JP5087038B2 - パタン検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パタン検査装置に係り、例えば、半導体製造に用いる試料となる物体のパタン欠陥を検査するパタン検査技術に関し、半導体素子や液晶ディスプレイ(LCD)を製作する際に使用するリソグラフィ用マスクの欠陥を検査するためのパタン検査装置に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パタンが形成された原画パタン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパタンを露光転写して回路形成することにより製造される。よって、かかる微細な回路パタンをウェハに転写するためのマスクの製造には、微細な回路パタンを描画することができるパタン描画装置を用いる。かかるパタン描画装置を用いてウェハに直接パタン回路を描画することもある。パタン描画装置については、電子ビームやレーザビームを用いて描画する装置の開発が試みられている。
そして、多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。しかし、1ギガビット級のDRAM(ランダムアクセスメモリ)に代表されるように、LSIを構成するパタンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになろうとしている。歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パタンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパタン欠陥があげられる。近年、半導体ウェハ上に形成されるLSIパタン寸法の微細化に伴って、パタン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。そのため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査するパタン検査装置の高精度化が必要とされている。
一方、マルチメディア化の進展に伴い、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)は、500mm×600mm、またはこれ以上への液晶基板サイズの大型化と、液晶基板上に形成されるTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)等のパタンの微細化が進んでいる。従って、極めて小さいパタン欠陥を広範囲に検査することが要求されるようになってきている。このため、このような大面積LCDのパタン及び大面積LCDを製作する時に用いられるフォトマスクの欠陥を短時間で、効率的に検査する試料検査装置の開発も急務となってきている。
ここで、従来のパタン検査装置では、拡大光学系を用いてリソグラフィマスク等の試料上に形成されているパタンを所定の倍率で撮像した光学画像と、設計データ、あるいは試料上の同一パタンを撮像した光学画像と比較することにより検査を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、パタン検査方法として、同一マスク上の異なる場所の同一パタンを撮像した光学画像同士を比較する「die to die検査」や、パタン設計されたCADデータをマスクにパタンを描画する時に描画装置が入力するための装置入力フォーマットに変換した描画データを検査装置に入力して、これをベースに参照画像を生成して、それとパタンを撮像した測定データとなる光学画像とを比較する「die to database検査」がある。かかる検査装置における検査方法では、試料はステージ上に載置され、ステージが動くことによって光束が試料上を走査し、検査が行われる。試料には、光源及び照明光学系によって光束が照射される。試料を透過あるいは反射した光は光学系を介して、センサ上に結像される。センサで撮像された画像は測定データとして比較回路へ送られる。比較回路では、画像同士の位置合わせの後、光学画像と参照画像とを適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パタン欠陥有りと判定する。
上述したように、半導体装置の高性能化に伴い、マスクのマスクパタンはますます微細化・高集積化している。これに伴い検査装置には高い分解能を発揮することが求められている。高分解能を実現するためには照明光の波長を短波長化する必要があるため、深紫外域の検査波長をもつレーザー光源を用いる必要がある。半導体ロードマップによれば、90nmノード以降では、266nm以下の検査波長をもつ照明光が必要となる。
検査装置の照明光としては、高精度にセンサ上に結像させるためにも連続光が望ましいが、検査に必要な266nm以下の深紫外領域で、連続光光源を得るためには、連続発振する長波長レーザーを基本波とする短波長側への波長変換を行わなければならない。すなわち、連続出力で、所定の波長より長波長の複数のレーザーを基本波とした、和周波発生を行なわなければならない。しかしながら波長変換は、非線形過程であり、変換効率を高めるために高電界が必要である。一方、連続発振は、本質的に低電界を与えるので、その波長変換には特別な変換技術を要する。ここで、非線形媒質中で電界強度を高めるためには、非線形結晶に基本波を閉じ込める共振器構成を採用しなければならない。和周波発生のための共振器構成には、レーザー増幅媒体を共振器内に設置する内部共振器による方法と、基本波発生源を和周波発生用の共振器と独立させた外部共振器による方法とがある。共振器構成を採用した連続光光源として、例えば、波長193nmの連続光源が文献に開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来、照明光を得るための連続光光源は、基本波光源の一部に大型のアルゴンレーザーを用いたり、基本波の電界を強調するために上述したような共振器装置を導入したりする必要があったため、それ自体がきわめて大型となってしまう。また、共振器装置等では空間伝播する光路が長いために外乱の影響を受けやすい。さらには、複雑な構成をとっているために整備に時間がかかり、また頻繁にメンテナンスが必要なため連続運転時間が限られてしまう。
さらに、かかる共振器構成を設けた光源では、その装置構成が複雑かつ大きいために、検査装置に搭載することが困難となってしまう。或いは、搭載できたとしても検査装置の光学系と一体化させることが困難となってしまう。そのため、光源は検査装置の横等に配置される、或いは、検査装置の光学系と離れて搭載されることになるが、光源から出射された照明光は、検査装置の光学系までミラーやレンズ等を複雑に組み合わせた空間伝播により長い光路を伝播させられることが一般的である。そのため、検査装置におけるステージ等の移動により生じる振動による影響を受けやすくなってしまうといった問題があった。そのため、光軸の維持管理に多大な努力を払わなければならなかった。また、検査装置と一体化することが難しいため、検査装置の設計が制限されてしまっていた。
一方、高電界が得やすいパルスレーザー光を用いた短波長レーザー光源を検査装置の光源として構成したとしてもレーザー光源そのものを検査装置に搭載することは、やはり大きすぎて困難である。或いは、搭載できたとしても検査装置の光学系と一体化させることが困難となってしまう。そのため、同様に、採用するとしても検査装置の横等に配置される、或いは、検査装置の光学系と離れて搭載されることになる。そのため、光源から出射された照明光は、検査装置の光学系までミラーやレンズ等を複雑に組み合わせた空間伝播により長い光路を伝播させられる点で同じであり、振動による影響を受けやすくなってしまう。よって、光軸の維持管理に多大な努力を払わなければならなかった点や、検査装置の設計が制限されてしまっていた点も同様である。
ここで、高電界が得やすいパルスレーザー光を用いた短波長レーザー光源としては、文献に波長が1.5μm程度のレーザー光の8倍高調波発生により193nmのパルスレーザー光が得られるパルス光源が報告されている(例えば、特許文献3、非特許文献1参照)。その他、波長が199nmの光源を搭載した検査装置が文献に報告されている(例えば、非特許文献2参照)。
特開平8−76359号公報 特開平10−341054号公報 特開2001−83557号公報
The 23rd annual conference on Lazers and Electro−Optics(CLEO2003) and 11th Quantum Electronics and Lazer Science conference(QELS2003),論文番号CTuT4 The 24rd Annual BACUS Symposium on Photomask Technology(2004 Monterey,CA.,USA),論文番号SPIE5567−110
上述したように、従来、パタン検査装置の照明光を得るための光源は、様々な問題を抱えていた。
本発明は、上述した問題点を克服し、より振動に強い信頼性の高いパタン検査装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のパタン検査装置は、
基本波を発生する光源と、
前記基本波の波長を266nm以下の波長に変換する波長変換部と、
前記光源と前記波長変換部とを接続する光ファイバーと、
を備えたパタン検査装置であって、
前記波長変換部を装置本体に搭載し、前記波長変換部の出力光を照明光として被検査試料のパタンを検査することを特徴とする。
また、本発明の他の態様のパタン検査装置は、
第1の波長を有する第1のレーザー光を発生する第1のレーザー光源と、
前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2のレーザー光を発生する第2のレーザー光源と、
前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光とに基づいて、波長が266nm以下の深紫外光を発生させる深紫外光源と、
前記第1のレーザー光源と前記深紫外光源とを接続する第1の光ファイバーと、
前記第2のレーザー光源と前記深紫外光源とを接続する第2の光ファイバーと、
前記第1と第2の光ファイバーにより前記第1と第2のレーザー光源と分離された前記深紫外光源を搭載し、前記深紫外光源により発生した深紫外光を照明光として被検査試料のパタンを検査する、振動を伴うパタン検査部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様のパタン検査装置は、
波長が1064nm〜1065nmで、第1の光ファイバーを通過した第1のレーザー光の4倍高調波光と波長が1557nm〜1571nmで、第2の光ファイバーを通過した第2のレーザー光とによる第1の和周波光と、前記第2のレーザー光とによる第2の和周波光であって、振動を伴う装置本体上で発生させられた前記第2の和周波光を照明光として被検査試料のパタンを検査することを特徴とする。
或いは、波長が1064nm〜1065nmで、第1の光ファイバーを通過した第1のパルスレーザー光の4倍高調波光と波長が1557nm〜1571nmで、第2の光ファイバーを通過した第2のパルスレーザー光の2倍高調波光とによる和周波光であって、振動を伴う装置本体上で発生させられた前記和周波光を照明光として被検査試料のパタンを検査するようにしても好適である。
本発明の一態様のパタン検査装置によれば、光ファイバーによりレーザー光源と照明光源とを分離することができる。その結果、照明光源をコンパクト化することができ、パタン検査部に搭載することができる。よって、空間伝播する光路を短縮することができるので、パタン検査における振動の影響を小さくすることができる。また、本発明の他の態様のパタン検査装置によれば、深紫外域の検査波長をもつレーザー光を照明光として用いることができる。
実施の形態1におけるパタン検査装置の全体構成を示す概念図である。 実施の形態1におけるパタン検査装置の内部構成を示す概念図である。 実施の形態1における波長変換部の内部構成と照明光の発生を説明するための概念図である。 光ファイバーにおける透過率と波長との関係を示す図である。 波長変換部の出力と周波数との関係を示す図である。 光学画像の取得手順を説明するための図である。 実施の形態2における波長変換部の内部構成と照明光の発生を説明するための概念図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるパタン検査装置の全体構成を示す概念図である。
図1において、パタン検査装置200は、パタン検査部100と基本波光源(1)310と基本波光源(2)320と波長変換部330と光ファイバー342と光ファイバー344とを備えている。パタン検査部100は、光学系筐体210と走査部筐体220を有している。波長変換部330は、パタン検査部100に搭載され、特に、光学系筐体210に搭載される。波長変換部330は、光学系筐体210と一体化されると好適である。基本波光源(1)310と基本波光源(2)320とが、光ファイバー342と光ファイバー344とにより波長変換部330と分離した構成とすることで、パタン検査装置200の照明光用の深紫外光源の一例となる波長変換部330をパタン検査部100、特に、パタン検査部100の光学系筐体210に搭載することができる。光学系筐体210に波長変換部330を搭載することができるので、空間伝播する光路を短くすることができ、後述する走査部筐体220からの振動による光軸ずれ等を低減し、検査への影響を低減させることができる。
図2は、実施の形態1におけるパタン検査装置の内部構成を示す概念図である。
図2において、マスクやウェハ等の基板を試料として、かかる試料のパタン欠陥を検査するパタン検査装置200におけるパタン検査部100は、光学画像取得部150と制御系回路160を備えている。光学画像取得部150は、図1の光学系筐体210に配置される照明光学系170と、走査部筐体220に配置されるXYθテーブル102、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105、センサ回路106、レーザ測長システム122、オートローダ130、ピエゾ素子142を備えている。制御系回路160では、コンピュータとなる制御計算機110が、データ伝送路となるバス120を介して、位置回路107、比較回路108、展開回路111、参照回路112、オートフォーカス制御回路140、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレシキブルディスク装置(FD)116、CRT117、パタンモニタ118、プリンタ119に接続されている。また、XYθテーブル102は、X軸モータ、Y軸モータ、θ軸モータにより駆動される。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。パタン検査装置200にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。
図3は、実施の形態1における波長変換部の内部構成と照明光の発生を説明するための概念図である。
図3において、レーザー光源の一例となる基本波光源(1)310では、波長が1064nm〜1065nm(以下、1064nmと記載する)のレーザー光(基本波1)を発生する。例えば、基本波光源(1)310として、半導体レーザーを用い、図3では1064nm−LDと示している。LDは半導体レーザーをLaser Diodeと呼ぶ事から一般的に、半導体レーザーの略称として用いられている。半導体レーザーは、電流駆動によりレーザー光を発生させる。そして、基本波光源(1)310にパルス電流を流すことで、パルスレーザー光を発生させる。例えば、連続動作時に平均出力100mWの半導体レーザーを用いて、駆動電流を2MHzのパルス電流で駆動し、駆動電流波形のパルス幅を2nsとしたところ、レーザーパルスとして1.5nsのパルスを得ることができた。このとき得られた平均出力は0.3mWであった。
そして、光ファイバー342は、伝送ファイバーであると共に増幅ファイバーでもあり、図示していない励起レーザーから励起光を入射され、1064nmのレーザー光を増幅させる。例えば、上述した平均出力0.3mWのパルスレーザー光を増幅ファイバーに導入し、5Wの平均出力を得ることができた。増幅ファイバーは、例えばイッテルビウム(Yb)を活性物質として添加した石英ファイバーを用いることができる。但し、これに限るものではなく、他の添加物が含まれていても、構わないことは言うまでもない。光ファイバー342は、基本波光源(1)310と波長変換部330とを接続する。
各光学系の接続には、それぞれ専用部品を用いるが、本実施の形態を説明する場合に必要な構成以外の詳細はここでは省略している。ここまでの光学部品とその接続部品、および電気部品や増幅ファイバー励起用の半導体レーザーとその駆動源を、基本波光源(1)310に収納する。これらの光学部品はすべて偏波面保存が行われている。基本波光源(1)310の出力は、光ファイバー342で次の波長変換部330に伝送される。
レーザー光源の一例となる基本波光源(2)320では、波長が1557nm〜1571nm(以下、1562nmと記載する)のレーザー光(基本波2)を発生する。例えば、基本波光源(2)320として、半導体レーザーを用い、図3では1562nm−LDと示している。そして、基本波光源(2)320にパルス電流を流すことで、パルスレーザー光を発生させる。例えば、連続動作時に平均出力80mWの半導体レーザーを用いて、駆動電流を2MHzのパルス電流で駆動し、駆動電流波形のパルス幅を2nsとしたところ、レーザーパルスとして1.5nsのパルスを得ることができた。このとき得られた平均出力は0.24mWであった。既述の1064nm−LDと同時に駆動し、120ps以下のジッターで動作させることができた。
そして、光ファイバー344は、伝送ファイバーであると共に増幅ファイバーでもあり、図示していない励起レーザーから励起光を入射され、1562nmのレーザー光を増幅させる。例えば、上述した平均出力0.24mWのパルスレーザー光を増幅ファイバーに導入し、5Wの平均出力を得ることができた。増幅ファイバーは、例えばエルビウム(Er)を活性物質として添加した石英ファイバーを用いることができる。但し、これに限るものではなく、他の添加物が含まれていても、構わないことは言うまでもない。光ファイバー344は、基本波光源(2)320と波長変換部330とを接続する。
各光学系の接続には、それぞれ光通信用の専用部品を用いるが、本実施の形態を説明する場合に必要な構成以外の詳細はここでは省略している。ここまでの光学部品とその接続部品、および電気部品や増幅ファイバー励起用の半導体レーザーとその駆動源を、基本波光源(2)320に収納する。これらの光学部品はすべて偏波面保存が行われている。基本波光源(2)320の出力は、光ファイバー344で次の波長変換部330に伝送される。
深紫外光源の一例となる波長変換部330では、1064nmのレーザー光と1562nmのレーザー光とに基づいて、波長変換により波長が266nm以下の深紫外光である198nmの深紫外光を発生させる。具体的には以下のように波長変換を行なう。
まず、1064nmのレーザー光の4倍高調波光を発生させる。光ファイバー342から入光した1064nmのレーザー光を集光レンズ402で集光させることで電界を上げ、波長1064nm光の第二高調波発生用の非線形結晶404に入射させて、波長1064nm光の第二高調波となる波長が532nmのレーザー光を発生させる。そして、波長が532nmのレーザー光を第四高調波発生用の非線形結晶406に入射させて、波長1064nm光の第四高調波となる波長が266nmのレーザー光を発生させる。第二高調波発生用の非線形結晶404として、例えば、チタン酸リン酸カリウム(KTiOPO:KTP)を用い、第四高調波発生の非線形結晶406としてベータ−ホウ酸バリウム(β−BaB:BBO)を用いると好適である。但し、それぞれの波長変換に用いる結晶は、当該波長で透明でそれぞれの波長変換過程において位相整合するものであれば、どのような結晶を用いても構わないことは言うまでもない。
一方、1562nmのレーザー光については、2倍高調波光を発生させる。光ファイバー344から入光した1562nmのレーザー光を集光レンズ412で集光させることで電界を上げ、波長1562nm光の第二高調波発生用の非線形結晶414に入射させて、波長1562nm光の第二高調波となる波長が781nmのレーザー光を発生させる。第二高調波発生用の非線形結晶414として、例えば、3価ホウ酸リチウム(LiB:LBO)を用いると好適である。但し、この波長781nm光の発生には、非線形結晶としてLBOが用いられたが、この波長変換に用いる結晶は、当該波長で透明で波長変換過程において位相整合するものであれば、どのような結晶を用いても構わないことは言うまでもない。
そして、波長変換部330内では、さらに上記波長変換に引き続き、波長1064nm光の第四高調波光である波長266nmのレーザー光を反射ミラー408で反射させ、波長1562nmの第二高調波光である波長781nmのレーザー光と結合用ミラー416を介して結合させる。そして、整合レンズ系418を介して和周波発生用の非線形結晶420に単行の集光光により同軸入射させて、両者の和周波である深紫外光、波長198nmのレーザー光を発生させる。単行の集光光により入射させることにより変換効率を高めることができる。そして、このとき用いた非線形結晶420には、BBOを用いると好適である。但し、当該波長で透明で波長変換過程において位相整合するものであれば、他の結晶を用いても構わないことは言うまでもない。そして、コリメートレンズ422を介して波長198nmのレーザー光をパタン検査装置200の照明光として、照明光学系170に入射させる。そして、後述するように波長198nmのレーザー光を照明光として被検査試料となるフォトマスク101のパタンを検査する。
図4は、光ファイバーにおける透過率と波長との関係を示す図である。
図4に示すように、65nmノード以下に必要な266nm以下の検査波長をもつ照明光では、光ファイバーにおける透過率が極端に低いことがわかる。一方、本実施の形態の構成のように、波長が1562nmの光では、ほぼ100%の透過率を示している。また、波長が1064nmの光では、波長が1562nmの光と比べやや劣るものの100%に近い透過率を示している。よって、本実施の形態の構成のように、基本波として波長が1064nmのレーザー光と波長が1562nmのレーザー光とを用いることで、光ファイバーを光源装置に用いることができる。そして、光ファイバーを用いることができるので、基本波光源となる基本波光源(1)310及び基本波光源(2)320と波長変換部330とを分離することができる。そして、例えば大型で振動を嫌う基本波光源(1)310及び基本波光源(2)320をパタン検査装置200の本体から離れた場所に配置することができ、直接検査装置の振動を受けないようにすることができる。さらに、光ファイバーを用いることができるので、基本波光源(1)310及び基本波光源(2)320から波長変換部330まで空間伝播させずに済ますことができる。その結果、パタン検査装置200の振動や外乱等による光軸ずれを防止することができる。
また、基本波(1)及び基本波(2)共に、パルス波を用いることで、波長変換部330において共振器構成を設けなくて済ますことができる。その結果、部品点数を少なくすることができ波長変換部330をコンパクトにすることができる。波長変換部330をコンパクトにすると同時に軽量化することができるので、占有容積の小さい波長変換部330をパタン検査部100、特に、パタン検査部100の光学系筐体210に搭載し、パタン検査部100の光学系に直結することができる。光学系筐体210に波長変換部330を搭載することができるので、パタン検査部100の光学系までの空間伝播する光路を短くすることができる。よって、さらに、振動等による光軸ずれ等を低減し、検査への影響を低減させることができる。そして、パタン検査部100の光学系までの光路を短くすることができるので、照明光の利用効率を高めることができる。
また、発明者は、高精度な検査用の短波長光源として、透過光学系を使用するために現時点で最も好適な最短波長は、198nm程度であることを見出している。すなわち、光学部品として石英部品が使用可能であり、空気の吸収が無視できること等が主な理由として挙げられる。これより短い波長領域では、光学部品のばらつきにより吸収端にかかるものが出てきており、均質な光学部品が入手できなくなることが想定される。
図5は、波長変換部の出力と周波数との関係を示す図である。
図5に示すように、発明者は、駆動電流パルスの周波数を変えることにより、パタン検査装置200の検査に必要な出力を持った深紫外光源の出力繰り返し周波数を100kHzから10MHzまで変えることができた。
そして、従来、連続光を用いて、画像取得を行うシステムにおいて、画像取得が電荷蓄積素子による場合、光源の繰り返し周波数が100kHz以上である場合、従来連続光が用いられた用途に、本実施の形態における光源が適用可能であることを見出した。実際には、画像取得手段の単位時間あたりの取得画像数であるフレームレート以上の光源繰り返し周波数が得られれば、光源として適用可能であった。例えば、本実施の形態におけるフォトダイオードアレイ105のフレームレートを10kHzとすれば、10パルス分の画像を重ねることができ、10回分平均化することができる。よって、画像として好適となる。そして、光源の繰り返し周波数がフレームレートより高ければ高いほど鮮明な検査画像を取得することができる。
そして、パタン検査部100は、かかる198nmの深紫外光を照明光として被検査試料のパタンを検査する。
光学画像取得工程として、光学画像取得部150は、設計データに基づいて設計データに含まれる図形データが示す図形が描画された試料となるフォトマスク101における光学画像を取得する。具体的には、光学画像は、以下のように取得される。
被検査試料となるフォトマスク101は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能に設けられたXYθテーブル102上に載置され、フォトマスク101に形成されたパタンには、XYθテーブル102の上方に配置されている、照明光用の深紫外光源の一例となる波長変換部330によって光が照射される。波長変換部330から照射される光束は、照明光学系170を介して試料となるフォトマスク101を照射する。フォトマスク101の下方には、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105及びセンサ回路106が配置されており、露光用マスクなどの試料となるフォトマスク101を透過した光は拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105に光学像として結像し、入射する。フォトマスク101のたわみやXYθテーブル102のZ方向への変動を吸収するため,オートフォーカス制御回路140により制御されるピエゾ素子142を用いてフォトマスク101への焦点合わせを行なう。
図6は、光学画像の取得手順を説明するための図である。
被検査領域は、図6に示すように、Y方向に向かって、スキャン幅Wの短冊状の複数の検査ストライプに仮想的に分割され、更にその分割された各検査ストライプが連続的に走査されるようにXYθテーブル102の動作が制御され、X方向に移動しながら光学画像が取得される。フォトダイオードアレイ105では、図6に示されるようなスキャン幅Wの画像を連続的に入力する。そして、第1の検査ストライプにおける画像を取得した後、第2の検査ストライプにおける画像を今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの画像を連続的に入力する。そして、第3の検査ストライプにおける画像を取得する場合には、第2の検査ストライプにおける画像を取得する方向とは逆方向、すなわち、第1の検査ストライプにおける画像を取得した方向に移動しながら画像を取得する。このように、連続的に画像を取得していくことで、無駄な処理時間を短縮することができる。
フォトダイオードアレイ105上に結像されたパタンの像は、フォトダイオードアレイ105によって光電変換され、更にセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。フォトダイオードアレイ105には、TDI(タイムディレイインテグレータ)センサのようなセンサが設置されている。ステージとなるXYθテーブル102をX軸方向に連続的に移動させることにより、TDIセンサは試料となるフォトマスク101のパタンを撮像する。深紫外光源となる波長変換部330を含め、これらの照明光学系170、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105、センサ回路106により高倍率の検査光学系が構成されている。
XYθテーブル102は、制御計算機110の制御の下にテーブル制御回路114により駆動される。X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X−Y−θ)モータの様な駆動系によって移動可能となっている。これらの、Xモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることができる。そして、XYθテーブル102の移動位置はレーザ測長システム122により測定され、位置回路107に供給される。また、XYθテーブル102上のフォトマスク101はオートローダ制御回路113により駆動されるオートローダ130から自動的に搬送され、検査終了後に自動的に排出されるものとなっている。
センサ回路106から出力された測定データ(光学画像)は、位置回路107から出力されたXYθテーブル102上におけるフォトマスク101の位置を示すデータとともに比較回路108に送られる。測定パタンデータは例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調を表現している。
一方、フォトマスク101のパタン形成時に用いた設計データは、記憶装置(記憶部)の一例である磁気ディスク装置109に記憶される。
そして、磁気ディスク装置109から制御計算機110を通して展開回路111に読み出される。
そして、展開工程として、展開回路111は、読み出された被検査試料となるフォトマスク101の設計図形データを2値ないしは多値のイメージデータに変換して、このイメージデータが参照回路112に送られる。そして、参照回路112は、送られてきた図形のイメージデータに適切なフィルタ処理を施す。センサ回路106から得られた光学画像としての測定パタンデータは、拡大光学系104の解像特性やフォトダイオードアレイ105のアパーチャ効果等によってフィルタが作用した状態にあると言える。この状態では両者の特性に差異があるので、設計側のイメージデータにもフィルタ処理を施すことにより、測定パタンデータに合わせることができる。このようにして光学画像と比較する参照画像を作成する。
そして、比較工程として、比較回路108は、試料となるフォトマスク101から得られる透過画像に基づいてセンサ回路106で生成された被検査パタン画像となる光学画像と、展開回路111と参照回路112で生成した検査基準パタン画像となる参照画像とを取り込み、所定のアルゴリズムに従って比較し、欠陥の有無を判定する。
以上のように構成することで、利用効率の高い照明光を用いて信頼性の高いパタン検査方法を実現することができる。
ここで、従来、アルゴンレーザーベースで50kWの電力と毎分50Lの冷却水を必要としたが、本実施の形態における光源を用いることで、消費電力は百分の一の500Wとなり、冷却水も不要になった。冷却水を不要にすることができるので、ゴムやプラスチックチューブ等の汚染源を排除することができる。また、従来は専用の光源設置スペースが必要であったが、本実施の形態の構成により、被照明装置に小型の波長変換部330のみ設置し、他の残りの構成部を例えば被照明装置の制御系と同一のラックに収めることにより、光源専用の設置面積を不要とすることができた。さらに、被照明部が振動を伴う場合に、必要最小限の光源部のみ耐震対策を施し、他の残りの構成部品は、通常の振動対策だけで良くなり、大幅に光源製造コストを削減することも可能になった。
また、従来と比べて大幅に高効率で小型な深紫外光源を実現することができるばかりでなく、長寿命素子である半導体レーザーと増幅用光ファイバーをベースに構成することができる。そして、さらにメンテナンスが必要な光学部品は独立した筐体に収めることができる。
また、必要最小限な構成部品で構成される波長変換部330を装置本体に直接搭載し、光ファイバーで結合された残りの構成部品を別床に設置することができるため、搭載装置の構成自由度を大幅に大きくすることが可能になった。
以上のように本実施の形態によれば、波長域197nmから波長200nmまでの照明用として各種装置に搭載可能な、実用的でコンパクトでロバスト性の高い光源を用いて信頼性の高いパタン検査方法を実現することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、波長が1064nmのパルスレーザー光(基本波1)の4倍高調波光と波長が1562nmのパルスレーザー光(基本波2)の2倍高調波光とによる和周波光を照明光として被検査試料のパタンを検査する構成について説明した。実施の形態2では、波長が1064nmのパルスレーザー光(基本波1)の4倍高調波光と波長が1562nmのパルスレーザー光(基本波2)とによる第1の和周波光と、波長が1562nmのパルスレーザー光(基本波2)とによる第2の和周波光を照明光として被検査試料のパタンを検査する構成について説明する。
実施の形態2における波長変換部330の内部構成以外は、実施の形態1と同様で構わないため説明を省略する。
図7は、実施の形態2における波長変換部の内部構成と照明光の発生を説明するための概念図である。
図7において、レーザー光源の一例となる基本波光源(1)310では、実施の形態1と同様、波長が1064nmのレーザー光(基本波1)を発生する。例えば、基本波光源(1)310として、半導体レーザーを用い、図7では1064nm−LDと示している。そして、基本波光源(1)310にパルス電流を流すことで、パルスレーザー光を発生させる。基本波光源(1)310の出力は、光ファイバー342で次の波長変換部330に伝送される。
レーザー光源の一例となる基本波光源(2)320では、実施の形態1と同様、波長が1562nmのレーザー光(基本波2)を発生する。例えば、基本波光源(2)320として、半導体レーザーを用い、図7では1562nm−LDと示している。そして、基本波光源(2)320にパルス電流を流すことで、パルスレーザー光を発生させる。既述の1064nm−LDと同時に駆動し、120ps以下のジッターで動作させることができた。基本波光源(2)320の出力は、光ファイバー344で次の波長変換部330に伝送される。
深紫外光源の一例となる波長変換部330では、1064nmのレーザー光と1562nmのレーザー光とに基づいて、波長変換により波長が266nm以下の深紫外光である198nmの深紫外光を発生させる。具体的には以下のように波長変換を行なう。
まず、1064nmのレーザー光の4倍高調波光を発生させる。光ファイバー342から入光した1064nmのレーザー光を集光レンズ402で集光させることで電界を上げ、波長1064nm光の第二高調波発生用の非線形結晶404に入射させて、波長1064nm光の第二高調波となる波長が532nmのレーザー光を発生させる。そして、波長が532nmのレーザー光を第四高調波発生用の非線形結晶406に入射させて、波長1064nm光の第四高調波となる波長が266nmのレーザー光を発生させる。第二高調波発生用の非線形結晶404として、例えば、チタン酸リン酸カリウム(KTiOPO:KTP)を用い、第四高調波発生の非線形結晶406としてベータ−ホウ酸バリウム(β−BaB:BBO)を用いると好適である。但し、それぞれの波長変換に用いる結晶は、当該波長で透明でそれぞれの波長変換過程において位相整合するものであれば、どのような結晶を用いても構わないことは言うまでもない。
そして、波長変換部330内では、さらに上記波長変換に引き続き、波長1064nm光の第四高調波光である波長266nmのレーザー光を図示していない反射ミラー等の光学系で反射させ、波長1562nmのレーザー光と和周波発生用の非線形結晶430に単行の集光光により同軸入射させて、両者の和周波である波長227nmのレーザー光を発生させる。単行の集光光により入射させることにより変換効率を高めることができる。そして、このとき用いた非線形結晶430には、BBOを用いると好適である。但し、当該波長で透明で波長変換過程において位相整合するものであれば、他の結晶を用いても構わないことは言うまでもない。例えば、LBOやCLBOでも好適である。
そして、波長変換部330内では、さらに上記波長変換に引き続き、波長227nmのレーザー光と波長1562nmのレーザー光とを和周波発生用の非線形結晶432に単行の集光光により同軸入射させて、両者の和周波である波長198nmのレーザー光を発生させる。このとき用いた非線形結晶430には、BBOを用いると好適である。但し、当該波長で透明で波長変換過程において位相整合するものであれば、他の結晶を用いても構わないことは言うまでもない。例えば、CLBOでも好適である。そして、波長198nmのレーザー光をパタン検査装置200の照明光として、照明光学系170に入射させる。そして、上述したように波長198nmのレーザー光を照明光として被検査試料となるフォトマスク101のパタンを検査する。
ここでは、レーザー光の光路を可変するための全反射鏡等の光学系について図示ならびに説明を簡略したが、適宜必要な光学系を用いてレーザー光の光路を可変しても構わないことは言うまでもない。
以上のように実施の形態2の構成によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上の説明において、「〜回路」或いは「〜工程」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、演算制御部を構成するテーブル制御回路114、展開回路111、参照回路112、比較回路108等は、電気的回路で構成されていても良いし、制御計算機110によって処理することのできるソフトウェアとして実現してもよい。また電気的回路とソフトウェアの組み合わせで実現しても良い。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、各実施の形態では、透過光を用いているが、反射光あるいは、透過光と反射光を同時に用いる構成にしてもよい。検査基準パタンデータとなる参照画像は設計データから生成しているが、フォトダイオードアレイ等のセンサにより撮像した同一パタンのデータを用いても良い。言い換えれば、die to die検査でもdie to database検査でも構わない。
また、各実施の形態では、XYθテーブル102が移動することで検査位置が走査されているが、XYθテーブル102を固定してその他の光学系が移動するように構成しても構わない。すなわち、相対移動すればよい。さらに、各実施の形態では、波長変換部330の出力である照明光が上方から下方に向かって光路を形成しているが、これに限るものではなく、構成する光学系に応じてその他の方向に向かって光路を形成してもよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのパタン検査装置或いはパタン検査装置用の光源は、本発明の範囲に包含される。
100 パタン検査部
101 フォトマスク
102 XYθテーブル
104 拡大光学系
105 フォトダイオードアレイ
106 センサ回路
107 位置回路
108 比較回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
111 展開回路
112 参照回路
150 光学画像取得部
200 パタン検査装置
210 光学系筐体
220 走査部筐体
310 基本波光源(1)
320 基本波光源(2)
330 波長変換部
342,344 光ファイバー
402,412 集光レンズ
404,406,414,420,430,432 非線形結晶

Claims (3)

  1. 第1の波長を有する第1のレーザー光を発生する第1のレーザー光源と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2のレーザー光を発生する第2のレーザー光源と、
    前記第1のレーザー光と前記第2のレーザー光とに基づいて、波長が266nm以下の深紫外光を発生させる深紫外光源と、
    前記第1のレーザー光源と前記深紫外光源とを接続する第1の光ファイバーと、
    前記第2のレーザー光源と前記深紫外光源とを接続する第2の光ファイバーと、
    前記第1と第2の光ファイバーにより前記第1と第2のレーザー光源と分離された前記深紫外光源を搭載し、前記深紫外光源により発生した深紫外光を照明光として被検査試料のパタンを検査する、振動を伴うパタン検査部と、
    を備えたことを特徴とするパタン検査装置。
  2. 波長が1064nm〜1065nmで、第1の光ファイバーを通過した第1のレーザー光の4倍高調波光と波長が1557nm〜1571nmで、第2の光ファイバーを通過した第2のレーザー光とによる第1の和周波光と、前記第2のレーザー光とによる第2の和周波光であって、振動を伴う装置本体上で発生させられた前記第2の和周波光を照明光として被検査試料のパタンを検査することを特徴とするパタン検査装置。
  3. 波長が1064nm〜1065nmで、第1の光ファイバーを通過した第1のパルスレーザー光の4倍高調波光と波長が1557nm〜1571nmで、第2の光ファイバーを通過した第2のパルスレーザー光の2倍高調波光とによる和周波光であって、振動を伴う装置本体上で発生させられた前記和周波光を照明光として被検査試料のパタンを検査することを特徴とするパタン検査装置。
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