JP2012076471A - 移動体 - Google Patents

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誠治 西
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Abstract

【課題】移動体における、加減速の操作性を向上させる。
【解決手段】移動体における前後への重心移動に応じて、前後方向への移動を実現する移動体であって、車体と、車体に対して前後方向に傾動可能に支持されたステップ部と、ステップ部の前後方向への傾動を操作する操作部と、を備える。これにより、搭乗者による操作部の操作に基づいてステップ部を傾動させ、搭乗者の重心移動を補助することができる。したがって、移動体の操作性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体に関する。
複数のジャイロ等により車両の傾きを検出し、主にピッチ軸方向(前後方向)の車両の姿勢制御を行う移動体が知られている(例えば特許文献1)。このような従来の移動体では、例えば搭乗者の体重移動による重心の変化に基づいて、移動を制御している。
ところで、運転者が搭乗しているステッププレートを、走行方向をロール軸として、このロール軸を中心に回転させる移動体が知られている(特許文献2)。このような移動体によれば、運転者が移動体を旋回走行させた場合に、重心の位置を内側に移すことができるため、搭乗者が遠心力に対抗することができる。
米国特許第5971091号公報 特開2006−315666号公報
特許文献1や特許文献2に記載された移動体は、搭乗者による前後方向への重心移動が必要であり、重心が後方に移動すればブレーキの制御が行われ、重心が前方に移動すればアクセルの制御が行われる。しかしながら、重心移動をスムーズに行い、円滑な操作を行う為には、多少の練習が必要であった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、操作が容易な移動体を提供することを目的とする。
本発明に係る移動体は、前後への重心移動に応じて、前後方向への移動を実現する移動体であって、車体と、車体に対して前後方向に傾動可能に支持されたステップ部と、前記ステップ部の前後方向への傾動を操作する操作部と、を備える。
これにより、操作部の操作によりステップ部を操作することができ、搭乗者の重心移動を補助することができる。
他方、前記操作部は、前記ステップ部に接続されたワイヤーを備え、前記ステップ部は、前記操作部における操作に応じたワイヤーの張力により、傾動する駆動力が与えられる、移動体である。
他方、前記ステップ部を傾動させるステップ駆動手段と、前記ステップ駆動手段の動作を制御するステップ制御手段と、を備え、前記ステップ制御手段は、搭乗者による前記操作部の操作に応じて前記ステップ部を傾動させるよう、前記ステップ駆動手段の動作を制御する、移動体である。
移動体における、操作性を向上させることができる。
実施の形態1にかかる移動体の概略を示す図である。 実施の形態1にかかる移動体のブロック図である。 実施の形態1にかかる移動体の減速のフローチャートである。 実施の形態2にかかる移動体の概略を示す図である。 実施の形態2にかかる移動体のブロック図である。 実施の形態2にかかる移動体の減速のフローチャートである。 実施の形態3にかかる移動体の概略を示す図である。 実施の形態3にかかる移動体のブロック図である。 実施の形態3にかかる移動体の減速のフローチャートである。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、移動体100の概略を示す図である。また、図2は移動体100のブロック図である。
移動体100は、車体10と、ステップ部11と、第1の車輪12と、第2の車輪13と、第1の駆動手段14と、第2の駆動手段15と、第1の検出手段16と、第2の検出手段17と、車輪制御手段18と、操作バー19と、把持部20と、操作部21と、ワイヤー22と、を備えている。移動体100は、搭乗者の重心の移動に基づく車体10の前後方向への傾動角度に応じて、前方又は後方への走行速度が制御される倒立型移動体である。
車体10は、人が乗降するステップ部11を上面に有している。車体10には、第1の駆動手段14と、第2の駆動手段15と、第1の検出手段16と、第2の検出手段17と、車輪制御手段18が搭載されている。また、車体10には操作バー19が連結している。
ステップ部11は、搭乗者が足を乗せるステップである。例えば、移動体100が平坦な路面上にある場合には、ステップ部11は水平となるように設けられている。すなわち図1において、実線で示された状態である。
ここでステップ部11は、前後のステッププレート11a、11bと、ステッププレート接続部11cにより構成されているリンク機構である。ステッププレート11aは、移動体100の前方側に配置されている。ステッププレート11bは、移動体100の後方側に配置されている。搭乗者の両足は、ステッププレート11bに乗せるものとする。
ステッププレート接続部11cは、複数のステッププレート11a、11bの接続部である。ステッププレート接続部11cは、ステッププレート11aの後方部と、ステッププレート11bの前方部を接続している。ステッププレート接続部11cは、移動体100の上下方向への自由度を持つ。ステッププレート接続部11cが上下動することより、ステッププレート11aの後方部およびステッププレート11bの前方部が上下動する。ステッププレート接続部11cが上方向に動作した状態が、図1の破線で示されている。
ここで例えば、ステッププレート11aの後方側の端部にピンが設けられている。ステッププレート11aの前方側の端部は回転可能に連結されている。ステッププレート11bの前方側の端部は、水平状態としたときに、前方側に突出する突出部を有し、当該突出部に長穴が形成されている。そして、ステッププレート11aのピンがステッププレート11bの長穴に挿入され、ステッププレート接続部11cとされている。ステッププレート11bの後方部の端部は、車体10に回転可能に連結されている。これにより、ステッププレート接続部11cが上方に移動すると、ステッププレート11bは後方に傾動する。
なお、ステッププレートの枚数は上記に限られず、ステッププレート接続部11cは複数存在しても良い。ステップ部11は、1枚のステッププレートを分割したものであってもよい。
第1及び第2の車輪12、13は、車体10の走行方向に直交した軸を中心に回転する。第1及び第2の車輪12、13は、当該直交する方向に沿って車体10を挟んで両側に配設される。
第1及び第2の車輪12、13は、それぞれ第1及び第2の駆動手段14、15と接続されている。第1及び第2の車輪12、13は、それぞれ第1及び第2の駆動手段14、15により駆動力が与えられる。
第1及び第2の駆動手段14、15は、例えば電動モータ及び減速ギアなどを備える。第1及び第2の駆動手段14、15は、車輪制御手段18からの制御信号に基づいて制御される。
第1の検出手段16は、車体10のピッチ角度又は/及びピッチ角速度を検出する。第1の検出手段16は、検出した車体10のピッチ角度やピッチ角速度を、車輪制御手段18に出力する。ここで、移動体100の前後への回転方向をピッチ方向とする。
第1の検出手段16は、ジャイロセンサ、加速度センサ等を備えている。
第2の検出手段17は、操作バー19の左右方向の傾動角度を検出する。第2の検出手段17は、検出した傾動角度を、車輪制御手段18に出力する。第2の検出手段17は、車体10と操作バー19との連結部に配置されている。または、第2の検出手段17は、車体の左右方向の傾動角度を検出するものとしてもよい。
車輪制御手段18は、第1及び第2の検出手段16、17の検出信号に基づいて、第1及び第2の駆動手段14、15を制御する。すなわち、車輪制御手段18は、第1及び第2の検出手段16、17からの検出信号等に基づき所定の演算処理を実行し、必要な制御信号を第1及び第2の駆動手段14、15に出力する。車輪制御手段18は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)を有する演算回路と、プログラムメモリやデータメモリその他のRAMやROM等を有する記憶装置等を備えるECU(Electric control Unit)である。
操作バー19は、移動体100の旋回を実現するべく、搭乗者に操作される。操作バー19の一端は、車体10の前方中央部に、当該車体10の左右方向へ回動可能に連結されている。また操作バー19の他端部には、把持部20と操作部21が形成されている。把持部20は、搭乗者により把持される。
操作部21は、搭乗者が把持部20を把持した状態において操作可能な箇所に配設され、搭乗者の操作により減速を指示する。典型的には、操作部21は、ブレーキレバー(減速調整手段)である。
ワイヤー22は、操作部21とステップ部11とを接続している。より具体的には、ワイヤー22は、ステップ部11のステッププレート接続部11cと接続している。
例えば、ワイヤー22は、搭乗者が操作部21において減速操作すると、ステッププレート接続部11cに対し上方向の力を与える。これにより、ステッププレート11bの前方部が持ちあがり、ステッププレート11bは後方に傾動する。
ここで、操作部21をブレーキレバーとした場合には、ブレーキレバーとステップ部11の動作の比率を変更できる機構を有するのが望ましい。すなわち搭乗者が減速操作をする場合には、ブレーキレバーを大きく操作する。これにより搭乗者が非力であっても、ブレーキレバーを大きく動かすことにより、ステップ部11を傾動させることができる。
次に、操作部21の操作に基づいて、移動体100が減速する手順について説明する。図3は、移動体100が減速を行うフローチャートである。
搭乗者が、操作部21を操作する(ステップS1)。例えば、搭乗者は操作部のレバーを握り、ワイヤーを引き上げる。つまり、操作部21において減速の操作が行われた場合には、ワイヤー22は、ステッププレート接続部11cに対し上方向の力を加える。
このとき、搭乗者による操作部21の操作量に比例したワイヤー22の引き込み量がステップ部11に伝えられる(ステップS2)。
力が加えられたステップ部11は傾動する(ステップS3)。より具体的には、ワイヤー22の張力によりステッププレート接続部11cに上方向の力が加えられると、ステッププレート接続部11cが上方向に動作する。これにより、ステッププレート11bの前方部が上方向に動作するため、ステッププレート11bは後方に傾動することとなる。
搭乗者の重心が後方に移動する(ステップS4)。具体的には、ステッププレート11bが後方に傾動するにともない、搭乗者は後方に傾動する。その結果、搭乗者の重心が後方に移動する。
車輪制御手段18は、搭乗者の重心移動に基づいて移動体100の減速を制御する(ステップS5)。より具体的には、第1の検出手段16は、搭乗者の後方への重心の移動により変動した車体10のピッチ角度又は/及びピッチ角速度を検出する。車輪制御手段18は、第1の検出手段16の検出結果に基づき、第1及び第2の駆動手段14、15の動作を制御する。これにより車輪制御手段18は、第1及び第2の車輪12、13の動作を制御することができる。すなわち、移動体100の減速を制御することができる。
なお、操作部21における減速操作が終了した場合には、ワイヤー22はステップ部11に加えていた力を解除する。例えば、搭乗者は操作部21のレバーの握りを解除する。これによりステッププレート接続部11cは、自重により、上方に持ち上げられた状態から元の位置に戻る。したがって移動体100は、図1の実線で示したような、ステッププレート11aとステッププレート11bが略水平の状態となる。
車輪制御手段18は、ステップ部11の状態変化に基づく搭乗者の重心変動に応じて、第1及び第2の車輪12、13の動作を、減速状態から通常の状態になるよう制御する。
このような移動体100は、操作部21の操作によりステップ部11が後方に傾動することで、搭乗者の重心移動が補助され、この重心移動に基づいて移動体100の減速が行われる。
これにより、例えば搭乗者が移動体100の運転に不慣れであっても、操作部21の操作により、移動体100の減速を容易に行うことができる。よって、移動体100の操作が容易である。
また移動体100は、操作部21の握りをロックした状態にできることが好ましい。搭乗者が操作部21の握りをロックした状態で降車すると、ステッププレート11bが後方に傾動した状態で、移動体100は停止した状態となり、第三者が搭乗した場合であっても、その搭乗姿勢は後進する姿勢となる。したがって急発進できないことから、停止中の移動体100の盗難等を防止することができる。
なお、操作部21は複数備えられていてもよい。例えば操作部21には、ブレーキレバーのほか、移動体の加速操作を行うためのアクセルレバーが設けられているものとする。この場合、例えば、ブレーキレバー用のワイヤー22のほかに、アクセルレバー用のワイヤー(図示せず)を用意する。アクセルレバーが接続するワイヤーは、ステッププレート11bの後方部に接続されており、ステッププレート11bの後方部に上方向の力を伝える。このとき、ステッププレート11bの後方部は、上下に動作可能な状態で車体に連結されているものとする。
これにより、アクセルレバーの操作に基づいてステッププレート11bを前方に傾動させることにより、搭乗者を前方に傾動させ、移動体100を加速させることができる。
また搭乗者がアクセルレバーを操作した場合に、ステッププレート接続部11cが下方向に動作するようにワイヤーを設置しても良い。この場合、典型的にはステップ部11にはバネ等の機構が設けられている。これにより、搭乗者がアクセルレバーの操作を停止した場合には、ステッププレート接続部11cが下方向に動作した状態から、図1の実線で示したような、ステッププレート11aとステッププレート11bが略水平の状態となる。
これにより、操作部21の操作に基づいて、移動体100を加減速させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、ステップ部11の傾動をワイヤー22によらずに行う方法について述べる。図4は、移動体200の概略を示す図である。図5は、移動体200のブロック図である。なお、実施の形態1に示した移動体100と同一の構成要素に対しては、同一の符号を付加し、該構成要素に関する説明を省略する。
移動体200は、車体10と、ステップ部11と、第1の車輪12と、第2の車輪13と、第1の駆動手段14と、第2の駆動手段15と、第1の検出手段16と、第2の検出手段17と、車輪制御手段18と、操作バー19と、把持部30と、操作部31と、操作量検出手段32と、ステップ制御手段33と、第3の駆動手段(ステップ駆動手段)34と、を備える。
操作バー19の一端は、車体10の前方中央部に、当該車体10の左右方向へ回動可能に連結されている。また操作バー19の他端部には、把持部30と、操作部31と、操作量検出手段32が備えられている。
把持部30は、搭乗者により把持される。操作部31は、搭乗者が把持部30を把持した状態において操作可能な箇所に配設され、搭乗者の操作により加減速を指示する。操作量検出手段32は、操作部31に設置され、搭乗者により操作された操作部31の操作量を検出する。また操作量検出手段32は、有線または無線により、検出した操作量を、検出信号としてステップ制御手段33に伝達する。
ステップ制御手段33は車体10に備えられており、操作量検出手段32の検出信号に基づいて、第3の駆動手段34を制御する。すなわち、ステップ制御手段33は、操作量検出手段32からの検出信号に基づき所定の演算処理を実行し、必要な制御信号を第3の駆動手段34に出力する。ステップ制御手段33は、例えば、CPUを有する演算回路と、プログラムメモリやデータメモリその他のRAMやROM等を有する記憶装置等を備えるECUである。
第3の駆動手段34は、車体10に備えられており、例えば電動モータやアクチュエーターなどを有する。第3の駆動手段34は、ステップ制御手段33からの制御信号に基づいて制御される。第3の駆動手段34は、ステップ部11のステッププレート接続部11cと接続しており、第3の駆動手段34が駆動することでステッププレート接続部11cの上下動が行われる。
したがって第3の駆動手段34は、ステップ制御手段33の制御信号に基づいて駆動することにより、ステップ部11を傾動させることができる。ステップ部11のステッププレート11bが後方に傾動した状態が、図4の破線で示されている。
次に、操作部31の操作に基づいて、移動体200の減速を行う手順について説明する。図6は、移動体200の減速のフローチャートである。
搭乗者が、操作部31を操作する(ステップS11)。
操作量検出手段32は、搭乗者による操作部31の操作量を検出する。操作量検出手段32は、検出した操作部31の操作量を、検出信号としてステップ制御手段33に出力する(ステップS12)。
ステップ制御手段33は、入力された検出信号に基づいて演算を行う(ステップS13)。具体的には、ステップ制御手段33は、ステップ部11を傾動させる角度を算出する。ステップ制御手段33は、演算結果に基づいて制御信号を生成して、第3の駆動手段34に出力する。
第3の駆動手段34は、入力された制御信号に基づいて駆動する(ステップS14)。これにより、ステップ部11が傾動する。
搭乗者の重心が移動する(ステップS15)。具体的には、ステッププレート接続部11cが上方に動作すると、搭乗者が乗るステッププレート11bが後方に傾動するにともない、搭乗者は後方に傾動する。その結果、搭乗者の重心が後方に移動する。
車輪制御手段18は、搭乗者の重心移動に基づいて移動体200の減速を制御する(ステップS16)。より具体的には、第1の検出手段16は、搭乗者の重心の移動により変動した車体10のピッチ角度又は/及びピッチ角速度を検出する。車輪制御手段18は、第1の検出手段16の検出結果に基づき、第1及び第2の駆動手段14、15の動作を制御する。これにより車輪制御手段18は、第1及び第2の車輪12、13の動作を制御することができ、移動体200の減速を制御することができる。
このような移動体200は、操作部21の操作に応じて第3の駆動手段34を動作させると、ステップ部11が後方に傾動する。
これにより搭乗者の重心移動が補助され、この重心移動に基づいて移動体200の減速が行われる。そのため、たとえ搭乗者が移動体200の運転に不慣れであっても、操作部21の操作により、移動体200の減速を容易に行うことができる。よって、移動体200の操作が容易となる。
なお、操作部31は複数備えられていてもよい。例えば操作部31には、ブレーキレバーのほか、移動体の加速操作を行うためのアクセルレバーが設けられているものとする。この場合、ステッププレート11bの後方部は、上下に動作可能な状態で車体に連結されており、アクセルレバーの操作によりステッププレート11bの後方部が上方向に動き、ステッププレート11bは前方に傾動する。これにより、移動体200を加速させることができる。
または、アクセルレバーの加速操作により、ステッププレート接続部11cが下方向に動作することとしても良い。これによりステッププレート11bは前方に傾動する。これにより、移動体200を加速させることができる。
アクセルレバーの操作が終了した場合には、ステップ制御手段33は、図4の実線で示したような、ステッププレート11aとステッププレート11bは略水平となるように制御する。これにより、移動体200は加速状態から通常状態に移行することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、操作部42の操作により移動体300の減速を行う方法について述べる。図7は、移動体300の概略を示す図である。図8は、移動体300のブロック図である。実施の形態1及び実施の形態2で示した移動体100、移動体200と同一の構成要素に対しては、同一の符号を付加し、該構成要素に関する説明を省略する。
移動体300は、車体10と、ステップ部11と、第1の車輪12と、第2の車輪13と、第1の駆動手段14と、第2の駆動手段15と、第1の検出手段16と、第2の検出手段17と、車輪制御手段40と、操作バー19と、把持部41と、操作部42と、操作量検出手段43と、を備える。
操作バー19は、車体10と一端を接続している。また操作バー19は、他端に把持部41と、操作部42と、操作量検出手段43と、を有する。操作量検出手段43は、操作部42に設置され、搭乗者により操作された操作部42の操作量を検出する。典型的には、操作量検出手段43は、力センサのような電子式の検出方法により検出する。また操作量検出手段43は、有線または無線により、検出した操作量を、検出信号として車輪制御手段40に伝達する。
車輪制御手段40は、車体10に備えられている。車輪制御手段40は、第1及び第2の検出手段16、17からの検出信号と、操作量検出手段43からの検出信号に基づき所定の演算処理を実行し、必要な制御信号を第1及び第2の駆動手段14、15に出力する。
ここで車輪制御手段40は、移動体300が停止状態となる重心位置を通り、かつ上下方向にのびる軸を基準軸とし、この基準軸からの車体10の傾動角度または角速度により前後方向への速度を制御するものとする。
次に、操作部42の操作に基づいて移動体300の減速を行う手順について説明する。図9は、移動体300の減速のフローチャートである。
搭乗者が、操作部42を操作する(ステップS21)。ここで、車輪制御手段40はステップS21以前より、第1及び第2の検出手段16、17の検出結果に基づき連続的に重心の演算を行っているものとする。
操作量検出手段43は、搭乗者による操作部42の操作量を検出する。操作量検出手段43は、検出した操作部42の操作量を、検出信号として車輪制御手段40に出力する(ステップS22)。
車輪制御手段40は、操作量検出手段43により検出された操作部42の操作量を用いた演算を行う(ステップS23)。車輪制御手段40は、操作部42の操作量に応じて、基準軸が前方に傾動した位置にあるものとする補正演算を行う。さらに車輪制御手段40は、補正した基準軸に基づき、車体10の傾動角度または角速度に応じて制御信号を出力する。
第1及び第2の駆動手段14、15は、入力された制御信号に基づいて駆動し、移動体300の減速させる(ステップS24)。
これにより、搭乗者による操作部42の操作量に基づいて、移動体300を減速させることができる。よって、移動体200の操作が容易となる。
また、上記では減速について述べたが、加速も同様に行うことができる。すなわち、操作部42で加速の操作がされた場合には、ステップS23において、基準軸が本来の位置より後方に傾動させた位置にあるものとする補正を行う。
したがって、搭乗者は移動体300の加減速を、重心の移動によらずに容易に行うことができる。
さらに、操作部42の操作に基づく移動体300の減速とともに、ステップ部11を傾動させてもよい。
この場合、移動体300は、ステップ制御手段44をさらに備えている。ステップ制御手段44は、操作部42で減速の操作がされた場合には、その操作量に基づいて第3の駆動手段34を駆動し、ステップ部11を後方に傾動させる。これにより搭乗者の重心が後方に移動する。
したがって、搭乗者は減速に合わせた姿勢になるよう補助される。なお、ステップ制御手段44は、移動体300に対する搭乗者の重心の位置が、操作部42の操作前と操作後で一致するよう、ステップ部11を動作させてもよい。
また、車輪制御手段40は、ステップ部11の傾動にともない、基準軸の補正の演算を逐次的に行い、この逐次補正された基準軸に基づいて減速を行うこととしてもよい。
なお、操作部42の操作に基づくステップ部11の傾動は、ステップ制御手段44および第3の駆動手段34を用いなくてもよい。すなわち、操作部42とステップ部11とをワイヤーで接続し、操作部42における減速操作に基づき、ワイヤーの張力を用いてステップ部11を後方に傾動させてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えばステップ部11において、搭乗者の足をステッププレート11bに乗せるものとして説明したが、左右の足をそれぞれ乗せる2つのステップ部を用意し、それぞれのステップ部の傾動を制御するものとしてもよい。操作部21、31、41において、搭乗者による操作手段はレバーであるほか、ボタン等の他のものでもよい。
10 車体
11 ステップ部
11a ステッププレート
11b ステッププレート
11c ステッププレート接続部
12 第1の車輪
13 第2の車輪
14 第1の駆動手段
15 第2の駆動手段
16 第1の検出手段
17 第2の検出手段
18 車輪制御手段
19 操作バー
20 把持部
21 操作部
22 ワイヤー
30 把持部
31 操作部
32 操作量検出手段
33 ステップ制御手段
34 第3の駆動手段
40 車輪制御手段
41 把持部
42 操作部
43 操作量検出手段
44 ステップ制御手段
100 移動体
200 移動体
300 移動体

Claims (3)

  1. 前後への重心移動に応じて、前後方向への移動を実現する移動体であって、
    車体と、
    車体に対して前後方向に傾動可能に支持されたステップ部と、
    前記ステップ部の前後方向への傾動を操作する操作部と、を備える、
    移動体。
  2. 前記操作部は、前記ステップ部に接続されたワイヤーを備え、
    前記ステップ部は、前記操作部における操作に応じたワイヤーの張力により、傾動する駆動力が与えられる、
    請求項1に記載の移動体。
  3. 前記ステップ部を傾動させるステップ駆動手段と、
    前記ステップ駆動手段の動作を制御するステップ制御手段と、を備え、
    前記ステップ制御手段は、搭乗者による前記操作部の操作に応じて前記ステップ部を傾動させるよう、前記ステップ駆動手段の動作を制御する、
    請求項1に記載の移動体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078718A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 トヨタ自動車株式会社 倒立型移動体
JP2018127050A (ja) * 2017-02-07 2018-08-16 公立大学法人大阪府立大学 倒立振子型車両

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