JP5062361B2 - 移動体 - Google Patents

移動体 Download PDF

Info

Publication number
JP5062361B2
JP5062361B2 JP2011505047A JP2011505047A JP5062361B2 JP 5062361 B2 JP5062361 B2 JP 5062361B2 JP 2011505047 A JP2011505047 A JP 2011505047A JP 2011505047 A JP2011505047 A JP 2011505047A JP 5062361 B2 JP5062361 B2 JP 5062361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
step plate
rotation
moving body
right direction
restraining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011505047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011111123A1 (ja
Inventor
雄介 小坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP5062361B2 publication Critical patent/JP5062361B2/ja
Publication of JPWO2011111123A1 publication Critical patent/JPWO2011111123A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/12Roller skates; Skate-boards with driving mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/007Automatic balancing machines with single main ground engaging wheel or coaxial wheels supporting a rider
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/01Skateboards
    • A63C17/011Skateboards with steering mechanisms
    • A63C17/013Skateboards with steering mechanisms with parallelograms, follow up wheels or direct steering action
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/01Skateboards
    • A63C17/014Wheel arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/26Roller skates; Skate-boards with special auxiliary arrangements, e.g. illuminating, marking, or push-off devices
    • A63C17/265Roller skates; Skate-boards with special auxiliary arrangements, e.g. illuminating, marking, or push-off devices with handles or hand supports

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Handcart (AREA)

Description

本発明は移動体に関し、特に安全に搭乗者を乗降車させることができる移動体に関する。
例えば、特許文献1、2に開示されているように、搭乗者が搭乗するステッププレートの左右方向への回転に基づいて、旋回を実現する移動体が知られている。特に、特許文献1に開示された移動体は、左右の縦リンクと、上下の横リンクと、を有する平行リンク機構の車体本体を備え、左右の縦リンクの上端にそれぞれステッププレートが設けられている。ちなみに、特許文献2に開示された移動体は、ステッププレートの車体本体に対する相対的な傾斜角度を左右方向に対応して検出する傾斜検出手段を備える。
ところで、特許文献3の移動体は、ステッププレートに回転可能に設けられたハンドルバーの回転角度に基づいて、旋回を実現している。
特開2006−315666号公報 特許第3981733号公報 特許第3070015号公報
特許文献1、2に開示された移動体は、ステッププレートが左右方向へ回転する構成とされている。そのため、搭乗者がステッププレートに乗車又はステッププレートから降車する際に、片足のみがステッププレートに載った状態となると、ステッププレートが回転してしまい、不安定な状態となる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、搭乗者がステッププレートに乗車又はステッププレートから降車する際に、安定した状態とすることができる移動体を提供することを目的とするものである。
本発明に係る移動体は、搭乗者が搭乗するステッププレートの左右方向への回転に基づいて、旋回を実現する移動体であって、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束可能とする拘束手段を備えることを特徴とする。このような構成により、搭乗者がステッププレートに搭乗するとき、又は搭乗者がステッププレートから降車するとき、ステッププレートの左右方向への回転が拘束機構によって拘束される。そのため、搭乗者は安定した状態で移動体1に搭乗又は移動体1から降車することができる。
前記搭乗者が前記ステッププレートに搭乗するとき、又は前記搭乗者が前記ステッププレートから降車するとき、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束するように前記拘束手段を制御する第1制御手段をさらに備えること、が好ましい。
前記ステッププレートの回転角を検出する第1検出手段と、前記ステッププレートに作用する荷重を検出する第2検出手段と、をさらに備え、前記第1制御手段は、前記ステッププレートの左右方向への回転を許容した状態で降車補助制御を開始し、前記第1検出手段が検出した前記ステッププレートの回転角に基づいて前記ステッププレートが略水平状態であると判断すると、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束するように前記拘束手段を制御し、前記第2検出手段が検出した前記ステッププレートに作用する荷重に基づいて前記搭乗者が前記ステッププレートから降車したと判断すると、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束した状態で降車補助制御を終了し、前記第1制御手段は、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束した状態で搭乗補助制御を開始し、前記第2検出手段が検出した前記ステッププレートに作用する荷重に基づいて前記搭乗者が前記ステッププレートに搭乗したと判断すると、前記ステッププレートの左右方向への回転を許容するように前記拘束手段を制御し、前記ステッププレートの左右方向への回転を許容した状態で前記搭乗補助制御を終了すること、が好ましい。
前記移動体の旋回を実現するために前記搭乗者に操作される第1操作手段と、前記第1操作手段の操作に基づく前記移動体の旋回モードと、前記ステッププレートの左右方向への回転に基づく前記移動体の旋回モードと、のいずれかによって車輪を制御する第2制御手段と、をさらに備えること、が好ましい。
前記第2制御手段は、前記拘束手段が前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束していると、前記第1操作手段の操作に基づく前記移動体の旋回モードへの切り替えを有効にすること、が好ましい。
前記拘束手段に前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束又は許容させるために前記搭乗者に操作される第2操作手段を備えること、が好ましい。
前記ステッププレートを支持する車両本体を備え、前記車両本体は、上下の横リンクと、左右の縦リンクと、を有し、左右方向へ回転可能な平行リンク機構であり、左右の前記縦リンクの上端にそれぞれステッププレートが設けられ、前記拘束手段は、前記車両本体の回転を拘束することで、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束すること、が好ましい。
前記拘束手段は、前記第1制御手段の制御によって突出する拘束片を備え、前記横リンクと前記縦リンクとの連結部近傍に設けられており、突出した前記拘束片が前記横リンク又は前記縦リンクに接触して前記車両本体の左右方向への回転を拘束すること、が好ましい。
前記ステッププレートの左右方向への回転を許容するように、前記ステッププレートと回転軸を介して連結された車両本体を備え、前記拘束手段は、前記回転軸の回転を拘束することで、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束すること、が好ましい。
本発明によれば、搭乗者がステッププレートに乗車又はステッププレートから降車する際に、安定した状態とすることができる移動体を提供することができる。
本発明に係る実施形態1の移動体を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る実施形態1の移動体における、車体周辺の構造を示す正面図である。 本発明に係る実施形態1の移動体における、制御系のブロック図である。 本発明に係る実施形態1の移動体における、車体本体の平衡状態を模式的に示す図である。 本発明に係る実施形態1の移動体の旋回状態を模式的に示す図である。 拘束機構を概略的に示す図である。 本発明に係る実施形態1の移動体の降車補助制御の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る実施形態1の移動体の搭乗補助制御の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る実施形態1の異なる移動体における、車体本体の平衡状態を模式的に示す図である。 本発明に係る実施形態1の異なる移動体の旋回状態を模式的に示す図である。 本発明に係る実施形態2の移動体における、制御系のブロック図である。 本発明に係る実施形態3の移動体における、車体周辺の構造を示す正面図である。 本発明に係る実施形態3の移動体の搭乗補助制御の流れを示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明に係る移動体の実施形態1を、図面に基づいて説明する。
移動体1は、図1乃至図3に示すように、車体10と、車輪20と、車輪駆動ユニット30と、サポート部材40と、拘束機構50と、を備えている。当該移動体1は、倒立制御型の同軸二輪車である。
車体10は、図2に示すように、平行リンク機構110と、ステッププレート120と、を備えている。平行リンク機構110は、車体本体である。平行リンク機構110は、上側に配置される2本の横リンク111と、下側に配置される2本の横リンク112と、左右両側に配置される2本の縦リンク113と、を備えている。横リンク111は、長手方向の中間部に、前後方向へ貫通する軸受孔が設けられている。横リンク111の左右両端部にも、前後方向へ貫通する軸受孔が設けられている。この2本の横リンク111は、当該2本の横リンク111の端部でそれぞれ縦リンク113の上端部を挟み込むように配置されている。
横リンク112も、当該横リンク111と同様の構成とされている。この2本の横リンク112は、当該2本の横リンク112の端部でそれぞれ縦リンク113の下端部を挟み込むように配置されている。
縦リンク113は、偏平な板状の部材から成る。縦リンク113の上下端部には、それぞれ前後方向へ貫通する軸受孔が設けられている。この縦リンク113は、上下に配置された2本の横リンク111と111及び横リンク112と112の間における両端部にそれぞれ配置されている。そして、縦リンク113の軸受孔は、横リンク111、112の軸受孔と同一軸心線上に配置され、相互を貫通するように回動支持ピン114が挿入されている。その結果、横リンク111、112及び縦リンク113は、移動体1の左右方向へ回転可能な平行リンク機構として構成されている。ちなみに、横リンク111と112は、平行リンク機構110が移動体1の左右方向へ回転した状態から元の状態、即ち縦リンク113が傾斜した平行四辺形の状態から直角四辺形の状態に復元されるように、バネ等の復元部材115によって連結されている。
縦リンク113の外面には、車輪駆動ユニット30が取り付けられている。車輪駆動ユニット30は、例えば、電動モータと、その電動モータの回転軸に動力伝達可能に連結された減速ギア列等によって構成することができる。車輪駆動ユニット30は、縦リンク113に固定される固定部と、その固定部に回転自在に支持された回転部と、から成る。当該回転部に車輪20が取り付けられている。このように、車輪駆動ユニット30を介して縦リンク113にそれぞれ支持された左右の車輪20は、平坦な路面上に置いたときには、互いの回転中心が同一軸心線上に配置されることになる。
また、縦リンク113の上端部は、横リンク111の上面から上方へ突出している。当該縦リンク113の上端面には、ステッププレート120がそれぞれ水平に設けられている。具体的にいうと、左右のステッププレート120は、図4に示すように、当該左右のステッププレート120に搭乗者の左右の足が乗せられると、搭乗者の荷重が、車輪20の接地点Aを通り、且つ縦リンク113と平行な線Nより内方側へずれた位置から平行リンク機構110に作用するように、縦リンク113の上端部に設けられている。本実施形態では、左右のステッププレート120は、それぞれ当該線Nより内方領域が足置き部分120aとされている。その結果、左右のステッププレート120の足置き部分120a上に乗った搭乗者の荷重は、当該線Nより内方側へずれた位置から平行リンク機構110に作用することになる。ちなみに、左右のステッププレート120の間隔は、人が自然な状態で立っているときの両足間の距離とされる。
このような平行リンク機構110は、図4に示すように、左右のステッププレート120の足置き部分120aに搭乗者が略等しい荷重を作用させると、平衡状態を維持する。一方、図5に示すように、搭乗者が旋回方向の外側の足を踏み込んで、当該足を踏み込んだ側のステッププレート120に大きな荷重Wを作用させると、左右方向の回転力が平行リンク機構110に生じる。このとき、平行リンク機構110の回転に連動してステッププレート120及び車輪20も左右方向へ傾動(回転)する。
サポート部材40は、ハンドル410と、ハンドルバー420と、ハンドルバーブラケット430と、を備えている。
ハンドル410は、平面視が環状の握り部411と、握り部411を後方から支持する支持部412と、を備えている。搭乗者は、当該握り部411を握ることで、走行時や乗降時に体勢を安定させることができる。また、例えば車体10の縦リンク113の後側面に運搬用車輪が設けられている場合は、当該握り部411を握って移動体1を後方へ傾動させ、運搬用車輪で移動体1を支持させた状態で、当該移動体1を引っ張って運搬することができる。支持部412の下端部は、ハンドルバー420に連結されている。ハンドルバー420の下端部は、ハンドルバーブラケット430の上端部に連結されている。
ハンドルバーブラケット430は、車体10の中央位置を前後方向へ跨いだ形状とされている。ハンドルバーブラケット430の前部には、車体10の下部まで延びる前面部が設けられている。当該前面部には、縦リンク113の前方において上下に配置された横リンク111、112の中央の軸受孔と対応する位置に、軸受孔が設けられている。横リンク111、112の中央の軸受孔と当該前面部の軸受孔とは、同一軸心線上に配置されている。相互の軸受孔を貫通するように回動支持軸116が挿入されている。
ハンドルバーブラケット430の後部には、図示を省略したが、車体10の下部まで延びる後面部が設けられている。当該後面部には、縦リンク113の後方において上下に配置された横リンク111、112の中央の軸受孔と対応する位置に、軸受孔が設けられている。横リンク111、112の中央の軸受孔と当該後面部の軸受孔とは、同一軸心線上に配置されている。相互の軸受孔を貫通するように回動支持軸が挿入されている。このとき、前後に配置された回動支持軸は、同一軸心線上に配置されている。
このようなサポート部材40は、平行リンク機構110が左右方向へ回転すると、当該平行リンク機構110の回転と連動するように回転する。つまり、サポート部材40は、平行リンク機構110の縦リンク113と平行な状態が維持される。
このサポート部材40の回転角度(傾動角度)を検出するため、平行リンク機構110とハンドルバーブラケット430との連結部に角度検出センサ(第1検出部)60が設けられている。角度検出センサ60としては、例えば、ポテンショメータやバリコン構造のセンサ等を適用することができる。この角度検出センサ60は、回転変位量に応じて抵抗値が変化することを利用して、平行リンク機構110の横リンク111に対するハンドルバーブラケット430の傾動角度を検出することができる。
ちなみに、図1に示す移動体1は、左右のステッププレート120と120の間における前後の横リンク111と111及び横リンク112と112の隙間部分に格納部が形成されている。この格納部には、左右の車輪駆動ユニット30や制御装置その他の電子機器、電気装置等に電力を供給する電源の一具体例を示すバッテリー61が格納されている。さらに格納部には、左右の車輪駆動ユニット30等を駆動する駆動回路と、移動体1の姿勢を検出して、それらの検出信号を出力する姿勢検出手段である姿勢検出センサユニット62と、左右の車輪駆動ユニット30等を駆動制御するための制御信号を出力する車両制御装置(第2制御部)63等が格納されている。左右のステッププレート120に乗った搭乗者の直下位置にバッテリー61等の重量物を集中して格納しているので、マスの集中を図ることができ、移動体の操作性が向上する。
車両制御装置63は、図3に示すように、姿勢検出センサユニット62からの検出信号や角度検出センサ60からの検出信号等に基づき所定の演算処理を実行し、必要な制御信号を左右の車輪駆動ユニット30(30L、30R)等に出力する。車両制御装置63は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)を有する演算回路や、プログラムメモリやデータメモリその他のRAMやROM等を有する記憶装置等を備えている。車両制御装置63には、バッテリー61と左右の駆動回路64(64L、64R)が接続されている。左右の駆動回路64L、64Rは、左右の車輪20の回転速度や回転方向等を個別に制御する。左右の駆動回路64L、64Rに左右の車輪駆動ユニット30(30L、30R)が個別に接続されている。
車両制御装置63には、サポート部材40の傾動角度を検出する角度検出センサ60からの検出信号と、姿勢検出センサユニット62からの検出信号と、が入力される。姿勢検出センサユニット62は、移動体1の前後方向への角度や角速度を検出して、移動体1の前後方向への角度、角速度、加速度などを制御するために用いられる。姿勢検出センサユニット62は、例えば、ジャイロセンサと、加速度センサと、を備えている。
このような構成の移動体1は、搭乗者が左右のステッププレート120に乗って、旋回方向の外側の足を踏み込んでステッププレート120に荷重を作用させる。これにより、平行リンク機構110の対向するリンクが平行状態を維持したまま左右方向へ回転する。それと共に、サポート部材40も連動して左右方向へ回転する。このとき、角度検出センサ60は、横リンク111、112に対する当該サポート部材40の傾動角度を検出すると、その検出信号を車両制御装置63に出力する。検出信号が入力された車両制御装置63は、当該検出信号に基づいて所定の演算処理を行い、どの程度、旋回方向の内側の車輪の回転速度を減速させるか、又は旋回方向の外側の車輪の回転速度を加速させるかを算出し、その算出結果を示す信号を、車輪駆動ユニット30に出力する。算出結果を示す信号が入力された車輪駆動ユニット30は、当該算出結果を示す信号に基づいて、モータの回転速度を制御して車輪20を駆動させる。このようにして、移動体1は旋回制御される。
また、移動体1は、搭乗者が左右のステッププレート120に乗って、搭乗者の荷重を前方又は後方へ移動させ、当該移動体1を前後方向へ傾動させる。これにより、姿勢検出センサユニット62が移動体1の前後方向への角度や角速度を検出し、その検出信号を車両制御装置63に出力する。検出信号が入力された車両制御装置63は、当該検出信号に基づいて所定の演算処理を行い、移動体1が倒れないように安定化させるのに必要な駆動トルクを算出し、その算出結果を示す信号を、車輪駆動ユニット30に出力する。算出結果を示す信号が入力された車輪駆動ユニット30は、当該算出結果を示す信号に基づいて、モータを制御して車輪20を駆動させる。このようにして、移動体1は倒立制御される。
このような構成の移動体1は、搭乗者が旋回方向の外側の足を踏み込んで、積極的に荷重配分を変化させると、車体10を成す平行リンク機構110とステッププレート120、及び車輪20が連動して左右方向へ傾動する。そのため、搭乗者を含めて移動体1と一体的となって、移動体1の操作を楽しむことができる。しかも、移動体1の旋回時の遠心力に容易に対抗し得る状態にすることもできる。しかし、移動体1に搭乗者が乗降車する際に、片足のみがステッププレート120に載った状態となると、ステッププレート120が傾動してしまい、不安定な状態となる。
そこで、本発明の移動体1は、ステッププレート120の左右方向への傾動を拘束可能とする拘束機構50を備えている。拘束機構50としては、例えば直動アクチュエータ等を適用することができる。すなわち、拘束機構50は、図6に示すように、拘束片51をソレノイド等の駆動力によって直動運動させる。但し、拘束機構50は、拘束片51を突出又は引込可能な構成とされていれば、構成は特に限定されない。
拘束機構50は、平行リンク機構110における横リンク111と縦リンク113との連結部近傍に設けられている。すなわち、拘束機構50は、図2及び図4に示すように、左右の縦リンク113の内側面における当該連結部近傍位置に設けられている。このとき、拘束片51を突出させると、平行リンク機構110が回転しようとした際に、拘束片51が横リンク111の下面に接触する。詳細には、拘束片51は、横リンク111の下面における平行リンク機構110の回転方向と逆側の端部に接触する。そのため、拘束片51を突出させると、平行リンク機構110の左右方向への回転が拘束され、ひいてはステッププレート120の左右方向への傾動が拘束される。拘束機構50は、拘束機構制御装置(第1制御部)52によって制御される。なお、拘束機構50の設置位置は、上述の限りでなく、平行リンク機構110の回転を拘束することができる位置に配置されていれば良い。
拘束機構制御装置52も、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)を有する演算回路や、プログラムメモリやデータメモリその他のRAMやROM等を有する記憶装置等を備えている。拘束機構制御装置52は、搭乗者がステッププレート120に搭乗するとき、又は搭乗者がステッププレート120から降車するとき、ステッププレート120の左右方向への傾動を拘束するように拘束機構50を制御する。
具体的に云うと、拘束機構制御装置52には、降車補助スイッチ53から当該拘束機構制御装置52の降車補助信号が入力される。降車補助スイッチ53は、搭乗者が移動体1から降車する際に操作される。降車補助スイッチ53は、例えばサポート部材40のハンドル410に設けられている。
拘束機構制御装置52には、搭乗補助スイッチ54から当該拘束機構制御装置52の搭乗補助信号が入力される。搭乗補助スイッチ54は、利用者が移動体1に搭乗する際に操作される。搭乗補助スイッチ54は、例えばサポート部材40のハンドル410に設けられている。
拘束機構制御装置52には、荷重センサ(第2検出部)55からステッププレート120に作用する荷重が入力される。荷重センサ55は、ステッププレート120に作用する荷重を検出する。荷重センサ55は、左右のステッププレート120の略等しい位置にそれぞれ設けられている。
拘束機構制御装置52には、角度検出センサ60からサポート部材40の傾動角度が入力される。
このような拘束機構制御装置52は、搭乗者が降車補助スイッチ53を操作して、降車補助スイッチ53から降車補助信号が入力されると、降車補助制御を開始する。このとき、拘束機構50の拘束片51は引き込まれており、ステッププレート120の左右方向への傾動は許容されている。
拘束機構制御装置52は、サポート部材40の傾動角度に基づいて、平行リンク機構110が略回転していない状態、即ち平行リンク機構110が略平衡状態か否かを判断する。拘束機構制御装置52は、サポート部材40の傾動角度が略0度であると、平行リンク機構110が略平衡状態であると判断し、拘束片51が突出するように拘束機構50を制御する。
ここで、サポート部材40の傾動角度は、平行リンク機構110の縦リンク113の傾動角度に等しい。そして、縦リンク113の傾動角度は、ステッププレート120の傾動角度に等しい。そのため、サポート部材40の傾動角度に基づいて平行リンク機構110が略平衡状態か否かを判断することは、ステッププレート120の傾動角度に基づいて当該ステッププレート120が略水平状態か否かを判断することに等しい。
拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に作用する荷重に基づいて、搭乗者が降車したか否かを判断する。拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に作用する荷重がないと、搭乗者が降車したと判断し、拘束片51を突出させた状態で降車補助制御を終了する。これにより、ステッププレート120は左右方向への傾動が拘束された状態となる。
一方、拘束機構制御装置52は、搭乗者が搭乗補助スイッチ54を操作して、搭乗補助スイッチ54から搭乗補助信号が入力されると、搭乗補助制御を開始する。このとき、拘束機構制御装置52は、上述のように拘束片51を突出させた状態で降車補助制御を終了しているので、当該状態が維持されてステッププレート120の左右方向への傾動が拘束されている。
拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に作用する荷重に基づいて、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗しているか否かを判断する。拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用していると、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗していると判断し、拘束片51を引き込ませて搭乗補助制御を終了する。これにより、ステッププレート120は左右方向への傾動が許容された状態となり、図5に示すように、ステッププレート120の左右方向への傾動に基づいて移動体1を旋回させることができる。
このような移動体1は、搭乗者がステッププレート120に搭乗するとき、又は搭乗者がステッププレート120から降車するとき、ステッププレート120の左右方向への傾動が拘束機構50によって拘束される。そのため、搭乗者は安定した状態で移動体1に搭乗又は移動体1から降車することができる。
ちなみに、拘束機構50の制御を、以下に示すように移動体1の旋回制御及び倒立制御と組み合わせると良い。このとき、図3に示すように、降車補助スイッチ53からの降車補助信号、搭乗補助スイッチ54からの搭乗補助信号、荷重センサ55が検出したステッププレート120に作用する荷重は、拘束機構制御装置52だけでなく、車両制御装置63にも入力される。
先ず、移動体1から搭乗者が降車する時の降車補助制御を図7に基づいて説明する。
搭乗者が降車補助スイッチ53を操作すると、降車補助スイッチ53から降車補助信号が車両制御装置63及び拘束機構制御装置52に入力される。これにより、車両制御装置63及び拘束機構制御装置52は降車補助制御を開始する。車両制御装置63は、降車補助信号が入力されると、上述した旋回制御と倒立制御のうち、旋回制御を終了させる(S1)。
拘束機構制御装置52は、降車補助信号が入力されると、角度検出センサ60が検出したサポート部材40の傾動角度に基づいて、平行リンク機構110が略平衡状態か否かを判断する(S2)。
拘束機構制御装置52は、平行リンク機構110が略平衡状態であると判断すると、拘束片51が突出するように拘束機構50を制御して、左右のステッププレート120の左右方向への傾動を拘束する(S3)。このように拘束機構制御装置52は、平行リンク機構110が略平衡状態であることを確認する。そのため、拘束片51を突出させる際に、確実に平行リンク機構110の左右方向への回転を拘束することができる。
拘束機構制御装置52は、荷重センサ55が検出した左右のステッププレート120に作用する荷重に基づいて、搭乗者が降車したか否かを判断する(S4)。拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に作用する荷重がないと、搭乗者が降車したと判断し、拘束片51を突出させた状態で当該拘束機構制御装置52の降車補助制御を終了する。そして、拘束機構制御装置52は、降車補助制御が終了したことを示す信号を車両制御装置63に出力する。車両制御装置63は、拘束機構制御装置52の降車補助制御が終了したことを示す信号が入力されると、倒立制御を終了して当該車両制御装置63の降車補助制御を終了する(S5)。これにより、移動体1の降車補助制御が終了する。
このように、搭乗者が移動体1から降車する際に、左右のステッププレート120の左右方向への傾動を拘束するので、搭乗者は移動体1から安定した状態で降車することができる。
次に、移動体1に搭乗者が搭乗する時の搭乗補助制御を図8に基づいて説明する。
搭乗者が搭乗補助スイッチ54を操作すると、搭乗補助スイッチ54から搭乗補助信号が車両制御装置63及び拘束機構制御装置52に入力される。これにより、車両制御装置63及び拘束機構制御装置52は搭乗補助制御を開始する。車両制御装置63は、搭乗補助信号が入力されると、荷重センサ55が検出したステッププレート120に作用する荷重に基づいて、少なくとも一方のステッププレート120に足が載ったか否かを判断する(S11)。
車両制御装置63は、少なくとも一方のステッププレート120に足が載っていると判断すると、姿勢検出センサユニット62が検出した移動体1の前後方向への角度及び角速度に基づいて、移動体1が前後方向へ略水平状態か否かを判断する(S12)。
車両制御装置63は、移動体1が前後方向へ略水平状態であると判断すると、倒立制御を開始する(S13)。そして、車両制御装置63は、倒立制御を開始したことを示す信号を拘束機構制御装置52に出力する。
拘束機構制御装置52は、倒立制御を開始したことを示す信号が入力されると、荷重センサ55が検出した左右のステッププレート120に作用する荷重に基づいて、左右のステッププレート120に搭乗者の足が載ったか否かを判断する(S14)。
拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に搭乗者の足が載ったと判断すると、さらに荷重センサ55が検出した左右のステッププレート120に作用する荷重に基づいて、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗しているか否かを判断する(S15)。
拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗していると判断すると、拘束片51が引き込むように拘束機構50を制御して、左右のステッププレート120の左右方向への傾動を許容し、当該拘束機構制御装置52の搭乗補助制御を終了する(S16)。
拘束機構制御装置52は、搭乗補助制御が終了したことを示す信号を車両制御装置63に出力する。車両制御装置63は、搭乗補助制御が終了したことを示す信号が入力されると、旋回制御を開始して当該車両制御装置63の搭乗補助制御を終了する(S17)。これにより、移動体1の搭乗補助制御が終了する。
このように、搭乗者が移動体1に搭乗する際に、左右のステッププレート120は左右方向への傾動が拘束されているので、搭乗者は移動体1に安定した状態で搭乗することができる。しかも、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗したことを確認した後に、車両制御装置63は旋回制御を開始するので、搭乗者が移動体1に搭乗した際に、搭乗者が意図しない方向へ旋回することがない。また、左右の荷重が均等であることを確認してから拘束解除するため、拘束解除した瞬間に左右に傾いてしまうことがない。
なお、本実施形態の移動体1は、旋回方向の外側の足を踏ん張って旋回する構成とされているが、図9及び図10に示すように、旋回方向の内側の足を踏ん張って旋回する構成でもよい。この場合、図9に示すように、車輪20の接地点Aを通り、且つ縦リンク113と平行な線Nより外方側へずれた位置に搭乗者の足が載せられる。
<実施形態2>
本発明に係る移動体の実施形態2を図面に基づいて説明する。なお、実施形態1と重複する説明は省略する。
本実施形態の移動体は、実施形態1の移動体1と略等しい構成とされているが、図11に示すように、ジョイスティック(第1操作部)71と、モード切替スイッチ72と、をさらに備える。ジョイスティック71は、移動体の旋回を実現するために搭乗者に操作される。ジョイスティック71は、例えばサポート部材40のハンドル410に設けられる。ジョイスティック71としては、一般的な構成のジョイスティックを用いることができ、搭乗者がレバーを左右方向へ傾動させると、傾動量(操作信号)が車両制御装置63に出力される。但し、本実施形態ではジョイスティックを用いているが、ダイヤル式などの操作装置でも良い。
モード切替スイッチ72は、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードと、ステッププレート120の左右方向への傾動に基づく移動体の旋回モードと、を切り替えるために搭乗者に操作される。モード切替スイッチ72は、例えばサポート部材40のハンドル410に設けられる。搭乗者がモード切替スイッチ72を操作すると、切替信号が車両制御装置63に出力される。但し、本実施形態では、モード切替スイッチ72を用いて旋回モードを切り替えているが、省略しても良い。この場合、車両制御装置63は、ジョイスティック71からの操作信号が入力されると、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードとする。
車両制御装置63は、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードと、ステッププレート120の左右方向への傾動に基づく移動体の旋回モードと、を有する。車両制御装置63は、モード切替スイッチ72からの切替信号に基づいて、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードと、ステッププレート120の左右方向への傾動に基づく移動体の旋回モードと、のいずれかを選択し、選択した旋回モードによって車輪20を制御する。これにより、搭乗者は、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードと、ステッププレート120の左右方向への傾動に基づく移動体の旋回モードと、を移動体の使用状況、場所などによって適宜選択することができる。勿論、実施形態1と同様に、搭乗者が降車補助スイッチ53及び搭乗補助スイッチ54を操作することで、搭乗者が安定した状態で移動体に搭乗又は移動体から降車することができる。
このとき、車両制御装置63は、拘束機構50がステッププレート120の左右方向への傾動を拘束している場合に限り、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードへの切り替えを有効にすることが好ましい。これにより、移動体の旋回モードが、ジョイスティック71の操作に基づく移動体の旋回モードに切り替わる際に、必ずステッププレート120が略水平状態になる。そのため、移動体の操作性を向上させることができる。
また、搭乗者が移動体の走行中に、容易に旋回モードを変更することができるように、移動体は拘束機構50の拘束片51の突出動作又は引込動作を制御する動作指示部(第2操作部)73を備えていることが好ましい。動作指示部73は、例えばサポート部材40のハンドル410に設けられる。搭乗者が動作指示部73を操作すると、動作指示部73は拘束機構50に拘束片51を突出させる、又は引き込ませる動作指示信号を拘束機構制御装置52に出力する。
拘束機構制御装置52は、拘束機構50に拘束片51を突出させる動作指示信号が入力されると、角度検出センサ60が検出したサポート部材40の傾動角度に基づいて平行リンク機構110が略平衡状態か否かを判断する。さらに拘束機構制御装置52は、平行リンク機構110が略平衡状態であると判断すると、動作指示信号に基づいて拘束片51を突出させてステッププレート120の左右方向への傾動を拘束する。それと共に、拘束機構制御装置52は、拘束片51を突出させた状態であることを示す信号を車両制御装置63に出力する。
一方、拘束機構制御装置52は、拘束機構50に拘束片51を引き込ませる動作指示信号が入力されると、荷重センサ55が検出した左右のステッププレート120に作用する荷重に基づいて、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗しているか否かを判断する。拘束機構制御装置52は、左右のステッププレート120に略等しく荷重が作用するように搭乗者が搭乗していると判断すると、動作指示信号に基づいて拘束片51を引き込ませる。
このように、搭乗者が動作指示部73を操作すると、移動体の走行中であってもステッププレート120の左右方向への傾動を拘束又は許容することができる。そのため、搭乗者は、移動体の走行中であっても安定した状態で、旋回モードを切り替えることができる。
<実施形態3>
本発明に係る移動体の実施形態3を図面に基づいて説明する。但し、実施形態1、2と重複する説明は省略する。
本実施形態の移動体101も、基本的な構成は実施形態1、2の移動体と同一であるが、図12に示すように、車体本体1100にステッププレート1200が回転軸1101を介して連結されている。車体本体1100は、例えば車両制御装置63、拘束機構制御装置52、バッテリー61等が格納される筺体である。車体本体1100には、駆動ユニットを介して車輪20が連結されている。車体本体1100の上面には、左右方向の略中央部に冶具1102が突出している。冶具1102は、前後方向に間隔を開けて少なくとも2つ配置されている。冶具1102には、車体本体1100の前後方向に配置された回転軸1101が通されている。
回転軸1101は、拘束機構500によって回転が拘束される。拘束機構500は、例えば電磁ブレーキなどを用いることができる。但し、拘束機構500は、回転軸1101の回転を拘束することができる構成であれば良い。拘束機構500は、実施形態1等と同様に拘束機構制御装置によって制御される。この回転軸1101を介して、ステッププレート1200は左右方向への傾動を許容するように車体本体1100に連結されている。
ステッププレート1200は、一枚の板状部材である。ステッププレート1200は、回転軸1101を介して車体本体1100に連結されている。ステッププレート1200の上面における左右位置に荷重センサ55が配置されている。
このような構成により、ステッププレートが一枚の板状部材であっても、実施形態1、2と略同様に実施することができる。なお、本実施形態では、回転軸1101の回転を拘束することで、ステッププレート1200の左右方向への傾動を拘束したが、この限りでない。すなわち、ステッププレート1200の下方における左右位置に、拘束機構として直動アクチュエータを配置し、当該直動アクチュエータを伸張させてステッププレート1200の下面に接触させることで、ステッププレート1200の左右方向への傾動を拘束しても良い。要するに、拘束機構500は、ステッププレート1200の左右方向への傾動を拘束することができる構成であれば良い。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施形態1の移動体1は、動作指示部を備えていない構成としたが、備えていても良い。この場合、移動体に搭乗者が搭乗する時の搭乗補助制御が図13に示すフローとなる。すなわち、搭乗者が左右のステッププレート120に足を載せた後に、拘束機構50の拘束片51を引き込ませるために、搭乗者は動作指示部を操作する(S101)。
実施形態1乃至3の移動体は、例示であってステッププレートの左右方向への傾動に基づいて旋回が実現される移動体であれば良い。
本発明の移動体は、安全に搭乗者を乗降車させることができる移動体として用いられる。
1 移動体
10 車体
20 車輪
30 車輪駆動ユニット
40 サポート部材
50 拘束機構、51 拘束片
52 拘束機構制御装置
53 降車補助スイッチ
54 搭乗補助スイッチ
55 荷重センサ
60 角度検出センサ
61 バッテリー
62 姿勢検出センサユニット
63 車両制御装置
64(64L、64R) 駆動回路
71 ジョイスティック
72 モード切替スイッチ
73 動作指示部
101 移動体
110 平行リンク機構
111、112 横リンク
113 縦リンク
114 回動支持ピン
115 復元部材
116 回動支持軸
120 ステッププレート
410 ハンドル
412 支持部
420 ハンドルバー
430 ハンドルバーブラケット
500 拘束機構
1100 車体本体
1101 回転軸
1102 冶具
1200 ステッププレート

Claims (8)

  1. 搭乗者が搭乗するステッププレートの左右方向への回転に基づいて、旋回を実現する移動体であって、
    前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束可能とする拘束手段と、
    前記搭乗者が前記ステッププレートに搭乗するとき、又は前記搭乗者が前記ステッププレートから降車するとき、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束するように前記拘束手段を制御する第1制御手段と、
    を備えることを特徴とする移動体。
  2. 前記ステッププレートの回転角を検出する第1検出手段と、
    前記ステッププレートに作用する荷重を検出する第2検出手段と、
    をさらに備え、
    前記第1制御手段は、前記ステッププレートの左右方向への回転を許容した状態で降車補助制御を開始し、前記第1検出手段が検出した前記ステッププレートの回転角に基づいて前記ステッププレートが略水平状態であると判断すると、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束するように前記拘束手段を制御し、前記第2検出手段が検出した前記ステッププレートに作用する荷重に基づいて前記搭乗者が前記ステッププレートから降車したと判断すると、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束した状態で降車補助制御を終了し、
    前記第1制御手段は、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束した状態で搭乗補助制御を開始し、前記第2検出手段が検出した前記ステッププレートに作用する荷重に基づいて前記搭乗者が前記ステッププレートに搭乗したと判断すると、前記ステッププレートの左右方向への回転を許容するように前記拘束手段を制御し、前記ステッププレートの左右方向への回転を許容した状態で前記搭乗補助制御を終了することを特徴とする請求項1に記載の移動体。
  3. 前記移動体の旋回を実現するために前記搭乗者に操作される第1操作手段と、
    前記第1操作手段の操作に基づく前記移動体の旋回モードと、前記ステッププレートの左右方向への回転に基づく前記移動体の旋回モードと、のいずれかによって車輪を制御する第2制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体。
  4. 前記第2制御手段は、前記拘束手段が前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束していると、前記第1操作手段の操作に基づく前記移動体の旋回モードへの切り替えを有効にすることを特徴とする請求項に記載の移動体。
  5. 前記拘束手段に前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束又は許容させるために前記搭乗者に操作される第2操作手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の移動体。
  6. 前記ステッププレートを支持する車両本体を備え、
    前記車両本体は、上下の横リンクと、左右の縦リンクと、を有し、左右方向へ回転可能な平行リンク機構であり、左右の前記縦リンクの上端にそれぞれステッププレートが設けられ、
    前記拘束手段は、前記車両本体の回転を拘束することで、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の移動体。
  7. 前記拘束手段は、前記第1制御手段の制御によって突出する拘束片を備え、前記横リンクと前記縦リンクとの連結部近傍に設けられており、突出した前記拘束片が前記横リンク又は前記縦リンクに接触して前記車両本体の左右方向への回転を拘束することを特徴とする請求項に記載の移動体。
  8. 前記ステッププレートの左右方向への回転を許容するように、前記ステッププレートと回転軸を介して連結された車両本体を備え、
    前記拘束手段は、前記回転軸の回転を拘束することで、前記ステッププレートの左右方向への回転を拘束することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の移動体。
JP2011505047A 2010-03-12 2010-03-12 移動体 Active JP5062361B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/001806 WO2011111123A1 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 移動体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5062361B2 true JP5062361B2 (ja) 2012-10-31
JPWO2011111123A1 JPWO2011111123A1 (ja) 2013-06-27

Family

ID=44562972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011505047A Active JP5062361B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 移動体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8606468B2 (ja)
EP (1) EP2546131B1 (ja)
JP (1) JP5062361B2 (ja)
CN (1) CN102414077B (ja)
WO (1) WO2011111123A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184904A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toyota Motor Corp 同軸二輪車
JP2016117320A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 トヨタ自動車株式会社 倒立移動体及びその制御方法

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010001397A1 (en) * 2008-07-01 2010-01-07 Ofer Tzipman Vehicle with tiltable structure for a vehicle and related method of controlling
US8738278B2 (en) 2012-02-12 2014-05-27 Shane Chen Two-wheel, self-balancing vehicle with independently movable foot placement sections
JP5929708B2 (ja) * 2012-10-26 2016-06-08 トヨタ自動車株式会社 倒立型移動体
WO2014108275A2 (en) * 2013-01-08 2014-07-17 Hodgson Richard J Skateboard and skateboard truck with axle-mounted motor
JP6032119B2 (ja) * 2013-05-07 2016-11-24 トヨタ自動車株式会社 倒立移動体及びその制御方法
JP6217256B2 (ja) * 2013-09-06 2017-10-25 トヨタ自動車株式会社 倒立型移動体
KR101529971B1 (ko) * 2014-01-27 2015-06-26 주식회사 로보쓰리 족동형 조향장치가 장착된 백팩형 셀프 밸런싱 스쿠터
JP6115486B2 (ja) * 2014-01-28 2017-04-19 トヨタ自動車株式会社 移動体
GB2523884A (en) 2014-02-04 2015-09-09 Timur Artemev Usage detection system for a self-balancing powered unicycle device
JP5999125B2 (ja) * 2014-02-28 2016-09-28 トヨタ自動車株式会社 倒立二輪車
CN104014123A (zh) 2014-06-13 2014-09-03 杭州骑客智能科技有限公司 纵向双轮车体
JP6245115B2 (ja) * 2014-08-28 2017-12-13 トヨタ自動車株式会社 倒立型移動体及びその制御方法
JP6217582B2 (ja) * 2014-10-09 2017-10-25 トヨタ自動車株式会社 倒立型移動体及びその制御方法
USD774600S1 (en) * 2015-03-10 2016-12-20 Hangzhou Notebike Technology Co., Ltd. Electric balancing scooter
WO2016179760A1 (zh) * 2015-05-08 2016-11-17 铁兵 一种具有随动变形结构的两轮平衡车
CN104828188B (zh) * 2015-05-20 2017-03-29 常州爱尔威智能科技有限公司 电动平衡车
CN105035231B (zh) * 2015-07-08 2018-02-09 浙江同硕科技有限公司 横向脚控转向的双轮自平衡车
US10843765B2 (en) * 2015-08-04 2020-11-24 Shane Chen Two-wheel self-balancing vehicle with platform borne sensor control
US10252724B2 (en) 2015-09-24 2019-04-09 P&N Phc, Llc Portable two-wheeled self-balancing personal transport vehicle
FR3041597A1 (fr) * 2015-09-29 2017-03-31 Jannick Jacques Simeray Plateforme stabilisee a deux roues et au moins un moteur
CN106627895B (zh) 2016-11-25 2020-01-07 杭州骑客智能科技有限公司 一种人机互动体感车及其控制方法与装置
US11260905B2 (en) 2015-10-10 2022-03-01 Hangzhou Chic Intelligent Technology Co., Ltd. Human-machine interaction vehicle
US20170233023A1 (en) * 2015-10-29 2017-08-17 Shane Chen Self-balancing vehicle with adjustable or movable positioning of foot platforms
CN105599844B (zh) * 2016-03-24 2018-11-30 广州奥丁诺科技有限公司 多种控制模式的平衡车
US10988032B2 (en) * 2016-04-19 2021-04-27 Walnut Technology Limited Self-propelled personal transportation device
USD803963S1 (en) 2016-07-20 2017-11-28 Razor Usa Llc Two wheeled board
USD837323S1 (en) 2018-01-03 2019-01-01 Razor Usa Llc Two wheeled board
USD941948S1 (en) 2016-07-20 2022-01-25 Razor Usa Llc Two wheeled board
USD840872S1 (en) 2016-07-20 2019-02-19 Razor Usa Llc Two wheeled board
JP6832136B2 (ja) * 2016-11-28 2021-02-24 本田技研工業株式会社 倒立振子車両
CN211943614U (zh) * 2017-03-09 2020-11-17 陈星� 具有独立轮控的自平衡运输器具
JP2021506671A (ja) 2017-12-22 2021-02-22 レイザー・ユーエスエー・エルエルシー 電動バランス車両
CN110126957A (zh) * 2019-06-14 2019-08-16 浙江阿尔郎科技有限公司 新型平衡车

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001384A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Sony Corp 不安定走行装置
WO2009054208A1 (ja) * 2007-10-22 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 同軸二輪車及びその制御方法
JP2010030568A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Toyota Motor Corp 車体構造及び同軸二輪車

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0370015A (ja) 1989-08-09 1991-03-26 Fujitsu Ltd パワーオンリセット回路
JP3070015B2 (ja) 1990-11-30 2000-07-24 本田技研工業株式会社 不安定車両の走行制御装置
US6543564B1 (en) 1994-05-27 2003-04-08 Deka Products Limited Partnership Balancing personal vehicle
CN1735531A (zh) * 2003-01-06 2006-02-15 辉言 人力驱动的自行玩具
JP3981733B2 (ja) 2003-09-17 2007-09-26 独立行政法人産業技術総合研究所 平行2輪乗用台車
JP4572594B2 (ja) * 2004-06-16 2010-11-04 トヨタ自動車株式会社 平行二輪車
JP4650327B2 (ja) 2005-04-14 2011-03-16 トヨタ自動車株式会社 同軸二輪車
CN101353070A (zh) 2005-04-14 2009-01-28 丰田自动车株式会社 共轴两轮车辆
JP4240114B2 (ja) * 2006-11-15 2009-03-18 トヨタ自動車株式会社 走行装置
JP4849103B2 (ja) 2007-10-22 2012-01-11 トヨタ自動車株式会社 同軸二輪車
JP4702414B2 (ja) * 2008-07-29 2011-06-15 トヨタ自動車株式会社 同軸二輪車及び同軸二輪車の制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001384A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Sony Corp 不安定走行装置
WO2009054208A1 (ja) * 2007-10-22 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 同軸二輪車及びその制御方法
JP2010030568A (ja) * 2008-07-31 2010-02-12 Toyota Motor Corp 車体構造及び同軸二輪車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014184904A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Toyota Motor Corp 同軸二輪車
JP2016117320A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 トヨタ自動車株式会社 倒立移動体及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8606468B2 (en) 2013-12-10
US20120035809A1 (en) 2012-02-09
CN102414077A (zh) 2012-04-11
EP2546131A4 (en) 2014-07-02
CN102414077B (zh) 2015-04-22
EP2546131B1 (en) 2015-05-20
JPWO2011111123A1 (ja) 2013-06-27
EP2546131A1 (en) 2013-01-16
WO2011111123A1 (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5062361B2 (ja) 移動体
JP4710934B2 (ja) 車体構造及び同軸二輪車
JP5045598B2 (ja) 搬送車及び連結機構
US8256545B2 (en) Coaxial two-wheel vehicle and method of controlling the same
US8447506B2 (en) Traveling device and its control method
JP5276719B2 (ja) 倒立振子型移動体
JP2012081784A (ja) 車体傾斜装置
JP2014151721A (ja) ホイールウォーカー
JP4599907B2 (ja) 走行装置
JP7320192B2 (ja) 電動車両
JP2009120177A (ja) 同軸二輪車
JP5369999B2 (ja) 車両
JP5263058B2 (ja) 搭乗姿勢保持機構及び同軸二輪車
JP2011183864A (ja) 移動体
JP2011046297A (ja) 車両
JP5262935B2 (ja) 同軸二輪車
JP2011025877A (ja) 自転車
KR20110120268A (ko) 이동체
JP6245115B2 (ja) 倒立型移動体及びその制御方法
JP2011046275A (ja) 車両
JP2012076471A (ja) 移動体
JP5310410B2 (ja) 同軸二輪車およびその制御方法
JP2017226289A (ja) 電動車
JP6011372B2 (ja) 同軸二輪車及びその制御方法
JP2022115570A (ja) 小型電動車両

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5062361

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3