JP5063064B2 - セラミド脂質類分散液 - Google Patents

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Description

本発明は、セラミド脂質類を安定に配合したセラミド脂質類分散液及びそれを含有する化粧料に関する。
天然セラミド、スフィンゴリピッド、セラミド類縁体に代表されるセラミド脂質類は、優れた保湿効果及び皮膚バリア機能を有することから、広く皮膚化粧料及び毛髪化粧料に使用されている(特許文献1)。
しかし、セラミド脂質類は結晶性が高く、溶解や分散し難く、また、例えば単に液状の油性成分に溶解させて配合しても結晶が析出しやすく、その結果皮膚や毛髪へ十分に浸透、固着させることが難しい。そこで、組成物中に安定に配合するため、界面活性剤の選択、油剤の選択、製造方法等が検討されている。例えば、界面活性剤として乳酸塩やアルキルアンホヒドロキシアルキルスルホネート化合物を併用すること(特許文献2、3)、油剤として乳酸アルキルもしくはアルケニル化合物、又は脂肪酸もしくは脂肪族アルコール等を併用すること(特許文献4、5)、さらに、セラミド類とリン脂質及び多価アルコールとを加熱混合して脂質分散物とした後に水等を配合すること(特許文献6)、またセラミド類と液体油との融点以上でポリグリセリン脂肪酸エステルと水性媒体とを混合する方法(特許文献7)等が行われてきた。
特開昭63−192703号公報 特開2000−256188号公報 特開2004−196807号公報 特開2003−40728号公報 特開2003−12486号公報 特開平11−130651号公報 特開2002−114631号公報
しかしながら、いずれの方法においてもセラミド脂質類の効果を発揮させる量を配合できないか、または配合できたとしても乳化物の安定性や界面活性剤等の使用による、皮膚に対する刺激性が高くなるという問題があった。
従って、本発明は、少量の界面活性剤の使用により、セラミド脂質類を安定に配合できる技術を提供することにある。
そこで本発明者は、種々検討したところ、セラミド脂質類とグリセリンとに少量のN−アシル−N−アルキルタウリン又はその塩を混合した後、当該混合物を水相に分散させれば安定なセラミド脂質類分散液が得られること、さらに当該分散液を他の成分と混合することにより、セラミド脂質類が安定に配合された皮膚刺激性の低い化粧料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、(A)セラミド脂質類、(B)N−アシル−N−アルキルタウリン又はその塩及び(C)グリセリンを含有し、成分(A)と(B)の質量比が(A):(B)=2:1〜14:1であり、かつ成分(C)の含有量が70〜99質量%である混合物を水相に分散させることを特徴とするセラミド脂質類分散液の製造法を提供するものである。
また本発明は、上記の方法により得られるセラミド脂質類分散液及び当該分散液を含有する化粧料を提供するものである。
本発明方法により得られるセラミド脂質類分散液は、セラミド脂質類が安定に分散しているため、優れた保湿効果及び皮膚バリア機能を奏する。また、界面活性剤の使用量が少ないため皮膚刺激性が低い。従って本発明のセラミド脂質類分散液を含む化粧料は、敏感肌用の化粧料、例えばアトピー肌、接触性皮膚炎、乳幼児、乾燥肌、季節や体調・ストレスなどでトラブルを起こしやすい肌用として特に有用である。
本発明のセラミド脂質類分散液の製造法においては、まず(A)セラミド脂質類、(B)N−アシル−N−アルキルタウリン又はその塩及び(C)グリセリンの3成分を含有する混合物を製造し、当該混合物を水相に分散することで得られる。成分(A)〜(C)混合物中、(A)と(B)の質量比は(A):(B)=2:1〜14:1であることが、成分(A)の安定なセラミド脂質類分散液を得るうえで重要である。(A)/(B)が2より小さい場合には、成分(B)による皮膚刺激性が生じ、また分散液の安定性も低下する。(A)/(B)が14より大きい場合には、安定なセラミド脂質類分散液が得られない。成分(A)と(B)の質量比は、安定な分散液を得る点から、より好ましくは3:1〜10:1である。
(A)セラミド脂質類は、天然セラミド及び擬似型セラミドの両者が含まれ、具体的には、次の一般式(1)で表される。
(式中、R1はヒドロキシル基、カルボニル基若しくはアミノ基が置換していてもよい、炭素数4〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示し;Zはメチレン基、メチン基又は酸素原子を示し;X1、X2及びX3は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示し、X4は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示すか、隣接する酸素原子と一緒になってオキソ基を形成し(但し、Zがメチン基のとき、X1とX2のいずれか一方が水素原子であり、他方は存在しない。X4がオキソ基を形成するとき、X3は存在しない。);R2及びR3は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し;R4はヒドロキシル基、カルボニル基又はアミノ基が置換していてもよい、主鎖にエーテル結合、エステル結合又はアミド結合を有していてもよい炭素数5〜60の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し;R5は水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる置換基を有していてもよい、総炭素数1〜30の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し(但し、R1が水素原子、Zが酸素原子のときR5は総炭素数10〜30の炭化水素基であり、R1が炭化水素基のときR5は総炭素数1〜8の炭化水素基である);破線部は不飽和結合であってもよいことを示す)
一般式(1)中、R1は、ヒドロキシル基、カルボニル基若しくはアミノ基が置換していてもよい、炭素数4〜30の、好ましくはヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数7〜22の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子である。
Zはメチレン基、メチン基又は酸素原子のいずれかを示す。
1、X2及びX3は、各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示す。特にX1、X2及びX3のうち0〜1個がヒドロキシル基で、残余が水素原子であるのが好ましい。Zがメチン基のとき、X1とX2のいずれか一方のみが水素原子であり、他方は存在しない。また、X4は水素原子かグリセリル基であるのが好ましい。
2及びR3は、水素原子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し、好ましいR2は水素原子又はヒドロキシメチル基であり、好ましいR3は水素原子である。
4は、ヒドロキシル基、カルボキシ基又はアミノ基が置換していてもよい、主鎖にエーテル結合、エステル結合又はアミド結合を有していてもよい炭素数5〜60の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示す。好ましくは、ヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜35の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基、又は該炭化水素基のω位に、ヒドロキシル基が置換してもよい炭素数8〜22の直鎖、分岐又は環状の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合又はアミド結合したものが挙げられる。結合する脂肪酸としては、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸又はリノール酸が好ましい。
5は、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる置換基を有していてもよい総炭素数1〜30の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基である。R1が水素原子、Zが酸素原子のときR5は総炭素数10〜30の炭化水素基である。また、R1が炭化水素基であるときR5は総炭素数1〜8の炭化水素基である。このうち水素原子あるいは、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基及びアルコキシ基から選ばれる1〜3個が置換していてもよい総炭素数1〜8の炭化水素基が好ましい。ここで、ヒドロキシアルコキシ基及びアルコキシ基としては炭素数1〜7のものが好ましい。
一般式(1)で表わされるセラミド類は、特に次の一般式(2)又は(3)で表わされるセラミド脂質類であることが好ましい。
(I)一般式(2)で表わされる天然又は天然型セラミド類、及びその誘導体(以下、天然型セラミドと記載する。)。
(式中、R6はヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数7〜19の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し;Z1はメチレン基又はメチン基を示し;X5、X6、及びX7は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示し;X8は水素原子を示すか、隣接する酸素原子と一緒になってオキソ基を形成し(但し、Z1がメチン基のとき、X5とX6のいずれか一方が水素原子であり、他方は存在しない。X8がオキソ基を形成するとき、X7は存在しない。);R7はヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し;R8は水素原子を示すか、炭素数1〜4のアルキル基を示し;R9はヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数5〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基であるか、又は該アルキル基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示し;破線部は不飽和結合であってもよいことを示す。)
好ましくは、R6が炭素数7〜19、さらに好ましくは炭素数13〜15の直鎖アルキル基;R9がヒドロキシル基が置換しても良い炭素数9〜27の直鎖アルキル基又はリノール酸がエステル結合した炭素数9〜27の直鎖アルキル基である化合物が挙げられる。また、X8は水素原子を示すか、酸素原子とともにオキソ基を形成するのが好ましい。特に、R9としては、トリコシル、1−ヒドロキシペンタデシル、1−ヒドロキシトリコシル、ヘプタデシル、1−ヒドロキシウンデシル、ω位にリノール酸がエステル結合したノナコシル基が好ましい。
天然型セラミドの具体的な例示として、スフィンゴシン、ジヒドロスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン又はスフィンガジエニンがアミド化されたセラミドType1〜7(例えば、J. Lipid Res., 24:759(1983)の図2、及びJ. Lipid. Res.,35:2069(1994)の図4記載のブタ及びヒトのセラミド類)が挙げられる。さらにこれらのN−アルキル体(例えばN−メチル体)も含まれる。
これらのセラミドは天然型(D(−)体)の光学活性体を用いても、非天然型(L(+)体)の光学活性体を用いても、さらに天然型と非天然型の混合物を用いてもよい。上記化合物の相対立体配置は、天然型の立体配置のものでも、それ以外の非天然型の立体配置のものでも良く、また、これらの混合物によるものでもよい。特にCERAMIDE1、CERAMIDE2、CERAMIDE3、CERAMIDE5、CERAMIDE6IIの化合物(以上、INCI、8th Edition)及び次式で表わされるものが好ましい。
天然型セラミドは、天然からの抽出物及び化学合成により得られた物のいずれでもよく、また市販のものを用いることができる。
天然型セラミドの市販のものとしては、Ceramide I、Ceramide III、Ceramide IIIA、Ceramide IIIB、Ceramide IIIC、Ceramide VI(以上、コスモファーム社)、Ceramide TIC-001(高砂香料社)、CERAMIDE II(Quest International社)、DS-Ceramide VI、DS-CLA-Phytoceramide、C6-Phytoceramide、DS-ceramide Y3S(DOOSAN社)、CERAMIDE2(セダーマ社)が挙げられる。
(II)一般式(3)で表わされる擬似型セラミド。
(式中、R10は、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示し;X9は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示し;R11はヒドロキシル基又はアミノ基が置換していてもよい炭素数5〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基であるか、又は該炭化水素基のω末端に、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪酸がエステル結合したものを示し;R12は水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜30のアルキル基を示す)
11としては、特にノニル、トリデシル、ペンタデシル、ω位にリノール酸がエステル結合したウンデシル基、ω位にリノール酸がエステル結合したペンタデシル基、ω位に12−ヒドロキシステアリン酸がエステル結合したペンタデシル基、ω位にメチル分岐イソステアリン酸がアミド結合したウンデシル基が好ましい。
12は、R10が水素原子の場合は、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数10〜30の、好ましくは総炭素数12〜20のアルキル基であり、R10がヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数10〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基である場合には、水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基又はアセトキシ基が置換していてもよい総炭素数1〜8のアルキル基を示すものが好ましい。R12のヒドロキシアルコキシ基又はアルコキシ基としては炭素数1〜7のものが好ましい。
一般式(3)としては、R10がヘキサデシル基、X9が水素原子、R11がペンタデシル基、R12がヒドロキシエチル基のもの;R10がヘキサデシル基、X9が水素原子、R11がノニル基、R12がヒドロキシエチル基のもの;又はR10がヘキサデシル基、X9がグリセリル基、R11がトリデシル基、R12が3−メトキシプロピル基の擬似型セラミド類が好ましく、一般式(3)のR10がヘキサデシル基、X9が水素原子、R11がペンタデシル基、R12がヒドロキシエチル基のものが特に好ましい。
(B)N−アシル−N−アルキルタウリン又はその塩におけるアシル基としては、炭素数12〜20の長鎖アシル基が挙げられ、このうち、炭素数12〜20のアルカノイル基、アルケノイル基、ヒドロキシアルカノイル基が好ましい。具体的なアシル基としては、ラウロイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ヤシ油脂肪酸由来のアシル基(ココイル基)等が挙げられる。また、アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜5のアルキル基が挙げられ、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基である。また、N−アシル−N−アルキルタウリンの塩としては、ナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン等のアミン塩が挙げられる。
成分(A)〜(C)を含有する混合物において、成分(C)の含有量は70〜99質量%であることが、成分(A)の分散性が高く、安定なセラミド脂質類分散液を得るうえで重要である。成分(C)の含有量が70質量%未満の場合には、成分(A)が安定な分散状態が得られない。成分(C)の含有量は成分(A)〜(C)の混合物に対し、70〜99質量%、より好ましくは75〜95質量%である。なお、グリセリンは含水物を使用することもできるが、その含水率は20%以下が好ましい。
本発明においては、まず上記(A)セラミド脂質類、(B)N−アシル−N−アルキルタウリン又はその塩及び(C)グリセリンの3成分を含有する混合物を製造し、当該混合物を水相に分散することで得られる。前記混合物と水相との質量比は、セラミド脂質類分散液の安定性の点から、90:10〜1:99、さらに60:40〜1:99、特に30:70〜3:97が好ましい。得られたセラミド脂質類分散液は、液状〜ペースト状であった。
本発明の水相中には、有機酸、アミノ酸、防腐剤、多価アルコール、水溶性高分子、消炎剤、植物抽出液、薬効成分、保湿剤、多糖類、など化粧品に使用することができる水溶性成分を配合することができる。
なお、この分散液中には、セラミド脂質類以外の油性成分、例えば、25℃で固体、半固体、液状の油性成分を含むことができる。具体的には、コレステロール類、C8以上の脂肪酸、リン脂質、スフィンゴシン類、糖セラミド、C12以上の高級アルコール等の脂質類を配合することができる。
本発明において、第1の段階で前記3成分、すなわちセラミド脂質類とグリセリン、タウリン(塩)を混合する際、水を配合しないことが好ましい。グリセリンが含水物である場合、その含水率は20%以下であることが好ましい。前記3成分を含有する混合物を製造した後に、当該混合物を水相に分散する。前記成分(A)、(B)及び(C)と水相とを同時に混合しても、また、これら3成分のいずれか1又は2成分と水相を混合した後に他の成分を混合しても、成分(A)が安定に分散したセラミド脂質類分散液は得られない。
なお、セラミド脂質類以外の油性成分を配合する場合は、前記成分(A)〜(C)の混合物を水相中に配合した後に、他の油性成分を含む混合液を水相に分散させることにより、セラミド脂質類分散液中に同時に含有させることができる。また、前記(A)〜(C)の混合液と水相を分散して得られたセラミド脂質類分散液中に、他の油性成分及び必要に応じて界面活性剤と混合したものを分散させる製造方法を採ることにより、セラミド脂質類とは別の第2の油滴粒子を含有させることができる。
本発明により得られるセラミド脂質類分散液中の成分(A)と(B)の質量比は、前記の混合物の場合と同様である。また成分(C)の含有量は、水相で希釈される結果、0.5〜90質量%であり、さらに0.5〜59質量%、特に3〜29質量%が好ましい。また成分(A)の含有量は、保湿効果、皮膚バリア機能及び安定性の点から0.0001〜10質量%、特に0.1〜7質量%が好ましい。成分(B)の含有量は皮膚刺激性及び安定性の点から、0.00001〜15質量%、さらに0.0001〜5質量%、特に0.01〜3質量%が好ましい。
本発明により得られるセラミド脂質類分散液中には、(A)セラミド脂質類が微細な分散粒子を形成することにより安定に分散していると考えられる。その微細分散粒子の存在は、偏光顕微鏡や走査型顕微鏡、透過型顕微鏡により確認できる。また微細分散粒子の粒子径は100nm〜10μm程度である。なお、この粒子径は動的光散乱法やレーザー回折・散乱法により測定できる。
得られたセラミド脂質類分散液中には、(A)セラミド脂質類が安定に分散しているため、皮膚に塗布した場合に優れた保湿効果及び皮膚バリア機能を有し、かつ皮膚刺激性が低く安全性の高い化粧料として有用である。特に敏感肌、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、乳幼児、乾燥肌用、季節や体調・ストレスなどでトラブルを起こしやすい肌等の皮膚化粧料として有用である。
本発明の化粧料は、上記セラミド脂質類分散液のほか、化粧料用に使用可能な成分、例えば、分散液に配合できる脂質類以外の液体油剤、界面活性剤、各種薬効成分を配合することができる。液体油剤としては、例えば、ホホバ油、オリーブ油等の植物油、液状ラノリン等の動物油、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素類、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類が含まれる。また、界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン(C8〜C20)脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、モノアルキルグリセリルエーテル、モノアルケニルグリセリルエーテル等の非イオン性界面活性剤、高級脂肪酸塩、スルホン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル等のアニオン性界面活性剤が含まれる。各種の薬効成分としは、油溶性ビタミンC、ステロイド類、抗炎症剤、抗酸化剤、抗菌剤などが含まれる。
実施例1
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))3g、N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.5g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)16.5gを混合し、85〜88℃で加熱溶解し、透明溶液を得た。これに水80gを80℃以上で加え、プロペラ撹拌下で室温まで自然冷却した。得られた分散液の外観は半透明でわずかに粘凋であった。粒子径を動的光散乱法で測定したところ、モード粒子径が361.8nmであった。また、この分散液は40℃、及び−5℃で3ヶ月保存しても結晶が析出せず、安定であった。
比較例1
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))3g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.5g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)5gを混合し、85〜88℃で加熱したが、透明には混合せず、濁った液体を得た。これに水91.5gを80℃以上で加え、プロペラ撹拌下で室温まで自然冷却した。得られた分散液の外観は粗大な凝集析出物を含んだ液体であり、偏光顕微鏡で測定した結果、結晶性の析出物を多数認めた。
比較例2
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))3g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))2g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)16.5gを混合し、85〜88℃で溶解し、透明溶液を得た。これに水78.5gを80℃以上で加え、プロペラ撹拌下で室温まで自然冷却した。得られた分散液の外観は、調整直後は半透明な液体で、動的光散乱法のモード粒子径が94.1nmであったが、経時で結晶性の析出物を多数認めた。
比較例3
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))3g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.1g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)16.5gを混合し、85〜88℃で加熱し、2相に分離した溶液を得た。これに水80.4gを80℃以上で加え、プロペラ撹拌下で室温まで自然冷却した。得られた分散液の外観は粗大な凝集析出物を含んだ液体であった。
比較例4
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))3g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.5g及び水80gを85〜88℃で混合したところ白濁した液体を得た。これに86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)16.5gを80℃以上で加え、プロペラ撹拌下で室温まで自然冷却した。得られた分散液の外観は粗大な凝集析出物を含んだ液体であった。
実施例2
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))4.0g、N−ミリストイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールMMT:日光ケミカルズ(株))0.8g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)40gを85〜88℃で完全に溶解した。これに水342.4g、1,3−ブチレングリコール(1,3−ブチレングリコールP:協和発酵ケミカル(株))12g及びメチルパラベン(パラオキシ安息香酸メチル:エーピーアイコーポレーション)0.8gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明で、モード粒子径が362.2nmの微細分散物が形成され、40℃及び−5℃に3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず安定であった。
実施例3
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))4g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.68g及び濃グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率1.0%)60gを85〜88℃で完全に溶解した。これに水2334.92g及びメチルパラベン0.4gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明で、動的光散乱法のモード粒子径が370.6nmの微細分散物が形成され、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず安定であった。
実施例4
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))6.75g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.75g及び濃グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率1.0%)30gを85〜88℃で完全に溶解した。これに水57.3g、1,3−ブチレングリコール5g及びメチルパラベン0.2gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明のペースト状の外観を有し、動的光散乱法のモード粒子径が577.9nmの微粒子を含み、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず安定であった。
実施例5
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))0.3g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.15g及び濃グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率1.0%)30gを85〜88℃で完全に溶解した。これに水254.25g、1,3−ブチレングリコール15g及びメチルパラベン0.3gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明の液体状の外観を有し、動的光散乱法のモード粒子径が150.0nmの微粒子を含み、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず安定であった。
実施例6
化合物4に表記される市販の天然型セラミド(CeramideIIIB:コスモファーム社)2.4g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.4g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)80gを完全に溶解した。これに水316.4g、メチルパラベン0.8gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明で、動的光散乱法でのモード粒子径445.1nmの微粒子を含み、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず、安定であった。
実施例7
化合物4に表記される市販の天然型セラミド(CeramideIII:コスモファーム社)4.0g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))1.0g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)80gを完全に溶解した。これに水294.2g、1,3−ブチレングリコール20g及びメチルパラベン0.8gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明で、動的光散乱法でのモード粒子径417.5nmの微粒子を含み、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず、安定であった。
実施例8
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))4g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.68g、イソステアリン酸コレステリル(エキセパールIS−CE:花王(株))0.4g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)60gを完全に溶解した。これに水311.88g、1,3−ブチレングリコール12g、メチルパラベン0.8g、ユーカリの葉の抽出物(ファルコレックスユーカリB:一丸ファルコス(株))8g、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体(PEMULEN TR−1:Noveon.Inc)0.6g、アルギニン(アルギニン:味の素(株))0.24g、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(METROSE 60SH−4000:信越化学工業(株))0.6g、アラントイン(S−アラントイン:川研ファインケミカル(株))0.8gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散液は半透明なジェル状の外観を有しており、動的光散乱法でのモード粒子径315.8nmの微細分散物で、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず、安定であった。
実施例9
一般式(3)で表される化合物でR10=C1633、R11=C1531、R12=H、X9=H(スフィンゴリピッドE:花王(株))6g、N−ステアロイルメチルタウリンナトリウム(ニッコールSMT:日光ケミカルズ(株))0.8g、イソステアリン酸コレステリル(エキセパールIS−CE:花王(株))0.8g及び86%グリセリン(グリセリンに対する水分混合比率16.3%)60gを完全に溶解した。これに水314.36g、メチルパラベン0.8g、ユーカリの葉の抽出物(ユーカリ抽出液BG:丸善製薬(株))8g、コハク酸(コハク酸SA(株)日本触媒)0.04g、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシエチルステアリルエーテルヒドロキシプロピルスルホン酸ナトリウム(SPS−S−SA:花王(株))0.8g、カラギーナン(ソアギーナMV101:MRCポリサッカライド(株))0.4g、トリメチルグリシン(アミノコート:味の素(株))8gを含有する水相を80〜85℃で添加し、撹拌した。得られた分散物はモード粒子径360.3nmの微細分散物が形成しており、40℃及び−5℃で3ヶ月保存後も結晶の析出が見られず安定であった。またpH4.8の弱酸性で、外観は半透明のジェル状であった。

Claims (7)

  1. (A)一般式(1)
    (式中、R1はヒドロキシル基、カルボニル基若しくはアミノ基が置換していてもよい、炭素数4〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の飽和若しくは不飽和の炭化水素基又は水素原子を示し;Zはメチレン基、メチン基又は酸素原子を示し;X1、X2及びX3は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基又はアセトキシ基を示し、X4は水素原子、アセチル基又はグリセリル基を示すか、隣接する酸素原子と一緒になってオキソ基を形成し(但し、Zがメチン基のとき、X1とX2のいずれか一方が水素原子であり、他方は存在しない。X4がオキソ基を形成するとき、X3は存在しない。);R2及びR3は各々独立して水素原子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基又はアセトキシメチル基を示し;R4はヒドロキシル基、カルボニル基又はアミノ基が置換していてもよい、主鎖にエーテル結合、エステル結合又はアミド結合を有していてもよい炭素数5〜60の直鎖、分岐鎖又は環状の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し;R5は水素原子を示すか、ヒドロキシル基、ヒドロキシアルコキシ基、アルコキシ基及びアセトキシ基から選ばれる置換基を有していてもよい、総炭素数1〜30の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し(但し、R1が水素原子、Zが酸素原子のときR5は総炭素数10〜30の炭化水素基であり、R1が炭化水素基のときR5は総炭素数1〜8の炭化水素基である);破線部は不飽和結合であってもよいことを示す)
    で表されるセラミド脂質類、(B)N−アシル−N−アルキルタウリン又はその塩及び(C)グリセリンを含有し、成分(A)と(B)の質量比が(A):(B)=2:1〜14:1であり、成分(C)の含有量が70〜99質量%である混合物を水相に分散させることを特徴とするセラミド脂質類分散液の製造法。
  2. 成分(A)〜(C)の混合物と水相との質量比が、90:10〜1:99である請求項1記載のセラミド脂質類分散液の製造法。
  3. 成分(A)〜(C)の3成分を混合する際、水を配合しない請求項1又は2記載のセラミド脂質類分散液の製造法。
  4. セラミド脂質類分散液中の成分(A)の含有量が0.0001〜10質量%である請求項1〜のいずれか1項記載のセラミド脂質類分散液の製造法。
  5. 成分(C)が、含水率20%以下のグリセリンである請求項1〜のいずれか1項記載のセラミド脂質類分散液の製造法。
  6. 請求項1〜のいずれか1項記載の方法により得られ、セラミド脂質類が100nm〜10μmの微細分散粒子として分散しているセラミド脂質類分散液。
  7. 請求項記載のセラミド脂質類分散液を含有する化粧料。
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