JP5058876B2 - 接続部品 - Google Patents

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Description

本発明は、板状部材の外表面に設けられた平面電極と電線とを電気的に接続する接続部品に関する。
従来、自動車のフロントガラス等には、曇り止めのためのヒータ線が取り付けられている(例えば、特許文献1ないし3参照)。また、近年、前述したフロントガラスだけでなく、自動車のドアに取り付けられて上下方向に移動するウィンドウガラスにも前述したヒータ線等が取り付けられている。従来、このウィンドウガラスのヒータ線と該ヒータ線に電力を供給する電線とを接続する接続構造として、例えば図10に示す接続構造100が用いられている。
図10は、ヒータ線としての導体パターン121と電線103とを接続する接続構造100を示している。この接続構造100は、電線103に取り付けられた端子金具104を導体パターン121に半田付けすることで、導体パターン121と電線103とを電気的に接続する。
導体パターン121は、板状部材としてのウィンドウガラス102の外表面に導電性ペーストを塗布して形成されている。導体パターン121の両端部は、平面電極122をなしている。端子金具104は、板金を折り曲げる等して形成されている。端子金具104は、電気接触部141と電線接続部142とを備えている。電気接触部141は、平板状に形成され、平面電極122に重ねられて、半田を介して平面電極122と電気的に接続されている。電線接続部142は、電線103の端部が載置される底板部と、電線103の芯線を加締める加締め片とを備え、加締め片が電線103の芯線を加締めることで電線103と電気的に接続されている。
前述した接続構造100においては、ウィンドウガラス102やドアの開状態時に、平面電極122と電気接触部141との接点や、電線103の芯線と電線接続部142との接点等に雨水等の液体がかかるといった問題があった。また、ウィンドウガラス102やドアの閉状態時にも、これら接点等にウィンドウガラス102の外表面に結露した水等がかかるといった問題があった。このため、接続構造100においては、端子金具104が平面電極122に半田付けされた後に、前述した接点等(図10中の二点鎖線で囲まれた部分H)に絶縁コーティング剤を塗布する防水処理を行っていた。
特開平7−132781号公報 特開平7−329724号公報 特開平8−139512号公報
しかしながら、前述した接続構造100においては、端子金具104と平面電極122とを半田付けによって接続していたので、接続作業が煩雑であり作業性が悪いといった問題があった。また、半田の使用は環境面を考慮すると好ましいものではなかった。さらに、端子金具104を平面電極122に半田付けした後に前述した接点等に防水処理を行っていたので、作業工程数が多くなり作業性が悪いといった問題があった。さらに、ウィンドウガラス102のドアへの組付作業をウィンドウガラス102に端子金具104や電線103を取り付けた後に行うことになるので、ドアへの組付ラインにおけるウィンドウガラス102の取扱性や組付作業性が悪いといった問題があった。
本発明は、このような問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、容易な作業で平面電極と電線とを電気的に接続できる接続部品を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、板状部材の外表面に形成された平面電極と電線とを電気的に接続する接続部品であって、前記電線に取り付けられる端子金具と、前記端子金具を内部に収容するハウジングと、弾性材料で構成され、前記ハウジングに取り付けられて前記板状部材を挟持する挟持部と、前記挟持部に取り付けられ、一端部が前記端子金具と電気的に接続されて、前記挟持部が前記板状部材を挟持すると他端部が前記平面電極と電気的に接続される導電部と、を備えたことを特徴とした接続部品である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された接続部品において、前記挟持部が、前記端子金具と前記導電部の一端部との接点を包囲するように前記ハウジングまたは前記端子金具と密着する第1の密着部と、前記平面電極と前記導電部の他端部との接点を包囲するように前記板状部材または前記平面電極と密着する第2の密着部と、を備えたことを特徴とした接続部品である。
請求項1に記載された発明によれば、弾性材料で構成されて板状部材を挟持する挟持部と、挟持部に取り付けられて一端部が端子金具と電気的に接続されかつ挟持部が板状部材を挟持すると他端部が平面電極と電気的に接続される導電部とを備えているので、挟持部が板状部材を挟持することで、接続部品が板状部材に取り付けられて平面電極と電線とが電気的に接続される。したがって、半田付けを行う必要がなく、接続部品を板状部材に取り付ける容易な作業で平面電極と電線とを電気的に接続できる。また、接続部品を板状部材に取り付けるための別部品が必要ないので、部品数を減少させてコストを低減できる。
請求項2に記載された発明によれば、挟持部が、端子金具と導電部の一端部との接点を包囲するようにハウジングまたは端子金具と密着する第1の密着部と、平面電極と導電部の他端部との接点を包囲するように板状部材または平面電極と密着する第2の密着部とを備えているので、2つの接点が確実に防水される。したがって、これら接点に別途防水処理を施す必要がなくなり、作業工程数を減少させることができる。また、第2の密着部によって接続部品が板状部材に確実に保持されるので、板状部材から不用意に外れてしまうことがない。
以下、本発明の一実施形態にかかる接続部品を図1ないし図9を参照して説明する。本発明の一実施形態にかかる接続部品1は、図1に示すように、板状部材としてのウィンドウガラス2の外表面に形成された平面電極22と電線3とを電気的に接続する。本実施形態においては、平面電極22が2つ設けられており、これらに対応して接続部品1と電線3も2つずつ設けられている。
ウィンドウガラス2は、板状のガラスであり、自動車のドアに昇降自在に取り付けられる。ウィンドウガラス2の車室側の外表面には、図1に示すように、導体パターン21が形成されている。導体パターン21は、ウィンドウガラス2の曇りや凍結を防止する曇り止め装置の発熱源として設けられている。導体パターン21は、例えば、ウィンドウガラス2の外表面に銀ペースト等の導電性ペーストが塗布されて形成されている。導体パターン21の外表面は平坦に形成されている。
前述した導体パターン21の両端部は、各々平面電極22とされている。これら平面電極22は、ウィンドウガラス2の下端部近傍に配されている。また、導体パターン21の平面電極22を除く部分には、シリコーン系コーティング剤やホットメルト剤等の絶縁性コーティング剤が塗布されている。この絶縁性コーティング剤の塗布作業は、導体パターン21の形成作業と連続して行われ、接続部品1のウィンドウガラス2への接続作業以前に予め行われている。
電線3は、所謂被覆電線3である。電線3は、図2等に示すように、導電性の芯線31と、絶縁性の被覆部32とを備えている。芯線31は、複数の素線が撚られて形成されている。素線は、銅やアルミニウム等の導電性の金属で構成されている。なお、芯線31は、一本の素線から構成されていてもよい。被覆部32は、絶縁性の合成樹脂等で構成されている。被覆部32は、芯線31の外周面を被覆している。被覆部32は、電線3の端部において一部が皮剥きされて取り除かれ、芯線31を露出させている。
接続部品1は、図2に示すように、端子金具4と、ハウジング5と、接続体6と、防水栓7と、リアホルダ8とを備えている。端子金具4は、板金を折り曲げる等して形成されている。端子金具4は、図3に示すように、電気接触部41と、電線接続部42とを一体に備えている(図3は、図2中の下方から見た端子金具4を示している)。電気接触部41は、帯板状に形成されている。電気接触部41は、接続体6の後述する導電部材67の一端部67aと電気的に接続される。
電線接続部42は、電気接触部41に連なる底板部43と、底板部43に連なる電線加締め片44及び防水栓加締め片45とを備えている。底板部43は、帯板状に形成され、その外表面上に電線3の端部を位置付ける。電線加締め片44と防水栓加締め片45とは、各々底板部43の幅方向両端から立設している。電線加締め片44は、底板部43に近づくように曲げられて該底板部43との間に電線3の芯線31を挟み、該芯線31を加締める。これによって、電線接続部42に電線3が取り付けられて、端子金具4と電線3とが電気的に接続される。防水栓加締め片45は、底板部43に近づくように曲げられて該底板部43との間に防水栓7の後述する小径部72を挟み、該小径部72を加締める。これによって、電線接続部42即ち端子金具4に防水栓7が取り付けられる。
ハウジング5は、絶縁性の合成樹脂等で構成されている。ハウジング5は、図2に示すように、角筒状に形成された本体部51と、本体部51の長手方向の一端部51aに連なる取付部52とを一体に備えている。本体部51は、取付部52から離れた他端部51b側の開口から端子金具4を挿入されて、内部に端子金具4の電線接続部42を収容する。また、本体部51の他端部51b側の外表面には、リアホルダ8の後述するロックアーム82と係合する一対のロック突起51cが突出している。
取付部52には、接続体6が取り付けられる。取付部52は、本体部51に連なる帯板状の基部53と、板状に形成されて基部53の幅方向両端から立設した一対の側部54a、54bとを備え、コ字状に形成されている。基部53は、その中央部分が本体部51の一端部51a側の開口を塞ぐように本体部51に連なっている。基部53のこの中央部分には、図4に示すように、本体部51の長手方向に沿って基部53を貫通した端子通し孔55が設けられている。端子通し孔55の内径は、端子金具4の電気接触部41の外径より僅かに大きい。端子通し孔55は、電気接触部41を内部に通す。
一対の側部54a、54bは、本体部51の長手方向に沿って立設している。一対の側部54a、54bは、互いに間隔をあけて互いに平行に設けられている。一対の側部54a、54bの互いに相対する各内面には、係止突部56が突出している。係止突部56は、直線リブ状に形成され、各側部54a、54bの基部53から離れた端部全長に亘って形成されている。係止突部56は、取付部52に取り付けられた接続体6が取付部52から抜け落ちるのを防止する。
また、一方の側部54aの内面には、該内面から凹に形成された凹部57が設けられている。凹部57は、本体部51の長手方向に沿って端子通し孔55と並んで設けられ、端子通し孔55と連通している。凹部57の平面形状は電気接触部41の平面形状と略等しく、凹部57の深さは電気接触部41の厚さと略等しい。凹部57は、端子通し孔55内に通された電気接触部41を内部に収容する。凹部57内に収容された電気接触部41の外表面は、一方の側部54aの内面と略面一になる。
接続体6は、図5に示すように、挟持部としての挟持部材60と、導電部としての導電部材67とを備えている。挟持部材60は、ゴム等の弾性材料で構成され、ハウジング5に取り付けられる。挟持部材60は、帯板状に形成された基壁61と、板状に形成されて基壁61の幅方向両端から立設した一対の側壁62a、62bとを備え、コ字状に形成されている。
一対の側壁62a、62bの外表面間の間隔は、取付部52の一対の側部54a、54bの内面間の間隔よりも僅かに小さい。一対の側壁62a、62bの内面間の間隔は、ウィンドウガラス2の厚さよりも僅かに大きい。一対の側壁62a、62bの一方の側壁62aの中央には、内部に導電部材67を通す貫通孔63が設けられている。貫通孔63は、一方の側壁62a上において、挟持部材60がハウジング5に取り付けられた際に端子金具4の電気接触部41と重なる位置、かつ、挟持部材60がウィンドウガラス2を挟持した際に平面電極22と重なる位置に設けられている。また、この貫通孔63の一方の側壁62aの外表面側の外縁には、椀状に形成された凹部68が設けられている。
前述した挟持部材60には、さらに、図5及び図6に示すように、第1の密着部64と、第2の密着部としての第1のリブ65及び第2のリブ66とが設けられている。第1の密着部64は、リブ状に形成され、前述した貫通孔63が設けられた一方の側壁62aの外表面から突出している。第1の密着部64は、環状に形成され、その中心に貫通孔63を位置付けて該貫通孔63を包囲するように設けられている。
第1のリブ65は、リブ状に形成され、一対の側壁62a、62bの各内面から突出して一対設けられている。第1のリブ65は、各側壁62a、62bの基壁61から離れた端部全長に亘って形成されている。
第2のリブ66は、リブ状に形成され、一方の側壁62aの内面、基壁61の内面、他方の側壁62bの内面に亘ってこれら内面から突出して、コ字状に形成されている。第2のリブ66は、第1のリブ65の長手方向に直交(交差)する方向に沿って形成され、一対の第1のリブ65同士を連結するように設けられている。第2のリブ66の突出量は、第1のリブ65の突出量と略等しい。また、第2のリブ66は、第1のリブ65の長手方向に沿って間隔をあけて一対設けられている。一対の第2のリブ66は、互いの間に一方の側壁62aの貫通孔63を位置付ける。そして、第1のリブ65と第2のリブ66とは、貫通孔63を包囲するように設けられている。
導電部材67は、導電性の金属材料で構成され、円柱状に形成されている。導電部材67は、図9に示すように、貫通孔63内に配されて、挟持部材60の一方の側壁62aを貫通した状態で挟持部材60に取り付けられる。本実施形態では、導電部材67は、挟持部材60と別体で成形された後にインサート成形によって挟持部材60と一体化されている。
前述した導電部材67が挟持部材60に取り付けられた状態を図8及び図9に示す。なお、図8中、初期状態(弾性変形して密着し圧縮される前の状態)の第1の密着部64及び第1のリブ65を点線で示している。また、図9中、初期状態の第1の密着部64を点線で示し、紙面奥側の初期状態の第1の密着部64及び第2のリブ66を一点鎖線で示している。
導電部材67が挟持部材60に取り付けられると、図9に示すように、導電部材67の長手方向の一端部67aは、一方の側壁62aの外表面から突出する。この一端部67aは、初期状態の第1の密着部64の先端よりも一方の側壁62aの外表面寄りに配され、初期状態の第1の密着部64よりも突出量が小さい。また、導電部材67の長手方向の他端部67bは、一方の側壁62aの内面から突出する。この他端部67bは、初期状態の第1のリブ65及び第2のリブ66の先端よりも一方の側壁62aの内面寄りに配され、初期状態のこれらリブ65、66よりも突出量が小さい。
前述した接続体6は、挟持部材60の基壁61の外表面が取付部52の基部53の内面と相対し、一対の側壁62a、62bの外表面が各々取付部52の一対の側部54a、54bの内面と相対するように、ハウジング5に取り付けられる。接続体6がハウジング5に取り付けられると、第1の密着部64がハウジング5の内面(取付部52の一方の側部54aの内面)と密着して圧縮され、第1の密着部64の突出量が小さくなる。そして、導電部材67の一端部67aが、ハウジング5の凹部57近傍に配される。
そして、この接続体6が取り付けられたハウジング5内に端子金具4が挿入されると、導電部材67の一端部67aが電気接触部41に重ねられて、導電部材67の一端部67aが端子金具4と電気的に接続される。このとき、第1の密着部64は、導電部材67の一端部67aと端子金具4との接点S1(図9)を包囲するようにハウジング5の内面及び電気接触部41の外表面と密着する。そして、第1の密着部64は、前記包囲した部分内に水等の液体が浸入するのを防止して、接点S1に水等の液体が付着するのを防止する。
また、前述した接続体6は、挟持部材60の一対の側壁62a、62bの間にウィンドウガラス2を位置付ける。すると、第1のリブ65及び第2のリブ66がウィンドウガラス2の外表面及び平面電極22と密着して、挟持部材60がウィンドウガラス2を挟持する。そして、これらリブ65、66がウィンドウガラス2の外表面及び平面電極22と密着して圧縮され、リブ65、66の突出量が小さくなる。
そして、導電部材67の他端部67bがウィンドウガラス2の平面電極22に重ねられて、導電部材67の他端部67bが平面電極22と電気的に接続される。このとき、リブ65、66は、導電部材67の他端部67bと平面電極22との接点S2(図9)を包囲するようにウィンドウガラス2の(平面電極22が形成されていない)外表面及び平面電極22の外表面と密着する。そして、リブ65、66は、前記包囲した部分内に水等の液体が浸入するのを防止して、接点S2に水等の液体が付着するのを防止する。
防水栓7は、ゴム等の弾性材料で構成されている。防水栓7は、図3に示すように、円筒状の大径部71と、大径部71に連なる円筒状の小径部72と、電線通し孔73と、リップ部74とを備えている。大径部71と小径部72とは、互いに同軸的かつ直列に配されている。大径部71の外径は、小径部72の外径よりも大きい。
電線通し孔73は、大径部71及び小径部72の中心軸上に設けられた孔である。電線通し孔73の内径は、電線3の被覆部32の外径よりも僅かに小さい。リップ部74は、大径部71の外周面から突出し、大径部71の全周に亘って形成されている。リップ部74は、大径部71の中心軸に沿って互いに間隔をあけて2つ設けられている。
前述した防水栓7は、図3に示すように、電線通し孔73内に電線3を密着させて通して電線3に取り付けられ、小径部72の外周面に端子金具4の防水栓加締め片45が加締められて端子金具4に取り付けられる。その後、防水栓7は、ハウジング5の本体部51の他端部51b側の開口から本体部51内に押し込まれ、リップ部74を本体部51の内面に密着させて、本体部51即ちハウジング5の内面と電線3の外周面との間を水密に保つ。
リアホルダ8は、絶縁性の合成樹脂等で構成されている。リアホルダ8は、図2に示すように、蓋部81と、ロックアーム82と、電線通し孔83とを備えている。蓋部81は、矩形平板状に形成され、ハウジング5の本体部51の他端部51b側の開口を覆う大きさに形成されている。ロックアーム82は、枠状に形成され、蓋部81の外縁から立設して一対設けられている。ロックアーム82は、ハウジング5のロック突起51cと係合する。電線通し孔83は、蓋部81を貫通して設けられ、内部に電線3を通すことができる大きさに形成されている。
前述したリアホルダ8は、図8に示すように、端子金具4及び防水栓7を内部に収容したハウジング5に取り付けられる。リアホルダ8は、電線通し孔83内に電線3を通した状態で本体部51の他端部51b側の開口を覆うように配され、ロックアーム82を本体部51のロック突起51cと係合させて、ハウジング5に取り付けられる。リアホルダ8は、ハウジング5内から端子金具4や防水栓7が抜け落ちるのを防止する。
前述した構成の接続部品1は、以下のように組み立てられる。まず、電線3を、リアホルダ8の電線通し孔83内に通した後、防水栓7の大径部71側から小径部72側に向かって電線通し孔73内に通す。そして、芯線31を端子金具4の底板部43に載置して電線加締め片44を加締めて、防水栓7の小径部72を底板部43に載置し防水栓加締め片45を加締める(図3)。次いで、前述したようにハウジング5に接続体6を取り付け、接続体6が取り付けられたハウジング5内に、電線3に取り付けられた端子金具4及び防水栓7を挿入していく。
すると、端子金具4の電気接触部41がハウジング5の端子通し孔55を通って凹部57内に収容されて導電部材67の一端部67aに重ねられ、端子金具4と導電部材67の一端部67aとが電気的に接続される。このとき、第1の密着部64は、端子金具4と導電部材67の一端部67aとの接点S1を包囲するようにハウジング5及び端子金具4と密着する。そして、ロックアーム82をロック突起51cに係合させてリアホルダ8をハウジング5に取り付け、接続部品1が組み立てられる。
前述のように組み立てられた接続部品1は、ウィンドウガラス2をドアに組み付ける際に、以下のようにウィンドウガラス2に取り付けられる。まず、挟持部材60の一対の側壁62a、62bの間にウィンドウガラス2を端部から徐々に挿入していき、第1のリブ65及び第2のリブ66をウィンドウガラス2の外表面や平面電極22の外表面と密着させてこれら外表面上を摺動させる。そして、ウィンドウガラス2の端部を基壁61に突き当てる(図7)。
すると、導電部材67の他端部67bが平面電極22に重ねられ、導電部材67の他端部67bと平面電極22とが電気的に接続される。このとき、リブ65、66は、端子金具4と導電部材67の他端部67bとの接点S2を包囲するようにウィンドウガラス2及び平面電極22と密着する。以上のように、接続部品1は平面電極22と電線3とを電気的に接続する。
本実施形態によれば、挟持部材60がウィンドウガラス2を挟持すると接続部品1がウィンドウガラス2に取り付けられて平面電極22と電線3とが電気的に接続されるので、半田付けを行う必要がなく、接続部品1をウィンドウガラス2に取り付ける容易な作業によって平面電極22と電線3とを電気的に接続できる。また、接続部品1をウィンドウガラス2に取り付けるための別部品が必要ないので、部品数を減少させてコストを低減できる。
また、接続部品1を簡単にウィンドウガラス2に取り付けることができるので、ドア側に配索されたワイヤハーネスの電線3に予め接続部品1を取り付けておき、ウィンドウガラス2をドアに組み付ける際に接続部品1をウィンドウガラス2に取り付けることができる。したがって、接続部品1や電線3が取り付けられたウィンドウガラス2を運搬したり保管したりする必要がなく、ドアへの組付ラインにおけるウィンドウガラス2の取扱性や組付作業性を向上させることができる。
また、接続部品1をウィンドウガラス2に取り付けると第1の密着部64、第1のリブ65及び第2のリブ66によって2つの接点S1、S2が防水されるので、これら接点S1、S2に別途防水処理を施す必要がなくなり、作業工程数を減少させることができる。また、これらリブ65、66によって接続部品1がウィンドウガラス2に確実に保持されるので、ウィンドウガラス2から不用意に外れてしまうことがない。また、接続部品1を取り付ける際にリブ65、66が平面電極22の外表面上を摺動するので、これらリブ65、66が該外表面上の埃等を除去して導電部材67と平面電極22の接続信頼性を向上させることができる。
前述した実施形態においては板状部材がウィンドウガラス2とされていたが、板状部材はフロントガラスでもよく、さらには、ガラス以外の板状の部材でもよい。また、前述した実施形態においては、ウィンドウガラス2に平面電極22が2つ設けられていたが、勿論、平面電極22はいくつ設けられていてもよい。
また、前述した実施形態においては、挟持部材60と別体で成形された導電部材67がインサート成形によって挟持部材60と一体化されていたが、導電部材67は、二色成形によって挟持部材60と一体化されていてもよく、また、導電部材67と別体で成形された挟持部材60にアセンブリされてこの挟持部材60に取り付けられてもよい。さらに、導電部材67は、導電性を有する弾性材料で構成されていてもよい。導電部材67が導電性を有する弾性材料で構成されることで、導電部材67を弾性的に端子金具4や平面電極22に接触させ、導電部材67と平面電極22との接続信頼性をさらに向上させることができる。
また、前述した実施形態においては挟持部材60と導電部材67とが設けられていたが、接点S1、S2を防水する必要がなければ、ウィンドウガラス2を挟持するようにハウジング5の取付部52を形成して挟持部とし、端子金具4の電気接触部41を導電部としてもよい。
また、前述した実施形態においては第1の密着部64がハウジング5及び端子金具4と密着していたが、接点S1を包囲できるのであれば、ハウジング5のみに密着してもよく端子金具4のみに密着してもよい。また、同様に、第1のリブ65及び第2のリブ66がウィンドウガラス2の平面電極22が形成されていない外表面及び平面電極22と密着していたが、接点S2を包囲できるのであれば、ウィンドウガラス2の前記外表面のみに密着してもよく平面電極22のみに密着してもよい。また、本発明の第1の密着部と第2の密着部とは、各々接点S1、S2を包囲するように密着するのであれば、その形状は前述した実施形態の第1の密着部64や第1のリブ65及び第2のリブ66の形状に限定されるものではない。例えば、第2の密着部が、一方の側壁62aの内面の第1の密着部64の真裏側に第1の密着部64と同形状(環状)に形成されてもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる接続部品が平面電極と電線とを接続した状態を示す正面図である 図1に示された接続部品の分解斜視図である。 図2に示された電線に端子金具と防水栓とが取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2中のIV−IV線に沿ったハウジングの断面図である。 図2に示された接続体を拡大して示す斜視図である。 図5中のVI−VI線に沿った断面図である。 図2に示された接続部品が組み立てられて平面電極と電線とを接続した状態を示す斜視図である。 図7中のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図8中のIX部分を拡大して示す断面図である。 従来の平面電極と電線とを接続する接続構造を示す正面図である。
符号の説明
1 接続部品
2 ウィンドウガラス(平板部材)
3 電線
4 端子金具
5 ハウジング
22 平面電極
60 挟持部材(挟持部)
64 第1の密着部
65 第1のリブ(第2の密着部)
66 第2のリブ(第2の密着部)
67 導電部材(導電部)
67a 一端部
67b 他端部
S1、S2 接点

Claims (2)

  1. 板状部材の外表面に形成された平面電極と電線とを電気的に接続する接続部品であって、
    前記電線に取り付けられる端子金具と、
    前記端子金具を内部に収容するハウジングと、
    弾性材料で構成され、前記ハウジングに取り付けられて前記板状部材を挟持する挟持部と、
    前記挟持部に取り付けられ、一端部が前記端子金具と電気的に接続されて、前記挟持部が前記板状部材を挟持すると他端部が前記平面電極と電気的に接続される導電部と、を備えたことを特徴とする接続部品。
  2. 前記挟持部が、前記端子金具と前記導電部の一端部との接点を包囲するように前記ハウジングまたは前記端子金具と密着する第1の密着部と、前記平面電極と前記導電部の他端部との接点を包囲するように前記板状部材または前記平面電極と密着する第2の密着部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の接続部品。
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