JP4065880B2 - レーザー装置及び和周波発生方法 - Google Patents

レーザー装置及び和周波発生方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザー装置或いは和周波発生方法に係り、例えば、半導体製造に用いるマスクや製造されるウェハの検査に用いる光源及びその光の発生方法に関する。
近年、LSIの高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路線幅はますます狭くなってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(フォトマスク、マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。よって、かかる微細な回路パターンをウェハに転写するためのマスクの製造には、微細な回路パターンを描画することができるパターン描画装置を用いる。かかるパターン描画装置を用いてウェハに直接パターン回路を描画することもある。電子ビーム描画装置については、文献にも記載されている(例えば、特許文献1参照)。或いは、電子ビーム以外にもレーザービームを用いて描画するレーザービーム描画装置の開発が試みられており、文献に開示されている(例えば、特許文献2参照)。
ここで、1ギガビット級のDRAM(ランダムアクセスメモリ)に代表されるように、大規模集積回路(LSI)を構成するパターンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになろうとしている。このLSIの製造における歩留まりの低下の大きな原因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクの欠陥があげられる。特に、半導体ウェハ上に形成されるLSIのパターン寸法の微細化に伴って、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。よって、かかる欠陥を検査する装置の開発が行われている。この装置は、マスクを照明する照明光学系と、マスクの像を検出して画像信号を出力するためのセンサと、出力された画像信号に基づいてマスクパターンを検査する検査装置を有している。
上述したように、半導体装置の高性能化に伴い、マスクのマスクパターンはますます微細化・高集積化している。これに伴い検査装置には高い分解能を発揮することが求められている。高分解能を実現するためには照明光の波長を短波長化する必要があるため、深紫外域の検査波長をもつレーザー光源を用いる必要がある。
一般的に、短波長のレーザー遷移ほど蛍光寿命が短く、基本波で発振する深紫外レーザーはほとんどパルスレーザーである。もっとも短波長な、連続出力光源としては、アルゴンイオンレーザーが知られているが、実用的には350.7nmにとどまっている。検査に必要な深紫外領域で、連続光源を得るためには、連続発振する長波長レーザーを基本波とする短波長側への波長変換を行わなければならない。すなわち、連続出力で、所定の波長より長波長の複数のレーザーを基本波とした、和周波発生を行なわなければならない。しかしながら波長変換は、非線形過程であり、変換効率を高めるために高電界が必要である。一方、連続発振は、本質的に低電界を与えるので、その波長変換には特別な変換技術を要する。ここで、非線形媒質中で電界強度を高めるためには、非線形結晶に基本波を閉じ込める共振器構成を採用しなければならない。和周波発生のための共振器構成には、レーザー増幅媒体を共振器内に設置する内部共振器による方法と、基本波発生源を和周波発生用の共振器と独立させた外部共振器による方法とがある。
外部共振器による深紫外光発生の方法として、波長373nmの紫外光と波長780nmの赤外光とを、非線形結晶BBOにおいて相互作用させ、波長254nmの光を発生させるものがある。373nm光に関しては共振器長制御で共振器にロックし、780nm光に関しては、発振周波数を共振器長に同調させ、ひとつの共振器で2つの波長のコヒレント光を共鳴させている例がある(例えば、非特許文献1参照)。また、波長266nmの紫外光と波長780nmの赤外光の和周波発生により深紫外波長領域の196.5nmで2.3mWの出力が得られた例が、2001年に米国シアトルで、国際会議Advanced Solid−State Lasers(講演番号WA6)で報告されている。この例は、赤外光として780nmのチタニウムサファイアレーザーを用い、この共振器に非線形結晶を置き、かつこの非線形結晶に対して、紫外光266nmの外部共振器を組んだものである。その他、波長1064nmNd:YAGレーザーを外部共振器で強調させ、この共振器内の非線形結晶CLBOに、共振器外部から波長244nmのアルゴンレーザーの2倍波を注入し、波長199nmの連続光を得た例がある(例えば、特許文献3参照)。以上これらの例では、基本波は全て単一縦モード発振に制御されている。
ここで、単一縦モード発振である基本波では、和周波発生された深紫外光も単一縦モード(縦シングルモード)となる。縦シングルモードの深紫外光は、その発振線幅を反映して、光源の線幅が狭帯化されている。照明用光源としては、線幅が狭帯化されている方が、光学系の色収差による悪影響が少ない一方で、照明系の各光学部品において、可干渉性から一定の干渉パターン(スペックル)が干渉ノイズ(スペックルノイズ)として発生してしまうということがある。干渉ノイズが生じると、照明効果が著しく悪化することがある。そこで、縦モード(周波数領域)についてスペクトル幅の広いマルチモードを用いた和周波発生が望まれる。しかし、マルチモードを用いた場合には、複数の周波数に発振モードが***しているので、同一出力でも各モードの電界強度が低下してしまうため、周波数変換する際に、縦シングルモードによる周波数変換に比べ著しく変換効率が悪くなってしまうため、光学装置、特に検査装置として必要な光量の深紫外光が得られず、和周波発生させる光源は実用化されていない。ここで、スペクトル幅の広いマルチモードを用いた和周波発生の従来例としては、和周波のきわめて特殊な条件である、二つの同一波長のマルチモード光による和周波発生(第二高調波発生)を行なっている例がある(例えば、特許文献4参照)。この例では、同一波長の和周波発生のため、ひとつの外部共振器で第二高調波を発生させている。
特開2002−237445号公報 米国特許5,386,221号公報 特開2004−55695号公報 米国特許5,696,780号公報 "シリコン原子のレーザー冷却",レーザー学会学術講演会第22回年次大会講演予稿集(2002大阪)p137
上述したように、照明用光源としては、線幅が狭帯化されている方が、光学系の色収差による悪影響が少ない一方で、照明系の各光学部品において、干渉ノイズが生じ、照明効果が著しく悪化することがある。この干渉ノイズは、ある程度計測系に対策手段を講じることもできるが、計測系設計上大きな制限となり、装置成立上障害となっていた。一方、特許文献4に記載されているようなきわめて特殊な場合を除いて、スペクトル幅の広いマルチモードを用いた和周波発生機構は実用化されていない。
本発明は、上述した問題点を克服し、マルチモードを用いた和周波発生方法を提供し、さらに、かかる和周波を発生させるレーザー光源となるレーザー装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の和周波発生方法は、
第1のレーザー光源を用いて、第1の波長を有する第1のレーザー光を発生する第1のレーザー光発生工程と、
内部に定在波型の共振器を有する第2のレーザー光源を用いて、前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2のレーザー光をマルチモード光で発生する第2のレーザー光発生工程と、
前記第1のレーザー光発生工程により発生された第1のレーザー光を第1の外部共振器内に取込んで共振させ、取込まれた第1のレーザー光に非線形結晶を通過させる第1の共振工程と、
前記第2のレーザー光発生工程により発生された第2のレーザー光を前記第2のレーザー光源内の共振器長の2n倍(但し、nは整数)の共振器長に構成された第2の外部共振器内に取込んで共振させ、取込まれた前記第2のレーザー光に前記非線形結晶を通過させる第2の共振工程と、
を備えたことを特徴とする。
そして、かかる和周波発生方法を利用した本発明の一態様のレーザー装置は、
第1の波長を有する第1のレーザー光を発生する第1のレーザー光源と、
前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2のレーザー光をマルチモード光で発生する第2のレーザー光源と、
前記第1のレーザー光源から発生された第1のレーザー光を取込んで共振させる第1の外部共振器と、
前記第1の外部発振器内に設けられた非線形結晶と、
前記第2のレーザー光源から発生された第2のレーザー光を取込んで共振させ、取込まれた前記第2のレーザー光が前記非線形結晶を通過するように配置された第2の外部共振器と、
を備え、
前記第2のレーザー光源は、内部に定在波型の共振器を有し、
前記第2の外部共振器は、前記第2のレーザー光源内の共振器長の2n倍(但し、nは整数)の共振器長に構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、第1の外部共振器と第2の外部共振器とを別々に備えたことにより、マルチモード光を第2の外部共振器で共振させることができ、電界強度を高めることができる。よって、和周波発生時のマルチモード光の変換効率を高めることができ、異なる周波数のレーザー光を用いた場合でもマルチモードの和周波を得ることができる。
実施の形態1.
以下、図面を用いて説明する。
図1は、実施の形態1におけるレーザー装置の構成を示す概念図である。
図1において、レーザー装置100は、縦シングルモードのレーザー光である基本波1として、波長が、238nm〜400nmの赤外光を発生するレーザー光源200と、縦モード(周波数領域)についてマルチモードのレーザー光である基本波2として、波長が、750nm〜1300nmの紫外光を発生するレーザー光源300と、レーザー光源200から発生した基本波1を取込んで共振させる外部共振器400と、レーザー光源300から発生された基本波2を取込んで共振させる外部共振器500と、外部共振器400,500内に設けられた非線形結晶600とを備えている。すなわち、実施の形態1では、縦モード(周波数領域)について、シングルモード基本波1とマルチモード基本波2を採用し、それぞれに独立な電界強調共振器となる外部共振器400と外部共振器500とを構成する。
外部共振器400は、インピーダンス整合ミラー412、高反射ミラー414,416,418を有し、リング共振器を構成している。そして、外部共振器500は、インピーダンス整合ミラー512、高反射ミラー514,516,518を有し、リング共振器を構成し、さらに、高反射ミラー522,524を有している。各ミラーは、可動ミラーである。
図2は、基本波1用の外部共振器と基本波2用の外部共振器とを別々に示した図である。
図2では、図1の構成を理解し易くするため、基本波1用の外部共振器と基本波2用の外部共振器とを別々に示した。
まず、基本波1のレーザー光発生工程として、レーザー光源200から基本波1を発生する。
一方、基本波2のレーザー光発生工程として、レーザー光源300から基本波2を発生する。
そして、基本波1の共振工程として、基本波1を外部共振器400内に取込んで共振させ、取込まれた基本波1に非線形結晶600を通過させる。外部共振器400では、レーザー光源200から出力された基本波1をインピーダンス整合ミラー412から外部共振器400内に取込み、高反射ミラー414,416,418で反射させ、さらに、インピーダンス整合ミラー412でも反射させることで共振器を構成している。また、ここでは、高反射ミラー416と高反射ミラー418との間の光路上に非線形結晶600を配置している。
同様に、基本波2の共振工程として、基本波2を外部共振器500内に取込んで共振させ、取込まれた基本波2に非線形結晶600を通過させる。外部共振器500では、レーザー発振器300から発振された基本波2をインピーダンス整合ミラー512から外部共振器500内に取込み、高反射ミラー514,516,518で反射させ、さらに、インピーダンス整合ミラー512でも反射させることで共振器を構成している。また、ここでは、インピーダンス整合ミラー512と高反射ミラー514との間の光路上に非線形結晶600を配置している。さらに、外部共振器500では、一対の高反射ミラー522と高反射ミラー524とのミラーペアにより、高反射ミラー516で反射された基本波2を繰り返し反射させてから、本来の光路となる高反射ミラー518に基本波2を戻している。
そして、和周波発生工程として、共振させられ、電界強度が上がった基本波1と基本波2とを非線形結晶600を通過させて和周波発生させて、外部に出力としてかかる和周波を取り出している。
図3は、基本波と和周波との関係を示す図である。
図3(a)に示すように、縦シングルモード光同士の基本波を用いて和周波発生を行なった場合には、出力される和周波も縦シングルモード光となる。従来は、かかる縦シングルモード光同士の基本波を用いて和周波発生を行なっていたため、出力された和周波も線幅が狭帯化され、干渉ノイズが問題となっていた。図3(b)では、縦シングルモード光の基本波とマルチモードの基本波とを用いて和周波発生を行なった場合を示している。かかる場合には、出力される和周波がマルチモード光となり、スペクトル幅を広くすることができる。同様に、図3(c)に示すように、マルチモードの基本波同士を用いて和周波発生を行なった場合も、出力される和周波がマルチモード光となり、スペクトル幅を広くすることができる。
ここで、計測用照明用光源として和周波のような非線形変換による光源を用いた場合には、単一縦モード発振である基本波では、その発振線幅を反映して、光源の線幅が狭帯化される。例えば、波長1064nmNd:YAGレーザーの発振線幅は、1MHzである。また、波長244nmのアルゴンレーザーの2倍波の線幅は14MHzである。これらの和周波による光源の線幅は(142+12)1/2から14MHzとなる。いっぽう、マルチモード発振のレーザー光源の場合には、発振線幅は光源により大きく異なるが通常1GHzから30GHzと広い。よって、スペクトル幅が広く、制御し易いマルチモードを発生するレーザー光源が望まれる。
図4は、マルチモード基本波をシングルパスさせて和周波発生を行なった場合を説明するための図である。
図4では、縦シングルモード光の基本波とマルチモードの基本波とを用いて和周波発生を行なった場合を示している。そして、後述するように共振構成が組みにくいマルチモード光については、共振器を組まずに非線形結晶を通過させるシングルパスにより、外部共振器により共振させた縦シングルモード光と和周波発生を行なうと、出力光は、電界が小さいマルチモード光に合わせて微量光となってしまう。これでは、光源として用いるレーザー装置としては、不十分となる。よって、マルチモード光についても電界強度を向上させる必要がある。
本実施の形態1では、図1で示すように外部共振器500を用いてマルチモード光についても電界強度を向上させることにより、必要な光量の和周波出力を得ることができるようにしている。
本実施の形態1では、基本波のひとつとして、単一縦モードレーザーであるネオジウムを活性物質YAGレーザー(Nd:YAG)の4倍波(波長266nm)を基本波1とする。これは、単一縦モードNd:YAGレーザーを基本波として、2回の2倍高調波発生により得られたものである。この光源の線幅は、10kHzである。
図5は、Nd:YAGの4倍波(波長266nm)を発生させるレーザー光源の構成を示す概念図である。
基本波1を発生するレーザー光源200内では、まず、レーザー光源210から1064nmの波長をもつNd:YAGレーザーを発振し、インピーダンス整合ミラー221と高反射ミラー222,223,224とで構成されるリング共振器220を用いて共振させ、非線形結晶225を通過させる。これにより2倍高調波(532nm)を得ることができる。さらに、2倍高調波(532nm)をインピーダンス整合ミラー231と高反射ミラー232,233,234とで構成されるリング共振器230を用いて共振させ、非線形結晶235を通過させる。これにより4倍高調波(266nm)を得ることができる。
次に、他のひとつの基本波として、広帯域(マルチモード)のNd:YAGレーザー(波長1064nm)を用いる。これを基本波2とする。基本波2を発振するレーザー光源300内の共振器内にエタロンをいれて周波数制御を行い、発振線幅を10GHzとした。
図1に示すように、波長266nmの外部共振器400を構成し、外部共振器400内に波長266nmと波長1064nmとにおいて和周波発生条件を満たす位相整合条件下にある非線形結晶600としてCLBO(CsLiB6O10:cesium lithium borate)を設置した。さらに、このCLBOの光路と重なるように、広帯域のNd:YAGレーザー用の外部共振器500を構成し、図1に示すような二重共振器構成をおこなった。広帯域の光源の線幅は、10GHzであった。
ここで、例えば、1064nmを常光、266nmを常光として、和周波213nmを異常光とすると、結晶温度160度のときに、和周波発生条件としてエネルギー保存則:1064(o)+266(o)=213(e)が成立させ、かつ、位相整合条件、すなわち角運動量保存則としての位相整合角θ(結晶入射時の方位角、内角)は、68.5度となる。
図6は、波長変換の式を示す図である。
基本波1の波長をλ1、基本波2の波長をλ2、和周波の波長をλ3とすると、波長λ1、λ2、λ3との間には、図6に示すような関係が成り立つ。よって、これらの2つの基本波の和周波発生により、深紫外光となるマルチモードのNd:YAGの5倍波(波長213nm)を得ることができる。
ここで、広帯域のマルチモード基本波に対して、外部共振器を構成するためには、外部共振器500が当該基本波2のレーザー光源300内にある共振器の共振器長(実効的光学長)の整数倍の共振器長(実効的光学長)をもつことにより達成することができる。すなわち、外部共振器500とレーザー光源300内にある共振器との二つの共振器が、同等の周波数間隔を持つ共振器長を持てばよい。しかしながら、マルチモード基本波2を発振するレーザー光源300内の共振器が定在波型の共振器であり、共振器光学長がLであるならば、この基本波2に対応する波長変換用の外部共振器500は、図1に示すようなリング共振器にしたい。そこで、少なくとも2Lの整数倍(2nL)の光学共振器長を持つ共振器を構成することにより外部共振器500をリング共振器にすることを達成することができる。
ところで、通常、リング共振器は、共振器長として数10cm、例えば、22cmで構成される。一方、マルチモードレーザーとして用いる1W以上の出力をもつレーザーは、共振器の光学長が1m以上であることが多い。とすれば、外部共振器500の共振器長は、少なくとも2m以上となってしまう。しかしながら、共振器長を伸ばすためにリング共振器のミラーの間隔を広げることは光学系の機械的安定性の観点から困難である。すなわち、このような光学長の長い共振器を安定に実現することは、一般的には困難である。そこで、本実施の形態では、共振器長調整手段として、高反射ミラーペアを外部共振器500内に設置し、設置角の調整により、多重反射を生じさせ、実質的な共振器長を調整することができるようにした。これにより、小型で堅牢な、長共振器長を持つ、外部共振器を実現することができる。
図7は、高反射ミラーペアの動作を説明するための図である。
外部共振器500では、一対の高反射ミラー522と高反射ミラー524とのミラーペアにより、高反射ミラー516で反射された基本波2の光束を取込み、互いに相手に繰り返し反射させて光路長を長くしてから、本来の光路となる高反射ミラー518に基本波2を戻している。例えば、図7(a)に示すように、反射回数の少ない状態から、高反射ミラー524の角度θ1と高反射ミラー522の角度θ2とを、図7(b)に示すように、反射回数の多い状態になるように調整することにより、基本波2が共振する設置角に合わせることができる。
例えば、高反射ミラーペアの一例として、基板は、合成石英を用い、形状は、円板上に形成する。但し、矩形でも構わない。また、構成は、反射面同士が向かいあい、平行設置から、数度まで調整できるものであれば好適である。さらに、反射率は当該波長で、99.999%程度のものがより望ましい。また、面精度当該波長で、1/50λ以下がより望ましい。
図8は、実施の形態1におけるレーザー装置の別の構成を示す概念図である。
図8におけるレーザー装置100では、レーザー光源200を配置する位置を図1の構成と異なっている。そのため、外部共振器400を構成するインピーダンス整合ミラー412、高反射ミラー414,416,418を配置する位置も図1の構成と異なっている。図8では、レーザー光源200を配置する位置が図1における位置と比べ、非線形結晶600を軸に約180°回転した場合と同等となっている。かかる構成でも同様に和周波発生を行なうことができる。
以上のように、本実施の形態1の構成によれば、縦シングルモード基本波とマルチモード基本波とにより、複雑な構成をとらずに、和周波発生を行なうことができる。その結果、干渉ノイズをもたらさない線幅を制御した高出力な深紫外光を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、基本波2のすべてのモードに対して、和周波用に外部共振器を形成したが、実施の形態2では、その一部のモードに対して、和周波用に外部共振器を形成する場合について説明する。
まず、実施の形態2では、基本波2としてマルチモードアルゴンレーザーを用いた例を説明する。1W以上の出力をもつアルゴンレーザーは、共振器の光学長は1m以上であることが多い。横モード(空間領域)がシングルモードであっても、周波数制限をおこなわない限り、縦モードはマルチモードとなる。ここで、光学長が1mである共振器の縦モード間隔は、光速/2×1mであり、約150MHzである。使用するアルゴンレーザーの利得幅が15GHzであったとき、約100の縦モードが存在することになる。このすべてのモードに対して、和周波用に外部共振器を形成するには、この外部共振器をリング共振器で構成すると、共振器の光学長を2mにしなければならない。かかる場合には、実施の形態1で説明したような共振器長調整手段を必要とする。
しかし、共振器形成に伴う光学損失を考慮すると、必ずしもすべてのモードに対して共振器で強調する必要が無いこともある。発明者は、基本波2のマルチモードのうち、複数の一部のモードについて、共振させることでも十分な基本波強調が得られる場合があることを見出した。例えば、モード間隔が900MHzの共振器を用いても、十分な基本波強調が得られる結果を得た。かかる場合、リング共振器として、約33cmの共振器長で形成することができ、小型の共振器を形成することができた。
図9は、実施の形態2におけるレーザー装置の構成を示す概念図である。
図9において、レーザー装置110は、図1の構成から一対の高反射ミラー522,524とを除いた以外は、図1の構成と同様である。すなわち、レーザー装置110は、縦シングルモードのレーザー光である基本波1を発生するレーザー光源200と、マルチモードのレーザー光である基本波2を発生するレーザー光源300と、レーザー光源200から発生された基本波1を取込んで共振させる外部共振器400と、レーザー光源300から発生された基本波2を取込んで共振させる外部共振器500と、外部発振器400,500内に設けられた非線形結晶600とを備えている。すなわち、実施の形態1では、シングルモード基本波1とマルチモード基本波2を採用し、それぞれに独立な電界強調共振器となる外部共振器400と外部共振器500とを構成する。
外部共振器400は、インピーダンス整合ミラー412、高反射ミラー414,416,418を有し、リング共振器を構成している。そして、外部共振器500は、インピーダンス整合ミラー512、高反射ミラー514,516,518を有し、リング共振器を構成している。
図10は、モード間隔と共振器長との関係を説明するための図である。
図10(a)には、マルチモードのレーザー光である基本波2のスペクトルを示している。ここで、モード間隔は、光速c/共振器長Lで示すことができる。したがって、全縦モードのうち、数本ずつ間引くこと、言い換えれば、数本ずつおきに共振させれば、モード間隔が広がることになり、その分、共振器長Lを小さくすることができる。図10(b)に示すように、全縦モードを6本おきに共振させることにより、モード間隔が6倍となり、共振器長Lを1/6にすることができる。よって、本来必要な共振器長2mを約33cmにすることができる。
発明者は、実験の結果、マルチモード光を用いて干渉ノイズをもたらさない線幅を制御した高出力な深紫外光を得るための外部共振器500の効果は、少なくとも、全縦モード本数の1/10以上のモードを強調すると好適であることを見出した。
例えば、縦シングルモード基本波同士の和周波で得られた光源の線幅が、10kHzであり、実施の形態1のようにマルチモード基本波を用いて全縦モードを共振させた和周波で得られた光源の線幅が10GHzとすると、本実施の形態2のように全縦モード本数の1/10以上共振させることにより、光源の線幅が1GHz以上となり、十分、干渉ノイズを抑制することができる。
実施の形態3.
図11は、検査装置の構成を示す概念図である。
図11では、実施の形態1或いは実施の形態2の光源となるレーザー装置100を搭載した照明系を持つ検査装置で、70nmレベルのマスク欠陥を検査する画像入力装置を含んだ検査装置の構成例を示す。検査装置は、実施の形態1或いは実施の形態2により構成されるレーザー装置である光源100と、光源100から照射された干渉ノイズをもたらさない線幅を制御した高出力な深紫外光をハーフミラー610で基板630側に反射させて、対物レンズ620を介して、マスクやウェハといった被測定物である反射型被検査パターンが形成された基板630に照明する。基板630から反射された光は、対物レンズ620を介してハーフミラー610を透過して、投影レンズ640を介してセンサ650で受光する。そして、プロセッサー660により画像処理を行なうことにより被検査パターンの画像を取得する。言い換えれば、既述の和周波出力をハーフミラーを介して被検査パターンに照射、照明し、その画像をセンサに取り込み、プロセッサーによる信号処理で欠陥の有無を検査している。
70nmレベルのマスク欠陥を検査するには、200〜257nmの波長のレーザーが必要とされるが、光源となる実施の形態1或いは実施の形態2により構成されるレーザー装置では、波長213nmのである干渉ノイズをもたらさない線幅を制御した高出力な深紫外光を照射することができるので、70nmレベルのマスク欠陥を検査することができる。
以上のように、実施の形態1或いは実施の形態2によれば、計測用照明として、干渉ノイズを生じさせない、高出力で、発振線幅を制御した光源を得ることができる。さらに、実施の形態3によれば、安定な深紫外光源を搭載した照明装置または検査装置を供し、高速かつ精密な測定を可能とすることができる。また、ここでは、被検査パターンの画像を反射光を用いて取得する反射型の検査装置を説明しているが、被検査パターンの画像を透過光を用いて取得する透過型の検査装置であっても構わないことは言うまでもない。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
さらに、波長の異なるマルチモード基本波同士であっても、それぞれが、反射ミラーペアを搭載した外部共振器を用いれば、同様に、複雑な構成をとらずに、和周波発生を行なうことができる。その結果、干渉ノイズをもたらさない線幅を制御した高出力な深紫外光を得ることができる。
また、インピーダンス整合ミラーや高反射ミラーの制御手法等については説明を省略したが、必要とされる制御手法を適宜選択して用いることができる。同様に、光学系の構成についても必要とされるものを適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての反射ミラー或いは試料検査装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1におけるレーザー装置の構成を示す概念図である。 基本波1用の外部共振器と基本波2用の外部共振器とを別々に示した図である。 基本波と和周波との関係を示す図である。 マルチモード基本波をシングルパスさせて和周波発生を行なった場合を説明するための図である。 Nd:YAGの4倍波(波長266nm)を発生させるレーザー発振器の構成を示す概念図である。 波長変換の式を示す図である。 高反射ミラーペアの動作を説明するための図である。 実施の形態1におけるレーザー装置の別の構成を示す概念図である。 実施の形態2におけるレーザー装置の構成を示す概念図である。 モード間隔と共振器長との関係を説明するための図である。 検査装置の構成を示す概念図である。
符号の説明
100 レーザー装置
200,300 レーザー光源
400,500 外部共振器
412,512 インピーダンス整合ミラー
600 非線形結晶
414,416,418,514,516,518,522,524 高反射ミラー

Claims (5)

  1. 第1の波長を有する第1のレーザー光を発生する第1のレーザー光源と、
    前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2のレーザー光をマルチモード光で発生する第2のレーザー光源と、
    前記第1のレーザー光源から発生された第1のレーザー光を取込んで共振させる第1の外部共振器と、
    前記第1の外部発振器内に設けられた非線形結晶と、
    前記第2のレーザー光源から発生された第2のレーザー光を取込んで共振させ、取込まれた前記第2のレーザー光が前記非線形結晶を通過するように配置された第2の外部共振器と、
    を備え、
    前記第2のレーザー光源は、内部に定在波型の共振器を有し、
    前記第2の外部共振器は、前記第2のレーザー光源内の共振器長の2n倍(但し、nは整数)の共振器長に構成されたことを特徴とするレーザー装置。
  2. 前記レーザー装置は、さらに、前記第2の外部共振器内の光路上の一部に、前記第2の外部共振器に取込まれた前記第2のレーザー光を取込み、繰り返し反射させてから前記第2の外部共振器内の光路上に前記第2のレーザー光を戻す一対のミラーを備えたことを特徴とする請求項1記載のレーザー装置。
  3. 第1のレーザー光源を用いて、第1の波長を有する第1のレーザー光を発生する第1のレーザー光発生工程と、
    内部に定在波型の共振器を有する第2のレーザー光源を用いて、前記第1の波長とは異なる第2の波長を有する第2のレーザー光をマルチモード光で発生する第2のレーザー光発生工程と、
    前記第1のレーザー光発生工程により発生された第1のレーザー光を第1の外部共振器内に取込んで共振させ、取込まれた第1のレーザー光に非線形結晶を通過させる第1の共振工程と、
    前記第2のレーザー光発生工程により発生された第2のレーザー光を前記第2のレーザー光源内の共振器長の2n倍(但し、nは整数)の共振器長に構成された第2の外部共振器内に取込んで共振させ、取込まれた前記第2のレーザー光に前記非線形結晶を通過させる第2の共振工程と、
    を備えたことを特徴とする和周波発生方法。
  4. 前記第2の共振工程において、一対のミラーを用いて前記第2のレーザー光を互いに相手に繰り返し反射して共振器長を調整することを特徴とする請求項記載の和周波発生方法。
  5. 前記第2の外部共振器は、前記第2のレーザー光のマルチモードのうち、複数の一部のモードについて、共振させることを特徴とする請求項1記載のレーザー装置。
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