JP4787030B2 - 熱収縮性筒状ラベル - Google Patents
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Description
通常、かかる熱収縮性筒状ラベルには、容器から筒状ラベルを除去するため、分断補助線としてミシン目が形成されている。
かかるミシン目が形成された熱収縮性筒状ラベルは、容器に外嵌された後、加熱することによって周方向に収縮し、容器に装着される。そして、該筒状ラベル付き容器の使用後、筒状ラベルの上縁(又は下縁)に爪などを入れ、筒状ラベルの上端部(又は下縁)を摘んで引き取ることによりミシン目に沿って切取線が形成されていく。従って、筒状ラベルを縦方向に分断し、これを容器から除去できる。
また、ミシン目の貫通孔部が、拡がることで、ミシン目の貫通孔部が目立ち、筒状ラベルの外観を損ねるという問題もある。
さらに、上記熱収縮性筒状ラベルは、筒状フィルムの一部分を切断することにより分断起点用の切り目が形成されているので、該切り目を起点にして筒状ラベルの一部分を摘み易くなる。加えて、この切り目は、分断補助線の切込部と交わって又は分断補助線の切込部の近傍に設けられているので、切り目を起点にして筒状ラベルの一部分を摘んでこれを縦方向に引き取ることができる。よって、切込部が周方向に伸びる線状に形成されている分断補助線であっても、該分断補助線に沿って切取線が形成されていき、筒状ラベルを容易に且つ確実に縦方向に分断することができる。
一般に、ミシン目などの分断補助線を利用しつつ筒状ラベルを分断する際、上述のように、切取線が分断補助線に沿って縦方向に形成されていく。
しかしながら、分断補助線の切込部が周方向に伸びる線状に形成されている上記熱収縮性筒状ラベルは、筒状ラベルの分断途中に於いて、その切取線が、分断補助線の切込部の端部から周方向に向きを変える場合が考えられる。この場合、筒状ラベルが周方向に分断されるため、筒状ラベルを縦方向に分断して容器から除去できない。
この点、上記好ましい態様の熱収縮性筒状ラベルは、上記分断補助線が、少なくとも2本隣接して形成されている。従って、分断途中、切取線が、一方の分断補助線の切込部の端部から周方向に向きを変えても、該切取線は、隣接する他方の分断補助線に至るため、再び縦方向に向きを戻すこととなる。これにより、分断補助線に沿って確実に切取線が縦方向に形成されていき、筒状ラベルを縦方向に分断できる。
上記熱収縮性筒状ラベルは、分断起点用の切り目がセンターシールを横断して形成されているので、切り目を起点にして筒状ラベルのセンターシール部分を摘み、これを引き取ることができる。センターシール部分は、基材の両側端部が重ねられて厚肉状となっているので、該センターシール部分を引き取ることで、分断途中で途切れることなく、筒状ラベルを確実に分断して容器から取り除くことができる。
本発明の好ましい態様では、上記分断補助線の切込部が、筒状フィルムの厚み方向に貫通した開口であり、筒状フィルムの外面に開いた切込部の開口の周方向の長さが、筒状フィルムの内面に開いた開口の周方向の長さよりも短い上記熱収縮性筒状ラベルを提供する。
本発明の好ましい態様では、上記分断補助線の切込部が、筒状フィルムの内面側から形成された凹みからなる熱収縮性筒状ラベルを提供する。
さらに、該熱収縮性筒状ラベルは、容器から除去する際、分断補助線を利用しつつ容易に分断することができる。
図1及び図2に於いて、1は、基材を筒状に成形してなる筒状フィルム2と、該筒状フィルム2の縦方向に形成された分断補助線3と、該筒状フィルム2の一部分を切断することにより形成された分断起点用の切り目5と、を備える熱収縮性筒状ラベルを示す。
具体的には、該筒状フィルム2は、例えば、熱収縮性の基材を筒状にしてその両側端部を重ね合わせ、該重ね合わせ部分を溶剤又は接着剤などで接着することによってセンターシール21が形成された態様からなる。
上記センターシール21の幅は特に限定されないが、通常、2〜7mm程度が例示される。
但し、熱収縮率(%)=[{(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)−(幅方向(又は縦方向)の浸漬後の長さ)}/(幅方向(又は縦方向)の元の長さ)]×100。
本実施形態の熱収縮性筒状ラベル1は、図1及び図2に示すように、隣接して形成された2本の分断補助線3,3を1組とし、この1組の分断補助線3,3が、センターシール21の両側にそれぞれ形成されている。つまり、センターシール21の一方側には、隣接して2本の分断補助線3,3が形成され、センターシール21の他方側にも同様に、隣接して2本の分断補助線3,3が形成されている。以下、センターシール21の一方側に形成された2本の分断補助線3を、第1補助線31、第2補助線32といい、同他方側に形成された2本の分断補助線3,3を、第3補助線33、第4補助線34という。
各切込部6は、筒状フィルム2を厚み方向に切り込むことにより形成されており、例えば、図3(b)に示すように、筒状フィルム2の外面2aから内面2bにまで貫通する線状の開口によって形成されている。つまり、切込部6は、筒状フィルム2の外面2aから内面2bに亘って、筒状フィルム2の厚み方向に連続した略同形状(略同面積)の線状開口を形成することにより構成されている。
図3(a)に示すように、各切込部6の周長さ6X及び縦長さ6Yは、筒状ラベル1の耐衝撃性などの観点から、周長さ6X:縦長さ6Yが、3:2〜5:1程度に形成されていることが好ましく、更に、2:1〜5:1程度に形成されていることがより好ましい。具体的には、切込部6の周長さ6Xは、例えば0.3〜1.0mm程度が例示され、切込部6の縦長さ6Yは、例えば0.1〜0.5mm程度が例示される。また、上下の切込部6の形成間隔(非切込部7の縦長さ7Y)は、余りに間隔が狭いと耐衝撃性に劣り、余りに広いと筒状ラベル1の分断性が悪くなるので、0.2〜3.0mm程度に形成されていることが好ましい。
尚、第1及び第2補助線31,32の切込部6の形成位置は、上記に限られず、例えば、図5に示すように、第1補助線31の切込部6の上下間に、第2補助線32の切込部6が位置するように、第1補助線31の切込部6と第2補助線32の切込部6を互い違いに形成することもできる(第3及び第4補助線33,34についても同様に変更できる)。
該分断起点用の切り目5は、例えば、周方向に伸びる切込線51と非切込部52が交互に形成された態様からなる。該切り目5の一方端は、センターシール21の一方側に形成された分断補助線3(第2補助線32)の切込部6の近傍に位置し、切り目3の他方端は、センターシール21の他方側に形成された分断補助線3(第3補助線33)の切込部6の近傍に位置している。
切り目5の一方端と分断補助線3(第2補助線32)の切込部6の間隔は、例えば、0.5〜3.0mm程度が好ましい。また、切り目5の他方端と分断補助線3(第3補助線33)の切込部6の間隔についても同様である。
尚、筒状ラベル1の分断性が良好になること、及び切り目5の切込線51が長くなり過ぎないことなどから、切り目5の一方端及び/又は他方端は、分断補助線3の切込部6の近傍に位置して形成されていることが好ましい。もっとも、これに代えて、切り目5の一方端及び/又は他方端が、分断補助線3の切込部6に交わって形成されていてもよい。
切り目5を形成する縦方向位置は、特に限定されない。但し、切り目5は、筒状ラベル1の分断起点として利用される点から、切り目5は、筒状フィルム2の上縁寄り又は下縁寄りに形成されていてもよく、例えば、筒状フィルム2の上縁又は下縁から縦方向に3mm以上、具体的には、3〜6mm程度離れた位置に形成される。
特に、切り目5は、装着する容器の凹み部(又はパネル面)に対応する位置に形成することが好ましい。かかる切り目5が形成された熱収縮性筒状ラベル1は、容器に装着した際、容器の凹み部に対応して切り目5が位置する。従って、切り目5の内面側が空間となり、筒状ラベル1の外面から押すことにより断続状の切込線51を容易に開口でき、切り目5を通じて筒状フィルム2の一部分を摘むことができる。
尚、図示した例では、筒状フィルム2の上縁寄りにのみ1本の切り目5を形成したものを例示しているが、これに代えて、筒状フィルム2の下縁寄りにのみ1本の切り目5を形成してもよいし、或いは、筒状フィルム2の上縁寄り及び下縁寄りに、それぞれ切り目5を形成してもよい。
切り目5の切込線51及び非切込部52の周長さは、特に限定されないが、余りに切込線51が短すぎたり、非切込部52が長すぎると、切り目5を通じて筒状フィルム2の一面を開口させることが困難となる。この点を考慮すると、切り目5の切込線51の周長さ51Xは、2〜15mm程度、同非切込部52の周長さ52Xは、2mm以下程度に形成されていることが好ましい。
このように切り目5を構成する切込線51の両端部51aを厚肉状に形成することにより、切込線51の両端部51aの強度が増し、切込線51の端部から亀裂が生じることを防止できる。特に、切込線51が、レーザービームなどを用いたフィルム溶断により形成されている場合、切込線51の両端部51aに於けるフィルム部分が厚肉状になると共に硬化するため、より亀裂が入りにくく好ましい。
熱収縮性筒状ラベル1は、飲料容器、食品容器、化粧品容器などの所望の収納物が収納された各種容器8に熱収縮装着できる。
容器8の材質は、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂製容器(例えばPETボトル等)、発泡樹脂製容器、ガラス容器、金属製容器など、様々な材質のものに本発明の熱収縮性筒状ラベル1を熱収縮装着することができる。
また、容器8の形状についても特に限定されず、円筒状、角柱状などの胴部81の上方に次第に縮小する傾斜状の肩部82が形成された容器8(例えば、図示したようなボトル型容器など)、このような肩部を有しない円筒状や角柱状の筒状容器、その他、瓢箪型容器、円錐状などの錐状容器など、各種形状の容器に装着することができる。
本発明の熱収縮性筒状ラベル1は、分断補助線3の切込部6が、筒状フィルム2の周方向に伸びる線状に形成されているので、熱収縮時、周方向に大きな引張り力が加わっても、分断補助線3の切込部6が、楕円形状などに拡がることを防止できる。よって、該熱収縮性筒状ラベル1が装着されたラベル付き容器に衝撃が加わっても、筒状ラベル1が破断し難くなる。また、装着時、分断補助線3の切込部6が拡がらないことから、美麗な外観を呈するラベル付き容器を提供できる。
具体的には、筒状ラベル1の上縁又は下縁が容器8の凹み部に位置して装着されている場合、筒状ラベル1の上縁又は下縁に指先が入らない程度で凹み部に沿って密着しているので、この上縁又は下縁を摘むことは困難である。この点、上記熱収縮性筒状ラベル1は、筒状フィルム2の一面に、分断起点用の切り目5が周方向に伸びて形成されているので、切り目5に爪などを入れることにより、筒状フィルム2の一面を開口し、この開口縁から筒状フィルム2の一部分を摘むことができる。このように筒状フィルム2の面部を開口できるので、筒状フィルム2の一部分を容易に摘むことができる。特に、切り目5が容器の凹み部に対応して装着すると、上述のとおり、切り目5の内面側が空間となり、筒状ラベル1の外面から押すことにより断続状の切込線51を容易に開口できる。
ところで、分断補助線3の切込部6は、周方向に伸びる線状に形成されているので、分断途中に於いて、切取線9が、第2補助線32の切込部6又は第3補助線33の切込部6の端部から周方向に向きを変える虞がある。
この点、センターシール21の両側の分断補助線3は、それぞれ少なくとも2本隣接して形成されているので、例えば、切取線9が、第2補助線32の切込部6の端部から周方向に向きを変えても、該切取線9は、隣接して形成された第1補助線31に至り、再び縦方向に向きを戻す。従って、切取線9は、分断補助線3に沿って縦方向に確実に形成されていき、これにより、筒状ラベル1を縦方向に確実に分断することができる。
上記実施形態に於いて、分断補助線3は、センターシール21を挟んでその両側にそれぞれ形成されていることが好ましいが、図7(a)に示すように、センターシール21の何れか一方側にのみ形成されていてもよい。
また、厚肉状のセンターシール21を分断片として帯状に切り取ることができるので、分断補助線3は、センターシールの近傍に沿って形成することが好ましいが、例えば、図7(b)に示すように、センターシール21の形成されていない領域に、分断補助線3を形成することもできる。
また、上記実施形態では、分断補助線3は、隣接して2本隣接して形成されているが、例えば、図16(a)に示すように、1本の分断補助線3が形成されているものでもよい。また、3本以上の分断補助線3を隣接して形成することも可能である。
例えば、図8に示すように、分断補助線3の切込部6は、筒状フィルム2の厚み方向に貫通する線状開口であって、筒状フィルム2の外面2aに開けられた開口の周長さが筒状フィルム2の内面2bに開けられた開口の周長さよりも短く形成されたものでもよい。かかる分断補助線3によれば、筒状フィルム2の外面2aの開口面積が小さくなるので、外観上も好ましい。
かかる外面2aと内面2bに於ける開口の周長さが異なる切込部6は、図示したような筒状フィルム2の厚み方向に開口面積が次第に拡大するように形成されたものが含まれる。
尚、上記とは逆に、分断補助線3の切込部6は、筒状フィルム2の外面2aに開けられた開口の周長さが筒状フィルム2の内面2bに開けられた開口の周長さよりも長く形成されたものでもよい。
尚、上記とは逆に、非貫通態様の切込部6は、筒状フィルム2の外面2a側から形成された線状の凹みで構成されていてもよい。
分断補助線3の切込部6が、非貫通態様であっても、該切込部6の形成された部分は切れやすくなるので、該分断補助線3に沿って筒状ラベル1を分断できる。
但し、上記外面2aと内面2bに於ける開口の周長さが異なる切込部6の周長さ、及び非貫通状の切込部6の周長さは、切込部6の開口の最も長い部分を指す。
具体的には、図10に示すように、周囲に複数の刃部101が所定間隔をあけて突設された回転刃100と、回転刃100の回転時、回転刃100の各刃部101の先端が順次当接するように対向配置された受けロール200と、を備える加工装置を用いる。
尚、図10(a)の例では、センターシール21の両側に、2本の分断補助線3が隣接して形成される筒状ラベル1(即ち図1に示す筒状ラベル1)を製造する場合を示している。但し、回転刃の本数や位置は、分断補助線3の形成本数や形成位置に応じて適宜設定変更されるものである。
回転刃100と受けロール200は、図10(b)に示すように、フィルムを送り出す方向に同期して回転するようになっている。また、回転刃100と受けロール200は、回転刃100の刃部101が受けロール200の表面層202に僅かに入り込む程度の位置を以て、平行に配置されている。従って、回転刃100の回転時、各刃部101が順次受けロール200の表面に僅かに入り込むようになっている。
フィルム300は、筒状ラベル1を構成する基材であって、筒状に成形される前の長尺状のものである。
このフィルム300を引き出して受けロール200の表面に回し掛け、受けロール200の回転によって、フィルム300を回転刃100と受けロール200の間に供給する。供給されたフィルム300には、図12に示すように、回転する回転刃100の刃部101が順次押し込まれていく。この刃部101の押圧により、刃部101の先端がフィルム300を僅かに突き抜けると共に、フィルム300の幅方向に伸びる線状の切込部6が、フィルム300の縦方向(長手方向)に所定間隔を開けて形成される(図10(a)参照)。
加工済みフィルム300を幅方向に切断し、両端部を重ね合わせてセンターシールし、分断起点用の切り目5を形成することにより、上記熱収縮性筒状ラベル1が得られる。
すなわち、従来、この種フィルムのミシン目加工は、図13に示すように、針401が周囲に突設された回転刃400を回転させながらフィルム300を送り出し、フィルム300に回転刃400の針401を進入退出させる方法により行われている。そして、フィルム300を送るローラ500には、フィルム300に進入した針401が自由に出入りできる空間部501が形成されている。これにより針401の先端は、フィルム300を大きく突き抜けて空間部501に進入した後、回転刃400の回転に従い退出する。
この針401の先端は、回転刃400の回転により円弧状の軌跡を描くので、針401がフィルム300に大きく突き抜けると、針401が進入退出する際に、フィルム300に接触している時間が長くなる。その結果、本来、フィルム300には、針401の胴部の形状に適合した円状の孔部が形成されるべきところ、同図(c)に示すように、回転しながら進入退出する針401の先端によって、孔部600の上下端に亀裂のような尖状痕601が生じる。
孔部600に尖状痕601が生じると、熱収縮性筒状ラベル1の熱収縮時、その部分に収縮応力が加わって、孔部600が拡がり易く、引いては衝撃による破断の原因ともなる。
特に、筒状フィルム2の周方向に伸びる線状の切込部6を確実に形成できるので、本発明の熱収縮性筒状ラベル1を製造する際の加工方法として好適に利用できる。
すなわち、軟質の表面層202を有する上記受けロール200に代えて、硬質の表面層202を有する受けロール200を用いる。この硬質の表面層202は、回転刃100の刃部101が当接しても、該刃部101が表面層202に入り込まないものである。このような表面層202を有する受けロール200は、芯材201に鋼材などを被覆したり、或いは、芯材201(鋼材パイプ等)をそのまま用いるなどで構成できる。
かかる受けロール200と回転刃100と受けロール200は、回転刃100の刃部101が受けロール200の表面層202に接する位置を以て、平行に配置されている。従って、回転刃100の回転時、各刃部101が順次受けロール200の表面層202に接する。
尚、本変形例の加工方法は、上記構成により、非貫通状の切込部6を形成できるが、回転刃100の刃部101をフィルム300に押圧するので、形成される全ての切込部6が非貫通状に形成されるとは限られない。例えば、形成される複数の切込部6のうち、一部の切込部が貫通状に形成される場合もあり得る。
上記実施形態では、切り目5は、切込線51が断続状に形成されたものからなるが、切り目5は、図16(a)に示すように、1本の切込線51によって形成されていてもよい。もっとも、この変形例の場合、切込線51の周長さが相対的に長くなるため、ラベル付き容器の搬送・保管時に、該切り目5から異物が筒状ラベル1の内側に入り込んだり、切り目5から不用意に筒状ラベル1が破断する虞がある。この点考慮すると、切り目5は、上記実施形態のように、切込線51が断続状に形成されたものが好ましい。
また、切り目5は、周方向に平行に形成されている構成に限られず、例えば、図16(b)に示すように、周方向に対して斜め(傾斜状)に形成されていてもよい。また、切り目5は、正面視直線状に限られず、例えば、正面視円弧状や波形状などに形成されていてもよい。
また、切り目5は、筒状フィルム2の下縁から縦方向に伸び、且つ分断補助線3の切込部6と交わる又は近傍に一対形成されていてもよい。尚、縦方向に伸びる切り目5を、筒状フィルム2の上縁及び下縁の双方に形成してもよい。
Claims (5)
- 少なくとも周方向に熱収縮性を有する筒状フィルムと、この筒状フィルムの縦方向に断続的に形成された切込部を有する分断補助線と、を備え、
前記分断補助線の切込部が、筒状フィルムの周方向と平行に伸びる直線状に形成されており、筒状フィルムには、筒状フィルムの一部分を切断することによって分断起点用の切り目が形成され、前記切り目が前記分断補助線の切込部と交わって又は分断補助線の切込部の近傍に位置していることを特徴とする熱収縮性筒状ラベル。 - 前記分断補助線が、少なくとも2本隣接して形成されている請求項1記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記筒状フィルムが、基材の両側端部を重ね合わせてセンターシールすることによって筒状に形成されており、前記分断補助線が、センターシールの一方側又は両側に沿って形成されていると共に、前記分断起点用の切り目が、センターシールを横断し且つ筒状フィルムの周方向と平行に形成されており、前記切り目の端部が前記分断補助線の切込部と交わって又は分断補助線の切込部の近傍に位置している請求項1又は2記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記分断補助線の切込部が、前記筒状フィルムの厚み方向に貫通した開口であり、前記筒状フィルムの外面に開いた前記切込部の開口の周方向の長さが、前記筒状フィルムの内面に開いた開口の周方向の長さよりも短い請求項1〜3のいずれかに記載の熱収縮性筒状ラベル。
- 前記分断補助線の切込部が、前記筒状フィルムの内面側から形成された凹みからなる請求項1〜3のいずれかに記載の熱収縮性筒状ラベル。
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