JP5067762B2 - 雨水等の貯留施設並びに浸透施設 - Google Patents

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Description

この発明は、住宅地、公園、駐車場や工場敷地等において雨水等を貯留並びに浸透させる地下貯水施設であって、施設を施工する際に内部に積層した充填部材が埋め戻しの際の偏土圧によって傾いたり、倒れたりすることのない雨水等の貯留施設並びに浸透施設に関する。
近年、都市部では集中豪雨による家屋の浸水や河川の氾濫を防止するために、雨水等の貯留浸透施設が施工されている。地表面のほとんどが建物や舗装などの不浸透面で覆われている都市部では、雨水等は地下に浸透せず低地に流入して家屋を浸水させたり、河川を氾濫させる危険が高まっている。また、水の使用量が年々増大しており、水源地での降雨量が少ないと水不足となる危険がある。そのために水対策として、雨水を一定時間貯留した後、河川等に順次放流したり、積極的に地下に浸透させることにより、雨水等による河川の氾濫、家屋の浸水災害を防止したり、さらに、一時貯留した雨水を汲み上げて利用するための雨水等の貯留施設並びに浸透施設が施工されている。
このような雨水等の浸透施設として、例えば、特開2000−160606号公報記載の「雨水貯留装置」、特開2005−002620号公報の「地下貯留及び/又は浸透槽」に記載されている。これらの施設は、例えば、図10に示すように、地面を掘り下げてタンク部1を構成し、上記タンク部1内に充填部材3を充填して形成される。
即ち、砕石や砂利等を敷設して平坦にした底部2からグランドライン付近まで、複数の充填部材3を縦横且つ上下に配設して充填する。これらの充填部材3の周りの空間部分を埋め戻し土4で埋め戻した後、充填部材の最上部には被覆手段5が施される。被覆手段5は、充填部材3の上に蓋体5aを載置し、蓋体5aの上面に透水性シート5b、礫層5c、上層5dを順次積層することによって構成されている。
なお、図10においては、通常施工されるような雨水を導入する側溝、溢れた水を排出する排出管、あるいは水を汲み上げる揚水管等は省略されている。
特開2000−160606号公報 特開2005−002620号公報
しかしながら、施設を施工する際に次のような問題がある。タンク部を形成するために地面を掘り下げる際に、側面を垂直に掘り下げることはできないから、傾斜面に掘り下げることになる。また、充填する充填部材の寸法通りに掘り下げることはできないから、タンク部の側面と充填した充填部材との間には空隙が形成されることになる。この空隙は埋め戻されることになるが、埋め戻しの際に次のような問題が生じる。
充填された充填部材の周囲を埋め戻す際には、四周の土圧及び高さが均等になるように周囲を少しずつ埋め戻して行くことが望ましいが、種々の条件によって埋め戻し用の作業用機械が周囲に回り込めない場合がある。例えば、図10に示すように、道路7とは反対側に建築物8等がある場合に、掘り下げるときには建築物8等側から掘り下げることによりタンク部を形成することはできる
が、充填部材を充填した後埋め戻す際には作業用機械が建築物8等側に回り込んで埋め戻すことはできない。このような場合には、まず道路7側の空隙を埋め戻した後、作業用機械を充填部材の上に載せて建築物8等側の空隙を埋め戻すことになる。
充填部材3は、タンク部1内に縦横に並べ上方向に積層することによって充填されているが、上記のように周囲を均等に埋め戻すことができない場合には、充填部材3の材質はプラスチックであり軽量であるから、積層された充填部材3は先に埋め戻した側からの土圧によって充填部材の積層体全体が傾いたり、崩れる虞がある。特に、貯水効率を上げるために枠部に支柱部を突設して形成した充填部材においては、支柱部を載置することによって積層されているに過ぎないから、偏土圧の影響を受け易い。
そして、充填部材の積層体全体は、タンク部が深いほど偏土圧の影響を受け易い。充填部材の積層体全体が、偏土圧によって傾いたり、崩れた場合には、これらの充填部材を取り除き再度積層しなければならない。タンク部が深ければそれだけ充填部材の積層作業も困難で手間もかかるばかりでなく、安全上の問題がある。
この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもので、埋め戻しの際に偏土圧によって充填部材が傾いたり、崩れたりすることのない雨水等の貯留施設並びに浸透施設を提供することを目的とする。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る雨水等の貯留施設並びに浸透施設は、 地面を掘り下げて平面方形状に形成したタンク部内に充填部材を縦横及び上下方向に積み重ねて充填部材積層体を形成し、前記充填部材積層体の周囲を埋め戻すとともに、充填部材積層体の上を被覆してなる雨水等の貯留施設並びに浸透施設において、前記充填部材積層体が偏土圧を受ける側面と対向する側の外側面又は充填部材積層体の内部に、充填部材積層体の偏土圧による崩れを防止する耐偏土圧部材を偏土圧に対向するように配設し、充填部材積層体の偏土圧を受ける側面には土砂の侵入を防止する板又はシートを取り付けたことを特徴とする。
前記耐偏土圧部材は、透孔又は隙間を有する壁状部材により形成してもよいし、壁状部材における板を取り外した状態の支柱群部材又は前記支柱群部材に横桟を設けた柵状部材により形成してもよい。
偏土圧と対抗する耐偏土圧部材を配設することによって、埋め戻しの際に偏土圧に対抗して充填部材積層体の傾きや崩れを防止することができる。また、耐偏土圧部材は、地震や大型車両の走行時に発生する横揺れ対策にも有効であるから、雨水等の貯留施設並びに浸透施設の耐震性能が向上する。また、安定した状態で埋め戻し作業を行うことができるから、埋め戻し作業を安全かつ効率よく行うことができる。
以下に、この発明に係る雨水等の貯留施設並びに浸透施設の実施形態を詳細に説明する。図1は、雨水等の貯留施設並びに浸透施設の充填部材と耐偏土圧部材の配置を示す説明用平面図である。雨水等の貯留施設並びに浸透施設10は、地面を掘り下げたタンク部内に充填部材が積層された充填部材積層体11と、偏土圧による充填部材積層体11の崩れを防止する耐偏土圧部材12と、タンク部の側面との間に埋め戻された埋め戻し土13によって構成されている。
前記充填部材積層体11は、単体の充填部材を縦横に並列するとともに複数段に積層してなり、単体の充填部材には従来公知のいずれの充填部材でも使用することができる。また、前記耐偏土圧部材12は、充填部材積層体11の外側面又は内部に配設され、偏土圧に十分耐える壁構造又は柱構造の部材によって形成されている。耐偏土圧部材12としては、例えば、コンクリート壁、支柱に板材又はシートを取り付けてなる板状壁、ブロック壁等の壁状部材、あるいは適宜の間隔に配設した棒状体による支柱部材により形成することができる。
図1は、図中の矢印方向から偏土圧を受けた場合の耐偏土圧部材12の配置を示す。図1(a)は、充填部材積層体11の外側面のうち三面に平面コの字状に耐偏土圧部材12を配設した場合であり、一方側からのみ埋め戻しが可能な場合の配置図である。図1(b)は、充填部材積層体11の外側面のうち二面に平面L字状に耐偏土圧部材12を配設した場合であり、二方側から埋め戻しが可能な場合の配置図である。
また、図1(c)は、矢印方向の一方側からのみ埋め戻しが可能な場合に、充填部材積層体11の内部に耐偏土圧部材12を配設した場合の配置図である。さらに、図1(d)は、充填部材積層体11の内部に縦横に十字状に耐偏土圧部材12を配設した場合の配置図である。
耐偏土圧部材12は、充填部材を縦横及び垂直方向に積層する前に図1に示すような形状に配設され、充填部材は垂直方向において側面が前記耐偏土圧部材12に接するように積層される。充填部材の積層が完了した後は、従来と同様に土砂の浸入を防止する板又はシート等の手段を講じて埋め戻し土を埋め戻せばよい。耐偏土圧部材12は、偏土圧に対向するように配設されているから、埋め戻しの際の矢印方向からの偏土圧に対抗して充填部材積層体11の傾きや崩れを防止することができる。
次に、前記耐偏土圧部材12の構造について説明する。図2は、耐偏土圧部材12の一例を示す。まず、充填部材15,20を積層する前に、耐偏土圧部材12を立設する。耐偏土圧部材12は、充填部材が接する面は垂直面に形成されており、偏土圧に耐え、充填部材を支持するものであればよい。
図2(a)は、耐偏土圧部材12を一枚のコンクリート壁、ブロック壁からなる壁状部材12Aにより形成した場合であり、図2(b)は、適宜の間隔に立設した支柱25に板26を取り付けた構造の壁状部材12Bにより形成した場合である。前記支柱25が充填部材に直接当接する場合には、充填部材の支柱部に対向する位置に設けることが好ましい。前記支柱25及び板26は、コンクリート製、金属製、木製等任意に選択することができ、また、前記板26に代えてプラスチック製あるいは布製のシートを使用することができる。
前記壁状部材12A及び壁状部材12Bは、全面が閉じた平滑板であってもよいが、図示するように、壁状部材12Aにおいては下端部に切欠27を設け、上部に透孔28を設ける構成とし、壁状部材12Bにおいては下端部の板26の下面とタンク部底面との間に隙間29Aを設けると共に、板26と板26の間に隙間29Bを設けてもよい。
このように、切欠27、透孔28を設けた壁状部材12Aあるいは隙間29A,29Bを設けた壁状部材12Bとした場合には、図1(c)、(d)のように充填部材積層体11の内部に配設するのが好ましい。前記切欠27、透孔28あるいは隙間29A,29Bにより貯留施設並びに浸透施設の内部に貯留された雨水等の水面高さを同一面とすることができる。また、切欠27、透孔28を設けた壁状部材12Aあるいは隙間29A,29Bを設けた壁状部材12Bを図1(a)、(b)のように充填部材積層体11の外側面に配設する場合には、前記切欠27、透孔28あるいは隙間29A,29Bの部分に土砂の侵入を防止するシート等により被覆するのが好ましい。
さらに、図2(c)は、耐偏土圧部材12を上記図2(b)の壁状部材12Bにおける板26を取り外した状態の支柱群部材12Cにより形成した場合であり、図2(d)は、前記支柱群部材12Cに横桟29Cを設けた柵状部材12Dにより形成した場合である。このような支柱群部材12C又は柵状部材12Dを図1(a)、(b)のように充填部材積層体11の外側面に配設する場合には、土砂の侵入を防止する板又はシート等で被覆すればよい。
次に、上記充填部材積層体11を形成する充填部材15、20を図3及び図4に基づいて説明する。充填部材15、20は、地中に形成されたタンク部に縦横に並べられ、かつ上下に段積みすることによって充填され、図1に示す充填部材積層体11を形成することになる。図3に示す充填部材15は、枠部16の下面に四隅の支柱部18とその中間の支柱部19を突設してなる。
前記枠部16は、平面長方形の板状体16Aの各支柱部間に位置するように十字状桟16Bによって透孔16Cを形成してなる。前記枠部16は、図示する実施形態では、板状体によって形成されているが、複数の透孔を形成した格子状構造であってもよく、その他任意の公知構造とすることができる。
また、枠部16の下面に突設された支柱部18、19は、図示する実施形態では、四角形中空構造に形成されている。支柱部18、19の上面は、枠部16に開口しているとともに、貫通するように下面も開口している。従って、雨水は、支柱部18,19の内部にも流入することになり、それだけ、雨水の貯留量を大きくすることができる。
前記支柱部18,19の断面形状は、四角形に限定されるものではなく、円形、楕円形、三角形等任意の形状とすることができる。さらに、図示する実施形態では、枠部16と支柱部18、19とを一体に形成しているが、着脱自在な組み立て式に形成してもよい。組み立て式充填部材は、例えば、枠部16の下面に支柱部18,19と断面が同形状の嵌合突部を設けておき、この嵌合突部を支柱部18、19の上端開口部に嵌合させる構成とすればよい。
次に、枠部16と支柱部18,19との関係について説明すると、枠部16の長手方向の長さ寸法L1は、短手方向の幅寸法L2の約2倍である。即ち、L1≒2L2の関係にある。そして、支柱部18、19は同一寸法の大きさに形成されていることが好ましい。
また、図4は、図3に示す充填部材の変形例を示し、充填部材20は、枠部21と支柱部22,23とからなる。前記枠部21は、平面長方形状の枠体21Aのほぼ中間部に連結桟21Bを一体に設けてなり、連結桟21Bで仕切られた両側に透孔21Cを形成してなる。枠部21の枠体21Aの下面には四隅部と長手方向の中間部に支柱部22、23が突設してなる。支柱部23は、隅間を設けて並列した支柱23A,23Aからなる。
支柱部23は、隅間を設けて並列した支柱23A,23Aとすることによって、両者の隙間の部分から連結桟21Bを二分割することによって充填部材20を半分に分割することができる。このように、充填部材20を二分割可能な大きさとする場合には、枠体21Aの長手方向の長さ寸法L3を短手方向の幅寸法L4の約2倍とし、L3≒2L4とする。
次いで、充填部材15,20の使用方法について説明すると、図5及び図6は耐偏土圧部材12Aを配設した場合であり、図7及び図8は耐偏土圧部材12Bを配設した場合である。耐偏土圧部材12を配設した後に、充填部材積層体11を形成するには、図5〜図8に示すように、同一方向に並べられた下段の充填部材15,15又は充填部材20,20上に、上段の充填部材15、20を90度方向を変えて井桁状に段積みし、さらにその上に充填部材15,15又は充填部材20,20を90度方向を変えて井桁状に順次段積みすればよい。このようにして、縦横に並べられた下段の充填部材の上に井桁状に積み重ねることによって安定した状態で積み重ねることができる。
充填部材積層体11を形成する充填部材としては、上記充填部材15,20に限定されるものではなく、種々の形状の充填部材を使用することができる。図9は充填部材の他の形状を示す。例えば、図9(a)に示す充填部材30は、略正方形の枠部30Aと、枠部30Aの対角線方向に沿って斜めに交差することで枠部30Aの内側を相互に連結する複数のリブ30Bと、下方に突出する複数本の中空の支柱部30Cとからなる。支柱部30Cの下端部は窄められており、段積みしたときに、下段の充填部材30の上面の開口に、各支柱部30Cの下端部が嵌合するように形成されている。
さらに、図9(b)は平板を複数の連続する山形に折り曲げ、山頂部と谷部に嵌合用の凹部を設けて井桁状に積み重ねられるように形成した充填部材31であり、図9(c)は矩形の傾斜板の上下に連結部を設けた充填部材32であり、図9(d)は側壁が底部に向かって小さくなりテーパー状に形成してなる容器状の充填部材33である。このような種々の形状の充填部材であっても、耐偏土圧部材12によって支持されるから、安定した状態で積層されることになる。
充填部材積層体11を形成した後に埋め戻す際には、従来と同様に充填部材積層体11の耐偏土圧部材12が配設されていない側面に、土砂の浸入を防止する防止板またはシート等を取り付ければよい。
以上詳述したように、偏土圧と対抗するように耐偏土圧部材12を配設することによって、埋め戻しの際の偏土圧に対抗して充填部材積層体11の傾きや崩れを防止することができる。また、耐偏土圧部材12は、地震や大型車両の走行時に発生する横揺れ対策にも有効であるから、雨水等の貯留施設並びに浸透施設の耐震性能が向上する。
この発明に係る雨水等の貯留施設及び浸透施設の実施形態を示す説明用平面図であって、図1(a)は充填部材積層体の外側面のうち三面にコの字状に耐偏土圧部材を配設した場合の説明用平面図であり、図1(b)は充填部材積層体の外周のうち二面にL字状に耐偏土圧部材を配設した場合の説明用平面図であり、図1(c)は充填部材積層体の中央部に耐偏土圧部材を配設した場合の説明用平面図であり、図1(d)は充填部材積層体の各中央部に耐偏土圧部材を十字状に配設した場合の説明用平面図である。 耐偏土圧部材の一例を示す上面斜視図である。 充填部材積層体に用いる一例を示す充填部材の上面斜視図である 同じく充填部材積層体に用いる他の例を示す充填部材20の上面斜視図である。 図2に示す充填部材と耐偏土圧部材との関係を示す斜視図である。 同じく充填部材と耐偏土圧部材との関係を示す側面図である。 図3に示す充填部材と耐偏土圧部材との関係を示す斜視図である。 同じく充填部材と耐偏土圧部材との関係を示す側面図である。 充填部材積層体に用いる充填部材の他の例を示す上面斜視図である。 従来の雨水等の貯留施設並びに浸透施設の全体構造を概略的に示す縦断面図である。
符号の説明
10:雨水等の貯留施設並びに浸透施設
11:充填部材積層体
12:耐偏土圧部材
13:埋め戻し土
15:充填部材
16:枠部
16A:枠体
16B:連結桟
18、19:支柱部
20:充填部材
21:枠部
22、23:支柱部
25:支柱
26:板

Claims (3)

  1. 地面を掘り下げて平面方形状に形成したタンク部内に充填部材を縦横及び上下方向に積み重ねて充填部材積層体を形成し、前記充填部材積層体の周囲を埋め戻すとともに、充填部材積層体の上を被覆してなる雨水等の貯留施設並びに浸透施設において、前記充填部材積層体が偏土圧を受ける側面と対向する側の外側面又は充填部材積層体の内部に、充填部材積層体の偏土圧による崩れを防止する耐偏土圧部材を偏土圧に対向するように配設し、充填部材積層体の偏土圧を受ける側面には土砂の侵入を防止する板又はシートを取り付けたことを特徴とする雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  2. 耐偏土圧部材は、透孔又は隙間を有する壁状部材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  3. 耐偏土圧部材は、支柱群部材又は柵状部材により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
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