JP2006205689A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体幅方向に複数の小型ヘッドがそれぞれの端部に重なりを持つように交互に配置されて仮想的な長尺ヘッドを構成し、各ヘッドが個々に且つ、容易な着脱で交換可能で、記録媒体搬送方向の幅を小さくできる長尺ヘッドを備える画像形成装置の提供。
【解決手段】複数の小型のヘッドモジュール57を記録媒体幅方向で互い違いの位置に着脱自在にヘッドマウント30へ装着し、インク経路は、複数配列されたヘッドモジュール群に対して記録媒体搬送方向の上流又は下流のいずれか片方からインクを供給し、併せてヘッドマウント30にヘッドモジュール57を駆動する基板24を搭載して構成される、画像形成装置の提供。
【選択図】図16

Description

本発明は、高速な画像形成を実現するラインヘッドを備えた画像形成装置に関する。
一般に、黒色又は複数色のインクを吐出する噴射ノズルが複数列ライン上に配置され、高速な画像形成を実現するラインヘッドを備えたプリンタがある。このラインヘッドは、搬送される記録媒体の幅以上に亘って複数の噴射ノズルが対峙するように配置され、その記録媒体が1回通過するだけで記録媒体全幅にわたって画像形成が可能である。ラインヘッドとしては、一列の長いヘッドで構成されるタイプもあるが、このようなヘッドでは生産歩留まりが悪く、ヘッドのコストが高くなるという問題がある。
この様な問題を解決するものとして、複数個の小型ヘッドを記録媒体幅方向に並べて仮想的にラインヘッドを形成する技術が提案されている。特許文献1では、小型のヘッドチップを千鳥に並べて配置し、共通のノズルプレートで被覆してラインヘッドを構成している。短いヘッドチップを繋いでいるため、個々のヘッドチップの歩留まりは改善され、かつ共通のノズルプレートで被覆しているために、各ヘッドチップ間の位置精度はノズルプレートに設けられたノズル穴位置で決めることが出来るという利点を有している。しかしながら、画像形成装置に組み込まれた後でノズルの詰まりやジャムによるダメージ等で、吐出できないノズルが生じた場合には、ラインヘッド全体を交換しなければならなかった。またインクはラインヘッドと共に使い捨てるカートリッジ構成であり、インクが無くなればヘッドも交換しなければならなかった。
また特許文献2では、複数のヘッドを千鳥に記録媒体幅方向へ並べる例が開示されている。しかし、個々のヘッドブロックに形成された吐出口にインクを供給するインク供給経路については不図示であり、その示唆も説明されていない。
特開2001−322292公報 特開2004−3066261公報
前述した特許文献1に開示されている画像形成装置においては、ラインヘッドが一体構成のモジュールとなっており、プリンタに組み込まれた後でノズルの詰まりやジャムによるダメージ等で、吐出できないノズルが生じた場合には、ラインヘッド全体を交換しなければならない。さらに、インクはラインヘッドと共に使い捨てるカートリッジ構成であり、インクが無くなればヘッドも交換しなければならない。
また、特許文献2においては、個々のヘッドを千鳥配置した構成であり、個々のヘッドにインクを供給するためのチューブや電気信号を供給するための制御配線が多数存在し、各ヘッドの着脱や調整が煩雑になっている。この着脱や調整についてはなんら開示されていない。
そこで本発明は、記録媒体幅方向に複数の小型ヘッドがそれぞれの端部に重なりを持つように交互に配置されて仮想的な長尺のラインヘッドを構成し、各ヘッドが個々に且つ、容易な着脱で交換可能な記録ヘッド部を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、インクジェット方式のヘッドモジュールを記録媒体搬送方向と略直行方向に複数配列したヘッドモジュール群を少なくとも1つ有し、前記ヘッドモジュールにインクを供給するインク経路を有し前記記録媒体に画像を記録する画像形成装置であって、前記インク経路は、前記複数配列されたヘッドモジュール群に対して前記記録媒体搬送方向の上流側又は下流側のいずれか片方からインク供給する画像形成装置を提供する。
また、本発明はインクヘッド方式のヘッドモジュールを記録媒体搬送方向と略直行方向に複数配列したヘッドモジュール群を少なくとも1つを有し、前記ヘッドモジュールにインクを供給するインク経路を有し前記記録媒体に画像を記録する画像形成装置であって、前記ヘッドモジュール群と併行して前記記録媒体搬送方向の上流又は下流のいずれか片方の1つの前記ヘッドモジュール群を構成する全ての前記ヘッドモジュールにインクを供給する共通な前記インク経路の一部を配列する画像形成装置を提供する。
本発明によれば、記録媒体幅方向に複数の小型ヘッドがそれぞれの端部に重なりを持つように交互に配置されて仮想的な長尺のラインヘッドを構成し、各ヘッドが個々に且つ、容易な着脱で交換可能な記録ヘッド部を備える画像形成を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の各実施形態について詳細に説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置に搭載する記録ヘッド部の外観構成を示す。まず、図1には、インクを吐出する部分のピエゾ構成の一例を示す。この構成は、同じ特性で分極方向が異なる2枚のピエゾ板15,16を貼り合わせる。これらのピエゾ板15,16は同じ長さであり、この例では、150dpi間隔で約300の吐出ノズルが配置できるように、幅W=約60mmの長さを想定している。また厚さについては、ピエゾ15がt1=150μmとし、ピエゾ16はt2=300μmとしている。これらを併せた厚みは、約450μmとなり、短辺方向の長さhは、約3.5mmとしている。張り合わされたピエゾ15,16は異なる特性のピエゾ17に接着されて、図2に示すようなピエゾ18を構成する。ピエゾ18は、ピエゾ15,16がピエゾ17に接着された後、突出した部分が無く直方体形状を成すように、予めピエゾ17には切欠が設けてある。このピエゾ18は、例えば、幅60mm、厚さ1mm、短辺14mmになる。
ピエゾ15,16とピエゾ17は、硬度がほぼ等しく、静電容量と圧電定数が異なって構成される。この例では、ピエゾ15,16の方がピエゾ17よりも圧電定数が大きく静電容量も大きくなるように設定されている。
次に図3及び図4を参照して、ベース2の構成について説明する。
図4は、ベース2を斜め上から見た外観構成を示し、図3は、ベース2の断面構成を示している。このベース2は、窒化アルミニウム等からなり、略直方体の中央部に表裏対称に低い面を有するように形成される。外形の平面に対して、接着基準部2aが平行に掘り下げられて形成される。両側から掘り下げられているため、接着基準部2aの厚みは、約1mmとしている。接着基準部2a,2b,2cの三方で囲まれて掘り下げられた部分は、ピエゾ18が嵌合するように、ピエゾ18の外形とほぼ同じ形状を成している。
ピエゾ18は、接着基準部2c,2bの各面に押しつけられつつ、ピエゾ15側を外側にして両面に対象に貼り付けられる。接着基準部2aの底面には、両側に取り付けられるピエゾ18を連結してインクを供給するための、穴2dが複数個開口されている。また、ピエゾ18のピエゾ17にも、この穴2dに位置が合うように有底孔17aが設けられている。有底孔17aの深さは、少なくともピエゾ16の表面よりも深く貫通しない範囲に形成される。
図5は、両側からピエゾ18が貼り付けられたベース2の外観構成を示し、図6は、その断面構成を示す。貼り付けられた際に、ピエゾ17の上面17bとベース2の中央部2hの面とは段差が無く同一面となるように構成されている。また、ベース2の両面に貼られたピエゾ18は、互いに平行であり且つベース2の外周とも平行となっている。
図7乃至図8は、複数の溝が形成されたピエゾ18が設けられたベース2の構成例を示す。ここで図9は、溝が形成されたベース2を斜め上から見た外観構成を示す斜視図、図7は溝に沿った断面構成を示す図、図8は溝が形成されたベース2の溝断面を正面から見た図である。
このピエゾ18は、インクを吐出するための図7に示すような溝19が例えば、ダイヤモンドカッターを用いた切削により形成される。切削の基準としては、図8に示すベース2のXY基準面(X基準面2g、Y基準面2e)とする。溝を掘る前に、このXY基準面を基準として、メッキ前の電極マスクパターンが形成される。この電極マスクパターンはベース2中央部からピエゾ17に掛かるように形成される。この例では、後述するメッキ処理により付与されるメッキ部分以外にマスクパターンを作成する。
次に図8に示される如く、ピエゾ18の一方は、X基準面2gからX方向に距離Lが離れた位置を起点としてピッチPで溝19が掘られる。ピエゾ18の他方、X基準面2gから距離L+P/2が離れた位置を起点として、ピッチPで溝19が掘られる。これらのピッチPは150dpiを設定しているため、約169μmとなる。これらのピエゾ18に形成される溝19のずれ量は、P/2であるため、約84.5μmとなっている。溝19の幅は約80μm、深さ300μmとしている。これらの溝19を形成するためのダイヤモンドカッターの直径は、約20mm程度が好ましく、溝19の底面は図7に示すように一部が円弧状になっている。複数形成された溝19中の一部は、穴17aと連通している。この構成によれば、ベースの穴2dを介して両面に貼られたピエゾ18は穴17aと溝19を通して連通する。
次に図10及び図11は、メッキ処理が施されたベースの外観構成を示す。前述した溝19を形成したベース2に対して、パターンが形成される。即ち、ドライブIC3が搭載される部分を挟んで入力側のパターンと、出力側として、各溝19に電気的に接続される電極パターン4が形成される。また電極は、ダイヤモンドカッターで切削された溝の内壁、及び底部に設けられる。従って、各溝19は、それぞれに独立した電極を有している。
これらの電極を形成した後、図11に示すようにベース21には、インクポート8を有し中央部に凹部20aが設けられたカバー20と、中央部に凹部21aを有するカバー21をそれぞれ接着剤で貼り付ける。その際に、接着剤が溝19にはみ出さないように接着剤量が管理される。
これらのカバー20,21は、図13に示すように各溝16の開放端20c及び21cに位置決めして接着される。さらに、カバー20のインクポート8の逆側(接着されている内側)には、カバー21と同等な凹部が設けてあり、更にフィルター22が溶着してある。
カバー20,21の凹部20aの側面20b、21bは後述するノズルプレート1が接着される溝開放端20c、21cからN=約1mmの位置に設定される。溝19の底面においては、少なくともこのカバーの凹部の形成されていない平面部に対向する部分はフラットで、ダイヤモンドカッターによる半径Rが付かない様に切削される。溝19とカバー20,21に囲まれた幅80μm、深さ300μm、長さ1mmの範囲が、インクを吐出するための駆動部として使われるチャンネルとなる。
その他の溝部分はカバー20,21の凹部20a,21aと対向し、チャンネルと比べて広い空間を形成する。この部分が、各チャンネルにインクを供給するために共通インク室となる。凹部20a,21aの深さは約0.5mm。カバー20aの場合は溝19と対向したフィルター22までの距離が深さ0.5mmとなる。カバー20の厚さは2mmとし、カバー21の厚さは1.5mmとしている。
また、本実施形態でピエゾ18の材質としているPZTと、ベース2の材質としている窒化アルミニウムは、その熱膨張係数がほぼ等しい。窒化アルミニウムは硬く、強度的にもPZTと比較して強い特性を有している。これら異種材料が貼り合わせられることで、窒化アルミニウムが外力に対してピエゾを強度的に補強し、且つ熱膨張時に際しても、もろくかけやすいピエゾに対して、熱膨張差によるストレスを緩和するように工夫されている。
またこれらの熱膨張係数は略同等であり、PZTにおいては、5×10−6/℃程度であり、窒化アルミニウムにおいては、3.5×10−6/℃程度である。この程度の差であれば、長さ60mmのピエゾ18であっても、30℃の温度差で2.7μmしか熱膨張差が無く、動作においては問題とはならない。少なくとも、15×10−6/℃以下の熱膨張率の材質をベース2として採用することで、経験的には、−20℃〜+60℃までの温度変化に対して、ピエゾが破損する事態は発生しなかった。
次に図12及び図13に示すように、溝19の開放端部にノズルプレート1を接着する。ノズルプレート1は、例えば、厚さ50μmのポリイミドフィルムで作られる。ノズルプレート1と反対側の端部には、給電部材10が設けられる。これらは、例えば、接着剤を用いて取り付けられる。給電部材10は、フレキシブルケーブル10bを曲げた形状のもので、一端が表面のドライブIC3に接続しているパターン5bと接続され、他端がベース2裏面のドライブIC3と接続さしている。その中央部には、パターン部に外側へ向けて凸加工された突起形状部10aを持っている。これらの突起部10aには、ヘッドモジュール57にプリンタ側から電力が供給するために、または信号を供給するために接点が形成されている。その内側には発泡弾性部材が設けられ、給電部材10のエンボス10aを画像形成装置本体(プリンタ本体)側へ弾性力で押圧するような働きをしている。
次に、ノズルプレート1に対して、レーザー加工を用いてインクを吐出するための複数のノズル穴を開口する。これらのノズル穴は、直径25μm前後の大きさである。図8に示したベース2の外形基準面2e,2gをX,Y基準としてレーザー加工機にセットする。図14に示すように、レーザー加工により2列のピエゾ18に対応するノズル1aを開口する。レーザー加工機の送り位置精度は1μm程度の誤差しかないため、例えば溝19を形成する際に、多少の位置ずれが生じていた場合でも、実際にインクを吐出するノズル1aの位置を、基準からより正確に加工することが出来る。また、2列のノズル列を1回の装着で加工するため、装着の角度誤差が多少生じた場合でも2列の列間での着弾位置は精度良く維持される。
以上のような製造工程により、2列の片方に300ノズル、両列で600ノズルが開口されたヘッドモジュールが構成される。これら2列のノズル間隔は2.7mmで平行に精度良く、84.5μmずれて、ピッチ169μmで設けられている。またカバー20に設けられたインクポート8から供給されるインクは、カバー20内側の凹部に満たされ、フィルター22でインク中のゴミが濾過されて、共通インク室内へ入る共通インク室は穴17aと2dにより反対側に配置されるピエゾ18の溝とつながっており、両側のピエゾ18にそれぞれ設けた溝19へインクを供給することが可能である。
さらに、ヘッドモジュールのベース2には、図示しない画像形成装置の記録ヘッド部に装着するために、図14に示すような加工を加える。ベース2には、凸部2K、凹部2Lが設けられる。前述した図3乃至図13においては、その他の特徴部分を説明するために、凸部2K及び凹部2Lは図示されていない。凸部2Kの形成位置は、図15に示すように、インクポート8よりも高さが高くなるように設定されている。そのため、ヘッドモジュールを装置から脱着する際に、インクが付着しているインクポート8が後述する基板24等と接触し、インクによるショートやコンタミが発生しないように工夫されている。
次ぎに、図16(a)〜(d)を参照して、ヘッドモジュールを画像形成装置の記録ヘッド部への装着過程について説明する。記録ヘッド部側には、ヘッドマウント30が設けられており、穴に上部からヘッドモジュールを落とし込むようにして装着する。ノズルプレート1側から穴に挿入すると、モジュールをX,Y方向に押しつけるバネ25,26が内面側に設けられており、前述したヘッド加工時の基準面をヘッドマウント30の基準面30a,30b,30cへ押圧する。
図17は、モジュールを装着するためのヘッドマウント30のヘッド挿入口を正面からみた図である。図18は、ヘッドマウント30の側面に設けられるレバー28の一端が、穴30dよりヘッドモジュール挿入空間(挿入口)36へ突出しており、ヘッドモジュール57の2L部に嵌合する。図17に示される4箇所の挿入口36のうちの右上に配置される挿入口には、ヘッドモジュール57が挿入された状態が示されている。ヘッドモジュール57を手でバネ28aに抗するように押し下げると、ベース突起部2Kがヘッドマウント30のガイドリブ30bから外れ、バネ25によってガイドリブ30bとベース部2eとが接触するまで、バネ26の弾性力によって押されつつ当接する。このようにして、ヘッドモジュール57はY方向における位置決めが成される。またバネ25によって、ヘッドマウント穴30cにベース部(基準面)2gが突き当てられ、X方向が位置決めされる。手を離すと、レバー28によって、ヘッドモジュール57が図上方へ持ち上げられ、凸部2Kがガイドリブ30aに当接して、高さ方向Zが位置決めされる。挿入されたヘッドモジュール57は、給電部材10のエンボス10aが基板24の電極と接触し、ヘッドモジュール57に電力と信号が供給される。
ヘッドマウント30には、ヘッドモジュール挿入方向から外れた位置で、上流側下方にインクバス27が設けられている。このインクバス27は、図19に示されるインクボトル50からサブタンク51を介して、接合部材35で接続される。インクバス27の最上部には、インクジョイント27aが配置され、手で挿入されたヘッドモジュールは、ベース部2eがヘッドマウントの30aに押しつけられる際に、インクポート8がインクジョイント27aと嵌合される仕組みである。インクジョイント27aはゴムのような弾性部材で形成され、インクポート8と連結されることによって、インクを漏れることなくヘッドモジュールへ補給することが可能である。
図17,19に示す様に記録媒体44の搬送方向に対して略垂直で、記録媒体44の幅方向に平行なそれぞれ2個のヘッドモジュール57を有する2列のヘッドモジュール列と、それらにインクを供給するインク経路であるインクバス27を有する1つのヘッドマウント30で1つのヘッドモジュール群を構成している。インクバス27は、1つのヘッドモジュール群に含まれる4つのヘッドモジュール57に対してインクを供給する共通のインク経路であり、4つのヘッドジュール57に対して図19に示すように、記録媒体44の搬送方向の上流のみに位置している。高さ方向の最上位置にインクボトル50が設けられ、インク補給電磁弁52の開閉によって随時サブタンク51へインクが補給される。サブタンク51には図示されない液面検出センサーが設けられており、サブタンク内インク液面高さを一定にするように制御している。その際の液面高さは、ヘッドモジュール57のノズル面1aから下方に10cm程度下がった位置にある。サブタンク51内は大気開放電磁弁53によって通常は大気に開放されている。サブタンク51からインクバス27へはチューブでインク流路が連結されている。インクバス27はヘッドのノズル面1aよりは上方に配置される。サブタンク51とインクバス27の間には補給経路弁54が設けられている。
また、サブタンク51に圧縮空気を送り込む加圧ポンプ55が途中に加圧弁56を設けてサブタンク51と連結される。インクバス27にはインクジョイント27aが最上面からヘッドモジュール方向へ突出している。ヘッドモジュール57が挿入され、ベース凸部2Kがリブ23bから外れ、バネ25によってベース2e面がリブ23bと当接位置決めされるときに、インクポート8が前記インクジョイント27aと嵌合して連結される。少なくともインクジョイント27aはゴム等の弾性部材で成型されており、インクポート8と嵌合すると、その弾性力でインクが漏れない構成である。
インクバス27の上部には基板24がヘッドマウント30に設けられており、この一連のヘッド装着動作で、バネ25に押されたヘッドモジュール57の給電部10が基板24に押しつけられ、電源と信号ラインが接続される仕組みである。給電部10には弾性部材10cがあり、バネ25の力でこの弾性部材10cをたわめることで、エンボス10aが基板のパターンと強く接触して給電並びに信号線の接続が実現される。
次ぎに、本発明の第2の実施形態について説明する。
図20は、ヘッドモジュール57の異なる形態による装着方法を示す図である。前述した第1の実施形態とは、3箇所が異なっている。第1の箇所は、インクポート8の向きが、途中でL字状に曲がり、開口がノズルプレート1側を向いている。第2の箇所は、給電部10がベース2に対して、ノズルプレート1と逆の端面に設けられている。第3の箇所は、カバー21がドライブIC3を覆い、給電部10近傍まで一端が延長された形状を成している。
図21は、このヘッドモジュール57を給電部10側から見た図である。中央に2列一点鎖線で書かれた平行な線1aは反対側にあるノズルプレート1に設けられた噴射可能なノズル列位置を透視して示している。
このモジュールにおいても、ノズル列間隔は2.7mmであり、インクポート8の突出部を除く部分の厚みは6.5mmである。ベース2の両端部は、中央部よりも高く設定され、約8mmの厚さである。前述の如く、基準面2eに対して、ノズル列1aは平行に加工される。また、基準面2gからX方向ノズルまでの位置精度は±5μm以内としている。
図22乃至図26は、複数のヘッドモジュール57を記録媒体幅方向に装着位置決め可能なヘッドマウント30の構成例を示す図である。このヘッドマウント30は、1色のインクを使う複数ヘッドモジュール57を保持可能である。ヘッド挿入方向から見て、ヘッドモジュール57を装着するための穴36が平行で互い違いに4箇所設けられている。ヘッドモジュール57を装着した際に、隣接するヘッドモジュール57の端部同士が重なり合う位置に設定されている。これは後述するように、ヘッドモジュール57が記録ヘッド部に装着された際に、記録媒体幅方向と直交する方向において、隙間無くノズルが配列されるようにするため、ノズル列のインク吐出タイミングをずらすことにより、記録媒体幅方向に隙間が無い直線を描くことが出来る。
図23はヘッドモジュール57を挿入する前の状態を示し、Y方向の位置決めは位置決め部36c、X方向の位置決めは位置決め部36b、インク噴射方向であるZ方向の位置決めは位置決め部36a(図25(a))である。バネ25とバネ26が穴36内部に突出しており、それぞれ位置決め部36cと位置決め部36bに向けてヘッドモジュール57を押圧する働きがある。穴36はインクポート8部分を逃げた形状になっており、その最下部にインクジョイント27aが設けられている。
ヘッドマウント30はダイキャスト、あるいは押し出し材で作成され、精度を要する所部分のみ切削加工して作成される。例えば、前述した位置決めに使用される位置決め部36a、36b、36cは、複数の穴36部にわたって同時に加工し、互いの穴間での位置精度良く加工できるようにしている。図22は、このようにして切削加工を加えたヘッドマウント30の各穴36にヘッドモジュール57を挿入した状態を示している。ノズル列は、隣接するヘッドモジュール57と記録媒体搬送方向に重なるように、あるいは記録媒体幅方向にドットピッチが等間隔(84.5μm)になるように位置決めされている。言い換えれば、その様な精度になるように穴36の突き当て位置決め基準36bを精度良く加工している。ヘッドモジュール57側もベース部2gからノズル1a端部までの寸法と精度が等しくなるように加工されている。
さらに、1つの穴36内にある両端部の突き当て基準36cを結ぶ線が、全ての穴36cに対して平行になるように精度良く加工している。ヘッドモジュール57側も、突き当てられる両端部の面2eに対して、2列のヘッド列が平行になるように加工されている。従って、ヘッドマウントに挿入され、位置決めされた複数のヘッドモジュール57に含まれるノズル列は、全て平行となる。このようにヘッドモジュール57を千鳥配置した場合、記録媒体搬送方向の隣接ヘッド間距離は11mmと短い間隔で構成することが出来る。
図25(b)はヘッドマウント30内にヘッドモジュール57が挿入された状態での断面を示している。ヘッドマウントの最下部には、インクバス27が一列記録媒体幅方向に伸びて配置されている。そのインクバス27の最上面には、インクポート8に対応する位置にインクジョイント27aが設けられている。インクジョイント27aは弾性を有するゴムで形成されており、インクポート8が挿入されることにより、ヘッドモジュール57とインクバスがインク漏れなく連結させることができる。
インクバス27は、記録媒体幅方向へ複数配置されたヘッドモジュール列の片側に配置される。その端部には、プリンタ本体との連結が可能なインク接合部材35が設けられる。装置本体にはインクをヘッドに供給するインクチューブがあり、このインク接合部材35につなぐことで、インクバス27を経て、インクジョイント27aより全ヘッドモジュール57へインク供給が可能となる。
ヘッドマウント30の長手側壁にはヘッド駆動基板38が配置される。また、各ヘッドモジュール57の上面を覆うように、ヘッドマウント30の上面にはフタ37が配置され、ヘッドマウント30に対して、支点37aを中心に開閉自在に設けられる。支点の他端側にはフック37bが複数設けられており、フタ37を閉じたときには、フック37bがヘッドマウント30の図示されない凹部と係合して閉じた状態を維持可能に構成される。前記ヘッド駆動基板38はフレキシブルな基板であり、その一部がフタ37の内側へ伸びて固定されている。
フタ37の内側のヘッド駆動基板38はフタ37を閉じた状態で、電極が給電部10と接触し、ヘッドモジュール57がヘッド駆動基板38と接続される。前述の如く弾性部材10cがその弾性力でエンボス10aを基板へ押圧し、正常な接触が保たれる。その反力でヘッドモジュール57はZ方向の位置決めである36aにその突き当て部分2m(図27)を当接されて位置決めされる。
図24は、フタ37とヘッド駆動基板38を付けた状態を上部から見た図である。ヘッド駆動基板38の一部38aのみがフタ37側ではなく、ヘッドマウント30の上面に貼り付け固定される。この部分にはヘッドが千鳥配置されているためにヘッドモジュール57が配置されない部分で、フタ37もこの部分はヘッドマウント30の上面を覆わない形状になっている。つまり、ヘッド駆動基板38に設けられたコネクタ38bがフタ37の開閉で覆われない基板38a部分に設けられている。コネクタ38bはプリンタ本体から、ヘッドマウントに搭載される複数のヘッド全体を駆動するヘッド駆動基板38へ、信号と電力を供給するための接続コネクタである。
ヘッドインクモジュール内部のインクは、温度によって粘度が変化する。ヘッドモジュール57から吐出されるインクの吐出速度や吐出ドロップ体積を最適な値に常に保つためには、ノズル1a近傍の温度にあわせて最適化した電圧をヘッドモジュール57に印加する必要がある。基板38へ供給される電力としては、このコネクタ38bに例えば36ボルトが供給される。ヘッドモジュール57からのインク噴射の特性を最適に制御するために、ヘッドの温度をサーミスタ23(図20)で検出してその温度に適した電圧にヘッド駆動基板38で電圧を作って供給している。ヘッド基板38には供給された36Vを例えば20ボルトに落とすためのドロッパーや電源安定化のためのコンデンサ等高さが10mm程度もある素子が搭載される。図26(b)に素子40が示される。ヘッドマウント30を記録媒体搬送方向に色の数だけ並べることでカラー印刷に対応する。従って、前述のように搬送方向の寸法が大きくなると、色間距離が長くなり、記録媒体の斜行に対して色毎の着弾ズレに影響する。そのためにも、背の高い素子の配置が重要である。本実施例では、記録媒体幅方向にジグザグに配置されたヘッドモジュール57の1つおきに配置されたヘッド間に生ずるスペースを利用して背の高い素子をヘッド駆動基板38からヘッドマウント30内部に向かって配置したものである。このように、ヘッドマウント30の投影面積内に背の高い素子40を配置することによって、各色間の距離を最小に構成している。また、この背の高い素子は各ヘッドへ供給する電圧を微調整する回路を搭載している。従って、各ヘッドへの距離が近い部分に素子40を配置することが出来たので電圧降下も少なく、ノイズに対しても強いというメリットがある。
また、インク接合部35の上下には、温度制御パイプの継ぎ手34が設けられている。2箇所の継ぎ手から温度調節された純水が図示されないポンプによって入出される。継ぎ手34はヘッドマウント30に埋め込まれているパイプ39に連結されている。パイプ39は銅等の熱伝導性の良い金属で作製されており、放熱のためにヘッドマウント30と接触している。パイプ内部を流れる純水は、図示しないチラー等の温調装置により液温度制御されている。
通常、ピエゾ18の熱伝導率は2〜5W/(mK)と低いのに対し、ベース2は窒化アルミであるため、熱伝導率は170〜180W/(mK)と非常に大きいのが特徴である。この両者は、熱膨張係数がほとんど等しく(5×10−6/℃)、貼り合わせても温度変化による割れ、ひずみは発生しにくい。同時に、薄い平板状のピエゾ18に対して平行に窒化アルミニウムが設けられているため、ピエゾ18で発生した熱は、速やかにベース2へ吸収される。逆にベース2の方が暖かい場合には、ピエゾ18がベース2によって加温される。
ヘッドによる発熱はチャンネル部分の変形によって生じる熱と、ドライブIC3の駆動によって生じる熱がほとんどである。その中でも、ドライブIC3による発熱が大半を占める。チャンネルでの発熱は、駆動されて吐出されるインクによっても奪われ、余り大きくは温度上昇しない。ドライブIC3の発熱は、直接窒化アルミに貼り付けているため、熱伝導性良くベース2に吸収される。一般にドライブIC3の耐熱温度は100℃以下と言われている。
ベース2は、ヘッドマウント30に装着され、位置決めされた状態で、その面2eが面36cに押し当てられて位置決めされる。そのことにより、ドライブIC3で発生する熱は、この接触面よりヘッドマウント30に伝導される。ヘッドマウント30には前述の如く、パイプ39が埋め込まれ、温調された液が循環しているため、パイプ39を介して熱交換される。この循環する液はピエゾ18のチャンネル部分を一定温度にすべく温調された純水が循環される。例えば、50℃に保ちたい場合にはヘッドに設けられたサーミスタ23が50℃に相当する抵抗値を示すように、循環液の温度を制御する。複数ヘッドがある場合には、その平均値が50℃になるように制御する。電源を入れた直後には、ヘッドやヘッドマウントは例えば室温である25℃と同じ温度である。この場合には、循環水でヘッドマウントが加温され、ヘッドマウントを介してベース2が加温され、最終的にはピエゾ18も加温されて目標とする温度に近づく。逆に連続して画像形成を行った場合には、ドライブIC3やピエゾ18から発熱がある。この発熱分は逆にベース2からヘッドマウント30を経て、循環水によって冷却される。
その他の発熱源としては、ヘッド駆動基板38がある。電源を備えているため、この基板においても発熱する。発熱の多い素子は前述の如く、ヘッドマウント30に互い違いに配置された複数ヘッドの、ヘッドが無い部分、あるいはインクポート8を避けたスペース部分に、ヘッドマウント30内へ埋め込まれるように配置されている。実際には素子40とヘッドマウント30とは熱伝導性の良い充填剤でその隙間を埋められて配置されている。従って、素子40からの発熱も充填剤を介してヘッドマウント30に吸収され、近傍に配管されているパイプ39によって冷却される。
記録媒体44の搬送方向に対して、略垂直で記録媒体44の幅方向に平行なそれぞれ2個のヘッドモジュール57を有する2列のヘッドモジュール列とそれらにインクを供給するインク経路であるインクバス27、ヘッド駆動基板38、温度制御用のパイプ39とを有する1つのヘッドマウント30で1つのヘッドモジュール群を構成する。
ヘッドマウント30は、色毎に複数列独立して作られる。1つのヘッドマウント内部では各ヘッドモジュール57の相互位置決め精度はヘッドモジュール57のベース2に対するノズル位置精度とヘッドマウント30の精度で保証される。
しかしながら、各ヘッドマウント30の位置は保証されないため、調整が必要になる。例えば図29に示されるように、ヘッドマウント30の長手両端に調整部が設けられている。一端はV字状に形成されたヘッドマウント30にV字状の斜面33を有している(図23)。斜面33には、図28に示すような調整ビス43-1が取り付けられている。斜面33は、調整ビス43-1が接触するV字状部分の斜面33が約5度の勾配を有している。調整ビス43-1の胴部にも同じく5度のテーパ43-1aが設けてあり、調整ビス43-1を回して進めることで、調整ビス43-1胴部のテーパ43aがV字状部の斜面33を押し下げてずらし、ヘッドマウント30全体がバネ41に抗してバネ41側へ移動する。逆に調整ビス43をゆるめる方向へ回すと、調整ビス43胴部のテーパ43-1aが上へ上がり、ヘッドマウント30全体はバネ41に押されてV字状部が突き当たり、バネ41と反対側へ移動する。この調整によりヘッドマウント30は長手方向へ移動調整可能となる。
同様に、調整ビス43-2は穴32にもはまっており、穴の上辺が5度のテーパになっている。穴のテーパと調整ビス43−2とが押圧されるように、バネ42でヘッドマウント全体は押圧されている。同様に調整ビス43-2を締めたり、ゆるめたりすることにより、ヘッドマウント30は他端の調整ビス43-2とV字状部分を回転中心として回動し、角度調整可能である。この2つの調整ビス43-2によって、ヘッドマウント30は長手方向の位置と、一端を中心とする角度を調整可能にして画像形成装置(記録ヘッド部)本体に固定される。
両端部の調整ビス43-1,43-2を結ぶ線は、互い違いに配置された複数のヘッドのノズル列1aに対して、ほぼ平行で且つ互い違いの中央を通る位置に配置される。この配置によって、調整ビス43-2の移動量に対する角度調整量を効率よく行うことが出来る。また、バネ42はヘッドマウント30の投影面積内に凹部を設け、そこを押すようにしているため、短手方向の幅を増やすことなく配置可能である。
図30は、記録媒体搬送方向に各色ヘッドマウント30を並べた図である。ヘッドマウントは、シアン、ブラック、マゼンタ、イエローの順に記録媒体搬送方向に平行に配置される。ノズル1aと対向して記録媒体44が約1mmの距離隔てて平行に搬送されるように、吸引ベルト搬送手段45が配置される。
図27に示した構成では、インクポート8を除く部分の厚みが約6.5mmである。従って、互い違いの配置構成のヘッド間隙間に隣接するヘッドのインクポート8が配置されるため、このインクポート部分の厚みを無視して記録媒体搬送方向ヘッド間距離L2(図30)を設定することが可能である。本実施形態では、1つのヘッドマウント中の記録媒体搬送方向ヘッド間距離L2を約11mmにすることができる。また、隣接するヘッドマウントピッチL1を約35mmにすることができる。
また、図31は、カラー画像を形成するために複数の前述したヘッドマウント30を配置し、ヘッドモジュール着脱方向から見た状態を示す図である。
この構成において、平行に対峙するフレーム46、48に対して、ブロック状の角材バー47、49がそれぞれ固定されている。ヘッドマウント30はその上に長手方向の両端を懸架するようにして固定される。前述した調整ビス43-1,43-2が両端部に設けられており、それぞれのヘッドマウント30は長手方向と回転方向に調整可能である。下方には吸引ベルト搬送手段45があり、穴36に上方より挿入されたヘッドモジュール57はヘッドマウント30によって位置決めされ、そのノズルプレート面1は、吸引ベルト搬送手段45と対向する。インクを補給する為のインク接合部材35と冷却液を循環させるための継ぎ手34へは、フレーム48の外側から図示されない穴を通して接合可能である。
次に、このように構成された記録ヘッド部による画像形成について説明する。
まず、記録媒体44は、吸引ベルト搬送手段45に吸着されて、色毎に並んだヘッドマウント30の下を通過する。最初にブラック(Black)インクを入れたヘッドマウント、次にシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)の順に通過し、4色のインクが順次吐出されて画像が完成する。ヘッドが駆動されることによって発生した発熱は、チャンネル部分の熱は一部がインクによって奪われ、記録媒体44上に排出される。その他は、ベース2の貼り付け基準面2aに伝導される。
また300dpiを成すために両面に貼り付けられたピエゾ18から発生する熱は、中央部に挟まっているベース2へ伝導される。ドライブIC3の部分での発熱は、ベース2へ流れ、熱抵抗が最も少ない、すなわち厚みが厚い部分2eへ流れ、ヘッドマウント30との接触面からヘッドマウント30へ伝導される。ヘッドマウント30にはパイプ39が熱伝導性の良いグリス等を介して接触させておき、パイプ39内部を冷却溶媒が循環することによって、ヘッドマウント30が過熱による支障が生じないように冷却される。
各ヘッドモジュール57には、サーミスタ23で検出され、多少の温度差は個々のヘッドに与える電圧を制御することにより、各ヘッドから吐出されるインクドロップの体積を一定にするべく制御できる。その制御範囲が±5℃であるとすると、その範囲を超えないように、冷却溶媒の循環をON/OFFして温度制御される。
その制御対象は、ヘッドマウント毎に、全ヘッドモジュール57の平均温度と、最大温度、最小温度を参照して制御される。すなわち、全ヘッドが±5℃の範囲に入っているときには、その平均温度が中心になるように冷却媒体を制御する。最大温度が範囲から越える場合には、その最大温度が範囲内に入るように制御する。一方、最低温度よりも下回る場合には、冷却媒体を加温し、ヘッドマウント30を過熱して、ベース2を加温してやり、各モジュールヘッドが±5℃に入るように制御する。
各ヘッドへ供給されるインクは、図示しないインクボトルからチューブでインク接合部35へ連結され、インクバス27から各ヘッドモジュール57のインクポート8を経由してチャンネルへ供給される。インクバス27は互い違いに千鳥配置されるヘッドモジュール57に対して記録媒体搬送方向の上流側片側にのみ延在し、ヘッド間の隙間からヘッドの中央にあるインクポートへインクを供給する様に配置されている。このため、ヘッドモジュール57がコンパクトに構成されている。インクバス27は千鳥配置ヘッドモジュールに対して記録媒体搬送方向の下流側片側にのみ延在させても良い。ヘッドモジュール57内では、一対の貼り合わせられたピエゾ18を繋ぐ穴17a、2dを通って、両方のピエゾ18へ供給される。
サブタンク51はヘッドのノズル穴1aに対して負圧をかけるように配置されているため、サイフォンの原理によって、インクバス27からノズル1aまでは負圧に保たれ、ノズル1aにはメニスカスが形成される。
前述の如く、1つのヘッドモジュール57を構成するヘッドアレーの間隔は2.7mmと近いので、記録媒体44が多少斜行した場合であっても、着弾するドロップ位置はドットピッチの半ピッチずれで収まり、大きな誤差にはならない。
4色のヘッドモジュール57にはそれぞれヘッド駆動基板38が設けられており、各ヘッドモジュール57への電源供給するための素子が各ヘッドモジュール57近傍に配置されているため、電圧降下も少なく、電磁ノイズにも強い構成となっている。その電源を作り出す素子40も、ヘッドマウント30のインクポート8が通過する部分の間に埋め込まれるように配置される。その結果、電源が発生する熱も、同時にパイプ39から冷却溶媒によって除去される。
次に、ヘッドモジュール57に故障が発生した場合の交換手順を説明する。
生じる故障としては、ノズル1aの詰まり、あるいは電気的な断線、ドライブICの破損等がある。まず、フック37bを外して、支点37a中心に回動させてフタ37を開き、手で該当したヘッドモジュール57のみを上方へ引き抜く。インクポート8がインクバス27のインクジョイント27aを外れると容易に引き抜くことが出来る。
インクバス27内部は負圧になっているため、1つでもヘッドモジュール57を外すとインクジョイント27aから空気が入り、インクが落ちてしまう。そこで、インクボトルから接合部35に至るまでの間に補給経路弁54を設け、補給経路弁54を閉じてからヘッドモジュール57を外すようにすればインクバス27の内部からサブタンク51側へインクが流れ落ちてしまうことは防止できる。インクポート8との接合部が上部なので、弁の有無にかかわらず、インク供給手段であるインクバス27から装置内にインクがこぼれる事は無い。また、ヘッドモジュール57のインクポート8がどこにも触ることなく、周囲を汚さずに取り出すことが可能である。
また取り出し中のヘッドモジュール57においては、図20に示したように、ノズル1aからインクポート8の開口部までの高さHを低く設定すれば、ノズルにかかる正圧は少なくなり、ノズルからインクが垂れることはない。例えばノズルの穴径が40μm以下でインクの粘度が4CPより大きく高さHが4cm以下であればノズルから正圧によってインクが垂れてくるまでには3分以上を要し、ヘッドモジュール57を十分に外し終える時間である。望ましくは、高さHが2cm以下となる位置にインクジョイント27aとインクポート8開口を配置すれば、放置されたインクがノズルから垂れることは無い。また、インクポート8側の内径がφ4mm以下であれば、インクポート側からインクが垂れることは無い。
次に、新規ヘッドを挿入する場合を説明する。
新規ヘッドは、前述の如く、ノズルの位置は外形基準である面2e、2g、2m(図27参照)に対して、約5μm以内の誤差で作られている。従って、面2eを背面からバネ25で、面2gを他端側からバネ26で押圧されて、ヘッドマウント30の位置決め部36c、36bに突き当てられる。最後に、フタ37を閉じることにより、フタ37に設けられたヘッド駆動基板38の接点部分が、ヘッドモジュール最上部に設けられた給電部材10を押す。
さらに、フタ37が閉じられた状態で、弾性部材10cの弾性力により、ヘッドモジュール57は外形基準面2mがヘッドマウント36aに押しつけられて高さ方向の位置が決まる。同時にその弾性力によって、エンボス10aがヘッド基板38の接点と押圧され、電源供給と信号供給が可能になる。また、ヘッドモジュール57を押し下げて挿入する過程で、インクポート8はインクバス27のインクジョイント27aに嵌合する。このようにして、ヘッドモジュール57を入れ換えることで、新規ヘッドモジュールが他のヘッドモジュールとの位置精度を保って配置されることが可能である。
この後、サブタンク51の大気開放弁53(インク補給弁52はインク補給仕以外には常に閉じている)を閉じ、次に先ほど閉じた補給経路弁54を開放する。その結果インクバス27からはインクがサブタンク51へ落下することはない。この状態で、加圧ポンプ55を加圧し加圧弁56を開放することにより、サブタンク51の内部が正圧となり、サブタンク51内部のインクはインクバス27内へ補給される。
そして、インクバスに補給されたインクは、新たに交換されて取り付けられたヘッドの内部にある空気、ジョイント27a部分にある空気を押し出す。気泡は全てヘッドのノズルから押し出される。インクはヘッド内部に充填されたところで、サブタンク51の大気開放電磁弁53を開放することで、ヘッドのノズル部分に負圧がかかり、メニスカスが形成されて印字可能状態となる。
以上は、サブタンク51側に加圧することで流路内の気泡を除去する方法を説明した。勿論、これに限定されるものではなく、ノズルプレート1側にキャップを当てて密封し、キャップ内を負圧にすることでノズルからインクを吸引するといった既知のヘッドメンテナンス手段によって、インクバス27の中のインクが、新規に交換されたヘッドモジュール57内部へ充填される方式でも良い。電磁弁を用いて開閉を制御する方法以外に、マニュアルで弁を開閉し、流路内のインクがサブタンク51へ落ちないようにしても良い。
複数のヘッドを千鳥配置に並べ、各ヘッドのインク供給口を吐出幅の中央近傍に設け、全ヘッドへのインク供給経路をインクバスという形で千鳥配置の片側にのみ配置し、インクバスから遠い側のヘッドへは近い側のヘッド間隙間を通してインク供給可能としたため、複数ヘッドを有するラインヘッドの記録媒体搬送方向幅を小さくでき、その結果複数色の間隔を短くできた。
インクバスを記録媒体からの距離で見た場合に、ヘッドのノズルとインクポートの間に配置し、上からヘッドを挿入することでインクバスとヘッドが勘合する配置としたため、ヘッド脱着に際して、インク供給経路が干渉することなく、容易にヘッドを脱着することができる。
インクポート開口とノズルの距離を4cm以内とし、インクポートの内径をφ4mm以下とする位置にインクバスを配置したため、ヘッドの脱着に際して、インクポート開口や、ヘッドのノズルからインクが垂れることを防止出来る。
ヘッドマウントに交換可能に配置された複数のヘッドモジュール57に対し、交換されたヘッドへインクを充填する加圧もしくは吸引手段があって、ヘッドマウントへのインク経路補給弁を閉じてヘッド交換し、交換後に加圧、もしくは吸引手段にてインクをノズルへ供給する圧力を発生させた状態で前記弁を開くように制御することで、複数ヘッドに連結するインクバスへの空気混入を最小限とすることが出来、交換ヘッドへのインク充填も最小限の廃液量で可能となる。
サブタンク51の大気開放電磁弁53を閉じてから補給経路弁を開くことで、インクバス27内のインクがサブタンク51側へ落ちてしまうことを防止でき、効率よく交換したヘッドモジュール57へインクを充填することが出来、交換ヘッドへのインク充填も最小限の廃液量で可能となる。
以上の構成により、以下のような効果を得ることができる。
1.複数のヘッドを記録媒体搬送方向と直行する方向に複数配列し前記記録媒体搬送方向の上流側または下流側のいずれか片方に前記複数のヘッドモジュール57へのインク供給手段を配置したため複数ヘッドを有するラインヘッドの記録媒体搬送方向幅を小さくでき、その結果複数色の間隔を短くできる。
2.インクバスを記録媒体からの距離で見た場合に、ヘッドのノズルとインクポートの間に配置し、上からヘッドを挿入することでインクバスとヘッドが勘合する配置としたため、ヘッド脱着にさいしてインク供給経路が干渉することなく、容易にヘッドを脱着できる。
3.ヘッドマウントに交換可能に配置された複数のヘッドモジュール57に対し、交換されたヘッドへインクを充填する加圧もしくは吸引手段があって、ヘッドマウントへのインク供給弁を閉じてヘッド交換し、交換後に加圧、もしくは吸引手段にてインクをノズルへ供給する圧力を発生させた状態で前記弁を開くように制御することで、複数ヘッドに連結するインクバスへの空気混入を最小限とすることが出来、交換ヘッドへのインク充填も最小限の廃液量で可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置に搭載する記録ヘッド部のピエゾ構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置に搭載する記録ヘッド部のピエゾを斜め上から見た外観構成を示す図である。 図2に示したピエゾの断面構成を示す図である。 ピエゾを取り付けるベースを斜め上から見た外観構成を示す図である。 ピエゾが取り付けられたベースを斜め上から見た外観構成を示す図である。 図5に示したピエゾが取り付けられたベースの断面構成を示す図である。 溝が形成されたベースの断面構成を示す図である。 溝が形成されたベースの溝断面を正面から見た図である。 溝が形成されたベースを斜め上から見た外観構成を示す図である。 メッキ処理が施されたベースの外観構成を示す図である。 メッキ処理が施されたベースに取り付けられるカバーを示す図である。 メッキ処理が施されたベースに取り付けられるノズルプレート及び給電部材を示す図である。 溝の開放端部へのノズルプレートの取り付けについて説明するための図である。 ノズルプレートにノズルを開口することについて説明するための図である。 図14に示したヘッドモジュールの断面構成を示す図である。 ヘッドモジュールを画像形成装置の記録ヘッド部への装着過程について説明するための図である。 モジュールを装着するためのヘッドマウントのヘッド挿入口を正面から見た図である。 ヘッドマウントの側面に設けられるレバーの構成例を示す図である。 画像形成するためのインクの供給について説明するための概念図である。 第2の実施形態におけるヘッドモジュールの異なる装着形態について説明するための図である。 第2の実施形態におけるヘッドモジュールを給電部側から見た図である。 複数のヘッドモジュールを記録媒体幅方向に装着位置決め可能なヘッドマウントの構成例を示す図である。 ヘッドモジュールを挿入前の状態のヘッドマウントの構成例を示す図である。 フタとヘッド駆動基板を付けた状態のヘッドマウントの構成例を示す図である。 ヘッドマウント内にヘッドモジュールが未挿入状態及び挿入状態の断面構成を示す図である。 ヘッドモジュールが挿入された状態のヘッドマウントの断面構成を示す図である。 ヘッドモジュールを斜め上から見た外観構成を示す図である。 調整ビスの外観を示す図である。 ヘッドマウントの位置調整について説明するための図である。 記録媒体搬送方向に各色ヘッドマウントを並べた状態を示す図である。 カラー画像を形成するヘッドマウントの構成例を示す図である。
符号の説明
1…ノズルプレート、1a…ノズル、2…ベース、2a,2b,2c,2e,2f,2g,2k,2L,2m…基準面、2d…穴、3…ドライブIC、4…電極パターン、5a,5b…パターン、8…インクポート、10…給電部材、10a…エンボス、10b…フレキシブルケーブル、10c…弾性部材、15,16…ピエゾ板、17,18…ピエゾ、17a,32,36…穴、19…溝、20,21…カバー、23…サーミスタ、23b…ガイドリブ、24…基板、25,26…バネ、27…インクバス、27a…インクジョイント、28…レバー、28a…バネ、28b…軸、30…ヘッドマウント、30a,30b,30c,36a,36b,36c…位置決め部、33…カム、34…継ぎ手、35…インク接合部材、37…フタ、37a…支点、37b…フック、38…ヘッド駆動基板、38b…コネクタ、39…パイプ、40…素子、41,42…バネ、43…調整ビス、44…記録媒体、45…吸引ベルト搬送手段、46,48…フレーム、47,49…角材バー、50…ボトル、51…サブタンク、52…インク補給電磁弁、53…大気開放電磁弁、54…補給経路弁、55…加圧ポンプ、56…加圧弁、57…ヘッドモジュール。

Claims (11)

  1. インクジェット方式のヘッドモジュールを記録媒体搬送方向と略直行方向に複数配列したヘッドモジュール群を少なくとも1つ有し、前記ヘッドモジュールにインクを供給するインク経路を有し前記記録媒体に画像を記録する画像形成装置であって、
    前記インク経路は、前記複数配列されたヘッドモジュール群に対して前記記録媒体搬送方向の上流側又は下流側のいずれか片方からインク供給する事を特徴とする画像形成装置。
  2. インクヘッド方式のヘッドモジュールを記録媒体搬送方向と略直行方向に複数配列したヘッドモジュール群を少なくとも1つを有し、前記ヘッドモジュールにインクを供給するインク経路を有し前記記録媒体に画像を記録する画像形成装置であって、
    前記ヘッドモジュール群と併行して前記記録媒体搬送方向の上流又は下流のいずれか片方の1つの前記ヘッドモジュール群を構成する全ての前記ヘッドモジュールにインクを供給する共通な前記インク経路の一部を配列した事を特徴とする画像形成装置。
  3. 前記ヘッドモジュール群は、前記ヘッドモジュールを個々に固定する固定部材を有することを特徴とする前記第1項又は第2項記載の画像形成装置
  4. 前記ヘッドモジュールは、前記固定部材に対して記録媒体の記録面に向けて略直行する向きで挿入され、記録面側に向かって開口したインクポートを有するとともに、
    前記固定部材は、前記インク経路を有し、前記インク経路は前記インクポート位置に対応してインクポート側へ向けて開口したインクジョイントを有する事を特徴とする前記第3項記載の画像形装置。
  5. 前記ヘッドモジュール群は、前記記録媒体搬送方向に略垂直方向に所定の間隔を有して配列する少なくとも2列のヘッドモジュール列を有する事を特徴とする前記第1又は第2項記載の画像形成装置。
  6. 前記所定の間隔に前記ヘッドモジュールへのインク系路を配置した事を特徴とする前記第5項記載の画像形成装置。
  7. 前記共通なインク経路の一部に近い側の前記ヘッドモジュール列を構成する前記へドモジュールの前記間隔を通り前記共通なインク経路の一部に遠い側の前記ヘッドモジュール列にインクを供給するインク径路を有することを特徴とする前記第6項記載の画像形成装置。
  8. 前記インク径路は開閉可能な弁を有する事を特徴とする第1又は第2項記載の画像形成装置。
  9. 前記ヘッドモジュール群は、前記ヘッドに信号を供給する共通の電気基板を有することを特徴とする前記第1又は第2項記載の画像形成装置。
  10. 前記ヘッドモジュールは前記固定部材に対して少なくとも弾性部材にて固定されることを特徴とする第3項記載の画像形成装置。
  11. 前記固定部材は前記インク径路の温度調整をする温度制御部材を有することを特徴とする第3項記載の画像形成装置。
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