JP5094721B2 - N−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体及びそれの調製のための工程 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、下記の式(1):
【0002】
(化7)
によって表されたN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体及びそれの塩であって、それらにおいて、
R 1 は、自由選択で置換されたチアゾール、イミダゾール、又はピラジンを表す(ここで、置換基は、アミノ基又は低級アルキルである);
R 2 、R 3 、及びR 6 は、各々独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、又は低級アルコキシを表す;
R 4 及びR 5 は、各々独立に、水素を表すと共に、R 4 及びR 5 は、同時に水素であることはない;又は、
R 4 若しくはR 5 は、各々、下記の式(2):
【0003】
(化8)
を有するラジカルを表すと共に、ここで、
R 7 は、低級アルキル又は1個から3個までのハロゲンで置換された低級アルキルを表すと共に、
R 8 は、5個から10個までの炭素原子を有する脂肪族を表す、又は、自由選択で置換された5から7員の飽和の若しくは不飽和の単環式のラジカル(ここで、置換基は、低級アルキルである)、若しくは自由選択でベンゼン環と組み合わせられた二環式の若しくは三環式のラジカルを表すと共に、それらの各々は、窒素、酸素、及び硫黄からなる群より選択された1個から3個までのヘテロ原子を有する、又は、ピペラジニル若しくはホモピペラジニルを表すと共にそれらの各々は、低級アルキルによって置換される;
R 4 が、式(2)のラジカルを表すとの条件で、そのとき、R 2 、R 3 、R 5 、及びR 6 の少なくとも一つは、各々独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、若しくは低級アルコキシを表す;又は、
R 5 が、式(2)のラジカルを表すとの条件で、そのとき、R 2 、R 3 、R 4 、及びR 6 の少なくとも一つは、各々独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、若しくは低級アルコキシを表す、ものに関係する。
【0004】
本発明は、また、式(1)の化合物を調製するための工程及び薬学的に許容可能な不活性な担体と一緒に活性な処方成分として式(1)の化合物又はそれの塩の有効な量を含む薬学的な組成物にも関係する。
【背景技術】
【0005】
既存の慢性骨髄性白血病(CML)治療剤であるメシル酸イマチニブ(Gleevec、韓国公開特許公報第1993−0021624号及び韓国公開特許公報第2001−0021950号)は、上記化学式(1)において、R7に下記化学式(3)のようなアミドグループ(n=0)を置換させ、R4にはメチル、そしてR9にはメチルピペラジンを置換させた構造を表すことにより、薬物効果の発揮が制限され、安定性が低下するだけでなく、製造過程に様々な問題点がある。
【0006】
(化9)
すなわち、メシル酸イマチニブは、吸湿性のために空気中の水分の影響を受けて容易く変形若しくは変質するため、再結晶時に特定形態の結晶型を維持するべくメタノールなど特定の溶媒を使用しなければならず、製造後は短時日内に使用しなければならない短所がある。また、この物質は、既存の抗癌剤とは異なって慢性骨髄性白血病という制限された部分でのみ薬効を発揮し、他の部位に対する坑癌効果は比較的少ないほうで、先ずは4−クロロメチル安息香酸とN−メチルピペラジンを結合させ、塩化チオニルを用いて塩素化反応させた後に母核と結合させる手順で合成を行うようになるが、この時、塩化チオニルを用いることから、有毒ガスの発生、爆発性、及び反応収率の低下など多くの問題が生じ、特に中間体の安定度が低下して収率に影響を及ぼす。
【特許文献1】
韓国特許出願公開第1993−0021624号明細書
【特許文献2】
韓国特許出願公開第2001−0021950号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
このように、本発明者は、上に述べたような問題を改善するために広範に且つ集中的に研究してきた。その結果、上に定義されたような式(2)の新規な化合物が、優れた効果をみせることを突きとめてきたし、且つ、そして、本発明を完成してきた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
従って、本発明の目的は、下記の式(1):
【0009】
(化10)
のN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体及びそれの塩を提供することであると共に、それらにおいて、
R 1 は、自由選択で置換されたチアゾール、イミダゾール、又はピラジンを表す(ここで、置換基は、アミノ基又は低級アルキルである);
R 2 、R 3 、及びR 6 は、各々独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、又は低級アルコキシを表す;
R 4 及びR 5 は、各々独立に、水素を表すと共に、R 4 及びR 5 は、同時に水素であることはない;又は、
R 4 若しくはR 5 は、各々、下記の式(2):
【0010】
(化11)
を有するラジカルを表すと共に、ここで、
R 7 は、低級アルキル又は1個から3個までのハロゲンで置換された低級アルキルを表すと共に、
R 8 は、5個から10個までの炭素原子を有する脂肪族を表す、又は、自由選択で置換された5から7員の飽和の若しくは不飽和の単環式のラジカル(ここで、置換基は、低級アルキルである)、若しくは自由選択でベンゼン環と組み合わせられた二環式の若しくは三環式のラジカルを表すと共に、それらの各々は、窒素、酸素、及び硫黄からなる群より選択された1個から3個までのヘテロ原子を有する、又は、ピペラジニル若しくはホモピペラジニルを表すと共にそれらの各々は、低級アルキルによって置換される;
R 4 が、式(2)のラジカルを表すとの条件で、そのとき、R 2 、R 3 、R 5 、及びR 6 の少なくとも一つは、各々独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、若しくは低級アルコキシを表す;又は、
R 5 が、式(2)のラジカルを表すとの条件で、そのとき、R 2 、R 3 、R 4 、及びR 6 の少なくとも一つは、各々独立に、水素、ハロゲン、低級アルキル、若しくは低級アルコキシを表す。
【0011】
本発明の別の目的は、式(1)の化合物を調製するための工程を提供することである。
【0012】
本発明のさらなる目的は、肺癌、胃癌、大腸癌、膵癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、慢性の又は急性の白血病、血液学的な悪性疾患、脳腫瘍、膀胱癌、直腸癌、子宮頸癌、リンパ腫、などのような、温血動物における癌の処置のための薬学的な組成物を提供することであると共に、それは、薬学的に許容可能な不活性な担体と一緒に活性な処方成分として式(1)の化合物又はそれの塩の有効な量を含む。
【0013】
本発明のさらなる目的は、肺癌、胃癌、大腸癌、膵癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、慢性の又は急性の白血病、血液学的な悪性疾患、脳腫瘍、膀胱癌、直腸癌、子宮頸癌、リンパ腫、などのような、温血動物における癌を処置することの方法を提供することであると共に、それは、このような処置の必要なホストに、このような処置を提供するために有効な請求項1に定義されたような式(1)の化合物又はそれの塩のある量を、摂取させることを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明をより詳細に説明することにする。
【0015】
式(1)のN−フェニル−2−ピリミジン−アミン誘導体の置換基についての上の定義において、単独で又は他の用語との複合の用語において使用された用語“低級アルキル”は、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソアミル、n−ヘキシル、などのような1個から6個までの炭素原子を有する直鎖の又は分枝鎖の且つ飽和の脂肪族炭化水素ラジカルを意味するが、しかし、それらに限定されるものではない。用語“脂肪族の”ラジカルは、アルケニル、アルキニル、又はアルキルを意味する。単独で又は他の用語との複合の用語において使用された用語“低級アルコキシ”は、好ましくは、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、t−ブトキシ、ペントキシ、イソペントキシ、n−ヘキソキシ、などのような、1個から6個までの炭素原子を有する直鎖の又は分枝鎖の且つ飽和の脂肪族炭化水素ラジカルを有する。
【0016】
式(1)の化合物の中で好ましい化合物は、
R 1 は、ピラジン、2−メチルピラジン、又はチアゾールを表す;
R 4 又はR 5 は、下記の式(2):
【0017】
(化12)
を有するラジカルを表す:ここで、
R 7 は、トリフルオロメチル又はメチルを表すと共に、
R 8 は、2−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾールを表すと共に、
R 4 が、式(2)のラジカルを表すとの条件で、そのとき、R 2 、R 3 、R 5 、及びR 6 の少なくとも一つは、各々独立に、水素、フルオロ、メチル、若しくはメトキシを表す;又は、
R 5 が、式(2)のラジカルを表すとの条件で、そのとき、R 2 、R 3 、R 4 、及びR 6 の少なくとも一つは、各々独立に、水素、フルオロ、メチル、若しくはメトキシを表すところのものを含む。
【0018】
タンパク質キナーゼの阻害の態様において、式(1)の化合物の中で特に好ましい化合物は、R 1 は、ピラジン、2−メチルピラジン、又はチアゾールを表すと共に、R 2 、R 3 、R 5 、R 6 は、各々、水素を表すと共に、R 4 は、式(2)のラジカルを表すと共に、R 7 は、トリフルオロメチル又はメチルを表すと共に、且つ、R 8 は、2−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾールを表すところのものを含む。
【0019】
さらに、R 1 は、ピラジン、2−メチルピラジン、又はチアゾールを表すと共に、R 2 は、メチルを表すと共に、R 3 、R 4 、R 6 は、各々独立に、水素を表すと共に、R 5 は、式(2)のラジカルを表すと共に、R 7 は、トリフルオロメチル又はメチルを表すと共に、且つ、R 8 は、2−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾールを表す、式(1)の化合物は、特に好ましいものである。
【0020】
式(1)の化合物は、一つの若しくはより多くの塩基性の基又は一つの若しくはより多くの塩基性のラジカルを含むと共に、それで、脂肪族スルホン酸(例、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸)、塩酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、酒石酸、シュウ酸、アミノ酸(例、リシン)、安息香酸、サリチル酸、などと共に酸付加の塩を形成することがある。数個の塩基性の基が、分子に存在するとき、式(1)の化合物は、モノ又はポリ酸付加の塩を形成することがある。上に述べたような薬剤学的に許容可能な塩の中で、酢酸の塩及び塩酸の塩は、それらが、水におけるより良好な溶解度を有すると共にPk試験において良好な吸収率を示すので、メタンスルホン酸の塩よりも良好なものである。
【0021】
本発明に従って、上に定義されたような式(1)の化合物及びそれの塩を、ある工程によって調製することができるが、それは、下記の式(1a)又は(1b):
【0022】
(化13)
によって表された化合物を生産するために、ここで、R 1 からR 8 までは、上に定義されたようなものであるが、下記の式(4a)又は(4b):
【0023】
(化14)
によって表された化合物を、ここで、R 1 からR 6 までは、上に定義されたようなものであるが、下記の式(5):
【0024】
(化15)
によって表された化合物と、反応させることを含むと共に、ここで、R 7 からR 8 までは、定義されたようなものである。従って、本発明の別の目的は、上の工程を提供することである。
【0025】
本発明に従った上の工程は、好ましくは、溶媒中において且つ塩基の存在下で実行される。反応に悪影響を及ぼすものではない、いずれの従来の溶媒又は塩基をも使用することができるが、しかし、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、エタノール、N,N−ジメチルアセトアミド、酢酸エチルからなる群より選択された一つの又はより多くの溶媒、ピリジン及びトリエチルアミン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウムからなる群より選択された一つの又はより多くの塩基を、好ましくは、述べることができると共に、銅、ヨウ化銅(II)、及び酸化銅からなる群より選択された一つの又はより多くの触媒を、好ましくは述べることができる。
【0026】
本発明に従った上の工程において使用された出発物質は、商業的に入手可能なものであると共に簡単に得ることができるものである。反応は、従来通り、冷却する乃至加温することで、実行されることがある。反応が完了させられた後に、結果として生じる生産物は、通常の精密検査の工程、例えば、カラムクロマトグラフィー、再結晶、などによってさらに精製されることがある。
【0027】
本発明の式(1)の化合物を調製するための上の工程は、式(4)の化合物を式(5)の化合物とカップリングさせるというステップを含む知られた工程と比較されたとき、中間体の化学的な構造の安定性、反応条件の単純な制御、反応の収率の増加、などのような利点を与える。
【0028】
本発明の式(1)の化合物は、肺癌、胃癌、大腸癌、膵癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、慢性の又は急性の白血病、血液学的な悪性疾患、脳腫瘍、膀胱癌、直腸癌、子宮頸癌、リンパ腫、などに優れた効果をみせると共に、そのため、それらの疾患の処置に都合良く使用することができる。特に、式(1)の化合物は、メシル酸イマチニブよりもCMLにおけるより良好な医薬の効果を示すと共に、式(1)の化合物は、肺癌、胃癌、大腸癌、膵癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、慢性の又は急性の白血病、血液学的な悪性疾患、脳腫瘍、膀胱癌、直腸癌、子宮頸癌、リンパ腫、などを含む体の数個の部分に優秀な抗癌の活性を示す。さらに、式(1)の化合物の塩の形態が、メタンスルホン酸塩から酢酸塩又は塩酸塩へ転換されるとすれば、動物の体内への水への溶解度及び吸収率が、高度に増加させられる。本発明に従った式(1)の化合物及びそれの塩の効果を、下記の実験の試験結果によって確認することができる。本発明に従った活性な化合物が、臨床の目的に使用されるとき、それは、好ましくは、一日あたり体重のkg当たり一般に1から100mgまで、好ましくは3から10mgまでの範囲にわたる量で投与される。合計の日々の投薬量が、一度で又は数回にわたって投与されることがある。しかしながら、患者に対する具体的な投与の投薬量を、使用される具体的な化合物、患者本人の体重、性別、又は衛生学的な条件、治療食、投与の時間又は方法、***率、薬剤の混合比、処置されるものである疾患の重症度、などで、変動させることができる。
【0029】
本発明の化合物は、注射剤又は経口的な製剤の形態で投与されることがある。
【0030】
注射剤、例えば、注射用の滅菌された水性の又は油性の懸濁液を、適切な分散剤、湿潤剤、又は懸濁剤を使用する知られた手順に従って調製することができる。注射剤を調製するために使用することができるものである溶媒は、水、リンガー液、及び等張性のNaCl溶液を含むと共に、また、滅菌された固定油が、従来通り、溶媒又は懸濁媒として使用されることがある。モノ又はジグリセリドを含むいずれの非刺激性の固定油も、この目的に使用されることがある。また、オレイン酸のような脂肪酸が、注射剤に使用されることがある。
【0031】
経口投与のための固体の製剤として、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、粒剤、など、好ましくは、カプセル剤及び錠剤を述べることができる。また、錠剤及び丸剤が、腸溶性の製剤へと処方されることは、望ましいことである。固体の製剤は、本発明に従った式(1)の活性な化合物を、ショ糖、乳糖、澱粉、などのような不活性な希釈剤、ステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、崩壊剤、及び結合剤からなる群より選択された少なくとも一つの担体と混合することによって、調製されることがある。
【0032】
本発明に従った化合物が、肺癌、胃癌、大腸癌、膵癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、慢性の又は急性の白血病、血液学的な悪性疾患、脳腫瘍、膀胱癌、直腸癌、子宮頸癌、リンパ腫、などの処置のために臨床に適用されるとき、式(1)の活性な化合物を、単独で又は5−Fu、シスプラチン、タキソール、メトトレキサート、アントラサイクリン、などのような既存の化学療法剤との組み合わせで投与することができる。
【0033】
本発明を、下記の実施例及び実験例においてより具体的に説明することにする。しかしながら、これらの実施例及び実験例が、本発明を例証することが意図されたものであるが、しかし、いずれの様式でも、本発明の範囲を限定するものではないことは、理解されるべきことである。下記の実施例において、R f 値は、シリカゲル(Merck、60F254、Germany)上で測定された;溶離剤の混合物における各々の溶媒の比は、体積比(v/v)であった;且つ、融点は、DSC熱分析機器(NETZSCH、DSC204 cell)によって測定された。 1 H−NMRは、Brucker,Ac−200によって測定された。
【実施例1】
【0034】
製造例1
3−ジメチルアミノ−1−チアゾール−2−イル−プロペノンの合成
2−アセチルチアゾール(35g、0.275mol)とN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(55ml、0.412mol)を常温で添加した後、70〜80℃で4時間加熱攪拌した。常温に冷却してエーテル(30ml)を添加してから氷浴(ice−bath)下で1時間攪拌した。生成された橙色の固体を濾過後常温で乾燥させて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0035】
1H−NMR(CDCl3,δ)=3.01(s,3H),3.22(s,3H),6.13(d,1H),7.56(m,1H),7.93 (m,2H)
製造例2
3−ジメチルアミノ−1−ピラジン−2−イル−プロペノンの合成
製造例1と同様に、2−アセチルチアゾールの代りに2−アセチルピラジンを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0036】
1H−NMR(CDCl3,δ)=2.99(s,3H),3.19(s,3H),6.34(d,1H),7.95(d,1H),8.55(d,1H),8.63(d,1H),9.31(s,1H)
製造例3
3−ジメチルアミノ−1−(3−メチルピラジン−2−イル)−プロペノンの合成
製造例1と同様に、2−アセチルチアゾールの代りに2−アセチル−3−メチルピラジンを用いて、褐色の固体目的化合物を得た。
【0037】
1H−NMR(CDCl3,δ)=2.74(s,3H),2.90(s,3H),3.31(s,3H),5.94(d,1H),7.78(d,1H),8.37(s,1H),8.45(d,1H)
製造例4
3−ジメチルアミノ−N−チアゾール−2−イル−アクリルアミドの合成
製造例1と同様に、2−アセチルチアゾールの代わりにN−チアゾール−2−イル−アセトアミドを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0038】
1H−NMR(CDCl3,δ)=2.45(s,3H),2.48(s,3H),5.37(d,1H),6.85(d,1H),7.36(d,1H),8.21(d,1H),9.35(s,1H)
製造例5
3−ジメチルアミノ−1−イミダゾール−1−イル−プロペノンの合成
製造例1と同様に、2−アセチルチアゾールの代りにN−アセチルイミダゾールを用いて、褐色の固体目的化合物を得た。
【0039】
1H−NMR(CDCl3,δ)=2.54(s,3H),2.62(s,3H),5.34(d,1H),6.73(d,1H),7.55(d,1H),7.93(d,1H)
製造例6
4−グアニジノ−安息香酸エチルエステルニトレートの合成
4−アミノ安息香酸エチルエステル(20g、0.121mol)、硝酸(7.26g、0.121mol)、シアンアミド(50%、14ml 0.182mol)をエタノール(50ml)に還流攪拌した。24時間後常温に冷却させエタノールを用いて、結晶型の固体目的化合物を得た。
【0040】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=1.32(t,3H),4.32(q,2H),7.35(d,2H),7.98(br,3H),9.93(br,1H)
製造例7
3−グアニジノ−4−メチル安息香酸エチルエステルニトレートの合成
製造例6と同様に、4−アミノ安息香酸エチルエステルの代りに3−アミノ−4−メチル安息香酸エチルエステルを用いて、結晶型の固体目的化合物を得た。
【0041】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=1.30(t,3H),2.27(s,3H),4.22(q,2H),7.22(br,3H),7.31(d,1H),7.75(s,1H),7.82(d,1H),9.38(s,1H)
製造例8
4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)安息香酸エチルエステルの合成
3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノン(3.3g、18.71mmol)、製造例6で合成した4−グアニジノ−安息香酸エチルエステルニトレート(5g、18.71mmol)、水酸化ナトリウム(0.83g、20.58mmol)、及びイソプロパノール(25ml)を加えて還流攪拌した。48時間後常温に反応器を冷却させ酢酸エチルと水を用いて有機層を抽出した後、減圧蒸留した。エーテルを用いて黄色の固体目的化合物を得た。
【0042】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.34(t,3H),4.30(q,2H),7.63(d,2H),7.97(m,4H),8.70(d,1H),8.80(d,1H),8.85(m,1H),9.38(m,1H),10.27(s,1H)
製造例9
4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノンの代りに、製造例1で合成した3−ジメチルアミノ−1−チアゾール−2−イル−プロペノンを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0043】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.32(t,3H),4.24(q,2H),7.52(d,2H),7.94(m,5H),8.05(d,1H),8.66(d,1H),10.29(s,1H)
製造例10
4−メチル−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノン、及び4−グアニジノ−安息香酸エチルエステルニトレートの代りに、3−ジメチルアミノ−1−チアゾール−2−イル−プロペノン、及び製造例7で合成した3−グアニジノ−4−メチル−安息香酸エチルエステルニトレートを用いて、黄色の液体目的化合物を得た。
【0044】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.07(t,3H),2.33(s,3H),4.29(q,2H),7.40(m,2H),7.67(d,1H),7.98(d,1H),8.07(d,1H),8.24(s,1H),9.26(s,1H)
製造例11
4−メチル−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノン、及び4−グアニジノ−安息香酸エチルエステルニトレートの代りに、製造例2で合成した3−ジメチルアミノ−1−ピラジン−2−イル−プロペノン、及び3−グアニジノ−4−メチル安息香酸エチルエステルニトレートを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0045】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.37(t,3H),2.40(s,3H),4.40(q,2H),7.17(s,1H),7.28(d,1H),7.73(m,2H),8.58(d,1H),8.64(d,2H),8.97(s,1H),9.68(s,1H)
製造例12
4−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノンの代りに3−ジメチルアミノ−1−ピラジン−2−イル−プロペノンを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0046】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.27(t,3H),4.36(q,2H),6.60(d,1H),6.63(m,2H),7.74(m,2H),8.12(d,1H),8.87(m,3H),9.88(s,1H)
製造例13
4−メチル−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]安息香酸エチルエステルの合成
製造例10と同様に、3−ジメチルアミノ−1−チアゾール−2−イル−プロペノンの代りに、製造例3で合成した3−ジメチルアミノ−1−(3−メチルピラジン−2−イル)−プロペノンを用いて、黄色の液体目的化合物を得た。
【0047】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.35(t,3H),2.37(s,3H),2.87(s,3H),4.35(q,2H),7.26(t,2H),7.36(d,1H),7.74(m,1H),8.48(s,1H),8.51(m,1H),8.56(m,1H),8.63(s,1H)
製造例14
4−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノンの代りに3−ジメチルアミノ−1−(3−メチルピラジン−2−イル)−プロペノンを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0048】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.29(t,3H),2.53(s,3H),4.65(q,2H),7.37(d,2H),7.77(m,2H),8.62(s,1H),8.64(m,1H),8.58(m,2H),8.99(s,1H)
製造例15
4−メチル−3−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]安息香酸エチルエステルの合成
製造例10と同様に、3−ジメチルアミノ−1−チアゾール−2−イル−プロペノンの代りに、製造例4で合成した3−ジメチルアミノ−N−チアゾール−2−イル−アクリルアミドを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0049】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.26(t,3H),2.14(s,3H),5.22(q,2H),7.24(d,2H),7.32(d,1H),7.46(m,3H),8.03(m,2H),8.53(s,1H),9.25(s,1H)
製造例16
4−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノンの代りに3−ジメチルアミノ−N−チアゾール−2−イル−アクリルアミドを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0050】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.63(t,3H),4.87(q,2H),7.34(d,1H),7.45(d,1H),7.58(m,3H),8.14(m,2H),8.23(d,1H),9.62(s,1H),10.25(s,1H)
製造例17
3−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル安息香酸エチルエステルの合成
製造例10と同様に、3−ジメチルアミノ−1−チアゾール−5−イル−プロペノンの代りに、製造例5で合成した3−ジメチルアミノ−1−イミダゾール−1−イル−プロペノンを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0051】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.27(t,3H),2.15(s,3H),4.36(q,2H),6.02(d,1H),6.93(d,1H),7.26(m,2H),7.35(m,3H),7.55(d,1H),7.83(s,1H),8.63(s,1H)
製造例18
4−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)安息香酸エチルエステルの合成
製造例8と同様に、3−ジメチルアミノ−1−ピリジン−3−イル−プロペノンの代りに3−ジメチルアミノ−1−イミダゾール−1−イル−プロペノンを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0052】
1H−NMR(CDCl3,δ)=1.33(t,3H),4.36(q,2H),6.03(d,1H),6.93(d,1H),7.33(m,2H),7.42(m,2H),7.64(m,2H),7.89(s,1H),8.77(s,1H)
製造例19
4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の合成
製造例8で合成した4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステル(19.6g、59.6mmole)と2N−水酸化ナトリウム(190ml)を、水(190ml)とエタノール(190ml)の溶媒下に添加し還流攪拌して常温に冷却した後、2%塩酸水溶液を用いてpH1〜2に調整した。この反応物を1時間攪拌後濾過して、黄色の固体目的化合物を得た。
【0053】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=7.57(m,2H),7.92(q,5H),8.55(d,1H),8.67(d,1H),8.80(s,1H),9.42(br.1H),10.20(s,1H)
製造例20
4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例9で合成した4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0054】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=7.54(d,1H),7.93(m,4H),8.05(d,1H),8.11(d,1H),8.7(d,1H),10.30(s,1H),12.34(br,1H)
製造例21
4−メチル−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例10で合成した4−メチル−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0055】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.32(s,3H),7.39(m,2H),7.66(m,1H),7.98(d,1H),8.07(d,1H),8.14(s,1H),8.57(d,1H),9.25(s,1H),12.75(s,1H)
製造例22
4−メチル−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例11で合成した4−メチル−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0056】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.34(s,3H),7.33(d,1H),7.63(d,2H),8.33(s,1H),8.59(d,1H),8.74(s,2H),9.12(s.1H),9.42(s,1H)
製造例23
4−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例12で合成した4−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0057】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=7.23(m,2H),7.56(d,1H),7.69(s,1H),8.36(m,3H),8.68(m,2H),9.10(s,1H),12.54(br,1H)
製造例24
4−メチル−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例13で合成した4−メチル−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0058】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.31(s,3H),2.64(s,3H),7.30(d,2H),7.64(d,1H),8.12(s,1H),8.55(m,3H),9.07(s,1H),12.75(br,1H)
製造例25
4−[4−(3−メチル−ピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例14で合成した4−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0059】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=1.85(s,3H),7.36(d,2H),7.44(s,1H),7.65(d,1H),8.15(s,1H),8.56(m,3H),9.12(s,1H),12.67(br,1H)
製造例26
4−メチル−3−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例15で合成した4−メチル−3−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0060】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=1.85(s,3H),7.36(d,2H),7.44(s,1H),7.65(d,1H),8.15(s,1H),8.56(m,3H),9.12(s,1H),12.67(br,1H)
製造例27
4−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例16で合成した4−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0061】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=6.03(s,1H),6.68(m,2H),7.05(s,1H),7.35(d,1H),7.77(m,2H),8.21(s,H),9.82(s,1H),10.24(s,1H)
製造例28
3−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例17で合成した3−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0062】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.38(s,3H),6.24(d,1H),7.12(d,1H),7.34(m,3H),7.49(m,2H),7.69(s,1H),8.95(s,1H)
製造例29
4−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の合成
製造例19と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルの代りに、製造例18で合成した4−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸エチルエステルを用いて、黄色の固体目的化合物を得た。
【0063】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=6.32(d,1H),6.96(m,2H),7.32(d,1H),7.56(d,1H),7.89(m,2H),8.12(m,2H),9.32(s,1H)
製造例30
3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの合成
3−アミノ−5−ブロモ−ベンゾトリフルオリド(17.1g、71.24mmol)、4−メチルイミダゾール(17.6g、213.72mmol)、炭酸カリウム(9.8g、71.24mmol)、銅(1.1g、17.81mmol)、及びヨウ化銅 (II)(3.4g、17.81mmol)をN,N−ジメチルアセトアミド(100ml)に常温で添加した後、140〜150℃で16時間攪拌する。反応終了後、反応器の温度を常温に冷却させた後、酢酸エチル(200ml)を加えて30分間攪拌させる。反応混合物をセリット(Celite)を用いて濾過し、濾過された溶液を水(300ml×5)を使用して有機層を洗浄する。硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた後、溶媒を減圧蒸留する。n−ヘキサンを用いて微白色の固体目的化合物を得た。
【0064】
1H−NMR(CDCl3,δ)=2.28(s,3H),4.04(br,2H),6.79(s,1H),6.83(s,1H),6.92(s,1H),7.00(s,1H),7.77(s,1H)
製造例31
3−(2−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの合成
製造例30と同様に、3−アミノ−5−ブロモ−ベンゾトリフルオリド、4−メチルイミダゾールの代りに、2−メチルイミダゾールを用いて上記化合物を得た。
【0065】
1H−NMR(CDCl3,δ)=2.36(s,3H),4.17(br,2H),6.69(s,1H),6.86(s,1H),6.91(s,1H),7.02(s,1H),7.26(s,1H)
実施例1
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
製造例19で合成した4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸(242mg, 0.83mmol)、製造例30で合成した3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミン(200mg, 0.83mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド(10ml)、及びジエチルシアノホスファート(0.245ml, 1.658mmol)を添加してから10℃に冷却後、トリエチルアミン(0.231ml, 1.658mmol)を加え、30分後に15時間60℃で攪拌した。常温に冷却後、酢酸エチル及び重炭酸ナトリウムの溶液を用いて有機層を得てから減圧濃縮し、カラムクロマトグラフィー(5:1/CHCl3:MeOH)によって微色の目的化合物を得た。
【0066】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.20(s,3H),7.39(s,1H),7.56(d,2H),8.03(m,5H),8.17(s,1H),8.21(d,1H),8.32(s,1H),8.49(d,2H),8.63(d,1H),8.72(d,1H),9.36(s,1H),10.15(s,1H);10.48(s,1H)
実施例2
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、製造例19で合成した3−(4−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミン及び4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例31で合成した3−(2−メチル−イミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微白色の固体目的化合物を得た。
【0067】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.25(s,3H),7.32(s,1H),7.55(d,2H),8.05(m,5H),8.21(s,1H),8.26(d,1H),8.37(s,1H),8.50(d,2H),8.64(d,1H),8.78(d,1H),9.42(s,1H),10.25(s,1H),11.21(s,1H)
実施例3
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例20で合成した4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸を用いて、微白色の固体目的化合物を得た。
【0068】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.21(s,3H),7.43(m,1H),7.56(m,1H),7.65(m,1H),8.06(m,7H),8.19(m,2H),8.71(d,1H),10.29(s,1H),10.52(s,1H)
実施例4
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例3と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微白色の固体目的化合物を得た。
【0069】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.23(s,3H),7.42(m,1H),7.55(m,1H),7.68(m,1H),8.07(m,7H),8.20(m,2H),8.73(d,1H),10.31(s,1H),10.55(s,1H)
実施例5
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例21で合成した4−メチル−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0070】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.19(s,3H),2.36(s,3H),7.24(s,1H),7.35(m,2H),7.47(s,1H),7.64(d,1H),7.71(d,1H),7.92(d,1H),8.01(s,1H),8.11(s,1H),8.30(s,2H),8.47(d,1H),9.00(s,1H),10.49(s,1H)
実施例6
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例5と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、目的化合物を合成した。
【0071】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.20(s,3H),2.38(s,3H),7.25(s,1H),7.42(m,2H),7.47(s,1H),7.68(d,1H),7.73(d,1H),7.96(d,1H),8.06(s,1H),8.15(s,1H),8.35(s,2H),8.51(d,1H),9.23(s,1H),10.52(s,1H)
実施例7
4−メチル−N−(5−メチルチアゾール−2−イル)−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例5と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸、及び3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、4−メチル−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸、及び2−アミノ−5−メチルチアゾールを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0072】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.32(s,3H),2.36(s,3H),7.19(s,1H),7.44(d,2H),7.85(d,1H),7.95(s,1H),8.06(s,1H),8.31(s,1H),8.58(d,1H),9.29(s,1H),12.36(s,1H)
実施例8
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例22で合成した4−メチル−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0073】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.21(s,3H),2.38(s,3H),7.35(s,1H),7.39(s,1H),7.54(s,1H),7.63(d,1H),7.75(d,1H),8.14(d,2H),8.38(d,2H),8.54(d,2H),8.68(s,1H),9.06(s,1H),9.45(s,1H),10.56(s,1H)
実施例9
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例2と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、4−メチル−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸を用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0074】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.35(s,3H),2.37(s,3H),6.95(s,1H),7.37(s,1H),7.41(s,1H),7.51(s,1H),7.65(d,1H),7.78(d,1H),8.18(s,1H),8.35(d,2H),8.63(d,2H),8.75(s,1H),9.27(s,1H),9.41(s,1H),10.68(s,1H)
実施例10
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例23で合成した4−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0075】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.20(s,3H),7.35(s,1H),7.61(m,1H),8.07(s,3H),8.19(d,2H),8.36(s,1H),8.43(d,1H),8.57(d,2H),9.29(s,1H),10.12(s,1H),10.42(s,1H)
実施例11
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの合成
実施例10と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0076】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.34(s,3H),2.29(d,2H),7.52(m,3H),7.94(s,3H),8.03(d,2H),8.40(d,1H),8.51(d,2H),9.17(s,1H),10.09(s,1H),10.39(s,1H)
実施例12
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例24で合成した4−メチル−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0077】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.22(s,3H),2.39(s,3H),2.79(s,3H),7.06(s,1H),7.20(s,1H),7.32(s,3H),7.59(d,2H),8.18(s,1H),8.50(m,3H),8.58(s,1H),8.92(s,1H)
実施例13
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例12と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0078】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.39(s,3H),2.43(s,3H),2.80(s,3H),7.08(d,1H),7.26(s,1H),7.33(m,3H),7.61(d,1H),8.10(d,2H),8.50(d,2H),8.56(d,1H),8.64(s,1H),9.16(s,1H)
実施例14
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例25で合成した[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0079】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.24(s,3H),2.75(s,3H),2.21(s,1H),7.54(m,3H),7.92(m,3H),8.07(d,2H),8.24(s,1H),8.36(d,1H),8.42(d,2H),9.37(s,1H),9.98(s,1H)
実施例15
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例14と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0080】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.36(s,3H),2.79(s,3H),7.17(d,2H),7.31(m,3H),7.64(m,3H),7.92(d,2H),8.15(d,1H),8.29(d,2H),9.12(s,1H),9.62(s,1H)
実施例16
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(チアゾール−5−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例26で合成した4−メチル−3−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0081】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.19(s,3H),2.35(s,3H),7.02(d,1H),7.15(s,1H),7.24(s,1H),7.32(s,1H),7.56(m,3H),7.97(d,2H),8.40(s,1H),8.52(d,1H),8.67(s,1H),9.00(s,1H),9.54(s,1H),10.49(s,1H)
実施例17
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例16と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0082】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.31(s,3H),2.39(s,3H),6.99(d,1H),7.08(s,1H),7.12(d,2H),7.25(s,1H),7.43(m,3H),7.72(d,2H),8.41(d,1H),8.51(s,1H),9.12(s,1H),9.37(s,1H),10.41(s,1H)
実施例18
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例27で合成した4−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−安息香酸を用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0083】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.24(s,3H),6.92(d,1H),7.13(s,1H),7.27(s,1H),7.51(d,2H),7.89(m,3H),7.96(d,2H),8.29(s,1H),8.30(d,1H),9.58(s,1H),8.96(s,1H),9.38(s,1H),10.16(s,1H)
実施例19
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(チアゾール−2−イルアミノ)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例18と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0084】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.26(s,3H),7.05(d,1H),7.10(s,1H),7.24(d,2H),7.46(d,2H),7.69(m,3H),7.89(d,2H),8.24(d,1H),8.65(s,1H),9.16(s,1H),9.43(s,1H),10.27(s,1H)
実施例20
3−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例28で合成した3−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0085】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.27(s,3H),2.30(s,3H),6.84(d,1H),7.24(s,1H),7.39(s,1H),7.56(d,2H),7.89(m,3H),7.92(d,2H),8.07(s,1H),8.35(s,1H),8.42(d,1H),9.40(s,1H),9.89(s,1H)
実施例21
3−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ベンズアミドの合成
実施例20と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0086】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.29(s,3H),2.35(s,3H),6.96(d,1H),7.15(d,2H),7.30(s,1H),7.59(m,3H),7.74(d,2H),7.88(d,2H),8.32(s,1H),8.39(d,1H),9.37(s,1H),10.15(s,1H)
実施例22
4−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸の代わりに、製造例29で合成した4−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−安息香酸を用いて、微色の目的化合物を得た。
【0087】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.24(s,3H),6.92(d,1H),7.30(s,1H),7.43(d,2H),7.49(d,2H),7.76(m,3H),7.87(d,2H),8.21(s,1H),8.25(s,1H),8.29(s,1H),9.45(s,1H),10.02(s,1H)
実施例23
4−(4−イミダゾール−1−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−ベンズアミドの合成
実施例22と同様に、3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、微色の固体目的化合物を得た。
【0088】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.26(s,3H),7.04(d,1H),7.28(d,2H),7.48(d,2H),7.52(d,2H),7.64(m,3H),7.81(d,2H),8.30(s,1H),8.33(d,1H),8.47(s,1H),10.09(s,1H)
実施例24
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例1で合成したN−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド(100mg, 0.19mmol)を、アセトン(20ml)に入れて0℃に冷却する。ここに塩酸(35%, 42.5μl, 0.41mmol)をアセトン(5ml)に混合して徐々に滴加する。常温で18時間攪拌した後、濾過して黄褐色の固体目的化合物を得た。
【0089】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.25(s,3H),7.34(s,1H),7.55(d,2H),8.09(m,5H),8.17(s,1H),8.27(d,1H),8.35(s,1H),8.54(d,2H),8.63(d,1H),8.75(d,1H),9.52(s,1H),10.69(s,1H)
実施例25
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例2で合成したN−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の固体目的化合物を得た。
【0090】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.32(s,3H),7.37(s,1H),7.62(d,2H),8.14(m,5H),8.26(s,1H),8.31(d,1H),8.39(s,1H),8.51(d,2H),8.71(d,1H),8.83(d,1H),8.47(s,1H),10.37(s,1H)
実施例26
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例8で合成した4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0091】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.29(s,6H),7.31(s,1H),7.35(s,1H),7.57(s,1H),7.61(d,1H),7.54(d,2H),8.41(d,2H),8.56(d,2H),8.76(s,1H),9.27(s,1H),9.78(s,1H) 10.87(s,1H)
実施例27
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例9で合成した4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0092】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.30(s,6H),7.12(s,1H),7.32(s,1H),7.45(s,1H),7.49(s,1H),7.67(d,1H),7.82(d,1H),8.23(s,1H),8.35(d,2H),8.67(d,2H),8.98(s,1H),9.37(s,1H),9.65(s,1H),10.82(s,1H)
実施例28
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例5で合成した4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0093】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.21(s,6H),7.19(s,1H),7.39(m,2H),7.49(s,1H),7.71(s,1H),7.79(d,1H),7.97(d,1H),8.09(s,2H),8.21(s,1H),8.35(s,2H),8.51(d,1H),9.24(s,1H),10.37(s,1H)
実施例29
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例6で合成した4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0094】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.23(s,6H),7.27(s,1H),7.39(m,2H),7.46(s,1H),7.72(d,1H),7.79(d,1H),8.02(d,1H),8.10(s,1H),8.19(s,1H),8.42(s,2H),8.56(d,1H),9.39(s,1H),10.84(s,1H)
実施例30
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例3で合成したN−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0095】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.26(s,3H),7.39(s,1H),7.51(d,2H),7.61(s,1H),7.69(d,1H),7.74(s,1H),8.05(s,1H),8.13(m,3H),8.19(s,1H),8.25(d,1H),8.83(d,1H),10.40(s,1H),10.79(s,1H)
実施例31
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩の合成
実施例24と同様に、N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−ピリジン−3−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドの代わりに、実施例4で合成したN−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミドを用いて、黄褐色の目的化合物を得た。
【0096】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.22(s,3H),7.29(d,1H),7.38(d,2H),7.47(d,2H),7.53(d,1H),7.68(m,3H),7.92(d,2H),8.35(d,1H),8.74(d,1H),10.21(s,1H),10.49(s,1H)
実施例32
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−[4−(2−メチルイミダゾール−1−イル)ピリミジン−2−アミノ]−安息香酸、及び製造例31で合成した3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0097】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.26(s,3H),2.75(s,3H),7.03(d,1H),7.25(d,2H),7.47(d,2H),7.52(d,1H),7.65(m,3H),7.80(d,2H),7.81(d,1H),8.34(d,1H),8.45(s,1H),10.08(s,1H)
実施例33
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例32と同様に、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、製造例30で合成した3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0098】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.23(s,3H),2.76(s,3H),6.92(d,1H),7.31(d,1H),7.44(d,2H),7.48(d,2H),7.77(m,3H),7.88(d,2H),8.20(s,1H),8.27(s,1H),8.30(s,1H),9.43(s,1H),10.03(s,1H)
実施例34
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−メチル−3−[4−(2−メチルイミダゾール−1−イル)ピリミジン−2−アミノ]−安息香酸、及び製造例31で合成した3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0099】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.29(s,3H),2.33(s,3H),2.77(s,3H),6.95(d,1H),7.15(d,2H),7.31(s,1H),7.60(m,3H),7.75(d,2H),7.89(d,2H),8.33(s,1H),8.40(d,1H),9.39(s,1H),10.15(s,1H)
実施例35
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例34と同様に、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、製造例30で合成した3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0100】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.27(s,3H),2.31(s,3H),2.71(s,3H),6.85(d,1H),7.25(s,2H),7.39(s,1H),7.57(d,2H),7.88(m,3H),7.93(d,2H),8.08(s,1H),8.37(d,1H),8.43(d,1H),9.41(s,1H),9.88(s,1H)
実施例36
N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−[4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−アミノ]−安息香酸、及び製造例31で合成した3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0101】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.25(s,3H),2.77(s,3H),7.02(d,1H),7.27(d,2H),7.48(d,2H),7.53(d,2H),7.66(m,3H),7.81(d,2H),8.32(s,1H),8.33(d,1H),8.45(s,1H),10.07(s,1H)
実施例37
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例36と同様に、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、製造例30で合成した3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0102】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.22(s,3H),2.75(s,3H),6.93(d,1H),7.32(s,1H),7.45(d,2H),7.47(s,2H),7.78(m,3H),7.89(d,2H),8.21(s,1H),8.28(s,1H),8.31(s,1H),9.45(s,1H),10.01(s,1H)
実施例38
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例1と同様に、4−メチル−3−[4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イル−アミノ]−安息香酸、及び製造例31で合成した3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0103】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.27(s,3H),2.34(s,3H),2.75(s,3H),6.97(d,1H),7.17(d,2H),7.30(s,1H),7.61(m,3H),7.77(d,2H),7.88(d,2H),8.33(s,1H),8.41(d,1H),9.38(s,1H),10.17(s,1H)
実施例39
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−[4−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミドの合成
実施例38と同様に、3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、製造例30で合成した3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを用いて、黄色の目的化合物を得た。
【0104】
1H−NMR(DMSO−d6,δ)=2.26(s,3H),2.32(s,3H),2.71(s,3H),6.88(d,1H),7.27(s,1H),7.40(s,1H),7.57(d,2H),7.88(m,3H),7.95(d,2H),8.10(s,1H),8.39(s,1H),8.45(d,1H),9.43(s,1H),9.90(s,1H)
実験例1
本試験では、K562癌細胞の成長時における化学式1による化合物の抑制作用を測定した。まず、温度37℃で、Co2が全体体積の5%を占める湿度調節されたインキュベーター内において、10%(v/v)ウシ胎仔血清を加えたRPMI(Roswell Park Memorial Institute)−1640培地中で細胞を恒温処理した。癌細胞(1,000個)を96−ウェルプレートに移動させ、試験化合物を希釈液に加えた。プレートを上記条件の下で2日間恒温処理した。恒温処理後、細胞に0.2%MTT(3−[4,5−ジメチルチアゾール−2−イル]−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロマイド)溶液を加えて4時間恒温処理した後、形成された結晶は残して上清液のみ除去した。DMSOを添加して結晶を溶かし、540nmで吸光度を測定した。IC50値は、下記数学式1によってコンピュータシステムを用いて算定した:
[数学式1]
(OD540(試験)−OD540(開始)/OD540(対照群)−OD540(開始))×100
上記式でIC50値は、恒温処理期間の末期におけるウェル当たり細胞数が、対照群培養物内の細胞数の50%になる時の活性成分の濃度と定義される。
【0105】
下記表1のIC50値[μg/ml]は、本明細書の実施例で実施された化学式1の化合物を対象として測定したものである。
【0106】
【表1】
上記表1の結果から分かるように、慢性骨髄性白血病細胞株であるK562に対して、基準薬物であるメシル酸イマチニブが0.54μg/mlのIC50数値を示したのに対して、本発明の実施例5、6、7、8、9、24、30の化合物は、0.01μg/ml以下のIC50数値を示して、50倍以上向上した活性を見せるとともに、実施例12、13の化合物もメシル酸イマチニブより更に高い活性を示した。
【0107】
実験例2
本試験では、CT−26癌細胞の成長時における化学式1による化合物の抑制作用を測定した。測定は、上記実験例1と同じ方法で行われた。測定されたIC50値[μg/ml]は下記表2の通りである。
【0108】
【表2】
上記表2の結果から分かるように、直膓癌細胞株であるCT−26に対しても基準薬物であるメシル酸イマチニブが30.00μg/mlのIC50数値を示したのに対して、本発明の実施例5、6、7、8、9、24、30の化合物は同じ濃度で300倍の効果を示すとともに、他の実施例の化合物等も全てCT−26に対してメシル酸イマチニブよりも向上した活性を示した。
【0109】
実験例3
本試験では、メシル酸イマチニブと本発明による実施例5及び8の化合物による、様々な癌細胞の成長時における抑制作用を測定した。測定は、上記実験例1と同じ方法によって行なわれた。測定されたIC50値[μg/ml]は下記表3の通りである。
【0110】
【表3】
上記表3の結果から分かるように、本発明の実施例5及び8による化合物は肺癌細胞株であるA549、すい臓癌細胞株であるPanc−1、脳腫瘍細胞株であるA−172、リンパ種細胞株であるRPMI−6666、膀胱癌細胞株であるHT−1197、大腸癌細胞株であるSNU−C1、胃癌細胞株であるSNU−1に対して、メシル酸イマチニブよりもそれぞれ最小15倍から最高50倍以上の高い活性を示した。
従って、慢性骨髄性白血病は勿論、これら他の種類の癌に対しても新しい治療剤としての開発が期待されている。
【0111】
実験例4
本試験ではメシル酸イマチニブ、シスプラチンと、本発明の実施例8の化合物による、固形癌、口腔上皮細胞癌、卵巣癌、肺癌、胃癌の癌細胞成長時における抑制作用を測定した。測定は、上記実験例1と同じ方法で行なわれた。測定されたIC50値[μg/ml]は下記表4の通りである。
【0112】
【表4】
上記表4の結果から分かるように、本発明の実施例8による化合物はメシル酸イマチニブよりも、固形癌細胞株であるSarcoma−180及び口腔上皮細胞株であるKBにおいて、それぞれ1×104倍以上の高い活性を示すとともに、胃癌細胞株であるSNU−1に対しては170倍以上、卵巣癌細胞株であるSK−OV−3に対しては12倍以上、肺癌細胞株であるA549に対しては3.5倍以上の高い活性を示した。
【0113】
また、シスプラチンとの比較実験では、固形癌細胞株であるSarcoma−180及び口腔上皮細胞株であるKBにおいて類似した活性を示し、特に胃癌細胞株であるSNU−1に対しては8倍以上の強力な活性を示した。
【0114】
したがって、実施例8による化合物は、慢性骨髄性白血病は勿論のこと、これら他の種類の癌に対しても新しい治療剤としての開発が期待されている。
【0115】
実験例5
白いラットにおける薬物動態学的比較試験
試験1日前に、ペントバルビタールナトリウム(Pentobarbital sodium;50mg/kg、I.P.)で白いラット(Spragu−Dawley系、250−280g、雄性)を麻酔させた。その後、頚動脈と頚静脈を介してカニューレ(ポリエチレンチューブ;直径0.58mm)を挿入させてから実験に用いた。頚動脈から0、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、6、8、10、12及び24時間毎に採血した。採取した血液から、下記の方法によりHPLC分析用資料を製造して下記条件の下で分析した。
【0116】
HPLC分析用試料の製造
血液を採血時間に合せて0.8mlずつ取り、15,000rpmで7分間遠心分離して血漿300μlを分離した。タンパク質除去のためにMeOHを血漿の2倍となる600μl量で添加して30分間振盪(shaking)した。これを再度15,000rpmで5分間遠心分離してタンパク質を除去した上清液を取り、HPLCにて分析した。
【0117】
実施例5のHPLC分析条件
メシル酸イマチニブ分析条件
流速:1.0ml/分、267nmでUV検出。
【0118】
カラム:4.6×150mm、5C18−AR−II、COSMOSIL
溶出剤:イオン対試薬(420ml)とMeOH(580ml)を混合して製造。
【0119】
イオン対試薬:7.5gの1−オクタンスルホン酸を約800mlの水に溶解させてpH値をリン酸により2.5に調整し、水を用いて1000mlに希釈する。
【0120】
実施例8のHPLC分析条件
流速:1.5ml/分、271nmでUV検出。
【0121】
カラム:4.6mm I.D.×250mm、Capcell Pak Phenyl UG120
溶出剤:アセトニトリル(Acetonitrile):0.2%ホルム酸水溶液(Formic acid in water)(75:25)
その結果、メシル酸イマチニブと、実施例5及び実施例8の化合物を白いラットに100mg/kgの同一容量で経口投与した時、実施例5のCmax(最高血中濃度)は4倍程度であり、AUC(時間−血中濃度曲線下面積)はメシル酸イマチニブの5倍程度であることが分かった。また、実施例8のCmax(最高血中濃度)はメシル酸イマチニブの1.5倍程度で、AUC(時間−血中濃度曲線下面積)はメシル酸イマチニブの3倍程度と高く表れることを確認することができた。ここで、薬物動態学的パラメーターは、Tmax(最高血中濃度到達時間)、Cmax(最高血中濃度)、及びAUC(時間−血中濃度曲線下面積)で整理し、AUCは台形公式で計算した(表5及び図1)。
【0122】
【表5】
上記表5の結果から分かるように、薬物動態学的パラメーターであるTmax、Cmax及びAUCにおいて、実施例5及び実施例8の投与濃度がメシル酸イマチニブと比較して同一投与濃度(100mg/kg)であるにも拘わらず、メシル酸イマチニブよりもCmax及びAUCにおいて高い数値を表した(表5、図1)。かかる結果を基に、実施例5及び実施例8を臨床に適用する場合、メシル酸イマチニブの投与容量と同じ容量で高い効果が得られると期待される。したがって、これら本発明による化合物は、薬効の面で優れているほか、生産単価など経済的な側面においても非常に有用な薬物である。
【0123】
実験例6
マウスでの経口投与による急性毒性試験
本発明の化合物の経口投与による急性毒性を確認するために、マウス(ICR、24〜26g)を16時間絶食させた後、雌と雄それぞれ10匹ずつを1群にして、第1群は対照群として0.5%CMC(sodium carboxymethyl cellulose)を経口投与し、各群別に実施例5、実施例8の化合物を急性毒性試験の最高容量である2,000mg/kgの量で経口投与した。投与後14日間臨床症状を観察しながら体重変化を測定した。また試験最終日となる投与後14日目には、解剖検査により臓器の変化を肉眼で観察した。観察期間中には如何なる異常反応も観察されず、解剖検査結果も特異的な所見は認められなかった。体重変化においても対照群に比べて統計的有意差はなかった。また試験期間中に致死もなかったことから、実施例5及び実施例8のLD50は2,000mg/kg以上であることを確認することができた。これは、実施例5及び実施例8をはじめとする本発明の化合物が、急性毒性の側面で安全な物質であることを立証するものである。
【0124】
ラットでの経口投与による急性毒性試験
本発明による化合物の経口投与による急性毒性を確認するために、ラット(SD−Rat、100〜110g)を雌と雄それぞれ5匹ずつを1群にして、第1群は対照群として0.5%CMCを経口投与し、各群別に実施例5及び実施例8の化合物を1,000、2,000mg/kgの濃度で経口投与して、投与後14日間臨床症状を観察しながら体重変化を測定した。また試験最終日となる投与後14日目には解剖検査により臓器変化を肉眼で観察した。対照群と1,000mg/kg投与群、2,000mg/kg投与群は、投与直後に如何なる前駆症状も見せず死亡する動物も発生しなかった。あらゆる投与群において、観察期間中に如何なる異常反応も観察されず、解剖検査結果でも特異的な所見は認められなかった。本実験の結果から、ラットにおいて実施例5及び実施例8の化合物は、経口投与によるLD50が2,000mg/kg以上であることが確認された。これは、本発明の化合物が急性毒性の側面で安全な物質であることを立証する結果であると言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、メシル酸イマチニブの標準的な薬物と比較された本発明に従った実施例5及び8の化合物の薬物動態学的なデータを示す。
Claims (5)
- 4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド、
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド、
4−メチル−N−(5−メチルチアゾール−2−イル)−3−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド、
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド、
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−(4−ピラジン−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド、
4−メチル−N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミド、
4−メチル−N−[3−(2−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−3−[4−(3−メチルピラジン−2−イル)−ピリミジン−2−イルアミノ]−ベンズアミド、又は
N−[3−(4−メチルイミダゾール−1−イル)−5−トリフルオロメチル−フェニル]−4−(4−チアゾール−2−イル−ピリミジン−2−イルアミノ)−ベンズアミド二塩酸塩である、化合物。 - 薬学的に許容可能な不活性な担体と一緒に活性な処方成分として請求項1に記載の化合物又は前記化合物の塩の有効な量を含む、薬学的な組成物。
- 請求項2に記載の薬学的な組成物であって、前記組成物は、肺癌、胃癌、大腸癌、膵癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、慢性の又は急性の白血病、血液学的な悪性疾患、脳腫瘍、膀胱癌、直腸癌、子宮頸癌、及び/又はリンパ腫の処置に使用される、薬学的な組成物。
- 請求項2又は3に記載の組成物であって、経口的な製剤として使用される、組成物。
- 請求項2又は3に記載の組成物であって、注射剤として使用される、組成物。
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