JP5082765B2 - クローラクレーン - Google Patents

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Description

本発明は、カーボディと一体的に形成された左右一対のボディ側連結部を介して当該カーボディの両側に連結される一対のクローラフレームを備えるクローラクレーンに関するものである。
従来、カーボディと一体的に形成された左右一対のボディ側連結部を介して当該カーボディの両側に連結される一対のクローラフレームを備えるクローラクレーンとして特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1の図1〜図4に記載のクローラクレーンは、下部走行体と、上部旋回体と、下部走行体と上部旋回体とを連結する旋回ベアリングと、上部旋回体に起伏自在に取り付けられたラチスジブとを備えている。下部走行体はカーボディとその左右に取り付けられたクローラフレームとを有している。カーボディは、前端及び後端に左右方向に延びる4本のアクスルを有している。クローラフレームの前後方向中間部分には、左右方向に貫通し、かつ、アクスルに摺動可能に外接する中空構造のアクスルボックスが2つずつ設けられている。そして、アクスルボックスにカーボディのアクスルが挿入されて固定されることで、カーボディとクローラフレームとが連結される。
また、特許文献1の図5に記載のクローラクレーンは、カーボディの左右の前端と後端の左右の側面に上下方向に延びる2条の突起が溶接されている。また、クローラフレームのカーボディ側の側面に1条の突起が溶接されている。そして、前記カーボディの2条の突起間に前記クローラフレームの1条の突起が挿入され、前記カーボディの2条の突起と前記クローラフレームの1条の突起とを水平に貫通する孔に結合ピンを差し込むことでカーボディとクローラフレームとが連結される。
特開2005−263016号公報
特許文献1に記載のクローラクレーンは、カーボディと一体的に形成されたアクスルまたは2条の突起(以下、ボディ側連結部と称する)を介してカーボディとクローラフレームとが連結した構成である。この構成によると、上部旋回体の全荷重がボディ側連結部に集中して作用するため、ボディ側連結部を当該上部旋回体から受ける負荷に耐えうる強度に設計することを要する。また、クローラフレームにおいては、ボディ側連結部と連結する部分に負荷が集中することになる。
また、カーボディ及びボディ側連結部には、カーボディの上に配置される部分の質量に相当するスラスト荷重の他に、吊り荷やジブの様に旋回中心から離れた位置にある部分の質量により捻りモーメントが作用することになる。
結果として、負荷が集中する部分には、当該負荷による変形等を防ぐため、例えば補強部材等を設置することが必要になり、カーボディ及びクローラフレームの高重量化や大型化を招く。特に、大型のクローラクレーンにおいては、クレーン本体を分解して輸送するのが一般的であり、カーボディからクローラフレームを取り外して輸送され、建設現場で組み立てられる。したがって、カーボディ及びクローラフレームの高重量化や大型化により輸送しにくい構成となるため問題となる。また、負荷が集中する部分に高強度材料を用いることも考えられるが、材料コスト、加工コストが高くなり問題となる。
本発明は斯かる課題に鑑みて創案されたものであって、その目的は、カーボディ及びクローラフレームの撓みの低減と軽量化を図ることが可能なクローラクレーンを提供することにある。
第1の発明のクローラクレーンは、上部旋回体を旋回自在に支持するカーボディと、前記カーボディと一体的に形成された左右一対のボディ側連結部と、当該ボディ側連結部を介して当該カーボディの両側に連結される一対のクローラフレームと、前記カーボディと前記クローラフレームとの間において、着脱自在に取り付けられるとともに、当該カーボディに作用する鉛直下向き方向の荷重を前記カーボディから前記クローラフレームに伝達可能な荷重伝達部と、を備えることを特徴とする。
この構成によると、荷重伝達部により、カーボディに作用する負荷がボディ側連結部に集中することを防ぎ、カーボディのより広い範囲に負荷が分散するように構成できる。これにより、カーボディに必要な強度を低減することができる。したがって、カーボディに必要な強度を確保した上で、例えば補強部材等を減らしてカーボディの軽量化を図ることができる。
また、ボディ側連結部を介してカーボディからクローラフレームに荷重が伝達されるとともに、荷重伝達部を介しても荷重が伝達されるため、クローラフレームにおいて局所的に負荷が集中することを防ぎ、クローラフレームのより広い範囲に負荷が分散するように構成できる。これにより、クローラフレームに必要な強度を低減することができる。したがって、クローラフレームに必要な強度を確保した上で、例えば補強部材等を減らしてクローラフレームの軽量化を図ることができる。
また、荷重伝達部は、着脱自在に取り付けられるため、カーボディ自体をコンパクトに形成することができる。これにより、クローラクレーンの分解輸送時において、カーボディから荷重伝達部を取り外すことで、カーボディの輸送が容易になる。
第2の発明のクローラクレーンは、前記ボディ側連結部は、前記上部旋回体の旋回中心よりも前方位置で前記クローラフレームに対して連結する前方ボディ側連結部と、前記旋回中心よりも後方位置で前記クローラフレームに対して連結する後方ボディ側連結部とを有し、前記荷重伝達部は、前記カーボディの前端部に一端を取り付けられ、他端を前記クローラフレームにおける前記前方ボディ側連結部との連結位置よりも前方位置に取り付けられる前方伝達部材と、前記カーボディの後端部に一端を取り付けられ、他端を前記クローラフレームにおける前記後方ボディ側連結部との連結位置よりも後方位置に取り付けられる後方伝達部材と、を有することを特徴とする。
この構成によると、カーボディの前端部から前方伝達部材によりクローラフレームにおける前端部に近い位置が支持される。また、カーボディの後端部から後方伝達部材によりクローラフレームにおける後端部に近い位置が支持される。これにより、カーボディ及びクローラフレームとを有する下部走行体の、左右方向に延びる仮想軸周りの断面二次極モーメントが当該前方伝達部材及び当該後方伝達部材を含む断面において顕著に増加し、捻り剛性が高くなる。したがって、補強部材等によらずカーボディの変形を抑制することができる。その結果、所定の強度を維持しつつカーボディの軽量化を図ることができる。
第3の発明のクローラクレーンは、前記荷重伝達部は、一端を前記カーボディに設けられたブラケットに対して前記上部旋回体の旋回軸と平行な軸回りに回動自在に取り付けられるとともに他端において下方に向かって進退自在に形成された第1可動支持部が設けられた回動伝達部材を有し、前記クローラフレームには、前記第1可動支持部を下方から受けることが可能な受け部が形成されていることを特徴とする。
この構成によると、前記回動伝達部材を回動させ、第1可動支持部をクローラフレームにおける受け部の真上まで移動させた状態で、当該第1可動支持部を下方に進出させて受け部に当接させることにより、カーボディに作用する荷重を当該回動伝達部材を介してクローラフレームに伝達することができる。
また、回動伝達部材を回動させ、第1可動支持部を受け部とは異なる位置に配置し、当該第1可動支持部を下方に進出させて地面に当接させることにより、当該回動伝達部材を介して地面からカーボディを支持することができる。更に第1可動支持部により地面を所定の力で付勢することで、クレーンをジャッキアップすることができる。これにより、例えば、カーボディからクローラフレームを取り外すようなクレーンの分解作業が容易になる。
第4の発明のクローラクレーンは、前記カーボディから前方及び/又は後方に延出するように、当該カーボディに対して取り付けられるウェイト部を備え、前記荷重伝達部は、前記ウェイト部と前記クローラフレームとを連結可能に設置されるウェイト側伝達部材を有すること特徴とすることを特徴とする。
この構成によると、ウェイト部が設置されることでクレーンの重心位置が下がり、よりクレーンを安定させることができる。また、ウェイト側伝達部材で、ウェイト部とクローラフレームとが連結されることで、ウェイト部の荷重がカーボディにおけるウェイト部との連結部に集中することを抑制できる。また、カーボディの前方及び/又は後方のウェイト部とクローラフレームとがウェイト側伝達部材により連結されることで、左右方向に延びる仮想軸周りの断面二次極モーメントが当該ウェイト側伝達部材を含む断面において顕著に増加し、捻り剛性が高くなる。したがって、補強部材等によらずカーボディの変形を抑制することができる。その結果、所定の強度を維持しつつカーボディの軽量化を図ることができる。
第5の発明のクローラクレーンは、前記ウェイト側伝達部材は、一端を前記ウェイト部に設けられたブラケットに対して前記上部旋回体の旋回軸と平行な軸回りに回動自在に取り付けられるとともに、他端において、下方に向かって進退自在に形成された第2可動支持部が設けられており、前記クローラフレームには、前記第2可動支持部を下方から受けることが可能な受け部が形成されており、クローラの接地位置前端よりも前方に、又は、クローラの接地位置後端よりも後方に、前記第2可動支持部が位置するように前記ウェイト側伝達部材を回動可能であることを特徴とする。
この構成によると、前記ウェイト側伝達部材を回動させ、第2可動支持部をクローラフレームにおける受け部の真上まで移動させた状態で、当該第2可動支持部を下方に進出させて受け部に当接させることにより、カーボディに作用する荷重を当該ウェイト側伝達部材を介してクローラフレームに伝達することができる。
また、ウェイト側伝達部材を回動させ、第2可動支持部を受け部とは異なる位置に配置し、当該第2可動支持部を下方に進出させて地面に当接させることにより、当該回動伝達部材を介して地面からカーボディを支持することができる。更に第2可動支持部により地面を所定の力で付勢することで、クレーンをジャッキアップすることができる。これにより、例えば、カーボディからクローラフレームを取り外すようなクレーンの分解作業が容易になる。
また、クローラの接地位置よりも前方又は後方に第2可動支持部が位置するようにウェイト側伝達部材を回動させて、当該第2可動支持部を地面に当接させてクレーンを支持することで、クレーンの転倒支点の位置が当該第2可動支持部による支持位置となる。そのため、転倒支点がクレーンの重心位置から前方又は後方に離隔し、クレーンの転倒を防止することができる。
本発明によれば、クローラクレーンにおけるカーボディ及びクローラフレームの軽量化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るクローラクレーンを示す側面図である。本実施形態においては、スタンダードクレーン(STDクレーン)を例に挙げて説明する。尚、ラッフィングジブクレーン等にも適用することができる。
図1に示すように、クローラクレーン100は、クローラからなる下部走行体101と、当該下部走行体101上にて旋回軸受を介して縦軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回体102と、当該上部旋回体102に設けられた走行時の運転室とクレーン作業時の操縦室を兼ねるキャブ103と、上部旋回体102にブームフットピンを中心として起伏自在に取り付けられたブーム104と、当該ブーム104の先端部に設けられた複数のブームポイントシーブ105と、当該ブームポイントシーブ105から吊下げられたフック106と、当該フック106に設けられた複数のフックシーブ107と、上部旋回体102に設けれられたウインチ108と、当該ウインチ108からフック106までを結ぶ巻上ワイヤーロープ109と、を有している。
図2は、図1に示すクレーン100における下部走行体101の要部を模式的に示す平面図である。また、図3は、図2における下部走行体のX−X断面矢視図である。尚、図2においてクローラフレーム2に装着される走行モータ、減速機、クローラベルト等については、省略し、クローラベルトの外縁のみ二点鎖線で示している。図2において矢印Aで示す方向を前方、矢印Bで示す方向を後方として以下説明する。
図2及び図3に示すように、下部走行体101は、カーボディ1と、当該カーボディ1の両側に設置されたクローラフレーム2と、カーボディ1に一端を回動自在に連結された4つのジャッキアップ装置3A・3B(荷重伝達部、回動伝達部材)と、を有している。尚、下部走行体101は左右対称に構成されている。
カーボディ1は、上下二枚の鋼板11・12と、これらの鋼板を連結する中間部材13とを有する。中間部材13は、上下二枚の鋼板11・12の間に垂設される鋼板等からなる。上側に位置する鋼板11の上面には、上部旋回体102を旋回自在に支持する旋回ベアリング14が設置されている。
カーボディ1は、前端部、及び、後端部において、前後方向中間部分に比べて側方に突出するように構成されている。カーボディ1の前端部における当該突出した部分の端面には、上下方向に延びる2条の突起部15A(ボディ側連結部、前方ボディ側連結部)が溶接により固着されている。また、カーボディ1の後端部における当該突出した部分の端面にも2条の突起部15B(ボディ側連結部、後方ボディ側連結部)が溶接により固着されている。2条の突起部15A・15Bには、前後方向に貫通する貫通孔が形成されている。これらの2条の突起部15A・15Bにより、クローラフレーム2を連結するためのボディ側連結部が構成される。
また、カーボディ1の後端面には、後方に突出するブラケット16Bが左右一対溶接により固着されている。図3に示すように、ブラケット16Bは、カーボディ1の上下面を形成する鋼板11・12と平行に互いに所定の間隔を空けて配置される一対の鋼板を有して構成される。また、カーボディ1の前端面にも、後端面に設置されたブラケット16Bと左右方向における同位置に、当該ブラケット16Bと同様の構成のブラケット16Aが溶接により固着されている。
ジャッキアップ装置3A・3Bは、カーボディ1に設けられたブラケット16A・16Bに対してそれぞれ取り付けられている。
図3に示すように、カーボディ1の後端部に設けられたジャッキアップ装置3Bは、油圧シリンダ31(第1可動支持部)と、油圧シリンダ31が備えるピストンロッド32(第1可動支持部)と、油圧シリンダ31のシリンダ本体部分を支持するアーム34と、を有している。
アーム34は、一端をカーボディ1に設けられたブラケット16Bにおける上下一対の鋼板の間に配置される。そして、ブラケット16Bの上側鋼板とアーム34の端部の上側部分とを貫通する連結ピン18、及び、当該連結ピン18と同心で配置されてブラケット16Bの下側鋼板とアーム34の端部の下側部分とを貫通する連結ピン19により、当該アーム34がブラケット16に対して回動自在に連結される。これらの連結ピン18・19は、上部旋回体102の回転軸と平行にブラケット16B及びアーム34の一端を貫通している。
尚、連結ピン18・19は、アーム34の端部から取り外すことができるように構成され、これらの連結ピン18・19を取り外すことで、ジャッキアップ装置3Bをカーボディ1からから取り外すことができる。
油圧シリンダ31は、ピストンロッド32を上下方向に移動できるようにアーム34の端部に図示しないボルト等の連結部材で固定されている。したがって、ピストンロッド32の下端に着脱容易に設けられた台座部33は、油圧シリンダ31の作用により上下に移動可能であるとともに、アーム34を回動させることにより、略水平面内において連結ピン18・19を中心とした円弧を描くように移動可能である。
尚、カーボディ1の前端部に取り付けられたジャッキアップ装置3Aは、上述のジャッキアップ装置3Bと同様の構成であるため、説明を省略する。
クローラフレーム2は、カーボディ1の左右に対称的に設けられ、本体部分21は中空箱型構造として構成される。尚、クローラフレーム2における後端部に走行モータ及び当該走行モータにより駆動される駆動輪(図示せず)が設置され、前端部に遊動輪(図示せず)が設置される。本体部分21のカーボディ1側を向く側面には前後二位置において、上下方向に延びる1条の突起部23A・23Bが溶接により固着されている。これらの突起部23A・23Bは、本体部分21の側面に対して固着されるとともに、当該突起部23A・23Bの上方を覆うように本体部分21の上面を形成する板部が延出してなる上側板部22A・22B(図2において一部省略して示す)に対しても溶接により固着されている。当該1条の突起部23A・23Bには、前後方向に貫通する貫通孔が形成されている。これらの1条の突起部23A・23Bにより、カーボディ1に対してクローラフレーム2を取り付けるためのクローラ側連結部が構成される。
クローラフレーム2は、本体部分21の側面における前後方向の二位置に固着された1条の突起部23A・23Bを、カーボディ1の前端部及び後端部にそれぞれ固着された2条の突起部15A・15Bに嵌合し、結合ピン24A・24Bをクレーンの前後方向と平行に、1条の突起部23A・23B及び2条の突起部15A・15Bに形成された貫通孔に差し込まれることにより、カーボディ1に対して取り付けられる。
クローラフレーム2には、前後方向の二位置において受け部25A・25Bが設けられている。前方の受け部25Aは、上部旋回体102の旋回中心よりも前方に位置する1条の突起部23Aよりも更に前方位置に設置されている。また、後方の受け部25Bは、上部旋回体102の旋回中心よりも後方に位置する1条の突起部23Bよりも更に後方位置に設置されている。これらの受け部25A・25Bは、カーボディ1における上下の鋼板11・12と略平行に配置された板状部材からなり、クローラフレーム2の本体部分21の側面に溶接により固定されている。そして、受け部25A・25Bの上面には凹部26が形成されている。当該凹部26の底面は、カーボディ1における上下の鋼板11・12と略平行な面をなすように形成される。
図2に示すように、カーボディ1の後端部に設けられたジャッキアップ装置3Bは、一端を回動軸として油圧シリンダ側がクローラフレーム2に近づくように回動されることで、油圧シリンダ31及びピストンロッド32がクローラフレーム2の受け部25Bの真上に位置するように配置される。そして、この位置において、油圧シリンダ31からピストンロッド32が下方に延出され、ピストンロッド32が受け部25Bに形成された凹部26に嵌めこまれ、図3に示すように、当該凹部26の底面にピストンロッド32の下面が当接した状態となる。カーボディ1の前端部に設けられたジャッキアップ装置3Aも同様にピストンロッド32が受け部25Aの凹部26の底面に当接した状態とすることができる。尚、このように、受け部25A・25Bに凹部26が形成されているので、ピストンロッド32が受け部25A・25Bから外れることを防止できる。
この状態においては、カーボディ1に作用する荷重は、クレーン100において左右対称に一対備えるジャッキアップ装置3A・3B、及び、2条の突起部15A・15Bを介してクローラフレーム2に伝達される。即ち、カーボディ1が上部旋回体102の荷重により受ける鉛直下向きの力は、ジャッキアップ装置3A・3B、及び、2条の突起部15A・15Bを介してクローラフレーム2に伝達される。そして、ピストンロッド32により受け部25A・25Bを下方に付勢する力、即ち、油圧シリンダ31によりピストンロッド32を下方に押出す力が強い程、2条の突起部15A・15Bを介してクローラフレーム2に作用する鉛直下向きの力が減少することになる。
また、ジャッキアップ装置3A・3Bにより、下部走行体101を持ち上げることも可能である。図4は、下部走行体101をジャッキアップする状態を示す平面図である。また、図5は、図4における下部走行体101のY−Y断面矢視図である。
下部走行体101をジャッキアップする際、まず、図4及び図5に示すように、アーム34の長手方向がクレーン前後方向と平行になるように、ジャッキアップ装置3A・3Bを回動させる。この状態では、ジャッキアップ装置3A・3Bのピストンロッド32とクローラフレーム2に設けられた受け部25A・25Bとが上下に重ならない。これにより、油圧シリンダ31に台座部33を装着すると共にピストンロッド32を下方に延出させることで、台座部33を地面に当接させることができる。台座部33が地面に当接した状態で、さらに、ピストンロッド32を油圧シリンダ31から延出させることで、カーボディ1と当該カーボディ1に連結されているクローラフレーム2とを地面から持ち上げることができる。
以上説明したように、クレーン100は、上部旋回体102を旋回自在に支持するカーボディ1と、前記カーボディ1と一体的に当該カーボディ1の前端部及び後端部において左右一対設けられた2条の突起部15A・15Bと、当該2条の突起部15A・15Bを介して当該カーボディ1の両側に連結される一対のクローラフレーム2と、前記カーボディ1と前記クローラフレーム2との間において、着脱自在に取り付けられるとともに、当該カーボディ1に作用する鉛直下向き方向の荷重を前記カーボディ1から前記クローラフレーム2に伝達可能なジャッキアップ装置3A・3Bと、を備える。
この構成によると、一端をカーボディ1に設置されたジャッキアップ装置3A・3Bの他端によりクローラフレーム2の受け部25A・25Bを下方に付勢することで、カーボディ1に作用する負荷がカーボディ1の2条の突起部15A・15Bに集中することを防ぐことができる。つまり、カーボディ1におけるブラケット16A・16Bの取付位置に負荷を分散させることができる。これにより、2条の突起部15A・15Bやその近傍部分における強度を低くして必要な強度を確保することができる。したがって、カーボディ1に必要な強度を確保した上で、例えば補強部材等を減らしてカーボディの軽量化を図ることができる。
また、カーボディ1からジャッキアップ装置3A・3Bを介してクローラフレーム2における受け部25A・25Bに負荷が分散されるため、クローラフレーム2においてカーボディ1の2条の突起部15A・15Bに連結する1条の突起部23A・23Bに負荷が集中することを防止できる。これにより、クローラフレーム2における一条の突起部23A・23Bやその近傍部分における強度を低くして必要な強度を確保することができる。したがって、クローラフレーム2に必要な強度を確保した上で、例えば補強部材等を減らしてクローラフレーム2の軽量化を図ることができる。
尚、単にジャッキアップ装置3A・3Bで地面を支持することで、カーボディ1やクローラフレーム2に対して局所的に荷重が集中することを抑制することも可能であるが、この場合、ジャッキアップ装置3A・3Bが地面に当接することで、クレーンの移動が妨げられることになる。本実施形態の構成においては、ジャッキアップ装置3A・3Bは受け部25A・25Bに当接可能であるため、荷重を分散させた状態であっても、クレーンの移動が可能である。
また、ジャッキアップ装置3A・3Bは、カーボディ1に着脱自在に取り付けられるため、カーボディ1自体をコンパクトに形成することができる。これにより、クレーン100の分解輸送時において、カーボディ1からジャッキアップ装置3A・3Bを取り外すことで、カーボディ1の輸送が容易になる。
また、クレーン100は、上部旋回体102の旋回中心よりも前方位置で前記クローラフレーム2の1条の突起部23Aに対して連結する2条の突起部15Aと、前記旋回中心よりも後方位置で前記クローラフレーム2の1条の突起部23Bに対して連結する2条の突起部15Bとを有する。そして、前記カーボディ1の前端部に設けられたブラケット16Aに一端を取り付けられ、他端を前記クローラフレーム2における1条の突起部23よりも前方位置に設けられた受け部25Aの上面に当接するジャッキアップ装置3Aと、前記カーボディ1の後端部に設けられたブラケット16Bに一端を取り付けられ、他端を前記クローラフレーム2における1条の突起部23Bよりも後方位置に設けられた受け部25Bの上面に当接するジャッキアップ装置3Bと、を有する。
この構成によると、カーボディ1の前端部からジャッキアップ装置3Aによりクローラフレーム2における前端部に近い位置が支持される。また、カーボディ1の後端部からジャッキアップ装置3Bによりクローラフレーム2における後端部に近い位置が支持される。これにより、カーボディ1及びクローラフレーム2とを有する下部走行体101の、左右方向に延びる仮想軸周りの断面二次極モーメントがジャッキアップ装置3A・3Bを含む断面において顕著に増加し、捻り剛性が高くなる。したがって、補強部材等によらずカーボディ1の変形を抑制することができる。その結果、所定の強度を維持しつつカーボディ1及びクローラフレーム2の軽量化を図ることができる。
また、クレーン100のジャッキアップ装置3A・3Bは、一端を前記カーボディ1に設けられたブラケット16A・16Bに対して前記上部旋回体102の旋回軸と平行な軸回りに回動自在に取り付けられている。また、ジャッキアップ装置3Aは、他端において下方に向かってピストンロッド32を進退自在に形成されている。また、前記クローラフレーム2には、ジャッキアップ装置3A・3Bを下方から受けることが可能な受け部25・26が、クレーン100の幅方向(左右方向)中央に向かって延出するように形成されている。
この構成によると、ジャッキアップ装置3A・3Bを回動させ、ピストンロッド32をクローラフレームにおける受け部25A・25Bの真上まで移動させた状態で、ピストンロッド32を下方に進出させて受け部25に当接させることにより、カーボディ1に作用する荷重をジャッキアップ装置3A・3Bを介してクローラフレーム2に伝達することができる。
また、受け部25A・25Bがクローラフレーム2からクレーン100の幅方向中央に延出して形成されているため、ジャッキアップ装置3A・3Bの回動時において連結ピン18・19を中心とした円弧を描くように移動するピストンロッド32がクローラフレーム2の本体部分21に干渉しないように構成することが容易になる。
また、ジャッキアップ装置3A・3Bを回動させ、ピストンロッド32を受け部25A・25Bとは異なる位置に配置し、台座部33を装着するとともにピストンロッド32を下方に延出させて、台座部33を地面に当接させることにより、ジャッキアップ装置3A・3Bを介して地面からカーボディ1を支持することができる。そして、ピストンロッド32を更に延出させることで、下部走行体101を地面から持ち上げることができる。これにより、例えば、カーボディ1からクローラフレーム2を取り外すようなクレーン100の分解作業が容易になる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るクローラクレーンについて説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るクローラクレーンの下部走行体の要部を模式的に示す平面図である。図7は、図6において下部走行体を矢印Z方向から見た図である。
第2実施形態に係るクレーンは、カウンタウェイト4A・4B(ウェイト部)及び当該カウンタウェイト4A・4Bとクローラフレーム2とを連結する連結部材5A・5B(荷重伝達部材、ウェイト側伝達部材)を備える点で、第1実施形態に係るクレーンと異なっている。第1実施形態に係るクレーンと同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
図6に示すように、カーボディ1の前端部には、当該カーボディ1の前端部から前方に向かって略同じ高さで延出するように箱状に形成されたカウンタウェイト4Aが連結部材41を介して取り付けられている。また、カーボディ1の後端部にも同様に、カウンタウェイト4Bが取り付けられている。これらのカウンタウェイト4A・4Bの左右両側面と、クローラフレーム2とは、梁状の連結部材5A・5Bにより連結されている。
図6及び図7に示すように、後方のカウンタウェイト4Bに設置される連結部材5Bは、一端をカウンタウェイト4Bの側面における後端部近傍に固定され、他端をクローラフレーム2の側面における後端部近傍に固定されている。当該連結部材5Bは、クローラフレーム2の後端部に位置する駆動輪(図示せず)の回転軸C2と同軸に配置されている。
また、前方のカウンタウェイト4Aに設置される連結部材5Aは、一端をカウンタウェイト4Aの側面における前端部近傍に固定され、他端をクローラフレーム2の側面における前端部近傍に固定されている。当該連結部材5Aは、クローラフレーム2の前端部付近に配置されている。
このように、カーボディ1から前方及び後方に延出するように、当該カーボディ1に対してカウンタウェイト4A・4Bが取り付けられているので、クレーンの重心位置が低位置となり、よりクレーンを安定させることができる。
また、カウンタウェイト4A・4Bと左右一対のクローラフレーム2とを連結する梁状の連結部材5A・5Bを有するので、カウンタウェイト4A・4Bの荷重は、連結部材5A・5Bと、2条の突起部15A・15Bと、を介してクローラフレーム2まで伝達されることになる。仮に、連結部材5A・5Bが設置されていない場合は、カウンタウェイト4Aは、カーボディ1から連結部材41を介して片持ち状態で支持されることになる。この場合、連結部材41や、カーボディ1に対して大きなモーメントが作用することになる。そして、この場合、カウンタウェイト4A・4Bの荷重は、2条の突起部15A・15Bに集中することになる。しかしながら、本実施形態の構成では、連結部材5A・5Bがカウンタウェイト4A・4Bの荷重を少なくとも受け持つため、カーボディ1における2条の突起部15A・15Bへの負荷の集中を緩和することができる。
また、カーボディ1の前方及び後方のカウンタウェイト4A・4Bとクローラフレーム2とが連結部材5A・5Bにより連結されることで、左右方向に延びる仮想軸周りの断面二次極モーメントが当該連結部材5A・5Bを含む断面において顕著に増加し、捻り剛性が高くなる。したがって、補強部材等によらずカーボディ1の変形を抑制することができる。その結果、所定の強度を維持しつつカーボディ1の軽量化を図ることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るクローラクレーンについて説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係るクローラクレーンの下部走行体の要部を模式的に示す平面図である。図9は、下部走行体をジャッキアップする状態を示す平面図である。
第3実施形態に係るクレーンは、カウンタウェイト4A・4Bを備えており、当該カウンタウェイト4A・4Bにジャッキアップ装置6A・6B(荷重伝達部、ウェイト側伝達部材)が取り付けられている点で第1実施形態に係るクレーンと異なっている。第1実施形態に係るクレーンと同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
図8に示すように、カウンタウェイト4A・4Bの左右両側面には、ブラケット46A・46Bが溶接により固着されている。ジャッキアップ装置6A・6Bは、当該ブラケット46A・46Bに対して回動自在に取り付けられている。また、ジャッキアップ装置6Aの回動軸C3の位置は、クローラの前端部に位置するように構成されている。また、ジャッキアップ装置6Bの回動軸C4の位置は、クローラの後端部付近に位置するように構成されている。尚、ブラケット46A・46B及びジャッキアップ装置6A・6Bの構成は、第1実施形態におけるブラケット16A・16B及びジャッキアップ装置3A・3Bと同様であるため説明を省略する。
また、クローラフレーム2のカウンタウェイト4A・4B側を向く側面には、受け部28A・28Bが溶接により固着されている。受け部28Aは、クローラフレーム2の側面における前端部近傍に、受け部28Bは、クローラフレーム2の側面における後端部近傍に取り付けられている。また、受け部28A・28Bは、それぞれクレーンの前後方向においてブラケット46A・46Bと略同位置に設けられる。尚、これらの受け部28A・28Bは、第1実施形態における受け部25A・25Bと類似形状に構成されている。
図8では、ジャッキアップ装置6A・6Bの先端が、受け部28A・28Bの真上に位置するようにジャッキアップ装置6A・6Bが回動され、ピストンロッド62(第2可動支持部)を下方に延出させて受け部28A・28Bに当接した状態を示している。この状態においては、カウンタウェイト4Aの荷重の一部は、当該ジャッキアップ装置6A・6Bを介してクローラフレーム2に伝達されることになる。
また、図9に示すように、前方のジャッキアップ装置6Aをクレーンの前後方向と略平行に先端を前方に向けて配置するとともに、後方のジャッキアップ装置6Bをクレーンの前後方向と略平行に先端を後方に向けて配置することで、ジャッキアップ装置6A・6Bにより、下部走行体を地面から支持することもできる。
このとき、前方のジャッキアップ装置6Aにおいて地面に接触する台座部63の位置は、クローラの前端部近傍に位置する遊動輪の回転軸C1の位置よりも前方である。また、後方のジャッキアップ装置6Bにおいて地面に接触する台座部63の位置は、クローラの前端部近傍に位置する駆動輪の回転軸C2の位置よりも後方である。
このように、カウンタウェイト4A・4Bに設けられたブラケット46A・46Bに対して、ジャッキアップ装置6A・6Bの一端が、上部旋回体102の旋回軸と平行な軸回りに回動自在に取り付けられている。また、ジャッキアップ装置6A・6Bは、他端において、下方に向かって進退自在に形成された台座部63が設けられている。そして、前記クローラフレーム2には、ジャッキアップ装置6A・6Bを下方から受けることが可能な受け部28A・28Bが、クレーンの幅方向中央に向かって延出するように形成されている。
この構成によると、ジャッキアップ装置6A・6Bを回動させ、当該ジャッキアップ装置6A・6Bをクローラフレーム2における受け部28A・28Bの真上まで移動させた状態で、ピストンロッドを下方に進出させて受け部28A・28Bに当接させることにより、カーボディ1に作用する荷重を当該ジャッキアップ装置6A・6Bを介してクローラフレーム2に伝達することができる。
また、ジャッキアップ装置6A・6Bを回動させ、当該ジャッキアップ装置6A・6Bを受け部28A・28Bとは異なる位置に配置し、台座部63を装着すると共に下方に進出させて地面に当接させることにより、当該ジャッキアップ装置6A・6Bを介して地面からカーボディ1を支持することができる。更にジャッキアップ装置6A・6Bの台座部63により地面を所定の力で付勢することで、クレーンをジャッキアップすることができる。これにより、例えば、カーボディ1からクローラフレーム2を取り外すようなクレーンの分解作業が容易になる。
図10に、ジャッキアップ装置6A・6Bを前後方向に延ばして台座部63を地面に当接させたときの下部走行体の側面図を模式的に示す。図10に示すように、クローラ5の接地位置前端D1よりも前方にジャッキアップ装置6Aの台座部63が位置しており、また、クローラ5の接地位置後端D2よりも後方にジャッキアップ装置6Bの台座部63が位置している。即ち、本実施形態においては、クローラ5の接地位置前端D1よりも前方に、ジャッキアップ装置6Aの台座部63が位置するように、当該ジャッキアップ装置6Aを回動可能であり、クローラ5の接地位置後端D2よりも後方に、ジャッキアップ装置6Bの台座部63が位置するように当該ジャッキアップ装置6Bを回動可能である。
ジャッキアップ装置6A・6Bを前後方向に延ばし、台座部63を地面に当接させてクレーンを支持した場合、クレーンの前方又は後方に転倒する際の転倒支点の位置は、当該台座部63による支持位置となる。その結果、ジャッキアップ装置6A・6Bにより支持されていない場合に比べ、クレーン前方の転倒支点がクレーンの重心位置よりも前方へ離れ、また、クレーン後方の転倒支点がクレーンの重心位置よりも後方へ離れることになる。これにより、クレーンが転倒しにくい構成となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。例えば、以下のように変形して実施することもできる。
(1)ジャッキアップ装置の可動支持部として油圧シリンダを用いる場合に限らず、手動で回転することにより上下に台座部を移動させることができる、ネジ式のジャッキアップ装置を用いることもできる。この場合、上下方向への微調整が容易になる。
(2)カーボディの前端部に位置する突起部15Aよりも前方、又は、カーボディの後端部に位置する突起部15Bよりも後方に荷重伝達部が配設される場合に限られず、カーボディの前後方向中央部とクローラフレームの前後方向中央部とを連結するように荷重伝達部を設置することもできる。
本発明の第1実施形態に係るクローラクレーンを示す図である。 図1に示すクレーン100における下部走行体101の要部を模式的に示す平面図である。 図2における下部走行体のX−X断面矢視図である。 下部走行体をジャッキアップする状態を示す平面図である。 図4における下部走行体のY−Y断面矢視図である。 本発明の第2実施形態に係るクローラクレーンの下部走行体の要部を模式的に示す平面図である。 図6において下部走行体を矢印Z方向から見た図である。 本発明の第3実施形態に係るクローラクレーンの下部走行体の要部を模式的に示す平面図である。 下部走行体をジャッキアップする状態を示す平面図である。 ジャッキアップ装置を前後方向に延ばして台座部を地面に当接させたときの下部走行体の側面図を模式的に示す図である。
符号の説明
1 カーボディ
2 クローラフレーム
3A、3B ジャッキアップ装置(荷重伝達部、回動伝達部材)
4A、4B カウンタウェイト(ウェイト部)
5A、5B 連結部材(荷重伝達部、ウェイト側伝達部材)
6A、6B ジャッキアップ装置(荷重伝達部、ウェイト側伝達部材)
15A 突起部(ボディ側連結部、前方ボディ側連結部)
15B 突起部(ボディ側連結部、後方ボディ側連結部)
16A、16B ブラケット
25A、25B 受け部
28A、28B 受け部
31 油圧シリンダ(第1可動支持部)
32 ピストンロッド(第1可動支持部)
33 台座部(第1可動支持部)
46A、46B ブラケット
62 ピストンロッド(第2可動支持部)
63 台座部(第2可動支持部)
100 クレーン

Claims (4)

  1. 上部旋回体を旋回自在に支持するカーボディと、
    前記カーボディと一体的に形成された左右一対のボディ側連結部と、
    当該ボディ側連結部を介して当該カーボディの両側に連結される一対のクローラフレームと、
    前記カーボディと前記クローラフレームとの間において、着脱自在に取り付けられるとともに、当該カーボディに作用する鉛直下向き方向の荷重を前記カーボディから前記クローラフレームに伝達可能な荷重伝達部と、
    を備え
    前記荷重伝達部は、一端を前記カーボディに設けられたブラケットに対して前記上部旋回体の旋回軸と平行な軸回りに回動自在に取り付けられるとともに他端において下方に向かって進退自在に形成された第1可動支持部が設けられた回動伝達部材を有し、
    前記クローラフレームには、前記第1可動支持部を下方から受けることが可能な受け部が形成されていることを特徴とするクローラクレーン。
  2. 上部旋回体を旋回自在に支持するカーボディと、
    前記カーボディと一体的に形成された左右一対のボディ側連結部と、
    当該ボディ側連結部を介して当該カーボディの両側に連結される一対のクローラフレームと、
    前記カーボディと前記クローラフレームとの間において、着脱自在に取り付けられるとともに、当該カーボディに作用する鉛直下向き方向の荷重を前記カーボディから前記クローラフレームに伝達可能な荷重伝達部と、
    前記カーボディから前方及び/又は後方に延出するように、当該カーボディに対して取り付けられるウェイト部と、
    を備え
    前記荷重伝達部は、前記ウェイト部と前記クローラフレームとを連結可能に設置されるウェイト側伝達部材を有することを特徴とするクローラクレーン。
  3. 前記ウェイト側伝達部材は、一端を前記ウェイト部に設けられたブラケットに対して前記上部旋回体の旋回軸と平行な軸回りに回動自在に取り付けられるとともに、他端において、下方に向かって進退自在に形成された第2可動支持部が設けられており、
    前記クローラフレームには、前記第2可動支持部を下方から受けることが可能な受け部が形成されており、
    クローラの接地位置前端よりも前方に、又は、クローラの接地位置後端よりも後方に、前記第2可動支持部が位置するように前記ウェイト側伝達部材を回動可能であることを特徴とする請求項に記載のクローラクレーン。
  4. 前記ボディ側連結部は、前記上部旋回体の旋回中心よりも前方位置で前記クローラフレームに対して連結する前方ボディ側連結部と、前記旋回中心よりも後方位置で前記クローラフレームに対して連結する後方ボディ側連結部とを有し、
    前記荷重伝達部は、前記カーボディの前端部に一端を取り付けられ、他端を前記クローラフレームにおける前記前方ボディ側連結部との連結位置よりも前方位置に取り付けられる前方伝達部材と、前記カーボディの後端部に一端を取り付けられ、他端を前記クローラフレームにおける前記後方ボディ側連結部との連結位置よりも後方位置に取り付けられる後方伝達部材と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクローラクレーン。
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