JP4835040B2 - 産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法 - Google Patents

産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4835040B2
JP4835040B2 JP2005147472A JP2005147472A JP4835040B2 JP 4835040 B2 JP4835040 B2 JP 4835040B2 JP 2005147472 A JP2005147472 A JP 2005147472A JP 2005147472 A JP2005147472 A JP 2005147472A JP 4835040 B2 JP4835040 B2 JP 4835040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation state
lift
traveling
industrial vehicle
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005147472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006321625A (ja
Inventor
嘉晴 伊藤
忠 山田
秀順 岡
利和 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2005147472A priority Critical patent/JP4835040B2/ja
Priority to US11/437,361 priority patent/US7735609B2/en
Priority to EP06114220A priority patent/EP1724235B1/en
Priority to TW095117778A priority patent/TWI298310B/zh
Priority to KR1020060045397A priority patent/KR100771027B1/ko
Publication of JP2006321625A publication Critical patent/JP2006321625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4835040B2 publication Critical patent/JP4835040B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D29/00Controlling engines, such controlling being peculiar to the devices driven thereby, the devices being other than parts or accessories essential to engine operation, e.g. controlling of engines by signals external thereto
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F17/00Safety devices, e.g. for limiting or indicating lifting force
    • B66F17/003Safety devices, e.g. for limiting or indicating lifting force for fork-lift trucks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66FHOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075Constructional features or details
    • B66F9/20Means for actuating or controlling masts, platforms, or forks
    • B66F9/24Electrical devices or systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法に関する。
従来から、荷役車両等の産業車両においては、車両の走行を行うための走行機構部がエンジンによって駆動されるとともに、そのエンジンによって走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータ等も駆動されるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1に記載された産業車両とその制御方法は、その運転状況に対応したエンジン回転数の制御を行うものであり、荷役レバーの操作量、アクセルペダルの踏込量およびクラッチ機構ペダルの踏込量に関する各情報に基づいてエンジンの回転数を制御するものである。これにより、より簡便な構成で、いわゆるエンジンの空ぶかしの状態が生じることによる騒音の上昇等の問題の発生を抑制することを目的としている。また、特許文献2に記載された産業車両とその制御装置は、車速検出手段によって車速が零であることを検出することで荷役作業を判定し、荷役作業と判定されたときにはエンジンの軸トルクを最大とするように制御するものである。これにより、周囲の明るさに応じて車速を制限する産業車両においても、荷役作業に必要なエンジントルクを暗い作業場で荷役作業を行い場合にも確保することを目的としている。
特開2004−11469号公報 特開2004−359414号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された産業車両とその制御方法は、エンジンの空ぶかし抑制の観点から、荷役レバー、アクセルペダルおよびクラッチ機構ペダルの操作状態に応じ、いずれの操作を優先させるかを決定してエンジン回転数の制御が行われるものとなっている。そして、産業車両の走行性能から決定されるエンジンの最高回転数までの範囲内で、荷役レバーやアクセルペダル等の操作状態を考慮した回転数制御が行われるものである。このため、産業車両の操作状態に応じてエンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にするという要求に答えることはできない。また、特許文献2に記載された産業車両とその制御装置は、車速が零のときを検出することで荷役作業を判定するのみであり、これにより、暗い作業場でも荷役作業に必要なエンジントルクを確保しようとするものである。このため、エンジンをより有効的に利用するに際し、車速が零という限られた操作状態にしか対応することができない。したがって、特許文献2に記載されたものにおいても、産業車両の操作状態に応じてエンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にするという要求に十分に答えることはできない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、産業車両の操作状態に応じてエンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び効果
本発明に係る産業車両の制御装置は、エンジンで駆動される産業車両に備えられる制御装置に関する。
そして、本発明に係る産業車両の制御装置は、上記目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。即ち、本発明は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
上記目的を達成するための本発明に係る産業車両の制御装置における第1の特徴は、作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出手段と、荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出手段と、前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチと、前記走行操作状態検出手段で検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定手段と、を備え、前記走行操作状態検出手段として、前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出手段と、前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部との連結を解除するためのインチングペダルの操作状態を検出するインチングペダル検出手段と、を備え、前記最高回転数設定手段は、前記レバー切換位置検出手段で前記中立位置が検出されたとき、および、前記インチングペダル検出手段で前記インチングペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに前記リフト操作検出手段で前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記リフト加速確認スイッチが操作されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、走行操作状態検出手段によって不走行操作状態を検出することで、エンジンの回転数が走行に影響を与えない状態を検出することができる。そして、最高回転数設定手段によって、不走行操作状態に対応する最高回転数を走行操作状態に対応する最高回転数とは異なった最高回転数として設定することが可能になる。このため、産業車両の操作状態、すなわち、走行機構部をエンジンで駆動している走行操作状態にある場合と、走行機構部は駆動していない不走行操作状態であって走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジンで駆動している場合とに応じ、エンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる産業車両の制御装置を得ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置が操作されている状態のときに、リフト装置としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジンの最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置の動作に適したエンジンの最高回転数で作業をすることができる。また、不走行操作状態のときに、走行操作状態のときよりもリフト装置の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト加速確認スイッチが操作されている状態のときに、不走行操作状態の場合に対応する種類のエンジンの最高回転数に設定することができる。不走行操作状態の検出の他にリフト加速スイッチの操作を必要とするため、作業者にリフト加速の意思の確認を確実にすることができる。また、作業状態に応じて走行操作状態と不走行操作状態の場合に対応するエンジンの最高回転数を選択することができる。また、レバー切換位置検出手段によってディレクションレバーが中立位置にあるときを検出することで、容易に不走行操作状態を検出することができる。また、トルクコンバータ式の産業車両の制御装置において、インチングペダル検出手段によってインチングペダルの操作状態を検出することで、容易に不走行操作状態を検出することができる。
本発明に係る産業車両の制御装置における第2の特徴は、作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出手段と、荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出手段と、前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチ前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部とを連結し、及びその連結を解除するクラッチ機構と、前記走行操作状態検出手段で検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定手段と、を備え、前記走行操作状態検出手段として、前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出手段と、前記クラッチ機構での連結を解除するためのクラッチペダルの操作状態を検出するクラッチペダル検出手段と、を備え、前記最高回転数設定手段は、前記レバー切換位置検出手段で前記中立位置が検出されたとき、および、前記クラッチペダル検出手段で前記クラッチペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに、前記リフト操作検出手段で前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記リフト加速確認スイッチが操作されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、走行操作状態検出手段によって不走行操作状態を検出することで、エンジンの回転数が走行に影響を与えない状態を検出することができる。そして、最高回転数設定手段によって、不走行操作状態に対応する最高回転数を走行操作状態に対応する最高回転数とは異なった最高回転数として設定することが可能になる。このため、産業車両の操作状態、すなわち、走行機構部をエンジンで駆動している走行操作状態にある場合と、走行機構部は駆動していない不走行操作状態であって走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジンで駆動している場合とに応じ、エンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる産業車両の制御装置を得ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置が操作されている状態のときに、リフト装置としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジンの最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置の動作に適したエンジンの最高回転数で作業をすることができる。また、不走行操作状態のときに、走行操作状態のときよりもリフト装置の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト加速確認スイッチが操作されている状態のときに、不走行操作状態の場合に対応する種類のエンジンの最高回転数に設定することができる。不走行操作状態の検出の他にリフト加速スイッチの操作を必要とするため、作業者にリフト加速の意思の確認を確実にすることができる。また、作業状態に応じて走行操作状態と不走行操作状態の場合に対応するエンジンの最高回転数を選択することができる。また、レバー切換位置検出手段によってディレクションレバーが中立位置にあるときを検出することで、容易に不走行操作状態を検出することができる。また、クラッチ機構でエンジンと走行機構部とを連結及びその解除が行われる産業車両において、クラッチペダル検出手段によってクラッチペダルの操作状態を検出することで、容易に不走行操作状態を検出することができる。
本発明に係る産業車両の制御装置における第の特徴は、前記リフト装置以外の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段の操作状態を検出する荷役操作検出手段が更に備えられ、前記最高回転数設定手段は、前記荷役操作検出手段で前記荷役操作手段が操作されていない状態であることが更に検出されている場合に、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、リフト装置以外の他の荷役アクチュエータが操作されていないことが確認されている状態で不走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されることになる。このため、リフト装置のみの操作のときに不走行操作状態の場合に対応する最高回転数に設定されるので、リフト装置の最大の性能を発揮することができる。
本発明に係る産業車両の制御装置における第の特徴は、前記最高回転数設定手段にて前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定されている状態では、前記リフト装置以外の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段が操作されてもその操作に基づく当該他の荷役アクチュエータの作動を禁止するように制御する荷役操作制限手段を更に備えていることである。
この構成によると、不走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されている状態では、リフト装置以外の他の荷役アクチュエータが操作されても作動しない。このため、他の荷役アクチュエータは、走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されているときしか操作しても作動せず、他の荷役アクチュエータが通常以上の速度で作動することはない。
本発明に係る産業車両の制御装置における第の特徴は、前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部との連結が解除された状態を維持して当該走行機構部への出力を遮断する駆動力遮断手段と、前記最高回転数設定手段にて前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定されている状態では、前記走行機構部への出力を遮断するように前記駆動力遮断手段を制御する駆動力制限手段と、を更に備えていることである。
この構成によると、不走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されている状態では、不走行操作状態を解除して走行操作状態とするための操作が誤操作等により行われたとしても、走行機構部への出力が遮断された状態のままとなっている。このため、不走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されたままの状態で産業車両が急激な走行を開始してしまうことを確実に防止することができる。
本発明に係る産業車両の制御装置における第の特徴は、前記産業車両が積載している荷の重量を検出する荷積載重量検出手段を更に備え、前記最高回転数設定手段は、更に、前記荷積載重量検出手段で検出された荷積載重量が所定の閾値以下であるときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、荷積載重量が所定の閾値を越えており産業車両の機台が不安定となってしまう虞のあるときには、不走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されない。このため、荷積載重量が閾値を超えており、走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどの動作速度を機台が不安定となる虞のある速さで上昇させてしまうことを防止できる。とくに、リフト装置の動作速度を上昇させて機台が不安定な状態になることを防止でき、不走行操作状態でリフト動作を行う場合において安定したリフト動作を自動的に確保することができる。
本発明に係る産業車両の制御装置における第の特徴は、前記産業車両が積載している荷の積載高さに対応する揚高を検出する揚高検出手段を更に備え、前記最高回転数設定手段は、前記揚高検出手段で検出された揚高が所定の閾値以上であるときには、前記走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、不走行操作状態に対応する種類の最高回転数に設定されてリフト装置が高速で上昇動作を行っているときに所定の閾値以上の揚高となると、走行操作状態に対応する種類の最高回転数に戻されるため、リフト装置の上昇速度が低減される。このため、リフト装置の上昇動作の終了時に衝撃が発生してしまうことを抑制することができる。また、揚高が所定の閾値を超えており産業車両の機台が不安定になってしまう虞のあるときには、走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定された状態にするため、機台が安定した状態で作業をすることができる。
また、前述の目的を達成するための本発明に係る産業車両は、前述した本発明の産業車両の制御装置を備えていることを特徴とする。
この構成によると、前述した本発明の産業車両の制御装置と同様の効果を奏することができる。
また、本発明に係る産業車両の制御方法は、エンジンで駆動される産業車両の制御方法に関する。
そして、本発明に係る産業車両の制御方法は、前述の目的を達成するために以下のようないくつかの特徴を有している。即ち、本発明は、以下の特徴を単独で、若しくは、適宜組み合わせて備えている。
前述の目的を達成するための本発明に係る産業車両の制御方法における第1の特徴は、作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出ステップと、荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出ステップと、前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチの操作の有無を検出するスイッチ操作検出ステップと、前記走行操作状態検出ステップで検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定ステップと、を備え、前記走行操作状態検出ステップとして、前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出ステップと、前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部との連結を解除するためのインチングペダルの操作状態を検出するインチングペダル検出ステップと、を備え、前記最高回転数設定ステップは、前記レバー切換位置検出ステップで前記中立位置が検出されたとき、および、前記インチングペダル検出ステップで前記インチングペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに前記リフト操作検出ステップで前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記スイッチ操作検出ステップで前記リフト加速確認スイッチの操作が検出されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、走行操作状態検出ステップにて不走行操作状態を検出することで、エンジンの回転数が走行に影響を与えない状態を検出することができる。そして、最高回転数設定ステップにて、不走行操作状態に対応する最高回転数を走行操作状態に対応する最高回転数とは異なった最高回転数として設定することが可能になる。このため、産業車両の操作状態、すなわち、走行機構部をエンジンで駆動する走行操作状態にある場合と、走行機構部は駆動しない不走行操作状態であって走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジンで駆動する場合とに応じ、エンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる産業車両の制御方法を得ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置が操作されている状態のときに、リフト装置としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジンの最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト加速確認スイッチが操作されている状態のときに、リフト装置としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジンの最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。
本発明に係る産業車両の制御方法における第2の特徴は、作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出ステップと、荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出ステップと、前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチの操作の有無を検出するスイッチ検出ステップ前記走行操作状態検出ステップで検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定ステップと、を備え、前記走行操作状態検出ステップとして、前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出ステップと、前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部とを連結し、及びその連結を解除するクラッチ機構での連結を解除するためのクラッチペダルの操作状態を検出するクラッチペダル検出ステップと、を備え、前記最高回転数設定ステップは、前記レバー切換位置検出ステップで前記中立位置が検出されたとき、および、前記クラッチペダル検出ステップで前記クラッチペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに、前記リフト操作検出ステップで前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記スイッチ操作検出ステップで前記リフト加速確認スイッチの操作が検出されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することである。
この構成によると、走行操作状態検出ステップにて不走行操作状態を検出することで、エンジンの回転数が走行に影響を与えない状態を検出することができる。そして、最高回転数設定ステップにて、不走行操作状態に対応する最高回転数を走行操作状態に対応する最高回転数とは異なった最高回転数として設定することが可能になる。このため、産業車両の操作状態、すなわち、走行機構部をエンジンで駆動する走行操作状態にある場合と、走行機構部は駆動しない不走行操作状態であって走行機構部以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジンで駆動する場合とに応じ、エンジンの性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる産業車両の制御方法を得ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置が操作されている状態のときに、リフト装置としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジンの最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。また、不走行操作状態でエンジンの回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト加速確認スイッチが操作されている状態のときに、リフト装置としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジンの最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る産業車両の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る産業車両の例示であるフォークリフト10を斜め後方から見た斜視図であり、図2は、フォークリフト10の制御装置1(第1実施形態に係る産業車両の制御装置)の構成をフォークリフト10の一部構成とともに示す概略構成図である。
図1及び図2に示すように、フォークリフト10は、エンジン11や、トルクコンバータ12、走行機構部13などを備えており、動力伝達機構であるトルクコンバータ12を介してエンジン11によって前輪の走行機構部13が駆動されるようになっている。即ち、フォークリフト10は、前輪駆動・後輪操舵のトルクコンバータ式の四輪車として構成されている。
また、フォークリフト10には、図1及び図2に示すように、荷(図示せず)の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置14や、リフト装置14の前後傾動作を行う荷役アクチュエータであるティルトシリンダ(ティルト装置)15なども備えられている。なお、本実施形態においては、ティルト装置15が、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータに相当する。
リフト装置14には、左右一対のアウタマスト16と、その間において昇降可能に配設されたインナマスト(図示せず)とが設けられている。インナマストには、その上部にスプロケット17に掛装されたチェーン18を介してフォーク19が昇降可能に吊り下げられている。アウタマスト16は、フォークリフト10の車体フレームに対して、ティルトシリンダ15を介して傾動可能に連結されている。フォーク19は、リフト装置14におけるリフトシリンダ20が駆動されてインナマストが上下動することにより昇降するようになっている。
また、リフト装置14のリフトシリンダ20やティルトシリンダ15は、エンジン11で駆動される油圧ポンプ22からの圧油の供給及び排出によって作動するようになっている。即ち、図2に示すように、トルクコンバータ12を介して走行機構部13を駆動するエンジン11によって、増速ギヤ21を介して油圧ポンプ22も駆動されるようになっている。そして、油圧タンク24から吸い込まれて油圧ポンプ22で昇圧された圧油は、複数の電磁弁を備えて構成される電磁弁ユニット23における所定の電磁弁を介してリフトシリンダ20やティルトシリンダ15へと供給される。これにより、リフト装置14による上昇動作やティルト装置15による前傾動作が行われるように各シリンダ(20・15)が作動するようになっている。また、リフト装置14による下降動作やティルト装置15による後傾動作が行われる場合も、電磁弁ユニット23の所定の電磁弁を介して油圧タンク24に圧油が排出されることで、それらの各動作が行われるように各シリンダ(20・15)が作動することになる。
また、フォークリフト10には、図1に示すように、作業者(運転者)の運転席に面する箇所に配置されるディレクションレバー25、リフトレバー26、ティルトレバー27、アクセルペダル28、ブレーキペダル29、インチングペダル30、ハンドル31などが設けられている。
ディレクションレバー25は、フォークリフト10を前進させるための前進位置と後進させるための後進位置とエンジンの動力を走行駆動部に伝達しない中立位置とを切り換え操作可能な操作手段として構成されている。リフトレバー26は、リフト装置14を操作してフォーク19の昇降動作を行うための操作手段として構成されている。ティルトレバー27は、ティルト装置15を操作してマスト16の前後傾動作を行うための操作手段として構成されている。なお、本実施形態においては、このティルトレバー27が、前述の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段に相当する。また、アクセルペダル28はフォークリフト10の走行速度の変更に用いられ、ブレーキペダル29は走行中のフォークリフト10に制動力を付与するために用いられる。インチングペダル30は、エンジン11と走行機構部13との間のトルクコンバータ12を介した連結状態を調節し、さらに解除するために用いられる。
また、図2に示すように、フォークリフト10には、エンジン制御装置32や、電磁弁ユニット23の電磁弁の作動を制御して前述の荷役アクチュエータの動作を制御する荷役コントローラ33aが備えられている。エンジン制御装置32は、フォークリフト10の作業者によるアクセルペダル28の操作量(踏込み量)を検出するアクセル角センサ34からの出力に基づいて、エンジン11の電子スロットル44の開度を調整して、エンジン11の回転数を制御する。これにより、アクセルペダル28の操作量に応じた速度でフォークリフト10が走行することになる。なお、エンジン制御装置32は、エンジン11に設けられてエンジン11の回転数を検出する回転数センサ35からの回転数検出信号も入力されるようになっており、これに基づいたフィードバック制御を行うようになっている。
次に、本発明の第1実施形態に係る産業車両の制御装置について説明する。第1実施形態に係る産業車両の制御装置1(以下、単に「制御装置1」という)は、フォークリフト10に備えられており、走行操作状態検出手段と、荷役コントローラ33aと、リフトレバーセンサ36と、ティルトレバーセンサ37と、リフト上昇加速スイッチ38と、荷重センサ41とを備えて構成されている。
走行操作状態検出手段は、作業者がフォークリフト10の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者がフォークリフト10の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出するものであり、本実施形態においては、ディレクションレバーセンサ39およびインチングペダル40がこの走行操作状態検出手段を構成している。
ディレクションレバーセンサ39は、ディレクションレバー25の切換位置(前進位置、後進位置、中立位置)を検出するレバー切換位置検出手段を構成している。ディレクションレバーセンサ39は荷役コントローラ33aに接続されており、このディレクションレバーセンサ39で検出された切換位置検出信号は荷役コントローラ33aへと入力されるようになっている。なお、ディレクションレバー25の操作に基づいてトルクコンバータ12が作動することになる。
インチングペダルセンサ40は、インチングペダル30の操作状態(踏込み状態)を検出するインチングペダル検出手段を構成している。インチングペダルセンサ40は荷役コントローラ33aに接続されており、このインチングペダルセンサ40で検出された検出信号も荷役コントローラ33aへと入力されるようになっている。なお、インチングペダル30の踏込み操作に基づいてトルクコンバータ12が作動するようになっている。
リフトレバーセンサ36は、リフト装置14を操作するリフト操作手段であるリフトレバー26の操作状態を検出するリフト操作検出手段を構成している。リフトレバーセンサ36は荷役コントローラ33aに接続されており、リフトレバーセンサ36でのリフト操作検出信号は荷役コントローラ33aに入力されるようになっている。
ティルトレバーセンサ37は、ティルトレバー27(リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段)の操作状態を検出する荷役操作検出手段を構成している。ティルトレバーセンサ37は荷役コントローラ33aに接続されており、ティルトレバーセンサ37でのティルト操作検出信号は荷役コントローラ33aに入力されるようになっている。
リフト上昇加速スイッチ38は、フォークリフト10の作業者がフォーク19の上昇動作を加速された状態で行わせようとするときに押圧操作されるスイッチとして、即ち、フォーク19の上昇速度を加速することの作業者の意思確認用のスイッチとして設けられている。本実施形態においては、このリフト上昇加速スイッチ38が、リフト装置14の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチを構成している。
荷役コントローラ33aは、図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリ(ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory))などを備えて構成されている。メモリには、電磁弁ユニット23の各電磁弁の開閉制御を行って荷役アクチュエータの制御を行うためのプログラムを含む各種ソフトウェアが格納されている。これらのハードウェア及びソフトウェアが組み合わされることによって、最高回転数設定部(最高回転数設定手段)42aや荷役操作制限部(荷役操作制限手段)43などが荷役コントローラ33a内に構築される。
最高回転数設定部42aは、前述の走行操作状態検出手段(39、40)で検出されている状態が走行操作状態の場合と不走行操作状態の場合とに基づいて、エンジン11の回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なようにその最高回転数を2種類設定するようになっている。すなわち、エンジン11の上記最高回転数については、最高回転数設定部42aによって、走行操作状態の場合に対応する最高回転数(以下、「走行用最高回転数」という)と、不走行操作状態の場合に対応する最高回転数(以下、「不走行用最高回転数」という)との2種類の最高回転数が設定されるようになっている。走行用最高回転数は、走行性能から決定されるエンジン11の回転数の上限値として定められている。一方、不走行用最高回転数は、走行性能とは関係なくリフト装置14の性能を考慮して決定されるエンジン11の回転数の上限値として定められており、走行用最高回転数よりも高い回転数として定められている。
最高回転数設定部42aでは、ディレクションレバーセンサ39でディレクションレバー25の中立位置が検出されたとき、および、インチングペダルセンサ40でインチングペダル30が操作されている状態であることが検出されたときの少なくともいずれか一方のときに、作業者がフォークリフト10の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態であると判定されるようになっている。そして、この最高回転数設定部42aでは、ディレクションレバーセンサ39やインチングペダルセンサ40で不走行操作状態が検出されるとともにリフトレバーセンサ36でリフトレバー26が操作されている状態であることが検出されたとき(条件1)に、不走行用最高回転数に設定することが可能なようになっている。また、最高回転数設定部42aでは、不走行操作状態が検出されるとともにリフト上昇加速スイッチが操作されたとき(条件2)にも、不走行用最高回転数に設定することが可能なようになっている。なお、この最高回転数設定部42aは、上記の条件1及び条件2の少なくともいずれか一方が成立するとともに、更に、ティルトレバーセンサ37でティルトレバー27が操作されていない状態であることが検出されている場合に、不走行用最高回転数に設定することができるようになっている。
荷役コントローラ33aの荷役操作制限部43は、最高回転数設定部42aにて不走行用最高回転数に設定されている状態では、ティルトレバー27(リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段)が操作されてもその操作に基づくティルト装置15の作動を禁止するように電磁弁ユニット23の所定の電磁弁を制御するようになっている。そして、一旦リフト加速状態になった後は、そのリフト加速状態が解除されるまでは、この荷役操作制限部43によって、ティルト装置15の操作(リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータの操作)が禁止されることになる。
荷重センサ41は、フォークリフト10が積載している荷の重量を検出する。この荷重センサ41は、例えば、リフトシリンダ20の底部に取り付けられてそのシリンダ内の油圧を検出する圧力センサとして設けられる。リフトシリンダ20の油圧がフォーク19に積載された荷の重量(荷の荷重)と比例関係にあることから、その荷積載重量を間接的に検出するようになっている。そして、最高回転数設定部42aには、荷重センサ41で検出された荷積載重量が所定の閾値以下であるかどうかを判定する荷積載重量判定部54aが備えられている。この荷積載重量判定部54aでの判定結果に基づいて、最高回転数設定部42aは、荷積載重量が所定の閾値以下であるときに、不走行用最高回転数に設定するようになっている。また、荷積載重量が所定の閾値以上の場合は、走行用最高回転数に設定された状態のままで動作が可能となる。
上述したように荷役コントローラ33aにて走行用最高回転数又は不走行用最高回転数が設定されると、常時、その設定された回転数がエンジン制御装置32に出力されることになる。エンジン制御装置32では、その設定された最高回転数を上限値としたエンジン回転数の範囲内で、アクセル角センサ34からの入力に従って電子スロットル44の開度を調整してエンジン11の回転数を制御することになる。
次に、上述した制御装置1の作動であるとともに本実施形態に係る産業車両の制御方法(第1実施形態の制御方法)について、図3乃至図5のフローチャートを参照しつつ説明する。制御装置1の作動は図3に示す処理として行われることになり、荷役コントローラ33aの作動に伴ってその荷役コントローラ33aにて周期的に行われるメインの処理に付随して行われる。すなわち、荷役コントローラ33aにて行われる所定のメイン処理が繰り返し行われる度に、図3に示す処理も繰り返し行われることになる。
図3に示す処理(制御装置1の作動)が開始されると、まず、ステップ101(以下、S101という。他のステップも同様)において、走行操作状態検出処理が行われる。そして、走行操作状態検出処理(S101)に続いて、最高回転数設定処理(S102)が行われて、1回の図3に示す処理が終了することになる。なお、第1実施形態の制御方法は、制御装置1を用いた制御方法であって、S101の走行操作状態検出処理である走行操作状態検出ステップと、S102の最高回転数設定処理である最高回転数設定ステップと、を備えて構成されている。
走行操作状態検出処理(S101)では図4に示す処理が行われ、荷役コントローラ33aにて走行操作状態または不走行操作状態が検出される。なお、図4に示す処理のフローは、走行操作状態検出処理(S101)の一例としてあげたものである。この図4の処理では、まず、ディレクションレバーセンサ39によるディレクションレバー25の中立位置の検出があったか否かが判断される(S201)。ディレクションレバー25の中立位置が検出されていれば(S201、YES)、不走行操作状態が検出される(S203)。一方、ディレクションレバー25の中立位置が検出されていなければ(S201、NO)、続いて、インチングペダルセンサ40によるインチングペダル30の操作の検出があったか否かが判断される(S202)。インチングペダル30の操作が検出されていれば(S202、YES)、不走行操作状態が検出される。インチングペダル30の操作が検出されていなければ(S202、NO)、ディレクションレバー25の中立位置も検出されておらず且つインチングペダル30の操作も検出されていないと判断され、作業者がフォークリフト10の走行を意図している操作状態である走行操作状態と検出されるようになっている。走行操作状態又は不走行操作状態が検出されると、図4に示す走行操作状態検出処理(S101)が終了して、図3に示す処理に戻ることになる。
走行操作状態検出処理(S101)が終了すると、図3に示すように、S102の最高回転数設定処理が行われることになる。最高回転数設定処理(S102)では図5に示す処理が行われ、荷役コントローラ33aにて走行用最高回転数または不走行用最高回転数に設定される。なお、図5に示す処理のフローは、最高回転数設定処理(S102)の一例としてあげたものである。
図5の処理では、まず、不走行操作状態であるか否かが判断される(S301)。不走行操作状態でない、即ち、走行操作状態であると判断されたときは(S301、NO)、走行用最高回転数に設定される(S307)。一方、不走行操作状態であると判断されたときは(S301、YES)、続いて、リフトレバーセンサ36によるリフトレバー26の操作があったか否かが判断される(S302)。なお、制御装置1におけるリフトレバー26の操作状態を検出する作動が、第1実施形態の制御方法におけるリフト操作検出ステップに相当する。
リフトレバー26の操作が検出されていなければ(S302、NO)、走行用最高回転数に設定される(S307)。一方、リフトレバー26の操作が検出されていれば、(S302、YES)、リフト上昇加速スイッチ38の操作があったか否かが判断される(S303)。なお、制御装置1におけるリフト上昇加速スイッチ38の操作の有無を検出する作動が、第1実施形態の制御方法におけるスイッチ操作検出ステップに相当する。
S303にてリフト上昇加速スイッチ38の操作がなかったと判断されたときは(S303、NO)、走行用最高回転数に設定される(S307)。S303にてリフト上昇加速スイッチ38の操作があったと判断されたときは(S303、YES)、ティルトレバーセンサ37によるティルトレバー27の操作の検出が無かったか否かが判断される(S304)。
S304にてティルトレバー27の操作が検出されていなければ(S304、YES)、荷積載重量が所定の閾値以下であるか否かが判断される(S305)。一方、S304にてティルトレバー27の操作が検出されていれば(S304、NO)、走行用最高回転数に設定される(S307)。S305にて荷積載重量が所定の閾値以下であると判断されたときは(S305、YES)、不走行用最高回転数に設定される(S306)。一方、S305にて荷積載重量が所定の閾値を越えていると判断されたときは(S305、NO)、走行用最高回転数に設定される(S307)。走行用最高回転数または不走行用最高回転数に設定されると、図5に示す最高回転数設定処理(S102)が終了して、図3に示す処理に戻ることになる。
図3に示す処理によって走行用最高回転数または不走行用最高回転数のいずれかに設定されると、その設定された最高回転数がエンジン制御装置32に入力されて、前述のように、その最高回転数を上限値とした範囲でエンジン11の回転数が制御されることになる。
以上説明したように、第1実施形態の制御装置1及びその制御方法によると、走行操作状態検出手段(39、40)によって不走行操作状態を検出することで、エンジン11の回転数が走行に影響を与えない状態を検出することができる。そして、荷役コントローラ33aの最高回転数設定部42aによって、不走行用最高回転数を走行用最高回転数とは異なった最高回転数として設定することが可能になる。このため、フォークリフト10の操作状態、すなわち、走行機構部13をエンジン11で駆動している走行操作状態にある場合と、走行機構部13は駆動していない不走行操作状態であって走行機構部13以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジン11で駆動している場合とに応じ、エンジン11の性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる。
また、第1実施形態の制御装置1及びその制御方法によると、不走行操作状態でエンジン11の回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト装置14が操作されている状態(リフトレバー26が操作されている状態)のときに、リフト装置14としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジン11の最高回転数に設定することができる。このため、リフト装置14の動作速度を上昇させることができ、作業効率の向上を図ることができる。
また、第1実施形態の制御装置1及びその制御方法によると、不走行操作状態でエンジン11の回転数が走行に影響を与えない状態であるとともにリフト加速確認スイッチ38が操作されている状態のときに、リフト装置14としての性能を最大限に発揮させる観点でのエンジン11の最高回転数に設定することができる。また、不走行操作状態の検出の他にリフト加速確認スイッチ38の操作を必要とするため、作業者のリフト加速の意思の確認を確実にすることができる。その他に、リフト加速確認スイッチ38の操作で作業状態に応じて走行操作状態と不走行操作状態の場合に対応するエンジンの最高回転数を選択することができる。
また、制御装置1によると、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータ(ティルト装置15)が操作されていないことが確認されている状態で不走行用最高回転数に設定されることになる。これにより、リフト装置14のみの操作のときに不走行用最高回転数に設定されるので、リフト装置14の最大の性能を発揮することができる。また、この制御装置1によると、不走行用最高回転数に設定されている状態では、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータ(ティルト装置15)が操作されても作動しない。このため、他の荷役アクチュエータは、走行用最高回転数に設定されているときしか操作しても作動せず、他の荷役アクチュエータが通常以上の速度で作動することはない。
また、制御装置1によると、ディレクションレバーセンサ37によってディレクションレバー25の中立位置を検出することで、容易に不走行操作状態を検出することができる。また、この制御装置1では、インチングペダルセンサ40によってインチングペダル30の操作状態を検出することでも、容易に不走行操作状態を検出することができる。
また、制御装置1によると、荷積載重量が所定の閾値を越えておりフォークリフト10の機台が不安定となってしまう虞のあるときには、不走行用最高回転数に設定されない。このため、走行機構部13以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどの動作速度を機台が不安定な状態で上昇させてしまうことを防止できる。とくに、機台が不安定な状態でリフト装置14の動作速度を上昇させてしまうことを防止でき、不走行操作状態でリフト動作を行う場合において安定したリフト動作を自動的に確保することができる。
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、次のような発明を実施することもできる。
(1)上記第1実施形態では、産業車両としてフォークリフトを例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。また、リフト装置以外にアタッチメントとしてクレーンやショベルが設けられる産業車両であっても、本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、走行機構部13以外の他の機構部としてリフト装置14およびティルト装置15を例示したが、これらの以外にも油圧ポンプ22から供給される圧油で作動する他の機構部を備えていてもよい。例えば、オルタネータ(発電機)やパワーステアリング装置が含まれているものであってもよい。
(3)上記実施形態では、走行用最高回転数と不走行用最高回転数の2段階に最高回転数を設定する場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、不走行用最高回転数が、複数段階に設定されるものや無段階に設定されるものであってもよい。
(4)上記実施形態では、リフトレバー26の操作状態の検出やリフト上昇スイッチ38の操作の有無の検出に基づいて最高回転数の設定を行う場合を例にとって説明したが、必ずしもこの通りでなくてもよい。例えば、リフトレバー26の操作状態の検出やリフト上昇スイッチ38の操作の有無の検出を考慮せずに、不走行操作状態の検出があったときに不走行用最高回転数に設定するものであってもよい。
(5)上記実施形態では、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータとしてティルト装置15を例示したが、これ以外にもフォークを水平に移動させるフォークシフト装置やロール状の荷を把持するためのロールクランプ装置などのアタッチメント装置であってもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第2実施形態に係る産業車両であるフォークリフトの一部構成とともに示す概略構成図である。
第2実施形態のフォークリフトは、図6に示すように、第1実施形態のフォークリフト10と同様のエンジン11、走行機構部13、増速ギヤ21、油圧ポンプ22、電磁弁ユニット23、油圧タンク24、リフト装置14、ティルト装置15、エンジン制御装置32などを備えて構成されている。ただし、この第2実施形態のフォークリフトは、トルクコンバータ式のフォークリフト10とは異なり、クラッチ機構46によって、エンジン11とエンジン11により駆動される走行機構部13とがギヤ45を介して連結され、およびその連結が解除されるように構成されている。
変速機構であるギヤ45は、ディレクションレバー47によって図示しない作業者により切り換え操作が行われるようになっている。そして、このディレクションレバー47は、第2実施形態のフォークリフトを前進させるための前進位置と後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能な操作手段として構成されている。また、クラッチ機構46は、クラッチペダル49によって図示しない作業者による踏込み操作によって切り換え操作が行われるようになっている。すなわち、クラッチペダル49の踏込み操作が行われることで、ギヤ45を介したエンジン11と走行機構部13との連結が解除されるようになっている。
本発明の第2実施形態に係る産業車両の制御装置2(以下、単に「制御装置2」という)は、走行操作状態検出手段と、荷役コントローラ33bと、第1実施形態と同様の各荷役レバーセンサ(リフトレバーセンサ36、ティルトレバーセンサ37)と、リフト上昇加速スイッチ38と、荷重センサ41とを備えて構成されている。リフト上昇加速スイッチ38および荷重センサ41は、第1実施形態と同様に構成されている。
第2実施形態の走行操作状態検出手段は、第1実施形態と同様に、作業者がフォークリフトの走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者がフォークリフトの走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出するものとして構成されている。ただし、第2実施形態では、ディレクションレバーセンサ48とクラッチペダルセンサ50とがこの走行操作状態検出手段を構成している。
ディレクションレバーセンサ48は、第1実施形態と同様に、ディレクションレバー47の切換位置(前進位置、後進位置、中立位置)を検出するレバー切換位置検出手段を構成している。ディレクションレバーセンサ48は荷役コントローラ33bに接続されており、このディレクションレバーセンサ48で検出された切換位置検出信号は荷役コントローラ33bへと入力されるようになっている。
クラッチペダルセンサ50は、クラッチペダル49の操作状態(踏込み状態)を検出するクラッチペダル検出手段を構成している。クラッチペダルセンサ50は荷役コントローラ33bに接続されており、このクラッチペダルセンサ50で検出された検出信号は荷役コントローラ33bへと入力されるようになっている。
荷役コントローラ33bは、第1実施形態の荷役コントローラ33aと同様に構成されており、最高回転数設定部(最高回転数設定手段)42bや、第1実施形態と同様の荷役操作制限部(荷役操作制限手段)43などがこの荷役コントローラ33b内に構築される。
最高回転数設定部42bは、第1実施形態と同様に、走行操作状態検出手段(48、50)で検出されている状態が走行操作状態の場合と不走行操作状態の場合とに基づいて、エンジン11の回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なようにその最高回転数を2種類設定するようになっている。すなわち、走行性能から決定される上限値である走行用最高回転数と、走行装置とは関係なくリフト装置14の性能を考慮して決定される上限値であって走行用最高回転数よりも高い回転数である不走行用最高回転数との2種類が設定されるようになっている。
最高回転数設定部42bでは、ディレクションレバーセンサ48でディレクションレバー47の中立位置が検出されたとき、および、クラッチペダルセンサ50でクラッチペダル49が操作されている状態であることが検出されたときの少なくともいずれか一方のときに、不走行操作状態であると判定されるようになっている。そして、この最高回転数設定部42bでは、ディレクションレバーセンサ48やクラッチペダルセンサ50で不走行操作状態が検出されるとともにリフトレバーセンサ36でリフトレバー26(図6では図示せず)が操作されている状態であることが検出されたとき(条件3)に、不走行用最高回転数に設定することが可能なようになっている。また、最高回転数設定部42bでは、不走行操作状態が検出されるとともにリフト上昇加速スイッチが操作されたとき(条件4)にも、不走行用最高回転数に設定することが可能なようになっている。なお、この最高回転数設定部42bは、上記の条件3および条件4の少なくともいずれか一方が成立するとともに、更に、ティルトレバーセンサ37でティルトレバー27(図6では図示せず)が操作されていない状態であることが検出されている場合に、不走行用最高回転数に設定するようになっている。
なお、荷役コントローラ33bの荷役操作制限部43は、第1実施形態の場合と同様に構成されている。また、最高回転数設定部42bは、第1実施形態と同様に、荷積載重量判定部54bを備えており、荷重センサ41で検出された荷積載重量が所定の閾値以下であるときに、不走行用最高回転数に設定するようになっている。
以上説明した第2実施形態の制御装置2によると、第1実施形態と同様に、走行機構部13をエンジン11で駆動している走行操作状態にある場合と、走行機構部13は駆動していない不走行操作状態であって走行機構部13以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジン11で駆動している場合とに応じ、エンジン11の性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる。また、この制御装置2によると、クラッチ機構でエンジンと走行機構部とを連結及びその解除が行われる産業車両において、クラッチペダルセンサ50によってクラッチペダル49の操作状態を検出することで、容易に不走行操作状態を検出することができる。
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第3実施形態に係る産業車両であるフォークリフトの一部構成とともに示す概略構成図である。
第3実施形態のフォークリフトは、第1実施形態のフォークリフトと同様に構成されている。また、第3実施形態に係る産業車両の制御装置3(以下、単に「制御装置3」という)も、第1実施形態の制御装置1と同様に構成されている。ただし、制御装置3では、揚高センサ51を備えている点と、この揚高センサ51からの出力にも基づいて荷役コントローラ33cの最高回転数設定部42cが作動するよう構成されている点が、制御装置1とは異なっている。
揚高センサ51は、フォークリフトが積載している荷の積載高さに対応する揚高を検出する揚高検出手段として構成されており、リフト装置14のアウタマストの所定の高さに取り付けられている。この揚高センサ51は、例えばリミットスイッチで構成されており、フォーク19の揚高が所定高さ未満でオフし、フォーク19の揚高が所定高さ以上でオンするようになっている。すなわち、揚高センサ51がオンすることで、フォーク19の揚高が所定の閾値以上の高さになったことが検知されるようになっている。揚高センサ51は荷役コントローラ33cに接続されており、この揚高センサ51で検出された検出信号は荷役コントローラ33cに入力されるようになっている。
荷役コントローラ33cは、第1実施形態の荷役コントローラ33aと同様に構成されており、最高回転数設定部(最高回転数設定手段)42cや、第1実施形態と同様の荷役操作制限部(荷役操作制限手段)43などがこの荷役コントローラ33c内に構築されている。
最高回転数設定部42cは、第1実施形態の最高回転数設定部42aと同様に構成されているが、荷積載重量判定部54cを備えていて荷重センサ41で検出された荷積載重量が所定の閾値以下であるときに不走行用最高回転数に設定するだけでなく、揚高センサ51からの出力にも基づいて作動する点が異なっている。この最高回転数設定部42cは、第1実施形態と同様に、不走行状態が検出されるとともに、リフトレバーセンサ36またはリフト上昇スイッチ38で所定の操作が検出され、且つ、ティルトレバーセンサ37でティルトレバー27(図7では図示せず)の不操作状態が検出されている場合に、不走行用最高回転数に設定する。しかし、この最高回転数設定部42cには、揚高センサ51で検出された揚高が所定の閾値以下であるかどうかを判定する揚高判定部55が備えられている。そして、この揚高判定部55での判定結果に基づいて、最高回転数設定部42cは、揚高センサ51で検出された揚高が所定の閾値以上の高さであるときには、そのときに不走行用最高回転数に設定されている状態であっても、すぐに走行用最高回転数に変更するように設定するようになっている。
以上説明した第3実施形態の制御装置3によると、第1実施形態と同様に、走行機構部13をエンジン11で駆動している走行操作状態にある場合と、走行機構部13は駆動していない不走行操作状態であって走行機構部13以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジン11で駆動している場合とに応じ、エンジン11の性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる。また、この制御装置3によると、不走行操作状態に対応する種類の最高回転数に設定されてリフト装置14が高速で上昇動作を行っているときに所定の閾値以上の揚高となると、走行操作状態に対応する種類の最高回転数に戻されるため、リフト装置14の上昇速度が低減される。このため、リフト装置14の上昇動作の終了時に衝撃が発生してしまうことを抑制することができる。また、揚高が所定の閾値を超えておりフォークリフトの機台が不安定になってしまう虞のあるときには、不走行操作状態の場合に対応する種類の最高回転数に設定されていない状態にすることができるため、リフト装置14以外の他の荷役アクチュエータの動作速度も機台が不安定な状態で上昇させてしまうことを防止できる。
以上、本発明の第3実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。図8は、第4実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第4実施形態に係る産業車両であるフォークリフトの一部構成とともに示す概略構成図である。
第4実施形態のフォークリフトは、第1実施形態のフォークリフトと同様に構成されている。また、第4実施形態に係る産業車両の制御装置4(以下、単に「制御装置4」という)も、第1実施形態の制御装置4と同様に構成されている。ただし、制御装置4では、駆動力遮断装置52を備えている点と、荷役コントローラ33dの構成の一部とが、制御装置4とは異なっている。
駆動力遮断装置52は、荷役コントローラ33dからの信号に基づいて、ディレクションレバー25からトルクコンバータ12への駆動信号を遮断可能な回路として構成されている。すなわち、この駆動力遮断装置52は、エンジン11とエンジン11により駆動される走行機構部13との連結が解除された状態を維持して走行機構部13への出力を遮断する駆動力遮断手段を構成している。
荷役コントローラ33dは、最高回転数設定部42d、荷役操作制限部43、駆動力制限部(駆動力制限手段)53を備えて構成されている。この荷役コントローラ33dは、第1実施形態の荷役コントローラ33aと同様に構成されており、荷役コントローラ33aの最高回転数設定部42aと同様の最高回転数設定部42d(荷積載重量判定部54aと同様の荷積載重量判定部54dも備えている)と、荷役コントローラ33aと同様の荷役操作制限部43とを備えている。しかし、駆動力制限部53を更に備えている点で荷役コントローラ33aとは異なっている。
駆動力制限部53は、最高回転数設定部42dにて不走行用最高回転数に設定されている状態では、走行機構部13への出力を遮断するように駆動力遮断装置52を制御する駆動遮断信号を出力するようになっている。駆動力遮断装置52では、この駆動遮断信号が入力されると、その信号が解除されるまでは、ディレクションレバー25からトルクコンバータ12への駆動信号を遮断する。一方、駆動力制限部53から駆動遮断信号が出力された後、最高回転数設定部42dにて走行用最高回転数に設定されると、駆動力制限部53は駆動力遮断装置52による駆動力遮断状態を解除するための解除信号を出力する。駆動力遮断装置52では、この解除信号が入力されると、ディレクションレバー25からトルクコンバータ12への駆動信号を遮断することなく入力する状態へと切り換えられることになる。
以上説明した第4実施形態の制御装置4によると、第1実施形態と同様に、走行機構部13をエンジン11で駆動している走行操作状態にある場合と、走行機構部13は駆動していない不走行操作状態であって走行機構部13以外の他の機構部である荷役アクチュエータなどをエンジン11で駆動している場合とに応じ、エンジン11の性能を最大限に利用する観点からの制御を可能にして作業効率の向上を図ることができる。また、この制御装置4によると、不走行用最高回転数に設定されている状態では、不走行操作状態を解除して走行操作状態とするための操作が誤操作等により行われたとしても、走行機構13への出力が遮断された状態のままとなっている。このため、不走行用最高回転数に設定されたままの状態でフォークリフトが急激な走行を開始してしまうことを確実に防止することができる。
以上、本発明の第4実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
本発明の一実施形態に係る産業車両としてのフォークリフトを例示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第1実施形態に係る産業車両の一部構成とともに示す概略構成図である。 図2に示す制御装置の作動の一例を説明するフロー図である。 図2に示す制御装置の作動の一例を説明するフロー図である。 図2に示す制御装置の作動の一例を説明するフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第2実施形態に係る産業車両の一部構成とともに示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第3実施形態に係る産業車両の一部構成とともに示す概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る産業車両の制御装置の構成を第4実施形態に係る産業車両の一部構成とともに示す概略構成図である。
符号の説明
1 産業車両の制御装置
10 フォークリフト(産業車両)
11 エンジン
12 トルクコンバータ
13 走行機構部
14 リフト装置
33a 荷役コントローラ
39 ディレクションレバーセンサ(レバー切換位置検出手段、走行操作状態検出手段)
40 インチングペダルセンサ(インチングペダル検出手段、走行操作状態検出手段)
42 最高回転数設定部(最高回転数設定手段)

Claims (10)

  1. エンジンで駆動されるトルクコンバータ式の産業車両に備えられる制御装置であって、
    作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出手段と、
    荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出手段と、
    前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチと、
    前記走行操作状態検出手段で検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定手段と、
    を備え、
    前記走行操作状態検出手段として、
    前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出手段と、
    前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部との連結を解除するためのインチングペダルの操作状態を検出するインチングペダル検出手段と、
    を備え、
    前記最高回転数設定手段は、前記レバー切換位置検出手段で前記中立位置が検出されたとき、および、前記インチングペダル検出手段で前記インチングペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに前記リフト操作検出手段で前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記リフト加速確認スイッチが操作されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする産業車両の制御装置。
  2. エンジンで駆動される産業車両に備えられる制御装置であって、
    作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出手段と、
    荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出手段と、
    前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチ
    前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部とを連結し、及びその連結を解除するクラッチ機構と、
    前記走行操作状態検出手段で検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定手段と、
    を備え、
    前記走行操作状態検出手段として、
    前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出手段と、
    前記クラッチ機構での連結を解除するためのクラッチペダルの操作状態を検出するクラッチペダル検出手段と、
    を備え、
    前記最高回転数設定手段は、前記レバー切換位置検出手段で前記中立位置が検出されたとき、および、前記クラッチペダル検出手段で前記クラッチペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに、前記リフト操作検出手段で前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記リフト加速確認スイッチが操作されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする産業車両の制御装置。
  3. 前記リフト装置以外の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段の操作状態を検出する荷役操作検出手段が更に備えられ、
    前記最高回転数設定手段は、前記荷役操作検出手段で前記荷役操作手段が操作されていない状態であることが更に検出されている場合に、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の産業車両の制御装置。
  4. 前記最高回転数設定手段にて前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定されている状態では、前記リフト装置以外の他の荷役アクチュエータを操作する荷役操作手段が操作されてもその操作に基づく当該他の荷役アクチュエータの作動を禁止するように制御する荷役操作制限手段を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の産業車両の制御装置。
  5. 前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部との連結が解除された状態を維持して当該走行機構部への出力を遮断する駆動力遮断手段と、
    前記最高回転数設定手段にて前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定されている状態では、前記走行機構部への出力を遮断するように前記駆動力遮断手段を制御する駆動力制限手段と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の産業車両の制御装置。
  6. 前記産業車両が積載している荷の重量を検出する荷積載重量検出手段を更に備え、
    前記最高回転数設定手段は、更に、前記荷積載重量検出手段で検出された荷積載重量が所定の閾値以下であるときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の産業車両の制御装置。
  7. 前記産業車両が積載している荷の積載高さに対応する揚高を検出する揚高検出手段を更に備え、
    前記最高回転数設定手段は、前記揚高検出手段で検出された揚高が所定の閾値以上であるときには、前記走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の産業車両の制御装置。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の制御装置を備えていることを特徴とする産業車両。
  9. エンジンで駆動されるトルクコンバータ式の産業車両の制御方法であって、
    作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出ステップと、
    荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出ステップと、
    前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチの操作の有無を検出するスイッチ操作検出ステップと、
    前記走行操作状態検出ステップで検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定ステップと、
    を備え、
    前記走行操作状態検出ステップとして、
    前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出ステップと、
    前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部との連結を解除するためのインチングペダルの操作状態を検出するインチングペダル検出ステップと、
    を備え、
    前記最高回転数設定ステップは、前記レバー切換位置検出ステップで前記中立位置が検出されたとき、および、前記インチングペダル検出ステップで前記インチングペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに前記リフト操作検出ステップで前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記スイッチ操作検出ステップで前記リフト加速確認スイッチの操作が検出されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする産業車両の制御方法。
  10. エンジンで駆動される産業車両の制御方法であって、
    作業者が前記産業車両の走行を意図している操作状態である走行操作状態と、作業者が前記産業車両の走行を意図していない操作状態である不走行操作状態とを検出する走行操作状態検出ステップと、
    荷の昇降動作を行う荷役アクチュエータであるリフト装置を操作するリフト操作手段の操作状態を検出するリフト操作検出ステップと、
    前記リフト装置の動作速度を加速する動作モードに変更することを作業者が確認するためのリフト加速確認スイッチの操作の有無を検出するスイッチ操作検出ステップ
    前記走行操作状態検出ステップで検出されている状態が前記走行操作状態の場合と前記不走行操作状態の場合とに基づいて、前記エンジンの回転数の変更可能な範囲を規制する上限値である最高回転数を異ならせることが可能なように当該最高回転数を2種類設定するとともに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数を前記走行操作状態に対応する種類の前記最高回転数よりも高く設定する最高回転数設定ステップと、
    を備え、
    前記走行操作状態検出ステップとして、
    前記産業車両を前進させるための前進位置と前記産業車両を後進させるための後進位置との間で中立位置を経て切り換え操作可能なディレクションレバーの切換位置を検出するレバー切換位置検出ステップと、
    前記エンジンと当該エンジンにより駆動される走行機構部とを連結し、及びその連結を解除するクラッチ機構での連結を解除するためのクラッチペダルの操作状態を検出するクラッチペダル検出ステップと、
    を備え、
    前記最高回転数設定ステップは、前記レバー切換位置検出ステップで前記中立位置が検出されたとき、および、前記クラッチペダル検出ステップで前記クラッチペダルが操作されている状態であることが検出されたときの少なくとも一方であるとともに、前記リフト操作検出ステップで前記リフト操作手段が操作されている状態であることが検出され、且つ、前記スイッチ操作検出ステップで前記リフト加速確認スイッチの操作が検出されたときに、前記不走行操作状態の場合に対応する種類の前記最高回転数に設定することを特徴とする産業車両の制御方法。
JP2005147472A 2005-05-20 2005-05-20 産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法 Active JP4835040B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005147472A JP4835040B2 (ja) 2005-05-20 2005-05-20 産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法
US11/437,361 US7735609B2 (en) 2005-05-20 2006-05-19 Controller of industrial vehicle, industrial vehicle, and control method for industrial vehicle
EP06114220A EP1724235B1 (en) 2005-05-20 2006-05-19 Controller of industrial vehicle, industrial vehicle, and control method for industrial vehicle
TW095117778A TWI298310B (en) 2005-05-20 2006-05-19 Controller of industrial vehicle, industrial vehicle, and control method for industrial vehicle
KR1020060045397A KR100771027B1 (ko) 2005-05-20 2006-05-20 산업 차량의 제어 장치, 산업 차량, 및 산업 차량의 제어방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005147472A JP4835040B2 (ja) 2005-05-20 2005-05-20 産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006321625A JP2006321625A (ja) 2006-11-30
JP4835040B2 true JP4835040B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=36994719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005147472A Active JP4835040B2 (ja) 2005-05-20 2005-05-20 産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7735609B2 (ja)
EP (1) EP1724235B1 (ja)
JP (1) JP4835040B2 (ja)
KR (1) KR100771027B1 (ja)
TW (1) TWI298310B (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4209257B2 (ja) * 2003-05-29 2009-01-14 三菱重工業株式会社 分散型コントローラとその動作方法、及び、分散型コントローラを備えるフォークリフト
JP2004352466A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自走式産業機械の機械制御装置、及び、それの機械制御方法
US8366135B2 (en) * 2004-07-19 2013-02-05 Mattel, Inc. Children's ride-on vehicles having detection systems
EP2008961B1 (en) 2007-06-29 2013-03-27 BT Products AB Control unit, method and computer program product for controlling a lift mechanism
JP5156312B2 (ja) * 2007-09-19 2013-03-06 株式会社小松製作所 エンジンの制御装置
MX2008014783A (es) 2008-02-05 2009-08-27 Krueger Int Inc Armazon para silla con soporte hueco ergonomico integral.
US7992686B2 (en) * 2008-07-10 2011-08-09 The Raymond Corporation Pallet counter for lift truck
JP5159531B2 (ja) * 2008-09-16 2013-03-06 Tcm株式会社 産業車両におけるエンジン回転数の制御方法および制御装置
DE102010039471B4 (de) * 2010-08-18 2014-02-13 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung einer Hubhöhe einer Arbeitsmaschine
JP5140863B2 (ja) * 2010-08-31 2013-02-13 株式会社小松製作所 フォークリフトのエンジン制御装置
JP5119487B2 (ja) * 2010-09-13 2013-01-16 株式会社小松製作所 フォークリフトのエンジン制御装置
US20120273306A1 (en) * 2011-04-28 2012-11-01 John Alan Pangrazio Activity Reporting System
CN103492308B (zh) * 2012-04-23 2015-04-08 株式会社小松制作所 发动机式叉车及其装卸互锁解除方法
RU2637196C2 (ru) 2013-03-21 2017-11-30 Кросакихарима Корпорейшн Огнеупорный материал и разливочный стакан
JP5897492B2 (ja) * 2013-03-27 2016-03-30 株式会社クボタ 作業機
US9772018B2 (en) 2013-03-27 2017-09-26 Kubota Corporation Working machine
JP5867458B2 (ja) 2013-07-05 2016-02-24 株式会社豊田自動織機 産業車両
JP6221858B2 (ja) 2014-03-13 2017-11-01 株式会社豊田自動織機 産業車両の走行制御装置
JP6237396B2 (ja) * 2014-03-26 2017-11-29 株式会社豊田自動織機 産業車両の走行制御装置
JP6471642B2 (ja) * 2015-08-04 2019-02-20 株式会社豊田自動織機 産業車両
NL2019033B1 (nl) 2017-06-08 2018-12-17 Ravas Europe B V Inrichting voor het verplaatsen van een last alsmede een heforgaan daarvoor
JP7003718B2 (ja) * 2018-02-15 2022-01-21 株式会社豊田自動織機 産業車両
US11352243B2 (en) 2018-09-13 2022-06-07 Crown Equipment Corporation System and method for controlling a maximum vehicle speed for an industrial vehicle based on a calculated load
CN111874836B (zh) * 2020-07-30 2022-07-12 日照市黄金海岸装卸工程有限公司 一种新型自动化机械高效搬运装置
CN114735612B (zh) * 2022-03-25 2024-02-27 上海新时达电气股份有限公司 制动器供电电路及其控制方法、电梯

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57141398A (en) * 1981-02-25 1982-09-01 Toyoda Automatic Loom Works Controller for work speed in industrial car
US5050379A (en) 1990-08-23 1991-09-24 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Displacement of a variable displacemet hydraulic pump and speed of an engine driving the pump controlled based on demand
JPH10310394A (ja) * 1997-05-15 1998-11-24 Toyota Autom Loom Works Ltd フォークリフトのティルト制御装置
DE69807098D1 (de) * 1997-09-30 2002-09-12 Crown Equip Corp Produktivitätspaket
JP3334582B2 (ja) 1997-12-02 2002-10-15 株式会社豊田自動織機 産業車両の車体揺動制御装置及び産業車両
JPH11292499A (ja) * 1998-04-10 1999-10-26 Toyota Autom Loom Works Ltd フォークリフトのリフトシリンダ及びマスト装置
JP3301416B2 (ja) * 1999-08-23 2002-07-15 株式会社豊田自動織機 産業車両におけるマスト傾動速度制御装置
JP2001316096A (ja) * 2000-02-28 2001-11-13 Toyota Industries Corp 産業車両の油圧装置
WO2001066977A1 (fr) 2000-03-10 2001-09-13 Tcm Corporation Dispositif de deplacement par entrainement pour dispositif industriel et dispositif de frein du dispositif de deplacement par entrainement
JP2002012398A (ja) * 2000-06-29 2002-01-15 Komatsu Forklift Co Ltd フォークリフトトラックの作業機における作動回路装置
JP2002012304A (ja) * 2000-06-30 2002-01-15 Okamura Corp 移動部材の制御装置におけるマニュアル操作装置
JP4082879B2 (ja) * 2001-05-23 2008-04-30 Tcm株式会社 産業用車両における駆動制御システム
SE521188C2 (sv) * 2002-02-11 2003-10-07 Kalmar Ind Sverige Ab Hydraulsystem för ett fordon, fordon innefattande ett sådant hydraulsystem samt en tilläggsenhet för ett sådant fordon
JP3994797B2 (ja) * 2002-06-04 2007-10-24 株式会社豊田自動織機 荷役車両
JP2004359414A (ja) 2003-06-05 2004-12-24 Nissan Kohki Co Ltd 荷役車両のエンジン出力制御装置及び荷役車両
US7287625B1 (en) * 2004-02-19 2007-10-30 Harris Brian L Forklift safety sensor and control system

Also Published As

Publication number Publication date
TWI298310B (en) 2008-07-01
TW200710015A (en) 2007-03-16
EP1724235A1 (en) 2006-11-22
US20060260877A1 (en) 2006-11-23
KR20060120507A (ko) 2006-11-27
US7735609B2 (en) 2010-06-15
EP1724235B1 (en) 2012-04-18
JP2006321625A (ja) 2006-11-30
KR100771027B1 (ko) 2007-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835040B2 (ja) 産業車両の制御装置、産業車両、及び産業車両の制御方法
JP4793134B2 (ja) フォークリフトの走行制御装置
JP4807028B2 (ja) フォークリフトの走行制御装置
JP4609390B2 (ja) フォークリフトの走行制御装置
JP5055976B2 (ja) 産業車両の制御装置
JP4785522B2 (ja) 作業車両のエンジン制御装置
EP2138742B1 (en) Vehicle with vehicle control unit
JP5156693B2 (ja) 産業車両のエンジン回転数制御装置
US8775034B2 (en) Shift control system for industrial vehicle
JP5341041B2 (ja) 油圧駆動式の車両、およびその制御方法と装置
JP5270464B2 (ja) 産業車両の変速制御装置
JP2008280146A (ja) 産業車両の制御装置
JP5029244B2 (ja) 産業車両の荷役制御装置
JP4432832B2 (ja) 産業車両の速度制御装置、産業車両、及び産業車両の速度制御方法
JP2008195519A (ja) 産業車両の走行制御装置
JP2009067512A (ja) 安全装置
JP4681412B2 (ja) 車両
WO2023162948A1 (ja) 荷役制限装置及び荷役制限方法
JP2011122706A (ja) 作業車両のクラッチ制御装置
JP4013424B2 (ja) 産業車両の駆動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4835040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3