JP5074479B2 - 棒状化粧料の容器 - Google Patents

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Description

本発明は、口紅等の棒状化粧料の容器の技術分野に属するものである。
一般に、口紅等の棒状の化粧料は、該外筒体の上端部に筒本体の下端部を相対回動自在に支持すると共に、外筒体の内周面に形成した螺旋溝に、内周面に化粧料が支持された中皿体の外周面に形成した突起を螺合し、外筒体を筒本体に対して回動することに連動して中皿体が上動することで筒本体上端から出没自在に突出するようになっている(例えば特許文献1)。ところがこのものは、中皿体の筒本体に対する上動で化粧料が突出するものであるため、使用者はどうしても化粧料の突出を長くしがちで、化粧料が軟化傾向にある昨今、長く突出した化粧料が折れ易くなるだけでなく、化粧料を充分に仕舞い込まないで蓋をしたとき、化粧料が蓋によって押し潰されるという問題がある。
これに対し、中皿体に対して筒本体を回転させることなく下動させることで化粧料が突出するようにし、これによって化粧料が突出状態で蓋をしても化粧料がつぶれることがないようにしたものが知られている(例えば特許文献2)。
実用新案登録第3017926号公報 実開昭61−106120号公報
ところが前記筒本体を、中皿体に対して回転させない状態で下動させるものは、筒本体と中皿体とのあいだの回転規制をするため、中皿体の外筒体よりも上側部位から突設した突起を筒本体に形成の切欠き孔から外方に貫通させた構成にしている結果、切欠き孔から化粧料が覗けることになり、このため蓋体を外した使用状態で切欠き孔から侵入したゴミ等が化粧料の周面に付着してしまうという問題があると共に、化粧料の突出量が依然として判然としないというような問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、外筒体と、該外筒体の内周面に対して外周面が間隙を存する内嵌状態で外筒体に対して相対回転自在に設けられ、上側部に棒状化粧料の下端部を取付けるための皿部が形成された中皿体とが設けられ、互いに対向する外筒体の内周面と中皿体の外周面との一方の面に螺旋溝が形成されると共に、さらに、前記棒状化粧料を外嵌し、前記外筒体と中皿体とのあいだの間隙に嵌入する下端部を有し、該下端部に前記螺旋溝に係合する突起と、外筒体の内周面と中皿体の外周面のうちの前記螺旋溝が形成されない側の面とのあいだで互いに凹凸嵌合して、螺旋溝に沿った外筒体に対する相対回動で前記外筒体と中皿体とのあいだの間隙に棒状化粧料に対しては回動しない状態で上下出没移動して棒状化粧料の露出をする可動筒体とを備えて構成される棒状化粧料の容器である。
請求項2の発明は、凹凸嵌合は、外筒体の内周面と中皿体の外周面のうちの前記螺旋溝が形成されない側の面と該面に対向する可動筒体のうちの一方の面に上下方向を向くように形成した案内溝と、該案内溝に嵌合係止するよう他方の面に形成した係止突起であることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料の容器である。
請求項3の発明は、案内溝には、可動筒体が上下出没移動する際に係止突起が山越えをすることで可動筒体の移動に抵抗を与えるための山越え手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の棒状化粧料の容器である。
請求項4の発明は、山越え手段は、案内溝を凹凸にすることで構成されていることを特徴とする請求項3記載の棒状化粧料の容器である。
請求項5の発明は、山越え手段は、可動筒体の上下方向の移動に抵抗を与えるものであることを特徴とする請求項4記載の棒状化粧料の容器である。
請求項6の発明は、案内溝の凹凸は、上下方向に複数段形成されていることを特徴とする請求項4または5記載の棒状化粧料の容器である。
請求項7の発明は、案内溝の溝底と係止突起とのあいだには、案内溝の凹部に係止突起が没入している没入量に相当する隙間が形成されていることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1記載の棒状化粧料の容器である。
請求項8の発明は、係止突起の案内溝凹部没入量は、案内溝凹部の深さと同じか、該深さよりも大きいものであることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1記載の棒状化粧料の容器である。
請求項9の発明は、山越え手段は、外筒体と中皿体とを相対回転自在に支持する支持部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料の容器である。
請求項10の発明は、可動筒体の内面には、上下方向に長くなっていて棒状化粧料の外周面に上下方向に長い凸リブまたは/および凹リブを形成するための凹溝または/および凸条が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の棒状化粧料の容器である。
請求項1の発明とすることで、外筒体に対して中皿体は上下移動することがなく、かつ中皿体と可動筒体とは相対回動することがない状態で、棒状化粧料を外嵌する筒体を可動筒体として外筒体に対して相対回動する状態で上下出没移動させるようにして、棒状化粧料が突出状態でキャップをしても潰れることがないようにしながら、可動筒体から突出する係止突起が外部から覗けることがないものにできる結果、棒状化粧料にゴミが付着したりすることを回避できることになる。
請求項2の発明とすることで、凹凸嵌合の構成を簡単にできることになる。
請求項3または4の発明とすることで、棒状化粧料の出没状態を認識することができる。
請求項5の発明とすることで、可動筒体の上下移動を認識できることになる。
請求項6の発明とすることで、可動筒体を上下動する操作に強弱がでることになって棒状化粧料の突出量のコントロールが容易になる。
請求項7の発明とすることで、係止突起が凹部から出ることが円滑になる。
請求項8の発明とすることで、係止突起が凹部に没入する場合に、位置決め溝を叩くことになってクリック音が発生し、棒状化粧料の突出量のコントロールが容易になる。
請求項9の発明とすることで、山越え機構を外筒体と中皿体とを相対回転自在に支持する支持部に簡単に構成できることになる。
請求項10の発明とすることで、棒状化粧料が軟らかいものであっても、可動筒体の内面に形成の凹溝または/および凸条に入り込むことになって補強され、途中で折れたりすることを防止することができる。
第一の実施の形態の容器の縦断面図である。 外筒体を示すものであって、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は縦断面図である。 中皿体を示すものであって、(A)は正面図、(B)は縦断面図である。 可動筒体を示すものであって、(A)は正面図、(B)は縦断面図である。 蓋体を示すものであって、(A)は正面図、(B)は縦断面図である。 (A)は内側突起が凹部に没入している状態を示す要部拡大断面図、(B)は内側突起が凹部から出た状態を示す要部拡大断面図である。 (A)(B)は第二の実施の形態の可動筒体の縦断面図、化粧料を充填した状態の可動筒体の拡大水平断面図である。 (A)(B)は第三の実施の形態の可動筒体の縦断面図、化粧料を充填した状態の可動筒体の拡大水平断面図である。 (A)(B)は第四の実施の形態の可動筒体の縦断面図、化粧料を充填した状態の可動筒体の拡大水平断面図である。 (A)、(B)は外筒体と中皿体との底部での回転支持部に形成した山越え機構の各例を示す第五、第六の実施の形態の水平断面図である。
符号の説明
1 外筒体
1a 螺旋溝
2 中皿体
2f 案内溝
2g 凹部
3 化粧料
4 可動筒体
4a 内側突起
4b 外側突起
4c 凹溝
5 蓋体
次ぎに、本発明の第一の実施の形態について図1〜6に基づいて説明する。図面において、1は有底円筒状をした外筒体であって、該外筒体1は、内周面に螺旋溝(螺子溝)1aが形成され、底面1bに形成の係止孔1cに、中皿体2の下端部に形成の係止溝2aを無理嵌め状に係止することで外筒体1に対して中皿体2が相対回動できる状態で抜止め支持している。中皿体2の外径は外筒体1の内径(螺旋溝の外径)よりも小径になっており、これによって中皿体2の外周面と外筒体1の内周面とにあいだには隙間Xが形成されている。さらに中皿体2の内筒面側には、上半側に位置して皿底部2bが形成され、該皿底部2bを底面とし、該皿底部2bの上側筒内に形成される皿部Yに棒状をした化粧料3の下部が挿入組込みされるようになっている。また、中皿体2の外径は、本実施の形態では皿底部2bの下面2c対応位置を境として、下面2cよりも下側の外周部位2dの外径Aは上側の外周部位2eの外径Bと小径(A<B)になっているが、等しくし(A=B)て溝で停止させるようにしてもよく、また小径にする場合、皿底部下面2c対応位置からでなく任意に設定することができる。中皿体2の下側外周部位2dの外周面には、上下方向に長い案内溝2fが形成されると共に、該案内溝2fにはさらに凹部2gが所定間隔を存して形成されている。
一方、4は両端が開口した円筒状の可動筒体(中蓋)であって、該可動筒体4の下端部は、前記中皿体2の外周面と外筒体1の内周面とにあいだに形成される隙間Xに上端側から嵌入している。そして可動筒体4の前記隙間Xに嵌入した下端部には、前記案内溝2fに嵌入係止する内側突起(係止突起)4aが内周面に形成されると共に、前記螺旋溝1aに螺合(係合)する外側突起(係合突起)4bが外周面に形成されるが、外側突起4bと螺旋溝1aとのあいだには、案内溝2fに形成の凹部2gに内側突起4aが没入している没入量(本実施の形態では凹部2gの深さと内側突起4aの没入量とが同じになっているが、これに限定されず、没入量の方が大きくても小さくても本発明を実施することができる。)Cに相当する分の隙間Zが確保されている。そして可動筒体4は、該可動筒体4を外筒体1に対して螺旋溝1aに沿う状態で相対回動することで、可動筒体4は外筒体1と中皿体2とのあいだに形成される隙間Xに上下出没移動(進退移動)することになり、このとき、可動筒体4を、外筒体1に対して相対回動自在に組込まれた化粧料3に対して案内溝2fに内側突起4aが案内される回り止め状態で上下移動することになり、これによって化粧料3を上側から露出できるようになっている。因みに、凹部2gか内側突起4aの少なくとも一方の上下端部をテーパ面(面取り)にすることで内側突起4aの凹部2gに対する出入りを円滑にすることができる。因みに、内側突起4aと外側突起4bとは同じ位置ではなく、ずらした位置に形成することもできる。
この場合において、内側突起4aが最上段の凹部2gに没入している状態で、可動筒体4を外筒体1に対して相対回動させて可動筒体4を下側移動せしめた場合に、内側突起4aは、凹部2gから抵抗ある状態で強制的に抜け出る(山越えする)ことになって案内溝2fの底面に摺接することになり、これによって可動筒体4の下端部位は、凹部2fの深さC分、弾性変形して(膨らんで)大径になるが、この変形は、外側突起4bと螺旋溝1aとのあいだに形成される隙間Zによって吸収されることになって可動筒体4の螺旋溝1aに沿う円滑な相対回動が阻害されることはないうえ、前記弾性変形により上下動に強弱変化が発生するので、トルク変動を感覚的に知ることができる。また内側突起4aと凹部2fの上下移動に基づく摺接は予め安定したトルクが得られるよう張力が与えられている。因みに、可動筒体4の下端部位の弾性変形は、可動筒体4が伸縮弾性が有る樹脂材で形成される場合には該樹脂材自体の弾性特性によって確保でき、金属材のように弾性がないものについては縦方向に切り込みを入れる等して確保することができる。
そして前記最上段の凹部2gから内側突起4aが出た状態で可動筒体4をさらに下動させていくと、該内側突起4aは、その下段の凹部2gに弾性復帰する状態で嵌入し、次いでここから抜け出て再び案内溝2fに摺接して次の下段の凹部2gに嵌入し、これを繰り返しながら可動筒体4は最下位置まで下動することになる。また、可動筒体4を外筒体1に対して逆側に相対回動して上動させた場合も、下動する場合とは逆方向の繰り返しをしながら最上位置まで上動することになる。このように内側突起4aが凹部2gに対して嵌入−抜け出しすることと、下側外周面部2dの摺動との繰り返しをすることで、可動筒体4の上下移動操作に強弱の変化が発生することになって可動筒体4の移動を感覚的に認識できると共に、凹部2gへの嵌入時、内側突起4aが凹部2gの溝底を叩く状態となってクリック音が発生して聴覚的な認識もできるようになっている。
そして可動筒体4を上動させていって内側突起4aが最上段の凹部2gに嵌入した状態でさらに上動させようとしたときに、本実施の形態では中皿体2の上側外径部位2eの外径Bが下側外周部位2dの外径Aよりも大径になっているため、外側突起4bは螺旋溝1aの溝底に当接した以上に膨出しようとし、これによって外側突起4bは螺旋溝1aから抜け出ることが規制され、これ以上の上動が規制されるようになっている。因みに同径にした場合には、前述したように溝形成により停止することができる。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、外筒体1に対して中皿体2は相対回動自在に支持されているだけで上下移動することはなく、化粧料3を外嵌する筒体を可動筒体4として該可動筒体4が外筒体1に対して上下出没移動することになるが、このとき可動筒体4は、中皿体2に対しては相対回動することなく単に上下移動することになり、これによって化粧料3が可動筒体4から突出した状態でキャップをしても潰れることがない。しかも可動筒体4を出没移動させるための螺旋溝1aは、中皿体2に対向する外筒体1の内周面に形成されていて化粧料3とは対向することがない結果、化粧料3を傷つけたりすることがない。
そのうえ中皿体2に対して可動筒体4が相対回動することなく上下動するための案内機構としての案内溝2fは、外筒体1によって覆蓋される中皿体2に形成し、この案内溝2fに可動筒体4の隙間Xに嵌入させた下端部から突設した内側突起4aを嵌入係止して相対回動することなく上下案内する構成のため、従来のもののように可動筒体4に穿設した案内孔から化粧料が覗けるようなことがなく、この結果、化粧料3にゴミ等が付着してしまう不具合を回避することができる。
外筒体1に対して可動筒体4を相対回動させて出没移動せしめる場合に、可動筒体4に形成の内側突起4aが、案内溝2fに形成の凹部2gを出入りする状態で移動することになるが、この出入りするときの抵抗によって回動操作に強弱の変化が出ることになって化粧料3の可動筒体4からの突出量のコントロールができ、出しすぎてしまうことを回避できることになる。
またこの凹部2gを可動筒体4が最も突出した位置に設定することで、可動筒体4を突出しすぎる操作を回避できることになる。しかも本実施の形態では、これ以上可動筒体4の突出操作したときに、内側突起4aは凹部2gを越えることがないよう上側外周部位2eが大径になっていて内側突起4aが越えることがないよう配慮されており都合がよい。因みに、前述したように同径にした場合には溝形成により停止させることができる。
しかもこの場合、図6(A)に示すように、内側突起4aが凹部2gに没入した状態で、該没入量Cに相当する分(あるいはそれ以上)だけ、外側突起4bと螺旋溝1aとのあいだに隙間Zが確保されているため、図6(B)に示すように内側突起4aが凹部2gから出て案内溝2fに摺接したとき、外側突起4bが螺旋溝1aに押圧して摺動抵抗が大きくなって円滑な可動筒体4の移動が阻害されてしまうことがないうえ、摺動抵抗が繰り返し出てくるので、回転トルクが変動し、これを感覚的に知ることができる。
そのうえ内側突起4aが凹部2gに没入する際、内側突起4aが凹部2gを叩くことになってクリック音が発生し、操作を実感することもできる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されるものでなく、図7〜9に示す第二〜四の実施の形態のように、可動筒体4の内周面に上下方向に長い直線状の凹溝4cが形成されたものにすることができる。これらの実施の形態においては、凹溝4cがそれぞれ二本、四本、八本周回り方向に等角度(180度、90度、45度)を存して形成されたものであるが、このように凹溝4cが形成された可動筒部4にペースト状になった軟らかい化粧料3を底充填するような場合、該化粧料3は凹溝4cに入り込んで太径になり、この結果、化粧料3は、外周面に上下方向に長い凸リブ3aが形成されたものになって、その分、充填量が多くなると共に、補強されて折れづらいものになる。つまりこれらの実施の形態のものは、軟らかい底充填型の化粧料について、表面が上下方向に長い凸状の縞形状になって補強ができ、途中で折れてしまうような不具合発生を低減できることになる。勿論、先端側から充填する直充填方式、底側から充填する底充填方式の何れにも使用することができ、また予め所定の形状に形成したものを差す差し型のものについては、差し時に凸リブ3aと凹溝4cとを位置合わせして差し込むことで実施することができる。
因みに、化粧料3の外周面に凸状の縞形状を形成する場合において、その数や大きさ、位置は特に限定されるものではなく、また図7(C)に示すごとく可動筒部4の内周面を凸条4dにし、これによって化粧料3の外周面に上下方向に長い凹リブ3bが形成されたものとすることもでき、さらには化粧料3の外周面に凸条、凹溝が周回り方向に繰返されるように形成してもよいものである。
さらにまた、外筒体1に対する中皿体2および可動筒体4に対する回転操作に強弱を付与したりクリック音を出したりする山越え機構として、図10に示す第五の実施の形態のようにすることもできる。このものは、外筒体6と中皿体7とを相対回動自在に支持する底部での係止孔6aと係止溝7aとの支持部位に山越え機構を形成したものである。山越え機構としては、図10(A)に示すように、外筒体係止孔6aの内周面に凸リブ6bを形成し、該凸リブ6bを、外筒体6に対する中皿体7の相対回動によって、係止溝7aの溝片7bが山越えするようにしたものであり、また同図(B)のものは凸リブ6cの長さを長くしたものであり、これらのようにしても本発明を実施することができる。さらには、山越え機構としては、凸リブを係止溝側に形成しても良く、また外筒体係止孔および中皿体係止溝の両方に凸リブを形成しても本発明を実施することができる。
さらには、可動筒体を外筒体に対して上下動させるための螺旋溝に凹凸を形成し、該凹凸を山越えするようにすることで回動操作に強弱をつけると共に、クリック音の発生をする構成にできる。
本発明は、口紅等の棒状化粧料の容器に有用であって、棒状化粧料を外嵌する筒体を可動筒体として外筒体に対して相対回動する状態で上下出没移動させるようにして、棒状化粧料が突出状態でキャップをしても潰れることがないようにしながら、可動筒体から突出する係止突起が外部から覗けることがないものにできる結果、棒状化粧料にゴミが付着したりすることを回避できるだけでなく、さらに、棒状化粧料が軟らかいものであっても、可動筒体の内面に形成の凹溝に入り込むことになって補強され、途中で折れたりすることを防止することができる。

Claims (10)

  1. 外筒体と、
    該外筒体の内周面に対して外周面が間隙を存する内嵌状態で外筒体に対して相対回転自在に設けられ、上側部に棒状化粧料の下端部を取付けるための皿部が形成された中皿体とが設けられ、
    互いに対向する外筒体の内周面と中皿体の外周面との一方の面に螺旋溝が形成されると共に、さらに、
    前記棒状化粧料を外嵌し、前記外筒体と中皿体とのあいだの間隙に嵌入する下端部を有し、該下端部に前記螺旋溝に係合する突起と、外筒体の内周面と中皿体の外周面のうちの前記螺旋溝が形成されない側の面とのあいだで互いに凹凸嵌合して、螺旋溝に沿った外筒体に対する相対回動で前記外筒体と中皿体とのあいだの間隙に棒状化粧料に対しては回動しない状態で上下出没移動して棒状化粧料の露出をする可動筒体とを備えて構成される棒状化粧料の容器。
  2. 凹凸嵌合は、外筒体の内周面と中皿体の外周面のうちの前記螺旋溝が形成されない側の面と該面に対向する可動筒体のうちの一方の面に上下方向を向くように形成した案内溝と、該案内溝に嵌合係止するよう他方の面に形成した係止突起であることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料の容器。
  3. 案内溝には、可動筒体が上下出没移動する際に係止突起が山越えをすることで可動筒体の移動に抵抗を与えるための山越え手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の棒状化粧料の容器。
  4. 山越え手段は、案内溝を凹凸にすることで構成されていることを特徴とする請求項3記載の棒状化粧料の容器。
  5. 山越え手段は、可動筒体の上下方向の移動に抵抗を与えるものであることを特徴とする請求項4記載の棒状化粧料の容器。
  6. 案内溝の凹凸は、上下方向に複数段形成されていることを特徴とする請求項4または5記載の棒状化粧料の容器。
  7. 案内溝の溝底と係止突起とのあいだには、案内溝の凹部に係止突起が没入している没入量に相当する隙間が形成されていることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1記載の棒状化粧料の容器。
  8. 係止突起の案内溝凹部没入量は、案内溝凹部の深さと同じか、該深さよりも大きいものであることを特徴とする請求項4乃至7の何れか1記載の棒状化粧料の容器。
  9. 山越え手段は、外筒体と中皿体とを相対回転自在に支持する支持部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の棒状化粧料の容器。
  10. 可動筒体の内面には、上下方向に長くなっていて棒状化粧料の外周面に上下方向に長い凸リブまたは/および凹リブを形成するための凹溝または/および凸条が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1記載の棒状化粧料の容器。
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