JP5047232B2 - ペリクル - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイス、プリント基板あるいは液晶ディスプレイ等を製造する際のゴミよけとして使用されるペリクルに関するものである。
LSI、超LSIなどの半導体製造或は液晶ディスプレイ等の製造においては、半導体ウエハーあるいは液晶用原板に光を照射してパターンを作製するが、この時に用いるフォトマスクあるいはレチクル(以下、単に「フォトマスク」と記述する。)にゴミが付着していると、このゴミが光を吸収したり光を曲げてしまうために、転写したパターンが変形したり、エッジががさついたものとなるほか、下地が黒く汚れたりするなど、寸法、品質、外観などが損なわれるという問題があった。
このため、これらの作業は通常クリーンルームで行われているが、それでもフォトマスクを常に清浄に保つことが難しい。そこで、フォトマスク表面にゴミよけとしてペリクルを貼り付けした後に露光を行っている。この場合、異物はフォトマスクの表面には直接付着せず、ペリクル上に付着するため、リソグラフィー時に焦点をフォトマスクのパターン上に合わせておけば、ペリクル上の異物は転写に無関係となる。
ペリクルは、透明なペリクル膜を、ペリクルフレームの上端面に貼り付けたものである。ペリクル膜の素材としては、光を良く透過させるニトロセルロース、酢酸セルロースあるいはフッ素樹脂などが使用され、ペリクルフレームの素材としては、アルミニウム、ステンレス、ポリエチレンなどが使用される。さらに、ペリクルフレームの下端にはフォトマスクに装着するためのポリブデン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂等からなる粘着層、及び粘着層の保護を目的とした離型層(セパレータ)が設けられるのが一般的である。
また、ペリクルをフォトマスクに貼り付けた状態において、ペリクル内部に囲まれた空間と外部との気圧差をなくすことを目的として、ペリクルフレームの一部に気圧調整用の通気孔を開け、通気孔を通じて移動する空気からの異物侵入を防ぐためのフィルタ部材が設置されることもある(特許文献1参照)。
このフィルタ部材は通常所望の異物捕集性能および通気性能が得られるよう捕集口径および面積が考慮されるが、気圧調整用の通気孔が1箇所では所望の通気量が得られない場合には複数の通気孔が設けられ、それぞれにフィルタ部材が設置される。特に、1辺が500mmを超えるような大型の液晶製造用ペリクルでは、通気量確保のため、通常8〜数十箇所に通気孔が設けられ、それぞれにフィルタ部材が設置される。しかし、通気量確保のために通気孔を多数設けることはペリクルフレームの剛性を低下させる結果となり好ましいことではない。剛性が低下すると、製造時において変形しやすくなるほか、
ペリクル膜を展張した際のフレームの撓みが大きくなり、 ペリクル内側の有効露光領域が減少したり、 ペリクル貼付精度が悪化するという問題点がある。
ここで用いられるフィルタ部材は、一般的にはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などを延伸加工した多孔質薄膜をフィルタ膜として用いたシート状のものがコスト、形状の点からペリクルでの使用に適しており、良く用いられる。その構造は、図4に示すようなもので、フィルタ膜41の片面にペリクルフレームに接着するための粘着層43をリング状に配し、その反対側の面にはフィルタ膜41を保護するポリプロピレン(PP)等からなる粗いメッシュ状の保護網42を接着した3層構造となっていて、厚さは全体で0.15〜0.3mm程度である。時には発塵を防ぐためにフィルタ膜に粘着性物質を塗布または浸潤させる加工が行われることもある(特許文献2参照)。
この場合、フィルタ膜が粘着性物質で覆われるためフィルタ部材製造時に付着した異物がフィルタ膜上に固定され、通気の際にペリクル内に移動することがないため、フィルタ部材からの発塵が大幅に低下する。この粘着性物質の塗布量はフィルタ膜の通気性を考慮して決定されるが、発塵防止効果と通気性の間には相反する関係がある。すなわち、塗布量が多いほど発塵防止効果は向上するが、通気性は悪化する。そのため、高い発塵防止効果を有しつつ、高い通気性を確保するのは極めて困難であった。
そのため、特に大型のペリクルにおいては、通気性を確保するために、気圧調整用の通気孔の数を増やし、それに応じてフィルタ部材の取り付け数を増やすことが必要となる。しかし、フィルタ部材の取り付け数が増加すると取付作業の負担等の様々な問題が生ずる。
通常、フィルタ部材は図5に示すように、ペリクルフレームの外側表面に通気孔を覆う形で貼り付けられている。多数のフィルタ部材がペリクルフレーム外側に突出した状態になると、ハンドリング治具、ペリクル貼付装置や露光装置においてフィルタ部材が接触して損傷したり、フィルタ部材の厚み分、ペリクルフレームを内側に押してペリクル膜に皺を発生させる危険性が飛躍的に高まる。
さらに、製造上の問題もある。フィルタ部材は通気孔をふさぐことがないよう、位置を良く合わせてピンセット等で貼り付ける必要がある。しかし、フィルタ部材は通常0.15〜0.3mm程度と薄いうえ、膜面を汚したり損傷したりすることがないよう、細心の注意を持って貼り付ける必要があり、その作業は非常に難しい。そのため、取り付け枚数が多くなると、このフィルタ部材貼り付け作業は作業者への負担が特に大きなものとなる。
実公昭63−39703号公報 特開平9−68792号公報
本発明は、上記のような問題点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、発塵が少ないうえに通気性に優れ、さらにペリクル取り扱い時にもフィルタ部材の接触、破損の恐れが無く、なおかつ製造時の作業性にも優れたペリクルを提供することにある。
本発明は、ペリクルフレームに、ペリクル内部の気圧をペリクル外部の気圧と同一に調整するための貫通孔が設けられ、当該貫通孔に異物の侵入を防止するフィルタを具えたフィルタ部材が取り付けられたペリクルに関し、前記貫通孔が、(1)ペリクル外部に開口しフィルタ部材を収容する凹形状の外側段部と、(2)前記外側段部の底面に開口する凹形状の内側段部と、(3)一端が前記内側段部の底面に開口し他端がペリクル内部に開口する通気孔からなることを特徴とする(請求項1)。本発明でいうフィルタ部材とは、貫通孔への異物の侵入を防止するフィルタを具備する部材であり、当該部材を外側段部に貼着する為の接着層や粘着層を含んでいる。内側段部の存在によりフィルタ面下の空隙を大きくすることができ、通気性が向上する。また、外側段部にフィルタ部材が収容されることにより、ペリクルフレーム外面よりフィルタ部材が突出することがなくなるか、あるいは、突出の程度が低下し、ペリクル取り扱い時において、フィルタ部材が接触破損する恐れがきわめて低下する。さらに、この外側段部はフィルタ部材貼り付け時においても貼り付け位置の目標となるため、特別な技術が無くとも正確な位置への貼り付けが可能となる。
ここで、上記外側段部の深さは、フィルタ部材の厚さの50〜150%の範囲であることが良い(請求項2)。フィルタ部材の厚さにはフィルタ部材を外側段部の底部に貼着する為の接着層や粘着層の厚さが含まれる。外側段部の深さは少なくともフィルタ部材の厚さの50%あれば、いくばくかのフィルタ部材破損の危険度低下が得られるし、なおかつ貼り付け時の位置合わせ効果を得ることができる。しかし、深さがフィルタ部材厚みに対して深すぎると貼り付け作業性が大幅に低下するため、その上限は150%とすることが好適である。
また、内側段部の外側段部側の開口部の面積が、フィルタ部材のフィルタの通気面積の80〜150%の範囲であり、内側段部の深さが0.2mm以上1mm以下であることが良い(請求項3)。この範囲がフィルタ面下の空隙として好適である。ここでフィルタの通気面積とは、フィルタの通気に関与する面積のことであり、例えば、フィルタにペリクルフレームに接着するための粘着層がリング状に配されているフィルタ部材であれば、リング状の粘着層に囲まれた面積が通気面積である。
そして、上記に加え、フィルタ部材のフィルタに粘着性物質を塗布または浸潤すれば(請求項4)、通気性を確保しつつも、フィルタ部材からの発塵を著しく低減することができる。内側段部の存在によりフィルタ面下の空隙を大きくすることができるので、フィルタの外側から粘着性物質を塗布または浸潤した際に、フィルタ内側に染み出した粘着性物質がフィルタの通気面に溜まったり、通気面が貫通孔の内面に貼り付くことが防止され、所望の通気性能を得ることができる。
本発明によれば、内側段部を設けたことによりフィルタの通気面積が最大限確保されので、通気孔の数を減らしたり、通気孔を小径とすることができる。その結果、貫通孔を設けたことによるペリクルフレームの剛性の低下を最小限に止めることができる。また、フィルタに発塵低減の為の粘着性物質を塗布または浸潤した場合でも、内側段部の存在により通気性が確保され、高い通気性を兼ね備えたペリクルを得ることができる。また、フィルタ部材を外側段部内に取り付けるため、ペリクルフレーム表面からの突出が無いかあるいは少なく、ペリクル貼付時や使用中においてのフィルタ部材の接触および破損が低減され、信頼性の高いペリクルとなる。さらに、製造時においては、容易にフィルタ部材の位置合わせが可能なため作業性が大幅に向上し、多数のフィルタ部材を取り付ける際にも短時間かつ信頼性高く作業を行うことができる。
本発明のペリクルの第1の実施態様の要部図であり、(A)は正面図、(B)はI−I線による断面図である。 本発明のペリクルの第2の実施態様の要部図であり、(A)は正面図、(B)はI−I線による断面図である。 本発明のペリクルの第3の実施態様の要部図であり、(A)は正面図、(B)はI−I線による断面図である。 フィルタ部材の一例の構造図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。 従来のペリクルの部分図であり、(A)は正面図、(B)はI−I線による断面図である。 粘着性物質を塗布または浸潤した場合の説明図である。 ペリクルフレームであり、(A)は平面図、(B)はI−I線による断面図である。 通気性評価装置。 発塵評価装置。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものでなはい。また、本発明は貫通孔の数が多い液晶製造用途で使用される、一辺の長さが500mmを超えるような大型のペリクルにおいて特に効果が大きいが、半導体用途で使用される、貫通孔の数が1〜2個程度の小型のペリクルについて適用しても所望の効果が得られるので、特にその用途が限定されるものではない。
ペリクルフレームには、貫通孔が設けられている。貫通孔は、外側段部、外側段部よりも一回り小さい内側段部、および通気孔からなり、外側段部はフィルタ部材より一回り大きく、フィルタ部材が外側段部に収まるように取り付けられている。
フィルタ部材はペリクルフレーム表面への突出がないか少ないため、ペリクル取り扱いの際にこれが接触して剥離、脱落する危険が大幅に低減される。また、フィルタの取り付けは、通常、ピンセット等を用いて行われるが、外側段部が貼り付けの目標になるため、きわめて位置あわせがしやすく作業性が大幅に向上する。外側段部が無い場合は、フィルタ外側からは見えないフィルタ通気面の中央がほぼ通気孔の真上に来るように位置を調整する必要があり、これは非常に作業しにくいものであった。
フィルタ部材が取り付けられる外側段部の深さは、フィルタ部材の厚さの50〜150%の範囲、より好ましくは100〜120%とすることが良い。100%以下ではフィルタ部材が突出してしまうため、フィルタ部材破損の危険を完全には回避できないが、製造時に位置あわせが容易であるという効果はある。深さはフィルタ部材の厚みの150%以上は余剰で、洗浄性が悪化するうえ、フィルタ部材の貼り付け作業においても作業性が悪化するため、好ましくない。
内側段部により、フィルタの通気面下の空隙が十分に確保されるため、フィルタ部材の通気性が向上する。特に、フィルタ膜に粘着性物質を塗布または浸潤した場合には大きな効果を発揮する。
フィルタに粘着性物質を塗布または浸潤した場合の粘着性物質の状態を、図6に示した。フィルタ膜63の内側に染み出した粘着性物質66は、表面張力により粘着層65および内側段部68の側壁の方に凝集する。その結果、フィルタ膜63の通気面に粘着性物質が溜まったり、通気面がペリクルフレーム61に貼り付くことが防止されるので、フィルタ膜63の通気面積の低下はほとんど生じない。したがって、粘着性物質による通気性の低下を最小限に抑えることができる。図6にはフィルタ膜を使用した場合を示したが、膜以外の形状のフィルタの場合も同様の状態となる。
通気孔は、フィルタと比較すると通気性へ及ぼす影響はきわめて小さいので、その形状は主としてペリクルフレーム剛性への影響ならびに加工性を考慮して決定する。本発明では、特に通気孔の形状は問わないが、加工性からは丸孔が最適である。その径は大きいほど加工しやすいが、大きくなるに従い、ペリクルフレームの剛性が低下するため、通気性を確保した上で、できるだけ小さい方が良い。通気性の点からは、その直径は0.5mm程度あれば十分であるが、ペリクルフレーム幅が10mmを超えるような、特に大型のペリクルの場合は、細径の刃物では折れたり、加工速度が極めて遅くなるので、生産効率の良いドリル加工を考えると直径1.5mm程度が好適である。
内側段部に代えて、例えば、通気孔を極端に太径としたり、フィルタの通気面と同じ断面形状とすることでも本発明と同様の効果を得ることができる。しかし、これらの方法では、上記したように、ペリクルフレーム断面積の減少によりペリクルフレーム剛性が著しく低下し、使用に耐えない。本発明の手法では、ペリクルフレーム断面積の減少を最低限にとどめることができ、ペリクルフレーム剛性への悪影響はほとんど無い。
内側段部の外側段部側の開口部の面積を、フィルタ部材のフィルタの通気面積の80〜150%の範囲とすることが良く、内側段部の深さを0.2mm以上1mm以下とすることが良い。80%以下ではフィルタの通気面の確保が不十分であるし、150%以上では粘着層の接着部が少なくなり、取り付けの信頼性が低下する。また、深さ0.2mm以下ではフィルタ面との接触が完全には解消されず、1mm以上では、洗浄性が悪化するうえ、段部内の異物検査がやりにくくなるため、好ましくない。
また、この内側段部の形状は、上記範囲を考慮したうえで、加工性、洗浄性等を考慮して適宜設計すれば良い。後述の図1〜3に示す形状の他、内側段部の壁面に1段以上の段がついた形状も採用できる。
図1に本発明のペリクルの第1の実施態様を示す。図1に示したのは、フィルタ部材取り付け部周辺の部分図であり、当該フィルタ部材は図4に示すような構造のもので、多孔質PTFEなどからなるフィルタ膜41の片面に粘着層43、その反対面に目の粗いPP等のメッシュが保護網42として接着されている。粘着層43の中央部の領域がくりぬかれており、この部分はフィルタ膜41が露出しているので、この領域で通気が行われる。内側段部17は底の角部が直角に彫り込まれている。内側段部の外側段部側の開口部の平面方向の形状は、フィルタ部材の露出形状に合わせてある。
図2に本発明のペリクルの第2の実施態様を示す。図2(A)における破線は、外側の破線がフィルタ膜の粘着層の内周面を、内側の破線が内側段部27の開口部の形状を示している。この実施態様は内側段部27の底の角部をR形状とし、内側段部の外側段部側の開口部の平面方向の形状を、加工の容易な角の丸い形状としたものである。
図3に本発明のペリクルの第3の実施態様を示す。これまで、図4に示すような単層のフィルタ膜を具えたフィルタ部材を使用した場合について述べてきたが、図3のような円筒型のフィルタ部材38を使用することもできる。この円筒型のフィルタ部材38は、焼結金属多孔質体、多孔質セラミックス、ステンレス鋼線、多孔質樹脂などからなるフィルタ38aを、ステンレス鋼、ポリプロピレンなどからなる外筒38b内にかしめ加工、あるいは接着により取り付け、さらに、ペリクルフレーム31に固定する為の粘着層38cを設けたものであり、円筒の両端面間で通気が行われる。図3には保護網のないものを示したが、保護網を設けてもよい。粘着層38cに代えて接着剤の層を設けてもよい。この場合においても、フィルタ部材が収納される外側段部36の凹みのさらに内側にもう一段の凹みの内側段部37を設ければ、上記単層膜のフィルタ部材の場合と同様の効果を得ることができる。外筒38bと外側段部36の隙間部分はエポキシ、シリコーン樹脂などの接着性物質により充填されていることが好ましい。
以下に本発明の実施例を記述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
A5052アルミニウム合金の圧延板から図7に示すような形状の外寸1526×1748mm、内寸1493×1711mm、高さ6.2mmのペリクルフレームを機械加工により製作した。このペリクルフレームには16箇所の貫通孔を設け、各貫通孔は図1(B)に示す断面形状とした。ここで、図中の寸法は、外側段部(a、b、e)=10.0×4.0×0.3mm、内側段部(c、d、f)=7.5×1.6×0.5mm、通気孔径(g)=1.5mm、外側段部の外縁角部の曲率半径(h)=1.0mm、内側段部の外縁角部の曲率半径(k)=0.5mmである。そして、機械加工終了後、このペリクルフレーム表面をサンドブラスト処理し、さらに黒色アルマイト処理を施した。
このペリクルフレームをClass100のクリーンルーム内に搬送して、界面活性剤および純水にて洗浄し、完全に乾燥させた。
そして、このペリクルフレームの上端面にペリクル膜接着剤13としてシリコーン粘着剤(信越化学工業(株)製;商品名KR3700)をトルエンで希釈して乾燥膜厚がおよそ100μmとなるように塗布した。また、下端面にはマスク粘着層15を構成する為のマスク粘着剤としてシリコーン粘着剤(信越化学工業(株)製;商品名KR3700)をトルエンで希釈し、6mm幅となるように塗布した。このとき、乾燥後の粘着剤の高さが約2mmとなるように仕上げた。
そして、各通気孔には、打ち抜き加工により製作した図4に示すような保護網42、フィルタ膜41、粘着層43からなる構造の捕集径0.1μmのフィルタ部材をピンセットを用いて貼り付けたうえ、シリコーン粘着剤(信越化学工業(株)製;商品名KR3700)をトルエンで適当な粘度に希釈したものをハンドディスペンサでフィルタ部材表面より4μl塗布し、粘着剤をフィルタ膜に浸潤させた。ピンセットを用いたフィルタの貼り付け作業に要した時間を計測したところ、1枚あたりおよそ15secであった。
その後、このペリクルフレームを130℃に加熱して粘着剤、接着剤中の溶媒を乾燥させるとともに、シリコーン粘着剤を完全に架橋させ、次いで粘着剤保護用として別途製作しておいたセパレータをマスク粘着層15上に貼り合わせた。このセパレータは、片面に離型剤をコーティングしたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ125μm、半透明)をペリクルフレームの形状に切断して製作したものである。
次に、ペリクル膜の製造について説明する。Class100のクリーンルーム内にて、表面を平滑に研磨した1620×1780mmの石英基板を洗浄、乾燥したのち、その片面にダイコート法を用いて膜材料としてフッ素樹脂(旭硝子(株)製;商品名サイトップ)の溶液を乾燥後膜厚が6μmとなるように塗布した。この成膜方法は、ここではダイコート法としたが、この他にスピンコート法、スリットアンドスピン法など種々のものを使用することが可能である。その後、成膜基板ごとオーブンで200℃に加熱し、溶媒を乾燥させた。そして、冷却後、この膜に対して、枠状の膜剥離治具を接着し、ゆっくりと基板から引き剥がしてペリクル膜を得た。
そして最後に、膜剥離治具に接着した状態のペリクル膜を、前記したペリクルフレームの膜接着層に貼り合わせ、外側の余剰膜をカッターにより切除してペリクルを完成させた。
完成したペリクルのフィルタ部の外観を観察したところ、全てのフィルタは段差内に収納され、曲がりやズレがない好適なものであった。
そして、このペリクルについて通気性を評価した。評価に使用した装置を図8に示す。被計測ペリクル86は、アルミ製ベース板81上に貼り付けられ、ペリクル内部にエアを導入するためのバルブ82が設けられている。ベース板81上からは所定の距離で支持フレーム83下に超音波距離センサ84が取り付けられており、ペリクル膜までの距離を測定して表示器85に表示することができる。
この装置により、上記ペリクルに5000ccのエアを導入し、ペリクル膜が元の高さに戻るまでの時間を計測したところ、17h30minであった。
また、このペリクルについてフィルタ部材からの発塵量を評価した。はじめに、1620×1780×厚さ10mmの表面研磨した石英ガラス基板を用意し、クリーンルーム内で洗浄、乾燥の後、暗室内で集光ランプを用いて基板上の異物検査を行った。付着していた異物についてはエアブローによる除去を行ったが、除去できないものについては、その位置をマップに正確に記録した。
その後、図9に示すように、この石英ガラス基板91に製作したペリクル92を貼り付け、ペリクル92とガラス基板91に囲まれた閉空間を作った。そして、ペリクル92のフィルタ部93のうち5箇所を無作為に選んで、外側からエアガン94にてブローを行った。エアブローの条件は、ノズル径:2mm、距離:20mm、圧力:4kgf/cm2、ブロー時間:10secとした。
そして、フィルタ部材へのエアブロー後、暗室内にて石英ガラス基板91上の異物を集光ランプにより目視検査し、エアブロー前の検査マップと比較した。その結果、基板上の異物は全く増加しておらず、フィルタ部材からの発塵が無いことが確認された。
[実施例2]
上記実施例1と同じ方法、手順にてペリクルを製作した。ただし、使用するフィルタ部材にはシリコーン粘着剤の塗布を行わなかった。このペリクルに対して、上記実施例1と同様にして、外観検査および通気性の評価を行った。
完成したペリクルのフィルタ部材の外観を観察したところ、全てのフィルタ部材は段差内に収納され、曲がりやズレがない好適なものであった。
通気性評価として、図8の装置によりペリクル内に5000ccのエアを導入し、ペリクル膜が元の高さに戻るまでの時間を計測したところ、14h40minであった。
[比較例1]
A5052アルミニウム合金の圧延板から図7に示すような形状の外寸1526×1748mm、内寸1493×1711mm、高さ6.2mmのペリクルフレームを機械加工により製作した。このペリクルフレームには図5に示すような同一径断面形状の直径1.5mmの通気孔52を16箇所設けた。機械加工終了後、このペリクルフレーム表面をサンドブラスト処理し、さらに黒色アルマイト処理を施した。
そして、上記実施例1と同様にして、このペリクルフレームをClass100のクリーンルーム内にて洗浄、乾燥した後、上記実施例1と同じく膜接着剤53、マスク粘着剤55を塗布した。そして、各通気孔には、打ち抜き加工により製作した図4に示す構造のフィルタ部材をピンセットを用いて貼り付けたうえ、シリコーン粘着剤(信越化学工業(株)製;商品名KR3700)をトルエンで上記実施例1と同じ濃度に希釈したものをハンドディスペンサでフィルタ部材56表面より4μl塗布し、粘着剤をフィルタに浸潤させた。このとき、ピンセットを用いたフィルタの貼り付け作業に要した時間を計測したところ、平均1枚あたり約36secであった。
次いで、このペリクルフレームを130℃に加熱して溶媒を乾燥させるとともに、シリコーン粘着剤を完全に架橋させ、粘着剤保護用として別途製作しておいたセパレータをマスク粘着層上に貼り合わせた。
最後に、上記実施例1と同様にして製作したペリクル膜をこのペリクルフレームの膜接着層に貼り合わせ、ペリクルフレーム外側の余剰膜をカッターにより切除してペリクルを完成させた。
完成したペリクルに対し、上記実施例1と同様にして図8に示す装置により通気性評価を行った。ペリクルの密閉空間にエア導入バルブ82より5000ccのエアを注入し、その後、膜が水平に戻るまでの時間を計測したところ約41hであった。
完成したペリクルに対し、フィルタ部材の外観を観察した。各々のフィルタ部材にはズレや曲がりが見られ、特に、各フィルタ部材の間隔のズレが目立った。各々のフィルタ部材の間隔を計測したところ、設計上80mm間隔に対して、最小78mm、最大83mmで取り付けられていた。フィルタ部材が本来の位置からずれて貼り付けられると、フィルタ部材に塗布したシリコーン粘着剤が直接通気孔に流入し通気孔が粘着層で狭くなったり塞がれたりすることがあるが、このペリクルにはその懸念があった。また、外観上も芳しくなかった。また、16枚ものフィルタ部材がペリクルフレームから突出しているため、ペリクルフレームが何かに接触した際には破損、剥離する恐れが非常に高いものであった。
さらに、フィルタ部材からの発塵量評価として、上記実施例1と全く同条件にて5箇所のフィルタ部材にエアブローを行ったが、基板上の異物は全く増加しておらず、フィルタ部材からの発塵は確認されなかった。
比較例1について、上記結果をまとめると、フィルタ膜に塗布した粘着剤の効果により、フィルタ部材からの発塵が無くこの点では好適なものであったが、フィルタ部材貼付状態の外観が悪い上、通気性が非常に悪い。性能として実施例1に比べ劣っているものであった。
[比較例2]
上記比較例1と同じ方法、手順にてペリクルを製作した。ただし、使用するフィルタ部材にはシリコーン粘着剤の塗布を行わなかった。このペリクルに対して、上記実施例1と全く同じ評価を行った。
完成したペリクルのフィルタ部の外観は、上記比較例1と同じく曲がり、ズレが多く見受けられ、見た目として芳しく無いものであった。
通気性評価として、図8の装置によりペリクル内に5000ccのエアを導入し、ペリクル膜が元の高さに戻るまでの時間を計測したところ、15h30minであった。
さらに、フィルタ部材からの発塵量評価として、上記実施例1と全く同条件にて5箇所のフィルタ部材にエアブローを行った。その結果、5箇所のうち4箇所の通気孔近傍のガラス基板上に直径5〜30μmの異物数個の付着が見られた。
以上をまとめると、比較例2のペリクルは、上記実施例2より通気性が悪かった。また、フィルタからの発塵が多く、信頼性が非常に低いものであった。
11 ペリクルフレーム
12 通気孔
13 膜接着層
14 ペリクル膜
15 マスク粘着層
16 外側段部
17 内側段部
18 フィルタ部材
a,b,e 外側段部の寸法
c,d,f 内側段部の寸法
g 通気孔の直径
h 外側段部の角部曲率半径
k 内側段部の角部曲率半径

21 ペリクルフレーム
22 通気孔
23 膜接着層
24 ペリクル膜
25 マスク粘着層
26 外側段部
27 内側段部
28 フィルタ部材

31 ペリクルフレーム
32 通気孔
33 膜接着層
34 ペリクル膜
35 マスク粘着層
36 外側段部
37 内側段部
38 フィルタ部材
38a フィルタ
38b 外筒
38c 粘着層

41 フィルタ膜
42 保護網
43 粘着層

51 ペリクルフレーム
52 通気孔
53 膜接着層
54 ペリクル膜
55 マスク粘着層
56 フィルタ部材

61 ペリクルフレーム
62 通気孔
63 フィルタ膜
64 保護網
65 粘着層
66 塗布した粘着性物質
67 外側段部
68 内側段部

71 ペリクルフレーム

81 ベース板
82 通気管およびエア導入バルブ
83 支持フレーム
84 超音波式距離センサ
85 表示計
86 ペリクル

91 石英ガラス基板
92 ペリクル
93 フィルタ
94 エアガン

Claims (4)

  1. ペリクルフレームに、ペリクル内部の気圧をペリクル外部の気圧と同一に調整するための貫通孔が設けられ、当該貫通孔に異物の侵入を防止するフィルタを具えたフィルタ部材が取り付けられているペリクルであって、
    前記貫通孔が、
    (1)ペリクル外部に開口しフィルタ部材を収容する凹形状の外側段部と、
    (2)前記外側段部の底面に開口する凹形状の内側段部と、
    (3)一端が前記内側段部の底面に開口し他端がペリクル内部に開口する通気孔からなることを特徴とするペリクル。
  2. 外側段部の深さがフィルタ部材の厚みの50〜150%の範囲である請求項1に記載のペリクル。
  3. 内側段部の外側段部側の開口部の面積が、フィルタ部材のフィルタの通気面積の80〜150%の範囲であり、内側段部の深さが0.2mm以上1mm以下である請求項1または請求項2に記載のペリクル。
  4. フィルタ部材のフィルタに粘着性物質が塗布または浸潤されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のペリクル。
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