JP5067759B2 - 雨水等の貯留施設並びに浸透施設 - Google Patents

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Description

この発明は、住宅地、公園、駐車場や工場敷地等において雨水等を貯留並びに浸透させる地下貯水施設であって、施設を施工する際に内部に積層した充填部材が埋め戻しの際の偏土圧によって傾いたり、倒れたりすることのない雨水等の貯留施設並びに浸透施設に関する。
近年、都市部では集中豪雨による家屋の浸水や河川の氾濫を防止するために、雨水等の貯留浸透施設が施工されている。地表面のほとんどが建物や舗装などの不浸透面で覆われている都市部では、雨水等は地下に浸透せず低地に流入して家屋を浸水させたり、河川を氾濫させる危険が高まっている。また、水の使用量が年々増大しており、水源地での降雨量が少ないと水不足となる危険がある。そのために水対策として、雨水を一定時間貯留した後、河川等に順次放流したり、積極的に地下に浸透させることにより、雨水等による河川の氾濫、家屋の浸水災害を防止したり、さらに、一時貯留した雨水を汲み上げて利用するための雨水等の貯留施設並びに浸透施設が施工されている。
このような雨水等の浸透施設として、例えば、特開2000−160606号公報記載の「雨水貯留装置」、特開2005−002620号公報の「地下貯留及び/又は浸透槽」に記載されている。これらの施設は、例えば図10に示すように、地面を掘り下げてタンク部1を構成し、上記タンク部1内に充填部材3を充填して形成される。
即ち、砕石や砂利等を敷設して平坦にした底部2からグランドライン付近まで、複数の充填部材3を縦横且つ上下に配設して充填する。これらの充填部材3の周りの空間部分を埋め戻し土4で埋め戻した後、充填部材の最上部には被覆手段5が施される。被覆手段5は、充填部材3の上に蓋体5aを載置し、蓋体5aの上面に透水性シート5b、礫層5c、上層5dを順次積層することによって構成されている。
なお、図7においては、通常施工されるような雨水を導入する側溝、溢れた水を排出する排出管、あるいは水を汲み上げる揚水管等は省略されている。
特開2000−160606号公報 特開2005−002620号公報
しかしながら、施設を施工する際に次のような問題がある。タンク部を形成するために地面を掘り下げる際に、側面を垂直に掘り下げることはできないから、傾斜面に掘り下げることになる。また、充填する充填部材の寸法通りに掘り下げることはできないから、タンク部の側面と充填した充填部材との間には空隙が形成されることになる。この空隙は埋め戻されることになるが、埋め戻しの際に次のような問題が生じる。
充填された充填部材の周囲を埋め戻す際には、四周の高さが均等になるように少しずつ埋め戻して行くことが望ましいが、種々の条件によって埋め戻し用の作業用機械が周囲に回り込めない場合がある。例えば、図10に示すように、道路7とは反対側に建築物8等がある場合に、建築物8等側から掘り下げることによりタンク部を形成することはできるが、充填部材を充填した後埋め戻す際には作業用機械が建築物8等側に回り込むことはできない。このような場合には、まず道路7側の空隙を埋め戻した後、作業用機械を充填部材の上に載せて建築物8等側の空隙を埋め戻すことになる。
上記のように周囲を均等に埋め戻すことができない場合に、充填部材3は、タンク部1内に縦横に並べ縦方向に積層することによって充填されているが、材質はプラスチックであり軽量であるから、積層された充填部材3は先に埋め戻す側からの土圧によって充填部材の積層体全体が傾いたり、崩れる虞がある。特に、貯水効率を上げるために枠部に支柱部を突設して形成した充填部材においては、支柱部を載置することによって積層されているに過ぎないから、偏土圧の影響を受け易い。
そして、タンク部が深いほど偏土圧の影響を受け易いが、偏土圧によって傾いたり、崩れた場合には、これらの充填部材を取り除き再度積層しなければならない。タンク部が深ければそれだけ積層作業も困難で手間もかかるばかりでなく、安全上の問題がある。
この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもので、埋め戻しの際に偏土圧によって充填部材が傾いたり、崩れたりすることのない雨水等の貯留施設並びに浸透施設を提供することを目的とする。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る雨水等の貯留施設並びに浸透施設は、地面を掘り下げて平面方形状に形成したタンク部内に充填部材を縦横及び上下方向に積み重ねて充填部材の積層体を形成し、前記充填部材積層体の周囲を埋め戻すとともに、充填部材積層体の上を被覆してなる雨水等の貯留施設並びに浸透施設において、前記充填部材積層体は、積層充填部と連結充填部とからなり、前記積層充填部は、単体の充填部材を縦横及び上下方向に積み重ねて形成してなり、連結充填部は、枠部に中空の支柱部を複数突設してなる単体の充填部材を縦横及び上下方向に積み重ね、前記単体の充填部材の支柱部のうち少なくとも1つの支柱部が上下に連通するように形成されており、前記連通する支柱部の内部に連結材を入れることにより支柱部同士を一体に連結して形成してなり、前記連結充填部が積層充填部の偏土圧を受ける側と対向する側の外周側面又は積層充填部の内部に配設してなることを特徴とする。
前記上下において連通する支柱部の内部に入れて支柱部同士を連結する連結材として、コンクリートを用いてもよいし、連結棒を用いてもよい。
上下に積層してなる充填部材の支柱部同士をコンクリートまたは連結棒等による連結材によって一体に連結してなるから、埋め戻しの際に偏土圧を受けてもタンク部内に縦横及び上下方向に積み重ねてなる充填部材の充填部材積層体は一体となって偏土圧を受けることになるから、前記積層体が傾いたり、崩れたりすることもない。また、安定した埋め戻し作業を行うことができるから、埋め戻し作業を安全かつ効率よく行うことができる。
以下に、この発明に係る雨水等の貯留施設並びに浸透施設の実施形態を詳細に説明する。図1は、雨水等の貯留施設並びに浸透施設の充填部材の配置を示す説明用平面図である。雨水等の貯留施設並びに浸透施設10は、地面を掘り下げたタンク部内に充填部材が積層された積層充填部11と、充填部材が一体に連結された連結充填部12と、タンク部の側面との間に埋め戻された埋め戻し土13によって構成されている。
前記積層充填部11は、単体の充填部材を縦横に並列するとともに複数段に積層してなる充填部材積層体であって、単体の充填部材には従来公知のいずれの充填部材でも使用することができる。また、前記連結充填部12は、支柱部を有する充填部材を縦横に並列するとともに上下に複数段積層して、上下において連通する支柱部同士を一体に連結してなる充填部材積層体である。このような連結充填部12を構成する充填部材には、枠部に中空の支柱部を突設してなる充填部材であって、積層したとき支柱部の少なくとも1つが連通する充填部材を使用することができる。
上下において連通する支柱部の上下には公知の固着手段を設け、この固着手段により支柱部同士を一体に連結する。上下において連通する支柱部内部に連結材を入れることによって支柱部同士をより強固に連結することができる。積層したとき連通している支柱部に入れて一体に連結する連結材としては、コンクリートを充填し又は連結棒を挿入することによって一体化することができる。コンクリートは積層した充填部材のうち連通している支柱部に充填すればよい。また、連結棒にはプラスチック製、金属製、木製等のいずれの材質であってもよく、支柱部に挿入した連結棒は、積層した充填部材の支柱部内を貫通することによって連結している。前記コンクリート又は連結棒の全部又は一部は、その下端部がタンク部の底部に固定されていることが好ましい。
図1(a)は、積層充填部11の外周のうち三面にコの字状に連結充填部12を配設した場合であり、一方側からのみ埋め戻しが可能な場合の配置図である。図1(b)は、積層充填部11の外周のうち二面にL字状に連結充填部12を配設した場合であり、二方側から埋め戻しが可能な場合の配置図である。また、図1(c)は、一方側からのみ埋め戻しが可能な場合に、積層充填部11の中央部に連結充填部12を配設した場合の配置図である。さらに、図1(d)は、積層充填部11の縦横の各中央部に連結充填部12を配設した場合の配置図である。
前記連結充填部12は、縦方向において支柱部同士が連結材によって一体に連結されているとともに、全体の重量が増大するから、連結充填部12を積層充填部11の外周側面又は中央部に配設することによって、埋め戻しの際の矢印方向からの偏土圧に対抗して積層充填部11の傾きや崩れを防止することができる。
次に、前記連結充填部12に用いる充填部材とその連結方法について説明する。図2に示す連結充填部12に用いる充填部材の一例を示す斜視図である。充填部材15は、枠部16と支柱18,19とからなる。前記枠部16は、平面長方形状の枠体16Aのほぼ中間部に連結桟16Bを一体に設けてなり、連結桟16Bで仕切られた両側の透孔に十字状桟20を形成してなる。枠部16の枠体16Aの下面には四隅部と長手方向の中間部に前記支柱部18、19を設けてなる。
前記枠体16A及び連結桟16Bは、図示する実施形態では、板状体によって形成されているが、下面に補強リブを設ける構造であってもよく、複数の透孔を形成した格子状構造であってもよく、その他任意の公知構造とすることができる。
また、枠体16Aの四隅の下面に突設された支柱部18、枠体16Aの長手方向のほぼ中間部の下面に突設された支柱部19は、四角形中空構造に形成されている。支柱18,19の上面は、枠体16Aに開口しているとともに、下面も開口しているから上下面は貫通している。従って、雨水は、支柱部18,19の内部にも流入することになり、それだけ、雨水の貯留量を大きくすることができるとともに、支柱部18,19は、コンクリートを充填し又は連結棒を挿入して一体化する支柱部として利用することができる。
前記支柱部18,19の断面形状は、四角形に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形等任意の形状とすることができる。さらに、図示する実施形態では、枠部16と支柱部18、19とを一体に形成しているが、着脱自在な組み立て式に形成してもよい。組み立て式充填部材は、例えば、枠部16の下面に支柱部18,19と断面が同形状の嵌合突部を設けておき、この突部を支柱部18、19の上端開口部に嵌合させる構成とすればよい。
次に、枠部16と支柱部18,19との関係について説明すると、枠部16の長手方向の長さ寸法L1は、短手方向の幅寸法L2の約2倍である。即ち、L1≒2L2の関係にある。そして、支柱部18、19は同一寸法の大きさに形成されていることが好ましい。
また、図3は、図1に示す実施形態の変形例である第2実施形態を示し、充填部材23は、枠部24と支柱25,26とからなる。前記枠部24は、平面長方形状の枠体24Aのほぼ中間部に連結桟24Bを一体に設けてなり、連結桟24Bで仕切られた両側に透孔24Cを形成してなる。枠部24の枠体24Aの下面には四隅部と長手方向の中間部に支柱部25、26を設けてなる。支柱部26は、隅間を設けて並列した支柱26A,26Aからなる。
支柱部26は、隅間を設けて並列した支柱26A,26Aとすることによって、両者の隙間の部分から連結桟24Bを二分割することによって充填部材23を半分に分割することができる。このように、充填部材23を二分割可能な大きさとする場合には、枠体24Aの長手方向の長さ寸法L3を短手方向の幅寸法L4の約2倍とし、L3≒2L4とする。
次に、上記充填部材15、23の使用方法について説明する。充填部材15、23は、地中に形成されたタンク部に縦横に並べられ、かつ上下に段積みすることによって充填され、図1に示す連結充填部12を形成することになる。
連結充填部12を形成するには、図4及び図5に示すように、同一方向に並べられた下段の充填部材15,15又は充填部材23,23上に、上段の充填部材15、23を90度方向を変えて井桁状に段積みし、さらにその上に充填材15,15又は充填部材23,23を90度方向を変えて井桁状に順次段積みすればよい。このようにして、縦横に並べられた下段の充填材の上に井桁状に積み重ねることによって安定した状態で積み重ねることができる。
井桁状に段積みされた充填部材15の支柱部18,19または充填部材23の支柱部25,26は上下方向に連通している部分があるから、これらの連通している支柱部の全部又は一部にコンクリートを充填し又は連結棒を挿入することによって一体化すれば連結充填部12とすることができる。
図6は、充填部材15を井桁状に段積みしたとき、上下に連通する支柱部18にコンクリートCを充填して一体に連結し、連結充填部12を形成した場合の一部要部断面図である。充填されたコンクリートCによって支柱部18、18が一体に連結されている。連通する支柱部18には、コンクリートCに代えて連結棒を挿入して連結してもよい。支柱部18に充填したコンクリート又は支柱部18に挿入した連結棒の全部又は一部は、その下端部がタンク部1の底部2に固定されていることが好ましい。
図7は、連結充填部12に用いる充填部材の第3の実施形態を示す。図7に示す充填部材30は、略正方形の枠部30Aと、枠部30Aの対角線方向に沿って斜めに交差することで枠部30Aの内側を相互に連結する複数のリブ30Bと、枠部30Aの4隅部分及び各リブ30Bの交差部分から下方に突出する複数本の支柱部30Cとを有する。
充填部材30の各支柱部30Cは、小径の嵌合部30Dを下端部に有する段付きパイプ状に形成されており、各支柱部30Cの上面は開口している。従って、段積みしたときに、下段の充填部材30の上面の開口に、上段の充填体30の各支柱部30Cの嵌合部30Dが嵌合する。このため、複数の充填部材30は、各支柱部30Cの上面開口に嵌合部30Dを嵌合させることで、上下に安定的に積み重ねることができる。
そして、上下に積み重ねられた充填部材30の支柱部30Cは、図8に示すように上下方向に連通しているから、これらの支柱部の全部又は一部にコンクリートを充填し又は連結棒を挿入することによって連結充填部12とすることができる。支柱部に充填したコンクリート又は支柱部に挿入した連結棒の全部又は一部は、その下端部がタンク部の底部2に固定されていることが好ましい。
なお、連結充填部12を形成する充填部材は、上記実施形態に限定されるものではなく、積み重ねたとき上下に連通する支柱部を有する充填部材であればよい。例えば、基盤の一方の側から1つの支柱部を延在させた充填部材であってもよい。
一方、積層充填部11を形成する充填部材は、連結充填部に使用する充填部材であってもよく、その他の公知の充填部材であってもよい。積層充填部11を形成する充填部材に連結充填部12と同一の充填部材を用いた場合には、一体に連結する必要はないから連通する支柱部にコンクリートを充填したり、連結棒を挿入するのを省略すればよい。また、積層充填部11を形成する充填部材として、他の公知の充填部材を用いた場合には、その充填部材の通りに積み重ねればよい。
積層充填部11を形成する充填部材としては、例えば、図9(a)に示すように側壁が底部に向って小さくなるテーパー状に構成した容器状充填体33、図9(b)に示すように平板を複数の連続する山型に折り曲げ、山頂部と谷部に嵌合部を設けた充填体34、あるいは図9(c)に示すように矩形の傾斜板の上下に連結部を設けた充填体35であってもよい。
このように、積層充填部11を単体の充填部材を縦横に並列するとともに複数段に積層してなる充填部材積層体とした場合でも、積層してなる充填部材の一部が縦方向において一体に連結してなる充填部材積層体である連結充填部12を前記積層充填部11の外周側面又は中央部に配設することによって、埋め戻しの際の偏土圧に対抗して積層充填部11の傾きや崩れを防止することができる。また、連結充填部12は、地震や大型車両の走行時に発生する横揺れ対策にも有効であるから、雨水等の貯留施設並びに浸透施設の耐震性能が向上する。
この発明に係る雨水等の貯留施設及び浸透施設の実施形態を示す説明用平面図であって、図1(a)は積層充填部11の外周のうち三面にコの字状に連結充填部12を配設した場合の説明用平面図であり、図1(b)は積層充填部11の外周のうち二面にL字状に連結充填部12を配設した場合の説明用平面図であり、図1(c)は積層充填部11の中央部に連結充填部12を配設した場合の説明用平面図であり、図1(d)は積層充填部11の縦横の各中央部に連結充填部12を配設した場合に説明用平面図である。 連結充填部に用いる第1実施形態の充填部材の上面斜視図である。 同じく連結充填部に用いる第2実施形態の充填部材の上面斜視図である。 図2に示す充填部材の積み重ね方法を示す斜視図である。 図3に示す充填部材の積み重ね方法を示す斜視図である。 図2に示す充填部材を積み重ねて連通する支柱部にコンクリートを充填し、連結充填部を形成した要部断面図である。 連結充填部に用いる第3実施形態の充填部材の上面斜視図である 図7に示す充填部材を積み重ねて連通する支柱部にコンクリート充填し、連結充填部を形成した要部断面図である。 積層充填部に用いる充填部材の一例を示す上面斜視図である。 従来の雨水等の貯留施設並びに浸透施設の全体構造を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
10:雨水等の貯留施設並びに浸透施設
11:積層充填部
12:連結充填部
13:埋め戻し土
15:充填部材
16:枠部
16A:枠体
16B:連結桟
18、19:支柱部
20:十字状桟
23:充填部材
24:枠部
24A:枠体
24B:連結桟
24C:透孔
30:充填部材
30A:枠部
30B:リブ
30C:支柱部

Claims (3)

  1. 地面を掘り下げて平面方形状に形成したタンク部内に充填部材を縦横及び上下方向に積み重ねて充填部材の積層体を形成し、前記充填部材積層体の周囲を埋め戻すとともに、充填部材積層体の上を被覆してなる雨水等の貯留施設並びに浸透施設において、前記充填部材積層体は、積層充填部と連結充填部とからなり、前記積層充填部は、単体の充填部材を縦横及び上下方向に積み重ねて形成してなり、連結充填部は、枠部に中空の支柱部を複数突設してなる単体の充填部材を縦横及び上下方向に積み重ね、前記単体の充填部材の支柱部のうち少なくとも1つの支柱部が上下に連通するように形成されており、前記連通する支柱部の内部に連結材を入れることにより支柱部同士を一体に連結して形成してなり、前記連結充填部が積層充填部の偏土圧を受ける側と対向する側の外周側面又は積層充填部の内部に配設してなることを特徴とする雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  2. 上下において連通する支柱部の内部に入れて支柱部同士を連結する連結材として、コンクリートを用いたことを特徴とする請求項1に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  3. 上下において連通する支柱部の内部に入れて支柱部同士を連結する連結材として、連結棒を用いたことを特徴とする請求項1に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
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