JP4292507B2 - 自動ニット用前立て縫いミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ニット製品(例えばポロシャツ等)の開襟部分を形成する所謂「前立て縫い」を自動で行うことができる工業用のミシンに関するものである。
ニット製品の前立て縫いは、図13に示すように、まず、前身頃となる本布片15aの裏地側に小布片15bを載せ、これら2枚の被縫着布15を重ねた状態で、所定の位置を縫着し2本の縫着ラインを形成する。そして、その2本の縫着ラインの間に被縫着布15の端部から切り込みを入れた後、小布片15bが本布片15aの表地側になるようにそれらを中表にして、開襟部分の左右合わせ面を形成している。
従来、このニット用前立て縫いのすべてを自動で行える工業用ミシンはなく、1本の針とこれに対応する1つの釜を備えている1本針ミシンや、2本の針とこれに対応する釜機構を備えている2本針ミシンがあった。
しかしながら、従来の1本針ミシンにおいては、2本の縫着ラインを形成する際に、それぞれ1本ずつ縫着方向に応じて被縫着布15の向きをいちいち変えて縫製しなければならず、位置合わせも必要でありその作業は煩雑で、高コストとなっていた。
一方、従来の2本針ミシンにおいては、2本針の針幅や釜幅が一定に設定されているので、2本の針による縫着ラインが等間隔にしか縫着できず、この従来の2本針ミシンでニット製品の前立て縫いをすると、縫着された被縫着布15を中表にした際に、開襟部分の下部に所謂「えくぼ」という凹凸部が生じてしまい、品質の悪いニット製品となってしまうことがある。このため、ニット製品の前立て縫いをする場合には、上記ミシンで2枚の布片(被縫着布15)の途中までを縫着し、この途中からはその縫着ラインを徐々に狭くなるように、手縫いしなければならず、その作業は非常に繁雑であり、高コストとなっていた。これに関連する技術として特開2000−288277号公報が開示されている。
特開2000−288277号公報
従って、本発明が解決しようとする問題点は、従来の1本針ミシンにおいてはその作業は手縫いとなり非常に煩雑であり、高コストである点である。又、従来の2本針のミシンにおいては開襟部分の下部にえくぼが生じてしまう点と、すべての縫着作業を自動ではできないから手縫いをしなければならず、1本針ミシンと同様にその作業は煩雑であり、高コストである点である。
そこで、本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、手縫いによる縫製作業手間を減じて縫製作業能率の向上と縫製コストの低減を図るとともに、ニット製品の前立て縫いを品質良く自動で行える自動ニット用前立て縫いミシンを提供することである。
本願請求項1記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンは、図面に使用する符号を付して説明すると、「ミシン本体10に上下動する2本針12,13を備えた自動ニット用前立て縫いミシン100であって、前記ミシン本体10の前後方向へ移動させる手段及び上下方向に昇降させる手段に連結された左右1対のキャリッジ20と、該各キャリッジ20の先端に対向して設けられ前記キャリッジ20が下降したときにテーブル14上の被縫着布15を押さえる布押さえ31と、その布押さえ31の対向間隔を拡挟する手段とからなる布押さえ可動体30と、を備えている」ところに特徴を有するものである。
「対向間隔を拡挟する」とは、図4の矢印で示すように、左右1対のキャリッジ20の先端に対向して取り付けられた2つの布押さえ31間に形成される間隔Aを拡げたり狭めたりすることをいう。尚、布押さえ可動体30は、対向間隔を拡げたり狭めたりすることにより被縫着布15を引っ張ったりゆるめたりできるものであれば良く、必ずしも間隔を狭めるときに布押さえ可動体30の間隔がなくなるほど狭めなくても良い。
即ち、これによれば、図4〜7に示すように、ミシン100は、自動前立て縫いの際に、対向間隔を拡挟する手段により布押さえ可動体30の間隔を狭め、昇降する手段によりキャリッジ20を下降して布押さえをし、その後対向間隔を拡挟する手段により布押さえ可動体30の間隔を拡げて被縫着布15の一部分を引っ張った状態で被縫着布15を縫着する。このように被縫着布15の一部分を引っ張った状態で縫着し、縫着後に布押さえ可動体30による被縫着布15の引っ張りを解除すると、図11に示すように、被縫着布15はその拡げた部分の縫着間隔が通常の間隔より狭まった間隔で縫着される。又、引っ張られていない部分には通常通りの間隔を有する縫着ラインが形成され、その引っ張られた部分へは徐々に狭まれた縫着ラインが形成される。これにより、2本針12,13の針間を変更したり調整することなく、簡単かつ容易に、被縫着布15の縫着ラインの間隔が縫製方向に徐々に狭くなるように縫着し、ニット製品の前立て縫いを効率よく、低コストで縫製できる。
本願請求項2記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンは、請求項1記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンにおいて、「キャリッジ20をミシン本体10の後方から前方へ移動させ、布押さえ可動体30間の間隔を一旦狭め、キャリッジ20を昇降する手段で前記キャリッジ20をテーブル14方向へ下降させてそのキャリッジ20及び布押さえ可動体30で被縫着布15を押さえ、その後前記布押さえ可動体30間の間隔を拡げ、前記キャリッジ20をミシン本体10の前方から後方へ縫製方向に移動させて前記被縫着布15に形成される縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭くしつつ縫製する制御部40を備えている」ところに特徴を有するものである。
即ち、制御部40によりミシン本体10,キャリッジ20及び布押さえ可動体30等を駆動制御して、ミシン本体10の針幅及び釜幅を変更することなく、被縫着布15に形成する縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭くしつつ縫製するのである。これにより、自動制御で被縫着布15の縫着ラインの間隔が縫製方向に徐々に狭くなるように縫着でき、ニット製品の前立て縫いを効率よく、低コストで縫製できる。
本願請求項3記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンは、請求項1又は2に記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンにおいて、「2本針12,13とともに上下動するセンターカットメス50を備えている」ところに特徴を有するものである。
即ち、センターカットメス50は、被縫着布15をその一端部から縫着ラインと平行に2本の縫着ラインの間に切り込みを入れるカットメスである。このセンターカットメス50は、例えば2本針12,13を取り付けて針棒11に取り付け、2本の針12,13とともに上下動させるようにするのである。これにより、被縫着布15を本縫いしながら同時に2つの縫着ラインのセンターを切断することができる。更に、2本針12,13とともに上下動することにより、センターカットメス50を独立させて動作させるエアーシリンダー等を削除でき、又このエアーシリンダー等の動作タイミング及び動作速度等の特別の制御を削除することができる。
本願請求項4記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンは、請求項1〜3の何れかに記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンにおいて、「2本針12,13の前方でテーブル14方向へ上下動するVカットメス60を備えている」ところに特徴を有するものである。
即ち、図12に示すように、Vカットメス60は、2本針12,13の前方に上下動可能とされており、上から被縫着布15に降ろして被縫着布15の所定箇所に切り込みを入れるものである。これにより、2本針12,13で本縫いをする前に切り込みを入れようとするものである。
本願請求項5記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンは、請求項4記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンにおいて、「布押さえ可動体30間の間隔を一旦狭めた後、キャリッジ20をテーブル14方向へ降ろしてそのキャリッジ20及び布押さえ可動体30で被縫製布15を押さえる前に、Vカットメス60を上下動させる」ところに特徴を有するものである。
即ち、Vカットメス60の動作タイミングは、被縫着布15を本縫いする前であって布押さえ可動体30で被縫着布15を押さえる前にVカットメス60で切り込みを入れるところに1つの特徴を有するものである。これにより、布押さえ可動体30を駆動させてその間隔を拡げる際には、被縫着布15の所定箇所には切り込みが形成されており、被縫着布15を引っ張る布押さえ可動体30の駆動力が小さくて済むようになる。
本願請求項1記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンによれば、ミシン本体に上下動する2本針を備えた自動ニット用前立て縫いミシンであって、前記ミシン本体の前後方向へ移動させる手段及び上下方向に昇降させる手段に連結された左右1対のキャリッジと、該各キャリッジの先端に対向して設けられ前記キャリッジが下降したときにテーブル上の被縫着布を押さえる布押さえと、その布押さえの対向間隔を拡挟する手段とからなる布押さえ可動体と、を備えているので、被縫着布に形成される縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭くしつつ縫製することができ、よって徐々に狭く縫着する手縫いによる縫製作業手間を減じることができ、縫製作業能率の向上と縫製コストの低減を図ることができるとともに、ニット製品の前立て縫いを品質良く自動で行えるという効果を奏する。
本願請求項2記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンによれば、請求項1記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンの奏する効果に加えて、キャリッジをミシン本体の後方から前方へ移動させ、布押さえ可動体間の間隔を一旦狭め、キャリッジを昇降する手段で前記キャリッジをテーブル方向へ下降させてそのキャリッジ及び布押さえ可動体で被縫着布を押さえ、その後前記布押さえ可動体間の間隔を拡げ、前記キャリッジをミシン本体の前方から後方へ縫製方向に移動させて前記被縫着布に形成される縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭くしつつ縫製する制御部を備えているので、比較的簡単な制御で自動制御でき、更にその制御の変更等が容易であるという効果を奏する。
本願請求項3記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンによれば、請求項1又は2に記載の自動ニット用前立て縫いミシンの奏する効果に加えて、2本針とともに上下動するセンターカットメスを備えているので、センターカットメスを上下動する機構を削減してミシンの製造コストを抑えることができ、又被縫着布を縫製しながら同時に切り込みを入れることができ、作業効率も良い。
本願請求項4記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンによれば、請求項1〜3の何れかに記載の自動ニット用前立て縫いミシンの奏する効果に加えて、2本針の前方でテーブル方向へ上下動するVカットメスを備えているので、被縫着布を本縫いする前にVカットメスを下降して被縫着布に切り込みを入れることができるという効果を奏する。
本願請求項5記載の発明に係る自動ニット用前立て縫いミシンによれば、請求項1〜4の何れかに記載の自動ニット用前立て縫いミシンの奏する効果に加えて、布押さえ可動体間の間隔を一旦狭めた後、キャリッジをテーブル方向へ降ろしてそのキャリッジ及び布押さえ可動体で被縫製布を押さえる前に、Vカットメス60を上下動させるので、布押さえ可動体の可動力を少なくでき、又布押さえ可動体の駆動力及び駆動量を小さくすることができ、比較的簡単な制御で自動制御できるという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態を実施例に基づき図を参照して説明する。本実施例のミシンは、自動でニット製品の前立て縫いをする工業用のミシンの一例であり、図1は、本発明に係る2本針を備えた工業用ミシンの外観を示す図である。図2は、その自動ニット用前立て縫いミシンを横から見た斜視図である。
ミシン100は、ミシン本体10と、キャリッジ20と、布押さえ可動体30と、制御部40と、センターカットメス50と、Vカットメス60と、マーカ70とを備えている。そして、本実施形態のミシン100は、制御部40により、キャリッジ20、布押さえ可動体30、センターカットメス50及びVカットメス60を制御して、被縫着布15の手前側を張設した状態で縫着し、縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭く縫製するとともに、その2本の縫着ラインの間を切断するものである。
ミシン本体10は、周知の構成であって、針棒11に2本の針12,13が一定の針幅に固定されて支持されテーブル14に向けて上下する。一方、釜機構は、針棒11の下部に、2本の針12,13の針幅に対応する一定幅に固定されてテーブル14に設けてある。又、ミシン本体10の正面には所謂糸調子とよばれるチャンポン16が設けてある。このチャンポン16は、糸の調子を調整するもので、従来技術と同様に、2枚の皿状に形成してあり、これらの間の間隔を閉鎖して糸のテンションを張り、逆に間隔を開放して糸のテンションをゆるめるようにしてある。
又、ミシン本体10には、被縫着布15の見頃位置を検出する見頃センサ17が取り付けてある。見頃センサ17は、例えば被縫着布15が布送りされて通過することにより遮蔽される一対の投・受光器よりなる光電センサで構成され、その投光器をミシン本体10の前面であって2本針12,13の前方に設けてある。そして、その受光器を2本針12,13のほぼ下方のテーブル14に設けて、見頃センサ17の遮蔽から被縫着布15の見頃位置を検出できるようにしてある。見頃センサ17が検出する位置は、被縫着布15が2本針12,13のほぼ下部まで移動した位置である。尚、テーブル14には被縫着布15を移動させる送り歯はなく、後述するキャリッジ20が被縫着布15により被縫着布15を縫製方向に移動する。
キャリッジ20は、2本の所定長さを有する横断面略L字状の棒状からなり、それぞれ2本の針12,13の左右に縫製方向に前後動可能に配置してある。ミシン本体10の後方には、キャリッジ20をミシン本体10の前後方向へ移動させる手段及びキャリッジ20を昇降させる手段を設けてある。ミシン本体10の前後方向へ移動させる手段は、キャリッジ20をミシン本体10の前後方向へ移動させるモーターと、このモーターで駆動される前後方向に巻回されたベルトとから構成してある。キャリッジ20は、これら前後方向へ移動させる手段に連結してあり、そのモーターの駆動によりベルトが正転又は逆転することで、キャリッジ20がミシン本体10の後方から前方へ、又は前方から後方へ移動する。その際、制御部40によりキャリッジ20が2本の針12,13の若干後方を原点として移動可能にしてある。
又、キャリッジ20を昇降する手段は、エアーシリンダーと、このエアーシリンダーに取り付けられた「てこの作用」でキャリッジ20を昇降させる部材とからなる。キャリッジ20は、キャリッジ20を昇降する手段によって昇降される。このように、キャリッジ20は、上記のように前後動可能であるとともに昇降可能としてある。キャリッジ20が下方へ降ろされると、キャリッジ20が被縫着布15を上から押さえ、キャリッジ20の前後方向への移動とともに被縫着布15の布送り可能としてある。又、キャリッジ20が上方へ上げられると、被縫着布15の押さえが解除され、布送りも解除される。
布押さえ可動体30は、左右の各キャリッジ20の先端に対向して設けられテーブル14上の被縫着布15を押さえる布押さえ31と、その布押さえ31の対向間隔を拡挟するエアーシリンダー32とからなる。又、それらの取付関係は、左右のキャリッジ20の先端部分にエアーシリンダー32が対向して取り付けてあり、この各エアーシリンダー32の先端部分に左右動可能に布押さえ31が取り付けてある。布押さえ31は、所定長さを有する横断面略L字状の棒状からなる。布押さえ31の所定長さは、被縫着布15を狭く縫着する所定長さに充分な長さとしてある。更に、布押さえ31の底面には、滑り止め手段が施してあり、被縫着布15との滑りを防止するようにしてある。そして、エアーシリンダー32は、制御部40により駆動され、布押さえ31を左右方向へ動作させて、布押さえ可動体30間の間隔を拡げたり狭くしたりする。
制御部40は、マイクロコンピュータ等の制御手段によって構成され、記憶手段(図示せず)に別途記憶されたプログラムに基づき後述の所定の動作を実行するよう制御される。制御部40には、電源入/切用のボタンであるPOWERボタン41、処理を確定するEnterボタン42等を備えている操作盤、ミシン本体10の足下に設けてあるフットSW(スイッチ)(図示せず)、テーブル14に設けられた非常停止SW(スイッチ)(図示せず)、処理の状況又はエラーメッセージを表示するディスプレイ(表示部)43を備えている。尚、キャリッジ20、布押さえ可動体30、センターカットメス50又はVカットメス60等の本実施形態の最終出力段は電子弁によってエアー制御されている。
センターカットメス50は、図2に示すように、被縫着布15の2本の縫着ラインの間に縫着ラインと平行に切り込みを入れるためのものであり、2本針12,13の後方に配置され、エアーシリンダーを介してミシン本体10に取り付けてあり、左右のキャリッジ20の間でミシン本体10からテーブル14方向へ上下動するようにしてある。
Vカットメス60は、センターカットメス50を補うカットメスである。即ち、センターカットメス50の取付位置が2本針12,13の後方であることによる2本針12,13との間に存する空間分の長さだけ被縫着布15の縫着ラインの下部を切断できないことを補うのである。Vカットメス60の取付位置は、センターカットメス50の後方であって、左右のキャリッジ20の間で上下動するようにエアーシリンダー61を介してミシン本体10に取り付けてある。エアーシリンダー61は制御部40で制御されており、所定のタイミングで駆動され、Vカットメス60を下方へ落として被縫着布15の所定箇所に切り込みを入れるようにしてある。
マーカ70は、ミシン本体10の前面の上方に取り付けられてあり、テーブル14にプラス印を表示させ、テーブル14に被縫着布15を載置する際の位置決めができるようにしてある。マーカ70は、2つ設けてあり、テーブル14上に被縫着布15の開襟部分の縫着開始点及び終了点の2点を表示可能としてある。そして、縫製作業者は、この2点に被縫着布15の開襟部分の縫着開始と終了部分の該当部分を合わせてテーブル14に載置するのである。尚、マーカ70の各表示位置は制御部40に設定してある縫着開始点及び終了点に合わせてある。
次に、本実施例のミシン100の動作について図3〜10を参照して説明する。以下は、本実施例のミシン100を用いて、ポロシャツの開襟部分を製造する方法を示している。作業者がテーブル14上の所定位置に被縫着布15を載せ、フットSWを踏むと、図示しないメイン処理により縫い処理の動作が開始される。尚、被縫着布15を載置するテーブル14上の所定位置は、上述のようにマーカ70によりテーブル14上の所定位置に表示されており、前身頃の位置合わせが容易かつ簡単にできるようにされている。
本実施形態のミシン100は、制御部40のマイクロコンピュータ等の制御により、下記の動作を行う。まず、図3に示す縫い処理のフローチャート(1)について図4〜7を参照して説明する。
S10において、キャリッジ20を作業者側に移動させる。即ち、図4に示すように、縫着終了点である所定位置までキャリッジ20をミシン本体10の前方である作業者側に移動する。尚、縫着終了点はあらかじめ制御部40の記憶手段に記憶させるパラメータとして管理されており、別ルーチンのフロー処理において制御部40の制御盤から設定・変更可能としてある。
S11において、布押さえ可動体間の間隔を狭める。即ち、2つのエアーシリンダー32を駆動させて、図4の矢印で示す方向に、2つの布押さえ31を押し出すように移動させて布押さえ可動体30間の間隔を狭める。図5には、2つの布押さえ31が互いに当接して布押さえ可動体30間の間隔が狭められた状態を示してある。尚、布押さえ31の移動量が多いほど被縫着布15の引っ張り効果はあるが、その間隔が狭められていれば良く、必ずしも閉じなくても良い。
S12において、キャリッジ20を降ろす。即ち、図5の矢印で示す方向に、キャリッジ20の上下動させるエアーシリンダーを駆動させてキャリッジ20をテーブル14方向へ降ろす。
S13において、布押さえ可動体間の間隔を拡げる。即ち、図6の矢印で示す方向に、エアーシリンダー32の駆動を解除して布押さえ31を駆動前の位置に引き戻すように移動させて布押さえ可動体30間の間隔を拡げる。図7には、布押さえ可動体間の間隔を拡げた状態を示してある。図7に示すように、被縫着布15を上から押さえた状態で布押さえ31を左右方向へ動作させることにより、当該被縫着布15の押さえられた部分が引っ張られた状態となる。
次に、図8及び9に示す縫い処理のフローチャート(2)及び(3)について説明する。又、図10には、布押さえ可動体30の動作を除いた縫い処理のタイミングチャートが示してあり、後述するS14〜S42の処理は、図10に示す動作タイミングで動作する。
まず、S14〜S16において、糸のテンションを調整する処理を行う。即ち、S14において糸ゆるめをONして糸をゆるめ、S15において所謂2枚で構成される糸調子とよばれるチャンポン16を閉鎖し、S16において糸ゆるめをOFFして糸にテンションをかけた状態とする。
S17において、フットSWが踏まれたか否かの判断を行い、フットSWが踏まれた場合にはS18以下のフローに進む。他方、フットSWが踏まれていない場合にはS27に進み、S27において作業を中止し、キャリッジ20等を原点へ移動し、縫い処理を終了する。
S18〜S26において、被縫着布15を本縫いしつつ切断する。即ち、まず、S18において、キャリッジ20を後方向に移動させ、そのキャリッジ20によって押さえられて布送りされた被縫着布15の端部が見頃センサ17を遮蔽する位置まで移動させる。S19において返し縫い開始位置まで移動し、S20においてガイド押さえを下降し、S21において縫い始めの返し縫いを行う。そして、S22において下糸切りをし、S23において上糸をはなし、S24においてセンターカットメス50(センターメス)を降ろして、S25において中間を縫い、S26において縫い終わりの返し縫いを行う。
S28〜S30において、縫製後のミシン本体10の処理をする。即ち、S28においてセンターメスを上げ、S29においてガイド押さえをOFFし、チャンポン16を開放して糸のテンションをゆるませる。
S31〜S32において、センターカットメス50ではカットできなかったポロシャツの開襟部分をカットする。即ち、S31においてキャリッジ20を更に後方のVカット位置へ移動し、S32においてエアーシリンダー61を駆動してVカットメス60を下方へ上下動して被縫着布15に切り込みを入れる。
S33〜S40において、縫製後の被縫着布15をテーブル14上から次の工程に送り、更にミシン本体10及びキャリッジ20等を原点へ移動させて縫い処理を終了する。即ち、S33においてキャリッジ20を後方端位置へ移動させ、S34においてスタッカークランプローラをONして被縫着布15を押さえ、S35においてキャリッジ20を上方へ上げ、S36においてスタッカー送りローラーをパラメータの時間だけ駆動ONして被縫着布15をテーブル14上から下方へ送る。そして、S37においてキャリッジ20を原点へ移動開始し、S38において被縫着布15をすくうスタッカクランプアームを駆動ONし、S39においてスタッカクランプアームをスイング動作させるスタッカースイングアームを駆動ONして被縫着布15を次の工程へ送る。更に、S40においてキャリッジ20が原点へ移動完了し、縫い処理が終了する。
これによれば、図11に示すように、ミシン100は2本針12,13の針幅及び釜機構の釜幅が一定でありながら、被縫着布15の縫着に際して、被縫着布15の所定位置の所定長さ分をその縫着ラインの間隔を狭めた状態で縫着することができる。更に、その縫着ラインの間隔は、被縫着布15の一端部から所定長さは2本針12,13の所定間隔で縫着され、布押さえ可動体30で押さえられた部分はその所定間隔より狭い間隔で逢着される、即ち、布押さえ可動体30で被縫着布15を左右方向へ引っ張って縫着したことにより、その引っ張りが解除されると引っ張られた被縫着布15が元に戻り引っ張られていない部分より狭まった間隔で縫着されるのである。
つまり、上述したように、キャリッジ20の先端に取り付けられた布押さえ可動体30の布押さえ31がミシン本体10の手前側で被縫着布15を上から当接して押さえ、更に、布押さえ31がエアーシリンダー32により駆動されて布押さえ可動体30の間隔を拡げて被縫着布15の所定部分を拡げた状態で、ミシン本体10により被縫着布15を縫着したことにより、被縫着布15の縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭くなるようにすることができるのである。更に、その縫着作業は、フットSWを踏むだけで済み、簡単かつ容易であり、又、ミシン本体10を調節することもないので、専門知識を有する技術者も必要なく、被縫着布15の縫着ラインの間隔が縫製方向に徐々に狭くなるように縫着することができ、ニット製品の開襟部分を効率よく、低コストで縫製することができる。
更に、マーカ70を備えていることにより、被縫着布15をテーブル14上に正確に載置することができ、被縫着布15の位置決めが簡単かつ容易にできる。
よって、本実施例のミシン100によれば、全自動で被縫着布15の開襟部分を形成することができる。
次に、他の実施例について説明する。実施例2に係るミシン100は、センターカットメス50が針棒11に取り付けてあり、2本針12,13の上下動とともに被縫製布15を切断するようにしてある。
従って、ミシン100は2本針12,13とともに上下動するセンターカットメス50を備えていることにより、センターカットメス50を上下動するエアーシリンダー等の機構を削除することができるので、ミシン100の製造コストを抑えることができる。又、その機構を制御する図8に示す上述のS24の処理を削減することができる。又、被縫着布15を縫製しながら同時に切り込みを入れることができ、作業効率も良い。
次に、他の実施例について図12を参照して説明する。実施例3に係るミシン100においては、Vカットメス60及びそのVカットメス60を上下動させるエアーシリンダー61の取付位置と切断タイミングが異なる。即ち、Vカットメス60及びエアーシリンダー61の取付位置は、上記実施例1又は2では2本針12,13の後方であるが、実施例3では、図12に示すように、2本針12,13の前方に位置するようにミシン本体10にエアーシリンダー61が取り付けてあり、そのエアーシリンダー61が駆動されることによりVカットメス60が上下動するようにしてある。又、Vカットメス60及びエアーシリンダー61の制御タイミングは、実施例1では、図9及び10に示す如く被縫着布15の縫着後であるが、実施例3では、図9に示すS31及びS32の処理が図3で示すS11とS12との間の処理となる。
従って、これにより、布押さえ可動体30を駆動させてその間隔を拡げる際には、被縫着布15の所定箇所には切り込みが形成されており、被縫着布15を引っ張る布押さえ可動体30の駆動力を小さくて済む。又、布押さえ可動体30を駆動力が小さくて済むと布押さえ可動体30自体の重量を軽く抑えることができ、キャリッジ20のたわみを防止でき、キャリッジ20のたわみ防止等の機構を削除することができる。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
例えば、制御部は、リレーシーケンス制御等の制御手段によって構成され、リレー等により所定時間にエアーを制御するシーケンスに基づき上記の所定の動作を実行するよう制御されるようにしても良い。
本実施例のミシンを示す斜視図である。 上記実施例のミシンを横から見た斜視図である。 上記実施例のミシンの動作を示すフロ−チャート(1)である。 キャリッジをミシン本体の前方に移動させた状態を示す斜視図である。 布押さえ可動体間の間隔を狭めた状態を示す斜視図である。 キャリッジ及び布押さえ可動体を下方に降ろして被縫着布に当接させた状態を示す斜視図である。 布押さえ可動体間の間隔を拡げた状態を示す斜視図である。 上記実施例のミシンの動作を示すフロ−チャート(2)である。 上記実施例のミシンの動作を示すフロ−チャート(3)である。 上記実施例のミシンの動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係るミシンを用いて被縫着布を縫着した状態を示す平面図である。 実施例3のミシンを示す斜視図である。 ポロシャツの開襟部分を形成する様子を示す説明図である。
符号の説明
10 ミシン本体
11 針棒
12,13 針
14 テーブル
15 被縫着布
16 チャンポン
17 見頃センサ
20 キャリッジ
30 布押さえ可動体
31 布押さえ
32 エアーシリンダー
40 制御部
50 センターカットメス
60 Vカットメス
61 エアーシリンダー
70 マーカ
100 自動ニット用前立て縫いミシン

Claims (5)

  1. ミシン本体に上下動する2本針を備えた自動ニット用前立て縫いミシンであって、
    前記ミシン本体の前後方向へ移動させる手段及び上下方向に昇降させる手段に連結された左右1対のキャリッジと、
    該各キャリッジの先端に対向して設けられ前記キャリッジが下降したときにテーブル上の被縫着布を押さえる布押さえと、その布押さえの対向間隔を拡挟する手段とからなる布押さえ可動体と、
    を備えていることを特徴とする自動ニット用前立て縫いミシン。
  2. キャリッジをミシン本体の後方から前方へ移動させ、布押さえ可動体間の間隔を一旦狭め、キャリッジを昇降する手段で前記キャリッジをテーブル方向へ下降させてそのキャリッジ及び布押さえ可動体で被縫着布を押さえ、その後前記布押さえ可動体間の間隔を拡げ、前記キャリッジをミシン本体の前方から後方へ縫製方向に移動させて前記被縫着布に形成される縫着ラインの間隔を縫製方向に徐々に狭くしつつ縫製する制御部を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動ニット用前立て縫いミシン。
  3. 2本針とともに上下動するセンターカットメスを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動ニット用前立て縫いミシン。
  4. 2本針の前方でテーブル方向へ上下動するVカットメスを備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の自動ニット用前立て縫いミシン。
  5. 布押さえ可動体間の間隔を一旦狭めた後、キャリッジをテーブル方向へ降ろしてそのキャリッジ及び布押さえ可動体で被縫製布を押さえる前に、Vカットメスを上下動させることを特徴とする請求項4記載の自動ニット用前立て縫いミシン。
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