JP5082794B2 - 車両のタンク配設構造 - Google Patents
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Description
また、上述のタンクを閉断面構造の中空状の車体フレーム内の空間部を利用して配設する場合には、タンクに対する貯蔵物の補給やタンクからの貯蔵物の供給が複雑化する。
上述のタンクとしては、排気浄化用還元剤としての尿素水を貯蔵したタンク、または、ウオッシャ液を貯蔵したタンクに設定することができる。
上述の前列シートのシートクッション下面の所定高さは、リヤシートに着座した乗員の爪先の高さ、または足の甲部の高さとすることが望ましい。
上記構成によれば、乗員の実質的な着座空間を狭めることなく、上記タンクをレイアウトすることができる。
上記構成によれば、上記アッパフロア部により、段差部と足元フロア部との段差を軽減して、床面をフラットに近づけることができる。
上述の排気浄化用還元剤としては、尿素水を用いてもよい。
上記構成によれば、タンクの注入口に対して、左右の乗降口から容易にアクセスすることができ、また、上述のタンクの注入口が車室内に存在するので、異物の注入を防止することができる。
上記構成によれば、上述のタンクは助手席と対応する足元フロア部上に配設されているので、1人乗り時の車両の重心の偏り(重量バランス)を軽減することができる。
上述の車室形状とは、ルーフや座面の高さ、座席の列数、フロア形状などを意味する。
上記構成によれば、車種に応じて、ボディーの基本構造に関係なく上記タンクを配設することができる。
上記構成によれば、前列シートのシートクッションの下方空間を、他の補機や空調ダクトの配設スペースとして有効活用しつつ、タンクの配設を達成することができる。
図面は車両のタンク配設構造を示し、平面図で示す図1、および側面図で示す図2において、エンジンルーム1と車室2とを前後方向に仕切るダッシュロアパネル(ダッシュパネル)3を設け、このダッシュロアパネル3の下部には、後方に向けて略水平に延びるフロアパネル4を一体、または一体的に連設形成している。
このフロアパネル4の後部には、上方に立上がるキックアップ部5を介して、リヤフロア6(フロアパネル)を一体に連設している。
上述のダッシュアッパパネル10およびカウルパネル11は何れも車幅方向に延びる部材であって、カウルパネル11はフロントウインド13の下端部を支持するものである。
これら運転席シート14および助手席シート15はそれぞれバケットシートで構成されると共に、これら両シート14,15は、シートクッション16と、シートバック17と、ヘッドレスト18とを有するものである。
また、上述のエンジンルーム1内には、パワートレインを構成するエンジン34(この実施例では、ディーゼルエンジン)を横置きに搭載している。
また、上述の尿素タンク50は助手席シート15のシートクッション16下面との間に上記所定高さを確保しつつ、助手席シート15のシートクッション16の後端よりも車両前方へ延設されている。
さらに、後側の各ブラケット60,61と対応するように、足元フロア部4aとアッパフロア部51との間には、支持ブラケット62,62が設けられている。
なお、図1〜図3において、64はステアリングホイール、65は前輪、66は後輪、67はリヤフロア6の下部に配設された燃料タンク、68はボンネット、69はルーフ部である。
上述のシートクッション16下面の所定高さは、前記座席(リヤシート19参照)に着座した乗員の爪先の高さ、または足の甲部の高さとすることが望ましい。
この構成によれば、乗員の実質的な着座空間を狭めることなく、上記タンク(尿素タンク50参照)をレイアウトすることができる。
この構成によれば、上記アッパフロア部51により、段差部(トンネル部7参照)と足元フロア部4aとの段差を軽減して、床面をフラットに近づけることができる。
この構成によれば、タンク50の注入口56に対して、左右の乗降口(各ドア27〜30参照)から容易にアクセスすることができ、また、上述のタンク50の注入口56が車室2内に存在するので、異物の注入を防止することができる。
この構成によれば、上述のタンク50は助手席シート15と対応する足元フロア部4a上に配設されているので、1人乗り時の車両の重心の偏り(重量バランス)を軽減することができる。
この構成によれば、車種に応じて、ボディーの基本構造に関係なく上記タンク(尿素タンク50参照)を配設することができる。
この構成によれば、前席シートクッション16の下方空間(スペース71参照)を、他の補機72や空調ダクト73その他の配設スペースとして有効活用しつつ、タンク(尿素タンク50参照)の配設を達成することができる。
このように構成すると、図6で示した実施例と比較して、配管53の長さを大幅に短縮することができるので、ポンプ52のポンピングロス低減を図ることができる。
この発明の座席は、実施例の2列目シートとしてのリヤシート19に対応し、
以下同様に、
前列シートは、助手席シート15に対応し、
所定の貯蔵物は、尿素水に対応し、
タンクは、尿素タンク50に対応し、
段差部は、トンネル部7に対応し、
液体の排気浄化用還元剤は、尿素水に対応し、
排気浄化ユニットは、SCRユニット45に対応し、
乗降口は、各ドア27〜30に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記タンクとしては尿素タンク50に代えて、ウオッシャ液を貯溜したタンクを用いてもよい。また、上記座席としては、2列目シートとしてのリヤシート19に代えて他のリヤシートや助手席シート15を用いてもよい。なお、この場合、上記タンクは上記運転席シート14と重ならないよう配設すると、車両重量バランス上、好ましい。
4a…足元フロア部
7…トンネル部(段差部)
15…助手席シート(前列シート)
16…シートクッション
19…リヤシート
27〜30…ドア(乗降口)
45…SCRユニット(排気浄化ユニット)
50…尿素タンク(タンク)
51…アッパフロア部
53…配管
56…注入口
70…クロスメンバ
Claims (8)
- 車室フロアパネル上に前列シートとリヤシートとが設けられると共に、
上記フロアパネルの上記前列シートと上記リヤシート前方との間に足元フロア部が設けられた車体下部構造を有し、
所定の貯蔵物を貯蔵するタンクを備える車両において、
上記前列シートと上記リヤシートとの間の足元フロア部上に上記タンクが配設され、
該タンクの上方を略水平に覆い、上記前列シートと上記リヤシートとの間の床面を形成するアッパフロア部が設けられたことを特徴とする
車両のタンク配設構造。 - 上記リヤシートの前方にシートクッション下面が所定高さよりも高い前列シートが設けられた車種において、
上記タンクは上記前列シートのシートクッション下面との間に上記所定高さを確保しつつ、上記前列シートのシートクッション後端よりも前方へ延設されたことを特徴とする
請求項1記載の車両のタンク配設構造。 - 上記足元フロア部に隣接して上方に***する段差部が設けられ、
上記アッパフロア部は、該段差部に対して、上記足元フロア部と段差部との段差よりも段差が緩和された床面を形成する位置に配設されることを特徴とする
請求項1または2記載の車両のタンク配設構造。 - 上記タンクは液体の排気浄化用還元剤を貯蔵するものであり、
上記段差部は上記足元フロア部の車幅方向中央側に隣接するトンネル部であり、
上記還元剤を用いる排気浄化ユニットが上記トンネル部下方において、上記足元フロア部の車両前後方向近傍に配設されると共に、
上記タンクと上記排気浄化ユニットとの間を配管で接続したことを特徴とする
請求項3記載の車両のタンク配設構造。 - 上記車両の左右両側に乗降口が設けられ、
上記タンクの注入口を上記フロアパネル上の車幅方向略中央部位に設けることを特徴とする
請求項1〜4の何れか1に記載の車両のタンク配設構造。 - 上記タンクは助手席と対応する足元フロア部上に配設されたことを特徴とする
請求項1記載の車両のタンク配設構造。 - 上記車体下部構造は、車室形状が異なる複数の車種に共通して用いられ、
上記タンクは、一部の車種に装備されることを特徴とする
請求項1記載の車両のタンク配設構造。 - 上記前列シートのシートクッション後端に対応して上記足元フロア部上にはクロスメンバが設けられ、
上記タンクは該クロスメンバと略フラットで、かつ、その後方に配置されたことを特徴とする
請求項1記載の車両のタンク配設構造。
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