JP5025703B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5025703B2
JP5025703B2 JP2009221363A JP2009221363A JP5025703B2 JP 5025703 B2 JP5025703 B2 JP 5025703B2 JP 2009221363 A JP2009221363 A JP 2009221363A JP 2009221363 A JP2009221363 A JP 2009221363A JP 5025703 B2 JP5025703 B2 JP 5025703B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
diffusion region
voltage
transfer transistor
comparative example
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009221363A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011071343A (ja
Inventor
弘之 沓掛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009221363A priority Critical patent/JP5025703B2/ja
Priority to US12/857,858 priority patent/US8334557B2/en
Publication of JP2011071343A publication Critical patent/JP2011071343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5025703B2 publication Critical patent/JP5025703B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/08Address circuits; Decoders; Word-line control circuits
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices specially adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching and having potential barriers; Capacitors or resistors having potential barriers, e.g. a PN-junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/41Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions
    • H01L29/423Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by their shape, relative sizes or dispositions not carrying the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/42312Gate electrodes for field effect devices
    • H01L29/42316Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors
    • H01L29/4232Gate electrodes for field effect devices for field-effect transistors with insulated gate
    • H01L29/4234Gate electrodes for transistors with charge trapping gate insulator
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/10Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the top-view layout
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • H10B41/35Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、より詳しくは、高電圧を転送する転送トランジスタを含む不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来、半導体記憶装置の一つとして、不揮発に情報を記憶することが可能なメモリセルを複数個直列接続してNANDセルブロックを構成するNANDセル型フラッシュメモリは、高集積化ができるものとして注目されている。NANDセル型フラッシュメモリの一つのメモリセルは、半導体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲート(電荷蓄積層)と制御ゲートが積層されたFETMOS構造を有する。そして、複数個のメモリセルが隣接するもの同士でソース・ドレインを共用する形で直列接続されてNANDセルを構成し、これを一単位としてビット線に接続するものである。このようなNANDセルがマトリックス配列されてメモリセルアレイが構成される。メモリセルアレイは、p型半導体基板、又はp型ウェル領域内に集積形成される。メモリセルアレイの列方向に並ぶNANDセルの一端側のドレインは、それぞれ選択ゲートトランジスタを介してビット線に共通接続され、他端側ソースはやはり選択ゲートトランジスタを介して共通ソース線に接続されている。メモリトランジスタの制御ゲート及び選択ゲートトランジスタのゲート電極は、メモリセルアレイの行方向にそれぞれ制御ゲート線(ワード線)、選択ゲート線として共通接続される。
NANDセル型フラッシュメモリでは、データ書き込み動作時、データ消去動作時等には、選択ブロック内の選択された制御ゲート線、選択ブロック内の非選択の制御ゲート線に電源電圧より高い電圧を転送する必要がある。このような高電をメモリセルに転送するため、従来のNANDセル型フラッシュメモリは、高耐圧の転送トランジスタを含むロウデコーダ回路を備えている(例えば、特許文献1参照)。ロウデコーダ以外の周辺回路にも、このような高電圧を転送する転送トランジスタが多数設けられている。
フラッシュメモリでは、微細化の要求、多値化(MLC:マルチレベルセル)の要求に対応するため、セルアレイ以外の周辺回路の面積も極力小さくし、また、多値書き込みに対応するために所望の書き込み電位を十分に転送できなければならない。
しかし、このような高耐圧の転送トランジスタにおいて、転送しようとする高電圧を十分に転送できず、誤動作等が生じている。
特開2002−63795号公報
本発明は、高電圧を支障なく転送可能とした不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、不揮発にデータを保持するメモリセルを配列してなるメモリセルアレイと、前記メモリセルでのデータの読み出し、書き込み及び消去を行うために供給される電圧を前記メモリセルに転送するための複数の転送トランジスタとを備え、複数の前記転送トランジスタは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記ゲート電極の下方に位置する前記半導体基板の表面に設けられた第1拡散領域と、前記第1拡散領域に隣接して前記半導体基板の表面に形成された第2拡散領域と、前記第2拡散領域と共に前記第1拡散領域を挟むように前記半導体基板の表面に形成され、前記メモリセルに接続される第3拡散領域とを備え、前記第1拡散層領域と前記第2拡散領域及び第3拡散層領域には重なる部分が存在し、前記第1拡散領域の上部であり且つ前記第3拡散領域の上部である領域には、前記転送トランジスタが前記書込みに用いられる電圧を転送する際に前記第3拡散領域が空乏化することを防止するための所定電圧を与えられる第1配線が形成され、前記第2拡散領域の上部である領域には、前記転送トランジスタが前記書込みに用いられる電圧を転送する際に接地電圧を与えられる第2配線が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、高電圧を支障なく転送可能とした不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るNANDセル型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図である。 図1のメモリセルアレイ101における一つのNANDセル部分の平面図である。 メモリセルアレイ101における一つのNANDセル部分の等価回路図である。 図2AのA−A’断面図である。 図2AのB−B’断面図である。 NANDセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイ101の等価回路を示している。 図1に示すロウデコーダ105の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る転送トランジスタQNi〜QNi−3(i=4〜n、以下同じ)の平面図である。 転送トランジスタQNiを示す図6Aの拡大平面図である。 図6BのA−A線に沿った断面図である。 比較例に係る転送トランジスタQNiの構成を示す平面図である。 比較例に係る転送トランジスタQNiの構成を示す平面図である。 比較例に係る転送トランジスタQNiの構成を示す平面図である。 比較例に係る転送トランジスタQNiの構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係るNANDセル型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図である。
メモリセルアレイ101に対して、データ書き込み・読み出し・再書き込み及びベリファイ読み出しを行うためのビット線制御回路(センスアンプ兼データラッチ)102が設けられている。このビット線制御回路102はデータ入出力バッファ106につながり、アドレスバッファ104からのアドレス信号を受けるカラムデコーダ103の出力を入力として受ける。
また、上記メモリセルアレイ101に対して、制御ゲート及び選択ゲートを制御するためのロウデコーダ105、及びこのメモリセルアレイ101が形成されるp型シリコン基板(または、p型ウェル領域)の電位を制御するための基板電位制御回路107が設けられている。また、メモリセル等に供給される、書き込み、読出し等に必要な電圧を発生する回路として、電圧発生回路120が設けられている。
ビット線制御回路102は主にCMOSフリップフロップからなり、書き込みのためのデータのラッチやビット線の電位を読むためのセンス動作、また書き込み後のベリファイ読み出しのためのセンス動作、さらに再書き込みデータのラッチを行う。
図2A、図2Bはそれぞれ、上記メモリセルアレイ101における一つのNANDセル部分の平面図と等価回路図であり、図3A、図3Bはそれぞれ図2AのA−A’、及びB−B’断面図である。素子分離酸化膜12で囲まれたp型シリコン基板(又はp型ウェル領域)11に、複数のNANDセルからなるメモリセルアレイが形成されている。一つのNANDセルに着目して説明すると、この実施の形態では、例えば、n個のメモリセルM1〜Mnが直列接続されて一つのNANDセルを構成している。
メモリセルM1〜Mnはそれぞれ、基板11にゲート絶縁膜13を介して浮遊ゲート14(14、14、・・・、14)が形成され、この上に絶縁膜15を介して制御ゲート16(=ワード線:16、16、・・・、16)が形成されて構成されている。これらのメモリセルのソース、ドレインであるn型拡散層19は隣接するもの同士共用する形で接続され、これによりメモリセルが直列接続されている。
NANDセルのドレイン側、ソース側にはそれぞれ、メモリセルの浮遊ゲート、制御ゲートと同時に形成された選択ゲート14D、16D及び14S、16Sが設けられ、これにより選択トランジスタS1、S2が形成されている。
素子形成された基板11上は絶縁膜17により覆われ、この上にビット線18が配設されている。ビット線18はNANDセルの一端のドレイン側拡散層19に接続されている。ロウ方向に並ぶNANDセルの制御ゲート16は、共通に制御ゲート線CG(1)、CG(2)、・・・、CG(n)として配設されている。これら制御ゲートはワード線となる。選択ゲート14D、16D及び14S、16Sもそれぞれ行方向に連続的に選択ゲート線SG(1)、SG(2)として配設されている。
図4は、このようなNANDセルがマトリクス配列されたメモリセルアレイ101の等価回路を示している。同一のワード線や選択ゲート線を共有するNANDセル群で、図4中の破線で囲まれた領域を1個のブロックと呼ぶ。通常の読み出し・書き込み動作時には、複数のブロックのうち1個だけが選択(選択ブロックと呼ぶ)される。
図5に、ロウデコーダ105の構成例を示す。図5では、メモリセルアレイ101中の1つのメモリセルブロック2の片側に、ロウデコーダ105を構成するロウデコーダ回路を配置した場合を示している。ロウデコーダ回路105は、制御ゲート線CG(1)〜CG(n)及び選択ゲート線SG(1)、SG(2)に接続される転送トランジスタQN0〜QNn、QND,QNSを備えている。また、制御ゲート線CG(1)〜CG(n)には、それぞれ転送トランジスタQN1〜QNnが1個ずつ接続されている。
即ち、制御ゲート線CG(1)〜CG(n)とその信号入力ノードCGD1〜CGDn間にはそれぞれ、転送トランジスタQN1〜QNnの電流通路が接続される。また、選択ゲート線SG(1)とその信号入力ノードSGDとの間には転送トランジスタQNDの電流通路が接続される。更に、選択ゲート線SG(2)とその信号入力ノードSGSとの間には、転送トランジスタQNSの電流通路が接続される。また、転送トランジスタQN0〜QNn、QND,QNSのゲート電圧を設定して制御ゲート線CG(1)〜(n)、選択ゲート線SG(1)及びSG(2)の電圧を切換えるため、電圧切換回路54Aが備えられている。なお、転送トランジスタQN0〜QNn、QND,QNSはいずれもエンハンスメント型のn型MOSトランジスタであるものとする。
前述のように、ロウデコーダ回路105は、ワード線WL、選択ゲート線SG(1)、SG(2)に書き込み用高電圧(20V以上)等の高電圧を転送するための転送トランジスタQN0〜QNn、QND、QNSを備えている。このような高電圧を転送するトランジスタは、ロウデコーダ回路105にだけでなく、例えば前述した基板電位制御回路107や、電圧切換回路54A等にも設けられている。
このような転送トランジスタQN0〜QNn、QND,QNSにより、高電圧VDをドレイン側のノード(nチャネル型のMOSFETの場合)から転送しようとする場合には、ゲート電極に電圧VDに転送トランジスタQN0〜QNn、QND,QNSの閾値電圧Vthを加えた電圧(VD+Vth)を印加する。これにより、トランジスタのソース側の電位は所望の電位VDとなる。なお、特に定義が無い場合、閾値電圧Vthは転送トランジスタQN0〜QNnの閾値電圧を意味する。
図6Aは、実施形態に係る転送トランジスタQNi(i=4〜n、以下同じ)の平面図である。図6Aは、複数の転送トランジスタQNi〜QNi−3の平面図を示している。図6Aに示すように、それぞれの転送トランジスタQNi〜QNi−3は素子分離領域STIによって分離されている。また、複数の転送トランジスタQNiは、ゲート電極203を共有して配置されているが、それぞれの転送トランジスタQNiで分離されていて上層配線で接続されていても良い。
図6Bは、転送トランジスタQNiを示す図6Aの拡大平面図であり、図6Cは、図6BのA−A線に沿った断面図である。転送トランジスタQNiは、p型シリコン基板11上にゲート絶縁膜202を介して形成されたゲート電極203を有する。さらに、転送トランジスタQNiは、シリコン基板11の表面にp型のベース拡散領域201a、n型のドレイン拡散領域201b、及びソース拡散領域201cを備えている。なお、ベース拡散領域201aは、上面からみて、ドレイン拡散領域201b、及びソース拡散領域201cと重複する領域を有する。
ベース拡散領域201aは、ゲート電極203の下方に位置し、転送トランジスタQNiのチャネルを構成可能とされている。ドレイン側拡散領域201bは、ベース拡散領域201aに隣接して形成されて、転送トランジスタQNiのドレインとして機能する。ソース側拡散領域201cは、ベース拡散領域201aに隣接して且つドレイン側拡散領域201bと共にベース拡散領域201aを挟むように形成されて転送トランジスタQNiのソースとして機能する。なお、ドレイン拡散領域201bは、高濃度領域201b1と、LDD領域201b2とを有している。同様にソース拡散領域201cは、高濃度領域201c1と、LDD領域201c2とを有している。なお、LDD領域201b2及びLDD領域201c2は、ゲート電極203の端部下まで形成されていても良い。
ドレイン拡散領域201bには信号入力ノードCGDiがコンタクトCTを介して接続され、ソース拡散領域201cには制御ゲート線CG(i)が接続されている。
転送トランジスタQNi上には、この転送トランジスタQNiの動作に無関係のM0配線301が多数配設されている。M0配線301の例としては、制御ゲートCG(j)(j=1〜nであり、iと異なる整数)の転送トランジスタQNjへの引き出し配線等を挙げることができる。例えば、図6Aにおいて、転送トランジスタQNiに隣接する転送トランジスタQNi−1のM0配線301である。
M0配線301は、大きく分けて7つの領域AR1〜AR7に設けられたM0配線301a〜301gにて構成されている。
M0配線301aは、ドレイン拡散領域201bに隣接する素子分離領域(絶縁層)の上の領域AR1に形成されている。M0配線301bは、ソース拡散領域201cに隣接する素子分離領域(絶縁層)の上の領域AR2に形成されている。M0配線301a、301bは、接地電圧を印加されても良いし、それ以外の所定電圧を印加されても良い。
M0配線301cは、ベース拡散領域201aの上ではなく且つドレイン拡散領域201bの上の領域AR3に形成されている。M0配線301dは、ベース拡散領域201aの上ではなく且つソース拡散領域201cの上の領域AR4に形成されている。転送トランジスタQNiのコンタクトCTに接続されているM0配線301c、301d(ここでは隣接する転送トランジスタQNi−1等のコンタクトCTに接続されたM0配線301は除く)は、それぞれ、信号入力ノードCGDiの電圧、制御ゲート線CG(i)に転送する電圧が与えられる。コンタクトCTに接続されていないM0配線301cは、接地電圧を印加されても良いし、それ以外の所定電圧を印加されても良い。また、転送トランジスタQNiのコンタクトCTに接続されていないM0配線301dは、接地電圧を印加されても良いし、それ以外の所定電圧を印加されても良いが、M0配線301d下のソース拡散領域201cが空乏化することを防止するための所定電圧を与えられることが好ましい。
M0配線301eは、ベース拡散領域201aの上であり且つドレイン拡散領域201bの上の領域AR5に形成されている。M0配線301fは、ベース拡散領域201aの上であり且つソース拡散領域201cの上の領域AR6に形成されている。M0配線301eは、接地電圧を印加されても良いし、それ以外の所定電圧を印加されても良い。M0配線301fは、短絡配線302によりゲート電極203と短絡されている。すなわち、M0配線301fは、転送トランジスタQNiが高い電圧を転送する際、例えば、書込みの際にソース拡散領域201cが空乏化することを防止するための所定電圧を与えられる。
M0配線301gは、ゲート電極203の直上の領域AR7に形成されている。M0配線301gは、接地電圧を印加されても良いし、それ以外の所定電圧を印加されても良い。
また、M0配線301の上には、転送トランジスタQNiの動作に無関係のM1配線401が多数配設されている。M1配線401は、上記領域AR1〜AR7に配置されたM1配線401a〜401gにて構成されている。M1配線401a〜401gは、接地電圧を印加されても良いし、それ以外の所定電圧を印加されても良い。
[効果]
上記M0配線301は、印加電圧の大きさによっては、転送トランジスタQNiの動作に悪影響を与える。ここで、上記実施形態から短絡配線302を省略し、ゲート電極302、M0配線301fに各々独立した電圧が印加される比較例を考える。このような比較例において、M0配線301fの印加電圧が、転送トランジスタQNiにより転送される高電圧に比べ小さい電圧(例えば、接地電圧(0V))である場合には、このような電圧の転送が十分に行われず、フラッシュメモリの誤動作を生じさせ得る。
すなわち、比較例において、転送トランジスタQNiのゲート電極203に所定のゲート電圧(VD+Vth)が与えられ、ドレインから高電圧VDが供給され、これがソース側に転送される場合において、0Vが印加されたM0配線301fの影響により、ソース拡散領域201cが空乏化する。これにより、ソース拡散領域201cの抵抗が増加し、ソース側に所望の電圧VDが転送できなくなる虞がある。特に、1つのメモリセルMCに多値データの書き込みを行う場合、十分なマージンが取れなくなってしまう。
一方、本実施形態においては、ゲート電極203に所定のゲート電圧が供給され、M0配線301fにも同じ電圧が供給される。これにより、転送トランジスタQNiによる高電圧VD(書込みに用いられる電圧)の転送時において、M0配線301fには高電圧VD+Vthの電圧が加えられる。その結果、転送トランジスタQNiのソース拡散領域201cの空乏化を防止することができ、高電圧を支障なく転送することが可能になる。また、このようにゲート電極203に短絡されたM0配線301fが形成されると、そのM0配線301fは、その更に上層の配線に関してシールド線として働く。従って、上層配線における配線レイアウトの自由度を増すことができる。
また、転送トランジスタQNiのコンタクトCTが接続されていないM0配線301dにも、M0配線301fと同じ電圧を与えることにより、ソース拡散領域201cの空乏化を防止する領域を大きくすることができる。その結果、高電圧を支障なく転送する効果がいっそう顕著になる。また、このようなM0配線301dが形成されると、そのM0配線301dは、その更に上層の配線に関してシールド線として働く。従って、上層配線における配線レイアウトの自由度を増すことができる。
また、ロウデコーダ回路に配置される転送トランジスタQNの数は制御ゲート線(ワード線)及び選択ゲート線の本数だけ配置される必要があり、その数は1000個を軽く超える。この莫大な数の転送トランジスタQNを限られた領域内に配置する必要があり、M0配線301はかなり複雑になる。本実施形態においては、領域AR4、6以外の領域AR1〜3、5、7に配置されたM0配線301a〜c、e、gには任意の電圧を与えることが可能となる。また、後述する比較例の結果を見るとM0配線301a〜c、e、gには25V程度の電圧を加えても高電圧を支障なく転送することができている。すなわち、M0配線301a〜c、e、gには、高電圧が加わる信号入力ノードCGD1〜CGDn等を配置することができる。その結果、転送トランジスタQNのレイアウトの自由度を増すことができる。
[比較例]
次に、図7A〜図7Dを参照して、M0配線301又はM1配線401の印加電圧に伴う第1比較例〜第16比較例の転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動率を比較する。第1〜第8比較例は、転送トランジスタQNiのドレイン側に位置するM0配線301、及びM1配線401の影響を測定したものである。第9〜第16比較例は、転送トランジスタQNiのソース側に位置するM0配線301、及びM1配線401の影響を測定したものである。図7A〜図7Dは、第1比較例〜第16比較例の構成を示す図である。図7A及び図7Bは、転送トランジスタQNiのドレイン側を示し、図7C及び図7Dは、転送トランジスタQNiのソース側を示す。
[第1比較例(ドレイン側)]
第1比較例において、図7Aの符号S1に示すように、M0配線301aは、ドレイン拡散領域201bに隣接する素子分離領域(絶縁層)の上の位置P1に形成されている。なお、第1比較例において、位置P1のM0配線301a以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
この第1比較例において、位置P1のM0配線301aへの印加電圧を25Vから−5Vに変化させ、転送トランジスタQNiのオン電流Ionを測定した。なお、バックゲート−ソース間を電圧Vbs=−22V、−24V、−26Vに設定して上記測定を行った。
上記測定の結果、位置P1のM0配線301aの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.2%であった。すなわち、位置P1aのM0配線301aの電圧によって、オン電流Ionは、ほどんど変動しない。
[第2比較例(ドレイン側)]
第2比較例において、図7Aの符号S2に示すように、M0配線301cは、ドレイン拡散領域201bの上であって、ベース拡散領域201aの上でない位置P2に形成されている。なお、第2比較例において、位置P2のM0配線301b以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第2比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P2のM0配線301cの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.2%であった。すなわち、位置P2のM0配線301cの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第3比較例(ドレイン側)]
第3比較例において、図7Aの符号S3に示すように、M0配線301eは、ドレイン拡散領域201bの上であって、ベース拡散領域201aの端部の上である位置P3に形成されている。なお、第3比較例において、位置P3のM0配線301e以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第3比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P3のM0配線301eの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.3%であった。すなわち、位置P3のM0配線301eの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第4比較例(ドレイン側)]
第4比較例において、図7Aの符号S4に示すように、M1配線401eは、ドレイン拡散領域201bの上であって、ベース拡散領域201aの端部の上である位置P4に形成されている。M1配線401eは、M0配線301の上層に形成されている。なお、第4比較例において、位置P4のM0配線401e以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第4比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P4のM1配線401eの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.6%であった。すなわち、位置P4のM1配線401eの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第5比較例(ドレイン側)]
第5比較例において、図7Bの符号S5に示すように、M0配線301eは、ドレイン拡散領域201bの上であって、ゲート電極203に隣接するベース拡散領域201aの上の位置P5に形成されている。なお、第5比較例において、位置P5のM0配線301e以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第5比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P5のM0配線301eの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.1%であった。すなわち、位置P5のM0配線401eの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第6比較例(ドレイン側)]
第6比較例において、図7Bの符号S6に示すように、M0配線301gは、ベース拡散領域201aの上であって、且つゲート電極203の上である位置P6aに形成されている。位置P6は、ドレイン拡散領域201b側のゲート電極203の端から所定距離に位置する。なお、第6比較例において、位置P6のM0配線301g以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第6比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P6のM0配線301gの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.4%であった。すなわち、位置P6のM0配線301gの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第7比較例(ドレイン側)]
第7比較例において、図7Bの符号S7に示すように、M0配線301c、301eは、上述したドレイン拡散領域201bの上の位置P2、P3、P5に形成されている。なお、第7比較例において、位置P2、P3、P5のM0配線301c、301e以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第7比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P2、P3、P5のM0配線301c、301eの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.1%であった。すなわち、位置P2、P3、P5のM0配線301c、301eの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第8比較例(ドレイン側)]
第8比較例において、図7Bの符号S8に示すように、M0配線301eは、ドレイン拡散領域201bの上であって、ベース拡散領域201aの上である位置P7に形成されている。位置P7は、ベース拡散領域201aの端部から所定距離をもって位置する。
加えて、図7Bの符号S8に示すように、M0配線301gが、ベース拡散領域201aの上であって、且つゲート電極203の上である位置P8にも形成されている。位置P8は、ドレイン拡散領域201b側のゲート電極203の端に位置する。なお、第8比較例において、位置P7、P8のM0配線301e、301g以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第8比較例に係る構成において、第1比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P7、P8のM0配線301e、301gの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約+0.3%であった。すなわち、位置P7、P8のM0配線301eの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
以上、第1〜第8比較例に示したように、転送トランジスタQNiのドレイン側に位置するM0配線301、M1配線401の印加電圧によって、転送トランジスタQNiのオン電流は、ほとんど変動しない。よって、転送トランジスタQNiのドレイン側に位置するM0配線301、M1配線401には、接地電圧を印加しても良いし、その他所定電圧を印加しても良いことが分かる。
[第9比較例(ソース側)]
第9比較例において、図7Cの符号S9に示すように、M0配線301bは、ソース拡散領域201cに隣接する素子分離領域(絶縁層)の上の位置P9に形成されている。なお、第9比較例において、位置P9のM0配線301b以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
この第9比較例において、位置P9のM0配線301bへの印加電圧を25Vから−5Vに変化させ、転送トランジスタQNiのオン電流Ionを測定した。なお、バックゲート−ソース間を電圧Vbs=−22V、−24V、−26Vに設定して上記測定を行った。
上記測定の結果位置、P9のM0配線301bの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−0.5%であった。すなわち、位置P1bのM0配線301bの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第10比較例(ソース側)]
第10比較例において、図7Cの符号S10に示すように、M0配線301dは、ソース拡散領域201cの上であって、ベース拡散領域201aの上でない位置P10に形成されている。なお、第10比較例において、位置P10のM0配線301d以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第10比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P10のM0配線301dの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−4.6%であった。すなわち、位置P10のM0配線301dの電圧によって、オン電流Ionは、低下していると言える。
[第11比較例(ソース側)]
第11比較例において、図7Cの符号S11に示すように、M0配線301fは、ソース拡散領域201cの上であって、ベース拡散領域201aの端部の上である位置P11に形成されている。なお、第11比較例において、位置P11のM0配線301f以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第11比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P11のM0配線301fの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−5.6%であった。すなわち、位置P11のM0配線301fの電圧を0Vに下げることによって、オン電流Ionは、大きく低下する。
[第12比較例(ソース側)]
第12比較例において、図7Cの符号S12に示すように、M1配線401fは、ソース拡散領域201c上であって、ベース拡散領域201aの端部の上である位置P12に形成されている。M1配線401fは、M0配線301の上層に形成されている。なお、第12比較例において、位置P12のM0配線401f以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第12比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P12のM1配線401fの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−0.5%であった。すなわち、位置P12のM1配線401fの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第13比較例(ソース側)]
第13比較例において、図7Dの符号S13に示すように、M0配線401fは、ソース拡散領域201cの上であって、ゲート電極203に隣接するベース拡散領域201aの上の位置P13に形成されている。なお、第13比較例において、位置P13のM0配線301f以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第13比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P13のM0配線301fの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−5.7%であった。すなわち、位置P13のM0配線301fの電圧を0Vに下げることによって、オン電流Ionは、大きく低下する。
[第14比較例(ソース側)]
第14比較例において、図7Dの符号S14に示すように、M0配線301gは、ベース拡散領域201aの上であって、且つゲート電極203の上である位置P14に形成されている。位置P14は、ソース拡散領域201c側のゲート電極203の端から所定距離に位置する。なお、第14比較例において、位置P14のM0配線401g以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第14比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P14のM0配線301gの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−3.3%であった。すなわち、位置P14のM0配線301gの電圧によって、オン電流Ionは、ほとんど変動しない。
[第15比較例(ソース側)]
第15比較例において、図7Dの符号S15に示すように、M0配線層301d、301fは、上述したソース拡散領域201cの上の位置P10、P11、P13に形成されている。なお、第15比較例において、位置P10、P11、P13のM0配線301d、301f以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第15比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P10、P11、P13のM0配線301d、301fの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−13.8%であった。すなわち、位置P10、P11、P13のM0配線301d、301fの電圧を0Vに下げることによって、オン電流Ionは、大きく低下する。
[第16比較例(ソース側)]
第16比較例において、図7Dの符号S16に示すように、M0配線301fは、ソース拡散領域201cの上であって、ベース拡散領域201aの上である位置P15に形成されている。位置P15は、ベース拡散領域201aの端部から所定距離をもって位置する。
加えて、図7Dの符号S16に示すように、M0配線301gが、ベース拡散領域201aの上であって、且つゲート電極203の上である位置P16にも形成されている。位置P16は、ソース拡散領域201c側のゲート電極203の端に位置する。なお、第16比較例において、位置P15、P16のM0配線301f、301g以外、M0配線301、及びM1配線401は形成されていないものとする。
上記第16比較例に係る構成において、第9比較例と同様に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動を測定した。測定の結果、位置P15、P16のM0配線301f、301gの印加電圧の変化(25Vから0V)に伴う、転送トランジスタQNiのオン電流Ionの変動は、約−14.5%であった。すなわち、位置P15、P16のM0配線301f、301gの電圧を0Vに下げることによって、オン電流Ionは、大きく低下する。
以上、第9〜第16比較例に示したように、転送トランジスタQNiのソース側においては、M0配線301fが、位置P10、P11、P13、P15(図6Cに示す領域AR4、AR6)に形成されている場合に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionは、そのM0配線301fの電圧の低下に伴い低下する。特に、ソース拡散領域201c上であって、ベース拡散領域201aの上である位置P11、P13、P15(図6Cに示す領域AR6)に形成されている場合に、転送トランジスタQNiのオン電流Ionは、そのM0配線301fの電圧の低下に伴い大きく低下する。したがって、本発明の実施形態に係るM0配線301fは、短絡配線302にてゲート電極203に接続され、それにより転送トランジスタQNiのオン電流Ionの低下を抑制している。また、転送トランジスタQNiのコンタクトCTが接続されていないM0配線301dにも適用することによりこの効果がさらに顕著になる。一方、転送トランジスタQNiのソース側に位置するM1配線401には、接地電圧を印加しても良いし、その他所定電圧を印加しても良いことが分かる。
[その他の実施形態]
以上、発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、上記実施形態では、M0配線301fは、短絡配線302によってゲート電極203に接続されている。しかしながら、M0配線301fは、ソース拡散領域201cと短絡されて、ソース拡散領域201cと同じ電圧を印加される構成であってもよい。
また、M0配線301fは、ゲート電極203及びソース拡散領域201cとは別個独立に、転送トランジスタQNiが書込み又は消去に用いられる電圧を転送する際にソース拡散領域201cが空乏化することを防止するための所定電圧を与えられる構成であってもよい。
101…メモリセルアレイ、 102…ビット線制御回路(センスアンプ兼データラッチ)、 106…データ入出力バッファ、 104…アドレスバッファ、 103…カラムデコーダ、 105…ロウデコーダ、 107…基板電位制御回路、 120…電圧発生回路、 11…p型シリコン基板、 12…素子分離酸化膜、 13…ゲート絶縁膜、 14…浮遊ゲート、 15、17…絶縁膜、 16…制御ゲート、 18…ビット線、 Mi(i=1〜n)…メモリセル、 S1、S2…選択トランジスタ、 CGDi、SGD,SGS…信号入力ノード、 54A…電圧切換回路、 201a…ドレイン拡散領域、 201b…ソース拡散領域、 202…ゲート絶縁膜、 203…ゲート電極、 301、301a〜301g…M0配線、 302…短絡配線、401、401a〜401g…M1配線。

Claims (4)

  1. 不揮発にデータを保持するメモリセルを配列してなるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルでのデータの読み出し、書き込み及び消去を行うために供給される電圧を前記メモリセルに転送するための複数の転送トランジスタと
    を備え、
    複数の前記転送トランジスタは、
    半導体基板上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極の下方に位置する前記半導体基板の表面に設けられた第1拡散領域と、
    前記第1拡散領域に隣接して前記半導体基板の表面に形成された第2拡散領域と、
    前記第2拡散領域と共に前記第1拡散領域を挟むように前記半導体基板の表面に形成され、前記メモリセルに接続される第3拡散領域と
    を備え、
    前記第1拡散層領域と前記第2拡散領域及び第3拡散層領域には重なる部分が存在し、前記第1拡散領域の上部であり且つ前記第3拡散領域の上部である領域には、前記転送トランジスタが前記書込みに用いられる電圧を転送する際に前記第3拡散領域が空乏化することを防止するための所定電圧を与えられる第1配線が形成され
    前記第2拡散領域の上部である領域には、前記転送トランジスタが前記書込みに用いられる電圧を転送する際に接地電圧を与えられる第2配線が形成されている
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第3拡散領域の上部であり且つ前記第1拡散領域の上部でない領域にも前記第1配線が形成されている
    ことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第1配線の上部である領域には、前記転送トランジスタが前記書込みに用いられる電圧を転送する際に接地電圧を与えられ得る第4配線が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルアレイ上に配線されるワード線を選択するロウデコーダを更に備え、
    前記転送トランジスタは、前記ロウデコーダ中に含まれる転送トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP2009221363A 2009-09-25 2009-09-25 不揮発性半導体記憶装置 Active JP5025703B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221363A JP5025703B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 不揮発性半導体記憶装置
US12/857,858 US8334557B2 (en) 2009-09-25 2010-08-17 Nonvolatile semiconductor storage device including a transfer transistor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009221363A JP5025703B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011071343A JP2011071343A (ja) 2011-04-07
JP5025703B2 true JP5025703B2 (ja) 2012-09-12

Family

ID=43779327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009221363A Active JP5025703B2 (ja) 2009-09-25 2009-09-25 不揮発性半導体記憶装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8334557B2 (ja)
JP (1) JP5025703B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5159289B2 (ja) 2007-12-20 2013-03-06 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
JP2012199292A (ja) * 2011-03-18 2012-10-18 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP5994344B2 (ja) * 2012-04-04 2016-09-21 ソニー株式会社 固体撮像装置、電子機器
US9466373B2 (en) 2013-12-27 2016-10-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor storage device

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02371A (ja) * 1988-05-20 1990-01-05 Hitachi Ltd 半導体装置の製造方法
JPH098226A (ja) 1995-06-15 1997-01-10 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH09260669A (ja) 1996-03-19 1997-10-03 Nec Corp 半導体装置とその製造方法
JP3863330B2 (ja) * 1999-09-28 2006-12-27 株式会社東芝 不揮発性半導体メモリ
JP4157269B2 (ja) 2000-06-09 2008-10-01 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP2002176114A (ja) * 2000-09-26 2002-06-21 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2003124338A (ja) * 2001-10-09 2003-04-25 Sharp Corp 半導体装置及びその製造方法
US6980471B1 (en) * 2004-12-23 2005-12-27 Sandisk Corporation Substrate electron injection techniques for programming non-volatile charge storage memory cells
US8216903B2 (en) * 2005-09-29 2012-07-10 Texas Instruments Incorporated SRAM cell with asymmetrical pass gate
US7411810B2 (en) * 2005-12-11 2008-08-12 Juhan Kim One-time programmable memory
JP2007234861A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
JP4843362B2 (ja) * 2006-04-27 2011-12-21 株式会社東芝 半導体記憶装置
KR100766500B1 (ko) * 2006-10-20 2007-10-15 삼성전자주식회사 반도체 소자 및 그 형성 방법
JP2008198866A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Toshiba Corp 不揮発性半導体メモリ
JP5137178B2 (ja) 2007-02-19 2013-02-06 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路装置及びそのレイアウト方法
JP5159289B2 (ja) 2007-12-20 2013-03-06 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
JP4660564B2 (ja) * 2008-03-11 2011-03-30 株式会社東芝 半導体記憶装置
US7843726B2 (en) * 2008-06-12 2010-11-30 Micron Technology, Inc. Sensing against a reference cell

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011071343A (ja) 2011-04-07
US20110073926A1 (en) 2011-03-31
US8334557B2 (en) 2012-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE49274E1 (en) Non-volatile semiconductor storage device
KR102107090B1 (ko) P 채널 3d 메모리 어레이
US6587381B2 (en) Programming method for non-volatile semiconductor memory device
KR100738119B1 (ko) 공통 비트 라인을 갖는 낸드 구조의 비휘발성 메모리 소자
US7566928B2 (en) Byte-operational nonvolatile semiconductor memory device
US7450418B2 (en) Non-volatile memory and operating method thereof
US6587380B2 (en) Programming method for non-volatile semiconductor memory device
KR100635924B1 (ko) 플래시 메모리 장치의 동작 방법
JP5150694B2 (ja) スイッチアレイ
US6646916B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device
JP3594001B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP5025703B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2004303396A (ja) Nandフラッシュメモリテスト構造及びnandフラッシュメモリチャネル電圧測定方法
US7486533B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory
JP3622697B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US6822926B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device
JP5483826B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその書き込み方法
JP3985689B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH11273369A (ja) 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
JPH11251462A (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150629

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5025703

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350