JP5086595B2 - 成形用金型 - Google Patents

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Description

本発明は、成形用金型、詳しくは、キャビティを構成するチェイスユニットが着脱可能な成形用金型に関する。
従来、図5に示す樹脂成形装置1が公知である(特許文献1参照)。
樹脂成形装置1は、上型10と下型20とから構成されている。上型10は、ベースブロック11の下側(図5において下側:下型20側)に固定ブロック12が備わっている。この固定ブロック12には、チェイスユニット13を取り付けたり取り外したりすることが可能とされている。即ち、樹脂成形する製品(例えば半導体チップ等)に応じてチェイスユニット13を取り替える(着脱する)ことによって、様々な種類の製品を樹脂成形可能としている。
又、成形時において、成形品質を高める等のためにキャビティ内は外気に比して減圧されていることが好ましい。そのために、チェイスユニット13を内包して外気を遮断可能なシール部材14が備わっている。このシール部材14は、ベースブロック11の一端で回動部材15によって回動可能に取り付けられている。又、ベースブロック11とシール部材14には、当該回動部材15による回動の位置を規制するための回動位置規制部材16が連結されている。
このような構成により、樹脂成形装置1においては、回動して開閉するシール部材14の開口部17を利用して、必要に応じてチェイスユニット13を着脱可能とされている。
なお、下型20側においても、前述した上型10の構成と略上下が反転する態様で構成されている。
特開平9−123205号公報
しかしながら、上述した樹脂成形装置1では次のような問題点が存在する。
樹脂成形金型1におけるシール部材14の開閉は、前述の通り、ベースブロック11の一端側に設けられた回動部材15によって回動して開閉する。そのため、チェイスユニット13の着脱を可能とするためには、ベースブロック11の他端側(即ち、反回動部材側)の開口量H(図5参照)を、チェイスユニット13の厚み(図5において上下方向の厚み)よりも大きくする必要がある。その結果、当該開口量を確保するために、上型10と下型20とは(金型全体として)上下方向にそれ以上に離れている(開いている)必要があるため、当該装置を設置する際に、装置の上下方向のスペースの確保が必要となり設置自由度が阻害されてしまう。
又、回動部材15による固定箇所を基点としてシール部材14が回動して開閉するため、シール部材14を開く際及び閉じる際に、チェイスユニット13(又は固定ブロック12)との接触を避けるべく、シール部材14の内壁14Aとチェイスユニット13(又は固定ブロック12)の側面との間に予め隙間を設けておく必要がある。即ち、このような隙間を設けるということは、成形装置全体の大きさに制限がある場合には、樹脂成形のための有効面積(≒チェイスユニット13の平面視の表面積)が小さくなることを意味しており、当該装置の生産効率低下の原因ともなり得る。
本発明は、係る問題点を解決するべくなされたものであって、チェイスユニット交換のためにシール部材を開閉可能としたうえで、チェイスユニットを着脱する場合においても、より少ない開口量で着脱でき且つチェイスユニットの表面積を最大限に確保することのできる成形用金型を提供するものである。
本発明は、第1の金型と該第1の金型から着脱可能な第1のチェイスユニットを有し、且つ、前記第1のチェイスユニットを内包して外気を遮断可能な第1のシール部材が、開閉機構によって前記第1の金型に対して開閉可能とされた成形用金型であって、該開閉機構が、前記第1のシール部材と前記第1の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材を少なくとも備えた構成とし、該一対の棒状連結部材を、該棒状連結部材の長手方向非中心位置で交差させ、前記第1のシール部材の前記第1の金型に対する開閉量を、前記棒状連結部材の一端側と他端側とで異なるように構成することによって、上記課題を解決するものである。
このような構成を採用することによって、シール部材が金型に対して単に回動して開くのではなく、金型の一端(前面側)のみを持ち上げることでシール部材全体が金型に対してより垂直方向に開くことを可能としている。その結果、チェイスユニットの着脱を行なうことができるように開口した場合でも、単なる回動の場合に比して、開口量(金型を基準として、シール部材開口時のシール部材の最大高さ(金型から垂直方向の高さ)、以下同じ)を小さく設計することができる。又、シール部材を金型に対して「より垂直方向に」開くことができるため、シール部材の内壁とチェイスユニットの側面との干渉を避けるための隙間をより小さく設計することがきる。即ち、チェイスユニットの有効面積を大きく設計できるため、装置の生産効率向上が図れると共に、成形対象を広げることが可能となる。
更に、前記第1の金型に対向して配置される第2の金型と該第2の金型から着脱可能な第2のチェイスユニットを有し、前記第2のチェイスユニットを内包して外気を遮断可能な第2のシール部材が、開閉機構によって前記第2の金型に対して開閉可能とされ、該開閉機構が、前記第2のシール部材と前記第2の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材を少なくとも備えた構成とすれば、両方の型(上型、下型)でそれぞれが最小限のシール部材の開口量にてチェイスユニットの着脱が可能となるため、装置全体としてのより設置自由度を高くすることが可能となる。又、両方の金型に適用することで、例えば、リードフレームの両面にわたって成形が必要な場合にも有効となる。
具体的には、前記第2のシール部材と前記第2の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材を、該棒状連結部材の長手方向中心位置で交差させ、前記第2のシール部材を、前記第2の金型に対して垂直方向に開閉するようにすれば、上記のメリット(より少ない開口量、チェイスユニットの有効面積拡大)を最大限に享受することができる。
なお、前記第2のシール部材と前記第2の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材を、該棒状連結部材の長手方向非中心位置で交差させ、前記第2のシール部材の前記第2の金型に対する開閉量を、前記棒状連結部材の一端側と他端側とで異なるように構成すれば、シール部材を単に回動させた場合に比べて上記メリット(より少ない開口量、チェイスユニットの有効面積拡大)を享受できる。一方、垂直に開閉する場合に比べて、チェイスユニットを着脱する側(手前側)がより大きく開くために、着脱し易いというメリットがある。
又、前記開閉機構に、前記シール部材を反重力方向へと付勢する補助部材を備えて構成すれば、より少ない力でシール部材の開閉作業を行うことができ、より安全で簡便なチェイスユニットの着脱作業を行うことが可能となる。
本発明を適用することにより、装置全体の設置自由度が高くなる。又、チェイスユニット有効面積を大きく確保することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す成形用金型101の側面図(右側面図)である。図2は、図1における下型140の斜視図であって、チェイスユニット取付途中の状態を示した図である。図3は、図1における下型140の斜視図であって、チェイスユニット取付後の状態を示した図である。
成形用金型101は、対向して配置された上型(第1の金型)110と下型(第2の金型)140とから構成される。この成形用金型101には、図示せぬプレス機構が連結されており、所定のタイミングで開閉(上型110と下型140との当接・離間)が可能とされている。
上型110は、基礎となる上型ベースブロック111と、この上型ベースブロック111に対して着脱可能に構成された上型チェイスユニット113とを備えた構成とされている。又、この上型チェイスユニット113の表面(下型140側表面)には、成形品の形状に対応する形状のキャビティが形成されている。又、上型ベースブロック111には、開閉機構(詳細は後述する)によって開閉可能に連結された上型シール部材114が備わっている。この上型シール部材114は、前述した上型チェイスユニット113を内包し外気を遮断可能に構成されている。そのため、上型シール部材114は、上型チェイスユニット113の周囲を取り囲むように所謂「環状」に構成されている。
前述した開閉機構は、上型シール部材114と、上型ベースブロック111とをそれぞれ連結する2本のリンク部材(上型第1リンク部材115、上型第2リンク部材116)が互いに交差(各リンク部材の長手方向中央部分で交差)して配置されている。この上型第1リンク部材115と上型第2リンク部材116の交差部分は、リンク支点部材118によって枢支(両リンク部材115、116が、当該リンク支点部材118を中心に自由に回転可能な状態での固定)されている。
上型第1リンク部材115の一端は、上型シール部材114の右側面(図1において手前側:以下同じ)における上型チェイスユニット113の着脱方向側(以下単に「着脱方向」という、図1において左側)の位置で、リンク端固定部材117によって回転可能に枢支されている。一方、上型第1リンク部材115の他端には、ローラ119が設置されている。このローラ119は、上型ベースブロック111の右側面(図1において手前側:以下同じ)に形成されたスライド孔111Aに嵌合しつつ当該スライド孔111Aの内部を自由に転動可能とされている。なお、このスライド孔111Aは、上型ベースブロック111の右側面における反着脱方向側(上型チェイスユニット113の着脱方向の反対側)の位置に形成されている。なお、本実施形態では、ローラ119によってスライド孔111A内を自由に転動可能に構成されているが、例えばリンク部材の端部が直接スライド孔内を摺動してスライドするような構成であってもよい(以下、スライド孔114Aにおいて同様)。
上型第2リンク部材116は、一端が、上型ベースブロック111の右側面における着脱方向側の位置に、リンク端固定部材117によって回転可能に枢支されている。一方、上型第2リンク部材116の他端には、ローラ119が設置されている。又、このローラ119は、上型シール部材114の右側面における反着脱方向側の位置に設けられたスライド孔114Aに嵌合しつつ、当該スライド孔114Aの内部を、自由に転動可能とされている。
又、上型ベースブロック111の表面(下型140側表面)と、上型シール部材114の上面(上型110側)との間には、補助部材112が配置されている。この補助部材112は、上型シール部材114を反重力方向へと付勢している。即ち、上型シール部材114が、自重によって、一気に開いてしまうことを防止すると共に、上型シール部材114を閉じる際にも、より少ない外部動力で閉じることが可能とされている。補助部材の具体的な構成は種々考えられるが、ゴムやバネ等の弾性体を利用することも可能であり、又、ガスが封入されたダンパ等を利用することも可能である。本実施形態においては、当該補助部材が、第1、第2リンク部材115、116の一端側付近及び他端側付近に1つずつ配置されているが、このような構成に限定されるものではなく、1つであっても良いし、更には3つ以上であっても良い。更に、第1、第2リンク部材115、116を枢支するリンク支点部材118に内蔵させるような構成を採ることも可能である。
下型140は、基礎となる下型ベースブロック141と、この下型ベースブロック141に対して着脱可能に構成された下型チェイスユニット143とを備えた構成とされている。又、この下型チェイスユニット143の表面(上型110側表面)には、成形品の形状に対応する形状のキャビティが形成されている(図2及び図3参照)。又、下型ベースブロック141には、開閉機構によって開閉可能に連結された下型シール部材144が備わっている。この下型シール部材144は、前述した下型チェイスユニット143を内包し外気を遮断可能に構成されている。そのため、下型シール部材144は、下型チェイスユニット143の周囲を取り囲むように所謂「環状」に構成されている。
開閉機構は、下型シール部材144と、下型ベースブロック141とをそれぞれ連結する2本のリンク部材(下型第1リンク部材145、下型第2リンク部材146)が互いに交差(各リンク部材の長手方向中央部分で交差)して配置されている。この下型第1リンク部材145と下型第2リンク部材146の交差部分は、リンク支点部材148によって枢支(両リンク部材145、146が、当該リンク支点部材148を中心に自由に回転可能な状態での固定)されている。
下型第1リンク部材145の一端は、下型シール部材144の右側面(図1において手前側:以下同じ)における下型チェイスユニット143の着脱方向側(以下単に「着脱方向」という、図1において左側)の位置で、リンク端固定部材147によって回転可能に枢支されている。一方、下型第1リンク部材145の他端には、ローラ149が設置されている。このローラ149は、下型ベースブロック141の右側面(図1において手前側:以下同じ)に形成されたスライド孔141Aに嵌合しつつ当該スライド孔141Aの内部を自由に転動可能とされている。なお、このスライド孔141Aは、下型ベースブロック141の右側面における反着脱方向側(下型チェイスユニット143の着脱方向の反対側)の位置に形成されている。なお、本実施形態では、ローラ149によってスライド孔141A内を自由に転動可能に構成されているが、例えばリンク部材の端部が直接スライド孔内を摺動してスライドするような構成であってもよい(以下、スライド孔144Aにおいて同様)。
下型第2リンク部材146は、一端が、下型ベースブロック141の右側面における着脱方向側の位置に、リンク端固定部材147によって回転可能に枢支されている。一方、下型第2リンク部材146の他端には、ローラ149が設置されている。又、このローラ149は、下型シール部材144の右側面における反着脱方向側の位置に設けられたスライド孔144Aに嵌合しつつ、当該スライド孔144Aの内部を、自由に転動可能とされている。
又、下型ベースブロック141の表面(上型110側表面)と、下型シール部材144の上面(下型140側)との間には、補助部材142が配置されている。この補助部材142は、下型シール部材144を反重力方向へと付勢している。補助部材の具体的な構成は種々考えられるが、ゴムやバネ等の弾性体を利用することも可能であり、又、ガスが封入されたダンパ等を利用することも可能である。即ち、下型シール部材144が、自重によって、一気に閉じてしまうことを防止すると共に、下型シール部材144を開く際にも、より少ない外部動力で開くことが可能とされている。なお、本実施形態においては、当該補助部材が、第1、第2リンク部材145、146の一端側付近及び他端側付近に1つずつ配置されているが、このような構成に限定されるものではなく、1つであっても良いし、更には3つ以上であっても良い。
次に、成形用金型101におけるチェイスユニットの交換作業について説明する。説明の便宜上、下型140を利用して説明する。上型110の交換作業においても、以下説明する下型140における交換作業と上下方向が反転する点を除いて、略同一である。
下型チェイスユニット143を交換する際には、上型110と下型140とを所定の位置にまで開いたうえで(図示せぬプレス機構による)、既に装着されている下型チェイスユニットを取り外した後、新たなチェイスユニット(場合により、チェイスユニットのうち、キャビティを構成する部分のみ取り換えた新たなチェイスユニット)143を装着することとなる。
はじめに下型シール部材144を開く必要がある。この時、下型チェイスユニット143の交換作業を行う者は、下型チェイスユニット143の着脱方向(図1において左側、図2及び図3において左下方向)に位置しつつ作業するため、下型シール部材144の着脱方向側に設けられた例えば取手部(図示しない)を利用して下型シール部材144を開くことになる。ここで、本発明を適用した下型140においては、下型ベースブロック141と下型シール部材144とが前述した開閉機構において連結されている為、下型シール部材144の着脱方向側(作業者において手前側)を持ち上げる(開く)ことによって、下型シール部材144全体が真上に(下型ベースブロック141に対して垂直方向に)持ち上がるように開くこととなる。即ち、下型シール部材144の着脱方向側(作業者にとって手前側)の開口量H1と、反着脱方向(作業者にとって奥側)の開口量H2とが同じ状態を保ちつつ開口することになる。又、このように垂直に開くことによって、下型シール部材が回動して開く場合(図5参照)に比して、下型シール部材144の内壁144Bと下型チェイスユニット143の側面との隙間G1を小さく設計することが可能となる(図3においては説明の便宜上当該隙間を誇張して表現している。)。即ち、下型チェイスユニット143の有効面積(上型110側表面の表面積)を大きく確保することができ、装置全体の大きさが同じ場合には、一度のプレスで数多くの又はより大きな成形品を成形することが可能となる。更に、垂直に開くことによって、チェイスユニット交換に必要な開口量(金型を基準として、シール部材開口時のシール部材の最大高さ(金型から垂直方向の高さ))の絶対値を小さくすることができ、型開き時における上型110と下型140との開き幅が少なくても十分にチェイスユニットの交換作業が可能である。即ち、当該成形用金型を含めた装置全体の型開閉方向(本実施形態では上下方向)の必要スペースが最小限で足り、装置の設置自由度を高めることが可能となっている。
なお、本実施形態においては、下型シール部材144と下型ベースブロック141の間に配置された補助部材142(図1参照、図2において図示略)の存在によって、軽い力で下型シール部材144を開くことが可能である。
次に、既に装着されている下型チェイスユニットを取り外し、新たな下型チェイスユニット143を取付ける(図3参照)。
最後に、新たな下型チェイスユニット143を取付けた後、下型シール部材144を閉じて(降ろして)交換作業が完了する(図3参照)。下型シール部材144を閉じる場合にも、補助部材142の存在によって、下型シール部材144が一気に閉じてしまうことを防止しているため、勢いあまって金型等の損傷を招いてしまうことはない。
次に、図4を用いて、本発明の他の実施の形態を説明する。図4は、本発明の他の実施形態の一例を示す成形用金型201の側面図(右側面図)である。なお、前述した成形用金型101と同一又は類似する部分については数字下2桁が同一の符号を付するに留め、重複した構成・作用の説明は省略する。以下、異なる点を中心に説明する。
成形用金型201においては、(上型210及び下型240にそれぞれ備わる)シール部材の開閉機構を構成する2本のリンク部材(215と216、245と246)の交差している位置が、前述した成形用金型101と異なっている。成形用金型101では、各リンク部材の中心位置にて交差していたが、成形用金型201では、各リンク部材の非中心位置(中心位置からずれた位置)において交差している。その結果、各シール部材214、244がそれぞれベースブロック211、241に対して垂直に開くのではなく、チェイスユニットの着脱方向側(図4において左側:以下同じ)の開口量H3の方が、反着脱方向(図4において右側:以下同じ)の開口量H4よりも大きくなるように構成されている。
このような構成とすることで、シール部材を単に回動させた場合と比べ、少ないシール部材の開口量でチェイスユニットの交換が可能となるとともに、チェイスユニットの有効面積を大きく確保できる。一方、垂直に開閉する場合に比べて、チェイスユニットを着脱する側(手前側)がより大きく開くために、着脱し易いというメリットがある。
本発明は、特に、半導体チップ等が配置されたリードフレームを樹脂にて封止する樹脂封止装置用の金型として好適である。
本発明の実施形態の一例を示す成形用金型の側面図 図1における下型の斜視図であって、チェイスユニット取付途中の状態を示した図(一部図示略) 図1における下型の斜視図であって、チェイスユニット取付後の状態を示した図(一部図示略) 本発明の他の実施形態の一例を示す成形用金型の側面図 特許文献1に記載される樹脂成形装置の側面図
符号の説明
101…成形用金型
110…上型
140…下型
111、141…ベースブロック
111A、141A…スライド孔
112、142…補助部材
113、143…チェイスユニット
114、144…シール部材
114A、144A…スライド孔
144B…シール部材内壁
115、145…第1リンク部材
116、146…第2リンク部材
117、147…リンク端固定部材
118、148…リンク支点部材
119、149…ローラ

Claims (6)

  1. 第1の金型と該第1の金型から着脱可能な第1のチェイスユニットを有し、且つ、前記第1のチェイスユニットを内包して外気を遮断可能な第1のシール部材が、開閉機構によって前記第1の金型に対して開閉可能とされた成形用金型であって、
    該開閉機構が、前記第1のシール部材と前記第1の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材を少なくとも備えた構成とされ
    該一対の棒状連結部材が、該棒状連結部材の長手方向非中心位置で交差し、
    前記第1のシール部材の前記第1の金型に対する開閉量が、前記棒状連結部材の一端側と他端側とで異な
    ことを特徴とする成形用金型。
  2. 請求項1において、
    更に、前記第1の金型に対向して配置される第2の金型と該第2の金型から着脱可能な第2のチェイスユニットを有し、
    前記第2のチェイスユニットを内包して外気を遮断可能な第2のシール部材が、開閉機構によって前記第2の金型に対して開閉可能とされ、
    該開閉機構が、前記第2のシール部材と前記第2の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材を少なくとも備えた構成とされている
    ことを特徴とする成形用金型。
  3. 請求項において、
    前記第2のシール部材と前記第2の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材が、該棒状連結部材の長手方向中心位置で交差し、
    前記第2のシール部材が、前記第2の金型に対して垂直方向に開閉する
    ことを特徴とする成形用金型。
  4. 請求項において、
    前記第2のシール部材と前記第2の金型とをそれぞれ連結し且つ互いに交差して配置された一対の棒状連結部材が、該棒状連結部材の長手方向非中心位置で交差し、
    前記第2のシール部材の前記第2の金型に対する開閉量が、前記棒状連結部材の一端側と他端側とで異なる
    ことを特徴とする成形用金型。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記一対の棒状連結部材の交差部分を支点として互いに枢支されている
    ことを特徴とする成形用金型。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記開閉機構には、前記シール部材を反重力方向へと付勢する補助部材が備わっている
    ことを特徴とする成形用金型。
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