JP5074756B2 - ボタンホールの縫い方法及び装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ボタンホールの縫い方法及び装置に関する。
ミシンによるボタンホール縫いは、ミシンの押さえ棒に、専用のボタンホール押さえを取付けることにより行われている。該押さえに備えられた布と共に移動するスライダーの往復動により、等しい左右長さの縫い目を形成するようになっている。
一方ボタンホールの形状には、鳩目ボタンホールと呼ばれる、環状の鳩目部を有するボタンホールがあり、このボタンホールは、前記鳩目と箱型の縁かがり部とで形成されている。箱型の縁かがり部は、平行に形成される一対のラインタックと、該一対のラインタックの一端に形成されるバータックとから構成される。
このようなボタンホールの縫いを、従来は文献1に示すように次の方法で行っていた。図7において、
(ア)最初に環状の鳩目94の頂点aから縫い始め、ついでラインタック91をbまで縫って、鳩目の左半分と左側ラインタックを形成する。
そして、bで前記ボタンホール押さえに連動するセンサが端部を感知すると、ミシンは送り方向を反転させて直線縫いでa’まで縫い、a’で同様にセンサ感知後、最初の縫い始めの位置aまで戻る。
(イ)次に再びaから縫い始め、b’までの縫いを行ない、鳩目94の右半分と右側ラインタック91とを形成する。
(ウ)次にb’でセンサを感知して縁かがり縫いを停止して、最後にバータック93を縫い、ボタンホールの縫製が完了する。
特開昭59−55285号公報
しかし、上記した従来の縫い方法では、鳩目94を半分ずつ分割して縫うため、図7の(エ)に示すように、鳩目94にずれ99が生ずることがある問題があった。
これは、ボタンホール押さえのセッティングの際、布と共に移動するスライダーが充分移動端に位置しない状態のまま縫製を始めることにより縫いの開始点と終了点にズレが生ずるために起因するもので、鳩目94は円形状となっていることから、僅かなズレも目立つことになり、非常に見苦しい鳩目ボタンホール形状となる。そのため、縫い作業者はボタンホール押さえをセッティングする際に慎重な作業が必要であり、作業者に大きな負担を強いていた。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ほぼ平行に形成される一対のラインタックと、該一対のラインタックの一端側に形成されるバータックと、該一対のラインタックの他端側に形成される環状の鳩目と、を有するボタンホールをミシンを用いて形成するボタンホールの縫い方法であって、前記一対のラインタックの一方の所定の中間位置において、他端側から一端側へ向けてでタック縫いを開始して、一端側までタック縫いを行って、一方のラインタックを部分的に縫う第1のステップと、前記所定の中間位置から他端側までタック縫いを行って、一方のラインタックの残りの部分を縫い、更に他端側の鳩目をタック縫いした後、他方のラインタックのタック縫いを他端側から一端側へ向けて行い、該他方のラインタックの一端側で縫いを終了する第のステップと、を有することを特徴とする。
前記バータックの縫いは、前記一対のラインタックと鳩目の縫いの途中で行うことも可能であるし、前記一対のラインタックと鳩目の縫いの終了後に行うことも可能である。
本発明のボタンホールの縫い方法によれば、縫いの開始点と終了点にずれがあっても、環状の鳩目は連続して形成されるから、形状が乱れることがない。またずれが生じる可能性がある縫いの開始点と終了点はバータック縫いが行われるから、目立つことが無い。更に、一対のラインタックが他端側から一端側に同一方向に形成されるから、縫い上りが綺麗になる等の効果がある。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
最初に図1及び図2によりボタンホール縫いを行うミシンの構成を説明する。
制御装置1はミシン制御プログラム30によりミシン全体の制御を行っている。制御装置1は模様選択装置48により選択された縫いデータ31のデータにより、振幅モータ駆動装置40、振幅モータ41、送りモータ駆動装置42、送りモータ43及びミシンモータ駆動装置44、ミシンモータ45を制御して鳩目を有するボタンホール縫いを実行させる。
ボタンホール縫いに際しては、図2に示すようにボタンホール押さえ10を押さえ棒に装着して行う。該ボタンホール押さえ10に装着したボタンの大きさなどによりスライダー11の移動範囲が制限され、該制限範囲の上下位置が上位置センサ2と下位置センサ3により検出されるようになっている。上位置センサ2と下位置センサ3は、実際はセンサレバー4のストライカになっており、センサレバー4が上位置センサ2と下位置センサ3に当接した時に傾動して信号を出力するように構成されている。なお、以下の説明では簡単のため上位置センサ2と下位置センサ3から検出信号が出力されることにする。
なお、32は上軸センサ、46は表示制御装置、47は表示装置である。
図3と図4によりボタンホールの縫い方法を説明する。
図3の(A)に示すように、開始点50から縫いを開始する。この開始点50の位置は、本来下位置Bと一致するべきであるが、位置あわせが不十分で下位置Bよりも上の位置から縫い始める例を説明する。
制御装置1は鳩目ボタンホール縫い開始の操作に対応して、開始点50から左角52まで直線縫いを行わせる(ステップS1)。この左角52の位置は上位置Tの位置と一致し、この位置で上位置センサ2から信号が出力される。該信号に応答して制御装置1は送りモータ駆動装置42を制御して送りを反転させ、一体縫開始点55まで直線縫いを行わせる(ステップS2)。一体縫開始点55はラインタック91の上下の任意位置に予め設定しておく。
次に(B)に示すように一体縫開始点55から下位置Bで下位置センサ3からの信号が出力されるまでタック縫いを行わせ、ラインタック91の下側を形成させる(ステップS3)。次いで(C)に示すようにバータック93の縫製を、開始点93sから終了点93eまで実行する(ステップS4)。
次に(D)に示すように、終了点93eから若干内側に入った位置から右角53まで直線縫いを行い(ステップS5)、上位置Tで上位置センサ2からの信号が出力されると、更に左角52を経由して一体縫開始点55まで直線縫いする(ステップS6)。
そして、(E)に示すように、一体縫開始点55からラインタック91の上側部分を縫い、続いて鳩目94を縫い、更に右側のラインタック92を縫って(ステップS7)、下位置Bで下位置センサ3から信号が出力されると縫いを停止し、ここを終了点51とし、ボタンホールを完成する(ステップS8)。
上記の縫い方法によれば、ラインタック91の途中から鳩目94とラインタック92まで一度に一体的に縫いが行われるから、形状の乱れが生ずることがなく、また開始点50と終了点51にずれがあっても、鳩目94にずれが現れることがなく、外観の優れたボタンホールが縫製できる。また開始点50と終了点51の位置にバータック93が縫われるから、開始と終了で多少の位置ズレがあってもボタンホール縫い目として目立つことは無い。そのため、開始点50の位置あわせを厳密に行う必要がなく、操作性が向上する。
更にラインタック91と92は同一方向に形成されるからラインタック縫いの形状が同一となり縫い上がりが綺麗なものとなる、などの効果がある。
次に他の縫い方法の実施形態を図5と図6に示す。
図5の(A)に示すように、開始点50から縫いを開始する。同様にこの開始点50の位置あわせが不十分で下位置Bよりも上の位置から縫い始める例を説明する。
制御装置1は鳩目ボタンホール縫い開始の操作に対応して、開始点50から左角52まで直線縫いを行わせる(ステップS20)。この左角52の位置は上位置Tの位置と一致し、この位置で上位置センサ2から信号が出力される。該信号に応答して制御装置1は送りモータ駆動装置42を制御して送りを反転させ、一体縫開始点55まで直線縫いを行わせる(ステップS21)。一体縫開始点55はラインタック91の上下の任意位置に予め設定しておく。
次に(B)に示すように一体縫開始点55から下位置Bで下位置センサ3からの信号が出力されるまでタック縫いを行わせ、ラインタック91の下側を形成させる(ステップS22)。次いで(C)に示すようにラインタック91のタック縫い終了点(下位置B)から右角53まで直線縫いを行い(ステップS23)、上位置Tで上位置センサ2からの信号が出力されると、更に左角52を経由して一体縫開始点55まで直線縫いする(ステップS24)。
そして、(D)に示すように、一体縫開始点55からラインタック91の上側部分をタック縫いし、続いて鳩目94をタック縫いし、更に右側のラインタック92をタック縫いして(ステップS25)、下位置Bで下位置センサ3から信号が出力されるまで一体縫いを行い、終了点51で終了する(ステップS26)。
そして、(E)に示すようにバータック93を開始点93sから終了点93eまで縫ってボタンホールを完成する(ステップS27)。
以上説明した実施形態では、最後にバータック93を縫うため、開始点50と終了点51が縫製されてから、そのずれを覆う縫い目が形成されるから、縫い上がりが更に綺麗なものとなる効果がある。
本発明の一実施形態を示す概略ブロック図。 本発明の一実施形態の説明図。 本発明の縫い方法の一実施形態示す説明図。 本発明の縫い方法の一実施形態の動作を示すフローチャート図。 本発明の縫い方法の他の実施形態示す説明図。 本発明の縫い方法の他の実施形態の動作を示すフローチャート図。 従来の縫い方法の説明図。
符号の説明
1:制御装置、2:上位置センサ、3:下位置センサ、4:センサレバー、10:ボタンホール押さえ、11:スライダー、30:ミシン制御プログラム、31:縫いデータ、32:上軸センサ、40:振幅モータ駆動装置、41:振幅モータ、42:送りモータ駆動装置、43:送りモータ、44:ミシンモータ駆動装置、45:ミシンモータ、46:表示制御装置、47:表示装置、48:模様選択装置、50:開始点、51:終了点、52:左角、53:右角、55:一体縫開始点、91:ラインタック、92:ラインタック、93:バータック、94:鳩目、99:ずれ。

Claims (4)

  1. ほぼ平行に形成される一対のラインタックと、該一対のラインタックの一端側に形成されるバータックと、該一対のラインタックの他端側に形成される環状の鳩目と、を有するボタンホールをミシンを用いて形成するボタンホールの縫い方法であって、
    前記一対のラインタックの一方の所定の中間位置において、他端側から一端側へ向けてタック縫いを開始して、一端側までタック縫いを行って、一方のラインタックを部分的に縫う第1のステップと、
    前記所定の中間位置から他端側までタック縫いを行って、一方のラインタックの残りの部分を縫い、更に他端側の鳩目をタック縫いした後、他方のラインタックのタック縫いを他端側から一端側へ向けて行い、該他方のラインタックの一端側で縫いを終了する第2のステップと、
    を有することを特徴とするボタンホールの縫い方法。
  2. 前記バータックの縫いを、前記第1ステップの後に行う、
    請求項1のボタンホールの縫い方法。
  3. 前記バータックの縫いを、前記第2ステップの終了後に行う、
    請求項1のボタンホールの縫い方法。
  4. ほぼ平行に形成される一対のラインタックと、該一対のラインタックの一端側に形成されるバータックと、該一対のラインタックの他端側に形成される環状の鳩目と、を有するボタンホールをミシンを用いて形成するボタンホールの縫い方法であって、
    前記一対のラインタックの一方の一端側から直線縫いを開始し、他端側で折り返して、所定の中間位置でタック縫いを開始して、一端側までタック縫いを行って、一方のラインタックを部分的に縫う第1のステップと、
    前記一対のラインタックの他方の一端側から直線縫いを開始し他端側まで直線縫いを行い、更に前記一方のラインタックの他端側まで直線縫いして更に前記中間位置まで直線縫いする第2のステップと、
    該中間位置から他端側までタック縫いを行って、一方のラインタックの残りの部分を縫い、更に他端側の鳩目をタック縫いした後、他方のラインタックのタック縫いを行い、該他方のラインタックの一端側で縫いを終了する第3のステップと、
    前記第1ステップと第2ステップの間、又は前記第3ステップの後に、前記一対のラインタックの一端側にバータックを縫うステップと、
    を有することを特徴とするボタンホールの縫い方法。
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