JP5049622B2 - ワイパブレード - Google Patents

ワイパブレード Download PDF

Info

Publication number
JP5049622B2
JP5049622B2 JP2007078548A JP2007078548A JP5049622B2 JP 5049622 B2 JP5049622 B2 JP 5049622B2 JP 2007078548 A JP2007078548 A JP 2007078548A JP 2007078548 A JP2007078548 A JP 2007078548A JP 5049622 B2 JP5049622 B2 JP 5049622B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
blade
holding
wiper blade
lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007078548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008238851A (ja
Inventor
将 藤原
美音也 福士
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2007078548A priority Critical patent/JP5049622B2/ja
Publication of JP2008238851A publication Critical patent/JP2008238851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5049622B2 publication Critical patent/JP5049622B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ワイパアームの先端に取り付けて車両のウインドガラスを払拭するワイパブレードに関する。
乗用車やバス、トラックなどの車両には、フロントウインドガラスやリアウインドガラスに付着した水滴を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパブレードが設けられている。このワイパブレードは、ゴム製のブレードラバーと、これを保持するラバーホルダとで構成されている。ブレードラバーは、ラバーホルダの保持爪が係合する保持溝を備えたヘッド部と、ウインドガラスを払拭するリップ部と、リップ部とヘッド部を連結するネック部とで構成されている(特許文献1参照)。
特開2005−22632号公報
このワイパブレードでは、ウインドガラス払拭の際、ネック部が曲がり、リップ部の肩がヘッド部に当接した状態になる。このため、ワイパアームが反転する度に、リップ部の肩がヘッド部に衝突して異音を発することになる。
本発明の目的は、ワイパアーム反転時の異音の発生を抑制することにある。
本発明のワイパブレードは、揺動運動するワイパアームの先端に取り付けられ、かつ、保持爪を備えたラバーホルダと、該ラバーホルダで保持される棒状のブレードラバーとを備え、該ブレードラバーは、記ラバーホルダにより保持されるときに前記保持爪が係合する保持溝を備えたヘッド部と、ウインドガラスを払拭するリップ部と、該リップ部と記ヘッド部を連結するネック部とで構成されているワイパブレードであって、前記ブレードラバーは、前記保持爪が前記保持溝に係合されて前記ラバーホルダにより支持される支持点と、前記リップ部の払拭方向の両方の肩を迫り出して設けた衝撃吸収用の突起とを有し、前記突起は前記ブレードラバーの長手方向で前記支持点の付近に形成されており、前記ブレードラバーは、前記保持溝に係合された前記保持爪を長手方向の両側から挟む一対のストッパ部を有することを特徴とする。
本発明のワイパブレードは、記リップ部を覆い、記突起に当接する傘部を記ヘッド部に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ワイパアームの反転時にリップ部の突起がヘッド部に衝突し、この突起が変形して衝撃を吸収するので、両者の衝突による異音の発生を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である2点支持式のワイパブレードを示す斜視図である。
このワイパブレード11は車両12のワイパアーム13の先端に取り付けられ、図示しないワイパモータによりワイパアーム13が揺動駆動されると、ワイパアーム13とともに揺動運動して車両12のフロントウインドガラス(以下、ウインドガラスという)14を払拭する。ワイパブレード11は、ウインドガラス14に直接接触するブレードラバー15と、これを保持するラバーホルダ16とを有し、ラバーホルダ16の長手方向の両側には一対のカバー17が着脱自在に取り付けられている。
図2は図1におけるA−A線に沿う断面図、図3は図1におけるB−B線に沿う断面図、図4(a)、(b)はそれぞれ図1に示す保持部の詳細を示す説明図、図5は図2におけるC−C線に沿う断面図、図6はウインドガラスの払拭動作を説明する図である。なお、図5おいてネック部23の図示は省略してある。
ブレードラバー15は天然ゴムあるいは合成ゴムなどを材料として断面矩形のヘッド部21とリップ部22およびネック部23を備えた長手方向に一様断面の棒状に形成されており、リップ部22においてウインドガラス14に接触するようになっている。ネック部23はヘッド部21やリップ部22に対して払拭方向の幅が狭く形成されており、これによりリップ部22はヘッド部21に対して払拭方向に傾動自在となっている。
リップ部22は、ワイパブレード11の払拭方向の両方の肩22aを迫り出して突起22bを形成してある。この突起22bは、ワイパアーム13からの押圧力が伝達される部分、つまり、ラバーホルダ16がブレードラバー15を支持している箇所の付近に設けてある(図5参照)。ヘッド部21には、リップ部22を覆い、突起22bに当接する傘部21bを設けてある。傘部21bは、突起22bよりも幅広に形成され、先端に行くほどウインドガラス14に近づくように配置される。
ヘッド部21とネック部23の間にはそれぞれ払拭方向の両側面に開口するとともに長手方向に延びる保持溝24が形成され、また、ヘッド部21の両側面にはそれぞれ装着溝21aが長手方向に延びて形成されている。そして、これらの装着溝21aにはそれぞれ板ばね部材25が装着されている。
板ばね部材25は鋼板等の板材を打ち抜き加工することによりブレードラバー15と同程度の長さ寸法の平板状に形成され、ウインドガラス14に垂直な方向に弾性変形自在となっており、これにより、板ばね部材25が装着されたブレードラバー15は板ばね部材25と一体的にウインドガラス14に垂直な方向つまりその湾曲度合いを変化させる方向に弾性変形自在となっている。また、板ばね部材25は自然状態ではその弾性変形自在な方向に向けてウインドガラス14の曲率より強く湾曲しており、これにより、板ばね部材25が装着されたブレードラバー15もウインドガラス14から離れた状態ではウインドガラス14よりも強く湾曲している。なお、図示する場合では、板ばね部材25は鋼板により形成されているが、これに限らず、例えば硬質の樹脂等により形成するなど、ウインドガラス14に垂直な方向に弾性変形自在なものであればよい。
一方、ラバーホルダ16は、樹脂材料により長手方向に延びる天壁部16aと天壁部16aの両側部からウインドガラス14に向けて延びる一対の側壁部16bとを備えた断面コの字形状に形成され、その長さはブレードラバー15のほぼ半分程度に形成されている。ブレードラバー15はその中間部分がラバーホルダ16の内部に配置されてラバーホルダ16により覆われており、リップ部22のみが外部に露出する状態となっている。また、図1に示すように、一方の側壁部16bの長手方向のほぼ中間部には取付部26が固定されており、ラバーホルダ16はこの取付部26においてワイパアーム13の先端に連結されている。さらに、天壁部16aにはフィン27が一体に形成されており、このフィン27によりワイパブレード11の空力特性を向上させるようになっている。
図1に示すように、ラバーホルダ16の長手方向の一端部(ワイパブレード11をワイパアーム13に取り付けたときにワイパアーム13の揺動中心に近い側となる側)には保持部31が設けられている。図4(a)に示すように、保持部31は一対の保持爪32(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪が設けられる。)を備えており、これらの保持爪32はブレードラバー15の長手方向に直交し且つ払拭方向に平行な方向に向けて側壁部16bから突出する断面矩形の突起状に形成され、それぞれ保持溝24に係合してブレードラバー15を保持している。また、ブレードラバー15には各保持爪32を長手方向から挟む一対のストッパ部33a,33bが設けられており、これらのストッパ部33a,33bにより保持爪32はブレードラバー15に対して保持溝24に沿う方向への移動が規制されている。つまり、ブレードラバー15は保持部31においては長手方向への位置決めが成された状態でラバーホルダ16に保持されている。
同様に、ラバーホルダ16の長手方向の他端部には保持部34が設けられており、図4(b)に示すように、この保持部34はそれぞれ断面矩形に形成される一対の保持爪35(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪が設けられる。)を備え、これらの保持爪35は保持溝24に係合し、これによりブレードラバー15を保持している。また、保持爪35が係合する部分においてはブレードラバー15にはストッパ部は設けられておらず、保持爪35は保持溝24に沿って移動自在となっている。つまり、ブレードラバー15は保持部34においてはラバーホルダ16に対して軸方向に移動自在に保持されている。
このように、このワイパブレード11では、ラバーホルダ16の長手方向の両端部にそれぞれ一対の保持爪32,35を設け、これら保持爪32,35が設けられる保持部31,34の2点においてブレードラバー15を保持するようにしている。したがって、ワイパアーム13からの押え力が取付部26を介してラバーホルダ16に加えられると、その押え力はラバーホルダ16の両端部の2点、つまり各保持部31,34からブレードラバー15に加えられ、これによりブレードラバー15は弾圧的にウインドガラス14に接触する。
図2において、43はラバーホルダ16の端部に挿入すべくカバー17に設けた連結脚である。この連結脚43の孔43aをラバーホルダ16のボス部16cに係合させることで、カバー17をラバーホルダ16に保持してある。なお、43bは連結脚43にインサートされた芯金である。
ところで、このワイパブレード11では、図6に示すようにウインドガラス14の払拭の際し、ネック部23が曲がり、リップ部22の突起22bがヘッド部21の傘部21bに当接することになる。このため、ワイパアーム13の反転時にリップ部22の突起22bがヘッド部21の傘部21bに衝突し、突起22bと傘部21bが変形して衝撃を吸収するので、両者の衝突による異音の発生を抑制できる。
2点支持式のワイパブレード11では、ラバーホルダ16による支持点から離れると、ブレードラバー15の捩れ剛性が小さくなり、リップ部22の突起22bがヘッド部21の傘部21bに衝突した際の衝撃吸収効果が高くなる。このため、突起22bの配置をブレードラバー15の支持箇所の付近に限定して、材料の節約を図っている。つまり、トーナメント式支持のワイパブレードでは、ラバーホルダによる支持点の数だけ突起22bを設ければよいことになる。
次に、保持駒でブレードラバーを保持するタイプのワイパブレードについて説明する。図7は同ワイパブレードの一部を切欠して示す正面図、図8は同ワイパブレードからフィンを取り外して示すラバーホルダの上面図、図9は図7におけるD−D線に沿う断面図、図10はラバーホルダの分解斜視図である。
このワイパブレード50は、ウインドガラスに直接接触するブレードラバー51と、このブレードラバー51を支持するラバーホルダ52とを有しており、ウインドガラスから離れた状態つまり自然状態ではウインドガラスの曲率半径より小さい曲率半径で湾曲している。ラバーホルダ52の長手方向略中央部には支持ブロック53が設けられており、この支持ブロック53にはワイパブレード50がウインドガラス上を払拭動作する際の移動方向つまり払拭方向に互いにずれて第1のばね部材としての2本の棒状ばね部材54が固定されている。これらの棒状ばね部材54はそれぞれ断面円形に形成されており、また、その軸心がウインドガラスより小さい曲率半径で湾曲する弓状に形成されている。そして、これらの棒状ばね部材54は長手方向の略中央部にて支持ブロック53に固定されており、支持ブロック53の両側から所定の長さで突出している。
支持ブロック53の一方側には架橋部材やエレメントとも呼ばれる複数(例えば、本実施の形態においては12個)の保持駒56が設けられており、これらの保持駒56は棒状ばね部材54に所定の間隔を空けて並んで固定されている。つまり、各保持駒56は棒状ばね部材54により所定の間隔を空けて連結されている。同様に、この支持ブロック53の他方側には複数(例えば、本実施の形態においては12個)の保持駒56が設けられており、これらの保持駒56は棒状ばね部材54に所定の間隔を空けて並んで固定されている。つまり、各保持駒56は棒状ばね部材54により所定の間隔を空けて連結されている。これらの保持駒56は、基端壁部26aと、基端壁部26aに略垂直となる一対の側壁部56b,56cとを有する断面Cの字形状に形成されており、棒状ばね部材54はそれぞれ一方の側壁部56bもしくは他方の側壁部56cを貫通している。
図10に破線で示すように、各側壁部56b,56cの内部においては棒状ばね部材54はクランク形状に曲げられており、これにより保持駒56はそれぞれの棒状ばね部材54に固定されている。つまり、棒状ばね部材54は、変形規制部材としての保持駒56により互いに連結固定されて互いの相対位置が規制された状態とされており、ウインドガラスに垂直な方向には弾性変形可能であるが、払拭方向への弾性変形は規制されている。
このような構造により、ラバーホルダ52は支持ブロック53を支点としてウインドガラスに垂直な方向に弾性変形自在となっている。また、それぞれの保持駒56の各側壁部56b,56cには保持部としての保持爪56dが形成されており、これらの保持爪56dによりブレードラバー51は各保持駒56に保持されるようになっている。
ブレードラバー51は、保持駒56によって保持されるヘッド部57と、ウインドガラスに接触して払拭するリップ部58と、リップ部58とヘッド部57を連結するネック部59とを有している。ネック部59はヘッド部57やリップ部58に対して払拭方向の幅が狭く形成されている。これにより、リップ部58はヘッド部57に対して払拭方向に傾動自在となっており、ウインドガラスに接触した際に適切な接触角に保たれる。
リップ部58は、その両方の肩58aを迫り出して突起58bを形成してある。この突起58bは、上述の2点支持式のワイパブレード11とは異なり、ブレードラバー51の長手方向の全体に亘って形成してある。ヘッド部57には、リップ部58を覆う傘部57bを設けてある。
ヘッド部57には保持溝57aが形成されており、この保持溝57aに各保持駒56の保持爪56dを係合させることで、ブレードラバー51をラバーホルダ52に保持してある。なお、ブレードラバー51の材質としては、天然ゴムやクロロプレンゴムなどが用いられ、それぞれの材質の長所を合わせ持つように天然ゴムとクロロプレンゴムとを配合した材料も多く用いられる。ブレードラバー51はこれらの材料を射出成形することによって製作され、長手方向に渡って同一の断面形状を有している。射出成形ではなく押出成形によって成形してもよい。
また、ブレードラバー51の保持溝57aの上方における両側面部にはそれぞれ装着溝57cが形成されており、これらの装着溝57cにはそれぞれバーティブラ61が装着されている。これらのバーティブラ61は予め所定の曲率で湾曲して形成されており、ブレードラバー51はこのバーティブラ61のばね力により曲げられている。このバーティブラ61の作用については後述する。
このワイパブレード50では、ブレードラバー51を棒状ばね部材54に固定された変形規制部材つまり保持駒56に形成された保持爪56dによって支持するようにしたので、従来から知られたトーナメント式のワイパブレードに用いられるブレードラバーをそのまま使用することができ、その汎用性を向上させることができる。
支持ブロック53にはワイパアーム(図示せず)に取り付けられるクリップ62が設けられており、ワイパアームからの押え力は支持ブロック53に加えられる。そして、自然状態ではラバーホルダ52に支持されたブレードラバー51はラバーホルダ52とともに棒状ばね部材54の弾性力により湾曲しているが、ブレードラバー51がウインドガラスに接触してワイパアームからの押え力が支持ブロック53に加えられたときには、ラバーホルダ52がウインドガラスの曲率に合わせて弾性変形してブレードラバー51はウインドガラスに接する。つまり、ワイパアームからの押え力が棒状ばね部材54によりブレードラバー51に分散して加えられ、ブレードラバー51はウインドガラスに対して所定の分布圧特性を有して接触する。
このワイパブレード50は、例えば硬質のゴム等で形成されたフィン部材としてのフィン63を有しており、このフィン63は各保持駒56に取り付けられた状態でラバーホルダ52の全体を覆うようになっている。したがって、このワイパブレード50の断面形状は空力特性に優れた形状となり、車両の高速走行の際にワイパブレード50の浮き上がりを防止して払拭性能を向上させることができる。また、ワイパブレード50自体がフィン形状となるので、ワイパブレード50の高さを抑えて、運転者等の視界を向上させることができる。
このワイパブレード50では、ワイパアームからの押え力をブレードラバー51に分散して加えるばね部材として断面円形の棒状ばね部材54が用いられているので、この棒状ばね部材54がワイパブレード50の断面積に占める割合は小さく、ワイパブレード50の空力特性を考慮した断面形状に設定する際に、設計の自由度を低下させることがない。したがって、保持駒56やフィン63を空力特性に最適な形状に設定することができる。
このワイパブレード50では、ワイパアーム13の押え力をブレードラバー51に分散して加える弾性部材を棒状ばね部材54としたので、ワイパブレード50の断面形状に占める棒状ばね部材54の面積を小さくして、このDR側のワイパブレード50の断面形状の設計の自由度を向上させることができる。
また、図示するように、それぞれの棒状ばね部材54は、それぞれブレードラバー51に対して払拭方向側に並べて配置されている。つまり、棒状ばね部材54はそれぞれブレードラバー51の一方の側部と他方の側部に並んで配置されている。したがって、ワイパブレード50のウインドガラスに垂直な方向となる高さ寸法を低く形成することができる。
このワイパブレード50は、ウインドガラスに垂直な方向となる高さ寸法を低く形成することができるので、ワイパブレード50を用いた車両における運転者等の視界を向上させることができる。
このワイパブレード50には、ラバーホルダ52の過大変形規制手段としてのストッパ64が設けられている。このストッパ64は、隣り合う保持駒56の間に配置される複数の変形規制ブロック65と、これらの変形規制ブロック65を互いに連結する連結帯部66とを有している。
図10に示すように、それぞれの保持駒56の両端部にはそれぞれコの字形状の係合部67が形成されている。それぞれの変形規制ブロック65を隣り合う保持駒56の係合部67に係合させた状態でストッパ64をラバーホルダ52に組み付けてある。それぞれの保持駒56の基端壁部56aには各係合部67を結ぶ方向に2本の溝部68が形成されており、連結帯部66は溝部68に係合させてある。また、それぞれの保持駒56には溝部68の略中央部において溝部68に対して垂直方向に貫通した貫通孔69が形成されている。この貫通孔68は連結帯部66で閉塞されている。
このワイパブレード50でも、上述した2点支持式のワイパブレード11と同様、ウインドガラスの払拭の際し、ネック部59が曲がり、リップ部58の突起58bがヘッド部57の傘部57bに当接することになる。このため、ワイパアームの反転時にリップ部58の突起58bがヘッド部57の傘部57bに衝突し、突起58bと傘部57bが変形して衝撃を吸収するので、両者の衝突による異音の発生を抑制できる。
本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、以上の実施形態おいては、2点支持式のワイパブレード11と、保持駒56を用いたワイパブレード50について説明したが、本発明はこれらワイパブレードの他にトーナメント支持式のものにも適用可能である。
また、以上の実施形態では、リップ部22,58の突起22b,58bとヘッド部21,57の傘部21b,57bの双方の弾性変形で衝撃を吸収しているが、ヘッド部21,57の傘部21b,57bを省いても、異音の抑制効果はある程度期待することができる。
本発明の一実施の形態である2点支持式のワイパブレードを示す斜視図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図1におけるB−B線に沿う断面図である。 図1の保持部の詳細を示す説明図である。 図2におけるC−C線に沿う断面図である。 ウインドガラスの払拭動作を説明する図である。 本発明の他の実施形態であるワイパブレードの一部を切欠して示す正面図である。 同ワイパブレードからフィンを取り外して示すラバーホルダの上面図である。 図7におけるD−D線に沿う断面図である。 ラバーホルダの分解斜視図である。
符号の説明
11 ワイパブレード
12 車両
13 ワイパアーム
14 ウインドガラス
15 ブレードラバー
16 ラバーホルダ
16a 天壁部
16b 側壁部
16c ボス部
17 カバー
21 ヘッド部
21a 装着溝
21b 傘部
22 リップ部
22a 肩
22b 突起
23 ネック部
24 保持溝
25 板ばね部材
26 取付部
26a 基端壁部
27 フィン
31 保持部
32 保持爪
33a ストッパ部
34 保持部
35 保持爪
43 連結脚
43a 孔
43b 芯金
50 ワイパブレード
51 ブレードラバー
52 ラバーホルダ
53 支持ブロック
54 棒状ばね部材
56 保持駒
56a 基端壁部
56b 側壁部
56c 側壁部
56d 保持爪
57 ヘッド部
57a 保持溝
57b 傘部
57c 装着溝
58 リップ部
58a 肩
58b 突起
59 ネック部
61 バーティブラ
62 クリップ
63 フィン
64 ストッパ
65 変形規制ブロック
66 連結帯部
67 係合部
67 両係合部
68 溝部
69 貫通孔

Claims (2)

  1. 揺動運動するワイパアームの先端に取り付けられ、かつ、保持爪を備えたラバーホルダと、該ラバーホルダで保持される棒状のブレードラバーとを備え、該ブレードラバーは、記ラバーホルダにより保持されるときに前記保持爪が係合する保持溝を備えたヘッド部と、ウインドガラスを払拭するリップ部と、該リップ部と記ヘッド部を連結するネック部とで構成されているワイパブレードであって、
    前記ブレードラバーは、前記保持爪が前記保持溝に係合されて前記ラバーホルダにより支持される支持点と、前記リップ部の払拭方向の両方の肩を迫り出して設けた衝撃吸収用の突起とを有し、前記突起は前記ブレードラバーの長手方向で前記支持点の付近に形成されており、
    前記ブレードラバーは、前記保持溝に係合された前記保持爪を長手方向の両側から挟む一対のストッパ部を有する
    ことを特徴とするワイパブレード。
  2. 請求項1記載のワイパブレードにおいて、記リップ部を覆い、記突起に当接する傘部を記ヘッド部に設けたことを特徴とするワイパブレード。
JP2007078548A 2007-03-26 2007-03-26 ワイパブレード Active JP5049622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078548A JP5049622B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 ワイパブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007078548A JP5049622B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 ワイパブレード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008238851A JP2008238851A (ja) 2008-10-09
JP5049622B2 true JP5049622B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=39910714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007078548A Active JP5049622B2 (ja) 2007-03-26 2007-03-26 ワイパブレード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5049622B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5873713B2 (ja) * 2010-12-28 2016-03-01 株式会社ミツバ ワイパブレード

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115159U (ja) * 1984-01-12 1985-08-03 トヨタ自動車株式会社 自動車用ワイパブレ−ド
JPS6185245A (ja) * 1984-10-01 1986-04-30 Nippon Denso Co Ltd 車両用ワイパブレ−ドラバ−
JPS61204866U (ja) * 1985-06-14 1986-12-24
JP4202940B2 (ja) * 2003-06-13 2008-12-24 アスモ株式会社 ワイパブレード
JP4268017B2 (ja) * 2003-11-12 2009-05-27 信越ポリマー株式会社 ワイパーブレード
JP2006062598A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Mitsuba Corp ブレードラバーおよびその成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008238851A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8347450B2 (en) Wiper blade
EP3416858B1 (en) A windscreen wiper device
US10293791B2 (en) Windscreen wiper device
WO2006051722A1 (ja) ワイパブレード
JP2007504995A (ja) フロントガラスのワイパーアーム
WO2016119852A1 (en) A windscreen wiper device of the flat blade type
KR20150006834A (ko) 차창 와이퍼 아암 및 이를 제조하기 위한 방법
US20060090282A1 (en) Wiper blade
KR20170026354A (ko) 차창용 와이퍼 장치
JP4815327B2 (ja) ワイパブレード
JP5049622B2 (ja) ワイパブレード
JP5044250B2 (ja) ワイパブレード
JP2005319964A (ja) ワイパブレード
JPWO2004054860A1 (ja) ワイパブレード
JP4830806B2 (ja) ワイパーブレード
EP3853083B1 (en) A windscreen wiper device
JP5873713B2 (ja) ワイパブレード
JP4482394B2 (ja) ワイパブレード
US20080184516A1 (en) Windscreen Wiper Arm
JP4860651B2 (ja) ブレードラバー
JP4559155B2 (ja) ワイパブレード
JP5576247B2 (ja) ワイパブレード
JP2007196960A (ja) ワイパブレード
JPWO2004054858A1 (ja) ワイパブレード
JP2011255739A (ja) ワイパブレード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111006

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5049622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150