JP5064308B2 - 手動変速機の操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両などに用いられる手動変速機の操作装置に関する。
歯車同期噛合式の手動変速機では前進4〜7速程度の変速段を構成するためにそれぞれ変速歯車対が設けられ、各変速歯車対はシンクロメッシュ機構により選択的に噛合結合されるのが一般的になっている。この手動変速機の変速操作を行う操作装置は、複数のシンクロメッシュ機構を操作する各フォーク軸と、フォーク軸の1本を選択して駆動するシフトアンドセレクト軸と、運転者が操作するシフトレバーと、シフトレバーからシフトアンドセレクト軸へ操作力を伝達する操作伝達機構と、を備えている。シフトアンドセレクト軸は、周方向に揺動及び軸方向に移動し、いずれか一方の動作で複数本のフォーク軸のうち1本を選択し(セレクト操作)、他方の動作で選択したフォーク軸を軸方向に移動させる(シフト操作)構造が多用される。シンクロメッシュ機構では、フォーク軸によりスリーブがシフト操作されると、内部の摺動機構で入力側と出力側とが摩擦係合して同期した後、嵌合機構で入力側と出力側とが連結されて変速段が形成される。シンクロメッシュ機構のシフト操作の過程において必要とされる操作力は一定ではない。また、摩擦係合や嵌合結合の際に反力が発生してシフトレバーまで逆行する。
このようなシンクロメッシュ機構の操作力や反力の変動を緩和して、シフト操作時のシフトフィーリングを向上することへの要求が高まっている。本願出願人は、この要求に対応した技術の例を特許文献1及び特許文献2に開示している。特許文献1の自動車用手動変速機のシフト装置は、シフトアンドセレクト軸を中心に揺動するアウターレバーに、さらに慣性レバー及び慣性マスを設けて揺動させ、慣性作用によりシフトフィーリングを向上している。また、特許文献2の手動変速機の変速機構は、揺動する慣性レバー上で慣性マスが相対移動するよう構成されており、変速操作時の慣性を大きくし、かつ通常時の慣性を小さくすることでびびり振動を減少させている。
特開2003−106449号公報 特開2008−32158号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2の技術は、シフトアンドセレクト軸の周方向の揺動でフォーク軸をシフト操作する構成の操作装置を対象としており、軸方向の移動でフォーク軸をシフト操作する構成の操作装置には適用することができない。
また、慣性レバーや慣性マスは、その動作を滑らかなものとするために、ある程度のクリヤランスを設けて組み付けられている。さらに、部材製作上の公差や組み付け作業性の面でもクリヤランスは必要とされている。ところが、クリヤランスを有するがゆえに、慣性作用に遅れやがたつきが生じて十分な効果の得られないおそれがある。例えば、シフトアンドセレクト軸の軸方向移動速度が減少した場合、慣性レバーや慣性マスはクリヤランス分を移動する時間だけ遅れて追随するため、この間は慣性作用が働かず、反力は直接シフトレバーまで逆行してシフトフィーリングを低下させる。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動によるシフト操作を滑らかにし、かつ製作上必要とされるクリヤランスに影響されずにシフトフィーリングを向上することのできる手動変速機の操作装置を提供する。
本発明の手動変速機の操作装置は、ハウジングに軸方向に移動可能に保持されるとともに、いずれか1本が軸方向に移動することにより複数の変速ギヤ対のうち1対を選択的に噛合結合させる複数本の操作軸と、その外周側に周方向に延びる係合溝を有し、該ハウジングに保持されるとともに、周方向に揺動することにより複数本の該操作軸のうち1本を選択し、軸方向に移動することにより選択した該操作軸を軸方向に移動させるシフトアンドセレクト軸と、該シフトアンドセレクト軸を手動で操作する操作部と、その一端に該シフトアンドセレクト軸の該係合溝内に位置する係合ピンを有し、該ハウジングに揺動可能に枢支されるとともに、該シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動に伴って揺動する慣性体と、該慣性体の該係合ピンに揺動可能に設けられるとともに、該シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動に伴い該係合溝の一方の内面に押圧されて揺動しかつ該係合溝の両内面に当接する揺動当接部材とを備え、揺動当接部材は、係合ピンの中心を揺動中心軸として揺動するとともに、該係合溝の溝幅よりも小さな部材幅で平行しかつ慣性体の被枢支点からみて該揺動中心軸よりも遠くに位置する2つの当接面を有することを特徴とする。
上記本発明によれば、運転者が操作部で変速操作を行うと、シフトアンドセレクト軸はまず周方向に揺動して操作軸のうち1本をセレクト操作し、続いて軸方向に移動して選択した操作軸をシフト操作する。シフト操作された操作軸は、特定の変速ギヤ対を噛合結合させるが、このときに必要とされる操作力及び逆行する反力は時間的に変動する。一方、シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動に伴って、軸の係合溝に係合ピンで係合された慣性体が揺動する。つまり、操作軸のシフト操作と慣性体の揺動とが同時に進行する。慣性体はハウジングに枢支されており、被枢支点を中心とする慣性モーメントを有している。したがって、慣性体の揺動は、シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動及び操作軸のシフト操作に慣性作用を付与する。つまり、慣性体の揺動の勢いが操作力及び反力の変動を緩和するので、運転者側での操作力の変動が緩和され、変速操作は滑らかなものとなってシフトフィーリングが向上する。
さらに本発明では、慣性体の係合ピンに揺動可能に揺動当接部材を設ける。シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動に伴い、揺動当接部材は係合溝の一方の内面に押圧される。押圧された揺動当接部材は、揺動して係合溝内で両内面に当接する。つまり、揺動当接部材が係合溝の溝幅全体を占めて、クリヤランスを無くす。したがって、シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動速度が変化したときには、即時に慣性体の慣性作用が働き、従来のような時間遅れは解消される。
前記揺動当接部材は、前記係合ピンの中心を揺動中心軸として揺動するとともに、該係合溝の溝幅よりも小さな部材幅で平行しかつ前記慣性体の被枢支点からみて該揺動中心軸よりも遠くに位置する2つの当接面を有する、ことが好ましい。
また、揺動当接部材は、係合ピンの中心を揺動中心軸として揺動するとともに、該係合溝の溝幅よりも小さな部材幅で平行しかつ前記慣性体の被枢支点からみて該揺動中心軸よりも遠くに位置する2つの当接面を有している。
本発明は、シンクロメッシュ機構を用いて変速ギヤ対を選択的に噛合結合する歯車同期噛合式手動変速機に適用することが好ましく、効果も顕著である。ただし、これに限定されるものではない。
本発明の手動変速機の操作装置では、シフトアンドセレクト軸と慣性体とを揺動当接部材を介して係合させ、シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動により操作軸のシフト操作と慣性体の揺動とが同時に進行するように構成した。したがって、慣性体の揺動による慣性作用により操作力及び反力の変動を緩和することができる。さらに、揺動当接部材の陽動によりシフトアンドセレクト軸と慣性体との間のクリヤランスが無くなるので、慣性作用の時間遅れを解消することができ、運転者の変速操作は滑らかなものとなってシフトフィーリングが向上する。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図4を参考にして説明する。図1は本発明の実施例の手動変速機の操作装置1を変速機の側面からみた図であり、図2は操作装置1を変速機の後ろ側からみた図である。また、図3は、シフトアンドセレクト軸の係合溝39と慣性体4の係合ピン5及び揺動当接部材6とを示す部分拡大断面図である。実施例の手動変速機の操作装置1は、シフトアンドセレクト軸2、慣性体4、揺動当接部材6、図略の3本のフォーク軸、図略の操作部、により構成されている。なお、図1中の実線はシフトアンドセレクト軸2が左右どちらにも移動していないニュートラル位置にあるときを示し、破線はシフトアンドセレクト軸2が軸方向左右に移動したときを示している。
シフトアンドセレクト軸2は、変速機後ろ側のエクステンションハウジング71と、破線で一部を示した本体ハウジング75とにより変速機上側に軸支され、周方向に揺動及び軸方向に移動可能とされている。図1に示されるように、シフトアンドセレクト軸2の図中右側のエクステンションハウジング71の外側には、サポート部材3が一体的に設けられている。サポート部材3は、図3に示されるように、シフトアンドセレクト軸2を周回する筒状部31と、筒状部31から図中下方に向けて平行に延設される2枚の板状の溝形成部33、34と、で形成されている。筒状部31は、頂部に設けられた取付孔32でシフトアンドセレクト軸2にねじ留めまたはピン圧入により固定されている。また、2枚の溝形成部33、34は、シフトアンドセレクト軸2の軸線に直交するように平行に配設され、その間に周方向に延びる溝幅W1の係合溝39を形成している。
シフトアンドセレクト軸2の図1の左延長側にはインナーレバーが設けられ、インナーレバーに係脱可能に図略の3本のフォーク軸が設けられている。3本のフォーク軸は、本体ハウジング75に軸方向に移動可能に保持されており、軸方向の移動によりそれぞれシンクロメッシュ機構のスリーブをシフト操作するように構成されている。
また、シフトアンドセレクト軸2は、図略の操作部により操作されるようになっている。操作部は、運転者が操作を行う操作レバーと、操作レバーからシフトアンドセレクト軸2まで操作力を伝達する操作ケーブルと、により構成されている。そして、操作部がシフトアンドセレクト軸2を周方向に揺動すると、インナーレバーが3本のフォーク軸のうち1本に係合してセレクト操作するようになっている。また、操作部がシフトアンドセレクト軸2を軸方向左右に移動させると、インナーレバーは係合しているフォーク軸を左右にシフト操作するようになっている。
一方、図1に示されるように、エクステンションハウジング71の外側側面の略中間高さには慣性体4が枢支されている。慣性体4は、慣性体本体41、第1及び第2慣性マス47、48、係合ピン5、で構成されている。図1に示されるように、慣性体本体41は中央に被枢支孔42を有するとともに、上方に延設される係合アーム部43、図中左下方に延設される第1慣性アーム部44、図中右方に延設される第2慣性アーム部45を有している。被枢支孔42は、エクステンションハウジング71に突設されている枢支ボス72により枢支されている。つまり、慣性体4は枢支ボス72の中央の枢支軸Xを中心にして、図1で時計回り及び反時計回りに揺動するようになっている。
また、第1慣性アーム部44の先には塊状の第1慣性マス47が固設され、第2慣性アーム部45の先には塊状の第2慣性マス48が固設されている。慣性体4は、機械力学の示すところにより枢支軸Xを中心とする慣性モーメントを有している。慣性アーム部44、45及び慣性マス47、48は、この慣性モーメントを大幅に増加させ、慣性作用の効果を高める役割を有している。係合アーム部43は、図2に示されるように途中で折れ曲がって上方に延設され、その上端には係合ピン5が一体的に設けられている。係合ピン5は、その長さ方向が図2の左右方向とされ、図3に示されるように溝形成部33、34間の係合溝39内に配置されている。
揺動当接部材6は、図3の断面図に示されるように左右対称で、その中央に慣性体4の係合ピン5が貫通する貫通孔61を有し、係合ピン5の中央を揺動中心軸Yとして揺動するように形成されている。また、揺動当接部材6は、係合溝39の溝幅W1に対してわずかなクリヤランスCL分だけ小さな部材幅W2で平行するとともに、係合溝39の両内面35、36にそれぞれ向かい合う当接面62、63を有している。当接面62、63は、図3の下側にある枢支軸Xからみて揺動中心軸Yよりも遠い上方側に位置している。揺動当接部材6の当接面62、63から下側は、下方に向かうにつれて徐々に縮幅されている。
図3において、係合ピン5は枢支軸Xを中心にして揺動し、揺動当接部材6は揺動中心軸Yを中心にして揺動するようになっている。
次に、上述のように構成された本発明の実施例の手動変速機の操作装置1の動作、作用について説明する。
図1のシフトアンドセレクト軸2がニュートラル位置にある状態で運転者が変速操作を開始すると、シフトアンドセレクト軸2が周方向に揺動してフォーク軸のうち1本をセレクト操作する。このとき、図2に矢印Rで示されるように、シフトアンドセレクト軸2とともにサポート部材3が揺動するが、係合溝の両内面35、36は揺動当接部材6をすり抜けて相対移動する。したがって、係合ピン5は移動せず、慣性体4は揺動しない。つまり、慣性体4の重量は、セレクト操作に関与せず、セレクトフィーリングを低下させない。
続いて、図1に矢印S1−S2で示されるようにシフトアンドセレクト軸2が軸方向左右に移動して選択した操作軸をシフト操作する。このとき、図3に矢印T1−T2で示される方向にサポート部材3が移動し、係合溝39の両内面35、36は揺動当接部材6を押圧し、係合ピン5が移動する。すると、慣性体4の係合アーム部43が操作されて、慣性体4全体が、図1に矢印U1−U2、V1−V2で示されるように揺動する。シフト操作開始時の所要操作力は、シフトアンドセレクト軸2及びフォーク軸を軸方向に動かし始める力と、慣性モーメントに抗して慣性体4を動かし始める力との和となる。
次に、揺動当接部材6の動作、作用について、図4を参考にして説明する。揺動当接部材6は左右対称形でありかつ左右いずれにも移動し得るので、左方に移動する場合を代表に説明する。図4は、シフトアンドセレクト軸2が左方に移動したときの動作、作用を説明する図である。
図4で、シフトアンドセレクト軸2が左方に移動する(矢印S1方向)と、サポート部材3も共に移動する(矢印T1方向)。サポート部材3の右側の溝形成部34の内面36は、揺動当接部材6の右側の当接面63を荷重Fで左方に押圧する。当接面63は揺動中心軸Yよりも上方側に位置しているので、荷重Fは、揺動中心軸Yに向かう力F1と、揺動中心軸Y回りの回転力F2とに分解して考えることができる。揺動中心軸Yに向かう力F1は係合ピン5に作用して、慣性体4全体を反時計回りに揺動させる(図中矢印K1)。揺動中心軸Y回りの回転力F2は揺動当接部材6に作用して、反時計回りに揺動させる(図中矢印L1)。揺動した揺動当接部材6は、係合溝39に対して傾斜し、その左側の当接面62が右側の溝形成部33の内面35に当接する。つまり、揺動当接部材6は係合溝39の両内面に35、36に当接して、クリヤランスCLが無くなる。
このクリヤランスCLが無い状態で、フォーク軸のシフト操作と慣性体4の揺動とが同時に進行する。すると、操作力や反力が変動してシフトアンドセレクト軸2の移動速度が変化したとき、即時に慣性体4の揺動の勢いが操作力及び反力の変動を緩和する。したがって、運転者側での操作力の変動が低減され、変速操作は滑らかなものとなってシフトフィーリングが向上する。
シフトアンドセレクト軸2が右方に移動するときには、揺動当接部材6は時計回りに揺動し、反時計回りの場合と同等の動作、作用を生じることは当然である。
本発明の実施例の手動変速機の操作装置を変速機の側面からみた図である。 図1の実施例の操作装置を変速機の後ろ側からみた図である。 シフトアンドセレクト軸の係合溝と慣性体の係合ピン及び揺動当接部材とを示す部分拡大断面図である。 シフトアンドセレクト軸が左方に移動したときの動作、作用を説明する図である。
符号の説明
1:手動変速機の操作装置
2:シフトアンドセレクト軸
3:サポート部材
31:筒状部 33、34:溝形成部
35、36:内面 39:係合溝
4:慣性体
41:慣性体本体 42:被枢支孔 43:係合アーム部
44:第1慣性アーム部 45:第2慣性アーム部
47:第1慣性マス 48:第2慣性マス
5:係合ピン
6:揺動当接部材
61:貫通孔 62、63:当接面
71:エクステンションハウジング 72:枢支ボス
X:慣性体を枢支する枢支軸
Y:揺動当接部材の揺動中心軸

Claims (2)

  1. ハウジングに軸方向に移動可能に保持されるとともに、いずれか1本が軸方向に移動することにより複数の変速ギヤ対のうち1対を選択的に噛合結合させる複数本の操作軸と、
    その外周側に周方向に延びる係合溝を有し、該ハウジングに保持されるとともに、周方向に揺動することにより複数本の該操作軸のうち1本を選択し、軸方向に移動することにより選択した該操作軸を軸方向に移動させるシフトアンドセレクト軸と、
    該シフトアンドセレクト軸を手動で操作する操作部と、
    その一端に該シフトアンドセレクト軸の該係合溝内に位置する係合ピンを有し、該ハウジングに揺動可能に枢支されるとともに、該シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動に伴って揺動する慣性体と、
    該慣性体の該係合ピンに揺動可能に設けられるとともに、該シフトアンドセレクト軸の軸方向の移動に伴い該係合溝の一方の内面に押圧されて揺動しかつ該係合溝の両内面に当接する揺動当接部材とを備え
    前記揺動当接部材は、前記係合ピンの中心を揺動中心軸として揺動するとともに、該係合溝の溝幅よりも小さな部材幅で平行しかつ前記慣性体の被枢支点からみて該揺動中心軸よりも遠くに位置する2つの当接面を有する、ことを特徴とする手動変速機の操作装置。
  2. 前記複数本の操作軸は、シンクロメッシュ機構のスリーブを操作するフォーク軸である請求項1に記載の手動変速機の操作装置。
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