JP5036188B2 - 熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの加工方法 - Google Patents
熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの加工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5036188B2 JP5036188B2 JP2006025153A JP2006025153A JP5036188B2 JP 5036188 B2 JP5036188 B2 JP 5036188B2 JP 2006025153 A JP2006025153 A JP 2006025153A JP 2006025153 A JP2006025153 A JP 2006025153A JP 5036188 B2 JP5036188 B2 JP 5036188B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- heat
- cut
- blade
- shrinkable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
通常、かかる熱収縮性筒状ラベルには、容器から筒状ラベルを除去するため、分断補助線としてミシン目が形成されている。
かかるミシン目が形成された熱収縮性筒状ラベルは、容器に外嵌された後、加熱することによって周方向に収縮し、容器に装着される。そして、該筒状ラベル付き容器の使用後、筒状ラベルの上縁(又は下縁)に爪などを入れ、筒状ラベルの上端部(又は下縁)を摘んで引き取ることによりミシン目に沿って切取線が形成されていく。従って、筒状ラベルを縦方向に分断し、これを容器から除去できる。
具体的には、熱収縮性筒状ラベルは、装着時、周方向に大きく熱収縮するため、周方向に引張り力が加わる。このため、熱収縮性筒状ラベルを容器に装着した際、縦方向に伸びる直線状の貫通孔部を有するミシン目は、その貫通孔部が周方向に引張られて拡がることにより、楕円形状に開口する。また、針穴状の貫通孔部を有するミシン目は、その貫通孔部が周方向に引張られて拡がることにより、楕円形状に開口する。このようにミシン目の貫通孔部が拡がると、筒状ラベル付き容器に衝撃が加わった際(例えば容器の落下など)、該拡がった貫通孔部の縁から亀裂が生じ、筒状ラベルが破断する場合がある。特に、飲料容器などとして広く用いられているポリエチレンテレフタレート製容器は、近年薄肉化されているため、衝撃によって変形し易く、この種の容器に装着された上記熱収縮性筒状ラベルは、ミシン目の貫通孔部から破断し易い傾向にある。
また、ミシン目の貫通孔部が拡がることで、ミシン目の貫通孔部が目立ち、筒状ラベルの外観を損ねるという問題もある。
よって、該熱収縮性筒状ラベルが装着された容器に衝撃が加わっても、筒状ラベルが破断し難い。また、装着時に切込部が拡がらないことから、美麗な装着外観を呈する熱収縮性筒状ラベルを提供できる。特に、切込部は、筒状フィルムの外面における開口面積が小さいので、外観上、これが目立ち難い。
また、切込部は、フィルムの内面に於ける開口面積が大きいので、分断時に筒状ラベルの一部分を摘んで引張ると、切込部に沿って切取線が形成されていく。従って、該切込部を有する分断補助線を利用して、装着された筒状ラベルを容易に分断除去することもできる。
よって、該熱収縮性筒状ラベルが装着された容器に衝撃が加わっても、筒状ラベルが破断し難く、又、非貫通な切込部であるため、美麗な装着外観を呈する。
また、切込部を有する分断補助線を利用して、装着された筒状ラベルを容易に分断除去することもできる。
また、刃部は、先端が尖状の略三角形状であって回転刃の回転方向に所定厚みを有するので、熱収縮性フィルムの主延伸方向に於ける長さが、フィルムの厚み方向に小さくなった切込部を、熱収縮性フィルムに形成することができる。
さらに、本発明の加工方法は、熱収縮性フィルムに進入する刃部の外形状に合った切込部を、熱収縮性フィルムに確実に形成することができる。従って、設計誤差の極めて少ない切込部を熱収縮性フィルムに形成することが可能となる。
図1及び図2に於いて、1は、基材を筒状に成形してなる筒状フィルム2と、該筒状フィルム2の縦方向に形成された分断補助線3と、該筒状フィルム2の一部分を切断することにより形成された分断起点用の切り目5と、を備える熱収縮性筒状ラベルを示す。
具体的には、該筒状フィルム2は、例えば、熱収縮性の基材を筒状にしてその両側端部を重ね合わせ、該重ね合わせ部分を溶剤又は接着剤などで接着することによってセンターシール21が形成された態様からなる。
上記センターシール21の幅は特に限定されないが、通常、2〜7mm程度が例示される。
但し、熱収縮率(%)=[{(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)−(幅方向(又は縦方向)の浸漬後の長さ)}/(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)]×100。
各切込部6は、筒状フィルム2を厚み方向に切り込んだ線状開口により形成されている。例えば、図3(b)に示すように、分断補助線3の切込部6は、筒状フィルム2の外面2aに開けられた開口の周長さが筒状フィルム2の内面2bに開けられた開口の周長さよりも短く形成されている。かかる分断補助線3によれば、筒状フィルム2の外面2aの開口面積が小さくなるので、外観上も好ましい。
かかる外面2aと内面2bに於ける開口の周長さが異なる切込部6は、図示したような筒状フィルム2の厚み方向に開口面積が次第に拡大するように形成されたものが含まれる。例えば、切込部6は、その周方向両端部が筒状フィルム2の厚み方向に向かって次第に小さくなるテーパ状に形成され、且つ切込部6の縦方向端部(上下端部)が、筒状フィルムの厚み方向に直線状に形成されたものが含まれる。
筒状フィルム2の内面2bに於ける各切込部6の周長さ6X及び縦長さ6Yは、図3(a)に示すように、周長さ6X:縦長さ6Yが、1:5〜5:1程度に形成されていることが好ましく、更に、1:2〜5:1程度に形成されていることがより好ましい。具体的には、同切込部6の周長さ6Xは、例えば0.02〜1.0mm程度が例示され、切込部6の縦長さ6Yは、例えば0.1〜0.5mm程度が例示される。また、上下の切込部6の形成間隔(非切込部7の縦長さ7Y)は、余りに間隔が狭いと耐衝撃性に劣り、余りに広いと筒状ラベル1の分断性が悪くなるので、0.2〜3.0mm程度に形成されていることが好ましい。
もっとも、筒状フィルム2(筒状ラベル1)の外面2aの開口が短く形成されている方が、外観上、切込部6が目立ち難いので好ましい。
尚、第1及び第2補助線31,32の切込部6の形成位置は、上記に限られず、例えば、図5に示すように、第1補助線31の切込部6の上下間に、第2補助線32の切込部6が位置するように、第1補助線31の切込部6と第2補助線32の切込部6を互い違いに形成することもできる(第3及び第4補助線33,34についても同様に変更できる)。
該分断起点用の切り目5は、例えば、周方向に伸びる切込線51と非切込部52が交互に形成された(切込線51が断続的に形成された)態様からなる。該切り目5の一方端は、センターシール21の一方側に形成された分断補助線3(第2補助線32)の切込部6の近傍に位置し、切り目3の他方端は、センターシール21の他方側に形成された分断補助線3(第3補助線33)の切込部6の近傍に位置している。
切り目5の一方端と分断補助線3(第2補助線32)の切込部6の間隔は、例えば、0.5〜3.0mm程度が好ましい。また、切り目5の他方端と分断補助線3(第3補助線33)の切込部6の間隔についても同様である。
尚、筒状ラベル1の分断性が良好になること、及び切り目5の切込線51が長くなり過ぎないことなどから、切り目5の一方端及び/又は他方端は、分断補助線3の切込部6の近傍に位置して形成されていることが好ましい。もっとも、これに代えて、切り目5の一方端及び/又は他方端が、分断補助線3の切込部6に交わって形成されていてもよい。
切り目5を形成する縦方向位置は、特に限定されない。但し、切り目5は、筒状ラベル1の分断起点として利用される点から、切り目5は、筒状フィルム2の上縁寄り又は下縁寄りに形成されていることが好ましい。例えば、切り目5は、筒状フィルム2の上縁又は下縁から縦方向に3〜6mm程度離れた位置に形成される。
特に、切り目5は、装着する容器の凹み部(又はパネル面)に対応する位置に形成することが好ましい。かかる切り目5が形成された熱収縮性筒状ラベル1は、容器に装着した際、容器の凹み部に対応して切り目5が位置する。従って、切り目5の内面側が空間となり、筒状ラベル1の外面から押すことにより断続状の切込線51を容易に開口でき、切り目5を通じて筒状フィルム2の一部分を摘むことができる。
尚、図示した例では、筒状フィルム2の上縁寄りにのみ1本の切り目5を形成したものを例示しているが、これに代えて、筒状フィルム2の下縁寄りにのみ1本の切り目5を形成してもよいし、或いは、筒状フィルム2の上縁寄り及び下縁寄りに、それぞれ切り目5を形成してもよい。
切り目5の切込線51及び非切込部52の周長さは、特に限定されないが、余りに切込線51が短すぎたり、非切込部52が長すぎると、切り目5を通じて筒状フィルム2の一面を開口させることが困難となる。この点を考慮すると、切り目5の切込線51の周長さ51Xは、2〜15mm程度、同非切込部52の周長さ52Xは、2mm以下程度に形成されていることが好ましい。
このように切り目5を構成する切込線51の両端部51aを厚肉状に形成することにより、切込線51の両端部51aの強度が増し、切込線51の端部から亀裂が生じることを防止できる。特に、レーザービームなどを用いたフィルム溶断により切込線51が形成されている場合、切込線51の両端部51aに於けるフィルム部分が厚肉状になると共に硬化するため、より亀裂が入りにくく好ましい。
筒状フィルム2の外面2aと内面2bに於ける開口の周長さが異なる切込部6を、熱収縮性フィルムに形成するには、例えば、下記機械的加工方法が用いられる。
具体的には、図6に示すように、周囲に複数の刃部101が所定間隔をあけて突設された回転刃100と、回転刃100の回転時、回転刃100の各刃部101の先端が順次当接するように対向配置された受けロール200と、を備える加工装置を用いる。
尚、本例では、センターシール21の両側に、2本の分断補助線3が隣接して形成される筒状ラベル1(即ち図1に示す筒状ラベル1)に用いられる熱収縮性フィルム(基材)を製造する場合を示している。但し、回転刃100の本数や位置は、分断補助線3の形成本数や形成位置に応じて適宜設定変更されるものである。
回転刃100と受けロール200は、図6(b)に示すように、フィルムを送り出す方向に同期して回転するようになっている。また、回転刃100と受けロール200は、回転刃100の刃部101が受けロール200の表面層202に僅かに入り込む程度の位置を以て、平行に配置されている。従って、回転刃100の回転時、各刃部101が順次受けロール200の表面に僅かに入り込むようになっている。
フィルム300は、筒状ラベル1を構成する基材であって、筒状に成形される前の長尺状のものである。
このフィルム300を引き出して受けロール200の表面に回し掛け、受けロール200の回転によって、フィルム300を回転刃100と受けロール200の間に供給する。熱収縮性フィルムは、その主延伸方向が回転刃100の回転軸と略平行にして供給される。供給されたフィルム300には、図8に示すように、フィルム300の主延伸方向と直交する方向に刃部101が順次進入し、回転する回転刃100の刃部101が順次押し込まれていく。この刃部101の押圧により、刃部101の先端がフィルム300を僅かに突き抜ける。三角形状の刃部101が、フィルム300を僅かに突き抜けることにより、フィルム300の一面に於ける開口面積が大きく且つ他面に於ける開口面積の小さい切込部6であって、その周方向長さが筒状フィルムの厚み方向に小さい切込部6が、フィルム300の縦方向(長手方向)に所定間隔を開けて形成される(図6(a)参照)。
加工済みフィルム300を幅方向に切断し、両端部を重ね合わせてセンターシールし、分断起点用の切り目5を形成することにより、上記熱収縮性筒状ラベル1が得られる。
すなわち、従来、この種フィルムのミシン目加工は、図9に示すように、針401が周囲に突設された回転刃400を回転させながらフィルム300を送り出し、フィルム300に回転刃400の針401を進入退出させる方法により行われている。そして、フィルム300を送るローラ500には、フィルム300に進入した針401が自由に出入りできる空間部501が形成されている。これにより針401の先端は、フィルム300を大きく突き抜けて空間部501に進入した後、回転刃400の回転に従い退出する。
この針401の先端は、回転刃400の回転により円弧状の軌跡を描くので、針401がフィルム300に大きく突き抜けると、針401が進入退出する際に、フィルム300に接触している時間が長くなる。その結果、本来、フィルム300には、針401の胴部の形状に適合した円状の孔部が形成されるべきところ、同図(c)に示すように、回転しながら進入退出する針401の先端によって、孔部600の上下端に亀裂のような尖状痕601が生じる。
孔部600に尖状痕601が生じると、熱収縮性筒状ラベル1の熱収縮時、その部分に収縮応力が加わって、孔部600が拡がり易く、引いては衝撃による破断の原因ともなる。
特に、筒状フィルム2の縦方向の長さが刃部101の厚みよって一定となる切込部6を確実に形成できるので、本発明の熱収縮性筒状ラベル1を製造する際の加工方法として好適に利用できる。
熱収縮性筒状ラベル1は、飲料容器、食品容器、化粧品容器などの所望の収納物が収納された各種容器8に熱収縮装着できる。
容器8の材質は、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂製容器(例えばPETボトル等)、発泡樹脂製容器、ガラス容器、金属製容器など、様々な材質のものに本発明の熱収縮性筒状ラベル1を熱収縮装着することができる。
また、容器8の形状についても特に限定されず、円筒状、角柱状などの胴部81の上方に次第に縮小する傾斜状の肩部82が形成された容器8(例えば、図示したようなボトル型容器など)、このような肩部を有しない円筒状や角柱状の筒状容器、その他、瓢箪型容器、円錐状などの錐状容器など、各種形状の容器に装着することができる。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、分断補助線3の切込部6の周方向長さが筒状フィルムの厚み方向に小さくなっているので、熱収縮時、周方向に大きな引張り力が加わっても、分断補助線3の切込部6が、楕円形状などに拡がることを防止できる。特に、該切込部6は、筒状フィルム2の内面2b(上記[0023]で述べた変形例では、外面2a)に於ける開口が大きく、且つ外面2a(同変形例では内面2b)に於ける開口が小さい。従って、筒状フィルム2の厚み方向に同じ開口面積を以て形成した場合に比して、熱収縮時、切込部6の拡がりをより確実に防止できる。
よって、該熱収縮性筒状ラベル1が装着されたラベル付き容器に衝撃が加わっても、筒状ラベル1が破断し難くなる。また、装着時、分断補助線3の切込部6が拡がらないことから、美麗な外観を呈するラベル付き容器を提供できる。
ところで、分断補助線3の切込部6は、周方向に伸びる線状に形成されているので、分断途中に於いて、切取線9が、第2補助線32の切込部6又は第3補助線33の切込部6の端部から周方向に向きを変える虞がある。
この点、センターシール21の両側の分断補助線3は、それぞれ少なくとも2本隣接して形成されているので、例えば、切取線9が、第2補助線32の切込部6の端部から周方向に向きを変えても、該切取線9は、隣接して形成された第1補助線31に至り、再び縦方向に向きを戻す。従って、切取線9は、分断補助線3に沿って縦方向に確実に形成されていき、これにより、筒状ラベル1を縦方向に確実に分断することができる。
上記実施形態に於いて、分断補助線3の切込部6は、筒状フィルム2の内面2bと外面2aに於ける開口面積が異なり且つ筒状フィルム2の厚み方向に貫通する線状開口からなるが、例えば、分断補助線3の切込部6は、筒状フィルム2の外面2aから内面2bにまで貫通しない非貫通態様でもよい。例えば、図11に示すように、切込部6は、筒状フィルムの内面2b側から形成された線状の凹み(所謂ハーフカットなども含まれる)などで構成されていてもよい。
尚、上記とは逆に、非貫通態様の切込部6は、筒状フィルム2の外面2a側から形成された線状の凹み(所謂ハーフカット)で構成されていてもよい。
但し、上記非貫通状の切込部6の周長さは、切込部6の開口の最も長い部分を指す。
図11に例示の切込部6は、筒状フィルムの内面2bに於ける開口は、筒状フィルム2の縦方向に長く形成されているが、筒状フィルム2の周方向に長いものでもよい。
一方、分断補助線3の切込部6が、非貫通状の場合には、筒状ラベル1の分断性という点では貫通状のものよりも劣ると考えられる。もっとも、非貫通状の切込部6であっても、それが形成された部分は、形成されていない部分に比して切れ易くなっているので、該切込線6を有する分断補助線3に沿って筒状ラベル1を分断することはできる。
すなわち、軟質の表面層202を有する上記受けロール200に代えて、硬質の表面層202を有する受けロール200を用いる。この硬質の表面層202は、回転刃100の刃部101が当接しても、該刃部101が表面層202に入り込まないものである。このような表面層202を有する受けロール200は、芯材201に鋼材などを被覆したり、或いは、芯材201(鋼材パイプ等)をそのまま用いるなどで構成できる。
かかる受けロール200と回転刃100と受けロール200は、回転刃100の刃部101が受けロール200の表面層202に当接する位置を以て、平行に配置されている。従って、回転刃100の回転時、各刃部101が順次受けロール200の表面に接する。
尚、非貫通状の切込部6を上記回転刃100で形成する場合、フィルム300に対する刃部101の入込み量(つまり、切込部6の深さ)は、フィルムの厚みが0.05mmの場合には、例えば0.05〜0.1mm程度が挙げられ、切込部6の開口の周方向長さは、例えば0.05mm程度、同開口の縦方向長さは例えば0.2mm程度が挙げられる。
尚、本変形例の加工方法は、上記構成により、非貫通状の切込部6を形成できるが、回転刃100の刃部101をフィルム300に押圧するので、形成される全ての切込部6が非貫通状に形成されるとは限られない。例えば、形成される複数の切込部6のうち、一部の切込部6が貫通状に形成される場合もあり得る。
また、厚肉状のセンターシール21を分断片として帯状に切り取ることができるので、分断補助線3は、センターシールの近傍に沿って形成することが好ましいが、例えば、図13(b)に示すように、センターシール21の形成されていない領域に、分断補助線3を形成することもできる。
また、上記実施形態では、分断補助線3は、隣接して2本隣接して形成されているが、例えば、図14(a)に示すように、1本の分断補助線3が形成されているものでもよい。また、3本以上の分断補助線3を隣接して形成することも可能である。
また、切り目5は、周方向に平行に形成されている構成に限られず、例えば、図14(b)に示すように、周方向に対して斜め(傾斜状)に形成されていてもよい。また、切り目5は、正面視直線状に限られず、例えば、正面視円弧状や波形状などに形成されていてもよい。また、切り目5が形成されていない熱収縮性筒状ラベル1でもよい。
尚、上記各図では、切込部6や切込線51などを直線的に描いているが、実際には、フィルムの加工歪みなどに起因して、湾曲・変形などが起こるものである。
Claims (3)
- 少なくとも周方向に熱収縮性を有する筒状フィルムと、この筒状フィルムの縦方向に断続的に形成された切込部を有する分断補助線と、を備え、
前記分断補助線の切込部は、筒状フィルムの周方向に伸びる線状に形成され且つその周方向長さが筒状フィルムの厚み方向に小さくなっており、該切込部が、筒状フィルムの内面から外面に貫通して形成されていると共に、フィルムの内面に於ける開口面積に比して外面に於ける開口面積が小さく形成されていることを特徴とする熱収縮性筒状ラベル。 - 少なくとも周方向に熱収縮性を有する筒状フィルムと、この筒状フィルムの縦方向に断続的に形成された切込部を有する分断補助線と、を備え、
前記分断補助線の切込部は、筒状フィルムの周方向に伸びる線状に形成され且つその周方向長さが筒状フィルムの厚み方向に小さくなっており、該切込部が、筒状フィルムの内面側から形成され且つ筒状フィルムに非貫通な凹状であることを特徴とする熱収縮性筒状ラベル。 - 周囲に複数の刃部が所定間隔をあけて突設された回転刃と、回転刃が回転した際、回転刃の各刃部の先端が順次当接するように設けられた受けロールと、を用い、前記刃部は、先端が尖状の略三角形状であって回転刃の回転方向に所定厚みを有し、前記尖状の先端の稜線の向きが回転刃の回転方向に沿うように、前記複数の刃部が回転刃に設けられており、
前記回転刃の刃部と受けロールの間に熱収縮性フィルムを供給すると共に回転刃を回転させ、熱収縮性フィルムの主延伸方向と直交する方向に回転刃の刃部を順次進入させ、フィルムに対して各刃部を押圧することにより、熱収縮性フィルムに所定間隔をあけて切込部を形成することを特徴とする熱収縮性フィルムの加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025153A JP5036188B2 (ja) | 2006-02-01 | 2006-02-01 | 熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006025153A JP5036188B2 (ja) | 2006-02-01 | 2006-02-01 | 熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007204113A JP2007204113A (ja) | 2007-08-16 |
JP5036188B2 true JP5036188B2 (ja) | 2012-09-26 |
Family
ID=38483917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006025153A Expired - Fee Related JP5036188B2 (ja) | 2006-02-01 | 2006-02-01 | 熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5036188B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4934576B2 (ja) * | 2007-11-27 | 2012-05-16 | 麒麟麦酒株式会社 | 熱収縮性筒状ラベル及びそれを用いた容器に充填された製品 |
JP5476634B2 (ja) * | 2010-09-29 | 2014-04-23 | 株式会社フジシール | 熱収縮性筒状ラベル |
JP5877720B2 (ja) * | 2012-01-17 | 2016-03-08 | 西場 重蔵 | 包装用筒状収縮フィルム、並びに、収縮フィルムのセンターシール方法及び装置 |
JP2016060535A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | レンゴー株式会社 | シュリンク包装体及びその包装装置 |
JP6676016B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2020-04-08 | 株式会社トッパンインフォメディア | ボトルに対して装着されるラベル、その装着方法、及びシステム |
JP7125662B2 (ja) * | 2018-03-30 | 2022-08-25 | 大日本印刷株式会社 | 袋 |
JP2020050431A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-02 | 株式会社フジシール | 筒状ラベル付き容器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5432399B2 (ja) * | 1971-09-10 | 1979-10-13 | ||
JP3298000B2 (ja) * | 1998-06-26 | 2002-07-02 | 有限会社 中尾工業 | 切取構造を具えたpetボトルラップ用のフィルム並びにその製造方法並びにその製造装置 |
JP4298268B2 (ja) * | 2002-11-19 | 2009-07-15 | 株式会社フジシールインターナショナル | 熱収縮性筒状フィルム |
JP4722586B2 (ja) * | 2004-07-06 | 2011-07-13 | 株式会社ヤクルト本社 | オーバーラップ包装体 |
-
2006
- 2006-02-01 JP JP2006025153A patent/JP5036188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007204113A (ja) | 2007-08-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5036188B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性フィルムの加工方法 | |
JP4787030B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル | |
JP6210991B2 (ja) | 筒状シュリンクラベル及びその製造方法 | |
JP4833600B2 (ja) | ラベル装着体 | |
JP5112902B2 (ja) | 包装体 | |
JP4999558B2 (ja) | キャップシール | |
JP4934576B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル及びそれを用いた容器に充填された製品 | |
JP4684820B2 (ja) | 切目形成方法及び筒状ラベル | |
JP5112929B2 (ja) | ラベル体及びラベル付容器 | |
JP4866073B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 | |
JP6182782B2 (ja) | ラベル付き容器 | |
JP2009249002A (ja) | シュリンクラベル用原反およびシュリンクラベル付き容器 | |
JP2013049433A (ja) | 熱収縮性筒状フィルム | |
JP2008260547A (ja) | キャップシール、及びキャップシール包装体 | |
JP2009040493A (ja) | 包装ラベルおよびラベル付容器 | |
JP4828244B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル | |
JP2009204866A (ja) | 熱収縮性筒状ラベル及びそれを用いた容器に充填された製品 | |
JP2008285195A (ja) | シュリンクラベルおよびそのラベル装着体 | |
JP2017052537A (ja) | 筒状ラベル付き容器、及びその製造方法 | |
JP6566778B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及び筒状ラベル付き容器 | |
JP2019164274A (ja) | 熱収縮性筒状ラベル及び筒状ラベル付き容器 | |
JP6591768B2 (ja) | ラベル付き容器及び筒状ラベル | |
JP4369169B2 (ja) | 熱収縮性管状ラベルとその製造方法 | |
JP2008265859A (ja) | キャップシール | |
JP2009051527A (ja) | キャップシール付き容器、及び該容器の製造方法、及びキャップシール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110506 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110623 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110909 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111207 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120120 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120622 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120703 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5036188 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |