JP2003106449A - 自動車用手動変速機のシフト装置 - Google Patents

自動車用手動変速機のシフト装置

Info

Publication number
JP2003106449A
JP2003106449A JP2001301701A JP2001301701A JP2003106449A JP 2003106449 A JP2003106449 A JP 2003106449A JP 2001301701 A JP2001301701 A JP 2001301701A JP 2001301701 A JP2001301701 A JP 2001301701A JP 2003106449 A JP2003106449 A JP 2003106449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
lever
inertial
manual transmission
automobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001301701A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
裕之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AI Co Ltd
Original Assignee
Aisin AI Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AI Co Ltd filed Critical Aisin AI Co Ltd
Priority to JP2001301701A priority Critical patent/JP2003106449A/ja
Publication of JP2003106449A publication Critical patent/JP2003106449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/24Providing feel, e.g. to enable selection
    • F16H2061/246Additional mass or weight on shift linkage for improving feel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 慣性マスの及ぼす効果を大きくするととも
に、慣性マスとして大きなマスを不要にして、セレクト
操作における影響を抑制し、上部のスペースを従来に比
べて小さくすること。 【解決手段】 一端にシフトケーブル4が係止されシフ
トおよびセレクトシャフト1の軸を中心にして揺動する
アウターレバー2がシフトおよびセレクトシャフト1の
軸方向に移動する自動車用手動変速機のシフト装置にお
いて、前記アウターレバー2に係合して慣性マス5が配
設され、前記アウターレバー2に対して直交関係に配設
され、前記アウターレバー2の揺動に応じて揺動する慣
性レバー6を備えている自動車用手動変速機のシフト装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一端にシフトケー
ブルが係止されシフトおよびセレクトシャフトの軸を中
心にして揺動するアウターレバーがシフトおよびセレク
トシャフトの軸方向に移動する自動車用手動変速機のシ
フト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手動変速機へのシフトフィーリン
グ向上の要求が高まっているが、特にシフト操作時のピ
ーク荷重が「ゴリゴリ感」「引っ掛かり感」としてシフ
トフィーリングを悪化させていることが分かっている。
【0003】その為、従来よりシフトノブの中やコント
ロールシャフト周辺に重り(ウエイト)を付加し、その
慣性によりピーク荷重を低減し、滑らかなシフトフィー
リングを得る手法が用いられている。
【0004】すなわち従来の第1の自動車用手動変速機
のシフト装置は、図11に示されるように一端にシフト
ケーブルCが係止されシフトおよびセレクトシャフトS
を中心にして揺動するアウターレバーLの他端に直接慣
性マスMが配設され、該慣性マスMの慣性によりピーク
荷重を低減し、滑らかなシフトフィーリングを得るもの
であった。
【0005】また従来の第2の自動車用手動変速機のシ
フト装置は、図12に示されるように一端にシフトケー
ブルCが係止されシフトおよびセレクトシャフトSを中
心にして揺動するアウターレバーLに対して、慣性マス
Mが配設された連動する慣性レバーILを平行に配置す
るものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の第1の自動
車用手動変速機のシフト装置は、前記アウターレバーL
上に直接慣性マス(付加質量)Mを取付けるものである
為、前記慣性マスMが及ぼす効果が小さいという問題が
あった。
【0007】前記アウターレバーLに同じ質量の前記慣
性マスMを付けても、前記ケーブルC上に伝わる慣性効
果(等価質量)が小さいとともに、必要な慣性効果を得
る為には、前記慣性マスMとして大きなマスが必要にな
るという問題があった。
【0008】前記シフトおよびセレクトシャフトS上に
前記慣性マスMが取付く為、慣性効果が必要なシフト操
作のみでなくセレクト操作においても影響が出てしまう
という問題があった。
【0009】また上記従来の第2の自動車用手動変速機
のシフト装置は、前記アウターレバーLと慣性レバーI
Lとが連動して平行に配置されるものである為、図12
の上方向のスペースが大きくなるという問題があった。
【0010】図12に示されるようなシフトアンドセレ
クトシャフトが横置きの手動変速機において、変速機の
上に配置されている「バッテリー」「エアクリーナー」
等とのクリアランスが十分取れないことになる。
【0011】またシフトアンドセレクトシャフトが縦置
きの手動変速機においても、このスペース増加による搭
載性の制限は無視できないものである。
【0012】上記従来の第1および第2の装置において
は、本来、各シフト毎にシフト特性は異なる為、それぞ
れの特性にあった慣性効果が必要であるが、前記慣性マ
スMによる慣性効果(等価質量)が、すべての変速段に
おいて同じとなってしまう。
【0013】例として、第1速・ファースト(1st)
および第2速・セカンド(2nd)のロー(LOW)シ
フトは、一般的にシフト操作荷重が大きい為、そのピー
ク荷重を低減するには大きな慣性効果が必要であるとい
う問題があった。
【0014】その逆に、第5速(5th)および第6速
(6th)のハイ(HIGH)シフトは、一般的にシフ
ト操作荷重が小さい為、大きな慣性をつけるとシフト操
作時に「重さ」「だるさ」が顕著に出てしまうという問
題があった。
【0015】そこで本発明者は、一端にシフトケーブル
が係止されシフトおよびセレクトシャフトの軸を中心に
して揺動するアウターレバーがシフトおよびセレクトシ
ャフトの軸方向に移動する自動車用手動変速機のシフト
装置において、前記アウターレバーに係合して慣性マス
が配設された慣性レバーを前記アウターレバーのセレク
ト方向に延在させて配設して、前記アウターレバーの揺
動に応じて揺動するという本発明の技術的思想に着眼
し、更に研究開発を重ねた結果、シフトフィーリング向
上の為に、コントロールシャフトへ重りを付加した時に
生じる問題点を解決することを目的とするもので、前記
慣性マスの及ぼす効果を大きくするとともに、慣性マス
として大きなマスを不要にして、セレクト操作における
影響を抑制し、上部のスペースを従来に比べて小さくす
るという目的を達成する本発明に到達した。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の自動車用手動変速機のシフト装置は、一
端にシフトケーブルが係止されシフトおよびセレクトシ
ャフトの軸を中心にして揺動するアウターレバーがシフ
トおよびセレクトシャフトの軸方向に移動する自動車用
手動変速機のシフト装置において、前記アウターレバー
に係合して慣性マスが配設され、前記アウターレバーの
セレクト方向に延在して配設され、前記アウターレバー
の揺動に応じて揺動する慣性レバーを備えているもので
ある。
【0017】本発明(請求項2に記載の第2発明)の自
動車用手動変速機のシフト装置は、前記第1発明におい
て、前記慣性レバーが、前記アウターレバーに対して直
交関係に配設されているものである。
【0018】本発明(請求項3に記載の第3発明)の自
動車用手動変速機のシフト装置は、前記第2発明におい
て、前記慣性レバーが、前記アウターレバーの前記シフ
トおよびセレクトシャフトの軸方向の移動を許容するよ
うに形成されている長穴を備えているものである。
【0019】本発明(請求項4に記載の第4発明)の自
動車用手動変速機のシフト装置は、前記第3発明におい
て、前記慣性レバーが、前記シフトおよびセレクトシャ
フトの軸方向に平行に配設されているものである。
【0020】本発明(請求項5に記載の第5発明)の自
動車用手動変速機のシフト装置は、前記第4発明におい
て、前記慣性レバーが、一端に慣性マスが配設され他端
の支持ピンを中心に揺動するとともに、中央部に形成さ
れた前記長穴を備えているものである。
【0021】本発明(請求項6に記載の第6発明)の自
動車用手動変速機のシフト装置は、前記第4発明におい
て、前記慣性レバーが、一端に慣性マスが配設され他端
に前記長穴が形成されているとともに、中央部の支持ピ
ンを中心に揺動するものである。
【0022】本発明(請求項7に記載の第7発明)の自
動車用手動変速機のシフト装置は、前記第5発明または
第6発明において、前記慣性レバーの揺動中心である前
記支持ピンが、シフト位置に応じて変化し得るように構
成されているものである。
【0023】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
自動車用手動変速機のシフト装置は、一端にシフトケー
ブルが係止されシフトおよびセレクトシャフトの軸を中
心にして揺動するアウターレバーがシフトおよびセレク
トシャフトの軸方向に移動する自動車用手動変速機のシ
フト装置において、前記アウターレバーに係合して慣性
マスが配設された前記慣性レバーを前記アウターレバー
のセレクト方向に延在させて配設して、前記アウターレ
バーの揺動に応じて揺動するので、前記慣性マスの及ぼ
す効果を大きくするとともに、慣性マスとして大きなマ
スを不要にして、セレクト操作における影響を抑制し、
上部のスペースを従来に比べて小さくするという効果を
奏する。
【0024】上記構成より成る第2発明の自動車用手動
変速機のシフト装置は、前記第1発明において、前記慣
性レバーが、前記アウターレバーに対して直交関係に配
設されているので、前記アウターレバーに係合して慣性
マスが配設された前記慣性レバーを前記アウターレバー
のセレクト方向に延在させて配設して、前記アウターレ
バーの揺動に応じて揺動するので、前記慣性マスの及ぼ
す効果を大きくするとともに、慣性マスとして大きなマ
スを不要にして、セレクト操作における影響を抑制し、
上部のスペースを従来に比べて小さくするという効果を
奏する。
【0025】上記構成より成る第3発明の自動車用手動
変速機のシフト装置は、前記第2発明において、前記慣
性レバーが、前記アウターレバーの前記シフトおよびセ
レクトシャフトの軸方向の移動を許容するように形成さ
れている長穴を備えているので、セレクト操作における
影響を抑制するという効果を奏する。
【0026】上記構成より成る第4発明の自動車用手動
変速機のシフト装置は、前記第3発明において、前記慣
性レバーが、前記シフトおよびセレクトシャフトの軸方
向に平行に配設されているので、上部のスペースを従来
に比べて小さくするという効果を奏する。
【0027】上記構成より成る第5発明の自動車用手動
変速機のシフト装置は、前記第4発明において、前記慣
性レバーが、一端に慣性マスが配設され他端の支持ピン
を中心に揺動するとともに、中央部に形成された前記長
穴を備えているので、各セレクト位置毎に慣性マスの効
果を変えることが出来るため、シフト荷重に応じたマス
効果を実現するという効果を奏する。
【0028】上記構成より成る第6発明の自動車用手動
変速機のシフト装置は、前記第4発明において、前記慣
性レバーが、一端に慣性マスが配設され他端に前記長穴
が形成されているとともに、中央部の支持ピンを中心に
揺動するので、前記慣性レバーの一端に配設される慣性
マスの位置および有効アーム長を自由に設定することが
出来るという効果を奏する。
【0029】上記構成より成る第7発明の自動車用手動
変速機のシフト装置は、前記第5発明または第6発明に
おいて、前記慣性レバーの揺動中心である前記支持ピン
が、シフト位置に応じて変化するので、同一セレクト位
置における各シフト位置に応じた前記慣性マスのマス効
果を実現するという効果を奏する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0031】(第1実施形態)本第1実施形態の自動車
用手動変速機のシフト装置は、図1ないし図5に示され
るように一端にシフトケーブル4が係止されシフトおよ
びセレクトシャフト1の軸を中心にして揺動するアウタ
ーレバー2がシフトおよびセレクトシャフト1の軸方向
に移動する自動車用手動変速機のシフト装置において、
前記アウターレバー2に係合して慣性マス5が配設さ
れ、前記アウターレバー2に対して直交関係に配設さ
れ、前記アウターレバー2の揺動に応じて揺動する慣性
レバー6を備えているものである。
【0032】シフトおよびセレクトシャフト1は、自動
車用手動変速機のケースハウジング100の上部に水平
に介挿され、シフト操作を可能にする回転およびセレク
ト操作を可能にする軸方向の移動を可能にするものであ
る。
【0033】前記アウターレバー2は、クランク状の部
材20によって構成され、前記シフトおよびセレクトシ
ャフト1の一端に中央部が係止され、下端21にシフト
ケーブル4がシフトケーブル結合ピン3によって係止さ
れ、上端に球状部22が形成されている。
【0034】前記慣性レバー6は、直線状の部材60に
よって構成され、左端が支持ピン8によってケースハウ
ジング100の上面に揺動自在に係止され、前記シフト
およびセレクトシャフト1の軸方向に平行に配設され、
前記支持ピン8を中心に揺動するものである。
【0035】前記慣性レバー6は、右端に所定重量mの
慣性マス5が配設され、中央部にセレクト操作に応ずる
前記アウターレバーの前記シフトおよびセレクトシャフ
トの軸方向の移動を許容する長円形の長穴61が形成さ
れ、前記アウターレバー2のボールシート9が被覆され
た慣性レバー係合ピン7としての上端の球状部22が前
記長穴61内に挿入されているものである。
【0036】前記慣性マス5による効果は、前記慣性マ
ス5の質量mに基づき、図3に示される式に従い決定さ
れる。上記式中 Mは、前記慣性マス5の効果であるケーブル上の等価質
量 mは、前記慣性マス5の質量 Aは、前記シフトおよびセレクトシャフト1の軸心から
前記アウターレバー2の上端の球状部22の中心までの
長さ aは、前記シフトおよびセレクトシャフト1の軸心から
前記アウターレバー2の下端のシフトケーブル結合ピン
31の中心までの長さ Bは、支持ピン8の中心から前記慣性マス5を支持する
支持ピンの中心までの長さ bは、支持ピン8の中心から前記慣性レバー6の前記長
穴61に挿入された前記アウターレバー2の上端の球状
部22の中心までの長さ である。
【0037】上記構成より成る本第1実施形態の自動車
用手動変速機のシフト装置は、前記慣性レバー6が、前
記アウターレバー2に対して直交関係に配設されている
ので、前記アウターレバー2に係合して前記慣性マス5
が配設された前記慣性レバー6を前記アウターレバー2
のセレクト方向に延在させて配設して、前記アウターレ
バー2の揺動に応じて揺動するので、前記慣性マス5の
及ぼす効果を大きくするとともに、前記慣性マス5とし
て大きなマスを不要にして、セレクト操作における影響
を抑制し、上部のスペースを従来に比べて小さくすると
いう効果を奏する。
【0038】また本第1実施形態の自動車用手動変速機
のシフト装置は、前記慣性レバー6に形成されている前
記長穴61が、前記アウターレバー2の前記シフトおよ
びセレクトシャフト1の軸方向の移動を許容するので、
セレクト操作における影響を抑制するという効果を奏す
る。
【0039】さらに本第1実施形態の自動車用手動変速
機のシフト装置は、前記慣性レバー6が、前記シフトお
よびセレクトシャフト1の軸方向に平行に配設されてい
るので、上部のスペースを従来に比べて小さくするとい
う効果を奏する。
【0040】また本第1実施形態の自動車用手動変速機
のシフト装置は、前記慣性レバー6が、一端に前記慣性
マス5が配設され他端の支持ピン8を中心に揺動すると
ともに、中央部に前記長穴61が形成されているので、
各セレクト位置毎に前記慣性マス5の効果を変えること
が出来るため、シフト荷重に応じたマス効果を実現する
という効果を奏する。
【0041】すなわち本第1実施形態においては、前記
アウターレバー2と前記慣性レバー6が、互いに直交す
ることで、図1における上方向に大きなスペースを必要
としない。
【0042】また本第1実施形態においては、図4およ
び図5に示されるようにセレクト操作によりシフトおよ
びセレクトシャフト1が図中左右に動き、各セレクト位
置での慣性レバー係合ピン7(球状部22)の位置が異
なる為、前記慣性レバー6のレバー比(動き量)が変化
し慣性効果に変化が付けられる。
【0043】この為、図4および図5の例のように1S
T−2ND時には大きな慣性効果が得られ、5TH−6
TH時には、それより小さな慣性効果が得られ、各シフ
ト段に合った慣性効果が期待できる。
【0044】さらに本第1実施形態においては、図1か
ら明らかなように前記アウターレバー2と前記慣性レバ
ー6が、異なった回転中心を持つ為、レバー比が大きく
なり、大きな慣性効果が得られる。
【0045】また本第1実施形態においては、前記シフ
トおよびセレクトシャフト1と前記慣性レバー6は、セ
レクト時に互いに拘束されない為、前記慣性マス5によ
るセレクト操作への影響はないのである。
【0046】(第2実施形態)本第2実施形態の自動車
用手動変速機のシフト装置は、図6ないし図8に示され
るように慣性レバー6の揺動中心である支持ピン8の位
置を中央部に変更した点が、前記第1実施形態との相違
点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0047】シフトおよびセレクトシャフト1は、自動
車用手動変速機のケースハウジング100の側部に斜め
に介挿され、シフト操作を可能にする回転およびセレク
ト操作を可能にする軸方向の移動を可能にするものであ
る。
【0048】前記慣性レバー6は、一端に慣性マス5が
配設され他端に前記長穴61が形成されているととも
に、中央部の支持ピン8を中心に揺動するものである。
【0049】上記構成より成る本第2実施形態の自動車
用手動変速機のシフト装置は、前記第1実施形態の作用
効果に加え、前記慣性レバー6が、一端に前記慣性マス
5が配設され他端に前記長穴61が形成されているとと
もに、中央部の支持ピン8を中心に揺動するので、前記
慣性レバー6の一端に配設される前記慣性マス5の位置
および有効アーム長を自由に設定することが出来るとい
う効果を奏する。
【0050】(第3実施形態)本第3実施形態の自動車
用手動変速機のシフト装置は、図9に示されるように慣
性レバー6の揺動中心である前記支持ピン8が、シフト
位置に応じて変化し得るように構成されている点が、前
記第1実施形態との相違点であり、以下相違点を中心に
説明する。
【0051】前記慣性レバー6は、図9に示されるよう
にくの字状の部材63によって構成され、一端に配設さ
れる揺動中心である前記支持ピン8の位置が移動するこ
とにより、シフト位置例えばファースト(1st)位置
とセカンド(2nd)位置における前記慣性マス5の回
転角β1 、β2 が異なるため、前記慣性マス5の効果も
異なることになる。
【0052】本第3実施形態の自動車用手動変速機のシ
フト装置は、上述した第1実施形態の作用効果に加え、
前記慣性レバー6の揺動中心である前記支持ピン8が、
シフト位置に応じて変化するので、同一セレクト位置に
おける各シフト位置に応じた前記慣性マス5のマス効果
を実現するという効果を奏する。
【0053】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0054】上述の実施形態においては、一例として前
記シフトおよびセレクトシャフト1の一端にアウターレ
バー2の中央部が係止され、下端21にシフトケーブル
4がシフトケーブル結合ピン3によって係止され、上端
に前記慣性レバー6に係合する球状部22が形成された
例について説明したが、本発明としてはそれらに限定さ
れるものでは無く、図10に示されるように前記シフト
およびセレクトシャフト1の一端にアウターレバー2の
下端が係止され、上端に前記慣性レバー6に係合する球
状部22が形成され、中央部にシフトケーブル4がシフ
トケーブル結合ピン3によって係止される実施形態を採
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の自動車用手動変速機の
シフト装置を示す正面図である。
【図2】本第1実施形態のシフト装置における慣性レバ
ーの動きを示す部分平面図である。
【図3】本第1実施形態のシフト装置におけるアウター
レバーの動きを示す側面図である。
【図4】本第1実施形態のシフト装置におけるセレクト
方向のアウターレバーの各位置をそれぞれ示す正面図で
ある。
【図5】本第1実施形態のシフト装置におけるシフト方
向の慣性レバーの各位置および回転角をそれぞれ示す部
分平面図、およびアウターレバーの各位置および回転角
を示す部分側面図である。
【図6】本発明の第2実施形態の自動車用手動変速機の
シフト装置を示す正面図である。
【図7】本第2実施形態のシフト装置における慣性レバ
ーの動きを示す部分平面図である。
【図8】本第2実施形態のシフト装置におけるアウター
レバーの動きを示す側面図である。
【図9】本発明の第3実施形態のシフト装置におけるシ
フト方向の慣性レバーの各位置および回転角をそれぞれ
示す部分平面図、およびアウターレバーの各位置および
回転角を示す部分側面図である。
【図10】本発明のその他の自動車用手動変速機のシフ
ト装置を示す部分正面図である。
【図11】従来の第1の自動車用手動変速機のシフト装
置を示す部分正面図および側面図である。
【図12】従来の第2の自動車用手動変速機のシフト装
置を示す部分正面図および側面図である。
【符号の説明】
1 シフトおよびセレクトシャフト 2 アウターレバー 4 シフトケーブル 5 慣性マス 6 慣性レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にシフトケーブルが係止されシフト
    およびセレクトシャフトの軸を中心にして揺動するアウ
    ターレバーがシフトおよびセレクトシャフトの軸方向に
    移動する自動車用手動変速機のシフト装置において、 前記アウターレバーに係合して慣性マスが配設され、前
    記アウターレバーのセレクト方向に延在して配設され、
    前記アウターレバーの揺動に応じて揺動する慣性レバー
    を備えていることを特徴とする自動車用手動変速機のシ
    フト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記慣性レバーが、前記アウターレバーに対して直交関
    係に配設されていることを特徴とする自動車用手動変速
    機のシフト装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記慣性レバーが、前記アウターレバーの前記シフトお
    よびセレクトシャフトの軸方向の移動を許容するように
    形成されている長穴を備えていることを特徴とする自動
    車用手動変速機のシフト装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記慣性レバーが、前記シフトおよびセレクトシャフト
    の軸方向に平行に配設されていることを特徴とする自動
    車用手動変速機のシフト装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記慣性レバーが、一端に慣性マスが配設され他端の支
    持ピンを中心に揺動するとともに、中央部に形成された
    前記長穴を備えていることを特徴とする自動車用手動変
    速機のシフト装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記慣性レバーが、一端に慣性マスが配設され他端に前
    記長穴が形成されているとともに、中央部の支持ピンを
    中心に揺動することを特徴とする自動車用手動変速機の
    シフト装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6において、 前記慣性レバーの揺動中心である前記支持ピンが、シフ
    ト位置に応じて変化し得るように構成されていることを
    特徴とする自動車用手動変速機のシフト装置。
JP2001301701A 2001-09-28 2001-09-28 自動車用手動変速機のシフト装置 Pending JP2003106449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301701A JP2003106449A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 自動車用手動変速機のシフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301701A JP2003106449A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 自動車用手動変速機のシフト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003106449A true JP2003106449A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19122068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001301701A Pending JP2003106449A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 自動車用手動変速機のシフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003106449A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105165A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Mazda Motor Corp ケーブル式チェンジ装置
JP2006308018A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Toyota Motor Corp 変速機のシフト機構
WO2007137899A1 (de) * 2006-05-26 2007-12-06 Schaeffler Kg Schaltvorrichtung für ein getriebe
JP2008128303A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Aisin Ai Co Ltd 変速機のシフトレバー装置
EP2133600A1 (en) 2008-06-09 2009-12-16 AISIN AI Co., Ltd. Operating device for manual transmission apparatus
EP2133599A1 (en) 2008-06-09 2009-12-16 AISIN AI Co., Ltd. Operating device for manual transmission apparatus
JP2010266025A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Aichi Mach Ind Co Ltd シフト機構
JP2012067885A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Aisin Ai Co Ltd 変速機のシフトアンドセレクトシャフトアッセンブリ
CN102927264A (zh) * 2011-08-11 2013-02-13 现代自动车株式会社 用于变速器的换挡操作装置
KR101558699B1 (ko) 2013-12-18 2015-10-07 현대자동차주식회사 차량의 변속조작기구
CN106352068A (zh) * 2016-11-14 2017-01-25 重庆青山工业有限责任公司 一种汽车手动变速器换挡机构
JP2017024617A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 アイシン・エーアイ株式会社 変速機のシフト装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105165A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Mazda Motor Corp ケーブル式チェンジ装置
JP4600809B2 (ja) * 2004-09-30 2010-12-22 マツダ株式会社 ケーブル式チェンジ装置
JP4501768B2 (ja) * 2005-04-28 2010-07-14 トヨタ自動車株式会社 変速機のシフト機構
JP2006308018A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Toyota Motor Corp 変速機のシフト機構
WO2007137899A1 (de) * 2006-05-26 2007-12-06 Schaeffler Kg Schaltvorrichtung für ein getriebe
JP2008128303A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Aisin Ai Co Ltd 変速機のシフトレバー装置
EP2133600A1 (en) 2008-06-09 2009-12-16 AISIN AI Co., Ltd. Operating device for manual transmission apparatus
EP2133599A1 (en) 2008-06-09 2009-12-16 AISIN AI Co., Ltd. Operating device for manual transmission apparatus
US8297144B2 (en) 2008-06-09 2012-10-30 Aisin Ai Co., Ltd Operating device for manual transmission apparatus
US8342053B2 (en) 2008-06-09 2013-01-01 Aisin Ai Co., Ltd. Operating device for manual transmission apparatus
JP2010266025A (ja) * 2009-05-15 2010-11-25 Aichi Mach Ind Co Ltd シフト機構
JP2012067885A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Aisin Ai Co Ltd 変速機のシフトアンドセレクトシャフトアッセンブリ
CN102927264A (zh) * 2011-08-11 2013-02-13 现代自动车株式会社 用于变速器的换挡操作装置
US8776630B2 (en) 2011-08-11 2014-07-15 Hyundai Motor Company Operating shift apparatus for transmission
KR101558699B1 (ko) 2013-12-18 2015-10-07 현대자동차주식회사 차량의 변속조작기구
JP2017024617A (ja) * 2015-07-24 2017-02-02 アイシン・エーアイ株式会社 変速機のシフト装置
CN106352068A (zh) * 2016-11-14 2017-01-25 重庆青山工业有限责任公司 一种汽车手动变速器换挡机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003106449A (ja) 自動車用手動変速機のシフト装置
JP3513535B2 (ja) 変速ギヤボックス用セレクタ装置
KR100559387B1 (ko) 변속기의 변속 제어장치
CN201496522U (zh) 用于重型卡车的变速控制操纵器
JPH0333561A (ja) シフト機構
CN204921946U (zh) 换挡器结构、变速器操纵机构和车辆
CN201126011Y (zh) 一种换档转换机构
JPS6350724B2 (ja)
JP6568472B2 (ja) 変速機の変速操作機構
JP3944939B2 (ja) ワイヤ式チェンジ機構
JP2009228868A (ja) ケーブル式チェンジ装置
KR100534873B1 (ko) 변속 케이블 어셈블리
CN104696346A (zh) 一种汽车换挡拉索转接机构及其安装方法
KR100354142B1 (ko) 차량용 변속조작기구
JPH04282059A (ja) 変速機のシフトレバー装置
US20030131679A1 (en) Shift lever with counterbalance
CN207064631U (zh) 手动变速箱和车辆
CN113048237B (zh) 一种变速箱选换挡摇臂结构
JPH0333560A (ja) シフト機構の配置
US8863605B2 (en) Gear shift lever apparatus
JP4715165B2 (ja) 変速機
JP2003120810A (ja) 手動変速機の変速装置
JPS598900Y2 (ja) 自動車等の変速操作装置
JP2001246957A (ja) 手動変速機のシフトレバー構造
JP2017089868A (ja) 変速機の変速操作機構