JP5094851B2 - ドラムブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、半径方向外方へ移動して関連するブレーキドラムと接触することが可能な一対のブレーキシューを有し、及び該ブレーキシューの間又は該ブレーキシューを駆動する回動するブレーキ作動レバーの間に作用するクロスストラットによりハンドブレーキ機能を提供する、ドラムブレーキに関するものであり、一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーに回動可能な状態で支持されたハンドブレーキレバーが、前記ストラットの一端に接触し、他方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーがドラムに向かって変位されて、関連するシューがドラムに対して適用され、及び前記ストラットを介した反作用により前記他方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーが前記ドラムに押しつけられて該他方のシューが前記ドラムに対して適用される。
かかるドラムブレーキは、当業界で周知のものであり、以下では「既述のタイプのドラムブレーキ」と称することとする。ストラットがブレーキーシューに直接接触する既述のタイプのドラムブレーキの一例が(本出願人の)特許文献1に示されている。回動するブレーキ作動レバーを介してシューが駆動されるドラムブレーキの例が(本出願人の)特許文献2,3に示されている。
英国特許第GB2407349号 同時係属中の国際出願第1B2006/001032号 英国特許出願第GB0525585.6号
本発明の目的は、既述のタイプのドラムブレーキの改善された形態を提供することにある。
このため、本発明によれば、半径方向外方へ移動して関連するブレーキドラムと接触することが可能な一対のブレーキシューを有し、及び該ブレーキシューの間又は該ブレーキシューを駆動する回動するブレーキ作動レバーの間に作用するクロスストラットによりハンドブレーキ機能を提供する、ドラムブレーキが提供され、一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーに回動可能な状態で支持されたハンドブレーキレバーが、前記ストラットの一端に接触し、他方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーがドラムに向かって変位されて、関連するシューがドラムに対して適用され、及び前記ストラットを介した反作用により前記他方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーが前記ドラムに押しつけられて他方のシューが前記ドラムに対して適用され、該ブレーキが以下の特徴を有し、すなわち、前記ストラットが2つの部分からなり、その一方の部分が個々のブレーキシュー又は作動レバーと共に運動するよう結合されており、該ストラットの該部分が相互に係合可能な構造を有しており、それらの係合時に該ストラットが前記シュー間又は作動レバー間で軸方向の力を伝えることが可能となり、該ストラットの該部分を離間させるよう偏倚させる偏倚手段が、前記相互に係合可能な構造の係合を解除させて該ストラットを利用不能にし、前記ハンドブレーキレバーが前記ストラットの部分を結合させるよう操作された際に前記相互に係合可能な構造が係合してブレーキをかけることが可能となり、及び前記ハンドブレーキレバーが解放された際に前記相互に係合可能な構造の係合が解除され、前記ストラットの部分の係合を解除させると共に該ストラットの部分をブレーキシュー又はブレーキ作動レバーと共に互いに離間するよう移動させて、ブレーキシューの摩耗時に前記ストラットの有効長を調整することができるようになっている、という特徴を有する。
前記相互に係合可能な構造は、ハンドブレーキレバーにより駆動されるくさび手段により係合させることが可能である。
ストラットの一方の部分は、管状構造を有することが可能であり、ストラットの他方の部分が互いに面する前記相互に係合可能な構造と共に該管状構造内を摺動し、前記くさび手段はまた、前記ストラットの部分に対してほぼ長手方向の方向に前記管状構造内を摺動し、該管状構造は、ブレーキをかけるために前記ハンドブレーキレバーが回動された際に前記くさび手段と協働して前記相互に係合可能な構造を強制的に係合させるカム表面を有している。
前記くさびは、前記ハンドブレーキレバーの運動時に前記くさびが前記カム表面に対して移動して前記相互に係合可能な構造を強制的に係合させるように、前記一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーと結合することが可能である。
前記くさび手段は、駆動レバーにより作動させることが可能であり、該駆動レバーは、その両端の中間が前記一方のブレーキシュー又は前記一方のブレーキ作動レバー上に回動可能な状態で支持され、該駆動レバーの一端が前記くさび手段と結合され、該駆動レバーの他端が、ハンドブレーキ機能を働かせるよう前記ハンドブレーキレバーが回動された際に該ハンドブレーキレバーと共に回動するよう結合されており、これにより、前記くさび手段が前記管状構造内を移動し前記カム表面と協働して前記相互に係合可能な構造を強制的に係合状態にして、前記ストラットが前記シュー又はブレーキ作動レバー間に力を伝えてブレーキをかけることが可能となる。
好適には、前記2つのストラットの部分が有する相互に係合可能な構造は、該ストラットの部分の対向する表面上にある相互に係合可能な歯のアレイという形のものとなる。
ストラットの各部分は、好適には、該ストラットの部分をそれぞれのブレーキシュー又は作動レバーに向かって引きつける引っ張りバネによって、それぞれのブレーキシュー又はブレーキ作動レバーと結合される。
前記くさび手段は、前記ハンドブレーキレバーを回動させてブレーキがかけられた際に張力が生じるバネ手段により、前記駆動レバーの一端に、又は前記一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーに、結合させることが可能である。
代替的な形態では、ストラットの両部分を管状構造内で摺動させ、ストラットの一方の部分が、前記ハンドブレーキレバーを回動させてブレーキがかけられた際に前記管状構造のカム表面と協働して前記相互に係合可能な構造を強制的に係合状態にするくさび部分を有している。
上記の代替例では、前記管状構造は、好適には駆動レバーの一端に接続され、該駆動レバーは、その両端の中間が前記一方のブレーキシュー又は前記一方のブレーキ作動レバー上に回動可能な状態で支持され、該駆動レバーの他端が、ハンドブレーキ機能を働かせるよう前記ハンドブレーキレバーが回動された際に該ハンドブレーキレバーと共に回動するよう結合されており、これにより、前記カム表面が前記ストラットの一方の部分のくさび部分に作用して前記相互に係合可能な構造を強制的に係合状態にして、前記ストラットが前記シュー又はブレーキ作動レバー間に力を伝えてブレーキをかけることが可能となる。前記管状構造は、バネ手段により前記駆動レバーと結合することも可能である。
更に別の形態では、ストラットの2つの部分は、前記偏倚手段により、前記相互に係合可能な構造の係合を解除させるよう互いに離間するよう回動させることが可能であり、及びブレーキをかけるようハンドブレーキレバーが操作された際に前記相互に係合可能な構造を係合させるよう互いに向かって回動させることが可能である。
かかる構成では、前記ストラットの2つの部分は、好適には、バネ手段によって互いに離間するよう回動され、該バネ手段が、ハンドブレーキレバーが解放された際に前記ストラットの一方の部分上の当接表面を一方のブレーキシュー又は作動レバー上の協働する当接表面と接触した状態に維持し、それら当接表面の形状及び位置は、該当接表面が前記バネ手段により互いに向かって引きつけれた際に回転運動が生成されて前記ストラットの一方の部分を該ストラットの他方の部分に対して回動させるよう構成される。
好適には、ハンドブレーキレバーは、ブレーキをかけるよう操作された際に、前記ストラットの一方の部分に作用してそれに逆の回転運動を加えて該ストラットの一方の部分を該ストラットの他方の部分に対して回動させて前記相互に係合可能な構造を係合状態にし、これにより前記ストラットがブレーキをかけることが可能となる。
好適には、前記ストラットの一方の部分は、該一方の部分上のピンにより該ストラットの他方の部分に対して回動可能な状態で取り付けられ、該ピンが前記ストラットの他方の部分上の溝内を摺動し、これにより、該ストラットの2つの部分が互いに対して回動し及び互いに対して摺動して、ハンドブレーキレバーが解放された際の該ストラットの2つの部分の運動、及び前記ブレーキシューが摩耗した際の該ストラットの有効長の変化を考慮することが可能となる。
ここで、添付図面に関連して本発明の実施形態について説明することとする。
本発明によるブレーキを非駆動状態で及びドラム及びバックプレートが取り外された状態で示す側面図である。 図1のブレーキを駆動状態で示す側面図である。 図1のブレーキを他方の側から見た側面図である。 図2のブレーキを他方の側から見た側面図である。 図1ないし図4のブレーキで使用されるブレーキ駆動用ストラットの詳細を示している。 図1ないし図5のブレーキで使用されるブレーシングリンクを示している。 図1ないし図5のブレーキで使用される作動レバー回動ピンの詳細を示している。 代替的な押型金属ブレーシングリンクの詳細を示している。 代替的な押型金属ブレーシングリンクの詳細を示している。 図6又は図8及び図9のブレーシングリンクを有さないブレーキにおける回動レバーの偏位を図式的に示している。 ブレーキパッドを図1ないし図5のブレーキの関連する作動レバーに固定するために使用される構成の詳細を示している。 ブレーキパッドを図1ないし図5のブレーキの関連する作動レバーに固定するために使用される構成の詳細を示している。 ブレーキパッドを図1ないし図5のブレーキの関連する作動レバーに固定するために使用される構成の詳細を示している。 本発明による駆動ストラットを用いた従来のドラムブレーキを示している。 図14に示すブレーキの一部の斜視図である。 本発明による代替的な形態のブレーキ駆動ストラットを示している。 本発明による更に別の形態の駆動ストラットを用いたブレーキの側面図を示している。 図17の駆動ストラットをより大きなスケールで示す斜視図である。 図18の駆動ストラットを矢印Aの方向で示す図であり、該ストラットの部分の係合が解除された状態が示されている。 図18の駆動ストラットを矢印Bの方向で示す図であり、この場合も、該ストラットの部分の係合が解除された状態が示されている。 ストラットの部分が係合した状態を示す矢印Aの方向での図である。 図19の一部を拡大して示す図である。 図20の一部を拡大して示す図である。 係合時にストラットの部分の回動を生じさせる、ストラットの一方の部分及び関連するブレーキシューの当接表面の詳細を示している。 係合時にストラットの部分の回動を生じさせる、ストラットの一方の部分及び関連するブレーキシューの当接表面の詳細を示している。 代替的な当接構成を示している。 図17ないし図26に示すストラットの修正形態を示している。
図面に関連して、本出願人の同時係属中の国際特許出願第PCT/IB2006/001032号及びPCT/IB06/003907号に記載されているタイプのドラムブレーキを示す。
ブレーキ10はバックプレート(図示せず)を有しており、該バックプレート上に一対のブレーキパッド12が支持され、ほぼ半径方向外方に運動して、関連するブレーキドラム(図示せず)と当接構造13により接触するようになっている。各パッドは、関連する作動レバー14により半径方向外方へ移動されてドラムと接触し、該作動レバー14の上端14aに、油圧ホイールシリンダ15という形のブレーキ適用手段が作用する。各作動レバーの下端14bは、回動ピン16により、関連する当接構造13上に回動可能な状態で取り付けられており、該回動ピン16はまた、更なるリベットピン17と共に使用されて、前記当接構造13が前記バックプレートに固定される。
リベット19によって右側の作動レバー14上に回動可能な状態で取り付けられているのがハンドブレーキレバー18である。該ハンドブレーキレバーはU字型の下側部分18aを有しており、該下側部分18aは、ハンドブレーキ作動ケーブル21の端部のニップル20と従来の態様で係合している。代替的に、レバー18の下端18aに対するハンドブレーキ作動ケーブルの他のあらゆる形態の結合を採用することが可能である。例えば、本出願人の特許第EP 917630号に示されているクイック取付構成が適している。
各当接構造13は、ほぼU字型のチャネル構造として形成され、その一方の側30がバックプレートと接触し、該チャネルの基部がアパーチャ31を有しており、個々の作動レバー14の部分14cが前記アパーチャ31を通って延びる。
各ブレーキパッド12は、摩擦パッド40及び金属製の裏当て/支持部材41を含む。該パッドの支持部材41は耳部43を有しており、該耳部43は、ドラムの回転方向に応じてブレーキがかけられた際に当接構造13上の当接表面45a又は45bと接触する。この接触は、生成されたブレーキトルクに反作用する。当接表面45a,45bは、各当接構造13の当接部分45上に設けられ、該当接構造の基部を横切って該基部に隣接するU字型の構造の両側内へ延びて、パッド12と当接構造13との間に良好なバランスの接触領域が提供される。これら当接部分45は、当接構造のうち前記U字型のチャネル構造の反対側32を形成する部分46によって、周方向に連結される。この当接部分45間のリンク46は、ブレーキがかけれた際の相対的な周方向の偏位に抗して前記当接部分を支えるものとなり、このため、生成されたブレーキトルクに一層良好に抗すると共に一層堅牢なブレーキ構造を提供するものとなる。
前記レバー14を前記バックプレート上に回動可能な状態で取り付ける前記ピン16はブレーシングリンク75により結合され、該ブレーシングリンク75は、前記ピン16の自由端16a間に延び、ブレーキがかけられた際に前記バックプレートに対する該ピン16の偏位の制御を助けるものとなる。該ブレーシングリンク75は、関連するホイールのハブの周囲の隙間を増大させるよう湾曲している。装置によっては、リンク75の形状を直線的にするだけの十分な空間が存在し得る。
図10は、ブレーキがかけられた際にピン16の自由端16aが互いに向かって偏位する傾向を図式的に(破線で詳細に)示している。ブレーシングリンク75を配設することにより、この傾向が大幅に低減され、このため、ブレーキの剛性が大幅に改善される。これは、ブレーキの応答を大幅に改善するものとなる。ブレーシングリンク75が使用されない場合に(ピン16が偏位する結果として)生じることになる駆動用の変位の損失が低減されるからである。また、バックプレートに対する取り付けピン16の偏位の低減は、バックプレート上のピンの取り付けに失敗する可能性の低減を助けるものとなる。ブレーキの改善された剛性はまたバックプレートの厚さを薄く(例えば2.5mm〜2.0mmに)することを可能にし、これによりブレーキの材料コストが大幅に削減される。
図7は、ピン16のうちの1つを詳細に示したものである。該ピンの自由端16aは、各ピンの第1ショルダ16cに対してブレーシングリンク75を固定するためにリベット留めされる。ブレーキが組み立てられると、各ピン16の他端がバックプレート11に対して位置16dでリベット留めされて、各当接構造13の側部30がバックプレートと各ピンの第2ショルダ16eとの間に挟まれる。レバー14は、スペーサ用ワッシャーと各ピンの第3ショルダ16gとの間で各ピンの部分16f上で回動する。
図8及び図9は、プレス加工により形成された代替的な形態のブレーシングリンク75を示しており、該リンク75は、プレス成形された***76という形の長手方向に延びる補強構造を含む。
図11ないし図13は、ブレーキパッド12の背面に(穴80aを介して)リベット留めその他により固定されたバネクリップ80を使用してブレーキパッド12をその関連するレバー14へ固定する構成を示している。クリップ80は2つ又は3つ以上の突起81を含み、該突起81は、各レバー14の両側に配設されたほぼ周方向に延びるスロット又は溝82内へと延びる。図示の構成では、4つのかかる突起が使用されるが、レバー14の各側に1つずつ設けられた2つの突起のみを使用することも可能である。代替的に、レバー14の一方の側の1つのスロットのみに係合する1つの突起のみを使用することも可能である。このため、パッドは、レバー14上に保持されるが、ブレーキング時に該レバーに対して限られた範囲で移動して(図11の矢印Cを参照のこと)、該レバーに対し、パッドの寿命全体にわたって該パッドとそれに関連するドラムとの間の良好な接触を確保する最良の位置にくることが可能となる。
図11ないし図13に示す構成では、クリップ80の部分80bがパッドの耳部43の周囲を挟むように延びており、これにより該パッドと当接表面45a,45bとの間に弾性的な接触が提供されて該パッドの振動/ノイズが低減される。
本発明によれば、2部分式のストラット100は、ハンドブレーキレバー18と図1で見て左側の作動レバー14との間に延びる。該ストラット100は、ハンドブレーキレバー18により接触される第1部分101と、前記左側の作動レバー14に接触する第2部分102とを有する。図5に最も良く示されているように、部分101,102の隣接表面は、それぞれ歯103,104のアレイという形の相互に係合可能な構造を有している。これらの歯は、通常は、ストラットの部分101.102上にそれぞれ支持された板バネ105,106によって互いに係合しないよう偏倚されている。ストラットの部分101は、バネ118によって図1で見て右側のブレーキ作動レバーに向かって引っ張られ、ストラットの部分102は、バネ119によって左側のブレーキ作動レバーに向かって引っ張られている。
ストラットの部分101は管状構造107を支持しており、ストラットの部分102がくさび109と共に該管状構造107を通って延びている。該管状構造107は傾斜したカム部分110を有しており、該カム部分110は、前記くさび109が図4及び図5で見て左(方向Z)へ移動した場合に該くさび109と協働して前記歯のアレイ103,104を強制的に互いに係合させる。該歯のアレイが係合すると、ストラットの2つの部分が協働して、該ストラットが前記ハンドブレーキレバー18と前記左側の作動レバー14との間で軸方向の力を伝達することが可能となる。
くさび109がカム部分110に対して左へ移動して歯のアレイがバネ111により係合する。該バネ111はくさび駆動レバー113の一端112に結合されており、該くさび駆動レバー113は、回動ピン114によって右側の作動レバー14に回動可能な状態で取り付けられている。レバー113の他端115は小身116を有しており、該小身116は、ハンドブレーキレバー18の縁部の切り欠き117と係合し、ハンドブレーキ機能を適用するために図4のX方向へのケーブル21の運動によってレバー18が回動されてされた際に、レバー113が図4の矢印Yで示すように反時計方向に回動されて、くさび109がZ方向に移動し、及び歯のアレイ103,104が係合して、ストラット100がレバー18から左側の作動アーム14へ力を伝達することが可能となる。これにより、左側のレバー14がその回動軸16を中心として回動して(図1で見て)左側のパッド12がそれに関連するドラムに強制的に接触させられる。シューに接触する左側のパッド12の反作用の力が回動ピン19及びストラット100を介して右側のレバー14へ伝達され、これにより右側のブレーキパッド12もそれに関連するドラムに強制的に係合させられて、完全なハンドブレーキ機能が生成される。
くさび駆動レバー113の使用は、該レバー113に与えられるてこ比により、くさび109の行程、及びレバー18から該くさび109へ与えられる力を変更することが可能となる。レバー113の使用はまた、ストラットの部分の歯を係合させるための正しい方向にレバー18からくさび109へ力を加えるものとなる。
ハンドブレーキレバー18が解放されると、くさび109は図1で見て左方へ移動し、このため板バネ105,106の作用によって歯103,104のアレイの係合が解除し、係合が解除されたストラットの部分101,102は、バネ118,119を介して結合されたレバー14の運動に従うことになる。このため、ブレーキパッド12が摩耗すると、レバー18の回動時にストラットの部分101,102が結合される位置が自動的に調節されて、該ストラットの部分は、その配置上の重複が徐々に小さくなっていくように係合する。このため、ブレーキをかけるために必要なストラットの軸方向の運動は、パッドの全寿命を通して実質的に一定に維持される。
図14及び図15は、2つのブレーキシュー212を有する従来のドラムブレーキに適用される本発明の代替的な形態を示している。該ブレーキシュー212は、油圧シリンダ215、又は右側のブレーキシュー212上で回動し及び2部分式駆動ストラット300を介してブレーキシューに作用するハンドブレーキレバー218によって、関連するドラム(図示せず)に係合させることができるものである。
前記ストラット300は、ハンドブレーキレバー18と接触する第1部分301と、左側のブレーキシュー212と接触する第2部分とを有する。図15に最もよく示されているように、部分301,302の隣接する表面は、それぞれ、歯303,304のアレイという形の相互に係合可能な構造を有している。これらの歯は、通常は、ストラットの部分301.302上にそれぞれ支持された板バネ305,306によって互いに係合しないよう偏倚されている。ストラットの部分301は、バネ(図示せず)によって図15で見て左側のブレーキシューに向かって引っ張られ、ストラットの部分302は、バネ(これも図示せず)によって右側のブレーキシューに向かって引っ張られている。
ストラットの部分301は管状構造307を支持しており、ストラットの部分302が該管状構造307を通って延びている。該管状構造307は傾斜したカム部分310を有しており、該カム部分310は、前記くさび309が図15で見て右(方向Z)へ移動した場合に該くさび309と協働して前記歯のアレイ303,304を強制的に互いに係合させる。該歯のアレイが係合すると、ストラットの2つの部分が協働し、既述の実施形態に関して説明したように、該ストラットが前記ハンドブレーキレバー218と前記左側のブレーキシュー212との間で軸方向の力を伝達することが可能となる。
くさび309がカム部分310に対して右へ移動して歯のアレイがバネ311により係合する。該バネ311は右側のブレーキシュー212に結合されている。このため、レバー218が回動すると、管状構造307を有するストラットの部分301が図15で見て左方へ移動する。くさびが右側のブレーキシュー212に固定されているため、該管状構造307のカム部分310は、歯303,304を係合させるようくさび309に作用し、これによりストラット300がレバー218から左側のブレーキシュー212へ力を伝達することが可能となる。これにより、左側のブレーキシューが当接部350を中心として回動して、左側のブレーキシュー212をそれに関連するドラムに強制的に接触させられる。該ドラムに接触する左側のブレーキシュー212の反作用の力がレバー218の回動ピン219を介して右側の右側のブレーキシュー212へ伝達され、これにより右側のブレーキシュー212もそれに関連するドラムに強制的に係合させられて、完全なハンドブレーキ機能が生成される。
ブレーキが解放されると、カム部分310を支持するストラットの部分301がくさび309に対して図15で見て右方へ移動し、このため板バネ305,306の作用によって歯303,304のアレイの係合が解除し、係合が解除されたストラットの部分301,302は、バネ(図示せず)を介して結合されたブレーキシュー212の後退運動に従うことになる。このため、この場合も、ブレーキシューライニング212が摩耗すると、レバー218の回動時にストラットの部分301,302が結合される位置が自動的に調節されて、該ストラットの部分は、その配置上の重複が徐々に小さくなっていくように係合する。このため、ブレーキをかけるために必要なストラットの軸方向の運動は、この場合も、ライニングの寿命全体を通して実質的に一定に維持される。
図14及び図15に示したくさび駆動レバー113を使用しない構成は、該レバー113をなくすと共にくさび109をバネ111を介して右側の作動レバー14に結合させることにより、図1ないし図13に示したタイプのブレーキで使用することも可能である、ということが理解されよう。
図16は、本発明による更なる形態のストラット400を示しており、この場合には、ストラットの第1部分401が、バネ118によって右側のブレーキ作動レバー14と接触した状態に保たれ、ストラットの第2部分402が、バネ119によって左側のブレーキ作動レバー14と接触した状態に保たれている。カム部分410を有する管状構造407は、ストラットの部分401,402を受容し、ストラットの部分401の一端が、該カム部分410と協働するくさび部分409を有している。管状構造407は、バネ111によって駆動レバー413と結合され、該駆動レバー413は、ハンドブレーキレバー18上で回動可能となっている。
この場合も、ストラットの部分401,402は、歯のアレイ403,404を有しており、該歯のアレイ403,404は、(レバー18上で414において回動する)くさび駆動レバー413が、ハンドブレーキレバー18の動きに応じて管状構造407を引っ張る。該レバー18が板バネ405,406によって解放された際に、歯のアレイ403,404の係合が解除される。
レバー413を無くすと共にくさび409をバネ111を介して右側のレバー14に結合させることにより、駆動レバー413を伴わずにストラット400を使用することが可能である、ということが理解されよう。
同様に、レバー413を使用して、又は図14及び図15に示したストラット300と同様にレバー413を使用せずに、ストラット400を従来のドラムブレーキで使用することが可能である。
また、図1ないし図13に示したタイプのストラット102,103は、駆動レバー113を右側のハンドブレーキシューに直接取り付けることにより、該駆動レバー113と共に従来のドラムブレーキで使用することが可能である。
図17ないし図26は、本発明による更に別の形態のストラット500を示しており、この場合、該ストラット500は、バネ118により右側のブレーキ作動レバー14と接触した状態に保たれるストラットの第1部分501と、バネ119により左側のブレーキ作動レバー14と接触した状態に保たれるストラットの第2部分502とを有する。該ストラットの部分501,502は、ブレーキをかけるためにハンドブレーキレバー18が作動された際に互いに接触するようになる歯のアレイ503,504を有している。
ストラットの部分501は、該ストラットの部分501に固定された支持ブラケット506上に取り付けられたピン505によって、ストラットの部分502上に回動可能な状態で取り付けられている。ピン505は、ストラットの部分502に形成された長手方向に延びるスロット507内へと延びる。このため、以下で説明するように、ストラットの部分501は、歯503,504の係合を解除させるのに十分な小さな角度だけ、ストラットの部分502に対して回動すること及び部分502に対して摺動することが可能であり、これにより、ハンドブレーキレバー18が解放されて2つのストラットの部分が互いに対して移動することが可能となった際に、ストラットの部分501,502が関連するブレーキ作動レバー14に従うことが可能となり、このため、ブレーキの寿命全体を通して関連するブレーキパッドの摩耗に適応することが可能となる。
図22ないし図25に最もよく示されているように、ストラットの部分501は、傾斜した当接表面501a(図24参照)を有しており、該当接表面501aは、バネ118の作用下で右側のブレーキ作動レバー14の縁部14eに対して押しつけられる。これにより、ハンドブレーキレバーが解放され又は油圧によりブレーキがかけられた際に、ストラットの部分501が、図22及び図25に示すようにピン505を中心としてストラットの部分502に対して反時計方向に回動して、歯503,504が係合しなくなり、2つのストラットの部分501,502は、ブレーキ作動レバーの後退運動に従うことが可能となる。この歯503,504の係合を解除させるストラットの部分501の回動は、バネ118の小さな負モーメントアームV(図22に示す)によって生成される。
ハンドブレーキレバー18が作動されてブレーキがかけられると、該ハンドブレーキレバーは、ハンドブレーキ部分501に正モーメントを加え、これにより該部分501が部分502に対してピン505を中心として反時計方向に回動して歯503,504が係合し、これによりストラット500がブレーキをかけることが可能となる。この正モーメントは、図23にWで示されている。
図26は、代替的な形態の当接部501bを示しており、これは、やはり負の回転モーメントを生成してバネ118の作用下で歯503,504の係合を解除させるためにストラットの部分501で使用することが可能である。
上述した代替的な形態の調節手段としてのストラット500は、くさび的な作用に依存することなくストラットの部分上の歯を係合させることができるという利点を有するものである、ということが理解されよう。
必要に応じて、ハンドブレーキレバーが解放された際の歯503,504の係合解除をし易くするために、バネ118を支援するための更なる偏倚手段を配設することが可能である。この更なる偏倚手段は、回動ピン505の左側に対してストラットの部分501,502間で直接作用して、歯との一層積極的な係合解除を提供することが可能である。
図27は、図17ないし図26に示したストラットの修正形態を示しており、この場合、支持ブラケット506は更なるガイドアーム506aを含み、該ガイドアーム506aは、ストラットの部分501,502の回動時に歯503,504が一層良好な配置状態を維持することを確実にするのを助けるものである。該アーム506aはまた、突起506bを含み、これは、図27に示すように、2つのストラットの部分501,502の互いに離れる方向への回動を制限するためのストッパとして作用するものであり、図27は、係合が解除された歯503,504を示している。

Claims (15)

  1. 半径方向外方へ移動して関連するブレーキドラムと接触することが可能な一対のブレーキシュー(40)を有し、及び該ブレーキシューの間又は該ブレーキシューを駆動する回動するブレーキ作動レバー(14)の間に作用するクロスストラット(100)によりハンドブレーキ機能を提供する、ドラムブレーキであって、一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバー(14)に回動可能な状態で支持されたハンドブレーキレバー(18)が前記ストラットの一端に接触し、他方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーをドラムに向かって変位させて、関連するシューを該ドラムに適用させ、及び前記ストラットを介した反作用により前記他方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーを前記ドラムに押しつけ、前記ストラットが2つの部分(101,102)からなり、その一方の部分が個々のブレーキシュー又は作動レバーと共に運動するよう結合されており、該ストラットの該部分が相互に係合可能な構造(103,104)を有しており、それらの係合時に該ストラット(100)が前記シュー間又は作動レバー間で該ストラットの軸方向の力を伝達することが可能となり、該ストラットの該部分を離間させるよう偏倚させる偏倚手段(105,106)が、前記相互に係合可能な構造の係合を解除させて該ストラットを利用不能にし、前記ハンドブレーキレバー(18)が前記ストラットの部分(101,102)を結合させるよう操作された際に前記相互に係合可能な構造(103,104)が係合してブレーキをかけることが可能となり、及び前記ハンドブレーキレバーが解放された際に前記相互に係合可能な構造の係合が解除され、これにより前記ストラットの部分(101,102)がその係合を解除すると共に前記ブレーキシュー又はブレーキ作動レバー(14)と共に互いに離間するよう移動して、ブレーキシューの摩耗時に前記ストラットの有効長を調整することが可能となることを特徴とする、ドラムブレーキ。
  2. 前記相互に係合可能な構造が、ハンドブレーキレバー(18)により駆動されるくさび手段(109)により係合される、請求項1に記載のブレーキ。
  3. 前記ストラットの部分の一方(101)が、管状構造(107)を支持し、該ストラットの部分の他方(102)が、互いに面する前記相互に係合可能な構造と共に前記管状構造(107)内を摺動し、前記くさび手段(109)がまた、前記ストラットの部分(101,102)に対するほぼ長手方向の方向に前記管状構造内を摺動し、該管状構造(107)が、ブレーキをかけるために前記ハンドブレーキレバー(18)が回動された際に前記くさび手段(109)と協働して前記相互に係合可能な構造(103,104)を強制的に係合させるカム表面(110)を有している、請求項2に記載のブレーキ。
  4. 前記くさび手段(109)が、前記ハンドブレーキレバー(18)の運動時に該くさび手段(109)が前記カム表面(110)に対して移動して前記相互に係合可能な構造(103,104)を強制的に係合させるように、前記一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバー(14)と結合される、請求項3に記載のブレーキ。
  5. 前記くさび手段(109)が駆動レバー(113)により作動され、該駆動レバー(113)は、その両端の中間が前記一方のブレーキシュー又は前記一方のブレーキ作動レバー(14)上に回動可能な状態で支持され(114)、該駆動レバー(113)の一端(112)が前記くさび手段(109)と結合され、該駆動レバーの他端(115)が、ハンドブレーキ機能を働かせるよう前記ハンドブレーキレバー(18)が回動された際に該ハンドブレーキレバーと共に回動するよう結合され(116)、これにより前記くさび手段(109)が前記管状構造(107)内を移動し前記カム表面(110)と協働して前記相互に係合可能な構造(103,104)を強制的に係合状態にして、前記ストラット(100)が前記シュー又はブレーキ作動レバー(14)間で力を伝達してブレーキをかけることが可能となる、請求項3に記載のブレーキ。
  6. 前記ストラットの各部分(101,102)が、該ストラットの部分をそれぞれのブレーキシュー又はブレーキ作動レバーに向かって引きつける引っ張りバネ(118,119)によって、それぞれのブレーキシュー又はブレーキ作動レバーと結合される、請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載のブレーキ。
  7. 前記くさび手段(109)が、前記ハンドブレーキレバー(18)を回動させてブレーキがかけられた際に張力が生じるバネ手段(111)により、前記駆動レバー(113)の一端(112)に又は前記一方のブレーキシュー又はブレーキ作動レバーに結合される、請求項5又は請求項5を引用する請求項6に記載のブレーキ。
  8. 前記ストラットの両部分(401,402)を管状構造(407)内で摺動させ、該ストラットの一方の部分(401)が、前記ハンドブレーキレバー(18)を回動させてブレーキがかけられた際に前記管状構造(407)のカム表面(410)と協働して前記相互に係合可能な構造(403,404)を強制的に係合状態にするくさび部分(409)を有している、請求項2に記載のブレーキ。
  9. 前記管状構造(407)が、駆動レバー(113)の一端に接続され、該駆動レバー(113)が、その両端の中間が前記一方のブレーキシュー又は前記一方のブレーキ作動レバー(14)上に回動可能な状態で支持され、該駆動レバー(113)の他端が、ハンドブレーキ機能を働かせるよう前記ハンドブレーキレバーが回動された際に該ハンドブレーキレバーと共に回動して前記管状構造が前記ストラットの部分(401,402)に対して移動するよう結合されており、これにより、前記カム表面が前記ストラットの一方の部分(401)のくさび部分(409)に作用して前記相互に係合可能な構造(403,404)を強制的に係合状態にし、前記ストラット(400)が前記シュー又はブレーキ作動レバー(14)間で力を伝達してブレーキをかけることが可能となる、請求項8に記載のブレーキ
  10. 前記管状構造(407)が、バネ手段(111)により前記駆動レバー(113)と結合される、請求項9に記載のブレーキ。
  11. 前記ストラットの部分(501,502)が、前記偏倚手段(118)によって前記相互に係合可能な構造(503,504)の係合を解除させるよう互いに離間するよう回動させられ、及びブレーキをかけるようハンドブレーキレバー(18)が操作された際に前記相互に係合可能な構造を係合させるよう互いに向かって回動させられる、請求項1に記載のブレーキ。
  12. 前記2つのストラットの部分(501,502)が、バネ手段(118)によって互いに離間するよう回動させられ、該バネ手段(118)が、ハンドブレーキレバーが解放された際に前記ストラットの一方の部分(501)上の当接表面(501a)を一方のブレーキシュー又は作動レバー(14)上の協働する当接表面(14e)と接触した状態に維持し、それら当接表面の形状及び位置が、該当接表面が前記バネ手段により互いに向かって引きつけれた際に回転運動が生成されて前記ストラットの一方の部分(501)を該ストラットの他方の部分(502)に対して回動させるよう構成される、請求項11に記載のブレーキ。
  13. 前記ハンドブレーキレバー(18)が、ブレーキをかけるよう操作された際に、前記ストラットの一方の部分(501)に作用してそれに逆の回転運動を加えて該ストラットの一方の部分(501)を該ストラットの他方の部分(502)に対して回動させて前記相互に係合可能な構造(502,504)を係合状態にし、これにより前記ストラット(500)がブレーキをかけることが可能となる、請求項11又は請求項12に記載のブレーキ。
  14. 前記ストラットの一方の部分(501)が、該一方の部分上のピン(505)により該ストラットの他方の部分(502)に対して回動可能な状態で取り付けられ、該ピン(505)が前記ストラットの他方の部分上の溝(507)内を摺動し、これにより、該ストラットの2つの部分が互いに対して回動し及び互いに対して摺動して、ハンドブレーキレバー(18)が解放された際の該ストラットの2つの部分の運動、及び前記ブレーキシュー(40)が摩耗した際の該ストラット(500)の有効長の変化を考慮することが可能となる、請求項11ないし請求項13の何れか一項に記載のブレーキ。
  15. 前記相互に係合可能な構造が、2つのストラットの部分(102,102:201,202:301,302:401,402:501,502)の対向する表面上にある相互に係合可能な歯(103,104:203,204:303,304:403,404:503,504)からなる、請求項1ないし請求項14の何れか一項に記載のブレーキ。
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