JP5055976B2 - 産業車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷の昇降動作を行うリフト装置を有する産業車両の制御装置に関する。
従来、荷の昇降動作を行うリフト装置を有する産業車両においては、例えば、特許文献1に記載されているように、車両の走行を行うための走行機構部がエンジンによって駆動されるとともに、そのエンジンによって走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータ等も駆動される構成の産業車両が知られている。この産業車両の制御方法は、その運転状態に対応したエンジン回転数の制御を行うものであり、荷役レバーの操作量、アクセルペダルの踏込量およびクラッチ機構ペダルの踏込量に関する各情報に基づいてエンジンの空ぶかしの状態が生じることによる騒音の上昇等の問題の発生を抑制することを目的としている。
特開2004−11469号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された産業車両の制御方法は、エンジンの空ぶかし抑制の観点から、荷役レバー、アクセルペダルおよびクラッチ機構ペダルの操作状態に応じ、いずれの操作を優先させるかを決定してエンジン回転数の制御が行われるものとなっている。そして、産業車両の走行性能から決定されるエンジンの最高回転数までの範囲内で、荷役レバーやアクセルペダル等の操作状態を考慮した回転数制御が行われるものである。このため、産業車両の操作状態に応じてエンジンの性能、即ち、産業車両の性能を最大限に利用するという観点から、最適な制御を行うという要求に答えることはできない。
また、特許文献1に記載の産業車両の制御方法においては、産業車両に積載されている荷の状態は考慮されていないため、積載されている荷の状態との関係において、産業車両の最適な制御がなされているとはいえない。そのため、産業車両の性能を十分に発揮できず、低効率で作業を行わざるを得ないといった問題もある。
本発明は、上記実情に鑑みることにより、産業車両の操作状態、及び、産業車両に積載される荷の状態に応じて産業車両の性能を最大限に発揮する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる産業車両の制御装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明は、荷の昇降動作を行うリフト装置を有する産業車両の制御装置に関する。そして、本発明に係る産業車両の制御装置は、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。すなわち、本発明の産業車両の制御装置は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明に係る産業車両の制御装置における第1の特徴は、荷の昇降動作を行うリフト装置を有する産業車両に備えられる制御装置であって、作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出手段と、前記産業車両が積載している荷の重量を検出する荷積載重量検出手段と、前記産業車両が積載している荷の積載状態の安定度を判断する積載安定度判断手段と、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を設定する昇降速度上限値設定手段と、を備え、前記昇降速度上限値設定手段は、(1)前記走行操作状態検出手段で検出されている操作状態が前記不走行操作状態であり、(2)前記荷積載重量検出手段で検出された荷の重量が所定の重量閾値以下であり、(3)前記積載安定度判断手段で判断された荷の積載状態の安定度が所定の安定度以上であるときは、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を、前記(1)〜(3)の条件の少なくともいずれか一つを満たさない場合の上限値よりも大きい所定の上限値に設定可能とし、前記所定の重量閾値は、前記積載安定度判断手段により判断される安定度に基づいて、安定度が大きいほど、閾値が大きくなるように決定されることである。
この構成によると、産業車両の操作状態、即ち、走行状態であるか否かに応じて、又、産業車両に積載される荷の状態、即ち、積載されている荷の重量、荷の積載状態の安定性、に応じて、リフト装置による荷の昇降速度の上限値を上昇させることができる。これにより、車両の走行動作に影響を与えない状態において、当該産業車両の性能を最大限に利用し、より早い速度でのリフト装置による昇降動作を可能とし、作業効率の向上を図ることができる。
特にこの構成によれば、走行操作されていない不走行状態であっても、積載されている荷の重量が所定の重量閾値よりも大きい場合は、昇降速度の上限値を上昇させることはないため、安定したリフト動作を自動的に確保することができる。
また、荷の積載状態の安定度を考慮して昇降速度の上限値を上昇させる構成である。
仮に、リフト装置による荷の昇降速度の上限値の上昇許可を与えるために、荷の積載状態の安定度を考慮しないとすると、不安定な積載状態の場合に荷崩れ等が起きないようにするため、例えば、前記重量閾値をより小さな値に設定するなど、前記上限値の上昇許可が与えられるための制限を厳しくする必要がある。このように上昇許可が与えられるための制限が厳しくなると、荷が安定した状態で積載されているにもかかわらず、前記上限値の上昇許可が与えられず、非効率的な作業を強いられる虞がある。
しかしながら、本発明の構成によると、積載安定度判断手段を備え、荷の積載状態の安定度を前記上限値の上昇許可を与えるか否かの判断条件の一つとしている。即ち、荷の安定度が所定の安定度よりも小さい場合(荷の積載状態が不安定な場合)は、前記上限値を上昇できないようになる。これにより、不安定な積載状態でも荷崩れが起きないようにするために、前記上限値の上昇許可が与えられるための制限を過剰に大きく設定する必要はなくなり、より大きい上限値に設定され易くすることが可能である。これにより、リフト装置による昇降時における荷積載状態の安定性を確保しながら、昇降速度をより速くすることができ、作業効率を高めることが可能となる。
また、リフト装置の昇降速度の上限値を上昇させるか否かを判断するための所定の重量閾値が、荷の積載状態の安定度に対応した重量閾値となるため、荷の積載状態の安定性がより高ければ、より重量の大きい荷が積載されている場合にも前記上限値を上昇させることが可能となる。これにより、リフト装置による昇降時における荷積載状態の安定性を確保しながら、昇降速度を更に速くすることができ、作業効率を高めることが可能となる。
また、本発明に係る産業車両の制御装置における第2の特徴は、前記リフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出手段を更に備え、前記昇降速度上限値設定手段は、前記(1)〜(3)の条件を全て満たすとともに、前記リフト操作検出手段で前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出されている場合に限り、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を、前記所定の上限値に設定可能とすることである。
この構成によると、不走行状態で走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置の操作がされている状態のときに限り、リフト装置の性能を最大限に発揮させる観点でのリフト装置の昇降速度の上限値を設定することができる。このため、リフト装置の操作がされていない状態において、不要に昇降速度の上限値を上昇させることにより、例えば他の荷役アクチュエータ等の作動に影響を与えることを防ぐことができる。
また、本発明に係る産業車両の制御装置における第の特徴は、予め設定されている複数の荷の形状及び姿勢のパターンから作業者が選択して入力することが可能な荷姿パターン入力手段を更に備え、前記積載安定度判断手段は、前記荷姿入力手段から入力されたパターンに基づいて、荷の安定度を判断することである。
この構成によると、作業者は作業時において積載する荷と同様の(又はそれに近い)荷姿のパターンを選択して入力することで、容易に昇降時における荷積載状態の安定性が確保されるような昇降速度の上限値を設定することが可能となる。これにより、作業者の入力作業の負担が減り、効率よく作業を行うことが可能となる。
また、本発明に係る産業車両の制御装置における第4の特徴は、前記積載安定度判断手段は、荷の重心位置から荷の底面までの距離と、荷の重心位置から荷の底面の端部までの距離とに基づいて、荷の安定度を判断することである。
また、上記特徴を有する産業車両の制御装置に、さらに以下の特徴を付与することも可能である。例えば、前記産業車両に積載される荷の所定の代表寸法を入力可能な代表寸法入力手段を更に備え、前記積載安定度判断手段は、前記代表寸法入力手段から入力された代表寸法に基づいて、荷の安定度を判断する構成とすることができる。
この構成によると、例えば、荷の高さ、幅、奥行き等の作業者から入力された1又は複数の荷の代表寸法に基づいて、当該荷の安定度が判断される。これにより、作業者は作業時において積載する荷の詳細を入力する必要はなく、代表寸法を入力することで、容易に昇降時における荷積載状態の安定性が確保されるような昇降速度の上限値を設定することが可能となる。
また、前記積載安定度判断手段は、前記代表寸法入力手段から入力された代表寸法に基づいて、荷の底面の面積と荷の高さとを比較することにより、荷の安定度を判断する構成とすることもできる。
この構成によると、荷の底面の面積が大きいほど、また、荷の高さが低いほど、荷は安定して積載される場合が多いため、少なくとも荷の底面の面積が算出できる寸法と荷の高さの寸法とを入力することで、少ない入力データで適切な荷の安定度判断が可能となる。したがって、容易に昇降時における荷積載状態の安定性が確保されるような昇降速度の上限値を設定することが可能となる。
また、前記産業車両に積載される荷の形状データを入力可能な荷形状入力手段を更に備え、前記積載安定度判断手段は、前記荷形状入力手段から入力された荷の形状データに基づいて、荷の安定度を判断する構成とすることもできる。
この構成によると、例えば、三次元の形状データ等の作業者から入力された荷形状データに基づいて、当該荷の安定度が判断される。これにより、荷の詳細形状を考慮して安定度を判断することが可能となるため、積載される荷の形状に基づいて安定度を細かく設定することができる。したがって、昇降時における荷積載状態の安定性をより確実に確保することが可能となる。
また、前記産業車両に積載される荷の重心位置データを入力可能な重心位置入力手段を更に備え、前記積載安定度判断手段は、前記荷形状入力手段から入力された荷の重心位置データも考慮して、荷の安定度を判断する構成とすることもできる。
荷の重心位置は、産業車両に積載される荷の重量密度が荷全体に亘って均一であれば、荷の形状によって定められる。しかしながら、荷の重量密度が不均一である場合もあり得る。この場合、例え、荷の形状情報からは不安定と判断された場合においても、荷の重心が低い位置にあれば、安定な積載状態となる可能性もある。逆に、荷の形状情報からは安定と判断された場合においても、荷の重心が高い位置にあれば、不安定な積載状態となる可能性もある。
この構成によれば、荷の重心位置を考慮して当該荷の安定度が判断されるため、産業車両に積載される荷の重量密度が荷全体に亘って均一でない場合であっても、適切な安定度を判断することが可能となる。
また、前記昇降速度上限値設定手段は、前記積載安定度判断手段により判断された荷の安定度に対応するように前記所定の上限値を変更可能な構成とすることもできる。
この構成によると、荷が安定した状態で積載されている場合は、積載安定度判断手段により判断された荷の安定度が大きいほど、上昇目標となる所定の上限値をより大きくすることが可能になる。すなわち、積載安定度判断手段により判断された荷の安定度が所定の安定度以上であるか否かで昇降速度の上限値を上昇してよいか否かが決定されるだけでなく、上昇が許可された場合において、どの程度昇降速度の上限値を上昇可能とするかが積載安定度判断手段により判断された荷の安定度に基づいて決定されることになる。これにより、積載安定度判断手段により判断された荷の安定度が所定の安定度よりも高い場合においては、積載安定度判断手段により判断された荷の安定度に応じて更に昇降速度の上限値を大きくすることができ、したがって、リフト装置による昇降動作をより速く行うことが可能となる。よって、作業効率を更に高めることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る産業車両の例示であるフォークリフト10を斜め後方から見た斜視図である。図2は、フォークリフト10の制御装置1(産業車両の制御装置)の構成をフォークリフト10の一部構成とともに示す概略図である。
図1及び図2に示すように、フォークリフト10は、エンジン11や、トルクコンバータ12、走行機構部13などを備えており、動力伝達機構であるトルクコンバータ12を介してエンジン11によって前輪の走行機構部13が駆動されるようになっている。即ち、フォークリフト10は、前輪駆動・後輪操舵のトルクコンバータ式の四輪車として構成されている。
また、フォークリフト10には、図1及び図2に示すように、荷(図示せず)の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置14や、リフト装置14の前後傾動作を行う荷役アクチュエータであるティルト装置15なども備えられている。
リフト装置14には、左右一対のアウタマスト16と、その間において昇降可能に配設されたインナマスト(図示せず)とが設けられている。インナマストには、その上部にスプロケット17に掛装されたチェーン18を介してフォーク19が昇降可能に吊り下げられている。アウタマスト16は、フォークリフト10の車体フレームに対して、ティルトシリンダ15aを介して傾動可能に連結されている。フォーク19は、リフト装置14におけるリフトシリンダ20が駆動されてインナマストが上下動することにより昇降するようになっている。
また、リフト装置14のリフトシリンダ20やティルト装置15のティルトシリンダ15aは、エンジン11で駆動される油圧ポンプ22からの圧油の供給及び排出によって作動するようになっている。即ち、図2に示すように、トルクコンバータ12を介して走行機構部13を駆動するエンジン11によって、増速ギヤ21を介して油圧ポンプ22も駆動されるようになっている。そして、油圧タンク24から吸い込まれて油圧ポンプ22で昇圧された圧油は、複数の電磁弁を備えて構成される電磁弁ユニット23における所定の電磁弁を介してリフトシリンダ20やティルトシリンダ15aへと供給される。これにより、上昇動作や前傾動作が行われるように各シリンダ20・15aが作動するようになっている。また、リフトシリンダ20の作動による下降動作や、ティルトシリンダ15aの作動による後傾動作が行われる場合も、電磁弁ユニット23の所定の電磁弁を介して油圧タンク24に圧油が排出されることで、それらの各動作が行われるように各シリンダ20・15aが作動することになる。
また、フォークリフト10には、図1に示すように、作業者(運転者)の運転席に面する箇所に配置されるディレクションレバー25、リフトレバー26、ティルトレバー27、アクセルペダル28、ブレーキペダル29、インチングペダル30、ハンドル31などが設けられている。
ディレクションレバー25は、フォークリフト10を前進させるための前進位置と後進させるための後進位置とエンジンの動力を走行駆動部に伝達しない中立位置とを切り換え操作可能な操作手段として構成されている。リフトレバー26は、リフト装置14を操作してフォーク19の昇降動作を行うための操作手段として構成されている。ティルトレバー27は、ティルト装置15を操作してマスト16の前後傾動作を行うための操作手段として構成されている。また、アクセルペダル28はフォークリフト10の走行速度の変更に用いられ、ブレーキペダル29は走行中のフォークリフト10に制動力を付与するために用いられる。インチングペダル30は、エンジン11と走行機構部13との間のトルクコンバータ12を介した連結状態を調節し、さらに解除するために用いられる。
また、図2に示すように、フォークリフト10には、エンジン制御装置32や、電磁弁ユニット23の電磁弁の作動を制御して前述の荷役アクチュエータの動作を制御する荷役コントローラ33が備えられている。エンジン制御装置32は、フォークリフト10の作業者によるアクセルペダル28の操作量(踏込み量)を検出するアクセル角センサ34からの出力に基づいて、エンジン11の電子スロットル44の開度を調整して、エンジン11の回転数を制御する。これにより、アクセルペダル28の操作量に応じた速度でフォークリフト10が走行することになる。なお、エンジン制御装置32は、エンジン11に設けられてエンジン11の回転数を検出する回転数センサ35からの回転数検出信号も入力されるようになっており、これに基づいたフィードバック制御を行うようになっている。
次に、本発明の第1実施形態に係る産業車両の制御装置について説明する。第1実施形態に係る産業車両の制御装置1(以下、単に「制御装置1」という)は、フォークリフト10に備えられており、走行操作状態検出手段(ディレクションレバーセンサ39、インチングペダルセンサ40)と、荷役コントローラ33と、リフトレバーセンサ36と、荷重センサ41(荷積載重量検出手段)とを備えて構成されている。
走行操作状態検出手段は、作業者がフォークリフト10の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者がフォークリフト10の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出するものであり、第1実施形態においては、ディレクションレバーセンサ39およびインチングペダルセンサ40がこの走行操作状態検出手段を構成している。
ディレクションレバーセンサ39は、ディレクションレバー25の切換位置(前進位置、後進位置、中立位置)を検出するレバー切換位置検出手段を構成している。ディレクションレバーセンサ39は荷役コントローラ33に接続されており、このディレクションレバーセンサ39で検出された切換位置検出信号は荷役コントローラ33へと入力されるようになっている。なお、ディレクションレバー25の操作に基づいてトルクコンバータ12が作動することになる。
インチングペダルセンサ40は、インチングペダル30の操作状態(踏込み状態)を検出するインチングペダル検出手段を構成している。インチングペダルセンサ40は荷役コントローラ33に接続されており、このインチングペダルセンサ40で検出された検出信号も荷役コントローラ33へと入力されるようになっている。なお、インチングペダル30の踏込み操作に基づいてトルクコンバータ12が作動するようになっている。
リフトレバーセンサ36は、リフト装置14を操作するリフト操作手段であるリフトレバー26の操作状態を検出するリフト操作検出手段を構成している。リフトレバーセンサ36は荷役コントローラ33に接続されており、リフトレバーセンサ36でのリフト操作検出信号は荷役コントローラ33に入力されるようになっている。
ティルトレバーセンサ37は、ティルトレバー27の操作状態を検出する荷役操作検出手段を構成している。ティルトレバーセンサ37は荷役コントローラ33に接続されており、ティルトレバーセンサ37でのティルト操作検出信号は荷役コントローラ33に入力されるようになっている。
リフト上昇加速スイッチ38は、フォークリフト10の作業者がフォーク19の上昇動作を加速された状態で行わせようとするときに押圧操作されるスイッチとして、即ち、フォーク19の上昇速度を加速することの作業者の意思確認用のスイッチとして設けられている。
荷役コントローラ33は、図示しないCPU(CentralProcessing Unit)やメモリ(ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory))などを備えて構成されている。メモリには、電磁弁ユニット23の各電磁弁の開閉制御を行って荷役アクチュエータの制御を行うためのプログラムを含む各種ソフトウェアが格納されている。これらのハードウェア及びソフトウェアが組み合わされることによって、積載安定度判断部60(積載安定度判断手段)や昇降速度上限値設定部(昇降速度上限値設定手段)61などが荷役コントローラ33内に構築される。
昇降速度上限値設定部61は、エンジン11の回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なようにその最高回転数を2種類設定するようになっている。ここで、リフト装置14はエンジン11により駆動される油圧ポンプから供給される圧油によって作動するため、リフト装置14の昇降速度の上限値は、エンジン11の最高回転数に対応したものとなる。結果として、当該昇降速度上限値設定部61は、リフト装置14の昇降速度の変更可能な範囲を規制する上限値を2種類設定できるようになっている。
以下、昇降速度上限値設定部61により設定されるリフト装置14の昇降速度の2種類の上限値のうち、一の上限値を「通常上限値L1」と称する。また、他の上限値を「積載安定上限値L2(所定の上限値)」と称する。通常上限値L1は、主として走行性能から決定されるエンジン11の回転数の上限値に対応したリフト装置14の昇降速度の上限値である。一方、積載安定上限値L2は、走行性能とは関係なくリフト装置14の性能を考慮して決定されるエンジン11の回転数の上限値に対応したリフト装置14の昇降速度の上限値であり、通常上限値L1よりも大きな値として定められている。また、後述するように、当該積載安定上限値L2は、一定値である場合に限らず、荷の積載状態等により、適宜変更されることもある。
昇降速度上限値設定部61では、ディレクションレバーセンサ39でディレクションレバー25の中立位置が検出されたとき、および、インチングペダルセンサ40でインチングペダル30が操作されている状態であることが検出されたときの少なくともいずれか一方のときに、作業者がフォークリフト10の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態であると判定されるようになっている。
荷重センサ41(荷積載重量検出手段)は、フォークリフト10が積載している荷の重量を検出する。この荷重センサ41は、例えば、リフトシリンダ20の底部に取り付けられてそのシリンダ内の油圧を検出する圧力センサとして設けられる。リフトシリンダ20の油圧がフォーク19に積載された荷の重量(荷の荷重)と比例関係にあることから、その荷積載重量を間接的に検出するようになっている。そして、昇降速度上限値設定部61には、荷重センサ41で検出された荷積載重量が所定の閾値以下であるかどうかを判定する荷積載重量判定部61aが備えられている。
上述したように荷役コントローラ33にてリフト装置14の昇降速度の上限値が通常上限値L1又は積載安定上限値L2に設定されると、荷役コントローラ33から当該上限値に対応したエンジン11の最高回転数がエンジン制御装置32に出力されることになる。エンジン制御装置32では、荷役コントローラ33から出力された最高回転数を上限値としたエンジン回転数の範囲内で、アクセル角センサ34からの入力に従って電子スロットル44の開度を調整してエンジン11の回転数を制御することになる。これにより、荷役コントローラ33にて設定されたいずれかの上限値(通常上限値L1又は積載安定上限値L2)までの範囲内で、リフト装置14の昇降速度が制御されることになる。
次に、産業車両に積載される荷の情報を入力するための方法及び荷の安定度を判断する方法について説明する。
第1実施形態においては、作業者が荷情報入力部50から荷の情報を入力できるように構成されている。荷情報入力部50は、例えば運転席等に取付けられたタッチパネル、ボタン、キーボード等からなる入力手段であり、第1実施形態において荷姿パターン入力手段を構成している。この荷情報入力部50は、荷役コントローラ33に入力情報を出力するものである。この荷情報入力部50を用いて、荷役コントローラ33または荷情報入力部50に予め設定登録されている複数の荷の形状及び姿勢のパターンから、作業者が作業対象となる荷と同じ形状及び姿勢、又は当該荷に近い形状及び姿勢のパターンを選択して入力することが可能である。フォークリフト10で頻繁に扱う荷の形状及び姿勢がある程度限定されている場合には、当該荷の形状及び姿勢のパターンを登録しておくことにより、作業者による選択の煩わしさがなくなり、容易に選択可能となる。荷の形状及び姿勢のパターンの一例を図7に示す。図7に示すパターンの例においては、(a)は、底面の面積が広い荷のパターンであり、(b)は、略立方体形状の荷のパターンであり、(c)は幅、奥行き方向の寸法に比べて高さ方向の寸法が大きい荷のパターンである。
作業者は作業を開始する際に、荷情報入力部50を用いて、図7に示す(a)〜(c)のパターンの中から作業対象となる荷の形状、又は当該荷に近い形状を入力することで、当該入力データに基づいて積載安定度判断部60により作業対象となる荷の安定度が判断される。安定度は、例えば、10段階で、数値が大きいほど積載状態の安定性が高いとして入力データに基づいて判断することができる。具体的には、荷役コントローラ33に記憶されたデータテーブル等により、例えば、図7に示す(a)のパターンが選択された場合、荷の安定度は「9」、(b)のパターンが選択された場合、荷の安定度は「5」、(c)のパターンが選択された場合、荷の安定度は「2」としてパターンと安定度が関連付けられており、当該データテーブルを用いて判断される。尚、後述するように、入力されたパターンの形状及び姿勢に基づいて安定度を算出することも可能である。
また、安定度は、段階的に判断される場合に限らず連続的な数値として判断することもできる。また、安定であるか否かの2値(例えば「0(不安定)」又は「1(安定)」)のいずれかとすることもできる。
また、上述のように、荷のパターンを入力する場合に限らず、作業者が荷の所定の代表寸法を入力できるように、荷情報入力部50を代表寸法入力手段として構成することもできる。
この場合、作業者は、作業開始の際に、積載安定度判断部60による安定度判断に必要な荷の所定の代表寸法を荷情報入力部50から入力する。この所定の代表寸法は、例えば、作業対象となる荷の高さ寸法と、幅寸法と、奥行き寸法、とすることができる。積載安定度判断部60は、荷情報入力部50から入力された代表寸法に基づいて、荷の安定度を判断する。
具体的には以下に示すように安定度を判断する。
図8に、(a)入力された代表寸法に基づいた荷形状であって安定して載置されている状態、及び、(b)荷が転倒する直前の状態、を2次元的に示す。図8(a)及び(b)から分かるように、荷が安定して載置されている状態(a)から転倒直前の状態(b)に移行するためには、重心位置の高さが変化する。即ち、当該重心位置の高さの変化に相当する位置エネルギーの変化分のエネルギーが荷に与えられることにより荷は転倒することになる。したがって、この重心位置の高さ変化が小さいほど転倒しやすく不安定であり、高さ変化が大きいほど転倒しにくく安定していると考えられる。これを鑑み、入力された代表寸法から図8に示すように、重心位置G1を算出(重量密度が荷全体において均一と仮定して算出)し、当該重心位置Gから底面までの距離x1と、当該重心位置G1から底面の端部(G1に最も近い端部)までの距離x2とを算出して、(x2−x1)の値が大きいほど安定度が高いと判断することができる。尚、2次元的な形状及び姿勢をもとに説明したが、3次元的な形状及び姿勢についても、同様に安定度の判断を行うことができる。
また、積載安定度判断部60は、作業者により荷情報入力部50から入力された代表寸法に基づいて、荷の底面の面積と荷の高さとを比較することにより、荷の安定度を判断するものであってもよい。即ち、荷の底面の面積が大きいほど、また、荷の高さが低いほど、安定度が高くなるように判断してもよい。
また、作業者が、産業車両に積載される荷の三次元CADデータ等の形状データを入力できるように、荷情報入力部50を荷形状入力手段として構成することもできる。そして、積載安定度判断部60により、荷情報入力部50から入力された荷の形状データに基づいて、荷の安定度を判断させることも可能である。
この場合、荷の形状データにより表現される形状(積載安定度判断部60の判断対象となる荷形状)は、実際に作業対象となる荷の形状と略同じである。図9に(a)入力された代表寸法に基づいた荷形状であって安定して載置されている状態、及び、(b)荷が転倒する直前の状態、を2次元的に示す。図9に示すように、入力された荷の形状データに基づいて重心位置G2を算出して(重量密度が荷全体において均一と仮定して算出)、当該重心位置G2から底面までの距離y1と、当該重心位置G1から底面の端部(G2に最も近い端部)までの距離y2とを算出して、(y2−y1)の値が大きいほど安定度が高いと判断することもできる。
尚、荷の形状データとして三次元CADデータ以外にも、例えば、荷を撮影した画像データ等を入力し、当該画像データをもとに、積載安定度判断部60により安定度が判断される構成としてもよい。
また、作業者が、産業車両に積載される荷の重心位置データを更に入力できるように、荷情報入力部50に重心位置入力手段としての機能を追加した構成とすることもできる。
そして、積載安定度判断部60により、荷情報入力部50から入力された荷の重心位置データも考慮して荷の安定度を判断させるように構成してもよい。
図10に(a)入力された代表寸法に基づいた荷形状であって安定して載置されている状態、及び、(b)荷が転倒する直前の状態、を2次元的に示す。尚、図10における荷は、上端部に重量密度が他の部分に比べて著しく大きい部分を有しているものとする。又、比較のため図11に、下端部に重量密度が他の部分に比べて著しく大きい部分を有している荷についての、(a)入力された代表寸法に基づいた荷形状であって安定して載置されている状態、及び、(b)荷が転倒する直前の状態、を2次元的に示す。
この場合、図10に示すように、入力された重心位置データに基づいた重心位置G3との関係で安定度が判断される。即ち、当該重心位置G3から底面までの距離z1と、当該重心位置G3から底面の端部(G3に最も近い端部)までの距離z2とを算出して、(z2−z1)の値が大きいほど安定度が高いと判断することもできる。図11に示す荷についても同様に安定度を判断して比較すると、図10に示す荷に比べ、図11に示す荷における(z2−z1)の値が大きくなることが分かる。つまり、図10に示す荷においては、重心位置G3がより高い位置にあるため、荷は倒れ易く積載状態が不安定といえる。一方、図11に示す荷においては、重心位置G4がより低い位置にあるため、荷は倒れにくく積載状態が安定しているといえる。
次に、上述した制御装置1の作動であるとともに第1実施形態に係る産業車両の制御方法について、図3乃至図5のフローチャートを参照しつつ説明する。制御装置1の作動は図3に示す処理として行われることになり、荷役コントローラ33の作動に伴ってその荷役コントローラ33にて周期的に行われるメインの処理に付随して行われる。すなわち、荷役コントローラ33にて行われる所定のメイン処理が繰り返し行われる度に、図3に示す処理も繰り返し行われることになる。
図3に示す処理(制御装置1の作動)が開始されると、まず、ステップ101(以下、S101という。他のステップも同様)において、走行操作状態検出処理が行われる。そして、走行操作状態検出処理(S101)に続いて、昇降速度上限値設定処理(S102)が行われて、1回の図3に示す処理が終了することになる。
走行操作状態検出処理(S101)では図4に示す処理が行われ、荷役コントローラ33にて走行操作状態または不走行操作状態が検出される。なお、図4に示す処理のフローは、走行操作状態検出処理(S101)の一例としてあげたものである。この図4の処理では、まず、ディレクションレバーセンサ39によるディレクションレバー25の中立位置の検出があったか否かが判断される(S201)。ディレクションレバー25の中立位置が検出されていれば(S201、YES)、不走行操作状態が検出される(S203)。一方、ディレクションレバー25の中立位置が検出されていなければ(S201、NO)、続いて、インチングペダルセンサ40によるインチングペダル30の操作の検出があったか否かが判断される(S202)。インチングペダル30の操作が検出されていれば(S202、YES)、不走行操作状態が検出される(S203)。インチングペダル30の操作が検出されていなければ(S202、NO)、ディレクションレバー25の中立位置も検出されておらず且つインチングペダル30の操作も検出されていないと判断され、作業者がフォークリフト10の走行を意図している操作状態である走行操作状態と検出されるようになっている(S204)。走行操作状態又は不走行操作状態が検出されると、図4に示す走行操作状態検出処理(S101)が終了して、図3に示す処理に戻ることになる。
走行操作状態検出処理(S101)が終了すると、図3に示すように、S102の昇降速度上限値設定処理が行われることになる。昇降速度上限値設定処理(S102)では昇降速度上限値設定部61により図5に示す処理が行われ、リフト装置14の昇降速度の上限値が通常上限値L1または積載安定上限値L2に設定される。なお、図5に示す処理のフローは、昇降速度上限値設定処理(S102)の一例としてあげたものである。
図5の処理では、まず、不走行操作状態であるか否かが判断される(S301)。不走行操作状態でない、即ち、走行操作状態であると判断されたときは(S301、NO)、リフト装置14の昇降速度の上限値は通常上限値L1に設定される(S306)。一方、不走行操作状態であると判断されたときは(S301、YES)、続いて、リフトレバーセンサ36によるリフトレバー26の操作があったか否かが判断される(S302)。
リフトレバー26の操作が検出されていなければ(S302、NO)、通常上限値L1に設定される(S306)。一方、リフトレバー26の操作が検出されていれば(S302、YES)、上述した安定度の判断方法により積載安定度判断部60で判断された荷の積載状態の安定度が所定の安定度以上であるか否かが判断される(S303)。この所定の安定度は、予め荷役コントローラ33に設定されているものである。例えば、所定の安定度が、上述した10段階評価における「5」として、設定されていたとすると、図7におけるパターン(c)(安定度:2)が選択されている場合は、安定度が所定の安定度よりも小さいため(S303、NO)、通常上限値L1に設定される(S306)。一方、図7におけるパターン(a)(安定度:9)又はパターン(b)(安定度:5)が選択されている場合は、安定度が所定の安定度以上であるため(S303、YES)、荷積載重量が所定の重量閾値以下であるか否かの判断に移行する(S304)。
ここで、所定の重量閾値は、積載安定度判断部60により判断される安定度に基づいて、安定度が大きいほど、閾値が大きくなるように決定される。即ち、図7におけるパターン(b)(安定度:5)が選択されている場合よりも、パターン(a)(安定度:9)が選択されている場合のほうが、所定の重量閾値が大きくなるように決定される。
そして、この荷積載重量が所定の閾値以下であるか否かの判断(S304)において、荷積載重量が所定の閾値を越えていると判断されたときは(S304、NO)、通常上限値L1に設定される(S306)。一方、荷積載重量が所定の重量閾値以下であると判断されたときは(S304、YES)、積載安定上限値L2に設定される(S305)。つまり、積載している荷の重量が所定の重量閾値を越えている場合は、リフト装置14の昇降速度の上限値を高くすることはできず、荷の重量が所定の重量閾値以下の場合に限り、当該上限値を高く(積載安定上限値L2)に設定することができる。そして、荷の安定度が高いほど、より大きな重量の荷に対しても安定した昇降が可能となるため、荷の安定度に基づいて安定度が高いほど、当該所定の重量閾値が大きくなるように設定される。尚、当該所定の重量閾値を安定度によらず、一定の値として設定することも可能である。
ここで、第1実施形態においては、昇降速度上限値設定部61は、積載安定度判断部60により判断された荷の安定度に対応するように積載安定上限値L2の値を変更して設定する。即ち、作業者が入力するデータに基づいて算出された荷の安定度が高ければ、当該積載安定上限値L2の値は大きく設定される(つまり、上限値が大きく上昇することになる)。また、安定度が低ければ当該積載安定上限値L2の値は、少なくとも通常上限値L1よりも大きい範囲で、より小さい値に設定されることになる(つまり、上限値は上昇することになるが、上昇度合いは小さくなる)。
例えば、図7におけるパターン(b)(安定度:5)が選択されている場合においては、荷の安定度が、判断基準となる所定の安定度「5」と同等であり、積載安定上限値L2の通常上限値L1に対する増加量は少なくなる。一方、図7におけるパターン(a)(安定度:9)が選択されている場合は、判断基準となる所定の安定度「5」よりも著しく大きいため、当該積載安定上限値L2の値は、パターン(b)が選択された場合よりも大きな値として設定されることになる。
リフト装置14の昇降速度の上限値が、通常上限値L1または積載安定上限値L2に設定されると、図5に示す昇降速度上限値設定処理(S102)が終了して、図3に示す処理に戻ることになる。
図3に示す処理によってリフト装置14の昇降速度の上限値が、通常上限値L1または積載安定上限値L2に設定されると、第1実施形態においては、通常上限値L1または積載安定上限値L2に対応したエンジン11の最高回転数が荷役コントローラ33からエンジン制御装置32に入力されて、その最高回転数を上限値とした範囲でエンジン11の回転数が制御されることになる。これにより、リフト装置14の昇降速度は、設定された上限値以下の範囲で制御されることになる。
以上説明したように、実施形態の制御装置1は、荷の昇降動作を行うリフト装置14を有する産業車両に備えられる制御装置であって、作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出するディレクションレバーセンサ39及びインチングペダル30と、前記リフト装置14を操作するリフトレバー26の操作状態を検出するリフトレバーセンサ36と、前記産業車両が積載している荷の重量を検出する荷重センサ41と、前記産業車両が積載している荷の積載状態の安定度を判断する積載安定度判断部60と、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を設定する荷役コントローラ33と、を備え、前記荷役コントローラ33は、(1)前記ディレクションレバーセンサ39及びインチングペダル30で検出されている操作状態が前記不走行操作状態であり、(2)前記リフトレバーセンサ36で前記リフトレバー26が操作されている状態であることが検出されており、(3)前記荷重センサ41で検出された荷の重量が所定の重量閾値以下であり、(4)前記積載安定度判断部60で判断された荷の積載状態の安定度が所定の安定度以上であるときは、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を、前記(1)〜(4)の条件の少なくともいずれか一つを満たさない場合の通常上限値L1よりも大きい積載安定上限値L2に設定する。
この構成によると、産業車両の操作状態、即ち、走行状態であるか否か、及び、リフト装置14の操作がなされているか否か、に応じて、又、産業車両に積載される荷の状態、即ち、積載されている荷の重量、荷の積載状態の安定性、に応じて、リフト装置14による荷の昇降速度の上限値を通常上限値L1または積載安定上限値L2に設定することができる。これにより、当該産業車両の性能を最大限に利用し、所定の条件を満たす場合は、より早い速度でのリフト装置による昇降動作を可能とし、作業効率の向上を図ることができる。
特にこの構成によれば、走行操作されていない非走行状態においてリフト装置14の操作がなされている場合であっても、積載されている荷の重量が所定の重量閾値よりも大きい場合は、昇降速度の上限値を上昇させる(即ち、積載安定上限値L2に変更する)ことはなく、通常上限値L1として設定される。そのため、安定したリフト動作を自動的に確保することができる。
また、荷の積載状態の安定度を考慮して、昇降速度の上限値を上昇させる(即ち、積載安定上限値L2に変更する)構成である。そのため、不安定な積載状態でも荷崩れ等が起きないようにするために、前記上限値の上昇許可が与えられるための制限を過剰に大きく設定する必要はなくなり、より大きい上限値に設定され易くすることが可能である。これにより、リフト装置14による昇降時における荷積載状態の安定性を確保しながら、昇降速度をより速くすることができ、作業効率を高めることが可能となる。
また、不走行状態で走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置14の操作がされている状態のときに限り、リフト装置14の性能を最大限に発揮させる観点でのリフト装置14の昇降速度の上限値を設定することができる。このため、リフト装置14の操作がされていない状態において、不要に昇降速度の上限値を上昇させることにより、例えば他の荷役アクチュエータ等の作動に影響を与えることを防ぐことができる。
また、所定の重量閾値は、積載安定度判断部60により判断される安定度に基づいて、安定度が大きいほど、閾値が大きくなるように決定される構成である。
この構成によると、リフト装置14の昇降速度の上限値を上昇させるか否かの判断するための所定の重量閾値が、荷の積載状態の安定度に対応した重量閾値となるため、荷の積載状態の安定性がより高ければ、より重量の大きい荷が積載されている場合にも前記上限値を上昇させることが可能となる。これにより、リフト装置14による昇降時における荷積載状態の安定性を確保しながら、昇降速度を更に速くすることができ、作業効率を高めることが可能となる。
また、予め設定されている複数の荷の形状及び姿勢のパターン(図7におけるパターン(a)〜(c))から作業者が選択して入力することが可能な荷情報入力部50を更に備え、積載安定度判断部60は、前記荷情報入力部50から入力されたパターンに基づいて、荷の安定度を判断するように構成されている。
この構成によると、作業者は作業時において積載する荷と同様の(又はそれに近い)荷姿のパターンを選択して入力することで、容易に昇降時における荷積載状態の安定性が確保されるような昇降速度の上限値を設定することが可能となる。これにより、作業者の入力作業の負担が減り、効率よく作業を行うことが可能となる。
また、前記産業車両に積載される荷の所定の代表寸法を入力可能とし、積載安定度判断部60により、前記代表寸法入力手段から入力された代表寸法に基づいて、荷の安定度を判断させる構成とした場合は、作業者は作業時において積載する荷の詳細を入力する必要はなく、代表寸法を入力することで、容易に昇降時における荷積載状態の安定性が確保されるような昇降速度の上限値を設定することが可能となる。
また、積載安定度判断部60により、入力された代表寸法に基づいて、荷の底面の面積と荷の高さとを比較することにより、荷の安定度を判断させる構成とした場合は、少なくとも荷の底面の面積が算出できる寸法と荷の高さの寸法とを入力することで、少ない入力データで適切な荷の安定度判断が可能となる。したがって、容易に昇降時における荷積載状態の安定性が確保されるような昇降速度の上限値を設定することが可能となる。
また、前記産業車両に積載される荷の形状データを入力可能とし、積載安定度判断部60により、入力された荷の形状データに基づいて、荷の安定度を判断させる構成とした場合は、荷の詳細形状を考慮して安定度を判断することが可能となるため、積載される荷の形状に基づいて安定度を細かく設定することができる。したがって、昇降時における荷積載状態の安定性をより確実に確保することが可能となる。
また、前記産業車両に積載される荷の重心位置データを入力可能とし、積載安定度判断部60により、入力された荷の重心位置データも考慮して、荷の安定度を判断させる構成とした場合は、荷の重心位置を考慮して当該荷の安定度が判断されるため、産業車両に積載される荷の重量密度が荷全体に亘って均一でない場合であっても、適切な安定度を判断することが可能となる。
また、荷役コントローラ33は、積載安定度判断部60により判断された荷の安定度に対応するように積載安定上限値L2を変更可能な構成である。
この構成によると、荷が安定した状態で積載されている場合は、積載安定度判断部60により判断された荷の安定度が大きいほど、上昇目標となる積載安定上限値L2をより大きくすることが可能になる。すなわち、積載安定度判断部60により判断された荷の安定度が予め定められた所定の安定度以上であるか否かで昇降速度の上限値を上昇してよいか否か、即ち、積載安定上限値L2に設定してよいか否かが決定されるだけでなく、上昇が許可(積載安定上限値L2への設定が許可)された場合において、どの程度昇降速度の上限値を上昇可能とするか、即ち、上昇目標となる積載安定上限値L2の値、が安定度に基づいて決定されることになる。これにより、積載安定度判断部60により判断された荷の安定度が予め定められた所定の安定度よりも高い場合においては、積載安定度判断部60により判断された荷の安定度に応じて更に昇降速度の上限値を高くすることができ、リフト装置14による昇降動作をより速く行うこと可能とする。よって、作業効率を更に高めることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る産業車両の制御装置の構成は、第1実施形態に係る制御装置と、昇降速度上限値設定処理(S102)における制御フロー(第1実施形態において図5に示すフロー)が異なっている。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、図6に示す昇降速度上限値設定処理(S102)における制御フローについてのみ説明し、他の構成の説明は省略する。尚、図6において、第1実施形態と同一ステップには同一のステップ符号を記載し、説明を省略する。
第2実施形態に係る産業車両の制御装置では、昇降速度上限値設定処理(S102)において、第1実施形態と同様に、不走行操作状態であるか否か(S301)、リフト操作が検出されているか否か(S302)、積載安定度判断部60による判断される安定度が所定の安定度以上であるか否か(S303)、荷の重量が所定の重量閾値以下か否か(S304)が判断される。
そして、S301〜S304の判断が全てYESである場合、リフト上昇加速スイッチ38の操作があったか否かが判断される(S307)。S307にてリフト上昇加速スイッチ38の操作がなかったと判断されたときは(S307、NO)、リフト装置14の昇降速度の上限値は、通常上限値L1に設定される(S306)。S307にてリフト上昇加速スイッチ38の操作があったと判断されたときは(S307、YES)、リフト装置14以外の荷役アクチュエータの操作の検出が無かったか否かが判断される(S308)。第2実施形態においては、ティルトレバーセンサ37によるティルトレバー27の操作の検出が無かったか否かが判断される(S308)。
S308にてティルトレバー27の操作が検出されていなければ(S308、YES)、リフト装置14の昇降速度の上限値は、積載安定上限値L2に設定される(S305)。一方、S308にてティルトレバー27の操作が検出されていると判断されたときは(S308、NO)、通常上限値L1に設定される(S306)。リフト装置14の昇降速度の上限値が通常上限値L1または積載安定上限値L2に設定されると、図6に示す昇降速度上限値設定処理(S102)が終了して、第1実施形態と同様に図3に示す処理に戻ることになる。
このように、リフト上昇加速スイッチ38が操作されている状態のときに限り、積載安定上限値L2への設定を許可する構成とすることにより、作業者のリフト加速の意思の確認を確実にすることができる。また、リフト上昇加速スイッチ38の操作で作業状態に応じてリフト装置14の昇降速度の上限値を通常上限値L1と積載安定上限値L2とに選択することも可能となる。
また、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータ(ティルト装置15)が操作されていないことが確認されている状態のときに限り、積載安定上限値L2への設定を許可する構成とすることにより、リフト装置14のみの操作のときに積載安定上限値L2に設定されるため、リフト装置14の最大の性能を発揮するように積載安定上限値L2を設定することが可能となる。また、荷役コントローラ33の機能に荷役操作を制限できる機能を追加し、第2実施形態において積載安定上限値L2に設定されているときは、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータが操作されても作動しないように構成することもできる。この場合、積載安定上限値L2に設定されていることで、即ち、エンジン11の最大回転数が高く設定されていることで、他の荷役アクチュエータが通常以上の速度で作動することを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、次のような発明を実施することもできる。
(1)上記実施形態では、荷の情報を入力する方法として、作業者が直接入力する方法を例示したが、必ずしも作業者が直接入力する場合に限られない。例えば、車両に設置されたカメラによる画像認識により積載される荷のサイズが自動的に入力されるように構成することも可能である。また、アウタマスト16等にセンサを設置して荷の高さを検知できるように構成し、検知された高さが自動的に入力されるように構成することも可能である。
(2)上記実施形態では、通常上限値L1または積載安定上限値L2にリフト装置14の昇降速度の上限値を設定する場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、通常上限値L1が、複数段階に設定されるものや無段階に設定されるものであってもよい。
(3)上記実施形態では、リフトレバー26の操作状態の検出やリフト上昇加速スイッチ38の操作の有無の検出に基づいてリフト装置14の昇降速度の上限値設定を行う場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、リフトレバー26の操作状態の検出やリフト上昇加速スイッチ38の操作の有無の検出を考慮せず、積載安定上限値に設定するものであってもよい。
(4)上記実施形態では、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータとしてティルト
装置15を例示したが、これ以外にもフォークを水平に移動させるフォークシフト装置や
ロール状の荷を把持するためのロールクランプ装置などのアタッチメント装置であっても
よい。
(5)上記実施形態では、産業車両としてトルクコンバータ式のフォークリフト10を例示したが、クラッチ機構によって、エンジン11とエンジン11により駆動される走行機構部13とがギヤを介して連結され、および、その連結が解除される構成であってもよい。この場合、走行操作状態検出処理(S101)において、クラッチペダルの踏込み状態を検出するクラッチペダルセンサを走行操作状態検出手段として構成することができる。
(6)上記実施形態では、産業車両として、エンジン式のフォークリフト10を例示したが、バッテリに蓄えられた電力により、電動機を駆動することにより、走行、荷役動作を行うバッテリ式のフォークリフトの制御装置として構成してもよい。即ち、バッテリの電力により荷役用の電動機を駆動し、本実施形態における油圧ポンプ22を駆動させる構成としてもよい。この場合、上記実施形態で示したエンジン11の最大回転数には、バッテリの電力により駆動する荷役用の電動機の最大回転数が対応し、リフト装置の昇降速度の上限値を設定するために、当該荷役用の電動機の最大回転数を設定することになる。尚、バッテリ式フォークリフトにおいて、インチングペダル、クラッチペダル等がない場合は、ディレクションレバーの操作状態の検出のみにより、走行操作状態検出処理(本実施形態におけるS101)を行うことも可能である。
本発明の第1実施形態に係る産業車両としてのフォークリフトを例示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を産業車両の一部とともに示す概略構成図である。 図2に示す制御装置の作動の一例を説明するフロー図である。 図2に示す制御装置の作動の一例を説明するフロー図である。 図2に示す制御装置の作動の一例を説明するフロー図である。 第2実施形態に係る昇降速度上限値設定処理におけるフロー図である。 荷の形状及び姿勢のパターンの一例を示す図である。 荷の形状及び姿勢から安定度を判断するための模式図である。 荷の形状及び姿勢から安定度を判断するための模式図である。 荷の形状及び姿勢から安定度を判断するための模式図である。 荷の形状及び姿勢から安定度を判断するための模式図である。
符号の説明
1 制御装置(産業車両の制御装置)
10 フォークリフト(産業車両)
14 リフト装置
20 リフトシリンダ
26 リフトレバー(リフト操作手段)
33 荷役コントローラ
36 リフトレバーセンサ(リフト操作検出手段)
39 ディレクションレバーセンサ(走行操作状態検出手段)
40 インチングペダル(走行操作状態検出手段)
41 荷重センサ(荷積載重量検出手段)
50 荷情報入力部
60 積載安定度判断部(積載安定度判断手段)
61 昇降速度上限値設定部(昇降速度上限値設定手段)

Claims (4)

  1. 荷の昇降動作を行うリフト装置を有する産業車両に備えられる制御装置であって、
    作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出手段と、
    前記産業車両が積載している荷の重量を検出する荷積載重量検出手段と、
    前記産業車両が積載している荷の積載状態の安定度を判断する積載安定度判断手段と、
    前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を設定する昇降速度上限値設定手段と、
    を備え、
    前記昇降速度上限値設定手段は、
    (1)前記走行操作状態検出手段で検出されている操作状態が前記不走行操作状態であり、
    (2)前記荷積載重量検出手段で検出された荷の重量が所定の重量閾値以下であり、
    (3)前記積載安定度判断手段で判断された荷の積載状態の安定度が所定の安定度以上である
    ときは、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を、前記(1)〜(3)の条件の少なくともいずれか一つを満たさない場合の上限値よりも大きい所定の上限値に設定可能とし、
    前記所定の重量閾値は、前記積載安定度判断手段により判断される安定度に基づいて、安定度が大きいほど、閾値が大きくなるように決定されることを特徴とする産業車両の制御装置。
  2. 前記リフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出手段を更に備え、
    前記昇降速度上限値設定手段は、前記(1)〜(3)の条件を全て満たすとともに、前記リフト操作検出手段で前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出されている場合に限り、前記リフト装置による荷の昇降速度の上限値を、前記所定の上限値に設定可能とすることを特徴とする請求項1に記載の産業車両の制御装置。
  3. 予め設定されている複数の荷の形状及び姿勢のパターンから作業者が選択して入力することが可能な荷姿パターン入力手段を更に備え、
    前記積載安定度判断手段は、前記荷姿入力手段から入力されたパターンに基づいて、荷の安定度を判断することを特徴とする請求項1又は請求項に記載の産業車両の制御装置。
  4. 前記積載安定度判断手段は、荷の重心位置から荷の底面までの距離と、荷の重心位置から荷の底面の端部までの距離とに基づいて、荷の安定度を判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の産業車両の制御装置。
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