示すように、塗布液90が、ブラシ混合部30、及びブラシ混合部30とブラシ混合部30の間の溝31に多量に保持できる。すなわち、液塗布具1のしごき落後は、塗布液90が液残留として毛のないブラシ混合部30とブラシ混合部30の間の溝31の部分にも残る。この塗布液90をしごき落後のブラシ内液として何に多く残すかが問題であるが、それは保持芯部2a,2bの螺旋パターンによる溝幅が広がり、ブラシ混合部30とブラシ混合部30の間の溝31にしごき落後の残液が多く残ることになる。
したがって、例えば、図6に示すように、ブラシ混合部30の先端30aがまつ毛80に直接接触し、ブラシ混合部30を濡らしているマスカラ液の塗布液90はまつ毛80に塗布される。このとき、ブラシ混合部30の斜め峰状の上を滑るようにこすられて塗布液90の余分液を斜め峰状に転写する程度の落下となり、塗布液90の多くはまつ毛80に残り、この残り塗布液90が多いためにまつ毛80がマスカラ液の塗布液90によって集束される結果となる。
また、ブラシ混合部30とブラシ混合部30の間の溝31の塗布液90も、まつ毛80に直接接触するときにブラシ混合部30に流れ込み、このブラシ混合部30を濡らしている塗布液90とともにそのまままつ毛80に転移される。このため、液塗布具1は、塗布量の補充に必要となるまで多量の塗布液90を塗布対象毛に塗布できる。
[第2の実施の形態]
この第2の実施の形態の液塗布具1を、図7に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1は、第1の実施の形態の液塗布具1と同じ構成は説明を省略する。この実施の形態は2条スパイラルであり、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bが同じ長さで、かつ先端を交差させるように互いに対向させたブラシ混合部30を有する。
この第2の実施の形態の液塗布具1の製造を、図8に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1を製造するには、図8(a),(b)に示すように、所定の長さに裁断した同じ長さの多数のブラシ毛材3を、毛先をおおむね揃えた状態で並列に整列させ、ブラシ毛の長さのほぼ中央部を芯材2の保持芯部2a,2bの間に通し、保持芯部2a,2bに対して多数のブラシ毛材3を所定角度θ1傾斜させて挟持し、図2(a),(b)に示す実施の形態と同様に配置する。
そして、図8(c)に示すように、芯材2の保持芯部2a,2bの両端部もって、例えば左方向に所定回数回転させて捩り合わせ、図2(c)に示す実施の形態と同様に、芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分が上向きの一方スパイラルにあるブラシ毛材3aを形成し、芯材2の保持芯部2a,2bより左側に位置する部分が下向きの他方スパイラルにあるブラシ毛材3bを形成する。
このブラシ毛材3は、芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分と、左側に位置する部分が同じ長さであるが、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bの先端が交差させるように互いに対向させたブラシ混合部30を形成している。
この一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bの先端が交差するような長さに予め形成したブラシ毛材3を用いても良いが、長いブラシ毛材3を用いてブラシ混合部30を形成して毛先を剪定して所要の形状に外形を整えるようにしてもよい。
この第2の実施の形態の液塗布具1の使用を、図9及び図10に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1を、マスカラ用ブラシとして使用する場合には、図20に示すように塗布液容器から液塗布具を引き出すときに、図9に示すように、塗布液90をブラシ混合部30の先端30aまで多量に保持できる。ブラシ混合部30の交差位置は、ブラシ外周寄りとなっているが、交差位置はブラシ内周寄りとしてもよい。交差位置をブラシ外周寄りとすると先端30aをさらに長くし、またブラシ内周寄りとすると低い位置で交差させることになり、先端30aは交錯位置よりブラシ外周寄りになる。
この時のブラシ混合部30の交差位置は、中心の芯材2の保持芯部2a,2bとブラシ混合部30の先端30aの中程か中心寄りに加工したときに、ブラシ混合部30の先端30aの外周はブラシ混合部30と混合部30の間の溝31と、ブラシ混合部30の先端30aの毛交錯上V溝32とが共有されることになり、液塗布具1のしごき落後は、塗布液90が両端に溜まっている現象となる。
したがって、例えば、図10に示すように、ブラシ混合部30の先端30aがまつ毛80に直接接触し、ブラシ混合部30を濡らしているマスカラ液の塗布液90はそのまままつ毛80に転移される。また、ブラシ混合部30の先端30aまで塗布液90が保持されており、このブラシ混合部30を濡らしている塗布液90とともに、ブラシ混合部30と混合部30の間の溝31と、ブラシ混合部30の先端30aの毛交錯上V溝32とが共有され、両端に溜まっている塗布液90がそのまままつ毛80に転移される。このため、液塗布具1は、塗布量の補充に必要となるまで多量の塗布液90を塗布対象毛に塗布できる。
[第3の実施の形態]
この第3の実施の形態の液塗布具1を、図11に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1は、第1の実施の形態の液塗布具1と同じ構成は説明を省略する。この実施の形態は、2条スパイラルであり、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aと他方スパイラルにあるブラシ毛材3bが異なる長さで、かつ近接するように互いに対向させたブラシ混合部30を有する。この実施の形態の液塗布具1は、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aの長さより他方スパイラルにあるブラシ毛材3bの長さを短く設定しており、この実施の形態ではブラシ混合部30が大小の皿状に形成されている。
この第3の実施の形態の液塗布具1の製造を、図12に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1を製造するには、図12(a),(b)に示すように、所定の長さに裁断した同じ長さの多数のブラシ毛材3を、毛先をおおむね揃えた状態で並列に整列させ、ブラシ毛の長さのほぼ中央部を芯材2の保持芯部2a,2bの間に通し、保持芯部2a,2bに対して多数のブラシ毛材3を所定角度θ1傾斜させて挟持するが、図12(a)において芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分が長く上向きの一方スパイラルにあるブラシ毛材3aを形成し、芯材2の保持芯部2a,2bより左側に位置する部分が短く下向きの他方スパイラルにあるブラシ毛材3bを形成することになる。
そして、図12(c)に示すように、芯材2の保持芯部2a,2bの両端部もって、例えば左方向に所定回数回転させて捩り合わせ、図2(c)に示す実施の形態と同様に、芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分が上向きの一方スパイラルにあるブラシ毛材3aを形成し、芯材2の保持芯部2a,2bより左側に位置する部分が下向きの他方スパイラルにあるブラシ毛材3bを形成する。
このブラシ毛材3は、芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分より、左側に位置する部分が短い長さであるため、一方スパイラルにあるブラシ毛材3aが上向きの大きな皿状に形成され、他方スパイラルにあるブラシ毛材3bが下向きの小さな皿状に形成され、互いに対向させたブラシ混合部30を形成している。
芯材2の保持芯部2a,2bより右側に位置する部分を長く、左側に位置する部分を右側に位置する部分より短くしているが、逆に長くしても良く、さらに同じ長さにしてブラシ混合部30を形成して毛先を剪定して所要の形状に外形を整えるようにしてもよい。
この第3の実施の形態の液塗布具1の使用を、図13及び図14に基づいて説明する。この実施の形態の液塗布具1を、マスカラ用ブラシとして使用する場合には、図20に示すように塗布液容器から液塗布具を引き出すときに、図13に示すように、塗布液をブラシ混合部30の大小の皿状の先端30aまで多量に保持できる。すなわち、2条スパイラルの一方スパイラルを短い毛にすると、液塗布具1のしごき落後はマスカラ液の塗布液90がこの短い一方スパイラルにあるブラシ毛材3bの上面にも残留することになって溝31の幅が例えば略2倍になることから、更に上の液残留となってボリウムがあるマスカラ液の塗布が可能となる。
したがって、例えば、図14に示すように、ブラシ混合部30の先端30aがまつ毛80に直接接触し、ブラシ混合部30を濡らしているマスカラ液の塗布液90はそのまままつ毛80に転移される。このとき、ブラシ混合部30の先端30aまで塗布液90が保持されており、さらに塗布液90が短い一方スパイラルにあるブラシ毛材3bの上面にも残留することになって溝31の幅が例えば略2倍になることから、更に上の液残留となってボリウムがあるマスカラ液の塗布ができる。したがって、このため、液塗布具1は、塗布量の補充に必要となるまで多量の塗布液を塗布対象毛に塗布できる。
第1の実施の形態乃至第3の実施の形態において、芯材2の保持芯部は2本の場合に限定されず、線材を折り曲げて形成した保持芯部を2本のものを、図15(a)及び図16に示すように、2本用いたものでもよく、図15(a)ではブラシ毛材3を2箇所に配置し、図16ではブラシ毛材3を4箇所に配置し、所定回数回転させて捩り合わせることで、4条スパイラルが形成される。また、図15(b)に示すように、別々の保持芯部を3本用いたものでもよく、2本の間にブラシ毛材3を配置し、所定回数回転させて捩り合わせることで、3条スパイラルが形成される。また、線材を折り曲げて形成した保持芯部を2本のものを、2本用い、その中心に1本線材を加えて製造を安定させても良い。図17では図15と同様に2本用いているが、その中心に1本線材2cを加えて製造し、図18では図16と同様に2本用いているが、その中心に1本線材2cを加えて製造している。また、折り曲げた線材を用いないで直線の線材を2本、3本、4本、5本、6本・・・合わせでもよい。
また、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態において、図19に示すように、ブラシ毛材3は、断面が丸太(図19(a))、丸細い(図19(b))、中空(図19(c))、楕円(図19(d))、三角(図19(e))、井桁(図19(f))、星型(図19(g))などのものでもよく、さらにブラシ毛材3自体が直線状に限らす波糸(図19(h))等のものを用いても良く、これらを混在させて用いても良い。例えば、図15、図17では2箇所のブラシ毛材3を別々の種類のものを用い、図16、図18では4箇所のブラシ毛材3をそれぞれ別々の種類のものを用いてもよい。
この発明は、特にマスカラブラシや毛染め用ブラシのように塗布対象毛にマスカラや毛染め液などの塗布液を塗布する場合に適用して好適な液塗布具に適用可能であり、ブラシ毛材に塗布液の溜まりを残すことで、塗布対象毛に対して十分に多量の塗布液を塗布できる。
第1の実施の形態の液塗布具の側面図である。 第1の実施の形態の液塗布具の製造を説明する図である。 第1の実施の形態の直線状の液塗布具を説明する図である。 第1の実施の形態の曲線状の液塗布具を説明する図である。 第1の実施の形態の液塗布具の使用を説明する図である。 第1の実施の形態の液塗布具の塗布を説明する図である。 第2の実施の形態の液塗布具の側面図である。 第2の実施の形態の液塗布具の製造を説明する図である。 第2の実施の形態の液塗布具の使用を説明する図である。 第2の実施の形態の液塗布具の塗布を説明する図である。 第3の実施の形態の液塗布具の側面図である。 第3の実施の形態の液塗布具の製造を説明する図である。 第3の実施の形態の液塗布具の使用を説明する図である。 第2の実施の形態の液塗布具の塗布を説明する図である。 ブラシ毛材を2箇所に配置した実施の形態を示す図である。 ブラシ毛材を4箇所に配置した実施の形態を示す図である。 ブラシ毛材を2箇所に配置した他の実施の形態を示す図である。 ブラシ毛材を4箇所に配置した他の実施の形態を示す図である。 ブラシ毛材の形態を示す図である。 従来の液塗布具の使用を説明する図である。
符号の説明
1 液塗布具
2 芯材
3 ブラシ毛材
3a 一方スパイラルにあるブラシ毛材
3b 他方スパイラルにあるブラシ毛材
30 ブラシ混合部
30a 先端
31 溝

Claims (3)

  1. 芯材に植毛されたブラシ毛材によって塗布対象毛に塗布液を塗布する液塗布具であり、
    前記ブラシ毛材は複数スパイラルの芯材に植毛され、
    一方スパイラルにあるブラシ毛材と他方スパイラルにあるブラシ毛材の先端を、近接、接触、若しくは交差させるように互いに対向させたブラシ混合部を有することを特徴とする液塗布具。
  2. 前記一方スパイラルにあるブラシ毛材と前記他方スパイラルにあるブラシ毛材が略同じ長さであることを特徴とする請求項1に記載の液塗布具。
  3. 前記一方スパイラルにあるブラシ毛材と前記他方スパイラルにあるブラシ毛材が異なる長さであることを特徴とする請求項1に記載の液塗布具。
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