JP4509848B2 - 雨水等の貯留施設並びに浸透施設及びこれらの施設に使用する点検用充填体 - Google Patents

雨水等の貯留施設並びに浸透施設及びこれらの施設に使用する点検用充填体 Download PDF

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この発明は、住宅地、公園、駐車場や工場敷地等において雨水等を貯留並びに浸透させる地下貯水タンクであって、タンク内に堆積した砂、泥、ごみ等の堆積物の状況を容易に確認することができる雨水等の貯留施設並びに浸透施設に関するとともに、これらの施設に使用する点検用充填体に関する。
近年、都市部では地表面のほとんどが建物や舗装などの不浸透面で覆われているから、雨水等は地下に浸透せず低地に流入して家屋を浸水させたり、河川を氾濫させる危険が高まっている。また、水の使用量が年々増大しており、水源地での降雨量が少ないと水不足となる危険がある。そのために水対策として、雨水を一定時間貯留した後、河川等に順次放流したり、積極的に地下に浸透させることにより、雨水等による河川氾濫、家屋の浸水災害を防止したり、さらに、一時貯留した雨水を汲み上げて利用するための雨水等の貯留施設並びに浸透施設が提案されている。
このような雨水等の浸透施設として、例えば、特公平4−26648号公報記載の「雨水等の貯留浸透施設」が知られている。この施設は、地面を掘り下げてタンク部を構成し、上記タンク部内に、その底部からグランドライン付近まで、複数の容器状の充填部材を縦横且つ上下に配設して充填し、最上部には被覆手段を施したものである。しかしながら、雨水等を貯留し、且つ長期的には雨水を地下に浸透させることができるものの、長期間使用すると砂、泥、ごみ等の堆積物が充填部材の上やタンク部の底面に堆積する。
タンク部内の汚れを除去するとともに、施設の効率を上げるためにこれらの堆積物を取り除くことが必要になるが、特公平4−26648号公報記載の「雨水等の貯留浸透施設」には堆積物を取り除くことは考慮されていない。そこで、特開2000−160606号公報において、堆積物を取り除くことができるメンテナンスの容易な雨水貯留装置が提案されている。上記構成の「雨水貯溜装置」は、貯水槽の底面に堆積物排出用の溝を形成し、少なくとも上方の合成樹脂製充填体の支柱間に多数の水噴射孔を有する散水管を配設したものである。
特公平4−26648号公報 特開2000−160606号公報
前記雨水貯溜装置は、貯水槽内の端部に設けたマンホールの底に堆積物排出用の溝を連通させることによって、散水管から水を噴射して除かれた堆積物を取り除くように構成したものである。マンホールにバキュームホース等を挿入して堆積物を簡単に取り除いてメンテナンスを容易に行うことができる。しかしながら、マンホールは貯水槽の端部に設けられているために、反対側においては堆積物を完全には取り除けず、また取り除いた後の状況を確認することが困難である。
マンホールに点検用窓を形成する実施形態が示されていることから点検は可能であるが、一方側からの点検であるから、取り除いた後の全体の状況を確認することは困難である。
この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもので、充填体及び貯水槽内に堆積した堆積物を容易に取り除くことができると共に、取り除いた後の状況を容易に確認することができ、きれいで貯水効率が高い雨水等の貯留施設並びに浸透施設を提供することを目的とする。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る雨水等の貯留施設並びに浸透施設は、地面を掘り下げて形成したタンク部内に充填体を縦横及び上下方向に積み重ねて充填し、その上を被覆してなる雨水等の貯留並びに浸透施設であって、底面には堆積物を排出する溝を形成し、前記溝の適宜の位置にマンホールを設け、溝の上面に位置する適宜の位置に点検用充填体を配置し、点検作業者又は点検装置が溝内を移動して点検用充填体から施設内部を点検できるようにし、溝の上面には、マンホール及び点検用充填体の位置を除いて蓋が嵌着されており、前記蓋の上に充填体が積み重ねられていることを特徴とする
また、前記溝の底部は、勾配を設け、その最も深い位置にマンホールを設けることが好ましい。さらに、マンホールの幅又は奥行寸法は、点検用充填体の幅又は奥行寸法のそれぞれ倍数とし、点検用充填体の幅、奥行又は高さ寸法は、それぞれ充填体の倍数の大きさにすることが好ましい。
また、この発明に係る雨水等の貯留施設並びに浸透施設に使用する点検用充填体は、地面を掘り下げて形成したタンク部内に充填体を縦横及び上下方向に積み重ねて充填し、その上を被覆し、底面には堆積物を排出する溝を設けた雨水等の貯留並びに浸透施設に設ける点検用充填体であって、少なくとも隅部に柱部を設け、前記柱部の上部同士を縁枠で一体に連結し、前記縁枠によって囲繞された点検用充填体上部には点検用充填体の上方に載置される充填体の保持手段を設けたものである。なお、点検用充填体の幅、奥行又は高さ寸法が、それぞれ充填体の幅、奥行又は高さ寸法の倍数の大きさであることが好ましい。
タンク部の底面には、堆積物排出用の溝を形成したから、堆積物を容易に取り除くことができる。また、点検作業者又は点検装置が、マンホールから降り溝を移動して点検用充填体の内部から施設の内部を点検することができるから、タンク部内をいつもきれいに維持することができる。
以下に、この発明に係る雨水等の貯留並びに浸透施設の実施形態を詳細に説明する。図面は、一実施形態に係る貯留施設を示し、図1は、縦断面図、図2は、同じく横断面図、図3は、施設の底面を示す平面図、図4は、排出用溝の部分を示す一部拡大断面図である。
この貯留施設は、地面を掘り下げることによって地中にタンク部1を形成する。タンク部1の壁面は、図示する実施形態ではほぼ垂直に形成したが、ある程度の角度を持って上方が広がったテーパー面としてもよい。前記タンク部1は、底部及び壁面をコンクリート、樹脂シート又はゴムシート等による不透水層に形成する。底部2には、砂、泥、ごみ等の堆積物を排出する十字状の溝3を設けている。前記溝3は、図4に示すように、断面略U字状に形成されており、交差部6に向かって次第に深くなるように溝底に勾配が設けられている。前記交差部6には、溝3から排出された堆積物を溜めるピット8が形成されており、このピット8の上方にマンホール7が形成されることになる。
前記溝3は、堆積物を排出するとともに、点検作業者又は点検装置が後述する点検用充填体のところまで潜って移動できる大きさに形成されている。つまり、溝3は、点検用通路としても利用される。従って、点検用充填体のところで、溝3の深さが30〜150cm、幅が40〜100cmとするのが好ましく、少なくとも、通常の大人が這って移動できる大きさに形成する。また、溝3は、図5(a)に示すようにタンク内のコーナー部同士を十字状に結んだり、図5(b)に示すように複数の十字状にしたり、図5(c)に示すようにロ字状に設けたり、あるいは図3と図5(c)に示す溝を組み合わせた態様とすることもできる。
前記溝3の上面には、交差部6及び点検用充填体の部分を除いて蓋4が嵌着されている。前記蓋4は、溝3の上端に設けた段部5に嵌着されており、底部2と蓋3の上面とはほぼ同一面に形成されている。従って、蓋は、段部5に嵌着されているので、段部5が設けられていない溝の交差部6には、蓋は嵌着されることなく開口している。また、図3に示すように、点検用充填体が位置する部分でも蓋は嵌着されることなく開口している。蓋は、すのこ状構造体であって堆積物を透過させることができるように形成されている。蓋は、堆積物を透過させ、積み重ねた充填体等の荷重に耐えることができるものであればよく、すのこ状構造体に限定されるものではなく、小孔を穿設した板状体、メッシュ状構造体であってもよい。
前記交差部6には、蓋より上方にマンホール7が設けられている。マンホール7の幅又は奥行き寸法は、蓋の上にも充填体を縦横及び上下に積み重ねられるように、充填体の倍数の寸法に形成することが好ましい。マンホール7の構成については後述する。前記マンホール7を中心に充填体9が縦横及び上下に積み重ねられて充填されている。最上段の充填体9の上面には、小孔を穿設した土砂侵入防止板10が被着されており、さらに、礫層11、土層12が順次積層され、土層12の上面には芝生、花等の植物13が植えられている。従って、前記土砂侵入防止板10より上方の被覆層は透水性を有し、雨水等をタンク部1内に浸透させる。
なお、土砂侵入防止板10より上方の被覆層は、前記実施形態に限定されるものではなく、適宜公知の手段によって変更することは可能であり、また、土砂侵入防止板10に代えてゴムシートやプラスチックシート等により被覆し、不透水性の被覆層としてもよい。
次に、充填体9について説明する。図6に示すように、充填体9は、上下面が開口した複数の中空状柱部15を所定の間隔に配設し、前記配設した中空状柱部15の上部同士を連結材である桁17と縁枠18で一体に連結してなる。前記中空状柱部15を構成するパイプの下部は縮径して小径部18aとなし、積み重ねたとき下段の中空状柱部15の上端部に嵌合可能に形成してなる。前記連結材である桁17は縁枠18に対して斜め方向に設けられており、外周側の中空状柱部を連結する縁枠18は、前記桁17と略同じ高さ位置に設けられている。即ち、前記中空状柱部15のうち外周側に位置する中空状柱部15を前記桁とほぼ同じ高さ位置において、平面方形状縁枠18で連結したものである。
従って、前記中空状柱部15は、少なくとも縁枠18の四隅とその中間部及び中央部に配設されている。前記中空状柱部15を上記のように配設することによって平面における空隙率を高めることができ、空隙率95%以上とすることができる。なお、中間部及び中央部に配設される中空状柱部は、充填体が支持する荷重が小さい場合は中間部又は中央部のいずれか一方にのみ配設してもよく、充填体の大きさや充填体が支持する荷重を考慮して配設する数と位置を決定する。
前記中空状柱部15は、筒形パイプの上下面を開口してなり、内部には十字状に交差する補強リブ19を設けて形成されている。なお、補強リブ19は、省略することが可能であると共に、他の形状、例えば、井桁状に組み合わせたリブ構造としてもよい。
前記縁枠18は、前記桁17とほぼ同様の構造であって、下面が開口した二重壁構造体であって、内部には補強リブ(図示しない)が設けられている。前記縁枠18は、外周側に位置する中空状柱部15の一方を連結するとともに、充填体同士を並列させたとき相互に密接するように外側面は平面をなさしている。この実施形態においては、充填体9を水平方向において一体に連結する係合部20は入れ子方式に構成されている。即ち、係合部20は、断面コ字状縁枠18の一方の側面にT字型突起21を設け、対向する側面に前記T字型突起21が嵌合可能なT字型溝22を設けてなる。前記T字型溝22に水平方向において隣接する充填体9のT字型突起21を上方から挿入することによって一体に連結される。
上記実施形態における充填体9を運搬、保管する際には、中空状柱部を桁と桁との間の空隙に挿入することにより容積を減少させることができ、効率よく運搬、保管することができる。
この発明に係る雨水等の貯留並びに浸透施設に使用する充填体は、上記の実施形態に限定されるものではなく、公知の種々の充填体に置き換えることが可能である。例えば、図7(a)に示すように側壁が底部に向って小さくなるテーパー状に構成した容器状充填体、図7(b)に示すように平板を複数の連続する山型に折り曲げ、山頂部と谷部に嵌合部を設けた充填体、図7(c)に示すように基盤の一方の側から脚部を延在させた充填体、あるいは図7(d)に示すように矩形の傾斜板の上下に連結部を設けた充填体であってもよい。
図8は、この発明に係る点検用充填体30を示す。点検用充填体30は、図6に示す充填体9を応用したものであって、中空状柱部15のうち桁7及び縁枠18の下端面から突出した部分を切り落とし、四隅部に支柱31を設けたものである。なお、四隅部に新たに支柱31を設けることなく、図6に示す充填体9において縁枠18の四隅に連結している中空状柱部15のみを残して他の中空状柱部15の下端部を切り落とすことによって形成してもよい。
このように、充填体の内部に空間を設けることによって、下方から頭部を挿入して点検が可能になる。従って、点検用充填体30は、作業者の上半身、少なくとも頭部を挿入して確認できる大きさに下面が開口していることが必要である。点検用充填体30は、図示する実施形態では、充填体と同じ大きさに形成されているが、高さ、幅及び高さ寸法は、充填体の倍数とすることが好ましい。
また、図6に示す積重用の充填体9を応用して形成した点検用充填体は、中空状柱部の内部にコンクリート等を充填して補強することが好ましい。さらに、点検用充填体を積重用の充填体9を応用して形成した場合には、充填体と連結しながら縦横及び上下に積み重ねることができるから施工が極めて容易である。
図9及び図10は、点検用充填体の他の実施形態を示す。図9は、上枠35と下枠36の四隅を支柱37で連結した点検用充填体30Aの斜視図である。なお、上枠35と下枠36の間には、四隅の他に中間部に適宜複数の支柱を設けてもよいし、上枠35には、格子状の桁によって補強してもよい。図10は、枠40の内部に十字状の補強用桁41を設け、四隅に支柱42を下向きに設けてなる点検用充填体30Bの斜視図である。点検用充填体30Bにおいても、四隅の支柱42の間に適宜複数の支柱を設けてもよい。
点検用充填体30A、30Bのいずれにおいても、上面は開口させることなく小孔51を穿設した板状体50によって閉じた構造としてもよい。このように、上面を閉じた構造とした場合には、充填体をそのまま積み重ねることができる。この場合、小孔51の大きさ及び配置を点検用充填体の上方に載置する充填体の柱部の先端形状及び配置に合わせることによって、施工が容易になる。また、板状体50の構造は、特に限定されるものではなく、充填体が載置可能であればよいから、例えば、図6に示す充填体を利用し、中空状柱部の桁17及び縁枠18から下方に突出する部分を切り落として形成した板状体であってもよい。
図11は、マンホールの実施形態を示す一部を切り欠いた斜視図である。マンホール7は、タンク部1のほぼ中心部に設けられた溝3の交差部6の上方に配設され、角形のマンホールブロック43と蓋44によって構成されている。マンホール7の底部に堆積物を溜めるピット8が形成されている。マンホールブロック43と蓋44の平面寸法の大きさは、充填体のそれと同じであり、積み重ねた縦一列の充填体を取り除き、この取り除いた後の空間にマンホールブロック43を積み重ねてマンホール7を形成している。
マンホールブロック43の側面には透孔45、45が設けられており、さらに、互いにずれることなく積み重ねられるように、上面には突部46,下面には凹部47がそれぞれ設けられていて、突部46が凹部47に嵌合することによって連結される。前記構成のマンホールブロック33を充填体9と同じ高さ寸法に形成することによって、積み重ねた高さを充填体と同じ高さに調節することができる。
透孔45、45は、堆積物を取り除いた後の状況を確認する点検用窓であると共に、マンホール7を昇降する際に足を掛けたり、手で掴む梯子として利用できる。前記透孔45、45は、必ずしも四方に設ける必要はなく、マンホール7を配設する位置によって二方または三方に設けてもよい。前記蓋44は、マンホールブロック43の突部46に嵌着される。
なお、点検の作業者が昇降しやすいように、透孔45,45とは別に梯子(図示せず)を設けてもよい。
図12は、他の実施形態のマンホール7Aを示すもので、マンホールブロック43aと蓋44aとからなる。前記マンホール7が四角形に形成したのに対して、マンホール7Aは円形に形成した点が異なる。この実施形態のマンホール7Aでは、積み重ねたとき梯子の踏み子となるコ字状杆38をマンホールブロック43aの内面に形成してなる。他の構成は、マンホール7Aと同様であるので同一符号を付してその説明は省略する。
マンホール7,7Aは、上記のように構成したので、必要なときに蓋44,44aを開けてバキュームホースを挿入し、バキュームポンプを作動させてピット8に溜まった堆積物を吸引除去することができる。また、点検のために作業者又はCCDカメラを装備した遠隔操作可能な点検装置がマンホール内に降りて堆積物の除去状況を点検することができる。作業者又は点検装置は、マンホールに降りるときに透孔45,45から堆積物を確認することができると共に、溝3内を移動して点検用充填体30,30A,30B内に作業者の頭又はCCDカメラを入れて容易に点検することができる。
なお、マンホールは実施形態に限定されるものではなく、公知構造の一体に形成したものであってもよく、また、タンク部の大きさにより2個以上設けてもよい。
上記実施形態では、タンク部1内の積み重ねた充填体の適宜の位置に噴射孔を設けた散水管を配設し、前記散水管に高圧水を噴射させるポンプを設置する構成については図示するのを省略したが、タンク部の上方に適宜設けることができるのは勿論である。高圧水を噴射することによって、充填体の表面に堆積した堆積物を洗い落として溝3内に流し込み、底部のピット8から吸い上げて除去すればよい。
また、上記実施形態では、地面を掘り下げて底部及び壁面をコンクリート、樹脂シート又はゴムシート等による不透水層に形成したタンク部1を有する雨水等の貯留施設について説明したが、雨水等が地中に浸透するように透水層を形成したタンク部を有する雨水等の浸透施設としてもよい。雨水等の浸透施設とする場合には、地面を掘り下げて底部に砂利等を敷き詰め、中間部が次第に深くなるように勾配を設けた溝をコンクリートにより形成し、溝には蓋を被せてその上に充填体を縦横及び上下方向に積み重ねればよい。
このように、雨水等の浸透施設とした場合には、雨水を一定時間貯留した後、河川等に順次放流したり、積極的に地下に浸透させることができるので、地下水への還元となる。
この発明に係る雨水等の貯留施設及び浸透施設の実施形態を示す縦断面図である。 同じく横断面図である。 タンク部の底面を示す平面図である。 排出用溝の部分を示す一部拡大断面図である。 他の実施形態を示すタンク部の底面を示す平面図である。 充填体の実施形態を示す斜視図である。 充填体の他の実施形態を示す斜視図又は断面図である。 充填体の他の実施形態を示す斜視図である。 点検用充填体の斜視図である。 さらに他の実施形態の点検用充填体を示す斜視図である。 四角形としたマンホールの説明用斜視図である。 円形としたマンホールの説明用斜視図である。
1:タンク部
2:底部
3:溝
4:蓋
5:段部
6:交差部
7:マンホール
8:ピット
:充填体
10:土砂侵入防止板
11:礫層
12:土層
13:植物
15、26:中空状柱部
17:桁
18:縁枠
19:補強リブ
20:係合部
21:T字型突起
22:T字型溝
26:連結板
30、30A、30B:点検用充填体
31:支柱
43:マンホールブロック
44:蓋
45:透孔
46:突部
47:下向き段部

Claims (6)

  1. 地面を掘り下げて形成したタンク部内に充填体を縦横及び上下方向に積み重ねて充填し、その上を被覆してなる雨水等の貯留並びに浸透施設であって、底面には堆積物を排出する溝を形成し、前記溝の適宜の位置にマンホールを設け、溝の上面の適宜の位置に点検用充填体を配置し、点検作業者又は点検装置が溝内を移動して点検用充填体から施設内部を点検できるようにし、
    溝の上面には、マンホール及び点検用充填体の位置を除いて蓋が嵌着されており、前記蓋の上に充填体が積み重ねられていることを特徴とする雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  2. 溝の底部は勾配を設け、その最も深い位置にマンホールを設けたことを特徴とする請求項1に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  3. マンホールの幅又は奥行寸法は、それぞれ充填体の幅又は奥行寸法の倍数の大きさであることを特徴とする請求項1又は2に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  4. 点検用充填体の幅、奥行又は高さ寸法は、それぞれ充填体の幅、奥行又は高さ寸法の倍数の大きさであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雨水等の貯留施設並びに浸透施設。
  5. 地面を掘り下げて形成したタンク部内に充填体を縦横及び上下方向に積み重ねて充填し、その上を被覆し、底面には堆積物を排出する溝を設けた雨水等の貯留並びに浸透施設に設ける点検用充填体であって、
    少なくとも隅部に柱部を設け、前記柱部の上部同士を縁枠で一体に連結し、前記縁枠によって囲繞された点検用充填体上部には点検用充填体の上方に載置される充填体の保持手段を設けたことを特徴とする点検用充填体。
  6. 点検用充填体の幅、奥行又は高さ寸法が、それぞれ充填体の幅、奥行又は高さ寸法の倍数の大きさであることを特徴とする請求項5に記載の点検用充填体。
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