JP5051106B2 - 液滴噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドユニットに形成されたノズルから液滴を噴射する液滴噴射装置に関する。
一般的に、インクジェットヘッドの分野において、歩留まり向上のために、一方向に配列された複数のノズルを有するヘッドユニットを複数組み合わせて、所定方向に関して、ノズル間隔が等間隔になり、且つ、1つのヘッドユニットに形成されたノズル列の長さよりも長い1本のノズル列を有するヘッドを構成しようとしたときに、ヘッドユニットをノズルの配列方向に沿って配列するだけでは、隣接するヘッドユニット間でノズル列が途切れてしまう(ノズル間隔が広くなってしまう)。そこで、例えば、特許文献1に記載の記録ヘッドにおいては、ヘッドユニットであるヘッドチップをノズルの配列方向に沿って千鳥状に配列することで、1つのヘッドチップに形成されたノズル列の長さよりも長い1本のノズル列を形成している。
特開2002−96462号公報(図1)
ところで、このようなヘッドを構成する各ヘッドユニットには、複数のノズルに共通に液体を供給する供給口が形成されており、この供給口に液体が貯留されたタンクがチューブなどの液体供給手段で接続されている。各ヘッドユニットは、タンクから液体供給手段を介して供給口に供給された液体をノズルから噴射させる。
特許文献1に記載のヘッドにおいて、各ヘッドユニットに液体供給手段に接続される供給口を設けようとすると、ノズルが形成された面の周辺に供給口の形成スペースが必要となり装置が大型化してしまう。また、供給口の形成位置がヘッドユニットごとに離れていると、供給口に接続される液体供給手段の構造が複雑化してしまう。
そこで、本発明の目的は、装置を小型化するとともに、液体供給手段の構造を簡素化することができる液滴噴射装置を提供することである。
本発明の液滴噴射装置は、一平面上において所定のユニット配列方向に沿って千鳥状に配列された4つのヘッドユニットからなるヘッドユニット組と、前記4つのヘッドユニットを支持するヘッド支持部材と、前記4つのヘッドユニットに液体を供給する液体供給手段と、前記4つのヘッドユニットと対向する領域において、前記ヘッドユニットの配置平面と平行に被噴射体を搬送する搬送手段とを備え、各ヘッドユニットは、前記ユニット配列方向に沿って配列された複数のノズルとこれら複数のノズルと連通する液体流路とを有する流路構造体を有し、前記流路構造体の、前記複数のノズルが配置されたノズル配置領域に対して前記ユニット配列方向一方側の端部には、前記液体流路に連通するとともに前記液体供給手段に接続される液体供給口が設けられ、前記ユニット配列方向に関して隣接する2つの前記ヘッドユニットの流路構造体が、前記液体供給口が設けられた側の端部同士が前記ユニット配列方向において向かい合うように配置されている。
本発明の液滴噴射装置によると、液体供給手段と接続される液体供給口が、流路構造体のノズル配置領域に対してユニット配列方向に設けられている。これにより、液体供給口を、ノズル配置領域に対してユニット配列方向と直交する方向に設ける場合に比べて、直交する方向に関するヘッドユニット間距離(ノズル列間距離)を小さくすることができ、装置を小型化することができる。また、ユニット配列方向に関して隣接する2つのヘッドユニットは、流路構造体の液体供給口が設けられている側の端部が向かい合うように配置されている。これにより、千鳥状に配列された4つのヘッドユニットの液体供給口が狭い領域に密集して配置されることになり、これらの液体供給口に接続される液体供給手段の構造を簡素化することができる。
また、各ヘッドユニットは、前記流路構造体に設けられて、前記液体流路内の液体に噴射エネルギーを付与するアクチュエータユニットと、このアクチュエータユニットに接続された配線部材とを有し、前記配線部材は、前記流路構造体の前記液体供給口と反対側の端部から引き出されていることが好ましい。これによると、流路構造体の、液体供給手段と接続される液体供給口とは反対側の端部から、アクチュエータユニットに接続された配線部材が引き出されており、この配線部材の引き出し方向が液体供給口から離れる方向であることで、液体供給手段と配線部材が干渉しにくくなり、配線部材及び液体供給手段をコンパクトに配置することが可能となる。
さらに、前記ヘッド支持部材には4の倍数の数の前記ヘッドユニットが設けられ、全てのヘッドユニットが、4つずつ千鳥状に配置されて前記ヘッドユニット組を構成していることが好ましい。1組のヘッドユニット組を構成する4つのヘッドユニットを上述したようにユニット配列方向に沿って千鳥状に配置することで、これら4つのヘッドユニットに液体を供給する液体供給手段をコンパクトに構成することができる。したがって、全てのヘッドユニットをヘッドユニット組単位で配置すれば、装置全体で液体供給手段の構造を簡素化することができる。
加えて、前記ユニット配列方向に関して、2つの前記ヘッドユニット組が並べて配置され、前記2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニットの流路構造体は、前記液体供給口とは反対側の端部同士が前記ユニット配列方向において向かい合うように配置されていることが好ましい。流路構造体の液体供給口と反対側の端部は、液体供給口が設けられた一方端部のように液体供給口を設ける領域が必要なく、この一方端部と比べると、ノズル配置領域からユニット配列方向に関してそれほど大きく出っ張ることはない。その上で、2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニット間で、この液体供給口と反対側の端部同士が向かい合うようにすることで、両ヘッドユニット間に大きなスペースを確保することができる。
また、前記搬送手段によって搬送される前記被噴射体を前記ヘッドユニット側から押圧する押圧手段を備え、前記押圧手段は、前記2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニットの間に、配置されていることが好ましい。ヘッドユニットに近い位置に被噴射体(例えば、記録媒体)を押圧する押圧手段が設けられることで、液滴噴射中に被噴射体を押圧手段で押圧し、被噴射体の反りを防止することができる。さらに、この押圧手段は、上述した2つのヘッドユニット間の空いたスペースに配置されることで、押圧手段を設けつつも装置を小型化することができる。
また、各ヘッドユニットは、前記流路構造体に設けられて、前記液体流路内の液体に噴射エネルギーを付与するアクチュエータユニットと、このアクチュエータユニットに接続されるドライバICが実装された配線部材とを有し、前記配線部材は、前記流路構造体の前記液体供給手段と反対側の端部から引き出され、前記2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニットの間に、これら2つのヘッドユニットから引き出された2枚の配線部材と接触する、ヒートシンクが設けられていてもよい。配線部材にアクチュエータユニット駆動用のドライバICが実装されている場合に、配線部材と接触するヒートシンクが設けられることで、ドライバICを効果的に冷却できる。さらに、このヒートシンクは、上述した2つのヘッドユニット間の空いたスペースに配置されて、これらヘッドユニットから引き出された2枚の配線部材とそれぞれ接触することになり、ヒートシンクを設けつつも装置を小型化することができる。
液体供給口を、ノズル配置領域に対してユニット配列方向と直交する方向に設ける場合に比べて、直交する方向に関するヘッドユニット間距離を小さくすることができ、装置を小型化することができる。また、千鳥状に配列された4つのヘッドユニットの液体供給口が狭い領域に密集して配置されることになり、これらの液体供給口に接続される液体供給手段の構造を簡素化することができる。
<第1実施形態>
次に、本発明の好適な第1実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。本実施形態におけるインクジェットプリンタは、複数のヘッドユニットを主走査方向に沿って千鳥状に並べて、主走査方向に沿った複数本の長いノズル列を形成したインクジェットヘッドを用いたプリンタである。図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1(液滴噴射装置)は、図1の左右方向(主走査方向)に延在して、記録用紙P(被噴射体)に対してインクを噴射するライン型のインクジェットヘッド3と、記録用紙Pを図1の前方(主走査方向と直交する搬送方向:副走査方向)へ搬送する搬送機構9とを有している。このインクジェットプリンタ1は、インクジェットヘッド3から記録用紙Pへインクを噴射させると同時に、搬送機構9により記録用紙Pを図1の前方へ搬送させることで、記録用紙Pに所望の画像や文字などを記録するように構成されている。
搬送機構9は、搬送方向に関してインクジェットヘッド3の両側に配置された2つの搬送ローラ5を有しており、後述するヘッドユニット2のインク噴射面7と対向する位置において、搬送ローラ5によってインク噴射面7と平行に記録用紙Pを搬送方向へ搬送する。
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図2は、インクジェットヘッドを上方から見たときの平面図である。図3は、インクジェットヘッドを下方から見たときの平面図である。但し、図面をわかりやすくするため、図2においては図4で示されている圧力室14及び貫通孔15、16、19の図示を省略している。
図2及び図3に示すように、インクジェットヘッド3は、主走査方向に沿って千鳥状に4列に配置された複数のヘッドユニット2と、記録用紙Pを搬送機構9に向かって押圧する複数の拍車90(押圧手段)と、複数のヘッドユニット2及び複数の拍車90を支持するハウジング6(ヘッド支持部材)とを有している。
まず、ヘッドユニット2について説明する。図4は、ヘッドユニットの平面図である。図5は、図4の部分拡大図である。図6は、図4のA−A線断面図である。図7は、図5のB−B線断面図である。図4〜図7に示すように、ヘッドユニット2は、ノズル20及び圧力室14を含むインク流路22が形成された流路ユニット4(流路構造体)と、圧力室14内のインクに圧力(噴射エネルギー)を付与することで、流路ユニット4のノズル20からインクを噴射させる圧電アクチュエータ8と、圧電アクチュエータ8の上面を覆い、圧電アクチュエータ8の後述する個別電極32と電気的に接続されたフレキシブルプリント基板54(FPC:配線部材)と、流路ユニット4を補強する補強板80と、を有している。
図4〜図7に示すように、流路ユニット4は、ステンレス鋼などの金属材料で形成された、キャビティプレート10、ベースプレート11、及び、マニホールドプレート12、並びに、ポリイミドなどの高分子合成樹脂材料で形成されたノズルプレート13を備えており、これら4枚のプレート10〜13は積層状態で接合されている。なお、ノズルプレート13は、プレート10〜12と同様に金属材料によって形成されていてもよい。
ノズルプレート13には、複数の貫通状のノズル20が形成されている。複数のノズル20は、主走査方向(図4の上下方向)に沿って配列されてノズル列21を構成しており、このようなノズル列21が副走査方向に4本並べて配置されている。これら4本のノズル列21に属するノズル20からは、副走査方向に関して近接する2本のノズル列ごとに同じ色のインクがそれぞれ噴射される。この複数のノズル20が形成されたノズルプレート13の下面がインク噴射面7となっている。
キャビティプレート10には、複数のノズル20に対応して複数の圧力室14が形成されている。各圧力室14は、搬送方向を長手方向とする略楕円形状を有し、平面視で、圧力室14の一方の端部がノズル20と重なるように配置されている。また、ベースプレート11には、平面視で圧力室14の長手方向の両端部に重なる位置に、それぞれ貫通孔15、16が形成されている。
マニホールドプレート12には、4本のノズル列21にそれぞれ対応する4本のマニホールド流路17が形成されている。各マニホールド流路17は、対応するノズル列21のノズル20から搬送方向に関して離れた位置において主走査方向に延在し、さらに、平面視で、対応する圧力室14の略半分と重なっている。また、図4に示すように、4本のマニホールド流路17の一端部(図4における下端部)は、隣接する2本ずつ最上層のキャビティプレート10に形成された2つのインク供給口18のいずれかに連通している。また、マニホールドプレート12には、平面視で、ベースプレート11の貫通孔16とノズルプレート13のノズル20の両方と重なる位置に貫通孔19が形成されている。
そして、図6及び図7に示すように、流路ユニット4において、インク供給口18に連なるマニホールド流路17が貫通孔15を介して圧力室14に連通し、圧力室14はさらに貫通孔16、19を介してノズル20に連通している。つまり、流路ユニット4には、インク供給口18からマニホールド流路17及び圧力室14を経てノズル20に至る、複数のインク流路22が形成されている。
圧電アクチュエータ8は、振動板34、圧電層31及び複数の個別電極32を有している。振動板34は、金属材料などの導電性材料からなり、複数の圧力室14を覆うようにキャビティプレート10の上面に接合されている。また、導電性を有する振動板34は、後述するように圧電層31の複数の個別電極32との間に配置された部分に電界を作用させるための共通電極を兼ねており、図示しない位置でグランド配線に接続されて常にグランド電位に保持されている。
圧電層31は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であり、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなり、振動板34の上面に複数の圧力室14に跨って連続的に配置されている。また、圧電層31は、あらかじめその厚み方向に分極されている。
複数の個別電極32は、圧電層31の上面に複数の圧力室14に対応して設けられている。個別電極32は、圧力室14よりも一回り小さい略楕円の平面形状を有しており、平面視で、圧力室14の略中央部に重なる位置に配置されている。また、個別電極32の長手方向における一端部(図5の右端部)は、平面視で圧力室14と重ならない位置まで右方に延びており、その先端部が接点35となっている。接点35には、FPC54の一端が接続されている(図6参照)。
FPC54は、ポリイミドなどの樹脂材からなる絶縁材及び可撓性を有した基材上に銅などの導電性材料からなる配線が印刷されて形成されている。このFPC54は、圧電アクチュエータ8の上面に配置されており、流路ユニット4のインク供給口18の形成された側と反対側の主走査方向に引き出されて、後述する補強板80の開口81の内壁面に沿うように湾曲して上方に延在している。FPC54の上方に延在した領域の途中部には、ドライバIC70が接続されている。このドライバIC70は、FPC54の配線を介して、個別電極32に対して、所定の駆動電位またはグランド電位のいずれか一方の電位を選択的に付与する。
以上の構成を有する圧電アクチュエータ8の作用について説明する。インクに圧力を付与しないとき(ノズル20からインクを噴射させないとき)には、複数の個別電極32の電位は、あらかじめグランド電位に保持されている。その状態から、ドライバIC70からFPC54の配線を介して複数の個別電極32のいずれかに所定の駆動電位が付与される。すると、駆動電位が付与された個別電極32とグランド電位に保持されていた共通電極としての振動板34との間に電位差が生じ、両者に挟まれた圧電層31に厚み方向に平行な電界が発生する。この電界の方向は、圧電層31の分極方向と一致するので、厚み方向に分極された圧電層31は、電界の方向と直交する水平方向に収縮する(圧電横効果)。これによって、圧電層31の圧力室14と対向する部分が圧力室14側に凸となるように変形する(ユニモルフ変形)。このとき、圧力室14の容積が減少することになり、その内部のインクの圧力が上昇し、圧力室14に連通するノズル20からインクが噴射される。
次に、補強板80について説明する。図4及び図6に示すように、補強板80は、ステンレス鋼などの金属材料で形成されており、流路ユニット4よりも十分に厚く剛性が高くなっている。また、補強板80は、平面視で、流路ユニット4の外形よりも大きな略矩形状をしており、圧電アクチュエータ8の外形よりひと回り大きく、圧電アクチュエータ8を収容する矩形状の開口81を有している。また、補強板80の一端部(図4の下端部)の、平面視で、流路ユニット4の2つのインク供給口18と重なる位置には、2つの開口82が形成されている。
補強板80は、2つのインク供給口18と対応して2つの開口82が形成されていることで、開口81への圧電アクチュエータ8の収容位置(インク噴射面7)を基準位置として、主走査方向に関してインク供給口18が形成されていない一方側(図4の上方側)よりもインク供給口18が形成された他方側(図4の下方側)に大きく張り出している。この補強板80は、インク噴射面7と平行で、且つ、開口81に圧電アクチュエータ8を収容した状態で、キャビティプレート10の上面に接合されている。この補強板80は、流路ユニット4が撓んだりして、ノズル20からのインクの噴射方向がずれたりしないように、流路ユニット4を補強する役割を持つ。
補強板80の4つの角は、主走査方向に対して所定角度(本実施形態では45度)だけ傾いて面取りされている。補強板80の副走査方向に沿って流路ユニット4と重なる幅方向(図4の左右方向:副走査方向)両端からは、外側に台形状の凸部84、85が張り出している。凸部84、85の主走査方向に対する斜辺の角度は、補強板80の4つの角の面取りされた角度と同様となっている。この凸部84、85が形成されていることで、製造時において凸部84、85を持って補強板80を持ち運びしやすい。
上述したような補強板80に流路ユニット4及び圧電アクチュエータ8は取り付けられて、ヘッドユニット2を構成している。
次に、ハウジング6について説明する。図2及び図3に示すように、ハウジング6は、平面視で、矩形状をしており、プリンタの筐体25(図1参照)に支持されている。また、ハウジング6には、複数のインク噴射面7の配置位置に対応して主走査方向に沿って千鳥状に4列並んだ複数の開口6aが形成されている。複数の開口6aは、4の倍数の数だけ形成されている。
開口6aには、ノズル列方向が主走査方向と平行になるようにして、ヘッドユニット2の流路ユニット4が収容されている。この流路ユニット4は、インク噴射面7が搬送ローラ5によって搬送される記録用紙Pと平行に対向するように収容されている。なお、ハウジング6の下面とインク噴射面7とは、同一平面上に位置している。複数の開口6aは、ヘッドユニット2の流路ユニット4がそれぞれ収容されたときに、1つのヘッドユニット2において主走査方向に関して隣接するノズル20のノズル間隔と、隣接するヘッドユニット2の主走査方向に関して最も近い位置にあるノズル20同士のノズル間隔とが等間隔になるようにハウジング6に形成されている。つまり、主走査方向に沿って千鳥状に2列に配置された複数のヘッドユニット2の集まりを1つのライン型のインクジェットヘッド3として見たときに、インクジェットヘッド3は、主走査方向に関して隣接するノズル20は互いに等間隔で配置されて、1つのヘッドユニット2のノズル列長さよりも長い1本のノズル列を形成している。
そして、複数のヘッドユニット2の補強板80の下面がハウジング6の上面に接合されることで、複数のヘッドユニット2はハウジング6に固定されている。こうして、ハウジング6には、搬送方向に関して隣接するヘッドユニット2同士が、主走査方向に関してずれて配置されている。
ハウジング6に収容された複数の流路ユニット4のうち、図2の最も左方に位置する主走査方向に沿った4つの流路ユニット4の左方のノズル列、及び、当該4つの流路ユニット4に隣接し、この4つの流路ユニット4とともに千鳥状の配列を構成する4つの流路ユニット4の左方のノズル列からブラックのインクが噴射される。また、これら8つの流路ユニット4の右方のノズル列からイエローのインクが噴射される。さらに、図2の最も右方に位置する主走査方向に沿った4つの流路ユニット4の左方のノズル列、及び、当該4つの流路ユニット4に隣接し、この4つの流路ユニット4とともに千鳥状の配列を構成する4つの流路ユニット4の左方のノズル列からシアンのインクが噴射される。また、これら8つの流路ユニット4の右方のノズル列からマゼンタのインクが噴射される。このように、インクジェットヘッド3は、副走査方向に関して隣接する流路ユニット4ごとに同色のインクを噴射して、4色のインクを噴射している。
4の倍数の数の複数のヘッドユニット2は、主走査方向に沿って隣接した2つのヘッドユニット2a、2bと、2つのヘッドユニット2a、2bとともに千鳥状の配列を構成する2つのヘッドユニット2c、2dとで1組のヘッドユニット組40を構成しており、本実施形態においては、主走査方向に沿って2組ずつ2列に配列された4組のヘッドユニット組40を構成している。
1組のヘッドユニット組40に属し、主走査方向に沿って隣接した2つのヘッドユニット2a、2bは、流路ユニット4のインク供給口18が設けられた側の端部同士が主走査方向において向かい合っている。1組のヘッドユニット組40に属し、主走査方向に沿って隣接した2つのヘッドユニット2c、2dも同様に、流路ユニット4のインク供給口18が設けられた側の端部同士が主走査方向において向かい合っている。
そして、2つのヘッドユニット2a、2bの補強板80と、2つのヘッドユニット2c、2dの補強板80とは、凸部84、85が形成されていない副走査方向端部の端面同士が接している。また、主走査方向に関して2つのヘッドユニット2a、2bの間に位置するヘッドユニット2cの補強板80の凸部84の斜辺は、2つのヘッドユニット2a、2bの補強板80の面取りされた角と接している。さらに、主走査方向に関して2つのヘッドユニット2c、2dの間に位置するヘッドユニット2bの補強板80の凸部85の斜辺は、2つのヘッドユニット2c、2dの補強板80の面取りされた角と接している。
そして、それぞれの補強板80が主走査方向の位置を調整された状態で、隣接した2つの補強板80の間隙に光(紫外線)硬化性樹脂からなる接着剤が注入されることで、隣接する2つの補強板80はそれぞれ固定される。このとき、1組のヘッドユニット組40に属する主走査方向に沿った一方の列の2つのヘッドユニット2a、2bの補強板80が、他方の列の2つのヘッドユニット2c、2dの補強板80と、屈曲形状の端面で接した状態で、接着剤により接合されていることから、直線的な端面のみで接合されるよりも接合力が高まる。
このように、流路ユニット4のインク噴射面7が設けられた、特に剛性確保が必要な部分にだけ主走査方向に関して重なって凸部84、85が形成されているため、ヘッドユニット2を副走査方向に高密度に配置しつつも、流路ユニット4を確実に補強することができる。また、この凸部84、85は、ヘッドユニット2を千鳥状に配置したときに形成されるデッドスペースに向かって張り出しているため、プリンタの小型化を阻害することはない。
さらに、複数のインク供給口18は、インク噴射面7に対して副走査方向に設ける場合に比べて主走査方向に設けることで、副走査方向に関するヘッドユニット2間距離(ノズル列間距離)を小さくすることができ、装置を小型化することができるとともに、ノズル20から記録用紙Pへのインクの着弾精度を向上させることができる。また、インク供給口18の配置位置は、ヘッドユニット2を千鳥状に配置したときに形成されるデッドスペースであるため、プリンタを小型化することができる。
また、ヘッドユニット組40に属する主走査方向に並んだ2つのヘッドユニット2は、流路ユニット4のインク供給口18が設けられている側の端部が向かい合うように配置されているため、ハウジング6にヘッドユニット組40を主走査方向に沿って複数組設けた場合に、異なる2つのヘッドユニット組40にそれぞれ属し、主走査方向に沿って隣接した2つのヘッドユニット2は、流路ユニット4のインク供給口18とは反対側の端部同士が主走査方向において向かい合うように配置されている。このヘッドユニット2のインク供給口18とは反対側の端部は、インク供給口18が形成された端部ほど主走査方向に大きく張り出していないため、両ヘッドユニット2間に大きなスペースを確保することができる。
そこで、ハウジング6は、このスペースに、複数の拍車90が配置される複数の開口6bを有している。つまり、開口6bは、ハウジング6の、異なる2つのヘッドユニット組40にそれぞれ属し、且つ、主走査方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニット2の間に形成されている。開口6bには、拍車90及び回転軸91が配置されている。図8は、図2のC−C線断面図である。図2に示すように、回転軸91の両端部は、軸方向が主走査方向と平行になるように、開口6bを形成する端面に支持されている。そして拍車90は、搬送機構9によって搬送される記録用紙Pと接触しながら回転可能な高さ位置となっている(図8参照)。
また、図8に示すように、拍車90と対向する位置であって、搬送方向に関する2つの搬送ローラ5の間には、支持部材96に支持され、図示しない駆動モータによって駆動される駆動ローラ97が配置されている。つまり、拍車90と駆動ローラ97とでローラ対を構成し、搬送機構9によって搬送される記録用紙Pは、拍車90と駆動ローラ97との間で挟持される。
そして、拍車90は、搬送機構9によって搬送される記録用紙Pと接触しながら回転して、記録用紙Pをインク噴射面7側から押圧する。これにより、搬送機構9によって搬送されている記録用紙Pの反りを防止することができる。なお、この拍車90が配置された位置は、ハウジング6内においてヘッドユニット2が配置されておらず、上述したように大きく確保したスペースであるため、拍車90を設けつつもインクジェットヘッド3を小型化することができる。
また、図8に示すように、ハウジング6には、拍車90を取り囲むように開口6bより一回り大きな凹部6dが下面から凹んで形成されている。凹部6dは、ノズル20からインクの液滴を噴射したときに、記録用紙Pに着弾せずに、インク噴射面7に残ったインクが拍車90に到達する前に、凹部6dに溜まり、拍車90への到達するのを阻止する。
次に、図示しないインクタンクから流路ユニット4のインク供給口18へのインクの供給経路について説明する。図9は、インク供給部材が設けられたインクジェットヘッドを上方から見たときの平面図である。図10は、図9のD−D線断面図である。
図9及び図10に示すように、ハウジング6の上面には、副走査方向に沿った2組のヘッドユニット組40ごとにインク供給部材72が設けられている。インク供給部材72は、ヘッドユニット2の主走査方向に関するインク供給口18が形成された側の略半分の領域を覆っており、その内部に4つのインク流路73a〜73dを有している。
インク流路73aの一端は、インク供給部材72の副走査方向端部の上面に開口しており、他端は、ブラックのインクが供給される4つのインク供給口18に分岐して接続されている。インク流路73bの一端は、インク供給部材72の副走査方向端部の上面に開口されており、他端は、イエローのインクが供給される4つのインク供給口18に分岐して接続されている。インク流路73c、73dは、インク供給部材72の中心を軸として、インク流路73a、73bの点対称な構造となっており、シアン、マゼンタのインクがそれぞれ供給される4つのインク供給口18に分岐して接続されている。4つのインク流路73a〜73dの一方の開口は、図示しないインクタンクとチューブなどを介して接続されており、インクタンク内のインクが4つのインク流路73a〜73dを介してインク供給口18に供給され、インク流路22を介してノズル20に至る。
1組のヘッドユニット組40に属し、千鳥状に配列された4つのヘッドユニット2のインク供給口18は、主走査方向に沿った2つのヘッドユニット2ごとに流路ユニット4のインク供給口18が設けられた側の端部同士が主走査方向においてそれぞれ向かい合っている。そのため、1組のヘッドユニット組40に属する4つのヘッドユニット2のインク供給口18は、主走査方向に関しても、また、副走査方向に関しても近接しており、狭い領域に密集して配置していることになり、これらのインク供給口18に接続されるインク供給部材72の構造を簡素化することができる。また、全てのヘッドユニット2をヘッドユニット組40単位で配置しているため、インクジェットプリンタ1全体でインク供給部材72の構造を簡素化することができる。
また、流路ユニット4の、インク供給部材72と接続されるインク供給口18とは反対側の端部から、FPC54が引き出されており、このFPC54の引き出し方向がインク供給口18から離れる方向であることで、インク供給部材72とFPC54が干渉しにくくなり、FPC54及びインク供給部材72をコンパクトに配置することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の好適な第2実施形態について説明する。第2実施形態は、主走査方向に関して隣接するヘッドユニット組40の間に、拍車90ではなく、ヒートシンクが設けられているだけで、それ以外の構成は第1実施形態と同様である。なお、第1実施形態と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図11は、インクジェットヘッドの主走査方向に沿った縦断面図である。図11に示すように、異なる2つのヘッドユニット組40にそれぞれ属し、且つ、主走査方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニット2間の補強板80の上方には、直方体状のヒートシンク150が設けられている。また、異なる2つのヘッドユニット組40にそれぞれ属し、且つ、主走査方向に関して互いに隣接していない2つのヘッドユニット2のインク供給口18とは反対側の端部の補強板80の上方には、ヒートシンク150よりも主走査方向に関する長さが短いヒートシンク151がそれぞれ設けられている。
ヒートシンク150には、異なる2つのヘッドユニット組40にそれぞれ属し、且つ、主走査方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニット2のFPC54の補強板80の開口81の内壁面に沿うように湾曲して上方に延在した領域が接触している。そして、このFPC54に接続されたドライバIC70は、FPC54を挟んでヒートシンク150と対向している。
ヒートシンク151には、異なる2つのヘッドユニット組40にそれぞれ属し、且つ、主走査方向に関して互いに隣接していないヘッドユニット2のFPC54の補強板80の開口81の内壁面に沿うように湾曲して上方に延在した領域が接触している。そして、このFPC54に接続されたドライバIC70は、FPC54を挟んでヒートシンク151と対向している。
このように、FPC54と接触するヒートシンク150、151が設けられることで、ドライバIC70を効果的に冷却できる。さらに、ヒートシンク150は、上述した2つのヘッドユニット2間の空いたスペースに配置されて、これらヘッドユニット2から引き出された2枚のFPC54とそれぞれ接触することになり、ヒートシンク150を設けつつもプリンタを小型化することができる。
次に、上述した実施形態に種々の変形を加えた変更形態について説明する。本実施形態においては、主走査方向に沿った複数のヘッドユニット2と、この複数のヘッドユニット2ともに千鳥状の配列を構成し、同色のインクを噴射する、主走査方向に沿った複数のヘッドユニット2とは副走査方向に関して隣接していたが、隣接させずに、その間に異なる色のインクを噴射する、主走査方向に沿った複数のヘッドユニット2が配列されてもよい。そして、この異なる色のインクを噴射する、主走査方向に沿った複数のヘッドユニット2と、この複数のヘッドユニット2ともに千鳥状の配列を構成する主走査方向に沿った複数のヘッドユニット2も副走査方向に関して隣接させてもさせなくてもよい。つまり、1組のヘッドユニット組40に属する4つのヘッドユニット2のうち、主走査方向に沿った2つのヘッドユニット2の流路ユニット4のインク供給口18が設けられている側の端部同士が向かい合うように配置されていればよい。このとき、インク供給部材72は、少なくとも向かい合った2つのインク供給口18にインクを供給可能になっていればよい。そして、この向かい合った2つのインク供給口18にインクを供給可能なインク供給部材72が複数形成されていてもよい。
また、本実施形態において、補強板80は、角が面取りされて、凸部84、85を有していたが、矩形状であってもよい。
さらに、記録用紙Pをインク噴射面7側から搬送機構9側へ押圧する手段としては、拍車に限らず、拍車が設けられていたハウジング6の領域に厚み方向に貫通した開口を形成して、その開口を介して搬送機構9により搬送される記録用紙Pに対してエアを噴射して、記録用紙Pを押圧してもよい。
加えて、本実施形態においては、主走査方向に沿った4本のノズル列が形成されていたが、形成されるノズル列の本数は任意の本数であってもよい。
また、第2実施形態においては、FPC54を介してドライバIC70をヒートシンク150、151で冷却していたが、ドライバIC70をFPC54のヒートシンク150、151と接触する面に接続して、ドライバIC70を直接ヒートシンク150、151に接触させて、ドライバIC70をヒートシンク150、151で直接冷却してもよい。
さらに、本実施形態においては、図示しないインクタンクからインク供給部材72を介してインク供給口18にインクを供給していたが、インクタンクとインク供給口18とが可撓性のチューブなどで接続されていてもよい。これにより、1組のヘッドユニット組40に属する4つのヘッドユニット2のインク供給口18が密集していることで、4つのインク供給口18に接続されたチューブを縛ってまとめることができるなどインク供給口18へのインク供給部材の構造を簡素化することができる。
加えて、本実施形態においては、複数のヘッドユニット2を千鳥状に配列させて一方向に長いノズル列を有するライン型のインクジェットヘッド3を構成していたが、複数のヘッドユニット2を千鳥状に配列させて一方向(搬送方向)に長いノズル列を有するシリアル型のインクジェットヘッドを構成してもよい。
また、本実施形態は、本発明を、記録用紙にインクを噴射して画像などを記録するインクジェットプリンタに適用したものであるが、本発明の適用対象は、このような用途に使用されるものに限られない。すなわち、インク以外の様々な種類の液体をその用途に応じて対象に噴射する、種々に液滴噴射装置に本発明を適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 インクジェットヘッドを上方から見たときの平面図である。 インクジェットヘッドを下方から見たときの平面図である。 ヘッドユニットの平面図である。 図4の部分拡大図である。 図4のA−A線断面図である。 図5のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 インク供給部材が設けられたインクジェットヘッドを上方から見たときの平面図である。 図9のD−D線断面図である。 インクジェットヘッドの主走査方向に沿った縦断面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
2 ヘッドユニット
3 インクジェットヘッド
4 流路ユニット
6 ハウジング
9 搬送機構
18 インク供給口
20 ノズル
22 インク流路
40 ヘッドユニット組
72 インク供給部材
P 記録用紙

Claims (6)

  1. 一平面上において所定のユニット配列方向に沿って千鳥状に配列された4つのヘッドユニットからなるヘッドユニット組と、
    前記4つのヘッドユニットを支持するヘッド支持部材と、
    前記4つのヘッドユニットに液体を供給する液体供給手段と、
    前記4つのヘッドユニットと対向する領域において、前記ヘッドユニットの配置平面と平行に被噴射体を搬送する搬送手段とを備え、
    各ヘッドユニットは、
    前記ユニット配列方向に沿って配列された複数のノズルとこれら複数のノズルと連通する液体流路とを有する流路構造体を有し、
    前記流路構造体の、前記複数のノズルが配置されたノズル配置領域に対して前記ユニット配列方向一方側の端部には、前記液体流路に連通するとともに前記液体供給手段に接続される液体供給口が設けられ、
    前記ユニット配列方向に関して隣接する2つの前記ヘッドユニットの流路構造体が、前記液体供給口が設けられた側の端部同士が前記ユニット配列方向において向かい合うように配置されていることを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 各ヘッドユニットは、
    前記流路構造体に設けられて、前記液体流路内の液体に噴射エネルギーを付与するアクチュエータユニットと、このアクチュエータユニットに接続された配線部材とを有し、
    前記配線部材は、前記流路構造体の前記液体供給口と反対側の端部から引き出されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 前記ヘッド支持部材には4の倍数の数の前記ヘッドユニットが設けられ、
    全てのヘッドユニットが、4つずつ千鳥状に配置されて前記ヘッドユニット組を構成していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記ユニット配列方向に関して、2つの前記ヘッドユニット組が並べて配置され、
    前記2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニットの流路構造体は、前記液体供給口とは反対側の端部同士が前記ユニット配列方向において向かい合うように配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液滴噴射装置。
  5. 前記搬送手段によって搬送される前記被噴射体を前記ヘッドユニット側から押圧する押圧手段を備え、
    前記押圧手段は、前記2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニットの間に、配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液滴噴射装置。
  6. 各ヘッドユニットは、
    前記流路構造体に設けられて、前記液体流路内の液体に噴射エネルギーを付与するアクチュエータユニットと、このアクチュエータユニットに接続されるドライバICが実装された配線部材とを有し、
    前記配線部材は、前記流路構造体の前記液体供給手段と反対側の端部から引き出され、
    前記2つのヘッドユニット組にそれぞれ属し、且つ、前記ユニット配列方向に関して互いに隣接する2つのヘッドユニットの間に、これら2つのヘッドユニットから引き出された2枚の配線部材と接触する、ヒートシンクが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の液滴噴射装置。
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