JP5076093B2 - 情報処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents
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Description
生活保護者の預金口座には公的機関により毎月補助金が振り込まれ、生活保護者はこの補助金により生計を営んでいる。
このような電子マネーに関する技術として次の文献がある。
そして、電子マネーの運用技術を補助金の適切な使用に適用する試みはまだ行われていなかった。
請求項2に記載の発明では、ID情報を記憶したID記憶装置と、前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置であって、前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶手段と、前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信する手段と、前記区分記憶手段に記憶される情報と前記受信された取引情報とに基づき、前記第1グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第1合計金額を算出する合計金額算出手段と、前記算出した第1合計金額を出力する合計金額出力手段と、前記合計金額出力手段が出力した第1合計金額を、前記金額記憶装置が記憶する金額を増額させる増額金額として前記金額変更装置に通知する通知手段と、を具備したことを特徴とする情報処理装置を提供する。
請求項3に記載の発明では、前記第1グループに区分される読取装置は、前記ID情報に対応づけられた金額記憶装置に記憶されている金額での決済が適切として登録された店舗に設置されており、前記第2グループに区分される読取装置は、前記ID情報に対応づけられた金額記憶装置に記憶されている金額での決済が適切でないとして登録された店舗に設置されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の情報処理装置を提供する。
請求項4に記載の発明では、ID情報を記憶したID記憶装置と、前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶ステップと、前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信するステップと、前記区分記憶ステップで記憶された情報と前記受信ステップで受信された取引情報とに基づき、前記第2グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第2合計金額を算出する合計金額算出ステップと、前記算出ステップで算出した第2合計金額を出力する合計金額出力ステップと、前記金額記憶装置が記憶する金額の増額依頼を受け付けて記憶する増額依頼受付ステップと、前記増額依頼受付ステップで記憶した増額依頼で増額する金額から前記合計金額出力ステップで出力した第2合計金額を減算する減算ステップと、前記減算ステップで減算した金額を、前記金額変更装置に通知する通知ステップと、を具備したことを特徴とする情報処理方法を提供する。
請求項5に記載の発明では、ID情報を記憶したID記憶装置と、前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置が行う情報処理方法であって、前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶ステップと、前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信するステップと、前記区分記憶ステップで記憶される情報と前記受信ステップで受信された取引情報とに基づき、前記第1グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第1合計金額を算出する合計金額算出ステップと、前記算出ステップで算出した第1合計金額を出力する合計金額出力ステップと、前記合計金額出力ステップが出力した第1合計金額を、前記金額記憶装置が記憶する金額を増額させる増額金額として前記金額変更装置に通知する通知ステップと、を具備したことを特徴とする情報処理方法を提供する。
電子マネーシステム1(図1)において、加盟店3は、補助金の使途先として補助金の趣旨に合致する補助対象店舗と、合致しない補助対象外店舗に区分されおり、電子マネーサーバ2は、加盟店3と区分の対応を記憶している。
ユーザは、補助金を電子マネーカード6や携帯電話7にチャージし、これを加盟店3で決済する。
決済は、電子マネーカード6や携帯電話7を加盟店3の電子マネー端末8と通信させ、電子マネーカード6や携帯電話7に記憶されているバリューを減額することにより行われる。
電子マネーサーバ2は、取引情報を分析し、ユーザが決済した金額のうち、補助対象外店舗での決済金額の合計値を算出する。
そして、電子マネーサーバ2は、次回の補助金支給の際に、補助対象外店舗での決済金額の合計値を補助金から控除する。
図1は、電子マネーシステム1のネットワーク構成を示した図である。
電子マネーシステム1は、携帯電話7、電子マネーサーバ2、インターネット4、基地局5、電子マネーカード6、パーソナルコンピュータなどで構成されたユーザ端末9、加盟店3、3、・・・に設置された電子マネー端末8、8、8、…などから構成されており、電子マネーシステムとして機能している。
なお、本実施の形態では、このICチップを非接触型(無線によりアクセスを受け付けるもの)とするが、接触型(電極の接触によりアクセスを受け付けるもの)を用いてもよい。
携帯電話7は、基地局5を介して電子マネーサーバ2と通信し、インターネット4経由でバリューのチャージや決済を行うこともできる。
このように、携帯電話7は、電子マネー端末8でチャージや決済を行うことができ、また、インターネット4経由で電子マネーサーバ2によりチャージや決済を行うことができる。
電子マネーシステム1の運営事業者は、バリューを発行する際に、対応する金額の通貨をユーザから徴収し、バリューで決済を行った加盟店3に、決済金額に応じてこれを分配することにより、バリューと通貨との対応をとっている。
また、電子マネーカード6は、ユーザ端末9を介して電子マネーサーバ2と通信することができ、携帯電話7と同様にインターネット4経由でチャージや決済を行うこともできる。
このように、電子マネーカード6は、電子マネー端末8でチャージや決済を行うことができ、また、インターネット4経由で電子マネーサーバ2によりチャージや決済を行うことができる。
電子マネーサーバ2は、通信回線により電子マネー端末8、8、8、…に接続されており、これら電子マネー端末8からバリューのチャージ状況や決済状況に関する情報を取引情報により収集し、履歴情報(ログデータ)として蓄積している。
また、電子マネーサーバ2は、インターネット4経由で携帯電話7や電子マネーカード6に金額変更情報を送信し、この金額変更情報をこれらのICチップで実行させることにより、電子マネーカード6や携帯電話7でチャージや決済を行うことができる。
そして、電子マネーシステム1の運営事業者は、公的機関などから各ユーザに交付された補助金を預かり、これをユーザの電子マネーカード6や携帯電話7にチャージして各ユーザに配分する。
補助対象店舗は、例えば、食料品店や医療機関など補助金の趣旨に適した加盟店3であり、補助対象外店舗は、例えば、パチンコ店や競馬場といった遊技施設など、補助金の趣旨に適さない加盟店3である。何れも公的機関などから区分を指定されて加盟店データベースに登録される。
ユーザが補助対象外店舗でバリューによる決済を行った場合、その金額は、次回の補助金のチャージの際に控除されることとなる。
そして、電子マネー端末8は、携帯電話7や電子マネーカード6に金額変更情報を送信し、チャージや決済を行うことができる。
電子マネー端末8は、携帯電話7や電子マネーカード6との処理内容を記録した取引情報を蓄積しており、例えば、1日1回程度、電子マネーサーバ2にバッチ処理にて送信する。
この取引情報は、電子マネーサーバ2により解析され、バリューと通貨の整合性を図るのに用いられる他、例えば、ユーザが補助対象店舗での決済に使用したバリューの合計金額と、補助対象外店舗での決済に使用したバリューの合計金額を集計するのに用いられる。
電子マネーカード6は、CPU(Central Processing Unit)21、高周波回路22、アンテナ26、ROM(Read Only Memory)23、RAM(Random Access Memory)24、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)25などを有している。
これらの素子は、電子マネーカード6内に埋め込まれたICチップ上に形成されている。ただし、アンテナ26は、電子マネーカード6内部の外縁部付近、又は電子マネーカード6の対角線を軸とする楕円曲線上に張り巡らされた空中線により構成され、端部がICチップに接続されている。
また、CPU21は、アンテナ26、高周波回路22を介して、電子マネー端末8と近距離の無線通信を行うことができる。
また、アンテナ26は、リーダライタからの電波により電子マネーカード6を駆動するための電力を発電する。
RAM24は、電子マネーカード6に電力が供給されている間、記憶内容を保持することができるが、電力の供給が止まると記憶内容は失われる。
ROM23は、電子マネーカード6を機能させるための基本的なプログラムやパラメータ、データなどを記憶した読み出し専用メモリである。
EEPROM25には、各種のプログラムやデータが記憶されている。
データとしては、現在のバリューの残高、過去の取引に関するログデータ、電子マネーサーバ2が電子マネーカード6を識別するための固有のID情報である電子マネー機能部IDなどがある。
プログラムとしては、例えば、バリューを処理するバリュー処理プログラムがあり、CPU21は、このプログラムを実行することにより、電子マネー端末8との通信機能や、金額変更情報によるチャージ機能、決済機能を発揮する。
バリュー処理部28は、CPU21でバリュー処理プログラムを実行することにより構成される。
記憶部29は、EEPROM25に形成されており、バリューの残高や電子マネー機能部ID、ログデータなどを記憶している。端末通信部27は、アンテナ26などを用いて形成されており、電子マネー端末8のリーダライタ部8aから金額変更情報を受信してバリュー処理部28に入力する。
バリュー処理部28は、金額変更情報で指定されている金額分だけ、記憶部29に記憶されているバリューの残高を増減してチャージしたり決済したりする。
この他に、バリューの残高を参照するためのコマンドや、電子マネー機能部IDを参照するためのコマンドなど各種のコマンドが用意されており、バリュー処理部28は、これらのコマンドで指定された情報処理を行う。
金額変更情報には、加算コマンドと減算コマンドがある。加算コマンド及び減算コマンドは金額がパラメータとして付随しており、バリュー処理部28に、この金額分だけバリューを増減させる。
例えば、記憶部29に記憶されたバリュー残高が5000円で決済金額が1000円の場合、電子マネー端末8は、1000円を減額する減算コマンドを生成して端末通信部27に送信する。そして、バリュー処理部28がこの減算コマンドを実行して、記憶部29に記憶しているバリューの残高を5000円−1000円=4000円に更新する。
この場合、加減算後のバリュー残高を電子マネー端末8が計算し、この金額で記憶部29のバリュー残高を上書きさせる。
例えば、記憶部29に記憶されたバリュー残高が5000円で決済金額が1000円の場合を考える。
電子マネー端末8は、電子マネーカード6から現在のバリュー残高5000円を読み取り、決済後の残高5000円−1000円=4000円を計算する。そして、電子マネー端末8は、バリューの残高を4000円に上書きさせる上書きコマンドを生成して端末通信部27に送信する。そして、バリュー処理部28がこの上書きコマンドを実行して、記憶部29に記憶しているバリューの残高を4000円に更新する。
例えば、チャージには加算コマンドを用い、決済には上書きコマンドを用いたり、あるいはチャージに上書きコマンドを用い、決済には減算コマンドを用いることができる。
電話機能部10は、通話を行う通話モードと、各種のアプリケーション機能を提供するアプリケーションモードを有しており、ユーザの操作により切り替えることができる。本実施の形態では、携帯電話7をアプリケーションモードで使用する。
電話機能部10は、CPUと、各種のアプリケーションプログラムを記憶した記憶部を備えており、これらのアプリケーションプログラムをCPUで実行することにより各種のアプリケーション機能を発揮することができる。
電子マネーアプリケーション部15は、電子マネーサーバ2と電子マネー機能部12の両方にアクセスすることができ、電子マネーサーバ2から金額変更情報を受信して電子マネー機能部12に入力し、電子マネー機能部12にチャージや決済を行わせることができる。
電子マネー機能部12には、電子マネーカード6と同様に、ICチップ内で、EEPROMに記憶されたバリュー処理プログラムをCPUが実行することにより、端末通信部16、バリュー処理部17、記憶部18などが形成されている。
そして、バリュー処理部17は、これらの金額変更情報に従って記憶部18に記憶されているバリューの残高を増減してチャージや決済を行う。
記憶部18は、バリューの残高の他、電子マネー機能部ID、ログデータなどを記憶している。
電子マネーサーバ2は、電子マネーを流通させる情報処理を行う情報処理装置として機能しており、CPU31、ROM32、RAM35、通信制御部33、記憶部36などがバスラインで接続されて構成されている。
ROM32は、読み出し専用のメモリであり、電子マネーサーバ2を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどが記憶されている。
RAM35は、読み書き可能なメモリであって、CPU31のワーキングメモリを提供したり、記憶部36に記憶されたプログラムやデータをロードして記憶したりなどする。
通信制御部33は、電子マネー端末8と通信したり、インターネット4を介して携帯電話7や電子マネーカード6と通信したりするための制御部である。
プログラム格納部38には、電子マネーサーバ2を機能させるための基本的なプログラムであるOSや、取引情報を解析するための解析プログラム、電子マネーカード6や携帯電話7と通信してチャージや決済を行う取引処理プログラム、その他のプログラムが格納されている。
以上、電子マネーサーバ2について説明したが、電子マネー端末8のハードウェア的な構成は、電子マネーサーバ2と基本的に同様である。
加盟店データベース56は、「事業者」、「加盟店ID」、「加盟店名」、「端末ID」、「補助対象区分」、その他の項目(加盟店の郵便番号、住所、電話番号など)から構成されている。
「事業者」には、加盟店を運営する事業者(法人名、自然人名など)の名称が記憶されている。事業者は、複数の加盟店を有する場合もあるし、単独の加盟店を有する場合もある。
図の例では、事業者「アウトバーガー株式会社」は、加盟店として渋谷支店や大阪支店などの複数の加盟店を運営している。
図示しないが、各事業者には、事業者を識別するための事業者IDが設定されている。
「加盟店名」には、加盟店の名称が記憶されている。
「端末ID」には、各加盟店に設置されている電子マネー端末8の端末IDが記憶されている。
電子マネーサーバ2は、加盟店IDから加盟店3を特定できる他、端末IDを加盟店データベース56で検索することにより加盟店3を特定することができる。
補助対象店舗の加盟店3は、「補助対象区分」が「補助対象」となっており、当該加盟店3で決済が行われた場合、補助金の適切な用途として認められ、次回の補助金給付の際に控除は行われない。
一方、補助対象外店舗の加盟店3は、「補助対象区分」が「補助対象外」となっており、当該加盟店3で決済が行われた場合、次回の補助金給付の際に、決済金額分だけ金額が控除される。
図の例では、「ABCパチンコ」なる遊戯施設での決済が補助対象外となっている。
補助対象者データベース55には、補助金をバリューで受け取るユーザが登録されており、「電子マネー機能部ID」、「ユーザ名」、「補助金額」、「住所」などのユーザ情報が記憶されている。
「電子マネー機能部ID」は、ユーザが所有する電子マネーカード6や携帯電話7のICチップを識別するためのID情報である。
「ユーザ名」は、ユーザの氏名である。図ではカタカナ名を示しているが、この他に漢字での氏名も記憶されている。
「補助金額」は、ユーザに支給される補助金の金額である。この金額は控除前の値である。電子マネーサーバ2は、公共機関などから指定された金額を「補助金額」に記憶することにより、チャージの依頼を受け付ける。
より詳細には、電子マネーシステム1の運営事業者が公共機関などから依頼を受けて入力してもよいし、あるいは、公共機関などのシステムと電子マネーシステム1をオンラインで結び、公共機関などが直接入力できるようにしてもよい。
イシュアは、複数存在することができ、発行されたバリューは、イシュアに関わらず、何れの電子マネー端末8でも利用することができる。
このように、イシュアが存在する場合、イシュアは、公的機関などから補助金を受け取り、バリューを発行する。そして、バリューの流通は電子マネーシステム1の運営事業者が行う。
取引データベース54には、電子マネーカード6や携帯電話7で行われたチャージや決済に関する取引情報が記憶されている。
これらの取引情報は、バッチ処理にて電子マネー端末8から送信されてきたものを電子マネーサーバ2が記憶したものである。
また、電子マネーカード6や携帯電話7が直接電子マネーサーバ2と通信してチャージや決済した場合の取引情報も取引データベース54に記憶される。
取引情報は、電子マネー端末8が電子マネーカード6や携帯電話7などの決済端末にアクセスした履歴を記録した履歴情報として機能している。
電子マネー機能部IDは、電子マネー端末8が電子マネーカード6や携帯電話7にアクセスした際に読み取ったものである。
また、インターネット4を介して電子マネーサーバ2と直接通信する場合は、通信により、電子マネーサーバ2が電子マネーカード6や携帯電話7から読み取ったものである。
また、インターネット4を介して電子マネーサーバ2から直接チャージした場合は、電子マネーサーバ2のIDが記録される。
「決済」も、「チャージ」と同様に、決済を行った加盟店3の加盟店ID、電子マネー端末8の端末ID(あるいは電子マネーサーバ2のID)、決済日時、決済したバリューの金額などが記録されている。
補助金データベース53は、ユーザに支給する補助金の金額を記憶しており、電子マネーサーバ2は、ユーザからチャージの要求がなされた場合、補助金データベース53に記憶されている金額をチャージする。
このため、補助金データベース53のチャージ金額は、補助金支給日までに今回の補助金の金額に更新される。例えば、補助金が毎月支給される場合、毎月支給日までに当月分の金額が生成される。
「電子マネー機能部ID」は、補助金のチャージ先であるユーザの電子マネーカード6や携帯電話7の電子マネー機能部IDである。
「加盟店ID・端末ID」は、補助金のチャージに用いる電子マネー端末8が設置されている加盟店3の加盟店IDと、当該電子マネー端末8の端末IDである。
なお、加盟店3と電子マネー端末8は、加盟店データベース56で対応づけられているため、端末IDだけ記憶しておいてもよい。
「控除金額」は、前回から今回までの間にユーザが「補助対象外」の加盟店3で決済した決済金額を合計したものである。
「チャージ金額」は、今回ユーザに支給される補助金から、控除金額を減算した金額であり、この金額が補助金としてチャージされる。控除された金額は、例えば、公共機関などに返金される。控除された金額は、翌月に繰り越して支給することも可能である。
以下の処理は、電子マネーカード6のCPU21と、電子マネー端末8のCPUが協働して行うものである。
また、携帯電話7で決済を行う場合も同様にして行うことができる。
まず、電子マネーカード6のユーザは、商品の決済を行うために電子マネーカード6を電子マネー端末8のリーダライタ部8aにセットする。
次に、担当者が、決済ボタンを押下するなどして電子マネーカード6と電子マネー端末8に決済処理を開始させる。
電子マネー端末8は、電子マネーカード6にID参照コマンドを送信し、電子マネーカード6の電子マネー機能部IDを要求する(ステップ10)。
電子マネー端末8は、電子マネーカード6から電子マネー機能部IDを受信してこれを記憶する。
電子マネーカード6は、金額変更情報を受信すると(ステップ35)、EEPROM25に記憶されているバリューの残高を、決済金額分だけ減額した値に更新する(ステップ40)。
電子マネー端末8は、電子マネーカード6が決済処理を完了したことを確認し、電子マネーカード6の電子マネー機能部ID、決済金額、決済日時分秒、電子マネー端末8の端末ID、加盟店3の加盟店IDなどを含む取引情報(利用ログデータ)を生成し、ハードディスク装置などの記憶装置に一時記憶する。
そして、電子マネー端末8は、一時記憶した取引情報を後ほどバッチ処理にて電子マネーサーバ2に送信する。
電子マネーサーバ2は、電子マネー端末8から取引情報を受信して取引データベース54に記憶する。
この処理は、補助金の交付日前に行い、補助金のチャージに備えるものである。なお、当月分の控除前の補助金額は、既に補助金データベース53に記憶されているものとする。
まず、電子マネーサーバ2は、補助対象者データベース55を検索し、チャージ金額を計算する補助対象者を特定する(ステップ50)。この特定は、例えば、電子マネー機能部IDの昇順に行うことができる。
より詳細には、電子マネーサーバ2は、前回控除金額を計算してから現在までに蓄積された取引情報において、当該ユーザの電子マネー機能部IDに対するものを抽出する。
次に、電子マネーサーバ2は、抽出した取引情報のうち、加盟店データベース56で「補助対象区分」が「補助対象外」となっている加盟店3で生成されたものを更に抽出する。
なお、電子マネーサーバ2は、「補助対象区分」が「補助対象」となっている加盟店3で生成された取引情報を抽出し、これらの加盟店3での決済金額の合計も計算する。
また、電子マネーサーバ2は、全ての加盟店3での決済金額の合計、補助対象店舗での決済金額の合計、補助対象外店舗での決済金額の合計をそれぞれ計算して所定のファイルなどに出力するように構成することもできる。
これらの出力データは、補助金の提供元である公共機関が今後の補助金額を決定する際の資料として利用することができ、また、ユーザが補助対象外店舗での決済を行わないように抑止力を発揮することができる。
ここで、電子マネーサーバ2が、補助対象店舗での決済金額の合計を出力し、補助対象外店舗での決済金額の合計を出力しない場合、後述の変形例1で説明するように、補助対象店舗での決済金額の合計からチャージ金額を規定するように構成することができる。
そして電子マネーサーバ2は、「補助金額」の値からこの「控除金額」を減算してチャージ金額を算出し(ステップ65)、補助金データベース53の「チャージ金額」の項に記憶する(ステップ70)。
次に、電子マネーサーバ2は、補助対象者データベース55において全てのユーザについて処理したか否か(即ち、チャージ金額を計算したか否か)を確認する(ステップ75)。
一方、全てのユーザに対して処理を行った場合(ステップ75;Y)、電子マネーサーバ2は、集計処理を終了する。
本実施の形態では、補助金をチャージする電子マネー端末8を予め指定し、ユーザはこの電子マネー端末8で補助金をチャージする。
電子マネーサーバ2は、補助金の交付日になると、補助金データベース53で各ユーザのチャージ金額を参照し、補助金をチャージするためのチャージ情報を生成する。
チャージ情報は、チャージを行う電子マネー端末8の端末ID、補助金をチャージする電子マネーカード6の電子マネー機能部ID、及びチャージする金額などを含んでいる。
この処理は次のように行われる。電子マネーサーバ2は、電子マネー端末8からアクセスを受け付けた場合、当該電子マネー端末8の端末IDを含むチャージ情報を検索する。そして、当該端末IDを含むチャージ情報が検索された場合、これを電子マネー端末8に送信する。
電子マネー端末8は、このようにして電子マネーサーバ2が送信したチャージ情報を受信して記憶する(ステップ105)。
なお、ユーザには、補助金をチャージする電子マネー端末8を設置した加盟店3が指定されている。
また、加盟店3に電子マネー端末8が複数台存在する場合、補助金をチャージする電子マネー端末8が指定されている。
すると、電子マネー端末8は、電子マネーカード6にID参照コマンドを送信して電子マネー機能部IDを要求する(ステップ115)。
電子マネーカード6は、ID参照コマンドを受信して実行し、電子マネー機能部IDを電子マネー端末8に送信する(ステップ120)。
当該電子マネー機能部IDを含むチャージ情報がなかった場合、電子マネー端末8は、チャージ処理を中止し、エラーメッセージを発する。
電子マネーカード6は、電子マネー端末8から金額変更情報を受信して(ステップ135)これを実行し、補助金の金額分だけバリューを増額する(ステップ140)。
電子マネー端末8から補助金をチャージする場合は、電子マネーカード6と同様にする。
一方、携帯電話7のネットワーク機能を用いて電子マネーサーバ2に接続し、電子マネーサーバ2から直接補助金をチャージする場合、電子マネーサーバ2は、このユーザに対しては、チャージ情報を電子マネー端末8に送信せずに、自己の記憶装置に記憶しておく。
電子マネーサーバ2は、携帯電話7からアクセスされて補助金のチャージを要求されると、当該携帯電話のICチップの電子マネー機能部IDを用いてチャージ情報を検索する。
そして、検索されたチャージ情報で設定されている金額分のバリューをチャージする金額変更情報を生成し、携帯電話7に送信する。
携帯電話7は、この金額変更情報を受信してICチップに入力し、これを実行させてチャージを行う。
また、電子マネーカード6をユーザ端末9に接続し、携帯電話7と同様に電子マネーサーバ2から直接チャージすることもできる。
(1)補助金の使途先を補助対象の加盟店3に限定することができる。
(2)ユーザが補助対象外の加盟店3で決済した場合、その決済金額を控除して補助金を交付することができる。
(3)補助対象外の加盟店3で決済すると補助金が減額されるため、ユーザに対して補助金の不適切な使用を抑制する抑止力を発揮することができる。
先に説明した実施の形態では、ユーザが補助対象外の加盟店3で決済を行った場合に補助金額から決済金額を控除したが、本変形例では、公的機関から交付される補助金をユーザごとに電子マネーサーバ2に蓄積しておき、ユーザが補助対象である加盟店3で決済を行った場合に、蓄積してある金額をチャージするものである。
システム構成は、電子マネーサーバ2と同じであり、実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
補助対象者データベース55、加盟店データベース56、取引データベース54の構成は先の実施の形態と同様である。
補助金データベース53aは、「電子マネー機能部ID」、「加盟店ID・端末ID」、「蓄積残高」、「チャージ金額」、その他の項目から構成されている。
「蓄積残高」は、公的機関などからユーザに支給される補助金を預金口座のように蓄積したものである。例えば、補助金が毎月支給される場合、補助金額が「蓄積残高」に加算され、ユーザがチャージした金額が「蓄積残高」から減算される。
「チャージ金額」は、ユーザの電子マネーカード6や携帯電話7に次回チャージする金額である。この金額は、前回のチャージから今回のチャージまでの間に補助対象の加盟店3で決済した金額である。
電子マネーカード6や携帯電話7でチャージが実行されると、電子マネーサーバ2は、「蓄積残高」から「チャージ金額」を減算して「蓄積残高」を更新する。
このように、本変形例では、補助金交付としてチャージできる金額は補助対象の加盟店3で決済した金額となり、不足分は個別に申請することとなる。そのため、ユーザが補助対象外の加盟店3で決済しにくくなり、趣旨の沿わない補助金の使用を抑制することができる。
この処理は、補助金の交付日前に行い、補助金のチャージに備えるものである。
まず、電子マネーサーバ2は、補助対象者データベース55を検索し、チャージ金額を計算する補助対象者を特定する(ステップ220)。この特定は、例えば、電子マネー機能部IDの昇順に行うことができる。
より詳細には、電子マネーサーバ2は、前回チャージ金額を計算してから現在までに蓄積された取引情報において、当該ユーザの電子マネー機能部IDに対するものを抽出する。
次に、電子マネーサーバ2は、抽出した取引情報のうち、加盟店データベース56で「補助対象区分」が「補助対象」となっている加盟店3で生成されたものを更に抽出する。
次に、電子マネーサーバ2は、更に抽出した当該取引情報での決済金額を合計してチャージ金額を算出する(ステップ230)。
次に、電子マネーサーバ2は、補助対象者データベース55において全てのユーザについて処理したか否か(即ち、チャージ金額を計算したか否か)を確認する(ステップ240)。
一方、全てのユーザに対して処理を行った場合(ステップ240;Y)、電子マネーサーバ2は、集計処理を終了する。
そして、電子マネーサーバ2は、前記読取装置を第1グループ(補助対象店舗に設置された電子マネー端末8)と第2グループ(補助対象外店舗に設置された電子マネー端末8)に区分して記憶する区分記憶手段(加盟店データベース56)と、前記第1グループの読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第1合計金額と、前記第2グループの読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第2合計金額と、の少なくとも一方を取得する合計金額取得手段(電子マネーサーバ2は、図8のステップ60にて、補助対象店舗での決済金額の合計と補助対象外店舗での決済金額の合計の少なくとも一方を計算することができる)と、前記取得した合計金額を出力する合計金額出力手段(電子マネーサーバ2は、図8のステップ60にて、合計金額を所定のファイルなどに出力することができる)と、を具備したことを特徴とする情報処理装置を構成している。
(1)加盟店3を、補助金の使途として適切な補助対象店舗と、補助金の使途として適切でない補助対象外店舗に区分することができる。
(2)ユーザが加盟店3で決済した金額のうち、補助対象外店舗で決済した金額を把握することができる。
(3)電子マネーカード6や携帯電話7に無申請でチャージできる金額を補助対象店舗での決済金額とし、蓄積分をチャージするために申請を要することにより、ユーザの補助対象外店舗での決済を抑制する抑止力を発揮することができる。
(4)ユーザの補助対象外店舗での決済を抑制することにより、補助金の適切な使用を促すことができる。
以上に説明した本実施の形態と変形例1では、バリューを電子マネーカード6や携帯電話7に記憶してこれを増減したが、電子マネーサーバ2でバリューを管理するように構成することもできる。
図12は、バリューを電子マネーサーバ2で管理する場合の電子マネーシステム1aのシステム構成を説明するための図である。なお、図1の電子マネーシステム1と同じ構成要素には同じ符号を付している。
電子マネー端末8は、電子マネーカード6や携帯電話7から電子マネー機能部IDを読み取り、担当者によって入力された決済金額やチャージ金額と共に、これを電子マネーサーバ2に送信する。
バリューデータベース72は、携帯電話7や電子マネーカード6の電子マネー機能部IDにバリューを対応づけて記憶している。
バリュー処理部71は、電子マネー端末8から(インターネット4を介して携帯電話7や電子マネー端末8と直接通信する場合は、携帯電話7や電子マネーカード6から)、携帯電話7の電子マネー機能部IDとチャージや決済する金額を取得し、これに従ってバリューデータベース72に記憶してあるバリューを増減額する。
このように、電子マネーシステム1aでは、電子マネーサーバ2に記憶したバリューにてチャージや決済が行われる。
電子マネーサーバ2は、バリューデータベース72でチャージや決済を行うたびに取引データベース54を更新する。
そして、電子マネーサーバ2は、取引データベース54と補助金データベース53を照合することにより、各電子マネー機能部IDについて補助対象店舗での決済金額の合計と、補助対象外店舗での決済金額の合計を計算することができ、実施の形態や変形例1と同様にして、バリューデータベース72にチャージする金額を各電子マネー機能部IDごとに決定することができる。
2 電子マネーサーバ
3 加盟店
4 インターネット
5 基地局
6 電子マネーカード
7 携帯電話
8 電子マネー端末
9 ユーザ端末
Claims (5)
- ID情報を記憶したID記憶装置と、
前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、
前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、
前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、
を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置であって、
前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶手段と、
前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信する手段と、
前記区分記憶手段に記憶される情報と前記受信された取引情報とに基づき、前記第2グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第2合計金額を算出する合計金額算出手段と、
前記算出した第2合計金額を出力する合計金額出力手段と、
前記金額記憶装置が記憶する金額の増額依頼を受け付けて記憶する増額依頼受付手段と、
前記記憶した増額依頼で増額する金額から前記合計金額出力手段が出力した第2合計金額を減算する減算手段と、
前記減算した金額を、前記金額変更装置に通知する通知手段と、
を具備したことを特徴とする情報処理装置。 - ID情報を記憶したID記憶装置と、
前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、
前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、
前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、
を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置であって、
前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶手段と、
前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信する手段と、
前記区分記憶手段に記憶される情報と前記受信された取引情報とに基づき、前記第1グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第1合計金額を算出する合計金額算出手段と、
前記算出した第1合計金額を出力する合計金額出力手段と、
前記合計金額出力手段が出力した第1合計金額を、前記金額記憶装置が記憶する金額を増額させる増額金額として前記金額変更装置に通知する通知手段と、
を具備したことを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1グループに区分される読取装置は、前記ID情報に対応づけられた金額記憶装置に記憶されている金額での決済が適切として登録された店舗に設置されており、前記第2グループに区分される読取装置は、前記ID情報に対応づけられた金額記憶装置に記憶されている金額での決済が適切でないとして登録された店舗に設置されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の情報処理装置。
- ID情報を記憶したID記憶装置と、前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶ステップと、
前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信するステップと、
前記区分記憶ステップで記憶された情報と前記受信ステップで受信された取引情報とに基づき、前記第2グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第2合計金額を算出する合計金額算出ステップと、
前記算出ステップで算出した第2合計金額を出力する合計金額出力ステップと、
前記金額記憶装置が記憶する金額の増額依頼を受け付けて記憶する増額依頼受付ステップと、
前記増額依頼受付ステップで記憶した増額依頼で増額する金額から前記合計金額出力ステップで出力した第2合計金額を減算する減算ステップと、
前記減算ステップで減算した金額を、前記金額変更装置に通知する通知ステップと、
を具備したことを特徴とする情報処理方法。 - ID情報を記憶したID記憶装置と、前記ID情報に対応づけられ、貨幣価値の金額を電子データとして記憶する金額記憶装置と、前記ID記憶装置からID情報を読み取る読取装置と、前記読み取ったID情報に対応づけられた金額記憶装置が記憶している金額を増減額する金額変更装置と、を用いて構成された電子マネーシステムで用いられる情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報に対応づけて、当該店舗に設置された読取端末が区分される第1グループおよび第2グループのいずれかを示す情報を記憶する区分記憶ステップと、
前記読取装置から、当該読取装置が設置された店舗を特定する店舗特定情報と、当該読取装置がID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額と、を含む取引情報を受信するステップと、
前記区分記憶ステップで記憶される情報と前記受信ステップで受信された取引情報とに基づき、前記第1グループに区分される店舗に設置された読取装置でID情報を読み取った際に前記金額変更装置が減額した金額の合計である第1合計金額を算出する合計金額算出ステップと、
前記算出ステップで算出した第1合計金額を出力する合計金額出力ステップと、
前記合計金額出力ステップが出力した第1合計金額を、前記金額記憶装置が記憶する金額を増額させる増額金額として前記金額変更装置に通知する通知ステップと、
を具備したことを特徴とする情報処理方法。
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