JP5055762B2 - ステープラ - Google Patents

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Description

本発明は用紙を載置する可動ステージを備えて、用紙の綴り位置に応じて可動ステージをスライドさせて綴りを行うステープラに関する。
従来の電動ステープラとして、用紙のどの位置にステープルを打ち込むかを調整するために、自動スイッチが付いている綴り位置調整センサを用紙の差し込み、引き出し方向に沿って移動させることで綴り位置を調整するものが知られている。
また、自動スイッチと手動スイッチとを併設したものも知られている。
さらに、用紙の端部を当接させて綴り位置を決める位置決め部材を、用紙の差し込み、引き出し方向に沿ってスライド可能に設けたものも知られている。
実公平6−45340号公報 特開2005−138248公報 特開平7−290373号公報
ところで、上述した電動ステープラに限らず、従来の固定された綴り台を備えるステープラにあっては、用紙の綴り位置がクリンチ溝から離れたり接近したりすることにより、用紙が綴り台上に載置される部分の面積が変化する。つまり、用紙の綴り位置がクリンチ溝から離れると、用紙は綴り台上に深く差し込まれて載置されるので、綴り台上に載置される部分の面積は大きくなるが、これに反して、際留めのように、用紙の綴り位置がクリンチ溝に接近する場合は、用紙が綴り台上に載置される部分の面積は小さくなり、綴り状態が不安定で、綴じられた用紙が撓んだ状態になったり、綴じ位置がばらついたりする不具合が生じる。
また、上述の固定された綴り台を備えるステープラであって、位置調整センサを用紙の差し込み、引き出し方向に移動して用紙の綴りのための奥行き調整を行う電動ステープラにおいては、上述の不具合に加えて、用紙を差し込む速さに応じてステープルの綴り位置が変化し、つまり、用紙をゆっくり差し込むときには、所望の位置における用紙の綴りができるが、用紙の差し込みが速いとセンサの検出信号を受けてステープル打ち込み機構の駆動がなされる作動間に用紙が更に奥に送入されて、用紙の綴り位置がズレてしまい所望の綴り位置における用紙綴じが行えないという不具合が生じる。
本発明は前記問題点を解消し、用紙の綴り位置に関係なく、用紙を常に同じ広さで支持することができる綴り台を備えるための改良策が施され、かつ用紙の綴りが所望の位置からズレることなく正確に行なえるステープラを提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、クリンチ溝を有する綴り台と、綴り台上に設けられたステープル打ち出し機構とを備え、クリンチ溝とステープル打ち出し機構との間に用紙を差し込んで綴じるステープラにおいて、前記綴り台には、前記用紙の差し込み、引き出し方向にスライド可能で、その表面を上記クリンチ溝を備えたクリンチ部材と略同じ高さにした用紙載置用の可動ステージを設け、この可動ステージには、載置された用紙の端部を位置決めする係合部を起立形成するとともに、上記可動ステージに対して独立して用紙の差し込み、引き出し方向にスライド可能でかつ前記差し込み用紙の端部が前記係合部で位置決めされた後に用紙の綴じ作業を行うべく、前記係合部に位置決めされる前に差し込み過程にある用紙を検出する用紙検出センサを設け、この用紙検出センサには、差し込み時の用紙の端部を当接させる板状体を設け、この板状体上部の幅方向における中央部には、前記用紙の角部を当接可能な切り溝開口を形成し、前記板状体に差し込み時の用紙の端部又は角部が当接することによる用紙の検出に基づき前記ステープル打ち出し機構を駆動することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記可動ステージの用紙の端部の位置決めをする係合部は、可動ステージの後部に形成された凹部を挟んだ一対の部片のそれぞれの端部に設けられ、前記係合部はそれぞれ用紙の差し込み、引き出し方向に直交して延長する該係合部の前記用紙の端部の位置決めを実質的に行う起立面を備えており、前記用紙検出センサは前記凹部内に出入自在とされ、該凹部内に位置付けされて前記係合部の起立面に差し込み用紙の端部が位置付けされる前の差し込み過程にある用紙の端部を検出することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記板状体は、前記用紙の端部の位置決めをする可動ステージの前記一対の係合部の起立面と平行な該用紙の端部を検出する検出部である面を備え、前記係合部の起立面と平行な前記面にはその左右方向で延長する複数の鋸歯状凹凸が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スライド移動により用紙の綴り位置のための奥行き設定がなされた可動ステージの係合部に対して、差し込みされる用紙の端部(先端部)が位置決めされる前に、用紙検出センサにより該用紙の端部が検出されるので、検出から綴り駆動までの時間差を考慮した前記係合部に対する前記センサの適切な位置設定が可能であり、該位置設定による検出に基づく綴り駆動で、差し込み用紙の端部が係合部に位置決めされた後、直ちに綴り駆動を行うようにすることができるので、差し込み用紙の差し込み速度の相違による綴り位置のズレの影響は最小限に抑えられて所望位置における精度の高い用紙の綴り作業が可能となる。
また、可動ステージ後方の差し込み用紙の端部を位置決めする起立した係合部に対して用紙検出センサを後方に移動させることで自動綴りから手動綴りに容易に切り替えできるので、自動から手動への切り替えに際して用紙検出センサを外す煩わしさが解消される。
ところで、用紙検出センサがステープラの幅方向中央部で前後方向に可動とされる場合には、該センサはドライバプレートの下方に対峙しているクリンチャ部材の前方に位置付けすることができないので、このためセンサを用いた自動による用紙の端面にきわめて近い位置でのステープル止めは行えないという不具合が生じるが、このような場合にも手動への簡単な切り替えにより対処可能であり、用紙の綴り作業の能率を向上させることができる。
また、用紙を可動ステージの上に載置してクリンチ溝と打ち出し機構との間に差し込み、その端部が係合部に係合するまで押し込む。これにより、用紙が位置決めされるから、別途位置決め部材を設ける必要がない。
用紙端部から遠い位置を綴じる場合も、近接した位置を綴じる場合も、用紙は可動ステージの上面に載置されたままであるから、用紙が支持されている可動ステージの広さは変わらない。したがって、常に安定した綴りが得られる。また、係合部によって用紙の綴じ位置は一定に保持されるので、綴り位置が均一で、仕上りがよくなる。
また、上記係合部の起立面と平行な検出部である面の左右方向幅中央部には上下方向で延長する1つの切り溝開口が設けられているので、差し込み用紙の角(コーナー)が切り溝開口で安定して支持されるので、用紙のコーナーの綴り作業も容易かつ正確に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に記載の発明において、用紙検出センサによる差し込み用紙の端部の検出が、可動ステージ後部に形成された凹部内に位置付けされた前記センサによりなされるので、実質的に差し込み用紙端部の左右方向(幅方向)の略中央部が検出されることになり、より正確な用紙端部の検出が可能であり、位置ズレのない所望位置における用紙の綴り作業が実現される。
請求項3に係る発明によれば、請求項2に記載の発明において、前記板状体は、前記用紙の端部の位置決めをする可動ステージの前記一対の係合部の起立面と平行な該用紙の端部を検出する検出部である面を備え、前記係合部の起立面と平行な前記面にはその左右方向で延長する複数の鋸歯状凹凸が設けられているので、この鋸歯状凹凸により差し込み用紙の端部が確実に捕捉される。したがって、差し込み用紙の端部の前記面における、すなわち係合部起立面と平行なセンサの前記面における滑りによる移動が効果的に阻止され、差し込み用紙端部の検出の正確性はさらに高まり、位置ズレのない用紙の綴り作業が可能である。
図1(a)は打ち込み機構部分を除いて示した電動ステープラの平面図で、同図(b)は側面図であり、また、図1のX−X断面が図2に示されている。前記電動ステープラはクリンチ部材2を有する綴り台1と、綴り台1上に設けられたステープル打ち出し機構を有する打ち出しユニット3とを備え、クリンチ部材2とステープル打ち出しユニット3との間に用紙aを差し込んで綴じるものである。綴り台1の後半部上部と打ち出しユニット3はカバー4、5で覆われている。
ステープル打ち出しユニット3は、ステープルを打ち込むドライバプレートを駆動するステープル打ち出し機構を備え、この打ち出し機構は電動モータによって作動し、打ち出しユニット3内の先頭のステープルを下方に打ち出すように構成したもので、打ち出されたステープルは用紙aを貫通してクリンチ溝2aに当って折れ曲がり、用紙aを綴じるもので、これらは公知の機構であるから、説明は省略する。
前記綴り台1の前半部には可動ステージ8が設けられている。可動ステージ8は用紙aを載置する部材で、三方は綴り台1の外形と同じ形状で、内側には凹部9が形成され、凹部9内に綴り台1に設けられたクリンチ溝2aを備えたクリンチ部材2が配置されるように形成されている。また、可動ステージ8の表面はクリンチ部材2と略同じ高さになるように設定されている。さらに、可動ステージ8の両側後端部の上面には、載置された用紙aの端部を位置決めする係合部10が起立形成され、両側前部には指掛け用の凹面部12が形成されている。また、可動ステージ8には、角綴じ用の案内溝6が刻設されている。
前記可動ステージ8は綴り台1に対して上記用紙aの差し込み、引き出し方向(前後方向)にスライド可能に設けられている。すなわち、図1(a)(b)に示されるように、綴り台1の前半部上面は、クリンチ部材2の周囲のコ字形部13を残して可動ステージ8の厚さ分だけ低く形成され、上記コ字形部13の両側の外側面には案内溝14が形成され、上記コ字形部13に嵌め込まれる可動ステージ8の凹部9の両側の内側面には上記案内溝14に係合する片側各1対の突部15が形成されている。これにより、可動ステージ8は綴り台1に対して水平を保った状態でスライド可能となる。スライドは少しきつめにするのが好ましい。あるいは、スムーズにスライドし、適宜のブレーキ手段により所定位置で制動できるようにしてもよい。
可動ステージ8の両側の後端部は綴り台1のカバー4の下部前端面に係合することによって後方の移動端が決められている。可動ステージ8の前方の移動端は綴り台1にストッパ(図示せず)を設けて規制してもよく、あるいは規制せずに可動ステージ8が綴り台1から抜け出すように構成してもよい。ただし、ストッパを設けた場合でも、ストッパは外部から操作可能とし、可動ステージ8を綴り台1から外すことができるようにして、可動ステージ8は綴り台1に対して着脱可能とできる。
可動ステージ8の後部に形成された凹部9に対向し、かつこの凹部9に対して出入自在に用紙aの差し込み、引き出し方向(前後方向)でスライド可能な用紙検出センサ20が設けられ、この用紙検出センサ20はクリンチ溝2aを備えたクリンチ部材2の後方で綴り台1上部に設けられた前後方向に所定長さ延長するガイドレール18に案内されてスライド可能である。
用紙検出センサ20は、図6(a)(b)の参照により理解できるように、下部の基台21と、基台21に支軸22を介して取付けられた所定厚みの板状体23からなり、下部基台21は前記ガイドレール18に沿って移動可能にかつ所定の位置で適宜固定可能に支持され、板状体23は下部基台21に対して前記支軸22を介して所定の力を受けて後方側に所定角度範囲で傾斜可能とされ、かつ図示されない戻しバネ等の作用で上記力が除去された時には初期位置に戻るようになされている。この戻しバネの作用力は用紙の差し込みや差し込まれて位置決めされた用紙に影響しない程度の比較的小さなものが選定される。また、板状体23には図示されない傾斜ロック手段が適宜設けられる。そして、板状体23の傾斜時には図示されない検出スイッチがオンして、ステープル打ち出しユニット3を駆動するようになされている。
板状体23の上部は、左右方向幅(幅方向)の中央の切り溝開口24を挟んで二股状に分割されており、板状体23の一方の板面である前側の板面25は、用紙検出センサ20の検出部である当接面27を形成し、この板面25には左右方向(幅方向)に向かって多数の直線状の鋸歯状凹凸26が互いに平行な関係をもって延長するように形成されている。鋸歯状凹凸26は、差し込み用紙aの端部a1のストッパとして機能するものであり、そのために図6の参照で理解できるように下向きの逆止形状の鋸歯状凹凸の形状をなしている。
用紙検出センサ20は、用紙aの位置検出に際し、差し込まれる用紙aの差し込み先端側の端部a1を検出するための当接面27が、可動ステージ8の一対の係合部10の起立面11を結ぶ線(ハ)よりも僅かに前側(手前側、すなわち、図1(a)、図4(a)の要部の拡大図である図3、図5における(イ)の線参照)になるように位置付けられる。そして、用紙aの端部a1に近接した位置を綴じるとき、つまり可動ステージ8を後方に浅く移動させるとき、また、用紙aの端部a1の深い位置を綴じるときのいずれにおいても、上記当接面27の位置付けができるように上記用紙検出センサ20の移動範囲を許容する延長構造を前記ガイドレール18は備えている。
すなわち、可動ステージ8を後方に浅く移動させるときの該可動ステージ8の係合部10の起立面11より僅かに前記用紙検出センサ20の当接面27が前側に位置付けできるように、また、可動ステージ8を後方に深く移動させるときの該可動ステージ8の係合部10の起立面11より僅かに用紙検出センサ20の当接面27が前側に位置付けできるように、上記用紙検出センサ20を移動可能とする延長構造をガイドレール18は備えている。
なお、カバー5の上部には自動とマニュアルの切替スイッチ16と、手動で綴じる場合の手動スイッチ17が設けられている。
前記構成によれば、自動による用紙aの綴じ作業においては、まず可動ステージ8の両側凹面部12(図1参照)に指を掛けて該可動ステージ8を前後にスライドさせ、係合部10の位置を調節して用紙aの綴り位置を決める。
そして、用紙aの端部a1に近接した位置を綴じるときは、図1(a)(b)及び図1(a)の要部の拡大図である図3に示されるように、可動ステージ8を後方に浅く移動させる。
次いで、用紙検出センサ20を前方に移動させて、用紙検出センサ20をその検出部、つまり当接面27である一方の板面25が可動ステージ8の係合部10の起立面11から僅かに前側(図3における(イ)の線参照)に位置するようにして位置付け固定した後、用紙aを可動ステージ8の上に載置してクリンチ溝2aと打ち出しユニット3との間に差し込み、用紙aの端部a1が係合部10に係合するまで(図3における(ロ)の線参照)押し込む。
そして、この用紙aの差し込み過程において、係合部10の起立面11より僅か前側に位置付けされた用紙検出センサ20の当接面27に用紙aの端部a1が当接して、当接面27の下向きの逆止形状の鋸歯状凹凸26により前記用紙aの端部a1が捕捉され、これにより板状体23が押し込み傾斜されて図示されないスイッチをオンするとともに、可動ステージ8の係合部10の起立面11に用紙端部a1が当接して用紙aが位置決めされ、用紙aの位置決め後、略時を同じくして打ち出しユニット3が作動し用紙aの端部近接の所定位置が綴じられる。
また、図4(a)の1点鎖線図示のように用紙aの端部a1から離れた位置を綴じるときは、該図4の(a)(b)及び図4(a)の要部の拡大図である図5に示されるように、可動ステージ8を深く移動させる。
次いで用紙検出センサ20を移動し、該センサ20の検出部を、つまり当接面27を、可動ステージ8の係合部10の起立面11より僅かに前側(図5における(イ)の線参照)になるように位置付けした後、用紙aを可動ステージ8の上に載置して係合部10に当接するまで(図5における(ロ)の線参照)押し込むことで上述の用紙aの端部a1に近接した位置を綴じる時と同様の手順を経て、ステープル打ち出しユニット3により用紙aの端部a1から離れた所定位置が綴じられる。
これに対して、手動による用紙aの綴じ作業においては、用紙aの端部a1に近接した位置を綴じるとき、また用紙aの端部a1の深い位置を綴じるときのいずれにおいても、用紙aの用紙検出センサ20を可動ステージ8の係合部10の起立面11、すなわち、両起立面11を結ぶ線(ハ)から後退させて、差し込み用紙aの端部a1が係合部10の起立面11に当接して用紙aの位置決めが確認され、手動スイッチ17をオンさせるとステープル打ち出しユニット3が作動し、用紙aの所定位置が綴じられる。
なお、図4(a)及び該図の要部の拡大図である図5における2点鎖線図示のように用紙aを角綴じするときは手動により行われる。つまり、用紙aの隣り合う辺を案内溝6に合わせて、用紙aの用紙検出センサ20の板状体23の傾きをロック状態にして、該センサ20を用紙aの角a2に向けてスライドさせ、板状体23の切り溝開口24に用紙aの角a2を当接させて綴じればよい。
本発明の実施形態は上述のような構成であるので、用紙aの端部a1の深い位置を綴じる場合も、端部a1に近接した位置を綴じる場合も、用紙aは広い可動ステージ8の上面に載置されてなされ、用紙aが支持されている可動ステージ8の広さは変わらない。したがって、常に安定した綴りが得られる。また、係合部10によって用紙aの綴じ位置は一定に保持されるので、綴じ位置が均一で、仕上りがよくなる。
用紙aの自動綴りに際し、用紙検出センサ20の検出部である当接面27は、可動ステージ8の係合部10の起立面11に対して僅かに前側(図3及び図5における(イ)の線参照)に位置付けされる。したがって、用紙aの端部a1は当接面27に当接して鋸歯状凹凸26により確実に捕捉され、用紙aの押し込み力で板状体23が傾けられスイッチがオンし、略時を同じくして用紙aの端部a1が係合部10の起立面11に当接するので、用紙aの差し込み速さに左右されず所望の位置における正確な用紙綴じが行われる。
用紙検出センサ20の検出部である当接面27を下向きの逆止形状の鋸歯状凹凸26とすることで、差し込み用紙aの端部a1を一層確実に捕捉して上述のように上記用紙検出センサ20の板状体23を所定傾斜角で傾斜させ前記スイッチをオンするが、板状体23は用紙aの端部a1が可動ステージ8の係合部の起立面11で位置決めされるまで、その傾斜過程において鋸歯状凹凸26で用紙aの端部a1を保持するので用紙aの奥側への滑り移動が効果的に阻止される。
また、下向きの逆止形状の鋸歯状凹凸26とすることにより用紙aの端部a1の捕捉は、用紙aの差し込み速さに左右されることなく一層確実になされるので、用紙aの差し込み速さの違いによる用紙aの綴じ位置のズレは殆ど生じない。
用紙検出センサ20を可動ステージ8の係合部の起立面11に対して後方に位置付けするだけで自動による綴りから手動による綴りに容易に切り替えることができるので、使い勝っての良いステープラが提供できる。
なお、本発明の実施形態のステープラは、通常の用紙だけでなく、ブリスターパックなどを綴じる場合にも適用することができる。したがって、本明細書において、用紙とは、事務書類だけでなく、ブリスターパックなどのように、ステープラによって綴じの対象となるものを含むものとする。
(a)(b)は綴り位置を用紙の端部に近接させた場合の可動ステージと用 紙の状態を示した電動ステープラの平面図および側面図であり、打ち込み機構部分が 除かれた図である。 図1(a)のX−X線上の断面図である。 図1(a)における要部の拡大図である。 (a)(b)は、綴り位置を用紙端部の深い位置とした場合と、用紙の角部 とした場合の可動ステージと用紙の状態を、図1(a)(b)と同じ態様で示す電動 ステープラの平面図および側面図である。 図4(a)における要部の拡大図である。 (a)(b)は、可動ステージ及び用紙検出センサの外観斜視構造と、可動 ステージと用紙検出センサの相対移動位置関係を示す説明用略図である。
a 用紙
1 綴り台
2 クリンチ部材
8 可動ステージ
10 係合部
20 用紙検出センサ

Claims (3)

  1. クリンチ溝を有する綴り台と、綴り台上に設けられたステープル打ち出し機構とを備え、クリンチ溝とステープル打ち出し機構との間に用紙を差し込んで綴じるステープラにおいて、
    前記綴り台には、前記用紙の差し込み、引き出し方向にスライド可能で、その表面を上記クリンチ溝を備えたクリンチ部材と略同じ高さにした用紙載置用の可動ステージを設け、この可動ステージには、載置された用紙の端部を位置決めする係合部を起立形成するとともに、上記可動ステージに対して独立して用紙の差し込み、引き出し方向にスライド可能でかつ前記差し込み用紙の端部が前記係合部で位置決めされた後に用紙の綴じ作業を行うべく、前記係合部に位置決めされる前に差し込み過程にある用紙を検出する用紙検出センサを設け、この用紙検出センサには、差し込み時の用紙の端部を当接させる板状体を設け、この板状体上部の幅方向における中央部には、前記用紙の角部を当接可能な切り溝開口を形成し、前記板状体に差し込み時の用紙の端部又は角部が当接することによる用紙の検出に基づき前記ステープル打ち出し機構を駆動することを特徴とするステープラ。
  2. 前記可動ステージの用紙の端部の位置決めをする係合部は、可動ステージの後部に形成された凹部を挟んだ一対の部片のそれぞれの端部に設けられ、前記係合部はそれぞれ用紙の差し込み、引き出し方向に直交して延長する該係合部の前記用紙の端部の位置決めを実質的に行う起立面を備えており、前記用紙検出センサは前記凹部内に出入自在とされ、該凹部内に位置付けされて前記係合部の起立面に差し込み用紙の端部が位置付けされる前の差し込み過程にある用紙の端部を検出することを特徴とする、請求項1に記載のステープラ。
  3. 前記板状体は、前記用紙の端部の位置決めをする可動ステージの前記一対の係合部の起立面と平行な該用紙の端部を検出する検出部である面を備え、前記係合部の起立面と平行な前記面にはその左右方向で延長する複数の鋸歯状凹凸が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のステープラ。
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