JP5083382B2 - 自動倉庫 - Google Patents

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Description

本発明は、左右方向に並べられた一連の棚を有する棚段を上下方向に複数備えるラックと、これら棚段のそれぞれに対応して設けられ、左右方向に互いに独立して移動する複数の搬送車とを備える自動倉庫に関する。
従来、左右方向に並べられた一連の棚を有する棚段を上下方向に複数備えるラックに対し、搬送車を用いて荷物を出し入れする自動倉庫が存在する。
このような自動倉庫の運用には、時間的および空間的な効率性が求められる。そこで、荷物の入出庫を効率よく行うための構成を備える搬送車についての技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の技術によれば、ある一つの棚段に沿って左右方向に移動する搬送車に、移載装置を有する昇降台が備えられる。これにより、当該搬送車は当該棚段に対する荷物の受け渡しだけでなく、当該棚段の1段下または2段下の棚段に対する荷物の受け渡しが可能となる。
特開平11−278607号公報
ここで、自動倉庫内の収納空間の有効活用および入出庫作業の効率化のために、例えば、一つのラックの互いに異なる位置に入出庫のためのステーションを複数設け、それぞれのステーションを介した荷物の入出庫が互いに独立して行われる自動倉庫が存在する。
このような自動倉庫では、例えば、それぞれのステーションを介してラックに対して出し入れされる荷物の量(入出庫量)が異なる。そのため、それぞれのステーションに対し、自動倉庫内の収納空間、具体的にはラックの棚をどのように割り当てるかが問題となる。
図12は、従来の自動倉庫における、2つのステーションに対するラックの棚の割り当て方法の一例を示す図である。
図12に示す、従来の自動倉庫500は、棚段555を上下方向に複数備えるラック550と、2つの入出庫のためのステーション(第一ステーション512および第二ステーション522)と2つのスタッカクレーン(第一スタッカクレーン510および第二スタッカクレーン520)とを備えている。
具体的には、図12において、ラック550の左端を原点とし、右端を反原点とした場合に、原点側に第一ステーション512が備えられ、反原点側に第二ステーション522が備えられている。
また、第一スタッカクレーン510は、外部から第一ステーション512に搬入される荷物をラック550のいずれかの棚まで搬送し、かつ、ラック550のいずれかの棚から荷物を受け取り、第一ステーション512まで搬送することができる。第二スタッカクレーン520も同様に、第二ステーション522からの荷物のラック550への搬送と、ラック550からの荷物の受け取りおよび第二ステーション522への搬送を行うことができる。
また、第一スタッカクレーン510と第二スタッカクレーン520とは、ラック550の前方の、左右方向に延伸する同一の通路上を走行する。そのため第一スタッカクレーン510および第二スタッカクレーン520の一方は他方を追い越すことはできない。
このような制限のある中で、例えば、第二ステーション522についての入出庫量が、第一ステーション512についての入出庫量よりも多い場合を想定する。この場合、図12に示すように、例えばラック550の反原点側から5列目までの棚列で構成される棚列群570を、第二ステーション522が使用する棚列として割り当て、残りの3列の棚列で構成される棚列群560を、第一ステーション512が使用する棚列として割り当てる。
つまり、荷物の入出庫のための2つのステーションのうちの入出庫量の多い一方により多くの棚が割り当てられるように、それぞれのステーションに対する棚列の割り当てを決定する方法がある。
なお、このような割り当て処理は、例えば、自動倉庫500の動作を制御するコントローラにより行われる。
このような割り当てを行うことにより、第一ステーション512および第二ステーション522のそれぞれを介して入庫または出庫されるべき荷物を、確実に入庫または出庫させることができる。さらに、第一スタッカクレーン510および第二スタッカクレーン520のそれぞれは、基本的には、他方の存在に邪魔されることなく荷物の入出庫のための動作を行うことができる。
しかしながら上記従来の技術では、2つの入出庫ステーションの一方の入出庫量が他方の入出庫量よりも大きくなるにつれ、当該一方のスタッカクレーンの移動距離が長くなる。
つまり、2つの入出庫ステーション間の入出庫量の差が大きくなると、一方のスタッカクレーンの移動距離が増加することに伴い、当該一方のステーションを介した単位時間当たりの荷物の入出庫量は低下する。その結果、自動倉庫全体における入出庫能力が低下するという問題がある。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、荷物の入出庫のための複数のステーションを備える自動倉庫であって、それぞれのステーションを介した荷物の入出庫に係る作業を効率よく行うことのできる自動倉庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様にかかる自動倉庫は、左右方向に並べられた一連の棚を有する棚段を上下方向に複数備えるラックと、前記左右方向に互いに独立して移動し、前記ラックに対する荷物の受け渡しを行う複数の搬送車であって、複数の棚段のそれぞれに対応して配置された複数の搬送車とを備える自動倉庫であって、前記左右方向に間隔をあけて配置され、前記ラックに収納されるべき荷物を受け取り、かつ、前記ラックから取り出された荷物を受け取る複数のステーションと、荷物を昇降させることのできる複数の昇降装置であって、前記複数のステーションのそれぞれに対応して設けられ、対応するステーションと前記複数の搬送車のうちの少なくとも1つの搬送車との間の荷物の受け渡しを仲介する複数の昇降装置と、前記複数の棚段の中から、前記複数のステーションのそれぞれに対し、他のステーションに優先して使用させる1以上の棚段を割り当てる棚段割当部とを備える。
この構成によれば、各ステーションには、荷物の搬送先または搬送元として他のステーションに優先して使用することのできる棚が、棚段の単位で割り当てられる。
つまり、複数の搬送車のそれぞれは、当該搬送車に対応する棚段がどのステーションに割り当てられたかに関わらず、左右方向の最大の移動距離は一定である。即ち、あるステーションに割り当てられた棚段の数が増加したことにより、当該ステーションについての入出庫の効率が低下するようなことがない。
また、例えば、ある棚段aに対応する搬送車Aが、棚段aに順次荷物を載置していく場合、例えば棚段aが割り当てられたステーションLに近い棚から順に荷物を載置して行くことで棚段aの全ての棚に荷物を載置するなど、効率的な自動倉庫の運用が可能となる。
また、搬送車Aが棚段aに対する荷物の受け渡しのための作業を行なっている期間に、例えば他の棚段bに対応する搬送車Bは、棚段bに属する任意の棚に対する荷物の受け渡し作業を行うことができる。
従って、例えばステーションLに優先使用される棚段として割り当てられた棚段bに、ステーションMからの荷物を載置する必要が生じた場合であっても、搬送車Bは、他の搬送車の位置等に関わらず、ステーションMが配置されている方向に移動し当該荷物を受け取って棚段bの空いている棚に載置することができる。
また、本発明の一態様にかかる自動倉庫において、前記棚段割当部は、前記複数のステーションのいずれかに対して複数の棚段を割り当てる場合、前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当てるとしてもよい。
この構成によれば、あるステーションに割り当てられた複数の棚段が上下方向で連続するため、当該ステーションを介して行われるこれら複数の棚段についての荷物の入出庫作業の効率化を図ることができる。
また、本発明の一態様にかかる自動倉庫において、前記複数のステーションは互いに異なる前記上下方向の位置に配置されており、前記棚段割当部は、前記複数のステーションのいずれかに対して、前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当てる場合、前記複数の棚段のうちのいずれかの棚段の前記上下方向の位置が当該ステーションの前記上下方向の位置に対応する位置となるように割り当てるとしてもよい。
この構成によれば、あるステーションに複数の棚段が割り当てられる場合、当該ステーションの高さ位置に応じた複数の棚段が割り当てられる。そのため、例えば当該ステーションに対応する昇降装置が荷物を昇降させる総距離を最小化することが可能となる。
また、本発明の一態様にかかる自動倉庫において、前記複数のステーションは第一ステーションと第二ステーションとを含み、前記第一ステーションは、前記複数の棚段のうちの最下段の棚段に対応する前記上下方向の位置に配置されており、前記第二ステーションは、前記複数の棚段のうちの最上段の棚段に対応する前記上下方向の位置に配置されており、前記棚段割当部は、前記第一ステーションに対し、前記最下段の棚段を含む前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当て、前記第二ステーションに対し、前記最上段の棚段を含む前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当てるとしてもよい。
この構成によれば、第一ステーションおよび第二ステーションのそれぞれは、それぞれの高さ位置に応じた位置に存在する、連続する複数の棚段が割り当てられる。これにより、例えば、それぞれのステーションに配置された昇降装置の効率的な稼働が可能となる。
また、本発明の一態様にかかる自動倉庫において、前記複数のステーションは第一ステーションおよび第二ステーションであり、前記複数の棚段は、上から順に上段部、中段部、および下段部に区分されており、前記下段部に属する1以上の棚段は、前記第一ステーションに割り当てられ、前記上段部に属する1以上の棚段は、前記第二ステーションに割り当てられており、前記棚段割当部は、(a)前記第一ステーションおよび前記第二ステーションのそれぞれを介した前記ラックと前記ラックの外方との間での移動される荷物の量である入出庫量を示す入出庫量情報を取得し、(b)前記第一ステーションおよび前記第二ステーションのうちの入出庫数が多い一方に、前記中段部に属する1以上の棚を割り当てるとしてもよい。
この構成によれば、棚段割当部は、中段部に属する1以上の棚段のそれぞれについてのみ、適応的にいずれのステーションに割り当てるべきかを決定すればよい。つまり、棚段割当部による棚段の割り当て処理が効率化される。
また、例えば、下段部を第一ステーション専用とし、かつ、上段部を第二ステーション専用とすることも可能となる。そのため、例えば下段部および上段部の棚段の形状および構造を、それぞれのステーションが扱う荷物の種類または重量等に最適化することができる。
また、本発明の一態様にかかる自動倉庫において、前記棚段割当部は、(a)前記複数のステーションのうちの少なくとも2つのステーションのそれぞれを介した前記ラックと前記ラックの外方との間での移動される荷物の量である入出庫量を示す入出庫量情報を取得し、(b)前記2つのステーションのうちの入出庫量が多い一方のステーションの方が、他方のステーションよりも多くの棚段が割り当てられるように、2つのステーションのそれぞれに1以上の棚段を割り当てるとしてもよい。
この構成によれば、複数のステーションのうちの少なくとも2つのステーションのそれぞれは、それぞれの高さ位置に応じた位置に存在する、連続する複数の棚段が割り当てられる。これにより、例えば、それぞれのステーションに配置された昇降装置の効率的な稼働が可能となる。
本発明によれば、荷物の入出庫のための複数のステーションを備える自動倉庫であって、それぞれのステーションからの荷物の入出庫に係る作業を効率よく行うことのできる自動倉庫を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態の自動倉庫の構成概要を示す正面図である。 図2は、本発明の実施の形態の自動倉庫におけるラックと各搬送車との位置関係を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態の自動倉庫の構成概要を示す平面図である。 図4は、本発明の実施の形態の自動倉庫における制御系統を示すブロック図である。 図5は、本発明の実施の形態における棚段割当部による棚段の割り当ての第一の例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態における棚段割当部による棚段の割り当ての第二の例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態における棚段割当部による棚段の割り当ての第三の例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態の自動倉庫による効率的な入出庫作業の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態における棚段割当部による棚段の割り当ての第四の例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態における棚段割当部による棚段の割り当ての第五の例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態の自動倉庫が3つのステーションを備えた場合の構成概要の一例を示す平面図である。 図12は、従来の自動倉庫における、2つのステーションに対するラックの棚の割り当て方法の一例を示す図である。
本発明の実施の形態の自動倉庫について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態の自動倉庫の構成概要を示す正面図である。
図2は、本発明の実施の形態の自動倉庫におけるラックと各搬送車との位置関係を示す斜視図である。なお、図2では、ラックと各搬送車との位置関係を明確に示すために、昇降装置等の他の構成要素の図示は省略されている。
図3は、本発明の実施の形態の自動倉庫の構成概要を示す平面図である。
これらの図に示すように、本発明の実施の形態の自動倉庫100は、ラック200と、複数の搬送車150とを備える。
ラック200は、左右方向(X軸方向、以下同じ)に並べられた一連の棚210を有する棚段220を上下方向(Z軸方向、以下同じ)に複数備えている。
なお、複数の棚210のそれぞれは別体であってもよく、一体に形成されていてもよい。つまり、棚段220を構成する1枚の棚板が区分されることで複数の棚210が棚段220に形成されていてもよい。
また、複数の搬送車150のそれぞれは、一対のレールを有する走行路160に沿って左右方向に互いに独立して移動し、ラック200に対する荷物の受け渡しを行うことができる。また、複数の搬送車150のそれぞれは、複数の棚段220のそれぞれに対応して配置されている。つまり、複数の搬送車150は複数の棚段220と一対一で対応している。
ここで、本実施の形態における搬送車150は、図2に示すように、移載装置155を有している。移載装置155は、例えば前後方向(Y軸方向、以下同じ)に伸縮することで荷物の取り込みおよび送り出しを行う移載機構が採用されるが、どのような移載機構が採用されてもよい。
また、移載装置155は、前後方向の双方向に伸縮することができる。そのため、図1および図2では省略されているが、図3に示すように、搬送車150の走行路160を挟んで向かい合わせに2つのラック200を配置することもできる。
また、自動倉庫100は、左右方向に間隔をあけて配置された複数のステーションである第一ステーション110と第二ステーション120とを備える。具体的には、第一ステーション110は、ラック200の原点側(図1において左側)に配置され、第二ステーション120は、ラック200の反原点側(図1において右側)に配置さている。
また、第一ステーション110と第二ステーション120とは互いに異なる上下方向の位置に配置されている。具体的には、第一ステーション110は、最下段の棚段220に対応する上下方向の位置に配置されており、第二ステーション120は、最上段の棚段220に対応する上下方向の位置に配置されている。
第一ステーション110および第二ステーション120はそれぞれ、ラック200に収納されるべき荷物を受け取り、かつ、ラック200から取り出された荷物を受け取る。つまり、ラック200とラック200の外方との間での荷物の移動は、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれを介して行われる。
また、自動倉庫100は、荷物を昇降させることのできる第一昇降装置115と第二昇降装置125とを備える。第一昇降装置115は、第一ステーション110に対応して設けられており、第一ステーション110と少なくとも1つの搬送車150との間の荷物の受け渡しを仲介する。第二昇降装置125は、第二ステーション120に対応して設けられており、第二ステーション120と少なくとも1つの搬送車150との間の荷物の受け渡しを仲介する。
自動倉庫100は、これら搬送車150等の動作を制御する構成要素としてコントローラ300を備えている。搬送車150等は無線通信または有線通信によりコントローラ300から送信される制御信号に従って動作する。
また、コントローラ300は、後述する棚段割当部を有し、棚段割当部は、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれに対し優先的に使用させる1以上の棚段220を割り当てる。
図3を用いて、自動倉庫100の基本的な動作を簡単に説明する。
第一ステーション110の入庫用コンベア111により搬送されてきた荷物は、第一昇降装置115により、第一ステーション110に割り当てられた棚段220に対応する高さ位置の入庫用載置領域113に載置される。
入庫用載置領域113に載置された荷物は、当該棚段220に対応する搬送車150に引き取られ、当該棚段220のいずれかの棚210に載置される。このようにして、第一ステーション110を介した入庫作業が実行される。
また、第一ステーション110に割り当てられた棚段220のいずれかの棚210に載置されている荷物は、当該棚段220に対応する搬送車150に引き取られ、当該棚段220に対応する高さ位置の出庫用載置領域114まで搬送される。当該出庫用載置領域114まで搬送された荷物は、第一昇降装置115を介して出庫用コンベア112まで移動され、さらに出庫用コンベア112に接続された搬送先まで搬送される。
このようにして、第一ステーション110を介した出庫作業が実行される。
第二ステーション120も、第一ステーション110と同様に、入庫用コンベア121および出庫用コンベア122を備える。また、第二昇降装置125、入庫用載置領域123、および出庫用載置領域124が利用されることで、第二ステーション120を介した入庫作業および出庫作業が実行される。
また、第一ステーション110および第二ステーション120の一方を介した入庫作業および出庫作業は、他方を介した入庫作業および出庫作業とは独立して実行することができる。
図4は、本発明の実施の形態の自動倉庫100における制御系統を示すブロック図である。
図4に示すように、コントローラ300は棚段割当部310を有する。棚段割当部310は、ラック200が有する複数の棚段220の中から、複数のステーション(本実施の形態では第一ステーション110および第二ステーション120)のそれぞれに対し、他のステーションに優先して使用させる1以上の棚段220を割り当てる。
また、コントローラ300は、棚段割当部310により決定された割り当てに従って、各構成要素の動作を制御する。例えば、第一ステーション110まで搬入された荷物を、第一ステーション110に割り当てられた棚段220に収納するように、第一ステーション110、第一昇降装置115および、当該棚段220に対応する搬送車150を制御する。
また、棚段割当部310は、本実施の形態では、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれを介したラック200とラック200の外方との間での移動される荷物の量である入出庫量を示す入出庫量情報を取得する。
棚段割当部310は、例えば、ある時点において、その後に第一ステーション110を介して入庫(ラック200の外方の荷物がラック200に収納されること)される荷物の量および第一ステーション110を介して出庫(ラック200に収納された荷物がラック200の外方に搬送されること)される荷物の量を示す入出庫量情報を取得する。
また、棚段割当部310は、第二ステーション120についても同様に、第二ステーション120を介して入出庫される荷物の量を示す入出庫量情報を取得する。
なお、棚段割当部310は、例えば、ユーザから入力されるこれら入出庫量を受け付けることで、第一ステーション110および第二ステーション120についての入出庫量情報を取得する。
また、棚段割当部310は、例えば、ラック200に収納すべき荷物およびラック200から運び出すべき荷物についての情報を管理するサーバ装置等と通信することで、第一ステーション110および第二ステーション120についての入出庫量情報を取得することもできる。
棚段割当部310は、取得した入出庫量情報に示される、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれについての入出庫量同士を比較する。棚段割当部310はさらに、その比較結果に基づいて、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれに対する棚段220の割り当てを決定する。
なお、コントローラ300は例えば、情報の入出力を行うインタフェース、並びに、制御プログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit)およびメモリ等を備えるコンピュータによって実現される。
また、棚段割当部310は、コントローラ300に含まれていなくてもよい。例えばコントローラ300とは別のコンピュータにより実現されてもよい。
以上のように本発明の実施の形態の自動倉庫100は、荷物の入出庫のための複数のステーションを備え、棚段割当部310により、ステーションごとに1以上の棚段220が割り当てられる。
以下、図5〜図9を用いて、棚段割当部310による棚段220の割り当ての例を説明する。
図5は、本発明の実施の形態における棚段割当部310による棚段220の割り当ての第一の例を示す図である。
棚段割当部310は、第一ステーション110を介した荷物の入出庫量(第一入出庫量)を示す第一入出庫量情報と、第二ステーション120を介した荷物の入出庫量(第二入出庫量)を示す第二入出庫量情報とを取得する。
棚段割当部310はさらに、第一入出庫量と第二入出庫量とを比較し、例えばこれらの差分の絶対値が所定の閾値以下であるか否かを判断する。これにより、第一入出庫量と第二入出庫量とが略同一(完全同一も含む)であるか否かが判断される。
上記差分の絶対値が所定の閾値以下である場合、つまり、第一入出庫量と第二入出庫量とが略同一である場合、棚段割当部310は、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれに同数またはほぼ同数の棚段220を割り当てる。
例えば、図5に示すように、ラック200が、棚段[1]〜[6]の6つの棚段220を有する場合を想定する。
この場合、棚段割当部310は、3つの棚段220を第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれに割り当てる。
また、棚段割当部310は、このように、第一ステーション110および第二ステーション120の少なくとも一方に複数の棚段220を割り当てる場合、当該一方に、上下方向に連続する複数の棚段220を割り当てる。
さらに、棚段割当部310は、複数の棚段220のうちのいずれかの棚段220の上下方向の位置が、これら複数の棚段220が割り当てられるステーションの上下方向の位置に対応する位置となるように割り当てる。
例えば図5に示すように、3つの棚段220を第一ステーション110に割り当てる場合、棚段割当部310は3つの棚段220のうちのいずれかの棚段220の上下方向の位置が、第一ステーション110の上下方向の位置に対応する位置となるように割り当てる。
つまり、第一ステーション110に比較的近い位置の、上下方向に連続する3つの棚段220が第一ステーション110に割り当てられる。
また、棚段割当部310は、第二ステーション120に対しても同様に、第二ステーション120に比較的近い位置の3つの棚段220を割り当てる。
その結果、図5に示すように、第一ステーション110には棚段[1]〜[3]が割り当てられ、第二ステーション120には棚段[4]〜[6]が割り当てられる。
また、棚段割当部310は、上記差分の絶対値が所定の閾値より大きい場合には、入出庫量が大きな一方のステーションに、他方のステーションよりも多くの棚段220を割り当てる。
図6は、本発明の実施の形態における棚段割当部310による棚段220の割り当ての第二の例を示す図である。
図7は、本発明の実施の形態における棚段割当部310による棚段220の割り当ての第三の例を示す図である。
棚段割当部310は、第一入出庫量と第二入出庫量とを比較し、例えばこれらの差分の絶対値が所定の閾値より大きい場合、第一入出庫量および第二入出庫量の大小関係を確認する。
その確認の結果、第一入出庫量<第二入出庫量である場合、棚段割当部310は、第二ステーション120の方が第一ステーション110よりも多くの棚段220が割り当てられるように、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれに1以上の棚段220を割り当てる。
その結果、図6に示すように、第一ステーション110には、例えば第一ステーション110の側方の上下方向に連続する2つの棚段220(棚段[1]および棚段[2])が割り当てられる。
また、第二ステーション120には、例えば第二ステーション120の側方の棚段220を含む上下方向に連続する4つの棚段220(棚段[3]〜[6])が割り当てられる。
また、第一入出庫量と第二入出庫量との差分の絶対値が所定の閾値より大きく、かつ、第一入出庫量>第二入出庫量である場合は、第一ステーション110の方が第二ステーション120よりも多くの棚段220が割り当てられる。
その結果、図7に示すように、第一ステーション110には、例えば第一ステーション110の側方の棚段220を含む上下方向に連続する4つの棚段220(棚段[1]〜[4])が割り当てられる。
また、第二ステーション120には、例えば第二ステーション120の側方の上下方向に連続する2つの棚段220(棚段[5]および棚段[6])が割り当てられる。
このように、本発明の実施の形態の自動倉庫100では、棚段割当部310により、複数のステーションそれぞれについて1以上の棚段220が割り当てられる。つまり、各ステーションには、左右方向に並べられた一連の棚210を有する棚段220という単位で、ラック200内の収納空間が割り当てられる。
つまり、複数の搬送車150のそれぞれは、当該搬送車150に対応する棚段220がどのステーションに割り当てられたかに関わらず、左右方向の最大の移動距離は一定である。即ち、あるステーションに割り当てられた棚段220の数が増加したことにより、当該ステーションについての入出庫の効率が低下するようなことがない。
また、例えば第一ステーション110を介して入庫される複数の荷物を、第一ステーション110に割り当てられた棚段[1]に載置する場合を想定する。この場合、棚段[1]の、第一ステーション110に近い棚210から順にこれら荷物を載置して行くことで棚段[1]の全ての棚210に荷物を載置することができる。つまり、効率的な自動倉庫100の運用が可能となる。
また、棚段220のそれぞれには、1つの搬送車150が配置されるため、各棚段220における荷物の入出庫のための作業は、他の棚段220における荷物の入出庫のための作業とは独立して行うことができる。
ここで、例えば第一ステーション110に割り当てられた棚段[2]に、第二ステーション120からの荷物を載置する必要が生じた場合を想定する。このような場合であっても、棚段[2]に対応する搬送車150は、他の搬送車150の位置等に関わらず、第二ステーション120が配置された反原点側に移動し当該荷物を受け取って棚段[2]の空いている棚210に載置することができる。
また、複数の棚段220がいずれかのステーションに割り当てられる場合、これら複数の棚段220は上下方向で連続する。そのため、当該ステーションを介して行われるこれら複数の棚段220についての荷物の入出庫作業の効率化を図ることができる。
さらに、図5〜図7に示すように、各ステーションの上下方向の位置に応じた位置に配置された複数の棚段220が、各ステーションに割り当てられる。
例えば、第一ステーション110には、図5に示すように、棚段[1]〜[3]が割り当てられる。このとき、第一昇降装置115の昇降台の移動範囲は、棚段[1]から棚段[3]までの範囲である。
また、このとき、第二ステーション120には棚段[4]〜[6]が割り当てられるため、第二昇降装置125の昇降台の移動範囲は、棚段[4]から棚段[6]までの範囲である。
つまり、第一昇降装置115および第二昇降装置125のそれぞれに必要な作業をさせるに際し、第一昇降装置115および第二昇降装置125それぞれの荷物を昇降させる総距離を最小化することができる。すなわちこれら昇降装置の効率的な稼働が可能となる。
図8を用いて、本実施の形態の自動倉庫100による効率的な入出庫作業の一例について説明する。
図8は、本発明の実施の形態の自動倉庫100による効率的な入出庫作業の一例を示す図である。
具体的には、図8には、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれを介して、ラック200に複数の荷物が入庫される場合の荷物の載置順が示されている。
また、図8では、第一入出庫量<第二入出庫量であり、第一ステーション110に棚段[1]、[2]が割り当てられ、第二ステーション120に棚段[3]〜[6]が割り当てられた状態が示されている。
この場合、第一ステーション110から入庫される荷物は、入庫用コンベア111に最も近い、最下段かつ最も原点寄りの棚210から、図の(1)、(2)、・・・(5)、(6)、・・・の順に従って載置される。
また、このとき、第一昇降装置115は、棚段[1]〜[2]の範囲でのみ昇降する。
また、第二ステーション120から入庫される荷物は、入庫用コンベア121に最も近い、最上段かつ最も反原点寄りの棚210から、図の(1)、(2)、・・・(9)、(10)、・・・の順に従って載置される。
また、このとき、第二昇降装置125は、棚段[3]〜[6]の範囲でのみ昇降する。
このように、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれから入庫される荷物は、入庫位置から最も近い位置の棚210から順に載置されていく。これにより、各ステーションを介して入庫すべき複数の荷物についての入庫作業が効率化される。
また、例えば、第一ステーション110から入庫すべき全ての荷物を棚段[1]および棚段[2]に載置したとしても、棚段[1]および棚段[2]の全ての棚210が荷物で埋まらない場合を想定する。
この場合、棚段[1]および棚段[2]の、荷物の載置されていない棚210または荷物の載置される予定のない棚210(空き棚210)は、反原点寄りにまとまって存在することになる。
つまり、反原点側の第二ステーション120から入庫される荷物を、棚段[1]および棚段[2]の空き棚210にも載置する必要が生じた場合、これら空き棚210は、第二ステーション120に近い位置にまとまって存在している。そのため、これら第二ステーション120から入庫される荷物の空き棚210への載置を効率よく行うことができる。
このことは、原点側の第一ステーション110から入庫される荷物を、棚段[3]〜[6]の空き棚210に載置する必要が生じた場合も同じである。
また、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれを介して荷物の出庫を行う場合は、それぞれの出庫位置から最も近い位置の棚210の荷物から順に出庫される。
これにより、例えば、第一ステーション110を介して、第二ステーション120に割り当てられたいずれかの棚段220から荷物を出庫する必要が生じた場合、第一ステーション110に比較的近い位置の棚210の荷物を出庫できる可能性が高められる。
また、本実施の形態では、第一ステーション110および第二ステーション120のそれぞれの位置は固定である。
そのため、第一ステーション110に比較的近い位置の1以上の棚段220を、予め第一ステーション110に割り当てておき、第二ステーション120に比較的近い位置の1以上の棚段220を、予め第二ステーション120に割り当てておいてもよい。
つまり、棚段割当部310は、各ステーションに棚段220を割り当てる場合に、既に割り当てられている棚段220以外の棚段220についてのみ、いずれのステーションに割り当てるかを決定してもよい。
図9は、本発明の実施の形態における棚段割当部310による棚段220の割り当ての第四の例を示す図である。
例えば、ラック200が有する複数の棚段220を、図9に示すように、上段部(棚段[5]、[6])、中段部(棚段[3]、[4])、および下段部(棚段[1]、[2])の3つに区分する。
この場合、棚段割当部310は、上段部に属する棚段[5]、[6]を第二ステーション120に予め割り当て、下段部に属する棚段[1]、[2]を第一ステーション110に予め割り当てておく。つまり、棚段割当部310は、これらステーションと棚段220との対応を示す情報を生成し保持しておく。
その後、棚段割当部310は、第一入出庫量情報および第二入出庫量情報を取得し、これら情報に示される第一入出庫量と第二入出庫量とを比較する。棚段割当部310はさらに、比較の結果に応じて、中段部に属する棚段[3]、[4]の割り当てを決定する。
具体的には、上記比較の結果、第一入出庫量と第二入出庫量とが略同一である場合、棚段割当部310は、例えば、第一ステーション110に棚段[3]を割り当て、第二ステーション120に棚段[4]を割り当てる。
この場合、図5に示す例と同じく、第一ステーション110には棚段[1]〜[3]が割り当てられ、第二ステーション120には棚段[4]〜[6]が割り当てられることになる。
また、上記比較の結果、第一入出庫量<第二入出庫量である場合、棚段割当部310は、例えば、中段部に属する棚段[3]、[4]の両方を第二ステーション120に割り当てる。
この場合、図6に示す例と同じく、第一ステーション110には棚段[1]、[2]が割り当てられ、第二ステーション120には棚段[3]〜[6]が割り当てられることになる。
また、上記比較の結果、第一入出庫量>第二入出庫量である場合、棚段割当部310は、例えば、中段部に属する棚段[3]、[4]の両方を第一ステーション110に割り当てる。
この場合、図7に示す例と同じく、第一ステーション110には棚段[1]〜[4]が割り当てられ、第二ステーション120には棚段[5]、[6]が割り当てられることになる。
なお、上記の上段部、中段部、および下段部それぞれの棚段220の数、並びに、第一入出庫量と第二入出庫量との比較結果に応じた棚段220の割り当て方は例であり、これらと異なる数および割り当て方であってもよい。
例えば、上段部に棚段[6]が属し、中段部に棚段[2]〜[5]が属し、下段部に棚段[1]が属する場合を想定する。
この場合、棚段割当部310は、例えば第一入出庫量<第二入出庫量であるとき、棚段[2]〜[5]の全てを第二ステーション120に割り当ててもよく、棚段[3]〜[5]を第二ステーション120に割り当て、棚段[2]を第一ステーション110に割り当ててもよい。
つまり、棚段割当部310は、上段部および下段部それぞれに属する1以上の棚段220を、第一ステーション110および第二ステーション120のいずれかの優先使用のための棚段220として固定する。棚段割当部310はさらに、第一ステーション110および第二ステーション120のうちの入出庫数が多い一方に、中段部に属する1以上の棚を割り当てる。
このように、棚段割当部310は、ラック200が有する複数の棚段220のうちの一部の棚段220のみを、複数のステーションそれぞれに対する適応的な割り当ての対象として扱ってもよい。
これにより、例えば、棚段割当部310による棚段220の割り当て処理が効率化される。
また、例えば、下段部を第一ステーション110専用とし、かつ、上段部を第二ステーション120専用とすることも可能となる。そのため、例えば下段部および上段部の棚段220の形状および構造を、それぞれのステーションが扱う荷物の種類または重量等に最適化することができる。
また、本実施の形態では、図5等に示すように、複数の棚段220を1つのステーションに割り当てる場合、複数の棚段220が上下方向に連続するように割り当てている。
しかしながら、複数の棚段220を1つのステーションに割り当てる場合に、当該複数の棚段は上下方向に連続しなくてもよい。
図10は、本発明の実施の形態における棚段割当部310による棚段220の割り当ての第五の例を示す図である。
棚段割当部310は、図10に示すように、例えば第一ステーション110に棚段[1]、[2]、[4]を割り当て、第二ステーション120に棚段[3]、[5]、[6]を割り当ててもよい。
このような割り当ては、例えば、棚段[3]の形状または構造が第二ステーション120を介して入庫される荷物に適している場合などに有効である。
また、このように各ステーションに棚段220が割り当てられた場合、第一ステーション110から入庫された荷物を、図8に示す順番で、棚段[1]、[2]それぞれの棚210載置させ、その後に、棚段[4]の原点側の棚210から順に荷物を載置させる。
これにより、棚段[4]の反原点側に1以上の空き棚210を発生させることができる。その結果、第二ステーション120から入庫される荷物が、棚段[3]、[5]、[6]に収まりきれない場合に、第二ステーション120に比較的近い位置に存在する当該1以上の空き棚210を有効に活用することができる。
また、第二ステーション120から入庫された荷物も、同様に、棚段[5]、[6]それぞれの棚210載置させた後に、棚段[3]の反原点側の棚210から順に荷物を載置させることで、第一ステーション110に比較的近い位置に1以上の空き棚210を発生させることができる。
また、本実施の形態の自動倉庫100は、2つのステーション(第一ステーション110および第二ステーション120)を備えるとした。しかしながら、自動倉庫100は3以上のステーションを備えてもよい。
図11は、本発明の実施の形態の自動倉庫100が3つのステーションを備えた場合の構成概要の一例を示す平面図である。
図11に示すように、例えばラック200の幅方向の中ほどに第三ステーション130を配置する。また、第三ステーション130は、入庫用コンベア131および出庫用コンベア132を備える。
また、ラック200の各棚段220に対応する高さ位置には、第三ステーション130を介した荷物の入出庫に利用される入庫用載置領域133と出庫用載置領域134とが設けられている。
さらに、第三ステーション130に対応する第三昇降装置135が配置されている。これら、第三昇降装置135、入庫用載置領域133、および出庫用載置領域134が利用されることで、第三ステーション130を介した入庫作業および出庫作業が実行される。
なお、第三ステーション130の上下方向の位置は、例えば棚段[3]、[4](例えば図5参照)に対応する位置である。
この場合、棚段割当部310は、例えば、第一ステーション110に、棚段[1]、[2]を割り当て、第二ステーション120に、棚段[5]、[6]を割り当て、第三ステーション130に、棚段[3]、[4]を割り当てる。
つまり、これら3つのステーションのそれぞれに、自身に比較的近い位置であってかつ上下方向に連続する複数の棚段220が割り当てられる。その結果、これら3つのステーションのそれぞれを介した入出庫に係る作業が効率よく実行される。
以上、本発明の自動倉庫について、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の自動倉庫は、荷物の入出庫のための複数のステーションを備える自動倉庫であって、それぞれのステーションを介した荷物の入出庫に係る作業を効率よく行うことのできる自動倉庫である。従って、工場および物流倉庫等で荷物の保管を行う自動倉庫等として有用である。
100 自動倉庫
110 第一ステーション
111、121、131 入庫用コンベア
112、122、132 出庫用コンベア
113、123、133 入庫用載置領域
114、124、134 出庫用載置領域
115 第一昇降装置
120 第二ステーション
125 第二昇降装置
130 第三ステーション
135 第三昇降装置
150 搬送車
155 移載装置
160 走行路
200 ラック
210 棚
220 棚段
300 コントローラ
310 棚段割当部

Claims (5)

  1. 左右方向に並べられた一連の棚を有する棚段を上下方向に複数備えるラックと、前記左右方向に互いに独立して移動し、前記ラックに対する荷物の受け渡しを行う複数の搬送車であって、複数の棚段のそれぞれに対応して配置された複数の搬送車とを備える自動倉庫であって、
    前記左右方向に間隔をあけて配置され、前記ラックに収納されるべき荷物を受け取り、かつ、前記ラックから取り出された荷物を受け取る複数のステーションと、
    荷物を昇降させることのできる複数の昇降装置であって、前記複数のステーションのそれぞれに対応して前記複数の昇降装置のうちの1つが設けられ、前記複数の昇降装置のそれぞれが、対応するステーションと前記複数の搬送車のうちの少なくとも1つの搬送車との間の荷物の受け渡しを仲介する前記複数の昇降装置と、
    前記複数の棚段の中から、前記複数のステーションのそれぞれに対し、他のステーションに優先して使用させる1以上の棚段を割り当てる棚段割当部とを備え、
    前記棚段割当部は、前記複数のステーションのいずれかに対して複数の棚段を割り当てる場合、前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当てる
    自動倉庫。
  2. 前記複数のステーションは互いに異なる前記上下方向の位置に配置されており、
    前記棚段割当部は、前記複数のステーションのいずれかに対して、前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当てる場合、前記複数の棚段のうちのいずれかの棚段の前記上下方向の位置が当該ステーションの前記上下方向の位置に対応する位置となるように割り当てる
    請求項記載の自動倉庫。
  3. 前記複数のステーションは第一ステーションと第二ステーションとを含み、
    前記第一ステーションは、前記複数の棚段のうちの最下段の棚段に対応する前記上下方向の位置に配置されており、
    前記第二ステーションは、前記複数の棚段のうちの最上段の棚段に対応する前記上下方向の位置に配置されており、
    前記棚段割当部は、前記第一ステーションに対し、前記最下段の棚段を含む前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当て、前記第二ステーションに対し、前記最上段の棚段を含む前記上下方向に連続する前記複数の棚段を割り当てる
    請求項またはに記載の自動倉庫。
  4. 前記複数のステーションは第一ステーションおよび第二ステーションであり、
    前記複数の棚段は、上から順に上段部、中段部、および下段部に区分されており、
    前記下段部に属する1以上の棚段は、前記第一ステーションに割り当てられ、前記上段部に属する1以上の棚段は、前記第二ステーションに割り当てられており、
    前記棚段割当部は、(a)前記第一ステーションおよび前記第二ステーションのそれぞれを介した前記ラックと前記ラックの外方との間での移動される荷物の量である入出庫量を示す入出庫量情報を取得し、(b)前記第一ステーションおよび前記第二ステーションのうちの入出庫数が多い一方に、前記中段部に属する1以上の棚を割り当てる
    請求項記載の自動倉庫。
  5. 前記棚段割当部は、(a)前記複数のステーションのうちの少なくとも2つのステーションのそれぞれを介した前記ラックと前記ラックの外方との間での移動される荷物の量である入出庫量を示す入出庫量情報を取得し、(b)前記2つのステーションのうちの入出庫量が多い一方のステーションの方が、他方のステーションよりも多くの棚段が割り当てられるように、2つのステーションのそれぞれに1以上の棚段を割り当てる
    請求項1または2に記載の自動倉庫。
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