JP5049855B2 - 眼光刺激装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼光刺激装置、更に詳細には、被検眼眼底に対物レンズを通して眼底観察光及び刺激光を照射し、刺激光により網膜を局所的に光刺激して網膜からの生体電気信号により生体検査を行う眼光刺激装置に関する。
従来、主に、眼科検査として、眼底像を撮影して眼底検査を行うだけでなく、網膜に刺激光を照射して網膜に発生する活動電位を測定し網膜電位図(ERG:Electro Retino Gram)を作成して眼科生理学的な検査を行う光刺激網膜検査(ERG検査)が知られている。
ERG検査では、刺激光が照射される背景を照明する背景光が必要となり、この背景光の強度と刺激光の強度の適正な組み合わせがERG検査の良否を左右する。下記の非特許文献1では、眼底の黄斑部点に局所的に刺激光を照射してERG検査を行うとき(局所ERG)、背景光を可視光とするときの効果が記載されている。
また、特許文献1には、眼底カメラを用いて被検眼眼底に刺激光を照射し、その光刺激により得られる電気的情報を網膜電位図として表示させる構成が記載されており、特許文献2では、眼底の広範な範囲を赤外光で観察しながら局所ERG刺激光がどの部位をどのような状態で刺激しているかを観察する構成が提案されている。
更に、特許文献3には、被検眼眼底を無散瞳で観察し、被検眼を観察撮影するための光束を刺激光として用いる構成が記載されており、特許文献4には、刺激光を眼底に照射する光刺激装置をユニットとして眼底カメラに取り付けERG検査を行う構成が開示されている。また、特許文献5の構成では、網膜全域を白色発光ダイオードを用いて白色光で照射し、これを背景として高輝度発光ダイオードからのスポット光を刺激光として照射し、赤外光で眼底を観察しながら局所ERG検査を行っている。
また、対物レンズを通して背景光を眼底に投影するとともに、対物レンズ周辺に光源を設け、この光源から背景光を眼底に投影する構成も知られている(非特許文献2)。
特公昭62−16090号公報 特公昭62−20809号公報 特公平4−19852号公報 特開2005−323815号公報 特開2006−42952号公報 日本眼科学会雑誌第92巻9号(昭和63年9月10日、5−(1423)から11−(1429)) 日本眼科学会雑誌第85巻第10号(昭和56年10月10日、9−(1521)から19−(1531))
非特許文献2に記載されているように、ERG検査を行う際にはその検査前には適当な強度の背景光が眼底に照射されることが行われている。これは、前もって背景光を点灯して被検眼を明順応させるために行われる。しかしながら、背景光は可視光なので、眼底観察時に被検眼に背景光を照射すると内部固視灯が見えにくくなり、被検眼固視が安定せず、正確なアライメントと信頼性のある生体検査を行うことが困難になる、という問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、正確なアライメントを行い、また被検眼を明順応させ信頼性のある生体検査を行うことが可能な眼光刺激装置を提供することを課題とする。
本発明は、
被検眼眼底に対物レンズを通して眼底観察光及び刺激光を照射し、刺激光により網膜を局所的に光刺激して網膜からの生体電気信号により生体検査を行う眼光刺激装置であって、
対物レンズを通して第1の背景光を被検眼眼底に投影する投影光学系と、
対物レンズ周辺から第2の背景光を被検眼眼底に投影する投影光学系と、を有し、
眼底観察時に、前記第1の背景光が消灯され、第2の背景光が対物レンズ周辺から被検眼眼底に投影されることを特徴とする。
本発明では、生体検査前のアライメント時には、対物レンズを介して眼底に照射される背景光は消灯されるので、対物レンズを介して行われる眼底観察、あるいは対物レンズを介して行われる固視が背景光によって邪魔されることがなく、正確なアライメントを行うことができる。また、被検眼は生体検査に備えて対物レンズ周辺からの背景光で照射されるので、生体検査時には被検眼は十分明順応され、信頼性のある生体検査を行うことが可能となる。
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1には、光刺激部本体10と刺激光光源ユニット50から構成される光刺激装置からなる眼科検査装置が図示されている。なお、図1において、Rは被検眼1の眼底1aと共役な位置を、Pはその前眼部1b(特に瞳)と共役な位置を示している。
光刺激部本体10には、被検眼の眼底を照明する照明光学系と、照明された眼底を結像する結像光学系が設けられる。照明光学系において、ハロゲンランプなどの照明光源11は可視光並びに赤外光を発光し、その一部が凹面鏡12で反射される。照明光源11からの可視光と赤外光並びに凹面鏡12で反射された可視光と赤外光は、拡散板15に入射して拡散され、被検眼1の前眼部(瞳)1bと共役な位置Pに配置されたリングスリット16を照明する。このリングスリット16からの照明光は、レンズ17、対物レンズ22の反射を除去するための黒点板18、ハーフミラー19、リレーレンズ20を通過し、中心に穴の開いた穴あき全反射ミラー21で反射されてから対物レンズ22を通して、被検眼1の前眼部1bより眼底1aに入射し、眼底1aを可視光並びに赤外光で照明する。
眼底に投影される照明光源11からの可視光は、後述するように、ERG検査時の背景光として用いられるので、照明光源11は背景光光源として、また、照明光学系はこの背景光を対物レンズを通して眼底に投影する投影光学系として機能する。
なお、照明光学系には、可視カット赤外透過フィルタ13が挿脱可能に配置されており、可視カット赤外透過フィルタ13が光路に挿入されたときは、照明光源11からの可視光、つまり背景光はカットされ、眼底1aは赤外光で照明される。
眼底1aからの反射光は、対物レンズ22を介して受光され、穴あき全反射ミラー21の穴を通過して前眼部共役位置Pに配置された撮影絞り31、フォーカスレンズ32、結像レンズ33を通過して、ハーフミラー34で反射され、眼底共役位置Rに配置された視野絞り35を介してハーフミラー36に入射する。ハーフミラー36を透過した赤外光は、ミラー38で反射され、結像レンズ37を通過して赤外光並びに可視光領域に感度を有する赤外CCDなどで構成される眼底共役位置Rに配置された撮像装置40に入射され、モニタ41にその信号が入力される。
光刺激部本体10には、可視光を発光する発光ダイオードなどで構成される刺激光光源51を内蔵した刺激光光源ユニット50が取り付けられる。刺激光光源51は、レバー57により光軸に垂直なxy面内で移動可能となっている。
また、刺激光光源ユニット50には、複数の互いに径の異なる開口を形成した指標円板60が眼底共役位置に回転可能に配置され、レバー62又はモータ63によりいずれかの開口を刺激光光源51並びに拡散板58に対向させる位置に指標円板60を回転させることにより、刺激光のスポット径を変化させることができる。
刺激光光源51は、ジョイスティック46に設けられたスイッチ46aが操作されると、制御部84により点灯されて、レンズ70を介して拡散板58に照射されて拡散され、選択された指標円板60の開口で所定のスポットサイズにされる。変倍レンズ47a(47b)を通過した刺激光のうち、ハーフミラー36で分割され反射した可視光束は、ミラー34、レンズ33、32、穴あき全反射ミラー21の穴、並びに対物レンズ22などの投影光学系を介して被検眼の瞳1bから眼底1aに刺激光として投影される。
ERG検査には、刺激光のほかに、可視光の背景光が眼底に投影され、上述したように、対物レンズ22を通して眼底に投影される照明光源11からの可視光がこの背景光(第1の背景光)として使用される。また、対物レンズ22の周辺には、可視光を発光する背景光光源65が、図2に示したように、複数配置され、この光源65からの可視光は、拡散板66などの投影光学系(必要ならば、投影レンズなどを配置する)を介して眼底に投影され、ERG検査時の背景光(第2の背景光)として用いられる。
被検眼1には、ERG電極86が取り付けられ、この電極からの信号が表示装置81並びに記録装置82を備えた制御コンピュータ(パソコン)80に入力され、そこで網膜電位図が作成され、表示装置81に表示されたり、記録装置82に格納される。
刺激光光源51による投影指標(刺激光)を観察し、モニタ41に表示できるようにするために、ハーフミラー36で分割され透過した刺激光からの可視光束が、ミラー91、レンズ94´、プリズム92、並びに赤外透過可視反射ミラー93を介してミラー38で反射され、撮像装置40に入射される。
ハーフミラー36により分割され反射した刺激光光源51からの可視光が結像レンズ33の表面で反射されて反射光として戻り、撮像装置40に入射されるのを防止するために、ハーフミラー36と赤外透過可視反射ミラー93間に赤外光を透過し可視光を反射するフィルタ90が挿入される。この場合、フィルタ90は赤外透過特性を有するので、観察光はこのフィルタ90でカットされることなく、撮像装置40に入射される。
一方、アライメントのために、ワーキングディスタンス用の光源94(以下、WD光源という)が設けられ、このWD光源94は、赤外発光ダイオードから構成され、その光束は光ファイバ95を介して穴あき全反射ミラー21の穴の中心近辺に導かれワーキングディスタンス指標を形成する。このワーキングディスタンス指標は、対物レンズ22により被検眼1の角膜に投影され、ワーキングディスタンスが適正な場合には、被検眼1の角膜で正反射された光束がほぼアフォーカルになるように、その位置が設定される。
なお、照明光学系には、赤外発光ダイオードで構成されるフォーカスドット光源30が設けられ、この光源30からの赤外光がハーフミラー19を介して眼底1aに入射され、フォーカスレンズ32の移動に応じてフォーカスドット位置が変化するので、検者はフォーカスドットを観察することにより被検眼にピントを合わせることができる。
また、アライメントの初期段階では、前眼部観察レンズ42が対物レンズ22の被検眼とは反対側に挿入され、前眼部が、図2に示したように対物レンズ22の周辺に配置された前眼部照明光源27からの赤外光で照明される。検者は被検眼1の前眼部1bの画像をモニタ41で確認し、前眼部の画像に基づいてアライメントを行うことができる。また、アライメントや合焦操作のときは、可視光を発光する内部固視灯43が点灯され、検者は被検者にこの固視灯を注視させることによりアライメントや合焦操作を確実にすることができる。
コンピュータ(制御部)80は、局所ERG検査を行うために、種々の測定条件を設定できる。測定条件としては、光源11、65から得られる背景光の強度(光量)、刺激光光源51からの刺激光の強度(光量)、背景光並びに刺激光の波長成分、刺激光のスポット径(指標円板60の開口位置)、刺激光の照射時間(点灯時間)、刺激光の照射回数、刺激光の点滅周期(アライメント状態でも点滅させる場合)、固視灯43の位置、それに各種光源11、65、27、30、94、51のオンオフ、可視カット赤外透過フィルタ13の光路への挿脱などである。
もちろん、コンピュータ80で行う制御をすべて本体10内の制御部84で行うように、ハード構成してもよいし、またその逆に、本体内の制御部84で行う制御をすべて本体10外のコンピュータ80で行うようにシステムを構成することもできる。これらの役割分担は任意に定めることができる設計事項である。
また、本実施例では、光刺激装置とコンピュータ80を中継し、コンピュータ80で設定された測定条件と、網膜刺激を同期させるために、中継部83が設けられている。この中継部83は光刺激装置内に設けるようにしてもよいし、コンピュータ80に兼用させることもできる。
このような構成において、被検眼とのアライメント並びに局所ERG検査を行う流れを、図3に示す表に従って説明する。なお、図3において、丸印は、当該光量が通常の光量であることを、三角印は光量が弱いことを、またX印は、光量がないこと、つまり当該光を発光する光源がオフにされていて完全に遮光されている状態、あるいは十分に減光されていて遮光されている状態と実用上同じ状態、すなわち消灯状態を意味する。また、「W.D.光」はWD光源94からのワーキングディスタンス光を、また「F.D.光」はフォーカスドット光源30からフォーカスドット光を意味する。
まず、前眼部アライメントモード(S1)となり、内部固視灯43が点灯され、被検者はこの固視灯を注視する。また、前眼部照明光源27が点灯され、被検眼の前眼部1bが可視光で照明され、検者は前眼部の像をモニタ41で観察して前眼部アライメントを行う。このとき、WD操作並びに合焦操作は行われないので、それぞれWD光源94とフォーカスドット光源30は消灯しておく。また、第1の背景光を発光する背景光光源、つまり照明光源11と、対物レンズ周辺から照射される第2の背景光を発光する背景光光源65、並びに刺激光光源51は、前眼部アライメントに必要でないので、オフにされる。これにより眼底観察光(照明光源11からの赤外光)、並びに第1と第2の背景光、それに刺激光はその光量がそれぞれゼロになる。この状態では、第1と第2の背景光が眼底に照射されないので、内部固視灯の視認性が向上し、被検者の固視状態が安定する。
続いて、眼底アライメントモード(S2)となり、前眼部観察レンズ42が光路から離脱され、前眼部照明光源27は、このモードから以降のモードで消灯される。また、刺激光光源51は消灯されたままになっている。一方、WD光源94、フォーカスドット光源30、照明光源11が点灯され、また、可視光の第1の背景光をカットするために、可視カット赤外透過フィルタ13が光路に挿入される。これにより、眼底は照明光源11から眼底観察光(赤外光)で照射され、眼底像をモニタ41で観察しながら、ワーキングディスタンスとフォーカス調整を行う。また、この眼底観察時には、次に行われるERG検査に備えて被検眼を明順応させるために、背景光光源65を点灯して、対物レンズ22の周辺から第2の背景光が被検眼眼底1aに投影される。このとき、第1の背景光は、可視カット赤外透過フィルタ13によりカットされるために、ERG検査のときの全体の背景光光量に比較して第1の背景光の光量分少なくなっている。従って、明順応を重視する場合には、第2の背景光の光量を、固視灯の視認性が悪くならない程度に増量させるようにしてもよい。また、第2の背景光の光量に応じて瞳孔径が変化する場合もあるので、それに応じて照明光源11の光量を補正するようにする。例えば、第2の背景光の光量が多くなると、瞳孔径は小さくなる場合もあるので、それに応じて照明光源11からの光量をロータリースイッチ(不図示)などで増量設定し、眼底に投影される赤外光を増量するようにする。
この眼底アライメント時では、対物レンズ22を介して眼底に照射される第1の背景光はカットされるので、対物レンズ22を介して行われる眼底観察、あるいは対物レンズ22を介して行われる固視が背景光によって邪魔されることがなく、正確なアライメントを行うことができる。一方、被検眼眼底は、対物レンズ22の周辺からの第2の背景光で照射されるので、被検眼を十分に明順応させることができる。
眼底アライメントとフォーカス調節が終了すると生体検査が開始される。まず刺激モード(S3)となり、刺激光光源51が点灯され、被検眼の網膜は刺激光により局所的に光刺激され、網膜から生体電気信号が発生する。このとき、フォーカスドット光はモニタの邪魔になるのでフォーカスドット光源30は消灯される。その他の光源11、65、94、それに内部固視灯43は点灯されたままである。また、可視カット赤外透過フィルタ13が光路から離脱されるので、照明光源11からの可視光が第1の背景光として眼底に投影される。刺激光光源51からの刺激光は、上述したように、光軸に垂直なxy平面内でその位置を変化させることができ、また指標円板60によりそのスポットサイズを変更することができる。また、刺激光の光量、それに第1の背景光の光量は、ロータリースイッチなどで設定された光量に調節される。
続いて、測定モード(S4)に移行し、ERG電極86からの生体電気信号が制御コンピュータ80に入力され、そこで網膜電位図が作成され、表示装置81に表示されたり、記録装置82に格納される。この測定モードでの各光源の点灯状態及びその光量は、基本的に刺激モードと同様であるが、WD光源94は、必要に応じて消灯され、また内部固視灯43は測定への影響を減らすために、減光される。
ERGの測定が終了する(S5)と、前眼部アライメント(S1)に戻り、異なる被検者の被検眼に対して、あるいは同一被検者の左右逆の眼に対して、あるいは同一被検者の同一の左右眼に対して、同様な処理が実施される。
なお、本発明の眼光刺激装置の照明光源部には、図1の光源11に代えて、図4、図5に示すように、半導体発光素子(LED)を基板101に複数並列配置した光源100を用いることができる。この場合、図5に示したように、赤外光を発光するLED102と可視光を発光するLED103を複数配置する。このような光源100では、LED102、103を選択的に発光させることにより、可視カット赤外透過フィルタ13を不要にすることができる。つまり、LED102を点灯させることにより、光源100を赤外光源とすることができ、またLED103を点灯させることにより光源100を可視光光源とすることができる。このような光源100を用いると、図1のハロゲンランプからなる光源11と比較して発熱やノイズの面でも有利になるばかりでなく赤外光と可視光の光量を独立して調整できるので、第1の背景光、第2の背景光、眼底観察照明光の各光量とそのバランスを任意に設定可能となる。よって前述の明順応を重視する場合においても、第1の背景光の光量を固視灯の視認性が悪くならない光量、すなわち十分に減光した光量の範囲内で増量させるようにして、より測定時に近い状態で明順応させることができ、また、これら背景光の光量に応じて瞳孔径が変化して眼底像の明暗が変化する場合もあるので、それに応じて赤外光の眼底観察のための照明光の光量を補正するようにすることができる。
なお、図5では、可視光を発光するLED103が矩形で図示されているが、これは赤外光を発光するLED102(丸印で図示)と区別するためになされた図示上の便法で、必ずしも実際の形状を表したものではない。
本発明の眼光刺激装置の全体構成を概略示す構成図である。 図1の対物レンズ周辺を被検眼側からみたときの平面図である。 局所ERG検査を行う流れを示した表図である。 本発明の眼光刺激装置の照明光源部の他の実施例を示した光学図である。 図4の光源のLEDの配置を示した説明図である。
符号の説明
10 光刺激部本体
11 照明光源
13 可視カット赤外透過フィルタ
16 リングスリット
22 対物レンズ
27 前眼部照明光源
30 フォーカスドット光源
40 撮像装置
42 前眼部観察レンズ
43 内部固視灯
50 刺激光光源ユニット
51 刺激光光源
60 指標円板
65 背景光光源
86 ERG電極
94 WD光源

Claims (5)

  1. 被検眼眼底に対物レンズを通して眼底観察光及び刺激光を照射し、刺激光により網膜を局所的に光刺激して網膜からの生体電気信号により生体検査を行う眼光刺激装置であって、
    対物レンズを通して第1の背景光を被検眼眼底に投影する投影光学系と、
    対物レンズ周辺から第2の背景光を被検眼眼底に投影する投影光学系と、を有し、
    眼底観察時に、前記第1の背景光が消灯され、第2の背景光が対物レンズ周辺から被検眼眼底に投影されることを特徴とする眼光刺激装置。
  2. 前記対物レンズ近傍に前眼部観察レンズを挿脱可能に配置し、前眼部観察レンズが対物レンズ近傍に挿入されるときは、前記第1と第2の背景光が消灯されることを特徴とする請求項1に記載の眼光刺激装置。
  3. 前記前眼部観察レンズ挿入時には、眼底観察光が消灯されることを特徴とする請求項2に記載の眼光刺激装置。
  4. 前記第2の背景光の強度に従い、眼底観察光の強度が補正されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の眼光刺激装置。
  5. 前記眼底観察光と第1の背景光は、照明光学系に配置されたリングスリットを介して被検眼眼底に投影されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の眼光刺激装置。
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