JP5026396B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に機関始動直後における気筒内の空気量(筒内空気量)を推定し、推定した筒内空気量に基づく制御を行うものに関する。
内燃機関の吸入空気量(筒内空気量)は、吸気通路に設けられる吸入空気量センサにより検出するの一般的であるが、機関始動直後は吸入空気量センサが活性化していないため、吸気圧センサにより検出される吸気圧に基づいて筒内空気量を算出する手法が適用される。
特許文献1には、上記筒内空気量を算出する際に、燃焼後の残留ガスが気筒内に存在することを考慮する手法が示されている。
特開2003−184633号公報
しかしながら、始動開始直後において燃料噴射が行われていない気筒では、気筒内に残留ガスではなく空気(新気)が存在するため、残留ガスの存在を前提として筒内空気量を推定すると、正確な推定を行うことができない。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、始動開始直後における筒内空気量をより正確に推定することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関の気筒内の空気量(GCYL)を推定する筒内空気量推定手段を備え、推定した筒内空気量(GCYL)に基づく制御を行う、内燃機関の制御装置において、前記機関の吸気圧(PBA)を検出する吸気圧検出手段と、前記機関の圧縮行程における吸気弁の開弁時間(TIVO)を算出する開弁時間算出手段と、前記機関の吸気弁の開弁時間(TIVO)及び検出される吸気圧(PBA)に基づいて、前記機関の圧縮行程中に前記気筒から前記機関の吸気通路へ戻される空気の量である吹き返し空気量(GBB)を算出する吹き返し空気量算出手段と、前記筒内空気量推定手段により推定された空気量(GCYL)から前記吹き返し空気量(GBB)を減算することにより、補正筒内空気量(GCYLC)を算出する補正空気量算出手段と、前記機関の始動開始後、前記気筒へ少なくとも1回燃料噴射が行われたか否かを判定する判定手段を備え、前記補正筒内空気量(GCYLC)を用いて前記機関の制御を行い、前記筒内空気量推定手段は、前記判定手段により燃料噴射が行われたと判定された気筒については該気筒の行程容積(VSTR)に基づいて前記筒内空気量(GCYL)を推定し、前記判定手段により燃料噴射が行われていないと判定された気筒については該気筒の行程容積(VSTR)に、該気筒のピストンが上死点に位置するときの気筒容積(VMIN)を加算した容積に基づいて前記筒内空気量(GCYL)を推定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、前記機関の吸入空気量(GA)を検出する吸入空気量検出手段(7)と、該吸入空気量検出手段(7)が活性化しているか否かを判定する活性判定手段とを備え、前記機関の始動開始時点から前記吸入空気量検出手段(7)が活性化したと判定されるまでの間、前記補正筒内空気量(GCYL)を用いた制御を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、前記機関の冷却水温(TW)を検出する冷却水温検出手段と、前記機関の吸気温(TA)を検出する吸気温検出手段と、大気圧(PA)を検出する大気圧検出手段とを備え、前記筒内空気量推定手段は、下記式(A)を用いて行程容積空気量(GCYLS)を算出し、前記判定手段により燃料噴射が行われたと判定された気筒については前記行程容積空気量(GCYLS)を前記筒内空気量(GCYL)に設定し、前記判定手段により燃料噴射が行われていないと判定された気筒については下記式(B)を用いて最小容積空気量(GCYLM)を算出し、前記行程容積空気量(GCYLS)に前記最小容積空気量(GCYLM)を加算した空気量を前記筒内空気量(GCYL)に設定することを特徴とする
Figure 0005026396
ここで、GCYLSは前記行程容積空気量、GCYLMは前記最小容積空気量、PBAは前記吸気圧、PAは前記大気圧、VSTRは前記気筒の行程容積、VMINは前記気筒のピストンが上死点に位置するときの筒内容積、Rは気体定数、TWiniは前記機関の始動開始時における前記冷却水温、TAは前記吸気温、KTGCYLSは始動開始直前の機関停止期間に応じて、前記機関の始動開始時に「0」以上「1」以下の初期値に設定され、該初期値が「0」より大きいときは時間経過に伴って「0」まで減少するように設定される第1重み付け係数、KTGCYLMは前記機関停止期間に応じて「0」以上「1」以下の値に設定される第2重み付け係数である
請求項1に記載の発明によれば、燃料噴射が行われたと判定された気筒については該気筒の行程容積に基づいて筒内空気量が推定され、燃料噴射が行われていないと判定された気筒については該気筒の行程容積に、該気筒のピストンが上死点に位置するときの気筒容積を加算した容積に基づいて筒内空気量(GCYL)が推定される。燃料噴射が行われる前は、ピストンが上死点に位置するときの気筒容積が燃焼後の残留ガスではなく空気(新気)で満たされているので、その点を考慮して筒内空気量を推定することにより、より正確な推定を行うことができる。さらに機関の圧縮行程における吸気弁の開弁時間が算出され、この開弁時間及び検出される吸気圧に基づいて、圧縮行程中に気筒から吸気通路へ戻される空気の量である吹き返し空気量が算出され、推定された筒内空気量から吹き返し空気量を減算することにより、補正筒内空気量が算出され、この補正筒内空気量を用いて機関の制御が行われる。したがって、気筒内の実空気量をより正確に示す補正筒内空気量を用いてより正確な制御を行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、機関の始動開始時点から吸入空気量検出手段が活性化したと判定されるまでの間、推定した補正筒内空気量を用いた制御が行われるので、吸入空気量検出手段が活性化するまでの期間における空燃比の所望値からのずれを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、検出される吸気圧、吸気温、及び機関冷却水温を上記式(A)に適用して算出される行程容積空気量、または検出される大気圧、吸気温、及び機関冷却水温を上記式(B)に適用して算出される最小容積空気量に行程容積空気量を加算した空気量が、筒内空気量として推定される。行程容積空気量は、始動開始直後の低回転状態では、ピストンが吸気行程下死点に達するまでに吸気弁(吸気口)を介した空気のやりとりが安定化するので、吸気圧に依存する。一方、機関停止処理での燃料カット後、機関が停止するまでに数行程ポンピングされることで燃焼後の残留ガスまたは未燃ガスが掃気され、筒内に新気が導入され、これに加えて機関停止中に吸・排気弁やピストンとシリンダとの隙間等より大気圧となるまで空気が導入されるため、最小容積空気量は大気圧に依存する。したがって、行程容積空気量を式(A)を用いて推定し、最小容積空気量を式(B)を用いて推定することにより、筒内空気量を正確に推定することができる。さらに式(A)及び(B)は、吸気温及び始動開始時の冷却水温を含むので、吸気通路内の空気が機関の熱を受熱した場合が考慮され、行程容積空気量を正確に算出することができるとともに、燃焼室内の空気が機関停止中に機関から受ける熱の影響が考慮され、最小容積空気量を正確に算出することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、吸気通路2を有し、吸気通路2の途中にはスロットル弁3が配されている。スロットル弁3には、スロットル弁3の開度THを検出するスロットル弁開度センサ4が設けられており、その検出信号が電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に供給される。スロットル弁3には、スロットル弁3を駆動するアクチュエータ12が接続されており、アクチュエータ12は、ECU5によりその作動が制御される。
燃料噴射弁6は図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。エンジン1の各気筒には点火プラグ13が設けられており、点火プラグ13にはECU5から点火信号が供給される。
吸気通路2のスロットル弁3の上流側には、吸入空気流量GAを検出する吸入空気流量センサ7が設けられている。またスロットル弁3の直ぐ下流には吸気圧PBAを検出する吸気圧センサ8が設けられており、吸気圧センサ8の下流には吸気温TAを検出する吸気温センサ9が取付けられている。またエンジン1の本体には、エンジン1の冷却水温TWを検出する冷却水温センサ10が取り付けられいる。これらのセンサ7〜10の検出信号は、ECU5に供給される。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ11が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ11は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置でTDCパルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば6度周期)でCRKパルスを発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらの信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
ECU5には、エンジン1により駆動される車両のアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ14、及び大気圧PAを検出する大気圧センサ15が接続されており、これらのセンサの検出信号がECU5に供給される。
ECU5は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、前記燃料噴射弁6に駆動信号を供給する出力回路等から構成される。ECU5は、上述したセンサの検出信号に基づいて、燃料噴射弁6の開弁時間の制御、及び点火プラグ13の点火時期制御を行うとともに、アクセルペダル操作量APに応じてスロットル弁3の目標開度THCMDを算出し、検出したスロットル弁開度THが目標開度THCMDに一致するようにアクチュエータ12の駆動制御を行う。
本実施形態では、エンジン1の始動開始直後においては、吸入空気流量センサ7が活性化していないため、吸気圧PBAに基づいて筒内空気量を算出し、筒内空気量に応じて燃料噴射量を算出する。図2はエンジン始動開始直後において燃料噴射量FOUTを算出するモジュールの構成を示すブロック図である。図2に示す各ブロックの機能は実際には、ECU5のCPUによる演算処理により実現される。
図2に示すモジュールは、開弁時間算出部21、基本吹き返し空気量算出部22、補正部23、筒内空気量算出部24、減算部25、及び燃料噴射量算出部26からなる。
開弁時間算出部21は、エンジン回転数NEに応じて圧縮行程における吸気弁の開弁時間TIVOを算出する。吸気弁のリフトカーブ(クランク角度とリフト量の関係を示す曲線)から、圧縮行程における吸気弁の開弁角度期間CAIVOは既知であり、エンジン回転数NEの逆数と開弁角度期間CAIVOから、開弁時間TIVOが算出される。なお、開弁時間TIVOは、エンジン回転数NEに代えて、CRKパルスの発生時間間隔CRME(エンジン回転数NEの逆数に比例するパラメータ)を用いて算出するようにしてもよい。
基本吹き返し空気量算出部22は、開弁時間TIVO及び吸気圧PBAに応じて図3に示すGBBMマップを検索し、基本吹き返し空気量GBBMを算出する。基本吹き返し空気量GBBMは、圧縮行程において気筒から吸気通路2へ戻される空気量の基本値である。図3においてPBA1,PBA2,PBA3,及びPBA4は、それぞれ例えば26.7kPa,53.3kPa,80,0kPa,及び101.3kPaに設定される所定吸気圧である。GBBMマップは、開弁時間TIVOが増加するほど基本吹き返し空気量GBBMが増加し、かつ吸気圧PBAが高くなるほど基本吹き返し空気量GBBMが増加するように設定されている。GBBMマップは、開弁時間TIVO及び吸気圧PBAを変化させて、実験的に吹き返し空気量を計測することにより、あるいは後述するように理論演算により吹き返し空気量を算出することにより設定され、複数の開弁時間TIVO及び吸気圧PBAの値によって決まる格子点に対応するデータが、ECU5の記憶回路に格納されている。
補正部23は、基本吹き返し空気量GBBM及び吸気温TAを下記式(1)に適用することにより吸気温補正を行い、吹き返し空気量GBBを算出する。式(1)の導出は、後述する。式(1)のTA0は、GBBMマップの設定時に適用された基準吸気温であり、例えば25℃に設定される。
Figure 0005026396
筒内空気量算出部24は、気体の質量、温度、体積、及び圧力の関係を示す状態方程式を用いて、吸入行程において筒内に吸入される空気量である筒内空気量GCYLを算出する。減算部25は、筒内空気量GCYLから吹き返し空気量GBBを減算することにより、補正筒内空気量GCYLCを算出する。
燃料噴射量算出部26は、補正筒内空気量GCYLC及び吹き返し空気量GBBに応じて、筒内の混合気が所望の空燃比となるように燃料噴射量FOUTを算出する。
次に筒内空気量算出部24における算出手法を詳細に説明する。本実施形態では、気筒内のピストンが上死点に位置するときの筒内容積を最小容積VMINと定義し、ピストンが下死点に位置するときの筒内容積を最大容積VMAXと定義し、最大容積VMAXと最小容積VMINとの差(VMAX−VMIN)を行程容積VSTRと定義する。エンジン始動開始直後においては、最小容積VMINは空気で満たされているが、一度燃料噴射が行われた後は、燃焼後の残留ガスまたは未燃ガスで満たされている。そこで本実施形態では、始動開始直後の筒内空気量GCYLは、最小容積VMIN及び行程容積VSTRを満たす空気量として算出し(以下最小容積VMINを満たす空気量を「最小容積空気量GCYLM」という)、一度燃料噴射が行われた後は行程容積VSTRを満たす空気量(以下「行程容積空気量GCYLS)」という)として算出する。
図4は、筒内空気量GCYLを算出する処理のフローチャートであり、この処理は、TDCパルスに同期してECU5のCPUで実行される。
ステップS11では、下記式(2)に吸気圧PBA、エンジンの始動開始時における初期冷却水温TWini、吸気温TA(ただしTWini及びTAは絶対温度換算値)、行程容積VSTRを適用し、#N気筒(N=1〜4)の行程容積空気量GCYLS(N)を算出する。
Figure 0005026396
式(2)の「R」は、気体定数であり、KTGCYLSは第1重み付け係数である。第1重み付け係数KTGCYLSは、直前のエンジン停止期間TSTPが所定範囲(エンジン温度が外気温より高く、吸気温TAがエンジンの熱の影響を受けて上昇しうる停止期間の範囲)にあるときは、始動開始時に「0」より大きく「1」以下の初期値に設定され、始動開始時点からの経過行程数が増加するほど減少するように(最小値は「0」)設定される。また、エンジン停止期間TSTPが所定範囲外であるときは、第1重み付け係数KTGCYLSは当初から「0」に設定される。初期冷却水温TWini及び第1重み付け係数KTGCYLSを用いて始動開始直後における吸気温TAを補正することにより、吸気通路2内の空気がエンジンの熱を受熱した場合も考慮して、行程容積空気量GCYLSを正確に算出することができる。
ステップS12では、#N気筒の初回燃料噴射実行フラグFINI(N)が「1」であるか否かを判別する。初回燃料噴射実行フラグFINI(N)は、#N気筒において始動開始後最初の燃料噴射が行われたときに「1」に設定される。
始動開始直後はステップS12の答は否定(NO)となるので、ステップS13に進み、下記式(3)に大気圧PA、初期冷却水温TWini、吸気温TA(ただしTWini及びTAは絶対温度換算値)、最小容積容積VMINを適用し、#N気筒の最小容積空気量GCYLM(N)を算出する。
Figure 0005026396
式(3)のKTGCYLMは、エンジン停止期間TSTPに応じて「0」以上「1」以下の値に設定される第2重み付け係数である。具体的には、第2重み付け係数KTGCYLMは、エンジン停止期間TSTPが所定時間TSTP0(例えば30秒)より短い場合は、停止時間TSTPが短くなるほどより小さな値(最小値「0」)に設定され、停止時間TSTPが所定時間TSTP0より長くなると「1」に設定される。初期冷却水温TWini及び第2重み付け係数KTGCYLMを用いて始動開始直後における吸気温TAを補正することにより、燃焼室内の空気がエンジン停止中にエンジンから受ける熱の影響が考慮され、最小容積空気量GCYLMを正確に算出することができる。
ステップS14では、下記式(4)により最小容積空気量GCYLM(N)と行程容積空気量GCYLS(N)の和として、気筒内空気量GCYL(N)を算出する。
GCYL(N)=GCYLM(N)+GCYLS(N) (4)
初回の燃料噴射が行われた後は、ステップS12の答が肯定(YES)となり、気筒内空気量GCYL(N)は、行程容積空気量GCYLS(N)に設定される。
図5は、図4の処理を説明するための図であり、燃料噴射開始時点から時刻tBまでの期間TSTではステップS14により気筒内空気量GCYL(N)が算出され、時刻tB以後の期間TNRでは、ステップS15により気筒内空気量GCYL(N)が算出される。
したがって、始動開始直後に最小容積VMINを満たしている空気量が適切に反映された筒内空気量GCYLが得られ、始動開始直後における空燃比が所望値からずれることを防止できる。
次に図2の燃料噴射量算出部26における燃料噴射量FOUTの算出手法を図6を参照して詳細に説明する。
図6は1つの気筒に対応する燃料噴射量FOUT[n](「n」は、クランク軸2回転の期間(1燃焼サイクル)で離散化した離散化時刻である)の算出手法を説明するための図である。この図において、FINは補正筒内空気量GCYLCと目標空燃比AFCMDとに応じて算出される基本燃料噴射量であり、FRは吸気通路へ戻される空気とともに吸気通路に戻される吹き返し燃料量である。
初回(n=1)の燃料噴射量FOUT[1]は、下記式(11)で示されるように、基本燃料噴射量FIN[1]に設定される。このとき、吹き返し燃料量FR[1]は、吹き返し空気量GBB及び及び補正筒内空気量GCYLCを用いて下記式(12)により算出される。
FOUT[1]=FIN[1] (11)
FR[1]=FIN[1]×GBB[1]/GCYLC[1] (12)
第2回目(n=2)の燃料噴射量FOUT[2]は、第1回目の吹き返し燃料量FR[1]が気筒内に吸入されるため下記式(13)で与えられる。
FOUT[2]=FIN[2]−FR[1] (13)
また吹き返し燃料量FR[2]は、下記式(14)で与えられる。
FR[2]=FIN[2]×GBB[2]/GCYLC[2] (14)
以上のことから一般に2回目以降の燃料噴射量FOUT[n]及び吹き返し燃料量FR[n]は、下記式(15)及び(16)で与えられる。
FOUT[n]=FIN[n]−FR[n-1] (15)
また吹き返し燃料量FR[n-1]は、下記式(14)で与えられる。
FR[n-1]=FIN[n-1]×GBB[n-1]/GCYLC[n-1] (16)
このように吹き返し空気量GBBとともに、吹き返し燃料量FRを考慮することにより、気筒内の混合気の実空燃比を目標空燃比に正確に制御することができる。
なお、吸気通路内に燃料を噴射する場合には、吸気通路内壁に付着する燃料量を考慮した公知の付着補正を行う必要があり、実際には上述した吹き返しに伴う補正とともに付着補正を行って、燃料噴射量が算出される。
図7は上述した始動開始直後の燃料噴射制御と、吸入空気流量センサ7により検出される吸入空気流量GAに基づく燃料噴射制御との切換処理のフローチャートである。
ステップS21では、エンジン始動開始時点からの経過行程数(始動後行程数)TACRが所定行程数TASX(例えば50行程)より大きいか否かを判別し、その答が否定(NO)である間は、吸入空気流量センサ7が活性化していないと判定し、補正筒内空気量GCYLCに基づく燃料噴射制御を実行する(ステップS22)。始動後行程数TACRが所定行程数TASXを超えたときは、吸入空気流量センサ7が活性化したと判定し、検出される吸入空気流量GAに基づく燃料噴射制御を実行する(ステップS23)。所定行程数TASXは、吸入空気流量センサ7の活性化が確実に完了する行程数に設定される。
次に基本吹き返し空気量GBBMを理論的に求める手法について説明する。
図8は吸気通路2、吸気弁1b、及びエンジン1の気筒(燃焼室)1aを模式的に示す図である。吸気弁1bを通過する空気は圧縮性流体であり、かつその流れは断熱流であり、空気の粘性の影響は無視できると仮定すると、吸気弁1bを通過する空気の流速uは下記式(21)で与えられる。式(21)のPCYLは筒内圧、ρBは気筒内の空気の密度、κは比熱比(1.4)である。
Figure 0005026396
またエントロピーは変化しないと仮定すると、下記式(22)(KCONSTは定数)が成立するので、吸気通路内の空気の密度ρAは下記式(23)で与えられる。
Figure 0005026396
また連続の式から吸気弁通過質量流量GAIRVLVは、下記式(24)で与えられ、これに式(21)及び(23)を適用すると下記式(25)が得られる。式(24)及び(25)の「Cd」は吸気弁1bの流量係数であり、「A」は吸気弁1bの開口面積である。
Figure 0005026396
気筒内の空気の圧力PCYL、容積VCYL、及び質量GCYLについては、温度TA(絶対温度換算値)及び気体定数Rを用いると、下記式(26)で表される関係が成立するので、気筒内の空気の密度ρB(=GCYL/VCYL)は、下記式(27)で与えられる。
Figure 0005026396
式(27)を式(25)に適用することにより、下記式(28)が得られる。式(28)のRPは、下記式(29)で示される圧力比であり、Ψ(RP)は、下記式(30)で与えられる流量関数である。
Figure 0005026396
ただし、流量関数Ψ(RP)は、圧力比RPが下記式(31)で与えられる臨界圧力比RPC以下であるときは、下記式(32)で与えられる定数となる。図9(a)は流量関数Ψ(RP)を図示したものである。
Figure 0005026396
式(28)の流量係数Cdを理論的に算出することは困難であるため、弁開度係数KVLVを下記式(33)で定義し、弁開度係数KVLVを定常流試験によって実験的に求めると、図9(b)に示す関係が得られる。図9(b)の横軸は、吸気弁1bのリフト量LFTである。
KVLV=Cd・A (33)
次に吸気弁通過質量流量GAIRVLVに基づいて基本吹き返し空気量GBBMを算出する手法を説明する。
演算の対象となる気筒のピストンが吸気行程開始下死点に位置した時点を初期状態とすると、始動開始直後の低回転状態では、ピストンが吸気行程開始下死点に達するまでに吸気弁(吸気口)を介した空気のやりとりが安定化するので、下記式(41)が成立する。この初期状態での吹き返し量GVLV[1]は「0」であるとする。
PCYL[1]=PBA[1] (41)
また、筒内空気量GCYL[1]は、下記式(42)で与えられる。式(42)のVCYLは気筒容積である。
Figure 0005026396
圧縮行程中の筒内圧の上昇と、筒内の空気が吸気弁を介して吸気通路に吹き返される事象とは実際はほぼ同時に起こるが、微少時間の変化でみると、先ず圧縮によって筒内圧が上昇し、次いでその上昇した圧力によって吸気通路への空気の流動が起きると近似することができる。ここで微少時間dt経過後の筒内圧(ただし吹き返し空気量を考慮していない筒内圧)PCYL’[1]は、筒内の空気が断熱圧縮されると仮定すれば、下記式(43)で与えられる。式(43)の[1],[2]は、微少時間dtで離散化した離散化時刻を示す。
Figure 0005026396
したがって、微少時間dt内の吹き返し量GVLV[2]は下記式(44)で与えられる。微少時間dt経過後の筒内空気量GCYL[2]及び筒内圧PCYL[2]は、下記式(45)及び(46)で与えられる。
Figure 0005026396
式(43)〜(46)を順次用いることにより、離散化時刻i=1,2,3,…における吹き返し量GVLV[i]が算出され、吸気弁1bが開弁している時間内の合計を下記式(47)で算出することにより、基本吹き返し空気量GBBMを算出することができる。
GBBM=ΣGVLV[i] (47)
なお、式(44)に適用されるPBA[i]は、離散化時刻iの値に拘わらず常に初期値PBA[1]を用いる。PBA[i]は、厳密には変化するが、吸気通路内空気量GINは、吹き返し空気量GBBMに比べて一般的に非常に大きく、その変化量は小さいためである。
以上のようにして、基本吹き返し空気量GBBMを算出することができる。なお、上記演算は、吸気温TAを基準吸気温TA0に設定して行う。
次に図2の補正部23における吸気温補正について説明する。
上述したように吹き返し量GVLVは、式(44)で与えられるので、吸気温TAが基準吸気温TA0であるときの吹き返し量GVLV0と、吸気温TAが温度TA1であるときの吹き返し量GVLV1との関係は、下記式(48)で示される。したがって、GBBMマップを検索することにより算出される基本吹き返し空気量GBBMを式(1)(再掲)に適用することにより、吸気温TAにおける吹き返し空気量GBBを求めることができる。
Figure 0005026396
以上詳述したように本実施形態では、圧縮行程における吸気弁1bの開弁時間TIVOがエンジン回転数NEに応じて算出され、開弁時間TIVO及び吸気圧PBAに応じて予め設定・記憶されているGBBMマップを検索することにより、基本吹き返し空気量GBBMが算出される。そして、吸気圧PBAに基づいて推定された気筒内空気量GCYLから吹き返し空気量GBBを減算することにより、補正筒内空気量GCYLCが算出され、補正筒内空気量GCYLCを用いて、始動開始直後における燃料噴射量の制御が行われる。検出(算出)された開弁時間TIVO及び吸気圧PBAと、予め記憶されたGBBMマップとを用いることにより、比較的簡単な演算で吹き返し空気量GBBを正確に推定することができる。したがって、吸気圧PBAに応じて算出される筒内空気量GCYLから吹き返し空気量GBBを減算することにより、気筒内の実空気量を正確に示す補正筒内空気量GCYLCを得ることができる。
また補正筒内空気量GCYLCに基づいて基本燃料噴射量FINが算出されるとともに、吸気通路2へ戻される燃料の量である吹き返し燃料量FRが算出される。そして、補正筒内空気量GCYLCに基づいて算出される基本燃料噴射量FINから吹き返し燃料量FRを減算することにより、燃料噴射量FOUTが算出される。したがって、実筒内空気量に適した量の燃料を噴射することができ、気筒内の混合気の空燃比を正確に制御することができる。
またエンジン始動開始時点から吸入空気流量センサ7が活性化するのに要する時間(TASX)が経過するまでの間、補正筒内空気量GCYLCを用いた制御が行われるので、吸入空気流量センサ7が活性化するまでの期間における空燃比の所望値からのずれを防止することができる。
またエンジン始動開始後に燃料噴射が行われたと判定された気筒については該気筒の行程容積VSTRに基づいて筒内空気量GCYLが推定され、燃料噴射が行われていないと判定された気筒については該気筒の行程容積VSTRに、該気筒のピストンが上死点に位置するときの気筒容積である最小容積VMINを加算した容積(VSTR+VMIN)に基づいて筒内空気量GCYLが推定される。燃料噴射が行われる前は、ピストンが上死点に位置するときの気筒容積が燃焼後の残留ガスまたは未燃ガスではなく空気(新気)で満たされているので、その点を考慮して筒内空気量GCYLを推定することにより、より正確な推定を行うことができる。
本実施形態では、吸気圧センサ8、吸入空気流量センサ7、吸気温センサ9、冷却水温センサ10、及び大気圧センサ15が、それぞれ吸気圧検出手段、吸入空気量検出手段、吸気温検出手段、冷却水温検出手段、及び大気圧検出手段に相当し、ECU5が筒内空気量推定手段、開弁時間算出手段、吹き返し空気量算出手段、補正空気量算出手段、判定手段、及び活性判定手段を構成する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、図2に示したように開弁時間算出部21でエンジン回転数NEに応じて開弁時間TIVOを算出し、基本吹き返し空気量算出部22で開弁時間TIVO及び吸気圧PBAに応じて基本吹き返し空気量GBBMを算出するようにしたが、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAから直接、基本吹き返し空気量GBBMを算出するようにしてもよい。図10(a)にマップは、エンジン回転数NE及び吸気圧PBAに応じて基本吹き返し空気量GBBMを算出するために使用するGBBMマップである。この図の所定回転数NE1,NE2,NE3は、それぞれ例えば200rpm,400rpm,1000rpmに設定される。
また、圧縮行程開始時期(ピストンが下死点に位置する時期)における筒内の充填空気量GCYLCSに対する吹き返し空気量の比率(吹き返し比率)RGBBMを、図10(b)に示すテーブルを用いてエンジン回転数NEに応じて算出し、吸気圧PBAに応じて算出される充填空気量GCYLCSに乗算することにより、基本吹き返し空気量GBBMを算出するようにしてもよい。その場合には、図10(b)に示すテーブルではなく、該テーブルの設定を近似する下記式(51)を用いて吹き返し比率RGBBMを算出するようにしてもよい。式(51)のk1及びk2は、それぞれ所定係数及び所定加算値であり、Lnは自然対数を表す。
RGBBM=−k1×Ln(NE)+k2 (51)
また上述した実施形態では、吸気通路2に燃料噴射弁が設けられている内燃機関の制御装置の例を示したが、本発明は気筒内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁を備える内燃機関の制御装置にも適用可能である。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの制御にも適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 機関の始動開始直後において燃料噴射量(FOUT)を算出するモジュールの構成を示すブロック図である。 基本吹き返し空気量(GBBM)を算出するためのマップを示す図である。 気筒内の空気量(GCYL)を算出する処理のフローチャートである。 図4の処理を説明するための図である。 燃料噴射量の算出手法を説明するための図である。 燃料噴射量制御の切換を説明するためのフローチャートである。 機関の吸気通路、吸気弁、及び気筒(燃焼室)を模式的に示す図である。 吹き返し空気量を算出するために使用される流量関数及び弁開度係数(KVLV)を算出するためのテーブルを示す図である。 実施形態の変形例において使用するマップ及びテーブルを示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
1a 気筒
1b 吸気弁
2 吸気通路
5 電子制御ユニット(筒内空気量推定手段、開弁時間算出手段、吹き返し空気量算出手段、補正空気量算出手段、判定手段、活性判定手段)
7 吸入空気流量センサ(吸入空気量検出手段)
8 吸気圧センサ(吸気圧検出手段)
9 吸気温センサ(吸気温検出手段)
10 冷却水温センサ(冷却水温検出手段)
15 大気圧センサ(大気圧検出手段)

Claims (3)

  1. 内燃機関の気筒内の空気量を推定する筒内空気量推定手段を備え、推定した筒内空気量に基づく制御を行う、内燃機関の制御装置において、
    前記機関の吸気圧を検出する吸気圧検出手段と、
    前記機関の圧縮行程における吸気弁の開弁時間を算出する開弁時間算出手段と、
    前記機関の吸気弁の開弁時間及び検出される吸気圧に基づいて、前記機関の圧縮行程中に前記気筒から前記機関の吸気通路へ戻される空気の量である吹き返し空気量を算出する吹き返し空気量算出手段と、
    前記筒内空気量推定手段により推定された空気量から前記吹き返し空気量を減算することにより、補正筒内空気量を算出する補正空気量算出手段と、
    前記機関の始動開始後、前記気筒へ少なくとも1回燃料噴射が行われたか否かを判定する判定手段を備え、
    前記補正筒内空気量を用いて前記機関の制御を行い、
    前記筒内空気量推定手段は、前記判定手段により燃料噴射が行われたと判定された気筒については該気筒の行程容積に基づいて前記筒内空気量を推定し、前記判定手段により燃料噴射が行われていないと判定された気筒については該気筒の行程容積に、該気筒のピストンが上死点に位置するときの気筒容積を加算した容積に基づいて前記筒内空気量を推定することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、該吸入空気量検出手段が活性化しているか否かを判定する活性判定手段とを備え、
    前記機関の始動開始時点から前記吸入空気量検出手段が活性化したと判定されるまでの間、前記補正筒内空気量を用いた制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記機関の冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、前記機関の吸気温を検出する吸気温検出手段と、大気圧を検出する大気圧検出手段とを備え、
    前記筒内空気量推定手段は、下記式(A)を用いて行程容積空気量を算出し、前記判定手段により燃料噴射が行われたと判定された気筒については前記行程容積空気量を前記筒内空気量に設定し、
    前記判定手段により燃料噴射が行われていないと判定された気筒については下記式(B)を用いて最小容積空気量を算出し、前記行程容積空気量に前記最小容積空気量を加算した空気量を前記筒内空気量に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置
    Figure 0005026396
    ここで、GCYLSは前記行程容積空気量、GCYLMは前記最小容積空気量、PBAは前記吸気圧、PAは前記大気圧、VSTRは前記気筒の行程容積、VMINは前記気筒のピストンが上死点に位置するときの筒内容積、Rは気体定数、TWiniは前記機関の始動開始時における前記冷却水温、TAは前記吸気温、KTGCYLSは始動開始直前の機関停止期間に応じて、前記機関の始動開始時に「0」以上「1」以下の初期値に設定され、該初期値が「0」より大きいときは時間経過に伴って「0」まで減少するように設定される第1重み付け係数、KTGCYLMは前記機関停止期間に応じて「0」以上「1」以下の値に設定される第2重み付け係数である
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