JP4322014B2 - ホッチキス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マガジン内に装填された先頭のステープルをドライバによってマガジンから綴じ用紙に向けて打ち出し、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って折曲することによって、綴じ用紙を綴じるようにしたホッチキスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステープルの脚を綴じ用紙に略貫通させた後に、その脚部をクリンチャと係合させることによって綴じ用紙の裏面に沿わせて折り曲げて綴じるようにしたホッチキスが知られている。この種のホッチキスにおいては、多数のステープルを収容したマガジンと該マガジン内のステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバ及び綴じ用紙を貫通したステープル脚を折り曲げるベースとが後端部において回動若しくは揺動可能に連結されており、前記ベースには綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合してこれを折曲させるクリンチャと、前端部に前記クリンチャを案内させるガイド孔が形成されるとともに前記ベースに対して移動自在に保持されたクリンチャガイドが設けられている。このクリンチャガイドによってマガジンからドライバによって打ち出されるステープルの脚のほぼ全部が綴じ用紙を貫通し終わるまで綴じ用紙の下面を上方位置に支持させ、ステープル脚のほぼ全部が綴じ用紙を貫通したときに前記クリンチャガイドを下方位置に移動させてステープル脚をクリンチャと係合させることによりステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿って折り曲げるようにしている。
【0003】
そして、上記クリンチャガイドの先端部を上方位置に保持するとともに所定のタイミングで前記クリンチャガイドを下方位置へ作動可能にする機構が必要であり、従来の機構は、前記クリンチャガイドをバネによって上方位置へ向かって回動付勢させるとともに、前記クリンチャガイドとベースの間にスライド部材を設け、このスライド部材を、クリンチャガイドとベースとの間に介在してクリンチャガイドを上方位置に支持する係合位置とクリンチャガイドを前記バネに抗して下方位置への移動を許容する非係合位置との間でスライド可能に設け、通常時にはバネによる付勢力によって前記係合位置に配置されたスライド部材を、前記ハンドル部材のステープル打出し動作に応答して前記非係合位置へスライド移動させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−50145号公報
【0005】
上記従来技術では、前記スライド部材を係合位置から非係合位置へ作動させるために、ドライバに回動自在に枢支したリンク部材を設け、該リンク部材をステープルの綴じ操作に伴うマガジンとドライバ間の相対回動によって回動させて、このリンク部材の下端部によって前記スライド部材を係合位置から非係合位置へ作動させるようにしている。即ち、マガジンがクリンチャガイドの上面に載置された綴じ用紙に向けて回動し、更にドライバが回動してマガジン内のステープルがドライバによって綴じ用紙に向けて打ち出されるステープル綴じ動作の適宜のタイミングで、前記リンク部材がスライド部材を非係合位置へスライド作動させて、クリンチャガイドの下降が許容されることによりマガジン及びドライバと一緒にクリンチャガイドが下方位置に作動してステープル脚のクリンチ動作がなされる構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の従来のホッチキスにあっては、マガジンはマガジンとベースの支持板間に介在されたコイルバネによって上方へ回動付勢されており、一方のドライバはマガジンとドライバとの間に介在されている板状バネ片によってマガジンに対して上方へ回動付勢されて設けられている。そして、マガジンが回動される以前にドライバによってマガジン内のステープルがマガジン内から打ち出されてしまうことがないように上記コイルバネによるマガジンの付勢力よりも板状バネ片によるドライバの付勢力の方が強く設定されている。一方前記リンク部材は前記ドライバとマガジンの相対回動に伴って回動作動されるようにしており、ドライバの押下回動操作によってクリンチャガイドに当接するまで回動されたマガジンに対してドライバが回動作動することにより前記リンク部材が回動して、マガジン内のステープルが打ち出された後にスライド部材を非係合位置へ作動させるようにしている。
【0007】
スライド部材が非係合位置へ作動することによって、ドライバの板状バネ片によって押下されているマガジンがクリンチャガイドを下方へ押圧させてクリンチャガイドを下方位置へ移動させる。この際に、マガジンがドライバより先行して回動されてしまうためマガジンとドライバ間の相対角度が開きリンク部材の下端部がスライド部材と離れてしまう現象が発生する。このため、スライド部材が付勢バネの作用で前方へ戻され、このスライド部材の前方移動に伴ってクリンチャガイドが押圧移動されて前方へ移動してしまうことがある。これによって、綴じ用紙とともにステープルの脚が前方へ移動されて脚先端がクリンチャ溝から外れてクリンチャガイドとの間に進入したりして綴じ不良が発生することがある。
【0008】
本発明は、上記従来技術の問題点を解消して、スライド部材が前方へ移動されてもクリンチャガイドが前方に移動することが防止でき、クリンチ形状のバラ付き等の綴じ不良をなくし、均一かつ安定したクリンチ動作を行なうことができるホッチキスを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のホッチキスは、多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に収容されたステープルを綴り用紙に向けて打ち出すハンドル部および、前記マガジンから打ち出されたステープルの脚を折曲させるクリンチャ部を備えたクリンチャアームとを各々の後端部において回動自在に支持させるとともに、前記クリンチャ部が、綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合してステープル脚を折り曲げ成型するクリンチャと、後方下端部を支点として上方位置と下方位置との間で揺動可能なクリンチャガイドと、前方位置においてクリンチャガイドを上方位置に保持し、後方位置にあってはクリンチャガイドを下方へ移動可能とするスライド部材とにより構成され、綴り用紙を貫通したステープルの脚部を綴り用紙の裏面に沿って折曲させるようにしたホッチキスにおいて、前記クリンチャガイドとクリンチャアームとの間にクリンチャガイドの前方への移動を規制する移動規制手段を形成するとともに、前記クリンチャガイドが下方に揺動するときは、該クリンチャガイドの両側面に形成された突起を前記クリンチャアームの側壁前端の下方に形成された誘導面と当接させて前記クリンチャガイドの開口を前記クリンチャに沿ってほぼ垂直方向に誘導することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明は、前記クリンチャガイドにクリンチャを収容する開口を形成し、前記移動規制手段が、前記開口を形成している周壁の前方面に垂直方向に形成したガイドリブと、前記クリンチャアームから垂直方向に上側に向けて突出形成したガイド片とから構成されており、少なくともクリンチャガイドが下方位置へ向けて移動したときに前記ガイドリブとガイド片とが当接してクリンチャガイドが前方へ移するのを規制させるようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に従って本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明のホッチキスの実施例を示すもので、該ホッチキス1は、多数のステープルを収容可能にされているマガジン部2と、前記マガジン部2内に装填されたステープルを綴り用紙に向けて打ち出すハンドル部3、および前記マガジン部2から打ち出されて綴り用紙を貫通したステープルの脚部先端部を綴り用紙の裏面に沿って折曲させるクリンチャ部4を先端側に備えたクリンチャアーム5及び、上記ハンドル部3を操作する操作アーム6によって構成されており、前記マガジン部2とハンドル部3はそれぞれの後端部において前記クリンチャアーム5に支持軸7によって回動自在に支持されている。
【0012】
マガジン部2は、多数のステープルを収容するため箱状に形成されるとともに前端部にステープルを綴じ用紙に向けて打ち出す打出口8が形成されたマガジン9と、このマガジン9内に装填されたステープルを前記打出口8に向けて押圧付勢するプッシャ10及び前記マガジン9の開口されている上部を覆うように配置された針カバー11によって構成されている。マガジン9内に装填されたステープルは前記プッシャ10によってマガジン9の前方へ押圧供給されて先頭のステープルが前記打出口8に配置されるようにされている。該マガジン9は前記クリンチャアーム5との間に介在されたコイルバネ12によって先端部が上方へ向かう方向に回動付勢されている。
【0013】
ハンドル部3には前記マガジン9の打出口8と対向するように配置されたドライバ13が設けられており、マガジン部2に対してハンドル部3が回動されることによって前記ドライバ13がマガジン9内の先頭のステープルを打出口8から打ち出すようにされている。該ハンドル部3は前記ドライバ13の後方に一体に形成されている板状バネ片14を前記マガジン部2の針カバー11の上面に当接させることによってマガジン部2に対して先端が上方へ向かう方向に回動付勢されている。このハンドル部3の上方に配置されている操作アーム6を押下操作することによってハンドル部3が回動されこのハンドル部3の回動によって前記板状バネ片14を介してマガジン部2も回動されるようにされている。
【0014】
前記クリンチャアーム5は金属製の板材を断面がコ字形となるように折り曲げ成型して形成されており、このクリンチャアーム5の両側面と下面とを覆うようにクリンチャアーム5と一体に組み付けられたアームカバー15を備えている。更に前記クリンチャアーム5の前方上面には、綴じ用紙を貫通したステープルの脚を綴じ用紙の裏面に沿わせて平坦に折り曲げるクリンチャ部4が形成されている。該クリンチャ部4は、綴じ用紙を貫通したステープルの脚と係合してステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿わせて平坦に折り曲げさせる板状に形成されたクリンチャ16と、このクリンチャ16を収容する開口17が形成されるとともにクリンチャアーム5に対して揺動可能に支持されているクリンチャガイド18、及び、該クリンチャガイド18とクリンチャアーム5の間に配置されクリンチャアーム5に沿ってスライド可能に支持されているスライド部材19とによって構成されている。
【0015】
前記クリンチャ16は、上端面にステープルの脚部と係合して脚部を綴じ用紙の裏面に沿って互いに内側に向けて折り曲げるように誘導させるクリンチャ溝20が形成されており、前記アームカバー15の前端部分の側面に形成された溝に収容されて上下方向に移動できるように配置され、クリンチャ16とアームカバー15の底面との間に介在されているバネ22によって上方へ向けて付勢されている。
【0016】
クリンチャガイド18は後端下面側に突出形成された係合爪23がクリンチャアーム5の底壁に形成された開口24の前方に向いた縁に係合されてクリンチャアーム5に対して揺動可能に支持されており、該クリンチャガイド18の先端部には前記クリンチャ16を収容する開口17が形成されている。クリンチャガイド18は後方下端部が揺動支点となって前記開口部17がクリンチャ16に沿って上下方向に揺動できるようにされており、このクリンチャガイド18の下面とクリンチャアーム5の底壁との間に介在されたバネ25によってクリンチャガイド18の先端側が上方へ向く方向へ回動付勢されている。該クリンチャガイド18の両側面に形成された突起26がクリンチャアーム5の側壁前端に形成されている突片27と係合することによって上方への回動位置が規制されており、前記突起26が突片27の下方に形成された誘導面28と当接して下方に誘導されることによってクリンチャガイド18の開口17がクリンチャ16に沿ってほぼ垂直方向に揺動されるようにされている。
【0017】
更に、クリンチャガイド18とクリンチャアーム5との間にはスライド部材19が介在されている。該スライド部材19は、下面側に突出形成された爪片28がクリンチャアーム5の底壁に形成された開口24の縁部と係合されることによって底壁に沿って前後方向にスライド可能に支持されるとともに、スライド部材19の後部壁の後面に配置されたバネ29によって前方に向けて付勢されている。該スライド部材19は前記バネ29の弾力によってスライド方向の前方に配置されているときスライド部材19の前端部に形成された支持部19a(図2参照)がクリンチャガイド18の下面に進入してクリンチャガイド18が下方向へ揺動するのを阻止しており、この状態でクリンチャガイド18はクリンチャアーム5に対して上方位置に保持され綴じ用紙を上方位置で支持するようにしている。クリンチャ16の上端面のクリンチャ溝20がクリンチャガイド18に形成された開口25の上端縁に臨んだ位置に配置されている。このスライド部材19が前記バネ29の付勢力に抗してスライド方向の後方側へ移動されると、前記支持部19aがクリンチャガイド18の下面から離れてクリンチャガイド18の先端部が下方向へ揺動可能な状態になる。
【0018】
前記ハンドル部3には、L字状のリンク部材30の一端部が軸部31を介して枢支されている。このリンク部材30はその中央折曲部30aが前記マガジン9の上面を覆っている針カバー11の上面に摺接係合されており、このリンク部材30の下方に延びた他端部30bが前記スライド部材19の側面に形成されている係合片19bに係合可能に対応している。このリンク部材30は、ドライバ13によりマガジン2内のステープルを打出口8から打ち出すためハンドル部3がマガジン部2に対して相対的に回動することにより、中央折曲部30aを支点として回動され、他端部30bがスライド部材19の係合片19bを後方側へ押圧させてスライド部材19をバネ29の付勢力に抗して後方へスライド移動させるようになっている。
【0019】
図3及び図4に示すように、前記スライド部材19をスライド方向の前方へ付勢させているバネ29が、スライド部材19の後端に形成されている後壁19cとクリンチャガイド18の後端に形成された後壁18aの前方面との間に介在されており、このバネ29によってスライド部材19が前方へ向けてスライド付勢されるとともに、クリンチャガイド18が後方へ向けてスライド付勢されている。
【0020】
前記クリンチャガイド18とクリンチャアーム5との間にはクリンチャガイド18の前方への移動を規制するための移動規制手段32が形成されている。この移動規制手段32は、前記クリンチャガイド18の前部においてクリンチャ16を収容する開口17を形成している前方壁の前方面に垂直方向に形成された複数のガイドリブ33と、クリンチャアームに一体に取り付けられているアームカバー15の前端部から垂直方向上方に向けて突出形成されているガイド片34とにより構成されており、前記スライド部材19が後方へスライドされてクリンチャガイド18の先端部が下方向へ向けて揺動する際に前記ガイドリブ33がガイド片34と摺接することによってクリンチャガイド18の前方への移動が規制されるようにされている。これにより、クリンチャガイド18とともに綴じ用紙及び綴じ用紙を貫通したステープル脚がクリンチャ16に対して前方へ移動することが防止できる。
【0021】
図5乃至図8に基づいて上記実施例の作動を説明する。図5に示すように、クリンチャガイド18の上面に綴じ用紙を挿入して操作アーム6を押下操作すると、ハンドル部3が回動されてハンドル部3の板状バネ片14を介してマガジン部2が押下回動されて、マガジン9の下面とクリンチャガイド18の間で綴じ用紙を狭持する。この時点ではクリンチャガイド18の下面側にはスライド部材19が進入してクリンチャガイド18を上方位置に保持しているので、綴じ用紙が上方位置で支持されるとともにマガジン部2の回動が停止されてハンドル部3が更に回動されることによってハンドル部3のドライバ13によってマガジン9内の先頭のステープルが綴じ用紙に向けて打ち出される。
【0022】
図6に示すように、ドライバ13によって打ち出されたステープルの脚が綴じ用紙を貫通してクリンチャ16と当接しクリンチャ16をバネ22に抗して押し下げる。このクリンチャ16を上方へ付勢させているバネ22は極めて弱いものでこの時点ではステープル脚は折曲されない。ドライバ13によりマガジン9内のステープルの脚のほぼ全部が綴じ用紙を貫通した位置まで打ち出されたタイミングの時、ハンドル部3とマガジン部2の回動によってリンク部材30が回動されてリンク部材30の他端部30bがスライド部材19の係合片19bと係合してスライド部材19をバネ29の弾力に抗して後方へスライド移動させる。スライド部材19の移動によって支持部19aがクリンチャガイド18の下面から後方側へ移動してクリンチャガイド18の下方向への回動が許容される。
【0023】
クリンチャガイド18を上方位置へ支持していたスライド部材19が後方へ移動した時点で板状バネ片14を介して下方へ押下付勢されていたマガジン部2が、板状バネ片14の弾力によりクリンチャガイド18を下方へ押圧させながら下方へ回動される。このとき図7に示すように、クリンチャガイド18は開口17の前壁の前面側に形成したガイドリブ33がアームカバー15に形成したガイド片34に当接しているので前方へは移動されず、従ってクリンチャガイド18の上面に載置されている綴じ用紙も前方へ移動されることが無く綴じ用紙を貫通したステープルの脚先端がクリンチャ16のクリンチャ溝20から逸脱することが防止できる。
【0024】
この後、図8に示すように操作アーム6の押下操作によってハンドル部3が更に回動されてドライバ13の先端とクリンチャ16のクリンチャ溝20との間でステープルの脚を綴じ用紙の裏面に沿って平坦に折り曲げてステープル綴じが完了する。
【0025】
上記実施例では、ステープル綴じ操作を行う前では、前記クリンチャガイド18に形成したガイドリブ33とアームカバー15に形成したガイド片34とが離反状態にあり、クリンチャガイド18の先端部が下方へ揺動する際にガイドリブ33とガイド片34とが係合するように設定しているが、このガイドリブ33とガイド片34とを常時当接させた状態に設定しても良い。また、クリンチャガイド18の前方への移動を規制させるために、ガイドリブ33をクリンチャガイド18の開口部の前方側の壁に形成して、このガイドリブ33をアームカバー15から突出形成したガイド片34に当接させるように構成しているが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、クリンチャガイド18とクリンチャ部との間にクリンチャガイド18の前方への移動を規制する移動規制手段32を形成することによって実現することが可能である。また、クリンチャ16の上端面の溝20がクリンチャガイド18に形成された開口25の上端縁に臨んだ位置に配置されているとあるが、アームカバー15に開口25の上端縁から所定間隔をもって固定配置されるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
上記本発明によれば、綴じ用紙を上方位置に支持して綴じ用紙を貫通させる上方位置と、綴じ用紙を貫通したステープル脚を綴じ用紙の裏面に沿わせて折曲させる下方位置との間で移動可能なクリンチャガイドを、クリンチャガイドとクリンチャアームとの間に形成した移動規制手段により、クリンチャガイドの前方への移動を規制する移動規制手段を形成するとともに、前記クリンチャガイドが下方に揺動するときは、該クリンチャガイドの両側面に形成された突起を前記クリンチャアームの側壁前端の下方に形成された誘導面と当接させて前記クリンチャガイドの開口を前記クリンチャに沿ってほぼ垂直方向に誘導するようにしているので、クリンチャガイドが上方位置から下方位置へ揺動する際にクリンチャガイドが前方へ移動することが無く、従ってステープルの脚先端がクリンチャのクリンチャ溝から外れたりしてクリンチ不良を発生することが防止できる。
【0027】
また、請求項2の発明によれば、前記クリンチャガイドにクリンチャを収容する開口が形成されており、前記移動規制手段を、クリンチャガイドに形成した開口の前方壁面に垂直方向に形成したガイドリブと、前記クリンチャアームから垂直方向に上側に向けて突出形成したガイド片とにより構成し、少なくともクリンチャガイドが下方位置へ向けて移動したときに前記ガイドリブとガイドとを当接させてクリンチャガイドが前方へ移動するのを規制させるようにしているので、ステープルの脚先端がクリンチャのクリンチャ溝から外れてクリンチ不良を発生することが防止できる他に、構成を簡単にできコストの上昇を抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるホッチキスの縦断側面図
【図2】図1と同じホッチキスのクリンチャガイドとスライド部材の斜視図
【図3】図2と同じクリンチャガイドとスライド部材の下面側を示す斜視図
【図4】図1と同じホッチキスのクリンチャ部を拡大した一部断面図
【図5】マガジン部とクリンチャガイドとの間で綴じ用紙を狭持した状態の作動状態を示す縦断側面図
【図6】ステープルが綴じ用紙に打ち出された状態の作動状態を示す縦断側面図
【図7】クリンチャガイドが下方に揺動した状態の作動状態を示す縦断側面図
【図8】ステープル綴じが完了した状態の作動状態を示す縦断側面図
【符号の説明】
1 ホッチキス
2 マガジン部
3 ハンドル部
4 クリンチャ部
5 クリンチャアーム
9 マガジン
14 板状バネ片
16 クリンチャ
18 クリンチャガイド
19 スライド部材
30 リンク部材
32 移動規制手段
33 ガイドリブ
34 ガイド片
Claims (2)
- 多数のステープルを収容するマガジン部と、該マガジン部に収容されたステープルを綴り用紙に向けて打ち出すハンドル部および、前記マガジンから打ち出されたステープルの脚を折曲させるクリンチャ部を備えたクリンチャアームとを各々の後端部において回動自在に支持させるとともに、前記クリンチャ部が、綴じ用紙を貫通したステープル脚と係合してステープル脚を折り曲げ成型するクリンチャと、後方下端部を支点として上方位置と下方位置との間で揺動可能なクリンチャガイドと、前方位置においてクリンチャガイドを上方位置に保持し、後方位置にあってはクリンチャガイドを下方へ移動可能とするスライド部材とにより構成され、綴り用紙を貫通したステープルの脚部を綴り用紙の裏面に沿って折曲させるようにしたホッチキスにおいて、前記クリンチャガイドとクリンチャアームとの間にクリンチャガイドの前方への移動を規制する移動規制手段を形成するとともに、前記クリンチャガイドが下方に揺動するときは、該クリンチャガイドの両側面に形成された突起を前記クリンチャアームの側壁前端の下方に形成された誘導面と当接させて前記クリンチャガイドの開口を前記クリンチャに沿ってほぼ垂直方向に誘導することを特徴とするホッチキス。
- 前記クリンチャガイドにクリンチャを収容する開口を形成し、前記移動規制手段が、前記開口を形成している周壁の前方面に垂直方向に形成したガイドリブと、前記クリンチャアームから垂直方向に上側に向けて突出形成したガイド片とから構成されており、少なくともクリンチャガイドが下方位置へ向けて移動したときに前記ガイドリブとガイド片とが当接してクリンチャガイドが前方へ移するのを規制させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のホッチキス。
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