JP5052960B2 - ワイヤハーネスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両のワイヤハーネスシステムに関する。
従来、車両用ワイヤハーネスとして、例えば特許文献1に記載された技術がある。この従来技術では、電装品単位の内部回路を備える複数のジャンクションボックス間にワイヤハーネス幹線を配線し、ジャンクションボックスと電装品間にワイヤハーネス支線を配線している。
特許第2929962号公報
ところで、上記従来技術では、ワイヤハーネス製造上の難作業である分岐点でのワイヤハーネス幹線のテーピング作業が残り、分岐点でのワイヤハーネス幹線の固定作業性やワイヤハーネス幹線の寸法精度が悪化する恐れがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、ワイヤハーネス幹線の固定作業性の向上、および各分岐点でのワイヤハーネス幹線の形状安定化(寸法精度改善)を図ったワイヤハーネスシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様に係る車両用ワイヤハーネスシステムは、ワイヤハーネス幹線を介して供給される電源を分配し、ワイヤハーネス支線を介して電装品に供給する複数の電源ボックスを備え、
前記複数の電源ボックスが、前記電源ボックスを介して互いに接続された1本の前記ワイヤハーネス幹線を介して縦接続されて、インストルメントパネル内部に配置され車体側に固定されたリーンホース上に搭載され、
前記電源ボックス間を接続する前記ワイヤハーネス幹線が、前記リーンホース上に配索され、
前記電源ボックスが前記ワイヤハーネス幹線の分岐点である、インストルメントパネルの助手席部へ分岐する第1分岐点、センタークラスタパネル左側部へ分岐する第2分岐点、センタークラスタパネル右側部へ分岐する第3分岐点、および前記インストルメントパネルのステアリング部へ分岐する第4分岐点に、それぞれ配置されていることを特徴とする。
この態様によれば、各電源ボックスをワイヤハーネス幹線の分岐点に搭載することで、各電源ボックス間を接続するワイヤハーネス幹線の長さが予め決まる。このため、予め決まる長さを有しかつ端部にコネクタを取り付けたワイヤハーネス幹線を用意しておき、ワイヤハーネスの組み付け時には、各ワイヤハーネス幹線を各電源ボックスにコネクタ接続して取り付ければよい。これにより、各分岐点でのワイヤハーネス幹線のテーピング作業を廃止できるので、ワイヤハーネス幹線の固定作業性が向上し、その固定作業の工数削減による低コスト化が図れる。また、各分岐点でのワイヤハーネス幹線の形状安定化(寸法精度改善)が図れる。さらに、各電源ボックスの搭載位置が予め決められていることから、各電源ボックスと電装品とを接続するワイヤハーネス支線の長さを精度良く配索でき、電装品の搭載設計も容易になる。
また、前記複数の電源ボックスが、前記電源ボックスを介して互いに接続された1本のワイヤハーネス幹線を介して縦接続されているので、簡素化された構成となり、見栄えの良いワイヤハーネスシステムが得られる。
また、前記複数の電源ボックスがインストルメントパネル内部に配置され車体側に固定されたリーンホース上に搭載されており、前記電源ボックス間を接続する前記ワイヤハーネス幹線が前記リーンホース上に配索ので、各分岐点までのワイヤハーネス幹線の長さを最短にすることができる。その結果、ワイヤハーネス幹線の軽量化及びコストダウンが図れる。
また、前記電源ボックスが、インストルメントパネルの助手席部へ分岐する第1分岐点、センタークラスタパネル左側部へ分岐する第2分岐点、センタークラスタパネル右側部へ分岐する第3分岐点、および前記インストルメントパネルのステアリング部へ分岐する第4分岐点にそれぞれ配置されているので、センタークラスタパネルやこのセンタークラスタパネルが取り付けられるインストルメントパネル内に搭載される電装品と各電源ボックスとを接続するワイヤハーネス支線の長さを精度良く配索でき、センタークラスタパネル内およびインストルメントパネル内の電装品の搭載設計が容易になる。
本発明の他の態様に係る車両用ワイヤハーネスシステムは、前記電源ボックス間に配策する前記ワイヤハーネス幹線と、前記電源ボックスと電装品間に配策する前記ワイヤハーネス支線と、車両制御系及び安全系システムの信号情報が入出力される電装品間に配策するワイヤハーネス重要線とが、それぞれ別個に配策されていることを特徴とする。
この態様によれば、車両制御系や安全系システムの信頼性及び故障率を従来と同等に維持しつつ、ボディ系システムの組付け性が向上する。ここで、安全系システムの重要信号情報は、例えば、エアバックシステムのエアバックセンサ信号やインフレータ信号等である。
本発明の他の態様に係る車両用ワイヤハーネスシステムは、前記電源ボックスは、前記ワイヤハーネス幹線と接続するための幹線用コネクタ収容部と、前記ワイヤハーネス支線と接続するための支線用コネクタ収容部と、前記ワイヤハーネス重要線を端末処理を介さずにスルーさせる重要線スルー経路と、を備えることを特徴とする。
この態様によれば、ワイヤハーネス重要線の接続不良が無くなるので、車両制御系や安全系システムの信頼性が向上する。また、電源ボックスがワイヤハーネス重要線をスルーさせる重要線スルー経路を備えることで、電源ボックスに余計な接続コネクタを設ける必要が無く、電源ボックスの小型化を図れる。
本発明の他の態様に係る車両用ワイヤハーネスシステムは、前記重要線スルー経路は、前記電源ボックスのロアーケース側面にそれぞれ形成された複数の切り欠き部と、前記ロアーケース内部に形成され、前記複数の切り欠き部内を通る前記ワイヤハーネス重要線を案内する複数の補強用リブとを有することを特徴とする。



この態様によれば、車両の振動により電源ボックス内でワイヤハーネス重要線が動くのが抑制されると共に、ワイヤハーネス重要線の電源ボックスへの組み付けが容易になる。
本発明によれば、ワイヤハーネス幹線の固定作業性の向上、および各分岐点でのワイヤハーネス幹線の形状安定化(寸法精度改善)を図ることができる。
次に、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るワイヤハーネスシステムを図1に基づいて説明する。
図1は車両のインストルメントパネル内部に配置したワイヤハーネスシステムの概略配置図である。
第1実施形態に係るワイヤハーネスシステムは、図1に示すように、ワイヤハーネス幹線10を介して供給される電源を分配し、ワイヤハーネス支線21,22,23,24を介して電装品(図示省略)に供給する複数の電源ボックス31,32,33,34を備えている。
電源ボックス31〜34がワイヤハーネス幹線10の分岐点a〜dにそれぞれ搭載されている。
つまり、ワイヤハーネス幹線10の分岐点aでは、電源ボックス31に、第1ワイヤハーネス幹線11と第2ワイヤハーネス幹線12が図示しないコネクタを介して接続されている。
ワイヤハーネス幹線10の分岐点bでは、電源ボックス32に、第2ワイヤハーネス幹線12と第3ワイヤハーネス幹線13が図示しないコネクタを介して接続されている。
ワイヤハーネス幹線10の分岐点cでは、電源ボックス33に、第3ワイヤハーネス幹線13と第4ワイヤハーネス幹線14が図示しないコネクタを介して接続されている。
そして、ワイヤハーネス幹線10の分岐点dでは、電源ボックス34に、第4ワイヤハーネス幹線14と第5ワイヤハーネス幹線15が図示しないコネクタを介して接続されている。
このように、本実施形態に係るワイヤハーネスシステムでは、複数の電源ボックス31〜34が、各電源ボックス31〜34を介して互いに接続された1本のワイヤハーネス幹線10を介して縦接続されている。
また、このワイヤハーネスシステムでは、複数の電源ボックス31〜34が、インストルメントパネル40内部に配置されるワイヤハーネス幹線10の分岐点a〜dに搭載されている。
各電源ボックス31〜34は、ワイヤハーネス幹線11のコネクタ11aと接続される第二電源ボックス(図示省略)から供給される電源、或いはワイヤハーネス幹線15のコネクタ15aと接続される第二電源ボックス(図示省略)から供給される電源を、複数のワイヤハーネス支線21〜24を介して電装品にそれぞれ分配する第三電源ボックスである。それらの第二電源ボックスは、車両に搭載されたバッテリ(図示省略)とメイン電源線(図示省略)を介して接続された第一電源ボックス(図示省略)に別のワイヤハーネス幹線で接続されている。
図1において、符号「41」はインストルメントパネル40に取り付けられたセンタークラスタパネル、符号「42」はインストルメントパネル40の助手席部、符号「43」はインストルメントパネルのステアリング部である。
また、図1に示すように、複数の電源ボックス31〜34が、インストルメントパネル40内部に配置され車体側に固定されたリーンホース45上に搭載されており、各電源ボックス31〜34間を接続するワイヤハーネス幹線11〜15がリーンホース50上に配索されている。リーンホース50は、ブラケット51,52,53等の複数の取付部材を介して車体側に固定されている。
また、電源ボックス31〜34は、助手席部42へ分岐するワイヤハーネス幹線10の第1分岐点である分岐点a、センタークラスタパネル41の左側部へ分岐する第2分岐点である分岐点b、センタークラスタパネル41の右側部へ分岐する第3分岐点である分岐点c、およびステアリング部43へ分岐する第4分岐点である分岐点dにそれぞれ配置されている。
そして、各電源ボックス31〜34は、ワイヤハーネス支線21〜24を介して、各ワイヤハーネス支線21〜24のコネクタ21a〜24aにそれぞれ接続され、助手席部42、センタークラスタパネル41の左側部、その右側部、およびステアリング部43内にそれぞれ搭載された各種の電装品と電気的に接続されている。
なお、各ワイヤハーネス幹線11〜15は、複数本の電源線と、車両制御系及び安全系システムの信号情報が入出力される電装品間に配策するワイヤハーネス重要線61等をテープ70で結束した構成になっている。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○各電源ボックス31〜34をワイヤハーネス幹線10の分岐点a〜dにそれぞれ搭載することで、各電源ボックス31〜34間を接続するワイヤハーネス幹線11〜15の長さが予め決まる。このため、予め決まる長さを有しかつ端部にコネクタを取り付けたワイヤハーネス幹線11〜15を用意しておく。このとき、各ワイヤハーネス幹線11〜15は、複数本の電源線と複数本のワイヤハーネス重要線61,62等をテープ70で結束しておく。そして、ワイヤハーネスの組み付け時には、各ワイヤハーネス幹線11〜15を各電源ボックス31〜34にコネクタ接続して取り付ければよい。これにより、各分岐点a〜dでのワイヤハーネス幹線11〜15のテーピング作業を廃止できるので、ワイヤハーネス幹線11〜15の固定作業性が向上し、その固定作業の工数削減による低コスト化が図れる。
○各分岐点a〜dでのワイヤハーネス幹線11〜15の形状安定化(寸法精度改善)が図れる。
○各電源ボックス31〜34の搭載位置が予め決められていることから、各電源ボックス31〜34と電装品とを接続する各ワイヤハーネス支線21〜24の長さを精度良く配索でき、電装品の搭載設計も容易になる。
○複数の電源ボックス31〜34が、各電源ボックス31〜34を介して互いに接続された1本のワイヤハーネス幹線10を介して縦接続されているので、簡素化された構成で、見栄えの良いワイヤハーネスシステムが得られる。
○複数の電源ボックス31〜34が、インストルメントパネル40内部に配置されるワイヤハーネス幹線10の分岐点a〜dに搭載されているので、複数の電源ボックス31〜34および複数のワイヤハーネス幹線11〜15が水の浸入による影響を受けにくい。これにより、信頼性の高いインストルメントパネル・ワイヤハーネスシステムが得られる。
○電源ボックス31〜34がインストルメントパネル40内部のリーンホース45上に搭載され、ワイヤハーネス幹線11〜15がリーンホース50上に配索されている構成により、各分岐点a〜dまでの各ワイヤハーネス幹線11〜15の長さを最短にすることができるので、ワイヤハーネス幹線の軽量化及びコストダウンが図れる。
○電源ボックス31〜34は、助手席部42へ分岐するワイヤハーネス幹線10の分岐点a、センタークラスタパネル41の左側部へ分岐する分岐点b、その右側部へ分岐する分岐点c、およびステアリング部43へ分岐する分岐点dにそれぞれ配置されている。この構成により、センタークラスタパネル41やこのセンタークラスタパネル41が取り付けられるインストルメントパネル40内に搭載される電装品と各電源ボックス31〜34とを接続する各ワイヤハーネス支線21〜24の長さを精度良く配索でき、センタークラスタパネル41内およびインストルメントパネル40内の電装品の搭載設計が容易になる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るワイヤハーネスシステムを図2に基づいて説明する。
このワイヤハーネスシステムの特徴は、上記第1実施形態において、各電源ボックス31〜34間に配策する各ワイヤハーネス幹線11〜15と、各電源ボックス31〜34と電装品間に配策する各ワイヤハーネス支線21〜24と、車両制御系及び安全系システムの信号情報が入出力される電装品間に配策するワイヤハーネス重要線60とが、それぞれ別個に配策されている構成にある。
ここで、「別個に」とは、「独立して」という意味である。このように配索することで、各ワイヤハーネス幹線11〜15には、ボディ系システムに接続される複数本の電源線や信号線が結束された構成になる。また、ワイヤハーネス重要線60は、例えば、各ワイヤハーネス幹線上やリーンホース50上にテープ巻き等により固定されることになる。なお、ボディ系システムの電装品としては、例えば、ドアミラー装置、パワーウィンドウ装置、ワイパー、灯火装置等が含まれる。
また、車両制御系システムはエンジン等の電子制御システム等を意味し、安全系システムはエアバックシステム等を意味する。
ワイヤハーネス重要線60は、例えば、エアバックシステムのエアバックセンサ信号やインフレータ信号等を伝送するための信号線である。ワイヤハーネス重要線60は、例えば、加速度センサーに接続されたコネクタ60aと、衝突判定の演算処理を行うエアバッグECU(電子制御ユニット)に接続されるコネクタ60bと、インフレータに接続されたコネクタ60cとを備えている。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
以上のように構成された第2実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて以下の作用効果を奏する。
○ワイヤハーネス幹線11〜15と、ワイヤハーネス支線21〜24と、ワイヤハーネス重要線60とを別個に配策することで、車両制御系や安全系システムの信頼性及び故障率を従来と同等に維持しつつ、ボディ系システムの組付け性が向上する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るワイヤハーネスシステムを図3に基づいて説明する。
このワイヤハーネスシステムの特徴は、上記第2実施形態において、上記電源ボックス31〜34のうち、例えば、電源ボックス31〜33が以下の構成を有する点にある。なお、図3では電源ボックス31〜33を代表して電源ボックス32のみを示している。
・電源ボックス32は、ワイヤハーネス幹線12,13と接続するための幹線用コネクタ収容部81と、ワイヤハーネス支線22と接続するための支線用コネクタ収容部82と、ワイヤハーネス重要線60をスルーさせる重要線スルー経路と、を備えている。なお、図3では、電源ボックス32に接続されるワイヤハーネス幹線12,13のうち、ワイヤハーネス幹線12のみを示してある。
・電源ボックス32は、アッパーケース91と、ロアーケース92と、これら両ケース91,92内に収容される電子制御ユニット93とを備えている。
・アッパーケース91には、幹線用コネクタ収容部81と、支線用コネクタ収容部82と、複数のヒューズ83を収容する複数のヒューズ収容部84とが形成されている。
・電子制御ユニット93の回路基板85には、ワイヤハーネス幹線12,13やワイヤハーネス支線22の各端末に接続された複数の端子がそれぞれ直接接続する複数のスルーホール86が形成されている。
・回路基板85上には、各種の電子部品87や電源切替リレー88等が実装されている。
・ワイヤハーネス重要線60をスルーさせる重要線スルー経路は、ロアーケース92に形成されている。この重要線スルー経路は、ロアーケース92の3つの側面にそれぞれ形成された切り欠き部92aと、ロアーケース92内部に形成され、3つの切り欠き部92a内を通るワイヤハーネス重要線60を案内する複数(本例では3つ)の補強用リブ92bとを有する。
以上のように構成された第3実施形態によれば、上記第2実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。
○電源ボックス32はワイヤハーネス重要線60をスルーさせる重要線スルー経路を備えているので、ワイヤハーネス重要線60の接続不良が無くなる。このため、車両制御系や安全系システムの信頼性が向上する。他の電源ボックス31,33についても同様のことが言える。
○電源ボックス32がワイヤハーネス重要線60をスルーさせる重要線スルー経路を備えることで、電源ボックス32に余計な接続コネクタを設ける必要が無く、電源ボックス32の小型化を図れる。他の電源ボックス31,33についても同様のことが言える。
○重要線スルー経路が、ロアーケース92の3つの側面にそれぞれ形成された切り欠き部92aと、ロアーケース92内部に形成され、3つの切り欠き部92a内を通るワイヤハーネス重要線60を案内する複数の補強用リブ92bとを有する。この構成により、車両の振動により電源ボックス32内でワイヤハーネス重要線60が動くのが抑制されると共に、ワイヤハーネス重要線60の電源ボックス32への組み付けが容易になる。他の電源ボックス31,33についても同様のことが言える。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記各実施形態において、インストルメントパネル内部に配置されるワイヤハーネスシステムを一例として説明したが、本発明は、車両のエンジンルーム内、車室内の一方の側部、或いは車室内の両側部等に配置されるワイヤハーネスシステムにも適用可能である。つまり、本発明は、インストルメントパネル内部に配置されるワイヤハーネスシステムに適用するのが最も好ましいが、インストルメントパネル内部や、車室内の両側部や、エンジンルーム内等、他の場所に配置したワイヤハーネスシステムにも適用可能である。
・上記第1実施形態では、電源ボックス31〜34が車体側に固定されたリーンホース50上に搭載され、電源ボックス31〜34間を接続するワイヤハーネス幹線11〜15がリーンホース50上に配索されている構成を一例として説明したが、本発明はこのような構成に限定されない。本発明は、ワイヤハーネス幹線を介して供給される電源を分配し、ワイヤハーネス支線を介して電装品に供給する複数の電源ボックスを備え、電源ボックスがワイヤハーネス幹線の分岐点にそれぞれ搭載されたワイヤハーネスシステムに広く適用可能である。
本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスシステムの概略構成を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネスシステムの概略構成を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネスシステムに用いる電源ボックスの概略構成を示す分解斜視図。
符号の説明
10〜15・・・ワイヤハーネス幹線
21〜24・・・ワイヤハーネス支線
31〜34・・・電源ボックス
40・・・インストルメントパネル
41・・・センタークラスタパネル
42・・・インストルメントパネルの助手席部
43・・・インストルメントパネルのステアリング部
50・・・リーンホース
60・・・ワイヤハーネス重要線
81・・・幹線用コネクタ収容部
82・・・支線用コネクタ収容部
92・・・ロアーケース
92a・・・切り欠き部9
92b・・・補強用リブ92b
a〜d・・・分岐点

Claims (4)

  1. ワイヤハーネス幹線を介して供給される電源を分配し、ワイヤハーネス支線を介して電装品に供給する複数の電源ボックスを備え、
    前記複数の電源ボックスが、前記電源ボックスを介して互いに接続された1本の前記ワイヤハーネス幹線を介して縦接続されて、インストルメントパネル内部に配置され車体側に固定されたリーンホース上に搭載され、
    前記電源ボックス間を接続する前記ワイヤハーネス幹線が、前記リーンホース上に配索され、
    前記電源ボックスが前記ワイヤハーネス幹線の分岐点である、インストルメントパネルの助手席部へ分岐する第1分岐点、センタークラスタパネル左側部へ分岐する第2分岐点、センタークラスタパネル右側部へ分岐する第3分岐点、および前記インストルメントパネルのステアリング部へ分岐する第4分岐点に、それぞれ配置されていることを特徴とする車両用ワイヤハーネスシステム。
  2. 前記電源ボックス間に配策する前記ワイヤハーネス幹線と、前記電源ボックスと電装品間に配策する前記ワイヤハーネス支線と、車両制御系及び安全系システムの信号情報が入出力される電装品間に配策するワイヤハーネス重要線とが、それぞれ別個に配策されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ワイヤハーネスシステム。
  3. 前記電源ボックスは、前記ワイヤハーネス幹線と接続するための幹線用コネクタ収容部と、前記ワイヤハーネス支線と接続するための支線用コネクタ収容部と、前記ワイヤハーネス重要線を端末処理を介さずにスルーさせる重要線スルー経路と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用ワイヤハーネスシステム。
  4. 前記重要線スルー経路は、前記電源ボックスのロアーケース側面にそれぞれ形成された複数の切り欠き部と、前記ロアーケース内部に形成され、前記複数の切り欠き部内を通る前記ワイヤハーネス重要線を案内する複数の補強用リブとを有することを特徴とする請求項3に記載の車両用ワイヤハーネスシステム。
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