JP5045247B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、変速操作具9の操作で変速装置Aを油圧駆動により変速する作業車において、エンジン11の回転を検出する回転センサ1と変速装置Aの変速位置を検出する変速センサ2及び走行装置の駆動を検出する走行検出手段Lを設け、該走行検出手段Lで走行を検出中に回転センサ1でエンジン11の回転が停止したことを検出すると、前記変速装置Aを油圧駆動によって中立に戻す中立復帰手段Nを設け、中立復帰手段Nをコントローラ112で制御すべくすると共に、変速装置Aの変速位置を中立にした後にコントローラ112の電源を切にすべく構成し、メインキー110からのオンとオフの信号がコントローラ112に入力すると、エンジン11の始動と停止を制御し、メインキー110からオフ信号が入力しても、副変速装置Bが中立でブレーキペダル25が踏まれていなくクラッチペダル26が踏込まれていなければ、エンジンを停止しない構成とし、メインキー110の近くに非常停止スイッチ98を設けて、非常停止スイッチ98からの信号が入力すると、前記エンジン制御を無視してエンジン11を強制停止するように構成したことを特徴とする作業車としたものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記変速装置Aを変速する主変速レバー9と副変速装置Bを変速する副変速レバー17と作業車の前後進を切り換える前後進切換レバー24を構成し、この主変速レバー9、副変速レバー17、前後進切換レバー24のいずれかが入りのときには、前記走行検出手段Lからの信号を無視して走行状態ではないと判断する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の作業車としたものである。
図1は、本発明の走行変速装置を適用したクローラ式トラクタTの全体を示す図面である。トラクタTは、図1に示すように、車体前部にエンジン取付フレーム10を配し、同フレーム10にエンジン11を取り付け、このエンジン11の後部からエンジン出力軸(図示せず)を突設し、同軸の回転を車体前後方向に配した鋳物製トランストランスミッションケース12内の変速装置A,Bに伝達する構成となっている。また、前記変速装置A,Bにより適宜減速された回転動力は、後述するベベルギア56,85や左右アクスルケース内のスプロケット軸86等を介して、左右のクローラ式走行装置13へ伝達する構成となっている。
左右のフェンダー27の前後フェンダ中間部49を部分的に取り外せるようにして、クローラ走行装置13のクローラ交換時にこの取り外したフェンダ中間部49の部分からクローラを吊り下げられるようにすれば、交換作業が容易になる。
次に、トラクタTのトランスミッションケース12内の動力伝動構造を図9と図10で説明する。
主変速装置Aは、主クラッチ出力軸53の延長線に設けるメイン駆動軸58とこのメイン駆動軸58を中心にして上下に配した第一従動軸59と第二従動軸60の三軸で構成されている。
第一従動軸59の伝動下手端部にスプライン嵌合したギア75をメイン駆動軸58に遊嵌したギア筒77に固定したギア76と噛み合わせて第一従動軸59の回転をギア筒77に伝動している。
前記アクスルケースの内部には前後進切換クラッチDと二段遊星歯ギア機構87で構成した旋回装置を配設している。この旋回装置は、前記入力軸84と、この入力軸84の外端部側に該入力軸84と同軸に枢着されたスプロケット軸86と、入力軸84とスプロケット軸86の間に介装された二段遊星歯ギア機構87と、この二段遊星歯ギア機構87のキャリア88に設けられた湿式多板型の正転用クラッチ89及び逆転用クラッチ90(前後進切換クラッチD)とから構成し、アクスルケース内の左右に設けている。
図12は、雪路走行スイッチ3を押した場合の旋回制御のフローチャートである。ステップS10で雪路走行スイッチ3を押し、ステップS11のハンドル角度判定で角度が0以外で旋回操作であれば、ステップS12で内側クローラを停止させ、ステップS13で所定時間が経過すると、ステップS14で内側クローラを減速駆動し、ステップS15で所定時間が経過すると、再びステップS116でハンドル角度判定を行い、まだ旋回操作中であればステップS12の前に戻って内側クローラの停止と減速駆動を繰り返す。ステップS11とステップS16のハンドル角度判定でハンドル角度が0であれば、直進中であるから左右の両クローラを全駆動して直進走行する。すなわち、雪路走行スイッチ3を押すことで、旋回内側のクローラを停止したり減速駆動することで旋回外側のクローラが雪を掻き過ぎて沈み込むのを防ぐのである。
さらに、雪路走行スイッチ3を押すことで、リフトアーム31の上昇時に主変速レバー9を操作すると速くなり、降下時に主変速レバー9を操作すると遅くなるような速度設定にすれば、作業時と移動走行時の変速操作が単純になる。
104は、スプロケット軸86の回転状態検出用のギアで、2個の回転センサ105,106(本発明の走行検出手段Lに相当する)で回転状態を検出する。機体が走行しているかの判断は、回転センサ105,106からの信号だけでなく、主変速レバー9や副変速レバー17や前後進切換レバー24が中立及びクラッチペダル26が踏み込みのどれか一つでもYESの条件では回転センサ105,106からの回転信号を無視して機体の走行状態ではないと判断する。これは、機体停止時にエンジン振動による回転を回転センサ105,106が検出して無視するためである。
なお、主変速レバー9と副変速レバー17を適宜に操作して所望の走行速度で走行するのであるが、副変速レバー17の低速は主としてロータリ作業などの作業時に使用し、副変速レバー17の高速は路上走行などの移動時に使用する。
図14は、走行中にエンジン11を停止した場合の制御フローチャートで、ステップS1でエンジン11の回転を回転センサ1で読み込み、ステップS2で変速装置Aの変速位置を変速センサ2で読み込み、ステップS3の走行中判定(前記走行検出手段Lの回転有無で判定)で、走行中(YESの判定)であれば、ステップS4でエンジン11の停止判定(回転センサ1の出力有無で判定)を行い、エンジン停止(YESの判定)であればステップS5で変速装置Aの変速位置を中立にして、ステップS6でコントローラ112の電源を切って制御を終了し、ステップS7の走行停止になる。
2 変速センサ
9 変速操作具
11 エンジン
17 副変速レバー
24 前後進切換レバー
25 ブレーキペダル
26 クラッチペダル
98 非常停止スイッチ
110 メインキー
112 コントローラ
A 変速装置
B 副変速装置
L 走行検出手段
N 中立復帰手段
Claims (2)
- 変速操作具(9)の操作で変速装置(A)を油圧駆動により変速する作業車において、エンジン(11)の回転を検出する回転センサ(1)と変速装置(A)の変速位置を検出する変速センサ(2)及び走行装置の駆動を検出する走行検出手段(L)を設け、該走行検出手段(L)で走行を検出中に回転センサ(1)でエンジン(11)の回転が停止したことを検出すると、前記変速装置(A)を油圧駆動によって中立に戻す中立復帰手段(N)を設け、中立復帰手段(N)をコントローラ(112)で制御すべくすると共に、変速装置(A)の変速位置を中立にした後にコントローラ(112)の電源を切にすべく構成し、メインキー(110)からのオンとオフの信号がコントローラ(112)に入力すると、エンジン(11)の始動と停止を制御し、メインキー(110)からオフ信号が入力しても、副変速装置(B)が中立でブレーキペダル(25)が踏まれていなくクラッチペダル(26)が踏込まれていなければ、エンジンを停止しない構成とし、メインキー(110)の近くに非常停止スイッチ(98)を設けて、非常停止スイッチ(98)からの信号が入力すると、前記エンジン制御を無視してエンジン(11)を強制停止するように構成したことを特徴とする作業車。
- 前記変速装置(A)を変速する主変速レバー(9)と副変速装置(B)を変速する副変速レバー(17)と作業車の前後進を切り換える前後進切換レバー(24)を構成し、この主変速レバー(9)、副変速レバー(17)、前後進切換レバー(24)のいずれかが入りのときには、前記走行検出手段(L)からの信号を無視して走行状態ではないと判断する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の作業車。
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