JP5041439B2 - 自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車に関し、特に、シートの下方に物品を収納するための収納ボックスを備えると共に、エンジンをボディカバーで覆った自動二輪車に関する。
従来の自動二輪車としては、シートの下方に物品収納室を備え、その下方にエンジンを備え、物品収納室及びエンジンをリヤカバー(ボディカバー)で覆い、リヤカバーを車体フレームに上下開閉可能に取り付け、車体フレームの後部にヒンジを設け、ヒンジにリヤカバーの後部とリヤグリップを締結し、リヤグリップから前方に延ばしたロッド(水平パイプ)にリヤカバーの中央部を取り付けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−29473号公報
ところで、上記した特許文献1に記載の自動二輪車では、リヤグリップが略上方に立ち上がる形状であるため、リヤグリップから前方に延びるロッドの長さが長くなってしまい、特に、リヤカバーを上方に開けた状態での剛性確保のためにロッドの前端部をクロスプレートで接続するなどしている。このため、クロスプレート分のスペース確保や重量増などの課題があった。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、その目的は、特別な剛性部材を設けなくても、ボディカバーの支持剛性を向上することが可能となる自動二輪車を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車体フレームに懸架されるエンジンの上方に配置され、その底部が車体フレームに締結支持される収納ボックスと、収納ボックスの上方に配置され、シートヒンジを介して開閉可能に支持されるシートと、収納ボックスを覆うボディカバーと、車体フレームにボディカバーヒンジを介して支持されるリヤグリップと、リヤグリップの左右に前方に延びるように取り付けられ、ボディカバーを支持するものであって、車体フレームに締結支持される車体締結部を有するロッドと、を有するボディカバー組立体と、を備え、収納ボックスは、ボディカバー、リヤグリップ、及びロッドの少なくとも1つと接続され、ボディカバー組立体は、収納ボックスの底部の締結とロッドの車体締結部の締結を解除することにより、ボディカバーヒンジを介して一体的に上下開閉可能に設けられる自動二輪車において、リヤグリップは、シートの側方に配置され略前後方向に指向する左右一対のサイドグリップ部を有し、ロッドは、サイドグリップ部に沿うように配置され、リヤグリップに複数箇所で締結支持されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、リヤグリップは、サイドグリップ部の車幅方向内側に平板部を有し、平板部には、ロッドが締結され、且つシートに掛かる荷重を受けるシート荷重受け部が設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、ボディカバーは、収納ボックスの左右両側を覆う左右一対のサイドカバー部と、サイドカバー部の後部に接続され収納ボックスの後方を覆うリヤカバー部と、を有し、リヤカバー部とサイドカバー部は別体部品であって、ロッドは、サイドカバー部を支持し、リヤカバー部は、サイドカバー部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、ボディカバーは、収納ボックスの左右両側を覆う左右一対のサイドカバー部と、サイドカバー部の前部に接続され収納ボックスの前方を覆うフロントカバー部と、を有し、サイドカバー部とフロントカバー部は別体部品であって、フロントカバー部は、サイドカバー部に着脱可能に取り付けられ、左右一対のサイドカバー部の前部には、左右一対のサイドカバー部を車幅方向に連結するクロスメンバが取り付けられ、クロスメンバは、収納ボックスの下方に配置され、収納ボックスと共に車体フレームに締結されることを特徴とする。
請求項1に記載の自動二輪車によれば、リヤグリップは、シートの側方に配置され略前後方向に指向する左右一対のサイドグリップ部を有し、ロッドは、サイドグリップ部に沿うように配置され、リヤグリップに複数箇所で締結支持されるため、ロッドの長さを短くすることができ、リヤグリップを剛性部材として利用することができる。これにより、特別な剛性部材を設けなくても、ボディカバーの支持剛性を向上することが可能となる。
請求項2に記載の自動二輪車によれば、リヤグリップは、サイドグリップ部の車幅方向内側に平板部を有し、平板部には、ロッドが締結されるため、外部に露出するサイドグリップ部の外観性を維持することができる。また、平板部には、シートに掛かる荷重を受けるシート荷重受け部が設けられるため、シートの荷重を効果的に支持することができる。
請求項3に記載の自動二輪車によれば、ボディカバーは、収納ボックスの左右両側を覆う左右一対のサイドカバー部と、サイドカバー部の後部に接続され収納ボックスの後方を覆うリヤカバー部と、を有し、リヤカバー部とサイドカバー部は別体部品であるため、複雑な形状を比較的容易に成形することができ、部分的に材料を変更することもできる。また、リヤカバー部は、サイドカバー部に着脱可能に取り付けられるため、ボディカバーの修理や交換の際に所有者の出費を抑えることができる。また、比較的大きな部材であるサイドカバー部をロッドで支持し、比較的小さな部材であるリヤカバー部をサイドカバー部に取り付けるため、ボディカバー組立体の開閉の際に、サイドカバー部とリヤカバー部との取り付け部分への荷重を軽減でき、この取り付け部分の補強を最小限に抑えることができ、結果として自動二輪車のデザインの自由度を向上することができる。
請求項4に記載の自動二輪車によれば、ボディカバーは、収納ボックスの左右両側を覆う左右一対のサイドカバー部と、サイドカバー部の前部に接続され収納ボックスの前方を覆うフロントカバー部と、を有し、サイドカバー部とフロントカバー部は別体部品であるため、複雑な形状を比較的容易に成形することができ、部分的に材料を変更することもできる。また、フロントカバー部は、サイドカバー部に着脱可能に取り付けられるため、ボディカバーの修理や交換の際に所有者の出費を抑えることができる。また、左右一対のサイドカバー部の前部には、左右一対のサイドカバー部を車幅方向に連結するクロスメンバが取り付けられ、クロスメンバは、収納ボックスの下方に配置され、収納ボックスと共に車体フレームに締結されるため、サイドカバー部とフロントカバー部との取り付け部分の補強を最小限に抑えることができ、また、上記締結とロッドと車体フレームとの締結を解除するだけで、クロスメンバを含んだボディカバー組立体を上方に開けることができる。
以下、本発明に係る自動二輪車の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
本実施形態の自動二輪車10は、図1に示すように、車体フレーム11を、前端に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から下方そして後方に延びるメインフレーム13と、メインフレーム13の後端部に連結される下部クロスメンバ14と、下部クロスメンバ14の車幅方向両端部に連結され後方且つ上方そして後方に延びる左右一対のリヤフレーム15と、左右一対のリヤフレーム15の中間部を車幅方向に連結する略Uの字状の中央クロスメンバ16と、左右一対のリヤフレーム15の上部を車幅方向に連結する上部クロスメンバ17と、から構成し、下部クロスメンバ14及びリヤフレーム15にスイング式のパワーユニット20(前部のエンジン21と後部の動力伝達機構22の組み合わせ構造)が取り付けられる。
また、自動二輪車10は、図1及び図2に示すように、ヘッドパイプ12に操向自在に支持されるフロントフォーク23と、フロントフォーク23の下端部に回転可能に支持される前輪WFと、フロントフォーク23の上端部に取り付けられる操舵用のハンドル24と、パワーユニット20の後端部に回転可能に支持される後輪WRと、パワーユニット20をリヤフレーム15に懸架するクッションユニット25と、エンジン21の上方に配置され、ヘルメットHなどの物品を収納するための物品収納室51を有する収納ボックス50と、収納ボックス50の上方に配置され、収納ボックス50の上部前端部に設けられるシートヒンジ26を介して開閉可能に支持されるシート27と、リヤフレーム15の後部に取り付けられる燃料タンク28と、車体フレーム11を覆うボディカバー60と、を備える。
なお、図1中の符号30はヘッドライト、31はバックミラー、32はフロントウィンカ、33はフロントフェンダ、34はバッテリー、35はテールライト装置、36はリヤフェンダ、37はスロットルボディ、38はエアクリーナ、39は排気管、40はマフラー、41はメインスタンドである。
ボディカバー60は、図1に示すように、ヘッドライト30の周辺を覆うヘッドライトカバー61と、ヘッドパイプ12の前方を覆うフロントカバー62及びフロントサイドカバー63と、フロントサイドカバー63に接続されてヘッドパイプ12の後方を覆うと共に運転者の足の前方を覆うレッグシールド64と、レッグシールド64の下端部に接続されて後方に延び、運転者の足を載せるためのステップフロア65と、ステップフロア65の外縁に接続されてメインフレーム13の側方を覆うフロアサイドカバー66と、フロアサイドカバー66の下端部に接続されてメインフレーム13の下方を覆うアンダーカバー67と、左右一対のリヤフレーム15及び収納ボックス50を覆うリヤカバー70と、を備える。
リヤカバー70は、図1〜図3に示すように、収納ボックス50の左右両側を覆う左右一対のリヤサイドカバー(サイドカバー部)71と、リヤサイドカバー71の後部に接続され収納ボックス50の後方を覆い、テールライト装置35の上方に配置されるリヤセンタアッパカバー(リヤカバー部)72と、リヤサイドカバー71の後部に接続され収納ボックス50の後方を覆い、テールライト装置35の下方に配置されるリヤセンタロアカバー(リヤカバー部)73と、リヤサイドカバー71の前部に接続され収納ボックス50の前方を覆うフロントセンタカバー(フロントカバー部)74と、を備える。また、本実施形態では、左右一対のリヤサイドカバー71は金属製で、リヤセンタアッパカバー72、リヤセンタロアカバー73、及びフロントセンタカバー74は合成樹脂製である。
そして、本実施形態では、図2〜図4に示すように、リヤフレーム15の後端部にリヤカバーヒンジ(ボディカバーヒンジ)80が設けられる。このリヤカバーヒンジ80は、左右一対のリヤフレーム15の後端部を車幅方向に連結するように取り付けられるブラケット81と、ブラケット81に車幅方向に沿って取り付けられるピボットパイプ82と、ピボットパイプ81の車幅方向両端部に嵌着されるクッションラバー83,83と、クッションラバー83,83に上方から被せる側面視逆Uの字状のガイド部材84a,84を下端部に有するヒンジブラケット84と、を備える。これにより、ヒンジブラケット84は、クッションラバー83,83を介してピボットパイプ82に回動可能に設けられる。
また、本実施形態では、リヤカバーヒンジ80のヒンジブラケット84にテールライト装置35が着脱可能に取り付けられると共に、このテールライト装置35とリヤサイドカバー71の後部にリヤセンタアッパカバー72及びリヤセンタロアカバー73が着脱可能に取り付けられる。また、リヤサイドカバー71の後部にフロントセンタカバー74が着脱可能に取り付けられる。
また、本実施形態では、図2及び図4に示すように、リヤカバーヒンジ80のヒンジブラケット84の上端面にリヤグリップ90がボルト131により締結され、これにより、リヤグリップ90は、リヤカバーヒンジ80を介してリヤフレーム15の後端部に回動可能に支持される。なお、ボルト131は、リヤグリップ90の後部に下方に向けて突設されるベース部91の雌ねじ部91aに下方から螺着される。
リヤグリップ90は、図2〜図4に示すように、上述したベース部91と、シート27の側方に配置され略前後方向に指向する左右一対のサイドグリップ部92と、車幅方向を指向して左右一対のサイドグリップ部92を連結するクロスグリップ部93と、サイドグリップ部92の車幅方向内側に形成される平板部94と、を有する。
平板部94は、車体中心線CLに対して左右対称に形成され、その下面には、後述するロッド100を下側から締結するための雌ねじ部95,95と、シート27に掛かる荷重を受ける円形リブ状のシート荷重受け部96と、雌ねじ部95,95及びシート荷重受け部96間に配置され、シート荷重受け部96の周辺の剛性を確保するリブ97,97と、が形成される。また、平板部94の上面には、シート27の下面に備えられたゴム製の弾性部材98が当接する。
また、本実施形態では、図2〜図4に示すように、リヤグリップ90の平板部94の雌ねじ部95,95にリヤカバー70のリヤサイドカバー71を支持するロッド100がボルト132,122によりそれぞれ締結される。なお、ボルト132は、雌ねじ部95に下方から螺着される。
ロッド100は、図2〜図5に示すように、リヤグリップ90のサイドグリップ部92に沿うように配置され、リヤグリップ90の平板部94に締結される基部101と、基部101から車両前方に湾曲して延びるロッド本体102と、ロッド本体102の先端部に形成され、車体フレーム11に締結支持される円筒状の車体締結部103と、ロッド本体102の先端部から車両外方に延び、リヤサイドカバー71を支持する第1カバー支持部104と、基部101の下面から車両外方且つ下方に延び、リヤサイドカバー71を支持する第2カバー支持部105と、を有する。なお、ロッド100は、車体中心線CLに対して左右対称に形成され、図5にはリヤグリップ90の車両左側の平板部94に締結されるロッド100のみを示す。
そして、車体締結部103は、上部クロスメンバ17の車幅方向両端部にそれぞれ突設されるブラケット17aに、収納ボックス50の締結板部52と共にボルト133により締結される。なお、ボルト133は、ブラケット17aの裏面に固定される溶着ナット17bに上方から螺着される。
また、第1カバー支持部104には、リヤサイドカバー71の上面に取り付けられる取付ステー71aがボルト134により締結され、第2カバー支持部105には、リヤサイドカバー71の上面に取り付けられる取付ステー71bがボルト135により締結される。これにより、リヤサイドカバー71は、第1及び第2カバー支持部104,105を介してロッド100に支持される。なお、ボルト134は、取付ステー71aの裏面に固定される溶着ナット71cに上方から螺着され、ボルト135は、取付ステー71bの裏面に固定される溶着ナット71dに上方から螺着される。
また、本実施形態では、図6及び図7に示すように、左右一対のリヤサイドカバー71の前部に、左右一対のリヤサイドカバー71を車幅方向に連結するクロスメンバ110がボルト136により締結される。なお、ボルト136は、リヤサイドカバー71の上面に取り付けられる取付ステー71eの表面に固定される溶着ナット71fに内方から螺着される。
クロスメンバ110は、図8に示すように、一枚の板部材から成形されており、平板部111と、平板部111の車幅方向両端部を上方に折り曲げることにより形成され、上述したように、リヤサイドカバー71の取付ステー71eに締結される取付片112と、を有する。
また、クロスメンバ110は、収納ボックス50の底部53の前端部の下方に配置され、収納ボックス50の底部53にボルト137,127により締結される。なお、ボルト137は、平板部111の下面に固定される溶着ナット111aに上方から螺着される。
また、クロスメンバ110の平板部111の車幅方向中心部には、中央クロスメンバ16の車幅方向中心部に設けられるブラケット16aの上面に固定されるナット16bを嵌合させる嵌合孔113と、この嵌合孔113の後部に配置され、後述する掛止ロッド121の先端部に掛け止められる掛止凹部114と、が一体に形成される。なお、図8中の符号115は肉抜き穴である。
そして、クロスメンバ110は、その平板部111の嵌合孔113をブラケット16aのナット16bに嵌合させた後、ブラケット16aのナット16bに、収納ボックス50の底部53と共にボルト138により締結される。なお、ボルト138は、ブラケット16aのナット16bに上方から螺着される。
このように構成された自動二輪車10では、リヤカバーヒンジ80のヒンジブラケット84、リヤグリップ90、ロッド100、リヤサイドカバー71(リヤカバー70)、クロスメンバ110、収納ボックス50、及びシート27が一体的に結合されリヤカバー組立体(ボディカバー組立体)120を構成しており、このリヤカバー組立体120は、中央クロスメンバ16のブラケット16aにクロスメンバ110及び収納ボックス50を締結する1本のボルト138と、上部クロスメンバ17のブラケット17aにロッド100及び収納ボックス50を締結する2本のボルト133,133の締結を解除することにより、リヤカバーヒンジ80を介して上下開閉可能に設けられる。
また、本実施形態では、図6及び図7に示すように、中央クロスメンバ16のブラケット16aの後部に設けられる支持片16cの支持穴16dに、リヤカバー組立体120を上方に開いた状態に維持する掛止ロッド121が揺動可能に支持される。そして、掛止ロッド121は、使用時は、車両上方に起立されており、その先端部に形成される略Vの字状の掛止部121aにクロスメンバ110の掛止凹部114が掛け止められることにより、リヤカバー組立体120が上方に開いた状態に維持される。また、不使用時は、車両後方に倒されており、その先端部の掛止部121aがリヤフェンダ36の前端部に設けられる保持部36aに保持されることにより固定される。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車10によれば、リヤグリップ90は、シート27の側方に配置され略前後方向に指向する左右一対のサイドグリップ部92と、車幅方向を指向して左右一対のサイドグリップ部92を連結するクロスグリップ部93と、を有し、ロッド100は、サイドグリップ部92に沿うように配置され、リヤグリップ90にボルト132,132で締結支持されるため、ロッド100の長さを短くすることができ、リヤグリップ90を剛性部材として利用することができる。これにより、特別な剛性部材を設けなくても、リヤカバー70の支持剛性を向上することが可能となる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、リヤグリップ90は、サイドグリップ部92の車幅方向内側に平板部94を有し、平板部94には、ロッド100が下側から締結されるため、外部に露出するサイドグリップ部92の外観性を維持することができる。また、平板部94には、シート27に掛かる荷重を受けるシート荷重受け部96が設けられるため、シート27の荷重を効果的に支持することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、リヤカバー70は、収納ボックス50の左右両側を覆う左右一対のリヤサイドカバー71と、リヤサイドカバー71の後部に接続され収納ボックス50の後方を覆うリヤセンタアッパカバー72及びリヤセンタロアカバー73と、リヤサイドカバー71の前部に接続され収納ボックス50の前方を覆うフロントセンタカバー74と、を有し、リヤサイドカバー71、リヤセンタアッパカバー72、リヤセンタロアカバー73、及びフロントセンタカバー74がそれぞれ別体部品であるため、複雑な形状を比較的容易に成形することができる。また、リヤサイドカバー71を金属製、リヤセンタアッパカバー72、リヤセンタロアカバー73、及びフロントセンタカバー74を合成樹脂製として、部分的に材料を変更することもできる。
また、リヤセンタアッパカバー72及びリヤセンタロアカバー73は、リヤサイドカバー71に着脱可能に取り付けられるため、リヤカバー70の修理や交換の際に所有者の出費を抑えることができる。
また、比較的大きな部材であるリヤサイドカバー71をロッド100で支持し、比較的小さな部材であるリヤセンタアッパカバー72及びリヤセンタロアカバー73をリヤサイドカバー71に取り付けるため、リヤカバー組立体120の開閉の際に、リヤサイドカバー71とリヤセンタアッパカバー72及びリヤセンタロアカバー73との取り付け部分への荷重を軽減でき、この取り付け部分の補強を最小限に抑えることができ、結果として自動二輪車10のデザインの自由度を向上することができる。
また、本実施形態の自動二輪車10によれば、フロントセンタカバー74は、リヤサイドカバー71に着脱可能に取り付けられるため、リヤカバー70の修理や交換の際に所有者の出費を抑えることができる。
また、左右一対のリヤサイドカバー71の前部には、左右一対のリヤサイドカバー71を車幅方向に連結するクロスメンバ110が取り付けられ、クロスメンバ110は、収納ボックス50の底部53の下方に配置され、収納ボックス50の底部53と共に中央クロスメンバ16のブラケット16aに1本のボルト138により締結されるため、リヤサイドカバー71とフロントセンタカバー74との取り付け部分の補強を最小限に抑えることができる。また、上記した1本のボルト138の締結と、ロッド100及び収納ボックス50を上部クロスメンバ17のブラケット17aに締結する2本のボルト133,133の締結と、を解除するだけで、クロスメンバ110を含んだリヤカバー組立体120を上方に開けることができる。
本発明に係る自動二輪車の一実施形態を説明するための左側面図である。 図1に示すリヤグリップの周辺の拡大左側面図である。 図2に示すリヤグリップの周辺の拡大平面図である。 図2に示すヒンジブラケット、リヤグリップ、及びロッドの締結を説明するための一部切欠左側面図である。 図3に示す車両左側に配置されるロッドを説明するための図であり、(a)はロッドの平面図、(b)はロッドの左側面図である。 図1に示す物品収納室の周辺の拡大左側面図である。 図6に示す物品収納室の周辺の拡大平面図である。 図7に示すクロスメンバを説明するための図であり、(a)はクロスメンバの平面図、(b)はクロスメンバの左側面図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 車体フレーム
15 リヤフレーム
16 中央クロスメンバ
17 上部クロスメンバ
21 エンジン
26 シートヒンジ
27 シート
36 リヤフェンダ
50 収納ボックス
51 物品収納室
53 底部
60 ボディカバー
70 リヤカバー
71 リヤサイドカバー(サイドカバー部)
72 リヤセンタアッパカバー(リヤカバー部)
73 リヤセンタロアカバー(リヤカバー部)
74 フロントセンタカバー(フロントカバー部)
80 リヤカバーヒンジ(ボディカバーヒンジ)
84 ヒンジブラケット
90 リヤグリップ
92 サイドグリップ部
93 クロスグリップ部
94 平板部
96 シート荷重受け部
100 ロッド
103 車体締結部
110 クロスメンバ
120 リヤカバー組立体(ボディカバー組立体)
133 ボルト
138 ボルト

Claims (4)

  1. 車体フレームに懸架されるエンジンの上方に配置され、その底部が前記車体フレームに締結支持される収納ボックスと、
    前記収納ボックスの上方に配置され、シートヒンジを介して開閉可能に支持されるシートと、
    前記収納ボックスを覆うボディカバーと、
    前記車体フレームにボディカバーヒンジを介して支持されるリヤグリップと、
    前記リヤグリップの左右に前方に延びるように取り付けられ、前記ボディカバーを支持するものであって、前記車体フレームに締結支持される車体締結部を有するロッドと、を有するボディカバー組立体と、を備え、
    前記収納ボックスは、前記ボディカバー、前記リヤグリップ、及び前記ロッドの少なくとも1つと接続され、
    前記ボディカバー組立体は、前記収納ボックスの底部の締結と前記ロッドの前記車体締結部の締結を解除することにより、前記ボディカバーヒンジを介して一体的に上下開閉可能に設けられる自動二輪車において、
    前記リヤグリップは、前記シートの側方に配置され略前後方向に指向する左右一対のサイドグリップ部を有し、
    前記ロッドは、前記サイドグリップ部に沿うように配置され、前記リヤグリップに複数箇所で締結支持されることを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記リヤグリップは、前記サイドグリップ部の車幅方向内側に平板部を有し、
    前記平板部には、前記ロッドが締結され、且つ前記シートに掛かる荷重を受けるシート荷重受け部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記ボディカバーは、
    前記収納ボックスの左右両側を覆う左右一対のサイドカバー部と、
    前記サイドカバー部の後部に接続され前記収納ボックスの後方を覆うリヤカバー部と、を有し、
    前記リヤカバー部と前記サイドカバー部は別体部品であって、
    前記ロッドは、前記サイドカバー部を支持し、
    前記リヤカバー部は、前記サイドカバー部に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車。
  4. 前記ボディカバーは、
    前記収納ボックスの左右両側を覆う左右一対のサイドカバー部と、
    前記サイドカバー部の前部に接続され前記収納ボックスの前方を覆うフロントカバー部と、を有し、
    前記サイドカバー部と前記フロントカバー部は別体部品であって、
    前記フロントカバー部は、前記サイドカバー部に着脱可能に取り付けられ、
    前記左右一対のサイドカバー部の前部には、前記左右一対のサイドカバー部を車幅方向に連結するクロスメンバが取り付けられ、
    前記クロスメンバは、前記収納ボックスの下方に配置され、前記収納ボックスと共に前記車体フレームに締結されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車。
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