JP5082970B2 - 回路基板装置 - Google Patents

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Description

この発明は、発熱素子の熱を放散させる放熱部材および回路基板装置に関する。
従来、電子回路の高密度実装を可能にするために、複数のプリント回路基板(PCB:Printed Circuit Board)を対向配置してスタックコネクタなどで接続したスタック構造が用いられている。スタック構造は、電子回路の高密度実装が可能になる反面、発熱素子が密集しやすい。このため、発熱素子の冷却が課題となる。
発熱素子の冷却には、一般的に、平板フィン(プレートフィン)やピンフィンなどを発熱素子の表面に設ける手法が利用されている。また、ファンを用いてフィンの周囲に気流を発生させることで強制空冷を行う手法も利用されている。また、対向配置された各プリント回路基板の間で対向配置された各発熱素子の間に設け、各発熱素子を同時に冷却する放熱部材が開示されている(たとえば、下記特許文献1,2参照。)。
特開2006−319134号公報 特開2006−202975号公報
しかしながら、上述した従来技術では、対抗配置された各回路基板の間に放熱部材を取り付けることが困難であるという問題がある。たとえば、平板放熱フィンを有するヒートシンクを用いる場合は、各回路基板の間隔により放熱フィンの高さが制限されるため、各回路基板の間隔に応じて放熱フィンを加工し、放熱フィンの高さを調節する必要がある。
また、各回路基板に実装された各発熱素子ごとの高さは異なるため、ヒートシンクを設ける各発熱素子の高さに応じて放熱フィンの高さを調節する必要がある。特に、各回路基板の間で各発熱素子が対向配置されている場合は、各発熱素子に取り付けられた各ヒートシンクの放熱フィン同士がぶつかり容易に取り付けることができないという問題がある。
また、グラファイトシート(上記特許文献1参照)を用いる場合は、グラファイトシートを各回路基板の間に詰めるように設けることになるため、各回路基板の間に十分な空間が確保できない。このため、強制空冷などの手法を用いることができず、各発熱素子の冷却効果を十分に得られないという問題がある。また、グラファイトシートの弾性が小さいため、各回路基板の間隔や、各発熱素子の高さに応じて高さの調節を行う必要がある。
開示の放熱部材および回路基板装置は、上述した問題点を解消するものであり、対抗配置された各回路基板の間に容易に取り付けられるとともに、各回路基板に実装された各発熱素子を効率的に冷却することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この放熱部材は、発熱素子または前記発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材が接する一方の面から他方の面へ熱を伝導させる熱伝導板を、前記他方の面を対向させて、間に空間を有するように配置した一対の熱伝導板と、前記他方の面のそれぞれに挟まれて設けられ、前記一対の熱伝導板の対向方向の弾性を有するとともに、前記他方の面のそれぞれの熱を前記空間へ放散させる放熱フィンと、を備えることを要件とする。
上記構成によれば、放熱フィンが弾性を有するため、対向配置された各発熱素子の間に放熱フィンを圧縮した状態で設けることで、各発熱素子に対して一対の熱伝導板を自動的かつ高精度に密着させることができる。また、一対の熱伝導板の間には空間が形成されるため、放熱フィンの表面付近に気流を発生させることが可能になる。
開示の放熱部材および回路基板装置によれば、対抗配置された各回路基板の間に容易に取り付けられるとともに、各回路基板に実装された各発熱素子を効率的に冷却することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる放熱部材および回路基板装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(放熱部材の基本構成)
図1は、この放熱部材の基本構成(その1)を示す斜視図である。図1に示すように、この放熱部材100は、第1熱伝導板110と、第2熱伝導板120と、弾性放熱フィン130と、を備えている。放熱部材100は、発熱素子の熱を放散させる放熱部材である。たとえば、放熱部材100は、対向配置された各発熱素子に挟まれて設けられる。
第1熱伝導板110は、図のXY平面に対して主面が平行な熱伝導板である。第1熱伝導板110の一方の面111には発熱素子が接する。第1熱伝導板110の他方の面112には、弾性放熱フィン130の一端が接続されている。第1熱伝導板110は、面111に接した発熱素子の熱を面112へ伝導させる熱伝導板である。
第2熱伝導板120は、図のXY平面に対して主面が平行な熱伝導板である。第2熱伝導板120の一方の面121には発熱素子が接する。第2熱伝導板120の他方の面122には、弾性放熱フィン130の他端が接続されている。第2熱伝導板120は、面121に接した発熱素子の熱を面122へ伝導させる熱伝導板である。
第1熱伝導板110と第2熱伝導板120は、互いに面112と面122を対向させて配置されている。また、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120は、間に空間140を有するように互いに間隔をあけて配置されている。第1熱伝導板110と第2熱伝導板120のそれぞれは、たとえばアルミ板や銅板などの熱伝導性が高い板である。
弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120に挟まれるように設けられている。弾性放熱フィン130は、平板部131と、平板部132と、曲面部133と、曲面部134と、を有している。平板部131は、第1熱伝導板110の面112に接している。平板部132は、第2熱伝導板120の面122に接している。
曲面部133は、平板部131の一端と平板部132の一端をつなぐように設けられている。曲面部133は、Z軸方向のバネ性を有するように、X軸方向に湾曲している。曲面部134は、平板部131の他端と平板部132の他端をつなぐように設けられている。曲面部134は、Z軸方向のバネ性を有するように、X軸方向における曲面部133とは反対方向に湾曲している。平板部131、平板部132、曲面部133および曲面部134は、アルミ板や銅板などを用いて一体的に形成されている。
矢印151および矢印152で示すように、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120を近づけるようにZ軸方向の力を加えると、矢印161および矢印162で示すように、曲面部133および曲面部134がさらに湾曲する。これにより、弾性放熱フィン130がZ軸方向に圧縮され、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の距離が縮まる。
この状態から、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120に加えていた力を解除すると、曲面部133および曲面部134の弾性により、曲面部133および曲面部134の曲率が元に戻る。これにより、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の距離が元に戻る。このように、弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の対向方向(Z軸方向)の弾性を有する。
また、弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120から伝導された熱を空間140へ放散させる。具体的には、平板部131は、第1熱伝導板110の面112から伝導される熱を空間140へ放熱する。また、平板部131は、第1熱伝導板110の面112から伝導される熱を曲面部133および曲面部134へ伝導する。
平板部132は、第2熱伝導板120の面122から伝導される熱を空間140へ放熱する。また、平板部132は、第2熱伝導板120の面122から伝導される熱を曲面部133および曲面部134へ伝導する。曲面部133および曲面部134のそれぞれは、平板部131および平板部132から伝導された熱を空間140へ放散させる。
図2は、この放熱部材の基本構成(その2)を示す斜視図である。図2において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図2に示すように、弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間に複数設けられていてもよい。複数の弾性放熱フィン130は、Z軸と直交する方向に(XY平面上に)、X軸方向とY軸方向の行列になるように並べられている。
また、複数の弾性放熱フィン130のそれぞれは、周囲の気流を同一の方向に導く向きに設けられている。具体的には、複数の弾性放熱フィン130のそれぞれは、弾性放熱フィン130によって規定される直線方向が一致するように設けられている。弾性放熱フィン130によって規定される直線方向とは、弾性放熱フィン130が弾性を有する方向(図1のZ軸方向)と直交し、かつ、弾性放熱フィン130の曲面部133および曲面部134の曲がり方向(図1のX軸方向)と直交する方向(図1のY軸方向)である。
弾性放熱フィン130付近の空気は、弾性放熱フィン130によって規定される直線方向に整流される。したがって、各弾性放熱フィン130によって規定される直線方向が一致するように各弾性放熱フィン130を並べることで、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気を一定の方向(Y軸方向)に整流することができる。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気を効率よく流通させることができる。
この構成においても、各弾性放熱フィン130はそれぞれZ軸方向の弾性を有するため、放熱部材100の全体としてZ軸方向の弾性を有する。各弾性放熱フィン130を配置する間隔は、各弾性放熱フィン130がZ軸方向に圧縮されても互いにぶつからない程度に十分に確保する。また、各弾性放熱フィン130がZ軸方向に圧縮されても互いにぶつからない範囲で、多くの弾性放熱フィン130を設けることで、弾性放熱フィン130全体の表面積を増やすことができる。これにより、冷却効率を向上させることができる。
(実施の形態1)
図3は、実施の形態1にかかる回路基板装置を示す斜視図である。図3において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3に示すように、回路基板装置300は、放熱部材100、回路基板310および回路基板320を備える。図3は、放熱部材100と、回路基板310と、回路基板320と、を組み立てる直前の状態を示している。また、放熱部材100は簡略化して図示している。
回路基板310および回路基板320は、放熱部材100を挟んで対向して配置される一対の回路基板である。回路基板310の回路基板320側の面には、発熱素子331〜335が実装されている。回路基板320の回路基板310側の面には発熱素子336,337が実装されている。発熱素子331〜337は、たとえばCPU(Central Processing Unit)などの熱を発する電子部品である。
回路基板310と回路基板320の間には間隔管341〜344が設けられる。間隔管341〜344は、回路基板310と回路基板320の互いの相対位置を固定するための固定部材である。回路基板310には間隔管341〜344のそれぞれの一端が固定されている。回路基板320は、間隔管341〜344のそれぞれの他端に固定される。これにより、回路基板310に対して回路基板320が位置決めされた状態で固定される。
間隔管341〜344のそれぞれは、Z軸方向に、互いに同じ高さを有している。回路基板310と回路基板320の間隔は、間隔管341〜344の高さによって決まる。間隔管341〜344の高さは、回路基板310と回路基板320によって弾性放熱フィン130がある程度圧縮されるように十分に小さく設定する。さらに、間隔管341〜344の高さは、弾性放熱フィン130が過度に圧縮され、弾性放熱フィン130がつぶれて弾性を失うことがないように十分に大きく設定する。
図3に示す放熱部材100は、図2に示した放熱部材100の変形例である。ここでは、放熱部材100は、図2に示した放熱部材100よりも弾性放熱フィン130を多く備えている。また、放熱部材100は、貫通穴351〜354を有している。貫通穴351〜354のそれぞれは、回路基板310における間隔管341〜344のXY平面上の各位置に対応した各位置に設けられている。
貫通穴351〜354の形状は、間隔管341〜344がZ軸方向に貫通できるように、間隔管341〜344の断面形状に合わせた円形状である。放熱部材100は、貫通穴351〜354に間隔管341〜344を貫通させた状態で間隔管341〜344に対して固定される。この状態からさらに、回路基板320を間隔管341〜344に対して固定する。これにより、回路基板310、回路基板320および放熱部材100の相互の位置決めおよび固定を行うことができる。
また、回路基板310および回路基板320のそれぞれには、回路基板310と回路基板320とを電気的に接続するためのスタックコネクタ360が設けられている(回路基板320側のスタックコネクタは図示を省略している)。放熱部材100には、スタックコネクタ360を配置するための切り欠け部370が設けられている。
切り欠け部370の位置は、放熱部材100の貫通穴351〜354に間隔管341〜344を貫通させた状態で、スタックコネクタ360が切り欠け部370に位置するように決める。切り欠け部370は、たとえば放熱部材100の一部を切断することで設けられる。回路基板装置300は、回路基板310と回路基板320をスタックコネクタ360によって接続したスタック構造になる。
図4は、図3に示した回路基板装置の一部を示す正面図(固定前)である。図4において、図3に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図4は、放熱部材100と、回路基板310と、回路基板320と、を互いに組み合わせた後、回路基板310に対して回路基板320を固定する前の状態を示している。
図4に示すように、放熱部材100は、対向して配置された回路基板310と回路基板320の間に挟まれるように配置されている。ここでは、図3に示した発熱素子331〜337のうちの、回路基板310に実装された発熱素子331および発熱素子332と、回路基板320に実装された発熱素子337と、を図示している。
第1熱伝導板110の面111には発熱素子331と発熱素子332が接している。第2熱伝導板120の面121には発熱素子337が接している。また、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120は、発熱素子331、発熱素子332および発熱素子337の各表面よりも面積が大きい。すなわち、第1熱伝導板110は、発熱素子331および発熱素子332と接する部分を囲む熱拡散部401を有している。
熱拡散部401は、発熱素子331および発熱素子332と接する部分の熱を拡散させるように十分な面積を有する。同様に、第2熱伝導板120は、発熱素子337と接する部分を囲む熱拡散部402を有している。熱拡散部402は、発熱素子337と接する部分の熱を拡散させるように十分な面積を有する。
また、第1熱伝導板110の熱拡散部401における面111と、第2熱伝導板120の熱拡散部402における面121と、のそれぞれには絶縁膜410が設けられている。絶縁膜410は、回路基板310および回路基板320上の各発熱素子以外の電子部品と、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120と、を電気的に分離する。これにより、発熱素子331、発熱素子332および発熱素子337と他の電子部品が電気的につながって電気的な不具合が発生することを回避することができる。
図5は、図3に示した回路基板装置の一部を示す正面図(固定後)である。図5において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図5は、放熱部材100と、回路基板310と、回路基板320と、を互いに重ね合わせ、回路基板310に対して回路基板320を固定した後の状態を示している。
回路基板310に対して回路基板320を近づけるように力を加えた状態で、間隔管341〜344(図3参照)によって回路基板310に対して回路基板320を固定する。これにより、弾性放熱フィン130がZ軸方向に圧縮された状態になる。このため、放熱部材100の弾性放熱フィン130のZ軸方向の弾性により、第1熱伝導板110の面111と、発熱素子331および発熱素子332の各表面と、の間に接圧がかかる。
このため、第1熱伝導板110と、発熱素子331および発熱素子332と、の間の熱伝導性を向上させることができる。同様に、第2熱伝導板120の面121と、発熱素子337の表面と、の間に接圧がかかる。このため、第2熱伝導板120と、発熱素子337と、の間の熱伝導性を向上させることができる。
このように、実施の形態1にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、弾性放熱フィン130が弾性を有するため、回路基板310に実装された発熱素子331〜335と、回路基板320に実装された発熱素子336,337と、の間に弾性放熱フィン130を圧縮した状態で設けることで、発熱素子331〜337に対して第1熱伝導板110および第2熱伝導板120を自動的かつ高精度に密着させることができる。
このため、回路基板310と回路基板320の間隔や、発熱素子331〜337の高さなどの製造ばらつきを吸収することができる。したがって、放熱部材100のZ軸方向の精密な高さ調節を行わなくても、回路基板310と回路基板320の間に放熱部材100を容易に取り付けることができる。
また、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間には空間140(図1または図2参照)が形成されるため、弾性放熱フィン130の表面付近に気流を発生させることができる。このため、弾性放熱フィン130を介して発熱素子331〜337を効率的に冷却することができる。たとえば、弾性放熱フィン130の表面付近に気流を発生させることができるため、弾性放熱フィン130に対して強制空冷を行うことができる。
また、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120は、各発熱素子と接する部分を囲む熱拡散部(図4の符号401,402参照)を有するため、各発熱素子を拡散させることができる。これにより、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120に並べて設けられた複数の各弾性放熱フィン130に対して、各発熱素子の熱を効率よく伝導することができる。このため、各発熱素子の冷却効率をさらに向上させることができる。
また、弾性放熱フィン130が圧縮された状態で固定されることで、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120と、発熱素子331〜337と、の間に接圧がかかる。これにより、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120と発熱素子331〜337の間の熱伝導性が高まり、各発熱素子の冷却効率をさらに向上させることができる。
また、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間に弾性放熱フィン130を複数並べて設けることで、全体的な弾性放熱フィン130の表面積を増やすことができる。このため、発熱素子331〜337の冷却効率をさらに向上させることができる。
また、各弾性放熱フィン130によって規定される各直線方向が一致するように弾性放熱フィン130を配置することで、各弾性放熱フィン130による空気の整流方向を統一することができる。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気を効率よく流通させ、発熱素子331〜337の冷却効率をさらに向上させることができる。
放熱部材100の各構成は薄い金属板などであるため、放熱部材100を容易に切断することができる。たとえば、回路基板310と回路基板320を接続するスタックコネクタ360を配置するための切り欠け部370を放熱部材100に設けることで、回路基板310と回路基板320の電気的な接続を確保しつつ、回路基板310と回路基板320に実装された各発熱素子を冷却することができる。
また、回路基板310と回路基板320を互いに固定する間隔管341〜344を貫通させるための貫通穴351〜354を放熱部材100に設けることで、回路基板310および回路基板320に対して放熱部材100を容易に位置決めすることができる。このように、放熱部材100によれば、対抗配置された回路基板310と回路基板320の間に容易に取り付けられるとともに、回路基板310および回路基板320に実装された各発熱素子を効率的に冷却することができる。
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2にかかる放熱部材を示す斜視図である。図7は、図6に示した放熱部材を適用した回路基板装置の一部を示す正面図である。図6および図7において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図6においては、放熱部材100の弾性放熱フィン130の形状を簡略化して図示している。
図7は、図6に示した放熱部材100を、図5に示した回路基板装置300に適用した構成を示している。図7に示す放熱部材100は、図6に示した放熱部材100の変形例である。図7においては、放熱部材100は、図6に示した放熱部材100よりも弾性放熱フィン130を多く備えている。
図6および図7に示すように、各弾性放熱フィン130は、弾性放熱フィン130によって規定される直線方向(Y軸方向)からみて互い違いに設けられているテレコ構造になっている。矢印610は、弾性放熱フィン130によって規定される直線方向を示している。第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気は矢印610の方向に流れる。
各弾性放熱フィン130が矢印610の方向からみてテレコ構造になっているため、矢印610の方向に流れる空気に対して、各弾性放熱フィン130の熱を均一に放散することができる。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間を流れる空気に対して、各弾性放熱フィン130の熱を効率的に放散することができる。
このように、実施の形態2にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、実施の形態1にかかる放熱部材100および回路基板装置300の効果を奏するとともに、各弾性放熱フィン130を、弾性放熱フィン130によって規定される直線方向(Y軸方向)からみて互い違いに設けることで、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間を流れる空気に対して、各弾性放熱フィン130の熱を効率的に放散することができる。このため、発熱素子331〜337の冷却効率をさらに向上させることができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。図8において、図4に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すように、ここでは、回路基板310に実装された発熱素子331と発熱素子332の高さが異なる。これに対して、発熱素子331および発熱素子332の各表面には、高さを調節するための熱伝導部材811および熱伝導部材812が設けられている。
熱伝導部材811の一方の面は発熱素子331に接している。熱伝導部材811の他方の面は第1熱伝導板110の面111に接している。熱伝導部材811は、発熱素子331の熱を第1熱伝導板110へ伝導する。熱伝導部材812の一方の面は発熱素子332に接している。熱伝導部材812の他方の面は第1熱伝導板110の面111に接している。熱伝導部材812は、発熱素子332の熱を第1熱伝導板110へ伝導する。
発熱素子331と熱伝導部材811のZ軸方向の高さの合計が、発熱素子332と熱伝導部材812のZ軸方向の高さの合計とほぼ等しくなるように、熱伝導部材811と熱伝導部材812の高さを調節する。これにより、第1熱伝導板110の一方の面111に接する熱伝導部材811および熱伝導部材812の各面の高さを揃えることができる。
これにより、熱伝導部材811および熱伝導部材812の各面に対して第1熱伝導板110の一方の面111を均等に密着させ、発熱素子331および発熱素子332の両方を効率よく冷却することができる。また、ここでは、発熱素子331および発熱素子332とともに、発熱素子331および発熱素子332よりもZ軸方向に高い電子部品820が回路基板310に実装されている。
これに対して、発熱素子331および熱伝導部材811の高さの合計と、発熱素子332および熱伝導部材812の高さの合計と、を電子部品820の高さよりも大きくするとよい。これにより、熱伝導部材811および熱伝導部材812に対して第1熱伝導板110を配置する際に、第1熱伝導板110が電子部品820と接触しないようにできる。
このため、第1熱伝導板110が電子部品820に引っかかって第1熱伝導板110が熱伝導部材811および熱伝導部材812に対して密着できなくなることを回避することができる。また、第1熱伝導板110、熱伝導部材811および熱伝導部材812を介して電子部品820が各発熱素子と電気的につながることを回避することができる。なお、ここでは、第1熱伝導板110と電子部品820の電気的な接続を確実に回避するために、第1熱伝導板110と電子部品820の間にも絶縁膜410が設けられている。
また、ここでは、発熱素子337の表面にも熱伝導部材813が設けられている。熱伝導部材813は、発熱素子337の熱を第2熱伝導板120に伝導する。たとえば、スタックコネクタ360(図3参照)の高さにより、回路基板310と回路基板320の間隔が大きく開いている場合は、熱伝導部材811、熱伝導部材812および熱伝導部材813を高くすることで、熱伝導部材811および熱伝導部材812と第1熱伝導板110、熱伝導部材813と第2熱伝導板120、をそれぞれ密着することができる。
このように、実施の形態3にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、実施の形態1にかかる放熱部材100および回路基板装置300の効果を奏するとともに、各発熱素子を、熱伝導部材811、熱伝導部材812および熱伝導部材813を介して第1熱伝導板110および第2熱伝導板120に対して配置することで、隣り合う発熱素子同士の高さのばらつきを吸収することができる。このため、回路基板310と回路基板320の間に放熱部材100をさらに容易に取り付けることができる。
(実施の形態4)
図9は、実施の形態4にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。図9において、図8に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図9に示すように、ここでは、回路基板310に実装された発熱素子331と発熱素子332の高さが異なる。また、回路基板320には、発熱素子331と対向する位置に発熱素子930が実装されている。そして、発熱素子337と発熱素子930の高さが異なる。
さらに、対向して配置された発熱素子331および発熱素子930の各表面の間隔が、対向して配置された発熱素子332および発熱素子337の各表面の間隔よりも小さい。これに対して、第1熱伝導板110は、第2熱伝導板120との間隔が狭くなっている第1部分911と、第2熱伝導板120との間隔が広くなっている第2部分912と、第1部分911および第2部分912を接続する第3部分913と、を有している。
第2熱伝導板120は、第1熱伝導板110との間隔が狭くなっている第1部分921と、第1熱伝導板110との間隔が広くなっている第2部分922と、第1部分921および第2部分922を接続する第3部分923と、を有している。第1熱伝導板110の第1部分911は、第2熱伝導板120の第1部分921と対向している。第1熱伝導板110の第2部分912は、第2熱伝導板120の第2部分922と対向している。
第1熱伝導板110の第1部分911と第2部分912は、Z軸方向の位置がずれている。第3部分913は、第1部分911と第2部分912を接続するように、XY平面に対して傾斜して設けられている。同様に、第2熱伝導板120の第1部分921と第2部分922は、Z軸方向の位置がずれている。第3部分923は、第1部分921と第2部分922を接続するように、XY平面に対して傾斜して設けられている。
第1熱伝導板110の第1部分911と第2熱伝導板120の第1部分921の間には、Z軸方向の高さを第1部分911と第1部分921の間隔に合わせた、比較的低い弾性放熱フィン130が複数設けられている。第1熱伝導板110の第2部分912と第2熱伝導板120の第2部分922の間には、Z軸方向の高さを第2部分912と第2部分922の間隔に合わせた、比較的高い弾性放熱フィン130が複数設けられている。
弾性放熱フィン130のZ軸方向の高さは、曲面部133および曲面部134(図1参照)の長さによって調節することができる。低い弾性放熱フィン130を用いることで、発熱素子331および発熱素子930のように間隔が狭い各発熱素子の間にも放熱部材100を設けることができる。一方、発熱素子332および発熱素子337のように間隔が広い各発熱素子の間には高い弾性放熱フィン130を用いることで、弾性放熱フィン130の表面積を大きくすることができる。このため、冷却効率を向上させることができる。
図10は、図9に示した回路基板装置の変形例を示す正面図である。図10において、図9に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。各発熱素子の高さに応じてZ軸方向の長さを調節した放熱部材100を設ける場合には、放熱部材100で各発熱素子の高さのばらつきを吸収できる。このため、図10に示すように、熱伝導部材811〜813と熱伝導部材940(図9参照)を省いた構成にしてもよい。
このように、実施の形態4にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、実施の形態1にかかる放熱部材100および回路基板装置300の効果を奏するとともに、対向配置された各発熱素子の間隔に応じた長さの各弾性放熱フィン130を設けることで、各発熱素子の高さのばらつきを吸収できる。このため、回路基板310と回路基板320の間に放熱部材100をさらに容易に取り付けることができる。
(実施の形態5)
図11は、実施の形態5にかかる放熱部材を示す斜視図である。図12は、図11に示した放熱部材を示す正面図である。図11において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、各弾性放熱フィン130を点線で表し、弾性放熱フィン130を透過するように図示している。図12に示す放熱部材100は、図11に示した放熱部材100の変形例である。図12に示す放熱部材100は、図11に示した放熱部材100よりも弾性放熱フィン130を多く備えている。
第1熱伝導板110は、熱伝導板1111〜1113によって構成されている。熱伝導板1111は、熱伝導板1112および熱伝導板1113よりも薄く(たとえば1mm以下)、折り曲げ自在な熱伝導板である。また、熱伝導板1111は、熱伝導板1112の面積と熱伝導板1113の面積と、の合計よりも大きい面積を有している。
熱伝導板1112および熱伝導板1113は、互いに間隔をあけて、熱伝導板1111に対して貼り合わせられている。第1熱伝導板110において、熱伝導板1111に対して熱伝導板1112または熱伝導板1113を張り合わされた部分の厚みは、熱伝導板1111と、熱伝導板1112または熱伝導板1113と、の各厚みの合計になる。
一方、第1熱伝導板110において、熱伝導板1111に対して熱伝導板1112または熱伝導板1113が張り合わされていない部分の厚みは、熱伝導板1111の厚みになる。したがって、第1熱伝導板110において、熱伝導板1111に対して熱伝導板1112または熱伝導板1113が張り合わされていない部分は折り曲げ自在になる。
同様に、第2熱伝導板120は、熱伝導板1121〜1123によって構成されている。熱伝導板1121は、熱伝導板1122および熱伝導板1123よりも薄く(たとえば1mm以下)、折り曲げ自在な熱伝導板である。また、熱伝導板1121は、熱伝導板1122の面積と熱伝導板1123の面積と、の合計よりも大きい面積を有している。
熱伝導板1122および熱伝導板1123は、互いに間隔をあけて、熱伝導板1121に対して貼り合わせられている。第2熱伝導板120において、熱伝導板1121に対して熱伝導板1122または熱伝導板1123を張り合わされた部分の厚みは、熱伝導板1121と、熱伝導板1122または熱伝導板1123と、の各厚みの合計になる。
一方、第2熱伝導板120において、熱伝導板1121に対して熱伝導板1122または熱伝導板1123が張り合わされていない部分の厚みは、熱伝導板1121の厚みになる。したがって、第2熱伝導板120において、熱伝導板1121に対して熱伝導板1122または熱伝導板1123が張り合わされていない部分は折り曲げ自在になる。
ここで、放熱部材100を、X軸方向の中央付近の部分1131と、部分1131をX軸方向に挟む部分1132および部分1133と、に分けて説明する。放熱部材100において、熱伝導板1111に対して熱伝導板1112または熱伝導板1113が張り合わされていない部分を部分1131とする。
また、放熱部材100において、熱伝導板1111に対して熱伝導板1112が張り合わされている部分を部分1132とする。また、放熱部材100において、熱伝導板1111に対して熱伝導板1113が張り合わされている部分を部分1133とする。
部分1131においては、熱伝導板1121に対して熱伝導板1122または熱伝導板1123が張り合わされていない。部分1132においては、熱伝導板1121に対して熱伝導板1122が張り合わされている。部分1133においては、熱伝導板1121に対して熱伝導板1123が張り合わされている。
各弾性放熱フィン130は、熱伝導板1112および熱伝導板1122の間と、熱伝導板1113および熱伝導板1123の間と、に設けられている。ここでは、5×5の行列として設けられた各弾性放熱フィン130は、部分1131を境界として、3×5の行列と、2×5の行列と、に分けられている。
図13は、図12に示した放熱部材を適用した回路基板装置の一部を示す正面図である。図13において、図10または図12に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図13は、図10に示した回路基板装置300において、発熱素子331と発熱素子930の間に放熱部材100の部分1132が位置し、発熱素子332と発熱素子337の間に放熱部材100の部分1133が位置するように放熱部材100を配置した構成を示している。
この場合は、発熱素子331と発熱素子930の間隔が、発熱素子332と発熱素子337の間隔よりも狭いため、放熱部材100の部分1132は部分1133よりも大幅に圧縮される。このため、放熱部材100の部分1132の厚みは、部分1133の厚みよりも小さくなる。この部分1132と部分1133の厚みの相違は、部分1131が折り曲がることによって吸収される。
なお、ここでは、回路基板310の発熱素子331と発熱素子332の間に電子部品1311が設けられている。電子部品1311と熱伝導板1111が接触しないように、熱伝導板1111の電子部品1311に対向する表面には絶縁膜410が設けられている。また、回路基板320の発熱素子337と発熱素子930の間に電子部品1312が設けられている。電子部品1312と熱伝導板1121が接触しないように、熱伝導板1121の電子部品1312に対向する表面には絶縁膜410が設けられている。
図14は、図13に示した回路基板装置の変形例を示す正面図である。発熱素子331と発熱素子930の間隔が、発熱素子332と発熱素子337の間隔よりも狭いことがあらかじめわかっている場合には、図14に示すように、放熱部材100の部分1132に設ける弾性放熱フィン130のZ軸方向の高さを、放熱部材100の部分1133に設ける弾性放熱フィン130のZ軸方向の高さよりもあらかじめ小さく加工してもよい。
これにより、回路基板310および回路基板320によって放熱部材100を圧縮する前に、放熱部材100の部分1132におけるZ軸方向の厚みを、放熱部材100の部分1133におけるZ軸方向の厚みより小さくしておくことができる。このため、回路基板310および回路基板320によって放熱部材100を圧縮する際に、発熱素子331および発熱素子332に対して過度の圧力がかかることを回避することができる。
このため、発熱素子331および発熱素子332を破損させることを回避することができる。また、回路基板310および回路基板320によって放熱部材100を圧縮する際に、放熱部材100の部分1132に設けられた弾性放熱フィン130に対して過度の圧力がかかることを回避することができる。このため、弾性放熱フィン130がつぶれて弾性を失うことを回避することができる。
図15は、図11に示した放熱部材の変形例を示す斜視図である。図11においては、熱伝導板1111は、熱伝導板1112および熱伝導板1113の各面積の合計よりも面積が大きく、熱伝導板1112の一面および熱伝導板1113の一面と張り合わされている構成について説明したが、図15に示すように、熱伝導板1111は熱伝導板1112および熱伝導板1113のそれぞれ一部分にのみ張り合わされていてもよい。
同様に、図11においては、熱伝導板1121は、熱伝導板1122および熱伝導板1123の各面積の合計よりも面積が大きく、熱伝導板1122の一面および熱伝導板1123の一面と張り合わされている構成について説明したが、熱伝導板1121は熱伝導板1122および熱伝導板1123のそれぞれ一部分にのみ張り合わされていてもよい。
図16は、図15に示した放熱部材を適用した回路基板装置の一部を示す正面図である。図16において、図10に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図16は、図10に示した回路基板装置300において、発熱素子331と発熱素子930の間に放熱部材100の部分1132が位置し、発熱素子332と発熱素子337の間に放熱部材100の部分1133が位置するように放熱部材100を配置した構成を示している。
図16に示すように、発熱素子331は、熱伝導板1112における熱伝導板1111が張り合わされていない部分(部分1132)に接している。発熱素子332は、熱伝導板1113における熱伝導板1111が張り合わされていない部分(部分1133)に接している。発熱素子337は、熱伝導板1123における熱伝導板1121が張り合わされていない部分(部分1133)に接している。
発熱素子930は、熱伝導板1122における熱伝導板1121が張り合わされていない部分(部分1132)に接している。これにより、各発熱素子と各弾性放熱フィン130の間の熱伝導板を1層にすることができる。このため、図13に示したように、各発熱素子と各弾性放熱フィン130の間の熱伝導板が2層になる場合と比べて、各発熱素子と各弾性放熱フィン130の間の熱伝導性を高めることができる。
このように、実施の形態5にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、実施の形態1にかかる放熱部材100および回路基板装置300の効果を奏するとともに、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120のそれぞれが、他の部分よりも薄く、折り曲げ自在な折り曲げ部(部分1131)を有することで、隣り合う発熱素子同士の高さのばらつきを吸収することができる。このため、回路基板310と回路基板320の間に放熱部材100をさらに容易に取り付けることができる。
(実施の形態6)
図17は、実施の形態6にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。図17において、図1または図10に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図17は、図10に示した回路基板装置300において、図1に示した放熱部材100を複数適用した構成を示している。具体的には、発熱素子331と発熱素子930の間には、図1に示した放熱部材100が複数設けられている。また、発熱素子332と発熱素子337の間にも、図1に示した放熱部材100が複数設けられている。
また、符号1711に示すように、発熱素子332における、発熱素子337と対向していない部分にも図1に示した放熱部材100が設けられていてもよい。符号1711に示す放熱部材100の第1熱伝導板110は発熱素子332に接して固定されている。符号1711に示す放熱部材100の第2熱伝導板120は他の部品に接していない。このため、この第2熱伝導板120は、空気中に熱を放散させる放熱部材100として働く。
また、符号1712に示すように、発熱素子337における、発熱素子332と対向していない部分にも図1に示した放熱部材100が設けられていてもよい。符号1712に示す放熱部材100の第2熱伝導板120は発熱素子337に接して固定されている。符号1712に示す放熱部材100の第1熱伝導板110は他の部品に接していない。このため、この第1熱伝導板110は、空気中に熱を放散させる放熱部材100として働く。
また、各放熱部材100の弾性放熱フィン130によって規定される各直線方向が一致するように各放熱部材100を配置する。これにより、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気を一定の方向(Y軸方向)に整流することができる。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気を効率よく流通させることができる。
このように、実施の形態6にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、弾性放熱フィン130が弾性を有するため、回路基板310に実装された発熱素子331〜335と、回路基板320に実装された発熱素子336,337と、の間に弾性放熱フィン130を圧縮した状態で設けることで、発熱素子331〜337に対して第1熱伝導板110および第2熱伝導板120を自動的かつ高精度に密着させることができる。
このため、回路基板310と回路基板320の間隔や、発熱素子331〜337の高さなどの製造ばらつきを吸収することができる。したがって、放熱部材100のZ軸方向の精密な高さ調節を行わなくても、回路基板310と回路基板320の間に放熱部材100を容易に取り付けることができる。
また、複数の放熱部材100を並べて設けることで、各放熱部材100のZ軸方向の距離を独立に調節することができる。このため、各発熱素子同士の高さのばらつきをさらに柔軟に吸収することができる。このため、回路基板310と回路基板320の間に放熱部材100をさらに容易に取り付けることができる。
また、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間には空間140(図1参照)が形成されるため、弾性放熱フィン130(図1参照)の表面付近に気流を発生させることができる。このため、弾性放熱フィン130を介して各発熱素子を効率的に冷却することができる。たとえば、弾性放熱フィン130の表面付近に気流を発生させることができるため、弾性放熱フィン130に対して強制空冷を行うことができる。
また、弾性放熱フィン130が圧縮された状態で固定されることで、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120と、各発熱素子と、の間に接圧がかかる。これにより、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120と各発熱素子の間の熱伝導性が高まり、各発熱素子の冷却効率をさらに向上させることができる。
また、各放熱部材100の各弾性放熱フィン130によって規定される各直線方向が一致するように各放熱部材100を配置することで、各放熱部材100の各弾性放熱フィン130による空気の整流方向を統一することができる。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の空気を効率よく流通させ、各発熱素子の冷却効率をさらに向上させることができる。
(実施の形態7)
図18は、実施の形態7にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。図18において、図8に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態7において、放熱部材100は、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120に代えて、弾性シート1810および弾性シート1820を有している。弾性シート1810および弾性シート1820のそれぞれは、たとえばシリコン系の部材である。
この場合は、発熱素子331および発熱素子332のZ軸方向の高さの製造ばらつきや、発熱素子331および発熱素子332のZ軸方向の相違を弾性シート1810によって吸収することができる。また、発熱素子337のZ軸方向の高さの製造ばらつきを弾性シート1820によって吸収することができる。このため、図8に示した高さ調節のための熱伝導部材811〜813は設けなくてもよい。
また、弾性シート1810および弾性シート1820のそれぞれを、たとえばグラファイトシートなどの熱伝導性が高い弾性部材にしてもよい。これにより、各発熱素子と各弾性放熱フィン130の間の熱伝導性を向上させつつ、各発熱素子のZ軸方向の高さの製造ばらつきや、Z軸方向の高さの相違を吸収することができる。
このように、実施の形態7にかかる放熱部材100および回路基板装置300によれば、実施の形態1にかかる放熱部材100および回路基板装置300の効果を奏するとともに、放熱部材100の熱伝導板として弾性シート1810および弾性シート1820を用いることで、高さ調節のための熱伝導部材を設けることなく各発熱素子の高さの製造ばらつきや高さの相違を吸収することができる。このため、回路基板装置300の小型化および低コスト化を図ることができる。
(放熱部材の変形例)
上述した各実施の形態においては、図1または図2に示した放熱部材100を用いた構成について説明したが、放熱部材100の形状は、図1または図2に示した放熱部材100の形状に限らない。以下、図1に示した放熱部材100の変形例について説明する。
図19は、図1に示した放熱部材の変形例1を示す斜視図である。図19において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図19に示す放熱部材100は、図1に示した放熱部材100の弾性放熱フィン130に代えて弾性放熱フィン1910を備えている。弾性放熱フィン1910は、第1熱伝導板110の面112と、第2熱伝導板120の面122と、に挟まれるように設けられている。
弾性放熱フィン1910は、アルミ板や銅板などの熱伝導板を、折り曲げ部1911〜1913でそれぞれ折り曲げた部材である。折り曲げ部1911および折り曲げ部1913における折り曲げ方向は同じである。折り曲げ部1912における折り曲げ部は、折り曲げ部1911および折り曲げ部1913における折り曲げ方向と反対である。
すなわち、弾性放熱フィン1910は、ジグザグに折り曲げられた熱伝導板である。折り曲げ部1911〜1913における折り曲げ具合は、完全には折り返さずに、角度を有するように折り曲げるようにする。ここでは、折り曲げ部1911および折り曲げ部1913においては、折り曲げ角度が約45度となるように折り曲げられている。また、折り曲げ部1912においては、折り曲げ角度が約90度となるように折り曲げられている。
折り曲げ部1911〜1913によって区切られる、弾性放熱フィン1910の4箇所の平板部をそれぞれ平板部1914〜1917とする。平板部1914は、第2熱伝導板120の他方の面122に接している。平板部1914と平板部1915の間は折り曲げ部1911である。平板部1915と平板部1916の間は折り曲げ部1912である。平板部1916と平板部1917の間は折り曲げ部1913である。平板部1917は、第1熱伝導板110の他方の面112に接している。
矢印151および矢印152に示すように、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120を近づけるように力を加えると、折り曲げ部1911〜1913の折り返し角度が小さくなり、矢印1920に示すように、折り曲げ部1912がX軸方向に移動する。これにより、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の距離が縮まる。
この状態から、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120に加えていた力を解除すると、折り曲げ部1911〜1913の弾性により、折り曲げ部1911〜1913の折り返し角度が元に戻る。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の距離が元に戻る。このように、弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の対向方向(Z軸方向)の弾性を有する。
また、弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110および第2熱伝導板120から伝導された熱を空間140へ放散させる。具体的には、平板部1914は、第2熱伝導板120の面122から伝導される熱を、第2熱伝導板120の面122と接する面から他方の面へ伝導し、他方の面から空間140へ放熱する。また、平板部1914は、第2熱伝導板120の面122から伝導される熱を平板部1915へ伝導する。
平板部1917は、第1熱伝導板110の面112から伝導される熱を、第1熱伝導板110の面112と接する面から他方の面へ伝導し、他方の面から空間140へ放熱する。また、平板部1917は、面112から伝導される熱を平板部1916へ伝導する。平板部1915は、平板部1914から伝導された熱を空間140へ放散させる。平板部1916は、平板部1917から伝導された熱を空間140へ放散させる。
図20は、図1に示した放熱部材の変形例2を示す斜視図である。図20において、図19に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図20に示すように、図19に示した平板部1915を湾曲させて曲面部2011とし、図19に示した平板部1916を湾曲させて曲面部2012にしてもよい。
この場合は、矢印151および矢印152に示すように、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120を近づけるように力を加えると、折り曲げ部1911〜1913の折り返し角度が小さくなるとともに、曲面部2011および曲面部2012がさらに湾曲し、矢印1920に示すように、折り曲げ部1912がX軸方向に移動する。これにより、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の距離が縮まる。
この状態から、加えていた力を解除すると、折り曲げ部1911〜1913の弾性により、折り曲げ部1911〜1913の折り返し角度が元に戻る。また、曲面部2011および曲面部2012の弾性により、曲面部2011および曲面部2012の曲率が元に戻る。このため、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間の距離が元に戻る。
このように、弾性放熱フィン130は、折り曲げ部1911〜1913の弾性に加えて、曲面部2011および曲面部2012の弾性を有する。このため、弾性放熱フィン130は、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の対向方向(Z軸方向)の大きな弾性を有する。このため、図20に示す放熱部材100によれば、図1や図19に示した放熱部材100と比べて、Z軸方向の高さの調節可能範囲を広くすることができる。
図21は、図1に示した放熱部材の変形例3を示す斜視図である。図21において、図19に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図21は、図19に示した放熱部材100において、熱伝導板の折り曲げ数を増やした構成を示している。符号2110は、熱伝導板の各折り曲げ部を示している。
この場合は、各折り曲げ部2110における折り返し角度を小さく設計するとよい。これにより、第1熱伝導板110と第2熱伝導板120の間隔を広げなくても折り曲げ部2110の数を増やすことができる。折り曲げ部2110の数を増やすことで、弾性放熱フィン1910の表面積を増やし、冷却効率を向上させることができる。
図1および図19〜図21に示したように、バネ性を有するように曲げられた熱伝導板を用いることで、弾性を有する弾性放熱フィン130または弾性放熱フィン1910を実現することができる。熱伝導板は、アルミや銅などの熱伝導性が高い材質で、かつ、バネ性を有するように曲げられる程度に薄いもの(たとえば1mm以下)を用いる。ただし、熱伝導板が薄過ぎると、曲げた際に割れたりつぶれたりして弾性を失うことがあるため、十分な弾性を確保できる程度の厚み(たとえば0.5mm以上)は確保するとよい。
以上説明したように、開示の放熱部材および回路基板装置によれば、対抗配置された各回路基板の間に容易に取り付けられるとともに、各回路基板に実装された各発熱素子を効率的に冷却することができる。上述した実施の形態に関しさらに以下の付記を開示する。
(付記1)発熱素子または前記発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材が接する一方の面から他方の面へ熱を伝導させる熱伝導板を、前記他方の面を対向させて間に空間を有するように配置した一対の熱伝導板と、
前記他方の面のそれぞれに挟まれて設けられ、前記一対の熱伝導板の対向方向の弾性を有するとともに、前記他方の面のそれぞれの熱を前記空間へ放散させる放熱フィンと、
を備えることを特徴とする放熱部材。
(付記2)前記放熱フィンは、前記他方の面のそれぞれの間に、前記対向方向と直交する方向に並べて複数設けられていることを特徴とする付記1に記載の放熱部材。
(付記3)前記放熱フィンは、バネ性を有するように曲げられた熱伝導板であることを特徴とする付記1または2に記載の放熱部材。
(付記4)前記放熱フィンは、前記対向方向と直交する方向に並べて複数設けられ、
前記放熱フィンのそれぞれは、バネ性を有するように曲げた熱伝導板であり、
前記放熱フィンのそれぞれは、周囲の気流を同一の方向に導く向きに設けられていることを特徴とする付記1に記載の放熱部材。
(付記5)前記放熱フィンのそれぞれは、前記同一の方向からみて互い違いに設けられていることを特徴とする付記4に記載の放熱部材。
(付記6)前記一対の熱伝導板のそれぞれは、前記一方の面のうちの前記発熱素子または前記熱伝導部材と接する部分を囲み、当該部分の熱を拡散させる熱拡散部を有することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の放熱部材。
(付記7)前記熱拡散部における前記他方の面に設けられた絶縁膜を備えることを特徴とする付記6に記載の放熱部材。
(付記8)前記一対の熱伝導板のそれぞれは、前記一対の熱伝導板の他の部分よりも薄く、折り曲げ自在な折り曲げ部を有することを特徴とする付記2に記載の放熱部材。
(付記9)前記一対の熱伝導板のそれぞれは、複数の熱伝導板を、互いに間隔をあけて、当該熱伝導板よりも薄く折り曲げ自在な熱伝導板に対して貼り合わせた熱伝導板であることを特徴とする付記8に記載の放熱部材。
(付記10)前記放熱フィンは、アルミ板または銅板であることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の放熱部材。
(付記11)付記1〜10のいずれか一つに記載の放熱部材と、
前記放熱部材を挟んで対向して配置された一対の回路基板と、を備え、
前記一対の熱伝導板のうちの第1の熱伝導板の前記一方の面は、前記一対の回路基板の一方に実装された発熱素子または当該発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材と接し、
前記一対の熱伝導板のうちの第2の熱伝導板の前記一方の面は、前記一対の回路基板の他方に実装された発熱素子または当該発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材と接することを特徴とする回路基板装置。
(付記12)前記放熱部材を複数備えることを特徴とする付記11に記載の回路基板装置。
(付記13)前記一対の回路基板は、前記放熱フィンが前記対向方向に圧縮された状態になる間隔で互いに固定されていることを特徴とする付記11または12に記載の回路基板装置。
(付記14)前記一対の回路基板は、互いに電気的に接続するためのスタックコネクタを備え、
前記放熱部材は、前記スタックコネクタを配置するための切り欠け部を有することを特徴とする付記11〜13のいずれか一つに記載の回路基板装置。
(付記15)前記一対の回路基板は、互いの相対位置を固定するための固定部材を備え、
前記放熱部材は、前記固定部材を貫通させるとともに、貫通させた前記固定部材に対して位置決めする貫通穴を有することを特徴とする付記11〜14のいずれか一つに記載の回路基板装置。
この放熱部材の基本構成(その1)を示す斜視図である。 この放熱部材の基本構成(その2)を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる回路基板装置を示す斜視図である。 図3に示した回路基板装置の一部を示す正面図(固定前)である。 図3に示した回路基板装置の一部を示す正面図(固定後)である。 実施の形態2にかかる放熱部材を示す斜視図である。 図6に示した放熱部材を適用した回路基板装置の一部を示す正面図である。 実施の形態3にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。 実施の形態4にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。 図9に示した回路基板装置の変形例を示す正面図である。 実施の形態5にかかる放熱部材を示す斜視図である。 図11に示した放熱部材を示す正面図である。 図12に示した放熱部材を適用した回路基板装置の一部を示す正面図である。 図13に示した回路基板装置の変形例を示す正面図である。 図11に示した放熱部材の変形例を示す斜視図である。 図15に示した放熱部材を適用した回路基板装置の一部を示す正面図である。 実施の形態6にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。 実施の形態7にかかる回路基板装置の一部を示す正面図である。 図1に示した放熱部材の変形例1を示す斜視図である。 図1に示した放熱部材の変形例2を示す斜視図である。 図1に示した放熱部材の変形例3を示す斜視図である。
符号の説明
100 放熱部材
110 第1熱伝導板
111,112,121,122 面
120 第2熱伝導板
130,1910 弾性放熱フィン
131,132,1914,1915,1916,1917 平板部
133,134,2011,2012 曲面部
140 空間
300 回路基板装置
310,320 回路基板
331〜337,930 発熱素子
341〜344 間隔管
351〜354 貫通穴
360 スタックコネクタ
370 切り欠け部
401,402 熱拡散部
410 絶縁膜
811〜813 熱伝導部材
820,1311,1312 電子部品
1111〜1113,1121〜1123 熱伝導板
1810,1820 弾性シート
1911〜1913,2110 折り曲げ部

Claims (1)

  1. 発熱素子または前記発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材が接する一方の面から他方の面へ熱を伝導させる熱伝導板を、前記他方の面を対向させて間に空間を有するように配置した一対の熱伝導板と、
    前記他方の面のそれぞれに挟まれて設けられ、前記一対の熱伝導板の対向方向の弾性を有するとともに、前記他方の面のそれぞれの熱を前記空間へ放散させ、前記対向方向と直交する方向に並べて複数設けられた放熱フィンと、
    前記一対の熱伝導板を挟んで対向して配置された一対の回路基板と、
    を備え
    前記放熱フィンのそれぞれは、バネ性を有するように曲げた熱伝導板であり、周囲の気流を同一の方向に導く向きに設けられ、前記同一の方向からみて互い違いに設けられ、
    前記一対の熱伝導板のそれぞれは、前記一方の面のうちの前記発熱素子または前記熱伝導部材と接する部分を囲み、当該部分の熱を拡散させる熱拡散部を有し、
    前記熱伝導板は、前記放熱フィンが設けられた部分より薄く折り曲げ自在な折り曲げ部を有し、
    前記一対の熱伝導板のうちの第1の熱伝導板の前記一方の面は、前記一対の回路基板の一方に実装された発熱素子または当該発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材と接し、
    前記一対の熱伝導板のうちの第2の熱伝導板の前記一方の面は、前記一対の回路基板の他方に実装された発熱素子または当該発熱素子の熱を伝導する熱伝導部材と接することを特徴とする回路基板装置。
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